JP2006171869A - 画像読み込み装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 製本を目的として印刷された原稿物をスキャンした場合には、電子文書作成後にページ順に画像データを並べなおす必要があるという問題点が合った。
【解決手段】 紙原稿から読み込む際に変倍を行なうので、2in1原稿などを読み込む際に所望のサイズの画像を、その画質を劣化させることなしに取得できる。
【選択図】 図13
【解決手段】 紙原稿から読み込む際に変倍を行なうので、2in1原稿などを読み込む際に所望のサイズの画像を、その画質を劣化させることなしに取得できる。
【選択図】 図13
Description
本発明は電子文書を印刷する電子文書印刷システムに関する。
従来この種の紙原稿をスキャンして画像データとして電子文書印刷システムに取り込み、一つの文書データとして作成し管理し印刷する処理の場合においては、一枚の紙原稿に複数のページが記述されているようなNin1原稿をスキャンする場合、1in1の電子文書を作成したいにも関わらず、原稿をスキャナから読み込み一つの電子文書を作成した場合にもNin1原稿となっているので、電子文書の各ページを1in1に分割して作成しなおしていた。また、紙原稿のページ毎に読み込んだとしても、所望するサイズはNin1印刷される前のオリジナルサイズであり、所望サイズよりも小さいサイズの電子文書が作成されるので、電子文書の各ページを拡大しなおしていた。
また、Nin1紙原稿を各ページ毎に読み込む際には、ユーザがそのページ毎にスキャンする位置とサイズを指定していた。
また、製本を目的とした印刷物のような場合には、例えばP1/P8/P2/P7/P3/P6/P4/P5のようにページが連続していない為に、スキャン画像を元に一つの電子文書を作成しようとすると上記のような順序で読み込まれた画像データを、P1/P2/P3/.../P7/P8と並べ替えていた。
また、特許文献1では、製本処理機能により製本化された原稿を各原稿ページに分割された用紙束に戻す作業を効率的に行うことができる画像形成装置に関する記載がある。
特開平9−23329号公報
従って、従来の電子文書印刷システムでは、Nin1原稿を読み込んだ場合には、電子文書を作成した後にNin1として記述されている各ページを分割して1in1文書に作り直す必要があるという問題点が合った。また、所望するサイズよりも小さい場合には電子文書の各ページを拡大していたので、電子データからの拡大のために画質が劣化するという問題点があった。
また、Nin1紙原稿を各ページ毎に読み込む際には、ユーザがそのページ毎にスキャンする位置とサイズを指定しなければならないので繁雑だという問題点が合った。
また、製本を目的として印刷された原稿物をスキャンした場合には、電子文書作成後にページ順に画像データを並べなおす必要があるという問題点が合った。
本発明はかかる従来技術に鑑みなされたものであり、少なくとも紙原稿をスキャンし電子原稿データに変換する紙原稿読み込み手段と、上記紙原稿読み込み手段の動作を制御する紙原稿読み込み装置制御手段と、上記紙原稿読み込み装置制御手段によって上記紙原稿読み込み手段を制御することによって作成された電子原稿データを転送する電子原稿データ転送手段と、一つ以上のファイルを1つのファイルに結合するファイルアーカイブ手段と、1ファイルに結合されたファイルを元のファイルに復元するアンアーカイブ手段と、印刷する処理方法を記述した印刷処理手順記述ファイルを作成する印刷処理手順記述ファイル作成手段と、上記印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成した印刷処理手順記述ファイルの内容を解析する印刷処理手順記述ファイル解析手段と、印刷処理手順記述ファイル解析手段に印刷処理手順記述ファイルを与えて処理内容を解析し、その記述指示内容にしたがって印刷処理を行う印刷手段と、上記ファイルアーカイブ手段に少なくとも上記印刷手段で印刷する画像データと上記印刷処理手順記述ファイルを与えて電子文書ファイルを作成する電子文書作成手段とを所有することを特徴とする電子文書印刷装置。
上記印刷処理手順記述ファイル作成手段は、上記紙原稿読み込み装置制御手段に与える読み込み設定情報も作成し、印刷処理手順記述ファイルに記録し、上記印刷処理手順記述ファイル解析手段は読み込み設定情報も解析し、解析した読み込み手順に従って上記紙原稿読み込み装置制御手段を用いて紙原稿をスキャンすることを特徴とする電子文書印刷装置。
上記紙原稿の一枚に複数ページが縮小印刷されていた場合に、上記印刷処理手順記述ファイル作成手段は各ページを元のページサイズでスキャンできるように変倍スキャン設定情報を印刷処理手順記述ファイルに記録することを特徴とする電子文書印刷装置。
上記紙原稿の一枚に複数ページが印刷されていた場合に、上記印刷処理手順記述ファイル作成手段は各原稿に印字されている各ページをスキャンできるようにスキャン位置とスキャンサイズ設定情報を印刷処理手順記述ファイルに記録することを特徴とする電子文書印刷装置。
上記それぞれの紙原稿には複数ページが印刷されており、そのページの並びが連続していない場合に、ページ順序指定手段と、上記ページ順序指定手段によって指定されたページ順序を記録するページ順序記録手段と、上記紙原稿読み込み手段で読み込んだ電子原稿データと上記ページ順序記録手段によって作成されたページ順序ファイルをまとめて管理することを特徴とする電子文書印刷装置を提供しようとするものである。
以上説明したように本発明によれば、紙原稿から読み込む際に変倍を行なうので、2in1原稿などを読み込む際に所望のサイズの画像を、その画質を劣化させることなしに取得できる。
2in1原稿のような規則に従って複数のページが1原稿にレイアウトされている場合には、その規則に則った読み込み位置と読み込みサイズだけを指定すれば良いので、毎ページ読み込み設定を行なう煩わしさがない。
また、頁順に並んでいない原稿を読み込んでもその順序をページ順序記述ファイルに記録させるだけなので、高速且つ容易にページ順序に並べ替えられた電子文書ファイルが作成出来る
以下、添付図面に従って本発明に係わる実施例を詳細に説明する。
図1は本発明の一実施例を説明する電子文書印刷装置のシステム・ブロック図である。1はシステム・バスであり、これから説明する各構成ブロックはこのシステム・バスに接続されている。2はCPU(Central Processing Unit)である。3はプログラム・メモリ(以下PMEMと称す)で、原稿の読み込み設定の指定・読み取り機器制御・編集・印刷処理手順記述ファイルの解析・その解析に基いた印刷処理など各種処理のためのプログラムを適宜ハード・ディスク15から選択/読み込みし、2のCPUにて実行する。又、作成されたデータや印刷処理用のデータはデータ格納用メモリでもあるPMEMに格納されるし、ユーザがキーボード9より入力したテキストデータや各種指示情報の一時格納用としてもPMEMが用いられる。4は、通信制御部であり、18の通信ポートに於ける入出力データの制御を行う。通信ポート18から出力された信号は、通信回線19を経由して、ネットワーク上の他の装置の通信ポートに伝えられる。20は通信回線19を介してつながっている他の電子文書印刷装置を示す。ネットワーク上で共有されているプリンタやスキャナ、他の電子文書印刷装置との電子文書ファイルの送受信処理は、この通信制御部4を介して行われる。
また、本実施例ではLANなどのネットワークに関して記述するが、この通信制御部に接続される通信ポート及び通信回線が一般の公衆回線など他の通信手段であっても本発明が適応されることは言うまでもない。
5はデジタルカメラやスキャナなど画像読取装置、6は画像入出力制御部、7と17はプリンタであり、デジタルカメラ5から読み込まれた画像データは、3のPMEMに展開されたのちVRAM11上に展開され、CRT13に表示される。8は入力制御部であり、9のキーボード、10のPD(ポインティングデバイスのこと。以下PDと称す。)等の入力装置が接続される。操作者はこのキーボード9を操作することによりシステムの動作指令等を行う。またPD10は13のCRT上で画像情報や文字データや数値データを選択、加工指示したり、画像読み込みパラメータの設定や電子文書ファイルの印刷パラメータの設定をするためのもので本実施例ではマウスを使用している。これによりCRT13上のマウスカーソルをX,Y方向に任意に移動して、メニューの選択、画像データ、図形データ、文字データ、数値データ、印刷パラメータの選択、編集を行なう。11はビデオ・イメージ・メモリ(以下VRAMと称す)、12は表示出力制御部、13はCRTである。13のCRTに表示されるデータは11のVRAM上にビットマップデータとして展開されている。例えば図形データであれば、その位置、描画属性情報に対応した図形パターンがVRAM上に展開されており、また、ソフト制御によりVRAMの表示エリアに直接カーソルを発生し表示が可能である。14は外部記憶装置制御部、15、16は電子文書ファイルや画像データや図形データや文字データや数値データなどを記録しておくデータファイル用のディスクで、例えば15はハード・ディスク(以下HDと称す)であり、16は、フロッピー(登録商標)・ディスク(以下FDと称す)である。本実施例ではHD15に複数のファイルを一つのファイルに統合するアーカイブ機能や電子文書ファイルの印刷機能などのプログラムが記録されるが、これらのプログラムを格納する記録媒体としては、ROMや、フロッピー(登録商標)ディスク16や、CD−ROM、メモリカード、光磁気ディスクなどのデバイスを用いることができる。
図2は本発明の電子文書印刷装置の外観図である。23はシステム・バス1やCPU2やPMEM3や通信制御部4を内蔵した電子文書印刷装置の本体部である。13はCRTで、9はキーボード、10はPD、21はFDドライブでありFD22がセットされて電子文書ファイルや画像データや図形データや文字データや数値データをFD22に書き込んだり、またFD22に記録されている電子文書ファイルや図形データや文字データや数値データを読み込んだりする。
また本発明は各種プログラムをHD15に記録した電子文書印刷装置において実現されるのはもちろんである。が、本発明を実現可能なプログラムを記録された記録媒体を他のシステムあるいは電子文書印刷装置に供給し、そのシステムあるいは装置のコンピュータが、記録媒体に格納されたプログラムコードを読み出し実行することによっても、本発明は達成される。例えば複数ファイルを一つのファイルに統合するアーカイブ機能や電子文書ファイルを印刷する機能プログラムが記録されたFD22を他の電子文書印刷装置のFDドライブ21にセットし、そのプログラムをハードディスク15へロードし、そのロードしたプログラムを実行する。こうすることによって本発明は他の電子文書印刷装置においても実現可能である。
以下図3から図15までを用いて、本発明の説明を行なう。
まず、電子文書印刷装置において原稿をスキャンして作成される電子文書ファイルの説明から行なう。
電子文書ファイルは各情報を記録した複数のファイルから構成されていたとする。
また、電子文書ファイルは複数のファイルを一つのファイルに統合したアーカイブファイルであったとする。
図3に、本実施例の電子文書ファイルを構成するファイル一覧の例を示す。
30は、電子文書管理ファイルであり電子文書ファイル内にどのようなファイルが記録されているかを管理する情報が記録されている。31は、印刷処理手順記録ファイルであり、電子文書ファイルを、どのプリンタに、XページからYページまでを、原稿のどの位置に、等倍か変倍するのか、回転するのかしないのか、どのように配置して、何部印刷し、印刷された用紙をステイプルするかどうか等の電子文書ファイルの印刷に関する全指示が記録されている。32は、印刷元ファイルであり印刷処理手順記録ファイルに記録されている指示に従って印刷を行う画像ファイルそのものである。本画像ファイルのフォーマットは、一般に知られているBMPフォーマットやPDFフォーマット(PDFはAdobe社の商標です)であっても構わないし、独自の画像フォーマットであっても構わず、本発明を実現できる。33は、プリンタ情報ファイルでありプリンタ個々に固有の情報を記録している。例えばWindows(登録商標)におけるDEVMODE構造体情報である。電子文書ファイルを前回の印刷時にプリンタドライバに設定したDEVMODE情報を記録しておくことによって、再印刷時に前回においてプリンタドライバに設定した同じ内容を設定することができる。34は、編集情報ファイルであり、電子文書ファイルを編集時に必要な情報が記録される。例えば、前回の編集時に電子文書ファイルを表示していた倍率やページ番号などである。電子文書ファイルの編集に関しては本発明に関係しない為に、省略する。35は、バリアブル編集情報ファイルであり、電子文書ファイルをバリアブル印刷する為の情報が記録されている(バリアブル印刷とは、ある原稿の一部を顧客名称等に変更して複数部数印刷するような印刷部単位で変更されるような領域を持った印刷)。電子文書ファイルのどのページをどのように変更しながら印刷していくか等の情報が記録されている。バリアブル印刷に関しても本発明に関係しない為に、ここではその詳細な説明までは省略する。36は、バリアブルデータベースファイルであり、バリアブル印刷にて使用する印刷データである。各印刷部ごとに印刷内容を変えるためのデータとしては、テキストでも構わないし画像でも構わないしその他のデータでも構わない。37は、検索キーワード情報ファイルであり、電子文書ファイルがデータベースに記録された時にどのようなキーワードをデータベースに登録し検索可能にするかを記録している。電子文書ファイルを記録するデータベースは何でも構わない。電子文書ファイルのデータベースへの登録に関しては本発明に関係しない為に、ここでは省略する。38はページ順序記述ファイルであり、印刷元ファイル32に記録されている画像データが、実際はどのようなページ順序で有るかを示す情報が記録されている。
図4に各種ファイルが一つの文書に統合されて電子文書ファイルがアーカイブされた場合の構成例を示す。
40は電子文書ファイルのヘッダ情報であり、一つの文書に統合した場合にアーカイブされた電子文書ファイルを管理する為の情報が記録されている。この電子文書ファイルヘッダ情報を用いることによって、統合されたアーカイブ電子文書ファイルを元のファイルの状態に復元することができる。30から38までは電子文書ファイルを構成する各種ファイルを示し、41は電子文書ファイルヘッダ情報と各種ファイルが統合されたアーカイブ電子文書ファイルを示す。
図5に41の電子文書ファイルヘッダ情報の詳細な構成例を示す。
50は、トータルファイル数であり、電子文書ファイルに記録されているファイルの総数を示す。このファイル数をみれば、41の電子文書ファイルヘッダ情報内に、幾つのファイルに関する情報が記録されているかも判断することができる。51は、電子文書ファイルサイズであり、アーカイブ電子文書ファイルのサイズを示す。52は、第一番目のファイル情報領域へのファイルの先頭からのオフセット値であり、53のデータ領域がアーカイブ電子文書ファイル内でどの領域に存在するかを示す。53から59まではアーカイブ電子文書ファイル内に記録されている、それぞれのファイルの情報を示す。53は、ファイル名であり、アーカイブ電子文書ファイルから個々のファイルが取り出された時に付けられるファイル名を示す。54は、ファイルサイズであり、アーカイブ電子文書ファイル内でどれだけの領域を占有しているかを示す。具体的には、ファイルが圧縮されているかいないかによってそのサイズは変わってくる。55は、ファイルの実体へのオフセット値であり、このファイルがアーカイブ電子文書ファイル内で占める領域のファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。56は、圧縮フラグであり、このファイルが圧縮されてアーカイブ電子文書ファイルに記録されているのか、圧縮されていないのかを示す。57は、圧縮方式であり、56の圧縮フラグで圧縮されていると記録されていた場合のみ意味を持ち、MMR等の圧縮方式が記録されている。圧縮方式の詳細に関しては、本発明と関係しないのでその説明を省略する。58は、ファイル属性であり、このファイルが元々所有していたRead Only等のファイル属性を記録し、アンアーカイブ機能によってファイルが復元された時にどのような属性を持たせるかを記録する。59は、次のファイル情報領域へのオフセット値であり、アーカイブ電子文書ファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。以降のファイルに関しては図では省略されているが、53から59の項目がファイル数分だけ繰り返し記録されている。
図6に、電子文書管理ファイル30の構成例を示す。
電子文書管理ファイルは、アーカイブ電子文書ファイルがアンアーカイブ機能によって個別のファイルに復元された時に、電子文書ファイルを構成する個々のファイルを管理する為の情報を記録している。
60は、トータルファイル数であり、電子文書ファイルを構成する各要素であるところのファイル数を示す。ここでは図3における31の印刷処理手順記述ファイルから38のページ順序記述ファイルまでがそれにあたり、ファイル数は8である。61は、第一番目のファイル情報領域へのオフセット値であり、電子文書管理ファイルの先頭から第一番目のファイル情報が記録されている領域までのオフセット値である。ここでは、62の項目までの電子文書管理ファイルの先頭からのオフセット値が記録されている。62から66までは、電子文書ファイルを構成する個々のファイルの情報が記録されている。62は、ファイル名であり、電子文書ファイルを構成する要素としてのファイルの名称を示す。31の印刷処理手順記述ファイルの名称等がそれに当たる。63は、ファイルサイズであり、例えば31の印刷処理手順記述ファイルのサイズが記録されている。64は、ファイルへのPathであり、ファイルがどのディレクトリに作成されているかを示す。65は、ファイルグループ種であり、31の印刷処理手順記述ファイルから37の検索キーワード情報ファイルまでの種類を記録することが可能で、例えば31の印刷処理手順記述ファイルが複数存在した場合には、それらのファイルが同一種類のファイルであることをこれで判定できる。66は、次のファイル情報領域へのオフセット値であり、電子文書管理ファイルの先頭からのオフセット値を示す。以降のファイルに関しては図では省略されているが、62から66の項目がファイル数分だけ繰り返し記録されている。
図7に、印刷処理手順記述ファイル31の構成例を示す。
印刷処理手順記述ファイルは、先にも述べたように電子文書ファイルをどのように印刷するかの処理内容と手順を記述している。このように印刷処理手順を記述する方式にJDF(trademark of CIP4)が知られている。ここではこのJDFを用いた例を記述する。図7には、「JDF Specification Spiral 6.0 Candidate for Release Version 1.0」より抜粋したJDFによる記述例です。ここでは、印刷処理手順記述ファイルのフォーマットやその記述方法は関係ない。JDF等の表現で、印刷に使用する複数のプリンタが選択でき、それぞれのプリンタにどのように印刷するかを表現できる。更に、その印刷処理手順記述ファイルを作成し解析する機能が存在するものとして説明を進める。
図8に、編集情報ファイル34の構成例を示す。
編集情報ファイルとは、電子文書ファイルを作成・編集処理を行う上での編集に必要な情報を記録しておく領域である。ここでは以下のような情報を記録することとする。
80は、前回の表示倍率であり、電子文書ファイルを前回の編集処理時にウインドウ上に表示していた時の倍率を示している。81は、前回の表示ページ番号であり、電子文書ファイルの表示していたページ数を示す。82は、前回のウインドウ表示位置であり、電子文書ファイルの編集用のウインドウを表示していたポジションを示す。83は、前回のウインドウ表示サイズであり、電子文書ファイルの編集用のウインドウサイズを示す。
図9に、バリアブル編集情報ファイル35の構成例を示す。
90は、ページ番号であり、電子文書ファイルの印刷時の何ページ目にバリアブル印刷用の領域があるのかを示す。91は、ポジションであり、90で示されたページのどの位置にバリアブル印刷用の領域があるのかを示す。92は、領域サイズであり、91で示されたポジションを領域の左上側の原点として、どれだけの矩形サイズ領域を占めているかを示す。93は、バリアブルデータ数であり、36のバリアブルデータベースファイルにどれだけのデータが記録されているかを示す。
ここでは、一つの電子文書ファイル内に一つのバリアブル印刷用のフィールドしか設定できないように記述されているが、バリアブル編集情報ファイル35内に複数のフィールドを記録できてもいいことは言うまでもない。
図10に、検索キーワード情報ファイル37の構成例を示す。
100から103は検索キーワードであり、電子文書ファイルがデータベースに記録された時に、そのデータベース上で検索する為のキーワード文字列である。この検索用のキーワードをデータベースに検索用のキーとして登録するわけである。
ここでは、検索キーワードの項目数を4つとして記述したが、4つ以上でも以下でも、またキーワード数を可変にしてもいいことは言うまでもない。
図11に、画像読み込み指示ファイル38の構成例を示す。
110はスキャナ情報であり、どのスキャナから画像を読み込むのかを識別する為にスキャナドライバ名称が記録されている。また、その方法としては、スキャナドライバ名称以外でも、スキャナにIP Addressが設定されているならばその情報でも構わない。111は一つの原稿毎に配置されているページ数を示し、例えば4in1原稿ならば4が記録されている。112から116は原稿上の第一番目のページを読み込む為の読み込み設定情報であり、112は原稿を読み込む場合の解像度情報が記録されている。113は読み込み時の変倍率であり、等倍ならば100が、2倍に拡大して読み込む場合には200が記録されている。114は読み込み位置を示す情報であり、本特許ではスキャナの原稿台原点からのオフセット位置が記録されているものとする。115は読み込みサイズを示す情報であり、上記読み込み位置情報114からの読み込む領域を示している。116は画像圧縮方法を示し、JPEG等の情報が記録されている。圧縮がなされていない場合には、何も記録されていない。112の解像度情報から116の画像圧縮方法までの情報が111に記録されているページ数分繰り返し記録されている。例えば、4in1原稿を読み込む場合でページ数情報111に4が記録されている場合には、4通り分記録されている。
図12は、スキャナと電子文書印刷装置がネットワーク等の回線で接続されていてお互いが離れた場所に存在しても構わないことを説明する図であり、120はスキャナを示し、121はLAN等のネットワーク回線を示し、122は電子文書印刷装置を示す。
図14は、ページ順序記述ファイルを説明する図であり、38はページ順序記述ファイルを示し、140はトータルページ数を示し、141からは印刷元ファイル32に記録されている画像順にそれぞれの画像が何ページ目に当たるかを示す。
図15は、8ページ分のA4サイズ文書を中綴じ製本で2in1印刷された原稿を示している。
図13はスキャナから紙原稿を読み込み、電子文書ファイルを作成するまでの一例を説明するフローチャートである。
図13の説明では、8ページ分のA4サイズ文書を中綴じ製本で2in1印刷された原稿を読み込む場合に付いて説明する。
ステップS1では、読み込みを行なう紙原稿をスキャナ上にセットする。そしてステップS2に進み、紙原稿から読み込みを行なう方法をキーボード9やPD10を用いて設定する。本実施例の場合には解像度は300DPIが設定され、変倍率はA5->A4の変倍率(本実施例では141%とする)が設定され、読み込み位置と読み込みサイズに関しては2in1原稿なので2ページ分の設定がなされ、画像圧縮方法に関しては何も指定せず、無圧縮のBMP形式で読み込まれるものとする。ステップS3ではキーボード9やPD10から読み込み開始が指示されたかどうかを判断し、指示されていなければステップS3を繰り返し、指示されていればステップS2で指定された読み込み情報を画像読み込み指示ファイルとして作成しステップS4へ進む。ステップS4では画像読み込み指示ファイルの記述に従って1ページ分の画像を読み込む処理を行なう。本実施例では2in1原稿を読み込むので画像読み込み指示ファイル内に記録されている原稿1の指示に従って読み込みを行い、次に原稿2の指示に従って読み込みを行い、以降はそれを繰り返すように処理される。そしてステップS5に進みスキャナ上の全原稿を読み込み終わったかどうかを判断し、読み込み終わっていない場合には、ステップS4に戻り読み込み終了の場合にはステップS6へ進む。そしてステップS6ではスキャンされた画像を元にページ順序記述ファイル38を付加して電子文書ファイルが作成される。本実施例の場合にはページ順序記述ファイルには、"P1/P8/P2/P7/P3/P6/P4/P5"と記録されており、その他の印刷に関する設定ファイルには何も記録されていないものとする。そしてステップS7へ進み作成された電子文書ファイルをハードディスク15に保存する。
本実施例では、図11で画像読み込み指示をファイルとして記録するように説明したが、メモリ上に記録するのでも構わないことは言うまでもない。
また、本実施例では画像の読み込みを電子文書印刷装置122から行なうように説明したが、スキャナ120のコントロールパネルなどの入力装置上から行なうようにしても構わない。
また、画像読み込み指示ファイル38を電子文書印刷装置122など他の装置上で作成し、スキャナ120に読み込む紙原稿と共に持っていき、スキャナ120上から画像読み込み指示ファイル38を画像を転送したい電子文書印刷装置122へ送り、電子文書印刷装置122上からの読み込みを行なうようにしても構わない。
また、本実施例では画像読み込み指示ファイル38を単独のファイルとして説明したが、印刷手順記述ファイル31内に画像読み込み指示を記述してしまうように、他のファイルと一緒にしても構わない。
1 システム・バス
2 CPU
3 PMEM
4 通信制御部
5 デジタルカメラ
6 画像入出力制御部
7 プリンタ
8 入力制御部
9 キーボード
10 マウス
11 VRAM
12 表示出力制御部
13 CRT
14 外部記憶制御部
15 ハード・ディスク
16 フロッピ(登録商標)・ディスク
17 プリンタ
2 CPU
3 PMEM
4 通信制御部
5 デジタルカメラ
6 画像入出力制御部
7 プリンタ
8 入力制御部
9 キーボード
10 マウス
11 VRAM
12 表示出力制御部
13 CRT
14 外部記憶制御部
15 ハード・ディスク
16 フロッピ(登録商標)・ディスク
17 プリンタ
Claims (5)
- 紙原稿をスキャンし電子原稿データに変換する紙原稿読み込み手段と、
前記紙原稿読み込み手段の動作を制御する紙原稿読み込み装置制御手段と、
前記紙原稿読み込み装置制御手段によって前記紙原稿読み込み手段を制御することによって作成された電子原稿データを転送する電子原稿データ転送手段と、
一つ以上のファイルを1つのファイルに結合するファイルアーカイブ手段と、
1ファイルに結合されたファイルを元のファイルに復元するアンアーカイブ手段と、
印刷する処理方法を記述した印刷処理手順記述ファイルを作成する印刷処理手順記述ファイル作成手段と、
前記印刷処理手順記述ファイル作成手段で作成した印刷処理手順記述ファイルの内容を解析する印刷処理手順記述ファイル解析手段と、
印刷処理手順記述ファイル解析手段に印刷処理手順記述ファイルを与えて処理内容を解析し、その記述指示内容にしたがって印刷処理を行う印刷手段と、
前記ファイルアーカイブ手段に少なくとも前記印刷手段で印刷する画像データと前記印刷処理手順記述ファイルを与えて電子文書ファイルを作成する電子文書作成手段とを所有することを特徴とする電子文書印刷装置。 - 前記印刷処理手順記述ファイル作成手段は、前記紙原稿読み込み装置制御手段に与える読み込み設定情報も作成し、印刷処理手順記述ファイルに記録し、前記印刷処理手順記述ファイル解析手段は読み込み設定情報も解析し、解析した読み込み手順に従って前記紙原稿読み込み装置制御手段を用いて紙原稿をスキャンすることを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
- 前記紙原稿の一枚に複数ページが縮小印刷されていた場合に、
前記印刷処理手順記述ファイル作成手段は各ページを元のページサイズでスキャンできるように変倍スキャン設定情報を印刷処理手順記述ファイルに記録することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。 - 前記紙原稿の一枚に複数ページが印刷されていた場合に、
前記印刷処理手順記述ファイル作成手段は各原稿に印字されている各ページをスキャンできるようにスキャン位置とスキャンサイズ設定情報を印刷処理手順記述ファイルに記録することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。 - 前記それぞれの紙原稿には複数ページが印刷されており、そのページの並びが連続していない場合に、
ページ順序指定手段と、
前記ページ順序指定手段によって指定されたページ順序を記録するページ順序記録手段と、
前記紙原稿読み込み手段で読み込んだ電子原稿データと前記ページ順序記録手段によって作成されたページ順序ファイルをまとめて管理することを特徴とする請求項1記載の電子文書印刷装置。
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2011066510A (ja) * | 2009-09-15 | 2011-03-31 | Fuji Xerox Co Ltd | 画像読取装置および画像読取プログラム |
JP2013168798A (ja) * | 2012-02-15 | 2013-08-29 | Canon Inc | 画像読取装置、及び画像読取装置の制御方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
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A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080304 |