JP2004234167A - 電子文書印刷装置 - Google Patents

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JP2004234167A JP2003019922A JP2003019922A JP2004234167A JP 2004234167 A JP2004234167 A JP 2004234167A JP 2003019922 A JP2003019922 A JP 2003019922A JP 2003019922 A JP2003019922 A JP 2003019922A JP 2004234167 A JP2004234167 A JP 2004234167A
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Abstract

【目的】或るプリンタへの印刷処理だけを再度実行する場合には、そのプリンタへの印刷処理を行った電子文書ファイルを用いて再印刷処理を行うことが可能な電子文書印刷装置を提供すること。
【構成】少なくとも1つ以上のファイルを1つのファイルに結合するファイルアーカイブ手段と、1ファイルに結合されたファイルを元のファイルに復元するアンアーカイブ手段と、印刷処理手順記述ファイルを作成する印刷処理手順記述ファイル作成手段と、印刷処理手順記述ファイルの内容を解析する印刷処理手順記述ファイル解析手段と、印刷処理手順記述ファイル解析手段に印刷処理手順記述ファイルを与えて処理内容を解析し、その記述指示内容に従って印刷処理を行う印刷手段と、ファイルアーカイブ手段に少なくとも印刷手段で印刷する画像データと印刷処理手順記述ファイルを与えて電子文書ファイルを作成する電子文書作成手段とを含んで電子文書印刷装置を構成する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子文書を印刷する電子文書印刷装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の電子文書印刷装置においては、電子文書のページ数が多い場合や印刷する部数が多い場合に1台のプリンタで印刷処理を行っていたのでは、印刷処理終了までの時間が掛かるという問題があり、この問題を解決するために大量のページ数の印刷処理を短時間で終了させ、一度に複数のプリンタへ分散して印刷処理を行う分散印刷という処理を行っていた。
【0003】
この分散印刷を行った場合、或るプリンタに印刷した結果だけが不良で再印刷を行わなければならない場合がある。このような場合に従来は、そのプリンタに印刷したページ番号・部数等の印刷設定をユーザの記憶から辿るか印刷失敗した出力結果からユーザ自身が判断して再度全部を正しく入力し直し、再印刷処理を行っていた。この場合に再印刷の設定入力を間違えると、更に印刷設定からやり直し、再印刷を行っていた。
【0004】
又、従来この種の電子文書印刷システムにおいては、電子文書内に印刷に必要な全データを記録するのではなく、ネットワーク上の他のコンピュータ上に存在するデータを使用することを指し示す情報だけが入力されていた。その場合、電子文書を印刷処理する場合に、その電子文書内で使用されているデータを記録しているコンピュータが起動していない等の理由で、データを取得できない場合、印刷処理できないとERRORになったり、そのデータの箇所はブランクとして印刷処理が行われた。
【0005】
そのため、ユーザは印刷に必要なデータが記録されているコンピュータを起動する等、データが取得できなかった原因を取り除き、再度印刷処理を実行していた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
従って、従来の電子文書印刷システムでは、分散印刷処理後に或るプリンタからの出力結果が不良なため、そのプリンタからの出力だけを再度行わなければならない場合には、ユーザがその出力が不良であったプリンタへの再印刷だけを行う必要があるという問題があった。又、その出力失敗プリンタへの印刷設定が残っていないので、ユーザが自らの記憶を頼りに再設定を行う必要があるという問題があった。
【0007】
更に、従来の電子文書印刷システムでは、電子文書内で使用されている外部参照データを印刷時に他のコンピュータから取得できないと印刷処理が失敗、或はそのデータ領域が空欄の不正な出力結果を得るという問題があった。
【0008】
従って、本発明の目的とする処は、或るプリンタへの印刷処理だけを再度実行する場合には、そのプリンタへの印刷処理を行った電子文書ファイルを用いて再印刷処理を行うことが可能な電子文書印刷装置を提供することにある。
【0009】
又、本発明の他の目的とする処は、印刷処理手順記述ファイルに記述されている印刷処理に必要な全ファイルをアーカイブ手段に与えて電子文書ファイルを作成することにより、他のコンピュータに記録されているデータを参照することなしに印刷処理を行うことが可能な電子文書印刷装置を提供することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するため、本発明は、少なくとも1つ以上のファイルを1つのファイルに結合するファイルアーカイブ手段と、1ファイルに結合されたファイルを元のファイルに復元するアンアーカイブ手段と、上記画像データを印刷する処理方法を記述した印刷処理手順記述ファイルを作成する印刷処理手順記述ファイル作成手段と、上記印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成した印刷処理手順記述ファイルの内容を解析する印刷処理手順記述ファイル解析手段と、印刷処理手順記述ファイル解析手段に印刷処理手順記述ファイルを与えて処理内容を解析し、その記述指示内容に従って印刷処理を行う印刷手段と、上記ファイルアーカイブ手段に少なくとも上記印刷手段で印刷する画像データと上記印刷処理手順記述ファイルを与えて電子文書ファイルを作成する電子文書作成手段とを含んで電子文書印刷装置を構成したことを特徴とする。
【0011】
【発明の実施の形態】
以下に本発明の実施形態を添付図面に基づいて説明する。
【0012】
図1は本発明に係る電子文書印刷装置のシステム・ブロック図である。
【0013】
図1において、1はシステム・バスであり、これから説明する各構成ブロックはこのシステム・バスに接続されている。2はCPU(Central Processing Unit)である。3はプログラム・メモリ(以下、PMEMと称す)で、編集・読み取り機器制御・印刷処理手順記述ファイルの解析・その解析に基いた印刷処理など各種処理のためのプログラムを適宜ハード・ディスク15から選択/読み込みし、2のCPUにて実行する。又、作成されたデータや印刷処理用のデータはデータ格納用メモリでもあるPMEMに格納され、ユーザがキーボード9より入力したテキストデータや各種指示情報の一時格納用としてもPMEMが用いられる。4は通信制御部であり、通信ポート18における入出力データの制御を行う。
【0014】
通信ポート18から出力された信号は、通信回線19を経由してネットワーク上の他の装置の通信ポートに伝えられる。20は通信回線19を介して繋がっている他の電子文書印刷装置を示す。ネットワーク上で共有されているプリンタや他の電子文書印刷装置との電子文書ファイルの送受信処理は、この通信制御部4を介して行われる。
【0015】
又、本実施の形態ではLAN等のネットワークに関して記述するが、この通信制御部に接続される通信ポート及び通信回線が一般の公衆回線等の他の通信手段であっても本発明が適応されることは言うまでもない。
【0016】
5はデジタルカメラ、6は画像入出力制御部、7と17はプリンタであり、デジタルカメラ5から読み込まれた画像データは、PMEM3に展開された後、VRAM11上に展開され、CRT13に表示される。8は入力制御部であり、キーボード9、PD( ポインティングデバイスのこと。以下PDと称す) 10等の入力装置が接続される。操作者はこのキーボード9を操作することによりシステムの動作指令等を行う。
【0017】
又、PD10は、CRT13上で画像情報や文字データや数値データを選択、加工指示したり、電子文書ファイルの印刷パラメータの設定をするためのもので本実施の形態ではマウスを使用している。これによりCRT13上のマウスカーソルをX,Y方向に任意に移動して、メニューの選択、画像データ、図形データ、文字データ、数値データ、印刷パラメータの選択、編集を行う。11はビデオ・イメージ・メモリ(以下、VRAMと称す)、12は表示出力制御部、13はCRTである。
【0018】
CRT13に表示されるデータはVRAM11上にビットマップデータとして展開されている。例えば、図形データであれば、その位置、描画属性情報に対応した図形パターンがVRAM上に展開されており、又、ソフト制御によりVRAMの表示エリアに直接カーソルを発生し表示が可能である。14は外部記憶装置制御部、15,16は電子文書ファイルや画像データや図形データや文字データや数値データ等を記録しておくデータファイル用のディスクで、例えば15はハード・ディスク(以下、HDと称す)であり、16はフロッピー・ディスク(以下、FDと称す)である。
【0019】
本実施の形態では、HD15に複数のファイルを1つのファイルに統合するアーカイブ機能や電子文書ファイルの印刷機能等のプログラムが記録されるが、これらのプログラムを格納する記録媒体としては、ROMやフロッピーディスク16、CD−ROM、メモリカード、光磁気ディスク等のデバイスを用いることができる。
【0020】
図2は本発明の電子文書印刷装置の外観図である。
【0021】
図2において、23はシステム・バス1やCPU2やPMEM3や通信制御部4を内蔵した電子文書印刷装置の本体部である。13はCRTで、9はキーボード、10はPD、21はFDドライブであり、FD22がセットされて電子文書ファイルや画像データや図形データや文字データや数値データをFD22に書き込んだり、FD22に記録されている電子文書ファイルや図形データや文字データや数値データを読み込んだりする。
【0022】
又、本発明は各種プログラムをHD15に記録した電子文書印刷装置において実現されるのは勿論であるが、本発明を実現可能なプログラムを記録された記録媒体を他のシステム或は電子文書印刷装置に供給し、そのシステム或は装置のコンピュータが記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明は達成される。例えば、複数ファイルを1つのファイルに統合するアーカイブ機能や電子文書ファイルを印刷する機能プログラムが記録されたFD22を他の電子文書印刷装置のFDドライブ21にセットし、そのプログラムをハードディスク15へロードし、そのロードしたプログラムを実行する。こうすることによって本発明は他の電子文書印刷装置においても実現可能である。
【0023】
以下では、本発明の実施の形態を各種の図を用いながら詳細に説明していく。
【0024】
本実施の形態では、電子文書ファイルは各情報を記録した複数のファイルから構成されるとする。又、電子文書ファイルは複数のファイルを1つのファイルに統合したアーカイブファイルであるとする。
【0025】
図3に本実施の形態の電子文書ファイルを構成するファイル一覧の例を示す。
【0026】
図3において、30は電子文書管理ファイルであり、電子文書ファイル内にどのようなファイルが記録されているかを管理する情報が記録されている。31は印刷処理手順記録ファイルであり、電子文書ファイルをどのプリンタにXページからYページまでを、原稿のどの位置に、等倍か変倍するのか、回転するのかしないのか、どのように配置して、何部印刷し、印刷された用紙をステイプルするかどうか等の電子文書ファイルの印刷に関する全指示が記録されている。
【0027】
32は印刷元ファイルであり、印刷処理手順記録ファイルに記録されている指示に従って印刷を行う画像ファイルそのものである。本画像ファイルのフォーマットは、一般に知られているBMPフォーマットやPDFフォーマット(PDFはAdobe社の商標)であっても構わないし、独自の画像フォーマットであっても構わず、本発明を実現できる。
【0028】
33はプリンタ情報ファイルであり、プリンタ個々に固有の情報を記録している。例えば、Windows におけるDEVMODE 構造体情報である。電子文書ファイルを前回の印刷時にプリンタドライバに設定したDEVMODE 情報を記録しておくことによって、再印刷時に前回においてプリンタドライバに設定した同じ内容を設定することができる。
【0029】
34は編集情報ファイルであり、電子文書ファイルを編集時に必要な情報が記録される。例えば、前回の編集時に電子文書ファイルを表示していた倍率やページ番号等である。電子文書ファイルの編集に関しては本発明に関係しないために本実施の形態では説明を省略する。
【0030】
35はバリアブル編集情報ファイルであり、電子文書ファイルをバリアブル印刷するための情報が記録されている(バリアブル印刷とは、或る原稿の一部を顧客名称等に変更して複数部数印刷するような印刷部単位で変更されるような領域を持った印刷である)。電子文書ファイルのどのページをどのように変更しながら印刷していくか等の情報が記録されている。バリアブル印刷に関しても本発明に関係しないために、本実施の形態ではその詳細な説明までは省略する。
【0031】
36はバリアブルデータベースファイルであり、バリアブル印刷にて使用する印刷データである。各印刷部ごとに印刷内容を変えるためのデータとしては、テキストでも構わないし画像でも構わないしその他のデータでも構わない。
【0032】
37は検索キーワード情報ファイルであり、電子文書ファイルがデータベースに記録された時にどのようなキーワードをデータベースに登録し検索可能にするかを記録している。電子文書ファイルを記録するデータベースは何でも構わない。電子文書ファイルのデータベースへの登録に関しては本発明に関係しないため、本実施の形態では説明を省略する。
【0033】
図4に各種ファイルが1つの文書に統合されて電子文書ファイルがアーカイブされた場合の構成例を示す。
【0034】
40は電子文書ファイルのヘッダ情報であり、1つの文書に統合した場合にアーカイブされた電子文書ファイルを管理するための情報が記録されている。この電子文書ファイルヘッダ情報を用いることによって、統合されたアーカイブ電子文書ファイルを元のファイルの状態に復元することができる。30〜37は電子文書ファイルを構成する各種ファイルを示し、41は電子文書ファイルヘッダ情報と各種ファイルが統合されたアーカイブ電子文書ファイルを示す。
【0035】
図5に電子文書ファイルヘッダ情報41の詳細な構成例を示す。
【0036】
図5において、50はトータルファイル数であり、電子文書ファイルに記録されているファイルの総数を示す。このファイル数を見れば、41の電子文書ファイルヘッダ情報内に幾つのファイルに関する情報が記録されているかも判断することができる。51は電子文書ファイルサイズであり、アーカイブ電子文書ファイルのサイズを示す。
【0037】
52は第1番目のファイル情報領域へのファイルの先頭からのオフセット値であり、53のデータ領域がアーカイブ電子文書ファイル内でどの領域に存在するかを示す。53〜59はアーカイブ電子文書ファイル内に記録されている、それぞれのファイルの情報を示す。53はファイル名であり、アーカイブ電子文書ファイルから個々のファイルが取り出された時に付けられるファイル名を示す。
【0038】
54はファイルサイズであり、アーカイブ電子文書ファイル内でどれだけの領域を占有しているかを示す。具体的には、ファイルが圧縮されているかいないかによってそのサイズは変わってくる。55はファイルの実体へのオフセット値であり、このファイルがアーカイブ電子文書ファイル内で占める領域のファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。
【0039】
56は圧縮フラグであり、このファイルが圧縮されてアーカイブ電子文書ファイルに記録されているのか、圧縮されていないのかを示す。57は圧縮方式であり、圧縮フラグ56で圧縮されていると記録されていた場合のみ意味を持ち、MMR等の圧縮方式が記録されている。圧縮方式の詳細に関しては、本発明と関係しないのでその説明を省略する。
【0040】
58はファイル属性であり、このファイルが元々所有していたRead Only 等のファイル属性を記録し、アンカーカイブ機能によってファイルが復元された時にどのような属性を持たせるかを記録する。59は次のファイル情報領域へのオフセット値であり、アーカイブ電子文書ファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。以降のファイルに関しては図では省略されているが、53〜59の項目がファイル数分だけ繰り返し記録されている。
【0041】
図6に電子文書管理ファイル30の構成例を示す。
【0042】
電子文書管理ファイルは、アーカイブ電子文書ファイルがアンアーカイブ機能によって個別のファイルに復元された時に、電子文書ファイルを構成する個々のファイルを管理するための情報を記録している。
【0043】
60はトータルファイル数であり、電子文書ファイルを構成する各要素であるところのファイル数を示す。本実施の形態では図3における31の印刷処理手順記述ファイルから37の検索キーワード情報ファイルまでがそれに当たり、ファイル数は7である。
【0044】
61は第1番目のファイル情報領域へのオフセット値であり、電子文書管理ファイルの先頭から第1番目のファイル情報が記録されている領域までのオフセット値である。本実施の形態では、62の項目までの電子文書管理ファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。62〜66には電子文書ファイルを構成する個々のファイルの情報が記録されている。62はファイル名であり、電子文書ファイルを構成する要素としてのファイルの名称を示す。31の印刷処理手順記述ファイルの名称等がそれに当たる。
【0045】
63はファイルサイズであり、例えば31の印刷処理手順記述ファイルのサイズが記録されている。64はファイルへのPathであり、ファイルがどのディレクトリに作成されているかを示す。65はファイルグループ種であり、31の印刷処理手順記述ファイルから37の検索キーワード情報ファイルまでの種類を記録することが可能で、例えば31の印刷処理手順記述ファイルが複数存在した場合には、それらのファイルが同一種類のファイルであることをこれで判定することができる。
【0046】
66は次のファイル情報領域へのオフセット値であり、電子文書管理ファイルの先頭からのオフセット値を示す。以降のファイルに関しては図では省略されているが、62〜66の項目がファイル数分だけ繰り返し記録されている。
【0047】
図7に印刷処理手順記述ファイル31の構成例を示す。
【0048】
印刷処理手順記述ファイルは、先にも述べたように電子文書ファイルをどのように印刷するかの処理内容と手順を記述している。このように印刷処理手順を記述する方式にJDF(trademark of CIP4) が知られている。本実施の形態ではこのJDFを用いた例を記述する。図7には、「JDF Specification Spiral 6.0 Candidatefor Release Version 1.0」より抜粋したJDFによる記述例を示す。
【0049】
本発明には、印刷処理手順記述ファイルのフォーマットやその記述方法は関係ない。JDF等の表現で、印刷に使用する複数のプリンタが選択でき、それぞれのプリンタにどのように印刷するかを表現できる。更に、その印刷処理手順記述ファイルを作成し解析する機能が存在するものとして説明する。
【0050】
図8に編集情報ファイル34の構成例を示す。
【0051】
編集情報ファイルとは、電子文書ファイルを作成・編集処理を行う上での編集に必要な情報を記録しておく領域である。本実施の形態では以下のような情報を記録することとする。
【0052】
80は前回の表示倍率であり、電子文書ファイルを前回の編集処理時にウインドウ上に表示していた時の倍率を示している。81は前回の表示ページ番号であり、電子文書ファイルの表示していたページ数を示す。82は前回のウインドウ表示位置であり、電子文書ファイルの編集用のウインドウを表示していたポジションを示す。83は前回のウインドウ表示サイズであり、電子文書ファイルの編集用のウインドウサイズを示す。
【0053】
図9にバリアブル編集情報ファイル35の構成例を示す。
【0054】
図9において、90はページ番号であり、電子文書ファイルの印刷時の何ページ目にバリアブル印刷用の領域があるのかを示す。91はポジションであり、90で示されたページのどの位置にバリアブル印刷用の領域があるのかを示す。92は領域サイズであり、91で示されたポジションを領域の左上側の原点としてどれだけの矩形サイズ領域を占めているかを示す。93はバリアブルデータ数であり、36のバリアブルデータベースファイルにどれだけのデータが記録されているかを示す。
【0055】
本実施の形態では、1つの電子文書ファイル内に1つのバリアブル印刷用のフィールドしか設定できないように記述されているが、バリアブル編集情報ファイル35内に複数のフィールドを記録できても良いことは言うまでもない。
【0056】
図10に検索キーワード情報ファイル37の構成例を示す。
【0057】
100〜103は検索キーワードであり、電子文書ファイルがデータベースに記録された時に、そのデータベース上で検索するためのキーワード文字列である。この検索用のキーワードをデータベースに検索用のキーとして登録する訳である。
【0058】
本実施の形態では、検索キーワードの項目数を4つとして記述したが、4つ以上でも以下でも、又、キーワード数を可変にしても良いことは言うまでもない。
【0059】
図11に本実施の形態における電子文書ファイルと印刷処理手順記述ファイルがどのように変更されて処理なされるかを示す。
【0060】
図11において、110はユーザが電子文書ファイルを作成し、分散印刷の設定かつ実行を指示した直後の電子文書ファイルと印刷処理手順記述ファイル内の内容を示している。本実施の形態では、ユーザがキーボード9等を使用して電子文書ファイルを選択し、電子文書ファイルをAプリンタへページ1からページ10までを、Bプリンタへページ11からページ20までを、Cプリンタへページ21からページ30までを1部ずつ分散印刷するように指示したとする。その分散印刷指示情報が印刷処理手順記述ファイルに記録されている状態を示している。
【0061】
111は電子文書ファイルの印刷を実行するプリントサーバである。分散印刷を実行するように指示された電子文書ファイル110がプリントサーバ111に転送される。プリントサーバ111上では、アンアーカイブ機能を用いて転送された電子文書ファイルを個々のファイルに復元し、復元された印刷処理手順記述ファイルの内容を解析し、分散印刷指定がなされていることを解釈する。そして個々のプリンタ用の分散印刷指示だけを残した新たな印刷処理手順記述ファイルを作成し、その印刷処理手順記述ファイルを元に新規の電子文書ファイルを分散数分だけ作成する。この時に作成された電子文書ファイルが112〜114である。
【0062】
112は印刷処理手順記述ファイルからAプリンタへの印刷処理手順を記述した箇所だけを抽出して、印刷処理手順記述ファイルを作り直してある。113と114に関しても同様にBプリンタとCプリンタに関する印刷処理手順を記述した箇所を抽出して、印刷処理手順記述ファイルを作り直した電子文書ファイルである。そして、プリントサーバ111上で作成された電子文書ファイル112・113・114をプリントサーバ上で3つの印刷プロセスを作成することによって同時に印刷処理される。
【0063】
プリントサーバ111は、電子文書ファイル110の分散印刷処理を指示したコンピュータと同じであっても構わない。本実施の形態では、クライアントコンピュータ上で電子文書ファイルを作成し、分散印刷の実行を指定し、その電子文書ファイルがプリントサーバコンピュータである111にLAN等のネットワークを介して転送され、プリントサーバ上で分散印刷処理がなされるように記述したが、1台のコンピュータ上で実行されても構わない。つまり、プリントサーバ111の印刷機能を持ったコンピュータ上で電子文書ファイルを作成し、分散印刷処理を行ったとしても構わない。
【0064】
図12は電子文書ファイルに分散印刷の指示を印刷処理手順記述ファイルに記述して電子文書ファイルを作成するまでの一例を説明するフローチャートである。
【0065】
ステップS1では、電子文書ファイルを作成する。ユーザは、印刷元ファイル32として何らかの画像ファイルをコンピュータ上からキーボード9等を用いて選択し、電子文書ファイルを作成する。その際に図3で説明したバリアブル編集情報ファイル35等を追加していっても構わない。
【0066】
そして、ステップS2でキーボード9より分散印刷の指示がなされたかどうかを判定し、もし指示がなされたならばステップS3へ進み、指示がないならばステップS2を繰り返す。ステップS3では分散印刷の方法をキーボード9やPD10を用いて設定する。
【0067】
分散印刷の指示内容としてはこれまでに説明したように、使用するプリンタ・そのプリンタに印刷するページ範囲・印刷する部数等がある。そして、ステップS4では、分散印刷の設定が終了し、印刷開始が指示されたかどうかを判定する。印刷開始が指示されたならばステップS5へ進み、指示されていないならばステップS4を繰り返す。ステップS5では、ステップS3で設定された分散印刷の方法を印刷処理手順記述ファイルに書き込む。そして、ステップS6でステップS5で更新された印刷処理手順記述ファイルを元に、ステップS2で作成した電子文書ファイルをアーカイブ機能を用いて1つのファイルに統合する。この時作成されたファイルが図11の分散処理前の電子文書ファイル110である。その作成された電子文書ファイルは、コンピュータ上に保存される。そして、ステップS7にて作成された電子文書ファイルがプリントサーバ111へLAN等のネットワークを介して転送される。
【0068】
図13はプリントサーバ上での分散印刷の指示が印刷処理手順記述ファイルに記述された電子文書ファイルを分散印刷するまでの一例を説明するフローチャートである。
【0069】
ステップS21にて、プリントサーバ111はステップS7にて送信された電子文書ファイルを受信する。そして、ステップS22に進み、受信したアーカイブ電子文書ファイルをアンアーカイブ機能を用いて元のファイルに復元し、復元された印刷処理手順記述ファイルを解析して分散印刷の指示がなされているかどうかを判断する。
【0070】
もし、分散印刷の指示がなされていなければステップS23に進み、通常の電子文書印刷処理を実行する。もし、分散印刷が指示されていたならば、ステップS24に進み、分散印刷指示の詳細を解析する。本実施の形態では、ページ毎に分散印刷を行う設定を行っているので、ページ分散の指示詳細を解析する。そして、ステップS25にて、ステップS24で解析した結果に基いて分散数分の印刷処理手順記述ファイルを作成し、その印刷処理手順記述ファイルを元に分散数分のアーカイブ機能で1つに統合される前の電子文書ファイルを作成する。
【0071】
そして、ステップS26にて、ステップS25で作成された電子文書ファイルのそれぞれに対してアーカイブ機能を用いてアーカイブ電子文書ファイルを作成し、コンピュータに記録しておく。この時に作成された電子文書ファイルが図11の電子文書ファイル112〜114である。本実施の形態では、3つに分散印刷する例を記している。そして、ステップS27にて、アーカイブ機能で統合されていない個々のファイルがバラバラに分かれた状態の電子文書ファイルを用いて、印刷処理を行う。
【0072】
そして、印刷の出力結果を見て、再度印刷し直す必要があったならば、全体を再度印刷し直す場合にはステップS6で保存された電子文書ファイルを選択して印刷の実行を指示する。Aプリンタへの印刷処理だけが失敗して再度印刷したいならば、ステップS26で保存したAプリンタ用の電子文書ファイルだけを選択して印刷の実行を指示する。印刷を行うプリンタ名やその部数等の情報はそれぞれの電子文書ファイルに記録されている印刷処理手順記述ファイルに記録されているので、印刷の実行を指示するだけで良い。
【0073】
又、ステップS6やステップS26では、電子文書ファイルの印刷に必要な全データを記録しているので, 本実施の形態のようにプリントサーバ上に電子文書ファイルが転送されてもデータを取得できないことによる印刷処理の失敗を防止することができる。
【0074】
【発明の効果】
以上の説明で明らかなように、本発明によれば、複数のプリンタを使用して分散印刷を実行した後に、或る特定のプリンタに対して再印刷を実行する場合には、そのプリンタへの印刷設定情報を記録した電子文書ファイルを使用して印刷実行を指示するだけで良いため、ユーザがそのプリンタへの再印刷処理に必要な印刷設定を再度行う必要がなく、容易に再印刷処理を実行することができる。
【0075】
又、電子文書ファイル内に印刷に必要な全てのデータを記録しておくので、電子文書ファイルの印刷を行うコンピュータと印刷に必要なデータを記録しているコンピュータが異なるため等の原因で発生する、データ取得ができないことによる印刷の失敗を防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態におけるプログラムを起動する電子文書印刷装置のシステムブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態におけるプログラムを起動する電子文書印刷装置の外観図である。
【図3】電子文書ファイルを構成するファイルの一覧図である。
【図4】電子文書ファイルのフォーマットを説明する図である。
【図5】電子文書ファイルヘッダ情報のフォーマットを説明する図である。
【図6】電子文書管理ファイルのフォーマットを説明する図である。
【図7】印刷処理手順記述ファイルのフォーマットを説明する図である。
【図8】編集情報ファイルのフォーマットを説明する図である。
【図9】バリアブル編集情報ファイルのフォーマットを説明する図である。
【図10】検索キーワード情報ファイルのフォーマットを説明する図である。
【図11】分散印刷処理のフローを説明する図である。
【図12】本発明を説明する第1のフローチャートである。
【図13】本発明を説明する第2のフローチャートである。
【符号の説明】
1 システム・バス
2 CPU
3 PMEM
4 通信制御部
5 デジタルカメラ
6 画像入出力制御部
7,17 プリンタ
8 入力制御部
9 キーボード
10 マウス
11 VRAM
12 表示出力制御部
13 CRT
14 外部記憶制御部
15 ハード・ディスク
16 フロッピ・ディスク

Claims (6)

  1. 少なくとも1つ以上のファイルを1つのファイルに結合するファイルアーカイブ手段と、1ファイルに結合されたファイルを元のファイルに復元するアンアーカイブ手段と、上記画像データを印刷する処理方法を記述した印刷処理手順記述ファイルを作成する印刷処理手順記述ファイル作成手段と、上記印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成した印刷処理手順記述ファイルの内容を解析する印刷処理手順記述ファイル解析手段と、印刷処理手順記述ファイル解析手段に印刷処理手順記述ファイルを与えて処理内容を解析し、その記述指示内容に従って印刷処理を行う印刷手段と、上記ファイルアーカイブ手段に少なくとも上記印刷手段で印刷する画像データと上記印刷処理手順記述ファイルを与えて電子文書ファイルを作成する電子文書作成手段とを有することを特徴とする電子文書印刷装置。
  2. 上記電子文書ファイルを上記アーカイブ手段で元のファイルに復元して上記印刷処理手順記述ファイルを取り出し、取り出した印刷処理手順記述ファイルを上記印刷処理手順記述ファイル解析手段によって解析された結果によって分散印刷と判断されたならば、分散数分の印刷処理手順記述ファイルを新たに作成する第2の印刷処理手順記述ファイル作成手段と、上記第2の印刷処理手順記述ファイル作成手段によって作成された印刷処理手順記述ファイルを上記ファイルアーカイブ手段に与えて分散数分の電子文書ファイルを作成する第2の電子文書作成手段とを有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
  3. 上記第2の電子文書作成手段で作成された複数の電子文書ファイルを用いて、複数のプリンタへ分散印刷処理を行う第2の印刷手段を有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
  4. 上記電子文書ファイル作成手段と第2の電子文書ファイル作成手段で作成された電子文書を保存する電子文書ファイル保存手段を有することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
  5. 上記電子文書ファイル保存手段で保存した電子文書ファイルを選択する電子文書選択手段と、上記電子文書選択手段で選択された電子文書ファイルを上記印刷手段を用いて再印刷を行うことを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
  6. 上記印刷処理手順記述ファイルに記述されている印刷処理に必要な全ファイルを上記アーカイブ手段に与えて電子文書ファイルを作成することを特徴とする請求項2記載の電子文書印刷装置。
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