JP2006023064A - ヒートポンプ式給湯装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 湯の使用時にヒートポンプ装置を運転しての出湯と貯湯タンクからの出湯とを併用する小型化した給湯装置において、更なるエネルギー効率の向上が可能なヒートポンプ式給湯装置を提供すること。
【解決手段】 制御装置100は、深夜にはヒートポンプ装置2で沸き上げた高温の湯を貯湯タンク1の上部に貯湯し、昼間にはヒートポンプ装置2で沸き上げた中温の湯を貯湯タンク1内の中間部に貯湯し、湯の使用時に貯湯タンク1から出湯するときには、この中間部の中温の湯から出湯する。したがって、貯湯タンク1内への貯湯を全て高温の湯で行なう場合よりエネルギー効率を向上することができる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、ヒートポンプ装置により水を加熱し湯とするヒートポンプ式給湯装置に関する。
従来技術として、下記特許文献1に開示されたヒートポンプ式給湯装置がある。この給湯装置では、湯を使用するときにヒートポンプ熱源機(ヒートポンプ装置)が加熱した湯を直接出湯し、ヒートポンプ熱源機の加熱能力が不足したときには貯湯タンク内の上部から高温の湯を補って設定温度の出湯を行なうようになっている。そして、出湯が完了した後、貯湯タンク内の熱量が設定値以下に減少した場合には、貯湯タンク内の下部の水をヒートポンプ熱源機により沸き上げて高温の湯として上部に戻し貯湯するようになっている。
このように、貯湯タンク内の高温の湯(高温水)とヒートポンプ熱源機から給湯時直接出湯される設定温度に近い比較的低温の湯(中温水)とを適宜併用することにより、貯湯タンクの容量を小さくして、タンク表面からの放熱量低減によるエネルギー効率の向上、および給湯装置の小型化を行なっている。
特開2003−279133号公報
一般的にヒートポンプ熱源機は湯の沸き上げ温度(加熱後温度)を低くするほどエネルギー効率が良好となる。しかしながら、上記従来技術の給湯装置では、貯湯タンク内に貯湯するときには、ヒートポンプ熱源機の沸き上げ温度を高くする必要がある。したがって、直接出湯分の湯の沸き上げについては比較的エネルギー効率が良好であるものの、貯湯分の湯の沸き上げについてはエネルギー効率が低下するという問題がある。本発明者らは、この貯湯する湯の沸き上げ温度に着目し、この点を改善すればエネルギー効率向上の余地があることを見出した。
本発明は、上記点に鑑みてなされたものであり、湯の使用時にヒートポンプ装置を運転しての出湯と貯湯タンクからの出湯とを併用する小型化した給湯装置において、更なるエネルギー効率の向上が可能なヒートポンプ式給湯装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明では、
内部に給湯用の湯を貯える貯湯タンク(1)と、
水を沸き上げて前記湯とするヒートポンプ装置(2)と、
ヒートポンプ装置(2)による沸き上げ温度を、高温と、前記高温より低い中温とに選択的に切り替え制御する制御手段(100)と、
ヒートポンプ装置(2)により沸き上げられた湯を貯湯タンク(1)内の上部に供給するための第1供給配管(18)と、
ヒートポンプ装置(2)により沸き上げられた湯を前記貯湯タンク(1)内の上部より低い中間部に供給するための第2供給配管(19)と、
貯湯タンク(1)内の上部から使用側端末に給湯するための第1給湯配管(23)と、
貯湯タンク(1)内の中間部から使用側端末に給湯するための第2給湯配管(24)とを備え、
制御手段(100)は、
ヒートポンプ装置(2)により沸き上げられた湯を貯湯タンク(1)内に供給するときには、沸き上げ温度が高温の場合には沸き上げた湯を第1供給配管(18)を介して貯湯タンク(1)内の上部に供給し、沸き上げ温度が中温の場合には沸き上げた湯を第2供給配管(19)を介して貯湯タンク内の中間部に供給するように切り替えるとともに、
貯湯タンク(1)内から使用側端末に給湯するときには、第1給湯配管(23)を介した貯湯タンク(1)上部からの給湯より第2給湯配管(24)を介した貯湯タンク(1)中間部からの給湯を優先的に行なうことを特徴としている。
これによると、貯湯タンク(1)内の中間部にヒートポンプ装置(2)で沸き上げた中温の湯を貯湯し、湯の使用時に貯湯タンク(1)から出湯するときには、この中間部の中温の湯から用いることができる。したがって、貯湯タンク(1)内への貯湯を全て高温の湯で行なう場合よりエネルギー効率を向上することができる。
また、高温の湯の貯湯は第1供給配管(18)を介して貯湯タンク(1)内の上部に行なわれ、中温の湯の貯湯は第2供給配管(19)を介して貯湯タンク(1)内の中間部に行なわれる。さらに、貯湯タンク(1)からの出湯時には、第2給湯配管(24)を介して貯湯タンク(1)内中間部からの中温の湯の出湯が優先的に行なわれ、中温の湯が不足するような場合には第1給湯配管(23)を介して貯湯タンク(1)内上部から高温の湯の出湯を行なうことができる。
このように高温の湯を貯湯タンク(1)の上部に、中温の湯を貯湯タンク(1)の中間部に貯湯することができ、湯の使用時には中間部の中温の湯から使うことができる。したがって、貯湯時、出湯時に貯湯タンク(1)内に形成される高温、中温の層を乱すことがない。また、中温の湯だけでなく高温の湯も貯湯するので小型の貯湯タンク(1)内に熱量を貯えることができる。
また、請求項2に記載の発明では、第2給湯配管(24)には、貯湯タンク(1)の中間部から使用側端末への給湯流量を調節する流量調節手段(25)が設けられていることを特徴としている。
これによると、ヒートポンプ装置(2)により沸き上げられた中温の湯の流量に対し、流量調節手段(25)が調節する使用側端末への流量が少ない場合には、余剰の中温の湯を貯湯タンク(1)の中間部に貯湯することができる。また、ヒートポンプ装置(2)により沸き上げられた中温の湯の流量に対し、流量調節手段(25)が調節する使用側端末への流量が多い場合には、貯湯タンク(1)の中間部に貯湯されている中温の湯を出湯し不足分を補うことができる。このように、第2給湯配管(24)の流量調節手段(25)により、貯湯タンク(1)中間部への中温の湯の貯湯および中間部からの中温の湯の出湯を切り替えることができる。
また、請求項3に記載の発明では、第2供給配管(19)の下流端部と第2給湯配管(24)の上流端部とは共通の配管(27)として形成され、この共通の配管(27)が貯湯タンク(1)内の前記中間部に接続していることを特徴としている。
これによると、貯湯タンク(1)への配管接続箇所を低減できるとともに、貯湯タンク(1)中間部への中温の湯の貯湯および中間部からの中温の湯の出湯を共通の配管(27)を介して行なうことができる。
また、請求項4に記載の発明では、制御手段(100)は、電力コストもしくは使用側端末への給湯状態に基づいて定まる所定時間帯ではヒートポンプ装置(2)による沸き上げ温度を高温とし、所定時間帯以外ではヒートポンプ装置(2)による沸き上げ温度を中温とするように切り替えることを特徴としている。
これによると、電力コストが比較的高価であったり使用側端末における湯の使用量が多い時間帯にヒートポンプ装置により中温の湯を沸き上げ出湯や貯湯を行ない、電力コストが比較的安価であったり使用側端末における湯の使用量が少ない時間帯にヒートポンプ装置により高温の湯を沸き上げ貯湯を行なうことができる。したがって、電力コストが比較的高価もしくは使用側端末において中温の湯が使用されることが多い時間帯に確実にエネルギー効率を向上させることができる。
また、請求項5に記載の発明では、ヒートポンプ装置(2A)は、湯を沸き上げる能力を変更可能であり、制御手段(100)は、所定時間帯に高温の湯を沸き上げる場合に対し、所定時間帯以外に中温の湯を沸き上げるときには、ヒートポンプ装置(2A)の沸き上げ能力を上昇することを特徴としている。
これによると、比較的湯の使用が多いときには、ヒートポンプ装置(2A)の沸き上げ能力を上昇して大流量の中温の湯を沸き上げることができる。したがって、湯切れのリスクが低減可能であり、貯湯タンク(1)の更なる小型化が可能である。
また、請求項6に記載の発明では、制御手段(100)は、前記所定時間帯以外に貯湯タンク(1)内の熱量が不足すると予測した場合には、ヒートポンプ装置(2)により中温の湯を沸き上げ、この中温の湯を第2供給配管(19)を介して貯湯タンク(1)内の中間部に流入させることを特徴としている。
これによると、電力コストが比較的高価もしくは使用側端末で中温の湯が使用されることが多い時間帯に貯湯タンク(1)内に貯えられた熱量が不足しそうな場合に、ヒートポンプ装置(2)により中温の湯を良好なエネルギー効率で沸き上げ貯湯タンク(1)内に貯えることができる。
また、請求項7に記載の発明では、請求項6に記載の発明において、制御手段(100)は、ヒートポンプ装置(2)により沸き上げる中温の湯の温度を、貯湯タンク(1)内の不足熱量の予測値に応じて変更することを特徴としている。
これによると、貯湯タンク(1)内の不足熱量が小さいと判断した場合には、ヒートポンプ装置(2)により沸き上げる中温の湯の温度を低くして更にエネルギー効率を向上することができる。
また、請求項8に記載の発明では、制御手段(100)は、前記所定時間帯にヒートポンプ装置(2)により沸き上げる高温の湯の温度を、使用側端末に給湯される1日分の熱量の予測値に応じて変更することを特徴としている。
これによると、1日分の給湯熱量が小さいと判断した場合には、ヒートポンプ装置(2)により沸き上げる高温の湯の温度を低くして一層エネルギー効率を向上することができる。
なお、上記各手段に付した括弧内の符号は、後述する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
以下、本発明の実施の形態を図に基づいて説明する。
(第1の実施形態)
図1は本実施形態のヒートポンプ式給湯装置の概略構成を示す模式図である。
1は耐食性に優れた金属製(例えばステンレス製)の貯湯タンクであり、外周部に図示しない断熱材が配置されており、給湯用の湯を長時間に渡って保温することができるようになっている。本実施形態の貯湯タンク1は縦長形状であり、その底面には導入口11が設けられ、この導入口11には貯湯タンク1内に水道水を導入する給水経路である導入管12が接続されている。
貯湯タンク1の下部には、貯湯タンク1内の水を吸入するための吸入口13が設けられ、貯湯タンク1の上部には、貯湯タンク1内に高温の湯を吐出するための上部吐出口14が設けられている。また、貯湯タンク1の前記上部より低い部位をなす中間部の側面部には、貯湯タンク1内に高温の湯より温度が低い中温の湯を吐出するための中間部吐出口15が設けられている。
吸入口13と両吐出口14、15とは循環回路16で接続されており、循環回路16の一部はヒートポンプ装置2内に配置されている。
循環回路16のヒートポンプ装置2内に配置された部分には、図示しない熱交換器が設けられており、吸入口13から吸入した貯湯タンク1内の下部の水を高温冷媒との熱交換により加熱して沸き上げて湯とし、両吐出口14、15から貯湯タンク1内に戻すことができるようになっている。
循環回路16はヒートポンプ装置2の下流側において第1供給配管18と第2供給配管19とに分岐しており、第1供給配管18の下流端は上部吐出口14に接続され、第2供給配管19の下流端は中間部吐出口15に接続されている。そして、循環回路16の分岐点には、ヒートポンプ装置2で沸き上げた湯の流通経路を第1供給配管18方向もしくは第2供給配管19方向に切り替える切替バルブ17が設けられている。
一方、貯湯タンク1の上部には上部導出口20が設けられ、貯湯タンク1の中間部には中間部導出口21が設けられおり、両導出口20、21には貯湯タンク1内の湯を導出するための給湯経路である給湯配管22が接続されている。
給湯配管22は、上部導出口20に接続する第1給湯配管23と中間部導出口21に接続する第2給湯配管24とが経路途中で合流する構成をなしており、両給湯配管23、24の合流点には、上部導出口20から導出される高温の湯の量(出湯量)と中間部導出口21から導出される中温の湯の量(出湯量)との比率を制御するための混合バルブ25が設けられている。
混合バルブ25は、第2給湯配管24を介して使用側端末へ給湯される流量を調節する本実施形態における流量調節手段であると言うことができる。
給湯配管22には、第1給湯配管23と第2給湯配管24との合流点より下流側部に、導入管12から分岐した給水配管28の下流端が接続しており、この接続点には、給湯配管22を流れる湯の量と給水配管28を介して供給される水の量の比率を制御し、下流側にあるカラン、シャワー、風呂等の使用側端末に送る湯の温度を設定温度とするための混合バルブ29が設けられている。
図1から明らかなように、本実施形態の給湯装置では、中間部吐出口15と中間部導出口21とは共通の1つの口として形成されている。第2供給配管19と第2給湯配管24とは貯湯タンク1の外部で接続しており、第2供給配管19の接続点26より下流側部と第2給湯配管24の接続点26より上流側部とは共通の配管27として形成され、この共通の配管27が中間部吐出口15と中間部導出口21とをなす口に接続している。
これにより、共通の配管27を介して貯湯タンク1中間部への貯湯および貯湯タンク1中間部からの出湯を行なうことができるようになっている。
貯湯タンク1の外壁面には、図示しない複数のサーミスタが縦方向に間隔をあけて配置され、貯湯タンク1内の各水位レベルにおける温度情報を後述する制御装置100に出力するようになっている。
また、各配管経路には、図示しないサーミスタが適宜配設され、各配管を流れる湯もしくは水の温度情報を後述する制御装置100に出力するようになっている。また、給湯配管22には図示しない流量カウンタが設けられており、給湯配管22を流れる湯の流量情報を後述する制御装置100に出力するようになっている。
図1中の100は制御手段である制御装置であり、制御装置100は、図示しないサーミスタからの温度情報、図示しない流量カウンタからの流量情報および図示しない操作盤に設けられた操作スイッチからの信号等に基づいて、後述する手順にしたがってヒートポンプ装置2、各バルブ17、25、29等を制御するように構成されている。
次に、上記構成に基づきヒートポンプ式給湯装置の作動について説明する。
図2および図3は、制御装置100の全体概略制御動作を示すフローチャートである。
給湯装置に電力供給されているときには、図2に示すように、制御装置100は、まず、単位時間(本例では1時間)が経過したか否か(ステップS101)、風呂の湯張りが開始されたか否か(ステップS102)、追い焚きが開始されたか否か(ステップS103)、一定流量以上連続出湯しているか否か(ステップS104)を判断し、いずれかをYESと判断した場合には、図3に示すステップS201から実質的な制御をスタートする。
制御装置100は、図3に示すように、まず、現在の時刻が、電力供給者との時間帯別電灯契約における電気料金が安価な時間帯(本例では23時〜7時の間の所謂深夜時間帯)であるか否か判断する(ステップS202)。深夜時間帯であると判断した場合には、過去の湯の使用実績に基づく学習結果として、一日の湯の使用量が多いか否か(使用すると予測される熱量が多いか否か)を判断する(ステップS203)。
使用されると予測される熱量が多いと判断した場合には、沸き上げ設定温度を高くし(本例では90℃に設定し)(ステップS204)、貯湯タンク1内に所定量の高温の湯を沸き上げ完了するまで(ステップS205)、ヒートポンプ装置2を運転する(ステップS206)。
このとき、制御装置100は、切替バルブ17を制御して循環経路を第1供給配管18側とする。したがって、図示しない循環ポンプにより吸入口13から循環回路16に流入した貯湯タンク1下部の水は、ヒートポンプ装置2により設定温度に加熱された後、上部吐出口14から貯湯タンク1内に戻り、貯湯タンク1の上部から順次貯湯されていく。
そして、所定量の高温の湯の沸き上げが完了したら、ヒートポンプ装置2の運転を停止し(ステップS207)、リターンする。
ステップS203において使用されると予測される熱量が少ないと判断した場合には、沸き上げ設定温度を低くし(本例では65℃に設定し)(ステップS208)、貯湯タンク1内に所定量の高温の湯を沸き上げ完了するまで(ステップS209)、ヒートポンプ装置2を運転する(ステップS210)。
このとき、ステップS206の場合と同様に、制御装置100は、切替バルブ17を制御して循環経路を第1供給配管18側とする。したがって、図示しない循環ポンプにより吸入口13から循環回路16に流入した貯湯タンク1下部の水は、ヒートポンプ装置2により設定温度に加熱され高温の湯となった後、上部吐出口14から貯湯タンク1内に戻り、貯湯タンク1の上部から順次貯湯されていく。
そして、所定量の高温の湯の沸き上げが完了したら、ヒートポンプ装置2の運転を停止し(ステップS207)、リターンする。
すなわち、深夜時間帯には、ステップS203〜S210のフローに従って、ユーザの一日の湯の使用予測量に基づいて設定された温度の高温の湯を貯湯タンク1の上部から貯湯していく。なお、本例では、一日の湯の使用予測量に基づいて、ヒートポンプ装置2が沸き上げる高温の湯の温度を2段階に切り替え変更したが、3段階以上に切り替え変更するものであってもよいし、連続的に変更するものであってもよい。
制御装置100は、ステップS202において深夜時間帯でないと判断した場合には、湯切れのおそれがあるか否か判断する(ステップS211)。ここで、湯切れの恐れがある場合とは、現時刻から高温の湯の沸き上げを行なう深夜時間帯となるまでの間に、過去の実績に基づく学習結果より使用すると予測される熱量に対し、現時点において貯湯タンク1内の熱量が不足している場合、および風呂の湯張りや追い焚き等により多量の熱量が消費されている場合を言う。
ステップS211において、湯切れのおそれ有りと判断した場合には、不足すると予測される熱量が大きいか否か判断する(ステップS212)。不足すると予測される熱量が大きいと判断した場合には、沸き上げ設定温度を高くし(本例では65℃に設定し)、ヒートポンプ装置2を運転する(ステップS213)。
そして、必要熱量を確保するまでこれを継続し(ステップS214)、必要熱量を確保したと判断したらヒートポンプ装置2の運転を停止し(ステップS215)、リターンする。一方、ステップS211において、湯切れのおそれ無しと判断した場合には、そのままリターンする。
ステップS212において不足すると予測される熱量が小さいと判断した場合には、沸き上げ設定温度を低くし(本例では50℃に設定し)、ヒートポンプ装置2を運転する(ステップS216)。
そして、必要熱量を確保するまでこれを継続し(ステップS217)、必要熱量を確保したと判断したらヒートポンプ装置2の運転を停止し(ステップS215)、リターンする。
すなわち、ステップS211において湯切れのおそれが有ると判断した場合には、ステップS212〜S217のフローに従って、予測される不足熱量に基づいて設定された温度の中温の湯を貯湯タンク1の中間部に貯湯していく。なお、本例では、予測される不足熱量に基づいて、ヒートポンプ装置2が沸き上げる中温の湯の温度を2段階に切り替え変更したが、3段階以上に切り替え変更するものであってもよいし、連続的に変更するものであってもよい。
ステップS213もしくはステップS216においてヒートポンプ装置2の運転が開始されステップS215においてヒートポンプ装置2の運転が停止されるまでの間、制御装置100は、切替バルブ17を制御して循環経路を第2供給配管19側とする。したがって、図示しない循環ポンプにより吸入口13から循環回路16に流入した貯湯タンク1下部の水は、ヒートポンプ装置2により設定温度に加熱され中温の湯となった後、中間部吐出口15から貯湯タンク1内に戻り、貯湯タンク1の中間部に貯湯されていく。
中温の湯は貯湯タンク1内の上部に貯められた高温の湯と下部に貯められた水との間に貯湯されていくので、上部から順に高温の湯、中温の湯、水からなる層を乱すことなく貯湯することができる。
なお、このとき、使用側端末において湯が使用されている場合には、制御装置100は、使用側端末での出湯設定温度に基づいて、混合バルブ25下流側で出湯設定温度より若干高い温度の湯となるように混合バルブ25の開度比を制御し、混合バルブ29の下流側で出湯設定温度の湯となるように混合バルブ29の開度比を制御する。
したがって、ヒートポンプ装置2により加熱された中温の湯の流量に対し、混合バルブ25を通過する中温の湯の流量が小さい場合には、混合バルブ25を通過する中温の湯は第2供給配管19の接続点26から第2給湯配管24に流入し、余剰の中温の湯が共通の配管27を介して貯湯タンク1内の中間部に貯湯される。
また、ヒートポンプ装置2により加熱された中温の湯の流量に対し、混合バルブ25を通過する中温の湯の流量が大きい場合には、混合バルブ25を通過する中温の湯は、第2供給配管19から接続点26において第2給湯配管24に流入する中温の湯に、貯湯タンク1内の中間部に貯湯されていた中温の湯が共通の配管27を介して接続点26において補充されたものとなる。
なお、ヒートポンプ装置2は、稼働当初は効率が良好でなく運転を連続すると安定的に効率が良好となる。したがって、ステップS215において運転を停止するときには、所定時間以上(本例では30分以上)運転を継続していることを条件とする。
使用側端末において多量の熱量が使用され湯切れのおそれがあると判断してヒートポンプ装置2の運転を開始し、30分以内に使用側端末における熱量の使用が中止された場合であっても、運転開始後30分が経過するまではヒートポンプ装置2の運転を継続し、貯湯タンク1の中間部に中温の湯を貯湯する。
ここで、上述の構成および制御フローに基づく本実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作動例について図4〜図10を用いて説明する。なお、図4〜図10では、湯もしくは水が流通する経路は実線で、流通しない経路は破線で示している。
図4に示すように、深夜時間帯には、安価な深夜電気を用いヒートポンプ装置2により加熱して生成された高温(65℃〜90℃)の湯を第1供給配管18の経路で貯湯タンク1の上部から貯めていく。
そして、図5に示すように、昼間の給湯使用時には、貯湯タンク1の中間部から貯湯された中温の湯を取り出して設定温度と一致するように混合バルブ29により水と混合し使用する。
しかし、ある程度貯湯タンク1内の湯量が減少した時や風呂湯張り等の連続した出湯時には、ヒートポンプ装置2を稼動させ高効率な中温水(50℃〜65℃)を沸き上げ、図6に示すように中温の湯を貯湯タンク1の中間部に貯湯したり、ヒートポンプ装置2による沸き上げ安定後は、図7に示すように、ヒートポンプ装置2が加熱した中温の湯を出湯に用いる。
図8に示すように、ヒートポンプ装置2が加熱した中温水の流量が足りない場合には、貯湯タンク1中間部の中温水も同時に使用される。さらに、貯湯タンク1内の中温水の湯切れ等により湯温が足りない場合には、図9に示すように、混合バルブ25を調整することにより貯湯タンク1上部の高温水も用いることにより出湯温度も確保する。
また断続出湯等により、ヒートポンプ装置2の沸き上げ運転開始後、短時間で出湯が停止した場合には、図10に示すように、給湯配管22には湯が流れなくなるため、貯湯タンク1中間部に中温水が自動的に流入する。そのため使用側端末の出湯が停止してもヒートポンプ装置2が沸かした中温の湯をそのまま貯湯することが出来るため、ヒートポンプ装置2を停止させることなく必要湯量が貯まるまで連続的に稼動させることにより高効率な運転が可能となる。
上述の構成および作動によれば、貯湯タンク1内の中間部にヒートポンプ装置2で沸き上げた中温の湯を貯湯し、湯の使用時に貯湯タンク1から出湯するときには、この中間部の中温の湯から用いることができる。したがって、貯湯タンク1内への貯湯を全て高温の湯で行なう場合よりエネルギー効率を向上することができる。
また、深夜時間帯の高温の湯の貯湯は第1供給配管18を介して貯湯タンク1内の上部に行なわれ、昼間の中温の湯の貯湯は第2供給配管19を介して貯湯タンク1内の中間部に行なわれる。さらに、貯湯タンク1からの出湯時には、第2給湯配管24を介して貯湯タンク1内中間部からの中温の湯の出湯が優先的に行なわれ、中温の湯が不足するような場合には第1給湯配管23を介して貯湯タンク1内上部から高温の湯の出湯を行なうことができる。
このように高温の湯をバッファとして貯湯タンク1の上部に、中温の湯を主要熱量として貯湯タンク1の中間部に貯湯することができ、湯の使用時には中間部の中温の湯から使うことができる。したがって、貯湯時、出湯時に貯湯タンク1内に形成される高温、中温、水の層を乱すことがない。また、中温の湯だけでなく高温の湯も貯湯するので小型の貯湯タンク1内に熱量を貯えることができる。
従来技術で開示した給湯装置のように貯湯タンクの上部からのみ貯湯を行なうものにおいては、ヒートポンプ装置により沸き上げ時の効率が良好な中温の湯を生成したとしても、貯湯時にタンク内の層を乱し好ましくない。層を乱すことがないように貯湯時には常に高温の湯を生成する必要があり、結局効率を低下させてしまうことになる。
また、本実施形態の構成および作動によれば、ヒートポンプ装置2が中温の湯を沸き上げて使用側端末で出湯が行なわれるときに、ヒートポンプ装置2により沸き上げられた中温の湯の流量に対し、混合バルブ25が調節する使用側端末への中温の湯の流量が少ない場合には、余剰の中温の湯を貯湯タンク1の中間部に貯湯することができる。
また、ヒートポンプ装置2により沸き上げられた中温の湯の流量に対し、混合バルブ25が調節する使用側端末への中温の湯の流量が多い場合には、貯湯タンク1の中間部に貯湯されている中温の湯を出湯し不足分を補うことができる。このように、第2給湯配管24の流量調節手段である混合バルブ25により、貯湯タンク1中間部への中温の湯の貯湯および中間部からの中温の湯の出湯を切り替えることができる。
また、第2供給配管19の下流端部と第2給湯配管24の上流端部とは共通の配管27として形成され、この共通の配管27が貯湯タンク1の中間部に接続している。したがって、貯湯タンク1中間部への配管接続箇所を1箇所とすることができるとともに、貯湯タンク1中間部への中温の湯の貯湯および中間部からの中温の湯の出湯を共通の配管27を介して行なうことができる。
従来、ヒートポンプ装置により高温の湯が生成できないときにだけ、生成してしまう中温の湯を貯湯タンクの中間部の適切な位置に流入させる方法も提案されているが、貯湯タンクの複数箇所に中温の湯の供給配管の下流端を接続し、形成される複数の経路を切り替える手段を設ける必要があり、構造が複雑になるという問題がある。
本実施形態では、中温の湯の供給配管19の貯湯タンク1への接続箇所は1箇所であり、接続箇所を貯湯タンク1からの給湯用の配管24と共通化しており、構造は極めてシンプルである。
また、制御装置100は、昼間ヒートポンプ装置2により沸き上げる中温の湯の温度を、貯湯タンク1内の不足熱量の予測値に応じて変更するとともに、深夜ヒートポンプ装置2により沸き上げる高温の湯の温度を、使用側端末に給湯される1日分の熱量の予測値に応じて変更している。したがって、ヒートポンプ装置2は、昼夜とも極力低温の沸き上げ運転を行なうようになっており、高いエネルギー効率を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に、第2の実施形態について図11に基づいて説明する。
本第2の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、第2供給配管19と第2給湯配管24とを個別に貯湯タンク1の中間部に接続した点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。また、制御装置100の図示を省略する。
図11に示すように、本実施形態では、中間部吐出口15および中間部導出口21は、貯湯タンク1の中間部に別々に設けられ、中間部吐出口15に第2供給配管19の下流端が接続し、中間部導出口21に第2給湯配管24の上流端が接続している。したがって、本実施形態の給湯装置には第1の実施形態における共通の配管27が設けられていない。
そして、ヒートポンプ装置2が中温の湯を沸き上げているときに使用側端末で出湯が行なわれる場合には、ヒートポンプ装置2により加熱された中温の湯の流量に対し、混合バルブ25を通過する中温の湯の流量が小さいときには、余剰の中温の湯(中間部吐出口15からの吐出量と中間部導出口21からの導出量の差分)が貯湯タンク1内の中間部に貯湯される。
また、ヒートポンプ装置2により加熱された中温の湯の流量に対し、混合バルブ25を通過する中温の湯の流量が大きい場合には、貯湯タンク1内の中間部に貯湯されていた中温の湯が中間部導出口21からの導出時に補充される。
本実施形態の構成によれば、貯湯タンク1中間部への配管接続箇所は1箇所増加するものの、第2供給配管19と第2給湯配管24とを接続する必要がないので、配管の形成が容易である。その他の点においては、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(第3の実施形態)
次に、第3の実施形態について図12に基づいて説明する。
本第3の実施形態は、前述の第1の実施形態と比較して、ヒートポンプ装置が能力可変タイプである点が異なる。なお、第1の実施形態と同様の部分については、同一の符号をつけ、その説明を省略する。
前述の第1の実施形態におけるヒートポンプ装置2は沸き上げ能力が一定(例えば4.5kW)であり、沸き上げ温度を変更するときには循環回路16の流量を変更していたが、図12に示す本第3の実施形態のヒートポンプ装置2Aは、沸き上げ能力(出力)を変更できる(例えば、3kW〜10kW)ものとしている。
そして、制御装置100は、図3に示すフローチャートにしたがって制御を行なう場合、高温の湯を沸き上げるステップS206、S210を実行するときにはヒートポンプ装置2Aを比較的低能力(例えば3kW)で運転し、中温の湯を沸き上げるステップS213、S216を実行するときにはヒートポンプ装置2Aを比較的高能力(例えば10kW)で運転する。
一般的にヒートポンプ装置は湯の沸き上げ温度が低いときの方がエネルギー効率が高くなるので、同一ヒートポンプ装置において低沸き上げ温度時には同じ消費電力であっても沸き上げ能力を大きくする余地がある(能力を上昇しやすい)。
本実施形態の構成によれば、深夜時間帯以外に湯を沸き上げるときには、ヒートポンプ装置2Aの沸き上げ能力を必要に応じて上昇して、大流量の中温の湯を沸き上げることができる。
したがって、中温の湯を沸き上げる昼間時等(深夜時間帯以外)は大能力で沸き上げることにより、給湯使用量が比較的多くなる昼間の湯切れリスクを抑えることができる。これにより、バッファとしての貯湯量を低減できるので貯湯タンク1をより小型化することが可能になる。
沸き上げ温度を高くする深夜時間帯は、この間に小型化されたタンクに湯を貯めるだけの能力があれば充分であるため、ヒートポンプ装置2Aの能力を上げる必要はない。
本実施形態によれば、上記以外の点においては、第1の実施形態と同様の効果が得られる。
(他の実施形態)
上記各実施形態では、電力コストが比較的高価な時間帯にヒートポンプ装置により中温の湯を沸き上げ出湯や貯湯を行ない、電力コストが比較的安価な時間帯にヒートポンプ装置により高温の湯を沸き上げ貯湯を行なって、電力コストが比較的高価な時間帯に確実にエネルギー効率を向上させていたが、使用側端末での湯の使用状態に基づいて中温の湯の沸き上げ時間帯と高温の湯の沸き上げ時間帯とを設定するものであってもよい。
例えば、電力コストが時間帯に寄らず一定の場合であれば、使用側端末における湯の使用量や使用頻度が多い時間帯にヒートポンプ装置により中温の湯を沸き上げ出湯や貯湯を行ない、使用側端末における湯の使用量や使用頻度が少ない時間帯にヒートポンプ装置により高温の湯を沸き上げ貯湯を行なうものであってもよい。これによれば、使用側端末において中温の湯が使用されることが多い時間帯に確実にエネルギー効率を向上させることができる。
本発明を適用した第1の実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の概略構成を示す模式図である。 制御装置100の全体概略制御動作の一部を示すフローチャートである。 制御装置100の全体概略制御動作の一部を示すフローチャートである。 第1の実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作動例を説明するための模式図である。 第1の実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作動例を説明するための模式図である。 第1の実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作動例を説明するための模式図である。 第1の実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作動例を説明するための模式図である。 第1の実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作動例を説明するための模式図である。 第1の実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作動例を説明するための模式図である。 第1の実施形態のヒートポンプ式給湯装置の作動例を説明するための模式図である。 本発明を適用した第2の実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の概略構成を示す模式図である。 本発明を適用した第3の実施形態におけるヒートポンプ式給湯装置の概略構成を示す模式図である。
符号の説明
1 貯湯タンク
2、2A ヒートポンプ装置
18 第1供給配管
19 第2供給配管
23 第1給湯配管
24 第2給湯配管
25 混合バルブ(流量調節手段)
27 共通の配管
100 制御装置(制御手段)

Claims (8)

  1. 内部に給湯用の湯を貯える貯湯タンク(1)と、
    水を沸き上げて前記湯とするヒートポンプ装置(2)と、
    前記ヒートポンプ装置(2)による沸き上げ温度を、高温と、前記高温より低い中温とに選択的に切り替え制御する制御手段(100)と、
    前記ヒートポンプ装置(2)により沸き上げられた湯を前記貯湯タンク(1)内の上部に供給するための第1供給配管(18)と、
    前記ヒートポンプ装置(2)により沸き上げられた湯を前記貯湯タンク(1)内の前記上部より低い中間部に供給するための第2供給配管(19)と、
    前記貯湯タンク(1)内の前記上部から使用側端末に給湯するための第1給湯配管(23)と、
    前記貯湯タンク(1)内の前記中間部から前記使用側端末に給湯するための第2給湯配管(24)とを備え、
    前記制御手段(100)は、
    前記ヒートポンプ装置(2)により沸き上げられた湯を前記貯湯タンク(1)内に供給するときには、前記沸き上げ温度が前記高温の場合には前記湯を前記第1供給配管(18)を介して前記貯湯タンク(1)内に供給し、前記沸き上げ温度が前記中温の場合には前記湯を前記第2供給配管(19)を介して前記貯湯タンク内に供給するように切り替えるとともに、
    前記貯湯タンク(1)内から前記使用側端末に給湯するときには、前記第1給湯配管(23)を介した給湯より前記第2給湯配管(24)を介した給湯を優先的に行なうことを特徴とするヒートポンプ式給湯装置。
  2. 前記第2給湯配管(24)には、前記中間部から前記使用側端末への給湯流量を調節する流量調節手段(25)が設けられていることを特徴とする請求項1に記載のヒートポンプ式給湯装置。
  3. 前記第2供給配管(19)の下流端部と前記第2給湯配管(24)の上流端部とは共通の配管(27)として形成され、前記共通の配管(27)が前記貯湯タンク(1)内の前記中間部に接続していることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のヒートポンプ式給湯装置。
  4. 前記制御手段(100)は、電力コストもしくは前記使用側端末への給湯状態に基づいて定まる所定時間帯では前記ヒートポンプ装置(2)による沸き上げ温度を前記高温とし、前記所定時間帯以外では前記ヒートポンプ装置(2)による沸き上げ温度を前記中温とするように切り替えることを特徴とする請求項1ないし請求項3のいずれか1つに記載のヒートポンプ式給湯装置。
  5. 前記ヒートポンプ装置(2A)は、湯を沸き上げる能力を変更可能であり、
    前記制御手段(100)は、前記所定時間帯に高温の湯を沸き上げる場合に対し、前記所定時間帯以外に中温の湯を沸き上げるときには、前記ヒートポンプ装置(2A)の前記能力を上昇することを特徴とする請求項4に記載のヒートポンプ式給湯装置。
  6. 前記制御手段(100)は、前記所定時間帯以外に前記貯湯タンク(1)内の熱量が不足すると予測した場合には、前記ヒートポンプ装置(2)により前記中温の湯を沸き上げ、この中温の湯を前記第2供給配管(19)を介して前記貯湯タンク(1)内の前記中間部に流入させることを特徴とする請求項4または請求項5に記載のヒートポンプ式給湯装置。
  7. 前記制御手段(100)は、前記ヒートポンプ装置(2)により沸き上げる前記中温の湯の温度を、前記貯湯タンク(1)内の不足熱量の予測値に応じて変更することを特徴とする請求項6に記載のヒートポンプ給湯装置。
  8. 前記制御手段(100)は、前記所定時間帯に前記ヒートポンプ装置(2)により沸き上げる前記高温の湯の温度を、前記使用側端末に給湯される1日分の熱量の予測値に応じて変更することを特徴とする請求項4ないし請求項7のいずれか1つに記載のヒートポンプ給湯装置。
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