JP2006018644A - 電子文書印刷装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 複数のユーザで同一の電子文書ファイルの管理を容易に行う仕組みを提供する。
【解決手段】 電子文書ファイルに記録されているデータ毎にその編集の許諾を判定するパスワードを付けることにより、ユーザにとって変更されたくないデータのみに編集パスワードを設定する。
【選択図】 図6
【解決手段】 電子文書ファイルに記録されているデータ毎にその編集の許諾を判定するパスワードを付けることにより、ユーザにとって変更されたくないデータのみに編集パスワードを設定する。
【選択図】 図6
Description
本発明は電子文書を作成、編集、印刷、保存、再印刷する電子文書印刷システムに関する。
従来この種の電子文書ファイルは、あるデータ作成者が電子文書ファイルを作成し、その電子文書ファイルを部内になり配布し、最後に電子文書ファイル管理部門でデータベースに記録されるような一連の処理が成されていた。この処理フロー内において、印刷システムにおいては、電子文書ファイルに電子文書のOPEN/印刷/編集という機能単位でパスワードを設定して電子文書ファイルのセキュリティを管理していた。
また、特許文献1に示されるように、電子文書ファイルの内容を暗号化して機密保護を目的としたシステムも開示されている。
特開2004−140715号公報
従って、従来の電子文書印刷システムでは、電子文書ファイルの作成者が改竄防止の為に編集用のパスワードを設定すると、以降作成者以外は電子文書ファイルにデータの書き込みが一切出来ない為に、電子文書ファイルを配布された部員が再印刷用のデータを電子文書ファイルに書き込んだり、電子文書ファイル管理部門でファイルをデータベースから検索する為の情報を電子文書ファイルに書き込んだり出来ないという問題点があった。
また、一方では電子文書ファイル管理部門の担当者がデータベースに電子文書ファイルを記録する際に、電子文書ファイルに記録した検索情報の変更を防止する為に編集用のパスワードを設定すると、以降はこの電子文書ファイルの作成者もデータの更新が出来ないという問題点があった。
その為、各ユーザは再印刷用のデータを各自で管理するなり、電子文書ファイル管理部門は他のファイルで電子文書ファイルの検索用の情報を管理しなければならず、電子文書ファイルが移動してもファイル間のリンクが保たれる用にリンク情報を書き直すなりしなければならず煩雑であるという問題点があった。
本発明はかかる従来技術に鑑みなされたものであり、本発明の電子文書印刷装置は、少なくとも一つ以上のファイルを1つのファイルに結合するファイルアーカイブ手段と、1ファイルに結合されたファイルを元のファイルに復元するアンアーカイブ手段と、上記画像データを印刷する処理方法を記述した印刷処理手順記述ファイルを作成する印刷処理手順記述ファイル作成手段と、上記印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成した印刷処理手順記述ファイルの内容を解析する印刷処理手順記述ファイル解析手段と、印刷処理手順記述ファイル解析手段に印刷処理手順記述ファイルを与えて処理内容を解析し、その記述指示内容にしたがって印刷処理を行う印刷手段と、上記ファイルアーカイブ手段に少なくとも上記印刷手段で印刷する画像データと上記印刷処理手順記述ファイルを与えて電子文書ファイルを作成する電子文書作成手段とを有する。
また、上記電子文書ファイルを上記アーカイブ手段で元のファイルに復元して上記印刷処理手順記述ファイルを取り出し、取り出した印刷処理手順記述ファイルを、上記印刷処理手順記述ファイル解析手段によって解析し上記印刷手段によって印刷する時に作成された印刷ジョブデータを上記電子文書ファイルに記録する印刷ジョブデータ記録手段とを有する。
また、上記電子文書作成手段と上記印刷ジョブデータ作成手段を用いて作成された電子文書ファイルを上記ファイルアーカイブ手段に与えて電子文書ファイルを作成する第二の電子文書作成手段とを有する。
また、上記電子文書ファイルを検索する為の検索キーワードを上記電子文書ファイルに記録する検索キーワード記録手段と、上記検索キーワード記録手段で記録された検索キーワードを読み出す検索キーワードの読み出し手段と、上記検索キーワード読み出し手段で読み出された検索キーワードを編集する検索キーワード編集手段とを有する。
また、上記電子文書作成手段と上記検索キーワード記録手段を用いて作成された電子文書ファイルを上記ファイルアーカイブ手段に与えて電子文書ファイルを作成する第三の電子文書作成手段とを有する。
また、少なくとも印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成された印刷処理手順記述ファイルに、上記電子文書ファイルに記録されている画像データに、上記印刷ジョブデータ作成手段で作成された印刷ジョブデータに、上記検索キーワード記録手段で記録された検索キーワードの各データ毎に編集可能かどうかを制御するパスワードを設定するパスワード設定手段と、上記パスワード設定手段で作成されたパスワードを記録するパスワード記録手段を有することにより、データ毎にパスワードを設定することが出来ることによってデータを追加記録するユーザ毎にそのデータに対しての編集可・不可の設定が可能な電子文書印刷装置を提供しようとするものである。
本発明によれば、電子文書ファイルに記録されているデータ毎にその編集の許諾を判定するパスワードを付けることにより、ユーザにとって変更されたくないデータのみに編集パスワードを設定することが可能になり、複数のユーザで同一の電子文書ファイルの管理が容易に実行できる。
以下、添付図面に従って本発明に係わる実施例を詳細に説明する。図1は本発明の一実施例を説明する電子文書印刷装置のシステム・ブロック図である。
1はシステム・バスであり、これから説明する各構成ブロックはこのシステム・バスに接続されている。2はCPU(Central Processing Unit)である。3はプログラム・メモリ(以下PMEMと称す)で、編集・読み取り機器制御・印刷処理手順記述ファイルの解析・その解析に基いた印刷処理など各種処理のためのプログラムを適宜ハード・ディスク15から選択/読み込みし、2のCPUにて実行する。又、作成されたデータや印刷処理用のデータはデータ格納用メモリでもあるPMEMに格納されるし、ユーザがキーボード9より入力したテキストデータや各種指示情報の一時格納用としてもPMEMが用いられる。
4は、通信制御部であり、18の通信ポートに於ける入出力データの制御を行う。通信ポート18から出力された信号は、通信回線19を経由して、ネットワーク上の他の装置の通信ポートに伝えられる。20は通信回線19を介してつながっている他の電子文書印刷装置を示す。ネットワーク上で共有されているプリンタや、他の電子文書印刷装置との電子文書ファイルの送受信処理は、この通信制御部4を介して行われる。
また、本実施例ではLANなどのネットワークに関して記述するが、この通信制御部に接続される通信ポート及び通信回線が一般の公衆回線など他の通信手段であっても本発明が適応されることは言うまでもない。
5はデジタルカメラ、6は画像入出力制御部、7と17はプリンタであり、デジタルカメラ5から読み込まれた画像データは、3のPMEMに展開されたのちVRAM11上に展開され、CRT13に表示される。8は入力制御部であり、9のキーボード、10のPD(ポインティングデバイスのこと。以下PDと称す。)等の入力装置が接続される。操作者はこのキーボード9を操作することによりシステムの動作指令等を行う。
またPD10は13のCRT上で画像情報や文字データや数値データを選択、加工指示したり、電子文書ファイルの印刷パラメータの設定をするためのもので本実施例ではマウスを使用している。これによりCRT13上のマウスカーソルをX,Y方向に任意に移動して、メニューの選択、画像データ、図形データ、文字データ、数値データ、印刷パラメータの選択、編集を行なう。11はビデオ・イメージ・メモリ(以下VRAMと称す)、12は表示出力制御部、13はCRTである。13のCRTに表示されるデータは11のVRAM上にビットマップデータとして展開されている。例えば図形データであれば、その位置、描画属性情報に対応した図形パターンがVRAM上に展開されており、また、ソフト制御によりVRAMの表示エリアに直接カーソルを発生し表示が可能である。
14は外部記憶装置制御部、15、16は電子文書ファイルや画像データや図形データや文字データや数値データなどを記録しておくデータファイル用のディスクで、例えば15はハード・ディスク(以下HDと称す)であり、16は、リムーバブルディスク(以下FDと称す)である。本実施例ではHD15に複数のファイルを一つのファイルに統合するアーカイブ機能や電子文書ファイルの印刷機能などのプログラムが記録されるが、これらのプログラムを格納する記録媒体としては、ROMや、リムーバブルディスク16や、CD−ROM、メモリカード、光磁気ディスクなどのデバイスを用いることができる。
図2は本発明の電子文書印刷装置の外観図である。23はシステム・バス1やCPU2やPMEM3や通信制御部4を内蔵した電子文書印刷装置の本体部である。13はCRTで、9はキーボード、10はPD、21はFDドライブでありFD22がセットされて電子文書ファイルや画像データや図形データや文字データや数値データをFD22に書き込んだり、またFD22に記録されている電子文書ファイルや図形データや文字データや数値データを読み込んだりする。
また本発明は各種プログラムをHD15に記録した電子文書印刷装置において実現されるのはもちろんである。が、本発明を実現可能なプログラムを記録された記録媒体を他のシステムあるいは電子文書印刷装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが、記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明は達成される。例えば複数ファイルを一つのファイルに統合するアーカイブ機能や電子文書ファイルを印刷する機能プログラムが記録されたFD22を他の電子文書印刷装置のFDドライブ21にセットし、そのプログラムをハードディスク15へロードし、そのロードしたプログラムを実行する。こうすることによって本発明は他の電子文書印刷装置においても実現可能である。
以下では、従来の実施例を各種の図を用いながら詳細に説明していく。まず本従来の実施例では、電子文書ファイルは各情報を記録した複数のファイルから構成されるとする。
また、電子文書ファイルは複数のファイルを一つのファイルに統合したアーカイブファイルであるとする。
図3に、本従来の実施例の電子文書ファイルを構成するファイル一覧の例を示す。30は、電子文書管理ファイルであり電子文書ファイル内にどのようなファイルが記録されているかを管理する情報が記録されている。31は、印刷処理手順記録ファイルであり、電子文書ファイルを、どのプリンタに、XページからYページまでを、原稿のどの位置に、等倍か変倍するのか、回転するのかしないのか、どのように配置して、何部印刷し、印刷された用紙をステイプルするかどうか等の電子文書ファイルの印刷に関する全指示が記録されている。
32は、印刷元ファイルであり印刷処理手順記録ファイルに記録されている指示に従って印刷を行う画像ファイルそのものである。本画像ファイルのフォーマットは、一般に知られているBMPフォーマットやTIFFフォーマットやPDFフォーマット(PDFはAdobe社の商標です)であっても構わないし、独自の画像フォーマットであっても構わず、本発明を実現できる。33は、プリンタ情報ファイルでありプリンタ個々に固有の情報を記録している。例えばWindows(登録商標)におけるDEVMODE構造体情報である。電子文書ファイルを前回の印刷時にプリンタドライバに設定したDEVMODE情報を記録しておくことによって、再印刷時に前回においてプリンタドライバに設定した同じ内容を設定することができる。
34は、編集情報ファイルであり、電子文書ファイルを編集時に必要な情報が記録される。例えば、前回の編集時に電子文書ファイルを表示していた倍率やページ番号などである。電子文書ファイルの編集に関しては本発明に関係しない為に、本実施例では省略する。35は、バリアブル編集情報ファイルであり、電子文書ファイルをバリアブル印刷する為の情報が記録されている(バリアブル印刷とは、ある原稿の一部を顧客名称等に変更して複数部数印刷するような印刷部単位で変更されるような領域を持った印刷)。電子文書ファイルのどのページをどのように変更しながら印刷していくか等の情報が記録されている。バリアブル印刷に関しても本発明に関係しない為に、本実施例ではその詳細な説明までは省略する。
36は、バリアブルデータベースファイルであり、バリアブル印刷にて使用する印刷データである。各印刷部ごとに印刷内容を変えるためのデータとしては、テキストでも構わないし画像でも構わないしその他のデータでも構わない。37は、検索キーワード情報ファイルであり、電子文書ファイルがデータベースに記録された時にどのようなキーワードをデータベースに登録し検索可能にするかを記録している。38は印刷ジョブデータファイルであり本電子文書ファイルを印刷する時にプリンタドライバによって作成された印刷用のジョブファイルそのものであり、同一プリンタへの再印刷時に使用される。電子文書ファイルを記録するデータベースは何でも構わない。電子文書ファイルのデータベースへの登録に関しては本発明に関係しない為に、本従来の実施例では省略する。
図4に各種ファイルが一つの文書に統合されて電子文書ファイルがアーカイブされた場合の構成例を示す。
40は電子文書ファイルのヘッダ情報であり、一つの文書に統合した場合にアーカイブされた電子文書ファイルを管理する為の情報が記録されている。この電子文書ファイルヘッダ情報を用いることによって、統合されたアーカイブ電子文書ファイルを元のファイルの状態に復元することができる。30から38までは電子文書ファイルを構成する各種ファイルを示し、41は電子文書ファイルヘッダ情報と各種ファイルが統合されたアーカイブ電子文書ファイルを示す。
図5に41の電子文書ファイルヘッダ情報の詳細な構成例を示す。
50は、トータルファイル数であり、電子文書ファイルに記録されているファイルの総数を示す。このファイル数をみれば、41の電子文書ファイルヘッダ情報内に、幾つのファイルに関する情報が記録されているかも判断することができる。51は、電子文書ファイルサイズであり、アーカイブ電子文書ファイルのサイズを示す。52は、第一番目のファイル情報領域へのファイルの先頭からのオフセット値であり、53のデータ領域がアーカイブ電子文書ファイル内でどの領域に存在するかを示す。
53から59まではアーカイブ電子文書ファイル内に記録されている、それぞれのファイルの情報を示す。53は、ファイル名であり、アーカイブ電子文書ファイルから個々のファイルが取り出された時に付けられるファイル名を示す。54は、ファイルサイズであり、アーカイブ電子文書ファイル内でどれだけの領域を占有しているかを示す。具体的には、ファイルが圧縮されているかいないかによってそのサイズは変わってくる。55は、ファイルの実体へのオフセット値であり、このファイルがアーカイブ電子文書ファイル内で占める領域のファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。56は、圧縮フラグであり、このファイルが圧縮されてアーカイブ電子文書ファイルに記録されているのか、圧縮されていないのかを示す。57は、圧縮方式であり、56の圧縮フラグで圧縮されていると記録されていた場合のみ意味を持ち、MMR等の圧縮方式が記録されている。
圧縮方式の詳細に関しては、本発明と関係しないのでその説明を省略する。58は、ファイル属性であり、このファイルが元々所有していたRead Only等のファイル属性を記録し、アンアーカイブ機能によってファイルが復元された時にどのような属性を持たせるかを記録する。59は、次のファイル情報領域へのオフセット値であり、アーカイブ電子文書ファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。以降のファイルに関しては図では省略されているが、53から59の項目がファイル数分だけ繰り返し記録されている。
図6に、電子文書管理ファイル30の構成例を示す。電子文書管理ファイルは、アーカイブ電子文書ファイルがアンアーカイブ機能によって個別のファイルに復元された時に、電子文書ファイルを構成する個々のファイルを管理する為の情報を記録している。
60は、トータルファイル数であり、電子文書ファイルを構成する各要素であるところのファイル数を示す。本従来の実施例では図3における31の印刷処理手順記述ファイルから38の印刷ジョブデータファイルまでがそれにあたり、ファイル数は8である。61は、第一番目のファイル情報領域へのオフセット値であり、電子文書管理ファイルの先頭から第一番目のファイル情報が記録されている領域までのオフセット値である。
本従来の実施例では、62の項目までの電子文書管理ファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。62から66までは、電子文書ファイルを構成する個々のファイルの情報が記録されている。62は、ファイル名であり、電子文書ファイルを構成する要素としてのファイルの名称を示す。31の印刷処理手順記述ファイルの名称等がそれに当たる。63は、ファイルサイズであり、例えば31の印刷処理手順記述ファイルのサイズが記録されている。
64は、ファイルへのPathであり、ファイルがどのディレクトリに作成されているかを示す。65は、ファイルグループ種であり、31の印刷処理手順記述ファイルから38の印刷ジョブデータファイルまでの種類を記録することが可能で、例えば31の印刷処理手順記述ファイルが複数存在した場合には、それらのファイルが同一種類のファイルであることをこれで判定できる。66は、次のファイル情報領域へのオフセット値であり、電子文書管理ファイルの先頭からのオフセット値を示す。以降のファイルに関しては図では省略されているが、62から66の項目がファイル数分だけ繰り返し記録されている。
図7に、印刷処理手順記述ファイル31の構成例を示す。
印刷処理手順記述ファイルは、先にも述べたように電子文書ファイルをどのように印刷するかの処理内容と手順を記述している。このように印刷処理手順を記述する方式にJDF(trademark of CIP4)が知られている。本従来の実施例ではこのJDFを用いた例を記述する。図7には、「JDF Specification Spiral 6.0 Candidate for Release Version 1.0」より抜粋したJDFによる記述例である。本発明には、印刷処理手順記述ファイルのフォーマットやその記述方法は関係ない。
JDF等の表現で、印刷に使用する複数のプリンタが選択でき、それぞれのプリンタにどのように印刷するかを表現できる。更に、その印刷処理手順記述ファイルを作成し解析する機能が存在するものとして従来の実施例を進める。
図8に、編集情報ファイル34の構成例を示す。編集情報ファイルとは、電子文書ファイルを作成・編集処理を行う上での編集に必要な情報を記録しておく領域である。本従来の実施例では以下のような情報を記録することとする。
80は、前回の表示倍率であり、電子文書ファイルを前回の編集処理時にウインドウ上に表示していた時の倍率を示している。81は、前回の表示ページ番号であり、電子文書ファイルの表示していたページ数を示す。82は、前回のウインドウ表示位置であり、電子文書ファイルの編集用のウインドウを表示していたポジションを示す。83は、前回のウインドウ表示サイズであり、電子文書ファイルの編集用のウインドウサイズを示す。
図9に、バリアブル編集情報ファイル35の構成例を示す。90は、ページ番号であり、電子文書ファイルの印刷時の何ページ目にバリアブル印刷用の領域があるのかを示す。91は、ポジションであり、90で示されたページのどの位置にバリアブル印刷用の領域があるのかを示す。92は、領域サイズであり、91で示されたポジションを領域の左上側の原点として、どれだけの矩形サイズ領域を占めているかを示す。93は、バリアブルデータ数であり、36のバリアブルデータベースファイルにどれだけのデータが記録されているかを示す。
本従来の実施例では、一つの電子文書ファイル内に一つのバリアブル印刷用のフィールドしか設定できないように記述されているが、バリアブル編集情報ファイル35内に複数のフィールドを記録できてもいいことは言うまでもない。
図10に、検索キーワード情報ファイル37の構成例を示す。
100から103は検索キーワードであり、電子文書ファイルがデータベースに記録された時に、そのデータベース上で検索する為のキーワード文字列である。この検索用のキーワードをデータベースに検索用のキーとして登録するわけである。
本従来の実施例では、検索キーワードの項目数を4つとして記述したが、4つ以上でも以下でも、またキーワード数を可変にしてもいいことは言うまでもない。
図11に、印刷ジョブデータファイル38の構成例を示す。
110はこの印刷ジョブデータが記録された日時を示し、111はこの印刷ジョブデータがどのプリンタ用に作成されたのかを示すプリンタ名称が記録され、112は印刷時にプリンタドライバによって作成された全印刷ジョブデータそのものである。
図12に、本従来の実施例において印刷ジョブデータファイルがどのように電子文書ファイルに記録処理なされるかの一例を説明するフローチャートである。
ステップS1にて電子文書ファイルをキーボード9やPD10等にて選択する。そしてステップS2にてステップS1で選択された電子文書ファイルの印刷をキーボード9やPD10等にて指示されたかどうかを判定し、指示されていなければステップS2を繰り返し、指示されていればステップS3へ進む。ステップS3では、印刷するプリンタを選択し、印刷するページ番号や部数や変倍率や各種の印刷モードを設定する。そしてステップS4にて印刷開始が指示されたかどうかを判定し、印刷開始を指示されていなければステップS4を繰り返し、指示されていればステップS5へ進む。
ステップS5では、ステップS3で設定された設定と印刷処理手順記述ファイル31に記録されている印刷指示に従って印刷処理を行なう。その際にプリンタドライバによって作成される印刷ジョブデータのコピーを作成しておく。そしてステップS6にてステップS5にてコピーされた印刷ジョブデータを電子文書ファイルに記録する。
以下では、上記従来例を元にして、本発明の実施例を各種の図を用いながら詳細に説明していく。
図13に、本実施例の電子文書ファイルに記録されている各ファイルに対する編集許可を判定する為のパスワードを記録する一例を示す。本実施例では電子文書ファイルヘッダ情報40にパスワードを記録することによって、それぞれのファイルに対してのパスワードを設定できることとする。トータルファイル数50から次のファイル情報領域へのオフセット値59に関しては図5で説明した内容と同じである。パスワード情報130は電子文書ファイルに記録されているファイルに対する編集許可を判断する為のパスワードであり、その情報が存在する場合には正しいパスワードを指示しないと更新&削除等の編集は許可されない。パスワード情報に何も記録されていない場合には、更新&削除等の編集は自由であることを示す。
図14は本発明における電子文書ファイルにパスワードを設定して各種ファイルを記録するまでの処理の一例を説明するフローチャートである。
ステップS10にて電子文書ファイルをキーボード9やPD10等にて選択する。そしてステップS11にてステップS10で選択された電子文書ファイルをOPEN&編集処理する。本実施例では、ステップS11の編集処理にて印刷元ファイル32が更新されたものとする。そしてステップS12へ進み、電子文書ファイルの保存がキーボード9やPD10等にて指示されたかどうかを判定し、保存が指示されていなければステップS12を繰り返し、指示されたならばステップS13へ進む。
ステップS13では追加または更新されたファイルの内、どのファイルを電子文書ファイルに記録するかを選択する。本実施例では、印刷元ファイル32のみが更新されたものとするので、ステップS12にて電子文書ファイルの保存が指示されていた場合には、システムによって自動的に印刷元ファイル32の記録が指示されるものとする。そしてステップS14へ進み、パスワードの設定がキーボード9やPD10等にて指示されたかどうかを判断し、指示されていない場合にはステップS16へ進み、指示された場合にはステップS15へ進む。ステップS15では、記録するデータに対するパスワードの入力をキーボード9やPD10等にて行い、ステップS16ではデータをパスワードが指定されている場合にはパスワード情報と共に電子文書ファイルに記録する。そしてステップS17にて電子文書ファイルをステップS16で記録されたデータと共に保存する。
図15は本発明におけるパスワード情報つきのデータが記録されている電子文書ファイルの編集処理を行なう一例を説明するフローチャートである。
ステップS20にて電子文書ファイルをキーボード9やPD10等にて選択する。そしてステップS21にてステップS20で選択された電子文書ファイルをOPEN&編集処理する。本実施例では、ステップS21の編集処理にて印刷元ファイル32が更新されたものとするのは、図14の説明の時と同様である。そしてステップS22でキーボード9やPD10等から電子文書ファイルの保存が指示されたかどうかを判定し、指示されていなければステップS22を繰り返し、指示されていればステップS23へ進む。
ステップS23では更新されたファイルがパスワードつきのデータかどうかを判断し、パスワードが設定されていなければステップS26へ進む。パスワードが設定されている場合にはステップS24へ進み、キーボード9やPD10等からパスワード情報の入力を行なう。そしてステップS25で入力されたパスワードが正しいかどうかを判断し、正しくなければ保存処理を行なわないで終了する。正しい場合には、ステップS26へ進み、更新されたデータファイルの変更を行なう。本実施例では、印刷元ファイル32が更新される。
上記の実施例では、パスワードを設定し更新されたデータ種として印刷元ファイル32を例に説明したが、編集情報ファイル34であっても印刷ジョブデータファイル38であっても更に他のファイルであっても構わないことは言うまでもない。
また、上記の実施例では印刷元ファイル32は電子文書ファイルに必須のデータであるとして、常に電子文書ファイルに記録されるものとして説明した。が、印刷ジョブデータファイル38の場合には、このファイルを電子文書ファイルに記録するかどうかをユーザが判定&指示できるようにしても構わないことは言うまでもない。
以上のように、データ毎に編集許可パスワードを電子文書ファイルに記録することにより、ユーザ毎またはその用途毎に編集パスワードを設定することができ、電子文書ファイルの管理が容易になる。
1 システム・バス
2 CPU
3 PMEM
4 通信制御部
5 デジタルカメラ
6 画像入出力制御部
7、17 プリンタ
8 入力制御部
9 キーボード
10 マウス
11 VRAM
12 表示出力制御部
13 CRT
14 外部記憶制御部
15 ハード・ディスク
16 リムーバブル・ディスク
2 CPU
3 PMEM
4 通信制御部
5 デジタルカメラ
6 画像入出力制御部
7、17 プリンタ
8 入力制御部
9 キーボード
10 マウス
11 VRAM
12 表示出力制御部
13 CRT
14 外部記憶制御部
15 ハード・ディスク
16 リムーバブル・ディスク
Claims (6)
- 少なくとも一つ以上のファイルを1つのファイルに結合するファイルアーカイブ手段と、
1ファイルに結合されたファイルを元のファイルに復元するアンアーカイブ手段と、
上記画像データを印刷する処理方法を記述した印刷処理手順記述ファイルを作成する印刷処理手順記述ファイル作成手段と、
上記印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成した印刷処理手順記述ファイルの内容を解析する印刷処理手順記述ファイル解析手段と、
印刷処理手順記述ファイル解析手段に印刷処理手順記述ファイルを与えて処理内容を解析し、その記述指示内容にしたがって印刷処理を行う印刷手段と、
上記ファイルアーカイブ手段に少なくとも上記印刷手段で印刷する画像データと上記印刷処理手順記述ファイルを与えて電子文書ファイルを作成する電子文書作成手段とを有することを特徴とする電子文書印刷装置。 - 上記電子文書ファイルを上記アーカイブ手段で元のファイルに復元して上記印刷処理手順記述ファイルを取り出し、
取り出した印刷処理手順記述ファイルを、上記印刷処理手順記述ファイル解析手段によって解析し上記印刷手段によって印刷する時に作成された印刷ジョブデータを上記電子文書ファイルに記録する印刷ジョブデータ記録手段とを有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。 - 上記電子文書作成手段と上記印刷ジョブデータ作成手段を用いて作成された電子文書ファイルを上記ファイルアーカイブ手段に与えて電子文書ファイルを作成する第二の電子文書作成手段とを有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
- 上記電子文書ファイルを検索する為の検索キーワードを上記電子文書ファイルに記録する検索キーワード記録手段と、
上記検索キーワード記録手段で記録された検索キーワードを読み出す検索キーワードの読み出し手段と、
上記検索キーワード読み出し手段で読み出された検索キーワードを編集する検索キーワード編集手段とを有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。 - 上記電子文書作成手段と上記検索キーワード記録手段を用いて作成された電子文書ファイルを上記ファイルアーカイブ手段に与えて電子文書ファイルを作成する第三の電子文書作成手段とを有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
- 少なくとも印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成された印刷処理手順記述ファイルに、上記電子文書ファイルに記録されている画像データに、上記印刷ジョブデータ作成手段で作成された印刷ジョブデータに、上記検索キーワード記録手段で記録された検索キーワードの各データ毎に編集可能かどうかを制御するパスワードを設定するパスワード設定手段と、
上記パスワード設定手段で作成されたパスワードを記録するパスワード記録手段を有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004196641A JP2006018644A (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 電子文書印刷装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004196641A JP2006018644A (ja) | 2004-07-02 | 2004-07-02 | 電子文書印刷装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007259096A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Brother Ind Ltd | 端末装置およびプログラム |
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2004
- 2004-07-02 JP JP2004196641A patent/JP2006018644A/ja not_active Withdrawn
Cited By (1)
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JP2007259096A (ja) * | 2006-03-23 | 2007-10-04 | Brother Ind Ltd | 端末装置およびプログラム |
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Date | Code | Title | Description |
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A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20070904 |