JP2006016190A - 物流用棚装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 特別な電気的設備を省略して作業環境の簡素化を図り得る棚装置の提供。
【解決手段】 搬送棚本体2に、搬送棚3から搬送されてくる被搬送物16を下流側の搬送棚3に搬送する切替え棚4を設け、切替え棚4を、被搬送物16を搬送棚3から受入れる受入れ姿勢J1と被搬送物16を搬送棚3に搬送する搬送姿勢J2とに切替え自在とし、搬送棚3の搬送路35に突出して被搬送物16に係止する係止姿勢K1と搬送路35に沈込んだ係止解除姿勢K2とに切替え自在とされるストッパ100を設け、切替え棚4とストッパ100とを、切替え棚4の受入れ姿勢J1でストッパ100を係止姿勢K1とし切替え棚4の搬送姿勢J2でストッパ100を係止解除姿勢K2とするリンク機構112を介して連動するよう連結した物流用棚装置1。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば箱詰めされた電気部品等を作業者が取出して所定の作業をするための物流用棚装置に関する。
従来、物流用棚装置として、箱詰めされた電気部品等の被搬送物を組立て作業者が箱から取出し、部品等を取出した後の空箱を、重力を利用して所定の場所まで搬送する棚装置がある(例えば、特許文献1参照)。この棚装置は、作業者に向けて下傾斜する供給棚と、排出側に向けて下傾斜する排出棚と、両棚の傾斜に沿うよう往復回動可能に設けられた切替え棚とを備える。この物流用棚装置では、切替え棚が供給棚の傾斜に沿った姿勢とされた状態で荷が切替え棚に供給搬送され、作業者により荷の取出し作業を終えた空箱は、排出棚の傾斜に沿うよう回動した切替え棚から排出棚に送られる。
ところで、切替え棚に搬送されてきた荷を取出す作業中に、次の荷は供給棚に順次載置される。しかし作業者の作業中は、供給棚に載置した荷が切替え棚側へ移動してこないよう停止させておく必要がある。このため、上記棚装置では、供給棚の途中に、供給棚の荷搬送面にストッパを出退自在に設け、作業のタイミングに応じてこのストッパを出退させるようにしている。そしてストッパ出退のタイミングの制御するために、荷の到着を検出する検出器、この検出器からの信号に応じて駆動し、あるいは駆動を停止するシリンダ装置を設けている。
実開平7−23713号公報
ところで近年、この種の棚装置は、作業現場の状況(製品組立ライン)に合わせて移動させる場合がある。しかし、上記従来の棚装置では、ストッパを出退させるために検出器等の電気的に作動する手段を用いている。あるいは、ストッパを出退させるためにエアシリンダ装置を用いる場合もある。このため、棚装置を移動させた場所ごとに電気を供給するといった特別な設備や、エアシリンダ用の配管設備が必要となる。このように電気配線の取り回しやエア配管の取り回しが必要になってこれが作業の邪魔になり、また工場内での棚装置のレイアウトの変更が難しい場合があった。
そこで本発明は、特別な電気的設備、あるいはエア配管設備を少なくして作業環境の簡素化を図り得る棚装置の提供を課題とする。
本発明の物流用棚装置は、搬送棚本体に、搬送方向上流側の搬送棚から搬送されてくる被搬送物を、搬送方向下流側に配置した搬送棚に搬送するための切替え棚が設けられ、この切替え棚は、被搬送物を上流側の搬送棚から受入れる受入れ姿勢と、被搬送物を下流側の搬送棚に搬送する搬送姿勢とに切替え自在とされ、上流側の搬送棚の搬送路に突出して被搬送物に係止する係止姿勢と、搬送路の搬送面に沈込んだ係止解除姿勢とに切替え自在とされて被搬送物の下流側への移動を阻止するストッパが設けられ、切替え棚の受入れ姿勢でストッパを係止解除姿勢とし、切替え棚の搬送姿勢でストッパを係止姿勢とするためのリンク機構が設けられていることを特徴としている。
上記構成において、切替え棚の受入れ姿勢でストッパは係止解除姿勢となっているから、被搬送物は搬送方向上流側の搬送棚上を下流側すなわち切替え棚に向けて搬送される。上流側の搬送棚から被搬送物が切替え棚に至ると、切替え棚の姿勢が受入れ姿勢から搬送姿勢に切替わり、この切替え動作に伴ってリンク機構が作動し、ストッパが係止解除姿勢から係止姿勢に切替わって次に搬送されてくる被搬送物に係止し、その被搬送物が下流側に搬送されるのを阻止する。そして、被搬送物が下流側の搬送棚に搬送されると、切替え棚は再び受入れ姿勢に切替わり、この搬送棚の動作に伴ってストッパがリンク機構を介して係止解除姿勢に切替わり、被搬送物が下流側、すなわち切替え棚側に再び搬送可能となる。被搬送物を切替え棚の上流側の搬送棚に順次載置することにより、上記動作を繰返しながら、被搬送物は下流側の搬送棚に搬送される。このように、切替え棚とストッパとを、切替え棚の姿勢に応じてストッパを係止姿勢と係止解除姿勢とに切替えるリンク機構で連結した構成としたから、棚装置を移動させた場所ごとに必要であった電気を供給するための特別な設備やエア配管を少なくすることができ、したがって配線等の取り回しが少なくなって、作業環境の簡素化を図ることができる。
特に、切替え棚は搬送棚本体に棚支軸を介して回動自在に設けられることで受入れ姿勢と搬送姿勢とに切替え自在とされ、ストッパは搬送棚側の軸体回りに回動自在に設けられることで係止姿勢と係止解除姿勢とに切替え自在とされ、リンク機構は、切替え棚側に設けられ切替え棚とともに棚支軸回りに回動する操作部材と、ストッパ側に設けられて操作部材の回動動作に伴って軸体回りに回動することでストッパを係止姿勢と係止解除姿勢とに切替えるための被操作部材とを備え、この被操作部材を、ストッパを係止姿勢とする方向に軸体回りに付勢するばねが設けられていることが好ましい。
上記構成において、切替え棚の受入れ姿勢では操作部材によって被操作部材がばねの弾性に抗して軸体回りに一方向に回動しており、被操作部材はストッパを係止解除姿勢に保持している。切替え棚に被搬送物が搬送されて切替え棚が搬送姿勢に切替えられることで操作部材が棚支軸回りに回動すると、ばねの弾性力により被操作部材が回動して被操作部材がストッパを係止姿勢とし、被搬送物が下流側すなわち切替え棚側に搬送されるのを阻止した状態となる。
特に、切替え棚に、この切替え棚を棚支軸回りに受入れ姿勢となるよう負荷を付与する錘が連結され、この錘は受入れ姿勢にある切替え棚に被搬送物が搬送載置された際に、被搬送物の重量で切替え棚が搬送姿勢に回動する重量に設定されていることが好ましい。この構成によれば、錘の重量により切替え棚は受入れ姿勢となっており、搬送棚から切替え棚に被搬送物が搬送されて載置されるとその重量が搬送棚に働き、搬送棚は錘の重量による負荷を維持しながら受入れ姿勢から搬送姿勢に切替わり、被搬送物が下流側の搬送棚に搬送される。すなわち、切替え棚に錘の重量が働いていることにより、切替え棚に被搬送物が載置された場合に、切替え棚が急速に棚支軸回りに回動してしまうのを抑制することができ、安全性を確保し、あるいは被搬送物の保護が可能となる。
本発明の物流用搬送棚は、被搬送物が搬送方向上流側から搬送棚の所定位置に到着したことを検出する検出部材が棚装置本体に設けられ、この検出部材は、搬送棚の搬送路に突出した検出姿勢と、被搬送物の到着によって押圧されて搬送路の搬送面に沈込んだ搬送許容姿勢とに切替え自在とされ、検出部材の上流側に、被搬送物の下流側への移動を阻止するストッパが設けられ、このストッパは、搬送棚の搬送路に突出して被搬送物に係止する係止姿勢と、搬送路の搬送面に沈込んだ係止解除姿勢とに切替え自在とされ、検出部材の検出姿勢でストッパを係止解除姿勢とし検出部材の搬送許容姿勢でストッパを係止姿勢とするためのリンク機構が設けられていることを特徴としている。
上記構成において、上流側の搬送棚から被搬送物が搬送されると、検出部材が検出姿勢から搬送許容姿勢となり、それまで係止解除姿勢にあったストッパが、リンク機構によって係止姿勢に切替わり、次に搬送されてくる被搬送物の搬送を阻止し、被搬送物が検出部材を通過して検出部材が再び検出姿勢に戻ると、係止姿勢にあったストッパがリンク機構によって係止解除姿勢に復帰するから、次の被搬送物が下流側に向かって搬送可能となる。上記動作を繰返しながら、被搬送物は搬送棚の下流側に順次搬送される。そしてこの場合も、棚装置を移動させた場所ごとに必要であった電気を供給するための特別な設備やエア配管等を少なくすることができ、したがって配線等の取り回しが少なくなって、作業環境の簡素化を図ることができる。
特に、検出部材は、棚装置本体に軸体を介して回動自在に設けられることで検出姿勢と搬送許容姿勢とに切替え自在とされ、リンク機構は、検出部材側に設けられ検出部材とともに軸体回りに回動する操作部材と、ストッパ側に設けられて操作部材の回動動作に伴って前記軸体とは別の軸体回りに回動する被操作部材によってストッパが係止姿勢と係止解除姿勢とに切替え自在とされ、操作部材を、検出部材が検出姿勢に回動される方向に付勢するとともに、被操作部材を、ストッパが係止解除姿勢に回動される方向に付勢するばねが設けられていることが好ましい。
上記構成によれば、ばねによって操作部材を、検出部材が検出姿勢に回動される方向に付勢し、被操作部材を、ストッパが係止解除姿勢に回動される方向に付勢しているから、被搬送物が搬送棚の下流側へ搬送されてきてその重量によってばねの弾性に抗して検出部材が押圧されて検出姿勢から搬送許容姿勢となると、その動作に伴い操作部材が軸体回りに回動し、この動作に伴って被操作部材が軸体回りに回動してストッパが係止姿勢となり、次の被搬送物が下流側へ搬送されてくるのを阻止する。そして、被搬送物が検出部材を通過すると検出部材がばねの弾性力により再び検出姿勢となって、この姿勢の切替えによって、ストッパが再び係止解除姿勢に切替る。上記動作を繰返すことで、被搬送物が順次下流側に搬送される。
本発明の物流用棚装置によれば、被搬送物の搬送を阻止するストッパを駆動させるために電気的な装置を必要としないから、これまで必要であったストッパ駆動のための電気を供給するための設備やエア配管等を少なくすることができ、かつ配線等の取り回しが少なくなって、作業環境の簡素化を図ることができる。
以下、本発明の実施形態に係る物流用棚装置を、図面に基づいて説明する。この物流用棚装置は、被搬送物として例えば箱詰めされた組立て部品などを上流側から下流側へ搬送し、下流側で作業者が箱から電気部品を取出して作業するように使用される。図1は物流用棚装置の全体構成を示す側面図、図2は物流用棚装置の一部を示す斜視図、図3は物流用棚装置の一部を示す拡大側面図、図4は反対側からの拡大側面図、図5は第一搬送棚の姿勢の切替えに伴う第一緩衝装置の動作を示す動作図である。
図1〜図3を参照して、この物流用棚装置1は、棚装置本体2と、搬送棚3と、搬送棚3間に配置された切替え棚4とを有する。棚装置本体2は、パイプ部材の骨組み構造から成り、平面視して四隅に配置された脚部材5,6,7,8と、側面視して左右の脚部材5,6、7,8の上端部どうしおよび下端部どうしを連結する一対の横方向桟部材10,11と、正面視して幅方向Bの脚部材6,8、背面視して幅方向Bの脚部材5,7を上下方向Hで複数個所で連結する幅方向桟部材12と、上下の横方向桟部材10,11間に上下方向Hに渡した補強杆部材13とから構成されている。脚部材5,6,7,8と横方向桟部材10,11、脚部材5,6,7,8と幅方向桟部材12、横方向桟部材10,11と補強杆部材13とはそれぞれ継手を介して固定されている。なお、脚部材5,6,7,8それぞれの下端部には、取付け部材を介してキャスタ5a,6aが取付けられており、棚装置本体2は設置場所を移動可能とされている。
搬送棚3は、棚装置本体2に配置された第一搬送棚3A、第二搬送棚3B、第三搬送棚3Cおよび第四搬送棚3Dとから成り、第一搬送棚3A、第二搬送棚3B、第三搬送棚3Cおよび第四搬送棚3Dの順に、棚装置本体2の上部から下部に向かって所定間隔、すなわち少なくとも被搬送物16,17,18,18Aが通過可能な間隔を置いて設けられている。また、第一搬送棚3A、第二搬送棚3B、第三搬送棚3Cおよび第四搬送棚3Dそれぞれは、左右方向に延長された上側解放断面コ字型の第一レール部材20、第二レール部材21、第三レール部材22および第四レール部材23と、これら第一レール部材20、第二レール部材21、第三レール部材22および第四レール部材23それぞれの両端部間を幅方向Bで連結する連結フレーム25,26,27,28と、レール部材20,21,22,23の長さ方向ほぼ全長に亙って形成された凹部20a,21a,22a,23aに並べて敷かれたガイドローラ30,31,32,33とから構成されている。
第一レール部材20、第二レール部材21、第三レール部材22および第四レール部材23それぞれと、連結フレーム25,26,27,28とは継手を介して組付けられている。ガイドローラ30,31,32,33は、それぞれ凹部20a,21a,22a,23aに不図示の支軸を介して回転自在に設置されている。ガイドローラ30,31,32,33の外周面を連ねた面を被搬送物16,17,18の搬送路35,36,37とすることから、ガイドローラ30,31,32,33の外周面は第一レール部材20,21,22,23から上方に突出した位置にある。第一レール部材20,21,22,23のうち、最下段の第四レール部材23が最も長尺であり、続いて最上段の第一レール部材20、第三レール部材22、第二レール部材21の順で短くなっている。なお、第四搬送棚3Dは空箱18Aを搬送するための棚として用いられる。
第一レール部材20は、棚装置本体2の一方側から他方側(作業者側)に向けて所定の傾斜角度θ1で下傾斜して設けられており、これによって搬送路35が他方側に向かって所定の傾斜角度θ1で下傾斜した配置となっている。第一搬送棚3Aは、一方側の脚部材5,7と他方側の補強杆部材13,13とに渡すよう配置され、第一搬送棚3Aの連結フレーム25の端部が、脚部材5,7と補強部材13,13に継手を介して固定されている。
第二レール部材21は、棚装置本体2の他方側から一方側に向けて所定の傾斜角度θ2で下傾斜して設けられており、これによって搬送路36が一方側に向かって所定の傾斜角度θ2で下傾斜した配置となっている。第二搬送棚3は、他方側の補強杆部材13,13と一方側の補強杆部材13,13とに渡すよう配置され、第二搬送棚3Bの連結フレーム26の端部が補強杆部材13,13間に継手を介して固定されている。
第三レール部材22は、棚装置本体2の一方側から他方側に向けて所定の傾斜角度θ3で下傾斜して設けられており、これによって搬送路37が他方側に向かって所定の傾斜角度θ3で下傾斜した配置となっている。第三搬送棚3は、一方側の補強杆部材13,13と他方側の脚部材6,8とに渡して、継手を介して固定されている。
第四レール部材23は、棚装置本体2の他方側から一方側に向けて所定の傾斜角度θ4で下傾斜して設けられており、これによって搬送路38が一方側に向かって所定の傾斜角度θ4で下傾斜した配置となっている。第四搬送棚3は、他方側の脚部材6,8と一方側の脚部材5,7とに渡すよう配置され、第四搬送棚3Dの連結フレーム28が継手を介して固定されている。これら傾斜角度θ1〜θ4は、被搬送物16,17,18,18Aがその自重でガイドローラ30,31,32,33を回転させながら搬送される角度に設定されている。
切替え棚4は、第一切替え棚4Aと第二切替え棚4Bとを有する。第一切替え棚4は、棚装置本体2の他方側で第一搬送棚3Aと第二搬送棚3Bとの連続部分に設けられ、第二切替え棚4Bは、棚装置本体2の一方側で第二搬送棚3Bと第三搬送棚3Cとの連続部分に設けられている。
第一切替え棚4Aは、第一搬送棚3Aから搬送されてきた被搬送物17の方向を変えて第二搬送棚3Bに向けて搬送するものである。第一切替え棚4Aは、他方側の脚部材6,8間に渡して継手を介して固定された杆状の吊持部材45に吊持された幅方向Bに沿う棚支軸46と、この棚支軸46に回動自在に支持された第一切替えフレーム47とを有する。第一切替えフレーム47は、棚支軸46に継手を介して取付けられて第一搬送棚3Aに向かって延長された幅方向B両側の側部フレーム部材47a,47bと、側部フレーム部材47a,47bの先端部間に継手を介して取付けられた先端フレーム部材47cと、側部フレーム部材47a,47bと平行で棚支軸46と先端フレーム部材47cとに渡した案内杆部材48,49とから構成されている。
第一切替え棚4は、被搬送物17を上流側の第一搬送棚3Aから受入れるために第一切替えフレーム47が棚支軸46回りに上昇回動した受入れ姿勢J1と、被搬送物17が第一切替えフレーム47に搬送された際に、被搬送物17の重さで第一切替えフレーム47が棚支軸46回りに下降回動して被搬送物17を第二搬送棚3Bに搬送する搬送姿勢J2とに切替え自在とされている。図中の符号47dは第一切替えフレーム47の下動回動範囲を制限するストッパ部材で、他方側の補強杆部材13に固定されている。図中の符号47eは第一切替えフレーム47の上動回動範囲を制限するストッパ部材で、他方側の補強杆部材13に固定されている。
第一切替え棚4Aの姿勢を受入れ姿勢J1と搬送姿勢J2とに切替えるための第一切替え装置55が設けられている。第二切替え棚4Bの姿勢を受入れ姿勢J1と搬送姿勢J2とに切替えるための第二切替え装置56が設けられている。第一切替え装置55は、第一切替えフレーム47をその重さに抗して上回動させるための第一錘装置57と、第一切替えフレーム47の回動速度を制限するための第一ガスダンパ58とから構成されている。
第一錘装置57は、第一切替えフレーム47の一方側下部に幅方向Bに沿うよう取付けられて第一切替えフレーム47とともに回動する杆状の取付け杆部材61と、取付け杆部材61の軸方向一方側端部に連結具61aを介して連結された第一ワイヤ63と、他方の補強杆部材13の上部に取付け部材65を介して取付けられた第一滑車66と、この第一滑車66に巻掛けられた第一ワイヤ63の先端に連結された杆状の第一錘67と他方の補強杆部材13の途中に継手を介して他方の第一補強杆部材13に沿って固定された筒状の錘外装部材68とから構成されている。
第一ガスダンパ58のシリンダ側基端部は、第一切替えフレーム47の下方で他方の脚部材6,8間に幅方向Bに沿って渡された幅方向桟部材12の幅方向B中央に取付けられた取付け部材65に、軸体71aを介して回動自在に取付けられている。第一ガスダンパ58のロッド側先端部は、ブラケット72を介して取付け杆部材61に取付けられるとともに軸体71bに回動自在に取付けられている。
この物流用棚装置1はさらに、第一切替え棚4Aに被搬送物17が搬送されて案内杆部材48,49上を滑って来る被搬送物17を緩衝するための第一緩衝装置75を有する。この第一緩衝装置75は脚部材6,8間に幅方向に沿うよう渡した支持杆部材9に組付けられた一対の回動アーム部材76と、回動アーム部材76の先端部に渡されて両端部が回動アーム部材76に回転自在に貫通した緩衝用軸部材77と、この緩衝軸部材77の幅方向B略中心に回転自在に外嵌されたスリーブ部80を介して基端部が緩衝用軸部材77の軸方向に直交する方向に延長して取付けられた緩衝アーム部材82と、この緩衝アーム部材82の先端部にスリーブ部81に挿通されて緩衝軸部材77と平行に配置された受け杆部材83とから構成されている。なお、緩衝アーム部材82は、回動アーム部材76に対して一定の角度以上開かないよう回動アーム部材76に回動自在に支持されている。また、図5に示すように、第一緩衝装置75は、これらを構成する部材の重さで、回動アーム部材76と緩衝アーム部材82とが変更可能な開き角αをもって受け杆部材83が、第一切替えフレーム47に載置されている。図中の符号89は、緩衝用軸部材77の回動範囲を制限するためのストッパである。
第一切替えフレーム47の案内杆部材48,49に被搬送物17が載置されていない状態では、第一切替え棚4Aには第一錘67の重さが働いていることから、第一切替え棚4Aは第一切替えフレーム47が棚支軸46回りに上昇回動した受入れ姿勢J1となっている。被搬送物17が第一切替えフレーム47に搬送されて載置されると、被搬送物17が受け杆部材83に当たる。そして、被搬送物17の重さが第一緩衝装置75を構成する部材の重さによって、受け杆部材83が第一切替えフレーム47の搬送方向に押圧されて図5の仮想線から実線で示すように後退する。すなわち、緩衝アーム部材82が水平面に対する傾斜角度が大きくなるよう後退しながら起立する方向に移動し、この緩衝アーム部材82の動作とともに緩衝軸部材77および回動アーム部材76が支持杆部材9回りに回動し、回動アーム部材76と緩衝アーム部材82とのなす開き角αが小さくなる。このように、被搬送物17は、その重さ(搬送方向に働く重さ)により第一緩衝装置75を上記のように動作させ、第一緩衝装置75の動作により、被搬送物17はその搬送速度を緩められるよう緩衝され、組立て部品等が損傷するのを防止できる。
ところで、被搬送物17が第一搬送棚3Aから第一切替えフレーム47に搬送されて載置されると、第一切替えフレーム47と幅方向桟部材12に取付けられた取付け部材65との間には、第一ガスダンパ58が介装されているから、この第一ガスダンパ58の緩衝力により、第一切替えフレーム47は棚支軸46回りにゆっくり回動し、先端フレーム部材47cが第二搬送棚3B側に位置する。このようにして第一切替え棚4Aの姿勢が受入れ姿勢J1から搬送姿勢J2となることにより、被搬送物17が案内杆部材48,49上を滑るようにして第二搬送棚3Bに向けて搬送される。なお、第一切替え棚4Aは、第一切替えフレーム47の先端フレーム部材47cがストッパ部材47dに当接することで、それ以上の回動動作を阻止される。
このとき、第一切替え棚4Aには第一錘67の重さが働いている。しかし、第一切替えフレーム47と取付け部材65との間には、第一ガスダンパ58が介装されているからこの第一ガスダンパ58の緩衝力により、第一切替え棚4Aは遅い速度で受入れ姿勢J1から搬送姿勢J2に切替わる。このように第一切替え棚4Aを受入れ姿勢J1から搬送姿勢J2に切替えるに際して第一錘67の重量を利用している。したがって、ガスダンパのみの緩衝力で第一切替え棚4Aを受入れ姿勢J1から搬送姿勢J2に切替える場合に比べて、敷設するガスダンパ、すなわち、第一ガスダンパ58の容量を小さくすることを可能とする構成である。また、第一錘67を杆状に形成し、この第一錘67を筒状の錘外装部材68に挿入した構成としているから、第一錘67は昇降する際に錘外装部材68に円滑に案内され、かつ錘外装部材68によって第一錘67がぶれるのを防止できるから、安全性を確保することができる。さらに、第一切替え棚4Aの姿勢の切替えを、電気的制御を用いた装置でなく、第一錘装置57および第一ガスダンパ58を用いて機械的に行う構成としたから、従来の電気配線やエアシリンダ用のエア配管が不要になる。
ところで、第一切替え棚4Aが受入れ姿勢J1から搬送姿勢J2に切替わると、被搬送物17はその重量によって、案内杆部材48,49上を滑るようにして第二搬送棚3B側へ搬送される。そうすると、第一緩衝装置75は、これらを構成する部材の重さで、回動アーム部材76と緩衝アーム部材82との開き角αが大きくなるよう、図5の仮想線で示すように、受け杆部材83が案内杆部材48,49上をわずかに滑る。しかしこのとき、その開き角度αは180°を超えないよう設定されている。そして被搬送物17が第二搬送棚3Bへ搬送されると、第一切替え棚4Aが搬送姿勢J2を保持するだけの重量がなくなるから、第一錘67の重量によって第一切替え棚4Aは再び棚支軸46回りに回動して受入れ姿勢J1に復帰する。このときも、第一切替え棚4Aは第一ガスダンパ58の緩衝力によって、遅い速度でもって回動する。そして、第一緩衝装置75においては、第一切替え棚4Aが受入れ姿勢J1に向けて回動するにしたがって、第一緩衝装置75を構成する部材の重さで受け杆部材83が第一切替えフレーム47上を滑るように、第一切替えフレーム47の下流側に後退し、開き角度αが、被搬送物17を待機する角度に復帰する。
物流用棚装置1には、第一切替え棚4Aの搬送方向上流側に配置されている第一搬送棚3A、および第二切替え棚4Bの搬送方向上流側である第二搬送棚3Bそれぞれに、被搬送物16,18の搬送を制限する搬送方向一対のストッパ100,135が設けられている。ストッパ100は、第一切替え棚4A、第二切替え棚4Bの受入れ姿勢J1と搬送姿勢J2との切替え動作に伴って、図3に示すように、搬送路35,36に突出して被搬送物16,18に係止する係止姿勢K1と、搬送路35,36の搬送面に沈込んだ係止解除姿勢K2とに切替え自在とされている。
ところで、両補強杆部材13間に渡して、第一搬送棚3A、第二搬送棚3B、第三搬送棚3Cそれぞれ下方に、渡し杆部材102,103,104が配置され、これら渡し杆部材102,103,104はそれぞれ第一搬送棚3A、第二搬送棚3B、第三搬送棚3Cに平行に配置されている。幅方向B両側の渡し杆部材102,103の搬送方向下流側部間に渡して取付け杆部材105,106が継手を介して組付けられている。
ストッパ100,135それぞれは、金属板を折曲して形成されており、搬送方向上流側の平板部108と、この平板部108の下流側に形成されて上方に向けて突形状とされた係止部109と、幅方向B両側の側壁部110,111とを備える。第一切替え棚4Aと一方のストッパ100とは、第一切替え棚4Aの受入れ姿勢J1でストッパ100を係止解除姿勢K1とし、第一切替え棚4Aの搬送姿勢J2でストッパ100を係止姿勢K2とする第一リンク機構112で連結されている。
取付け杆部材105,106,107の幅方向B中心位置に継手を介して固定ブラケット115が固定されている。この固定ブラケット115は、搬送方向上流側の前板116と、幅方向B両側の側板117,118とから平面視コ字型に形成されている。固定ブラケット115は、搬送路35より下方位置に配置されている。固定ブラケット115の側板117,118間に、ストッパ100の回動中心となる第一軸体120が差渡されている。ストッパ100は、その側壁部110,111が固定ブラケット115の側板117,118間に配置され、側壁部110,111に第一軸体120が貫通している。
図4に示すように、第一リンク機構112は、第一切替え棚4Aの第一切替えフレーム47とともに回動する操作部材121を有する。この操作部材121は、棚装置本体2から幅方向B一方側に突出している取付け杆部材61の幅方向B一方側端部に配置され、上方に向けた基部121aと、この基部121aから搬送方向上流側に向けて延長した杆状の操作部121bとから正面視してL字型に形成されている。そして操作部121bの先端は、他方の補強杆部材13よりも搬送方向上流側に延長されている。
第一リンク機構112は、操作部材121の操作部121bの先端で回動操作されるストッパ側の被操作部材125を有する。この被操作部材125は、側面視矩形かつ正面視コ字形に形成されている。取付け杆部材105の幅方向B両側に設けたブラケット122に差渡した第二軸体123が、被操作部材125の側板125aに貫通されている。この第二軸体123に、ストッパ100を受入れ姿勢J1と係止姿勢K1とに切替え操作するための切替え機構としての操作板124の基部が一体に組付けられている。操作板124は、その先端部に幅方向Bに沿うよう設けられた軸体124aが側壁部110,111に形成された湾曲した長孔110a,111aに摺動自在に挿通されている。被操作部材125と補強杆部材13との間に、被操作部材125を、第一切替え棚4の受入れ姿勢J1で、操作部材121の操作部121bに圧接する方向に付勢する(ストッパ100を係止姿勢K1とする方向に第二軸体123回りに付勢する)引張ばね129が介装されている。
上記のようにして第一切替え棚4Aが受入れ姿勢J1から搬送姿勢J2に切替わると、その動作に伴って操作部材121の操作部121bが下動し、それまで操作部材121に載置されていた被操作部材125が引張ばね129の弾性によって第二軸体123回りに下方に回動し、被操作部材125は第二軸体123に一体化されているから第二軸体123が軸心回りに回動し、第二軸体123に一体化されている操作板124が搬送方向上流側に傾倒した傾倒姿勢M1から搬送方向下流側に起立した起立姿勢M2に切替わる。このような操作板124の動作により、軸体124aが長孔110a,111aに沿って摺動し、ストッパ100が、搬送路35に没した係止解除姿勢K1から、搬送路35に突出した係止姿勢K2に切替わる。
物流用棚装置1は、被搬送物16が搬送方向上流側から第一搬送棚3Aの所定位置に到着したことを検出する検出部材としての検出ローラ130を有する。前記固定ブラケット115の側板117,118に渡すように第三軸体131が挿通され、検出ローラ130は、側板117から幅方向Bに突出した第三軸体131上に、正面視してくの字型に形成されたアーム部材132を介して取付けられている。検出ローラ130は、アーム部材132に、軸体133を介して回転自在に組付けられている。検出ローラ130は、第一搬送棚3Aの搬送路35に突出した検出姿勢N1と、被搬送物16の到着によって押圧されて搬送路35の搬送面に沈込んだ搬送許容姿勢N2とに切替え自在とされている。
検出ローラ130の搬送方向上流側に、被搬送物16が搬送方向下流側へ移動するのを阻止する前記ストッパ100とは別のストッパ135が設けられている。このストッパ135は、前記ストッパ100と同様の構成を有し、ストッパ100と同様に、第一搬送棚3Aの搬送路35に突出して被搬送物16に係止する係止姿勢K1と、搬送路35の搬送面に沈込んだ係止解除姿勢K2とに切替え自在とされている。
検出ローラ130とストッパ135とが、検出ローラ130の検出姿勢N1でストッパ135を係止解除姿勢K2とし、検出ローラ130の搬送許容姿勢N2でストッパ135を係止姿勢K1とするリンク機構136で連結されている。ストッパ135は、ストッパ100と同様に、取付け杆部材105aに組付けられた固定ブラケット115aに第一軸体120aを介して連結されている。そして、操作板124Aが第二軸体123a回りに回動することでストッパ135を係止姿勢K1と係止解除姿勢K2に切替え自在に構成されている。
リンク機構136は、アーム部材132の下端部に軸体137を介して一端側が組付けられられて搬送方向上流側に延長された連結アーム140と、第二軸体123aに一体に組付けられるとともに、第二軸体123aとアーム部材132の他端側とを軸体138を介して回動自在に連結する被操作部材141と、取付け杆部材105と連結アーム140との間に介装された引張ばね142とから構成されている。この場合、第二軸体123aは、取付け杆部材105aに取付けられた幅方向B両側のブラケット122aに回動自在に支持されている。また、引張ばね142は、連結アーム140を第一切替え棚4A側に付勢することで、検出ローラ130を検出姿勢N1に保持するとともに、操作板124Aを傾倒姿勢M1に保持する機能を有する。換言すれば、引張ばね142は操作部材としてのアーム部材132を、検出ローラ130が検出姿勢N1に回動される方向に付勢するとともに、被操作部材141を、ストッパ135が係止解除姿勢K2に回動される方向に付勢する機能を有する。
上記構成において、引張ばね142によって検出ローラ130の検出姿勢N1でストッパ135は係止解除姿勢K2となっているから、第一搬送棚3Aに載置された被搬送物16は、その自重により搬送方向下流側に搬送され、検出ローラ130に至る。まだ被搬送物17が第一切替え棚4Aに至っていないとき、第一切替え棚4Aは受入れ姿勢J1にあるから、ストッパ100は係止解除姿勢K2にある。この状態で検出ローラ130が被搬送物16で押圧されて検出姿勢N1から搬送許容姿勢N2になると、検出ローラ130およびアーム部材132の第三軸体131回りの回動動作が連結アーム140を介して被操作部材141に伝達され、被操作部材141が第二軸体123aとともに第二軸体123aの軸心回り回動し、第二軸体123aとともに操作板124Aが傾倒姿勢M1から起立姿勢M2に切替わり、これによってストッパ135が係止解除姿勢K2から係止姿勢に切替わる。したがって、搬送方向上流側の被搬送物16は、ストッパ135に係止して下流側へ搬送されるのを阻止された状態となり、その場で停止している。下流側の被搬送物17が第一切替え棚4Aに載置されると、上述したような動作でストッパ100が係止姿勢K1となる。ところで、被搬送物17が第一切替え棚4Aに載置されると、検出ローラ130を押圧するものがなくなるから、検出ローラ130は再び検出姿勢N1となり、これによってストッパ135が係止解除姿勢K2となり、したがって被搬送物16が搬送方向下流側に搬送される。そして再び検出ローラ130が次の被搬送物16で押圧されて検出姿勢N1から搬送許容姿勢N2になると、ストッパ135が係止姿勢K1となる。被搬送物16が第一搬送棚3Aに供給されている間、上記のような動作を繰返す。
このように、本発明の実施形態によれば、第一切替え棚4Aの動作に伴って、ストッパ100の姿勢が切替わるように、ストッパ100を第一リンク機構112で連結した構成を有している。そして従来では、ストッパ部分に被搬送物の到着を検出する検出装置を設けて、この検出装置からの電気的信号により駆動する装置でもってストッパの姿勢を切替えていたから、棚装置のために特別に電気配線設備を必要としていた。しかし、ストッパ100の姿勢を切替えるために、第一切替え棚4Aの動作に機械的に連動する機構を設けたから、従来のように、棚装置のために特別な電気配線設備を必要としない。さらに、このような電気配線設備を必要としないから、作業環境の簡素化を実現でき、物流用棚装置1を例えば工場内の任意の場所に移動させるだけで、所定の作業を行うことができる。さらに、搬送棚は第一搬送棚3A、第二搬送棚3B、および第三搬送棚3Cを有しているから、被搬送物16,17,18を複数個ストックしておくおことができ、したがって工場内の物流スペースを有効に利用することが可能である。
第二切替え棚4Bは、被搬送物18を上流側の第二搬送棚3Bから受入れるために第二切替えフレーム50が棚支軸46回りに上昇回動した受入れ姿勢J1と、被搬送物18が第二切替えフレーム50に搬送された際に、被搬送物18の重さで第二切替えフレーム50が棚支軸46回りに下降回動して被搬送物18を第三搬送棚3Cに搬送する搬送姿勢J2とに切替え自在とされている。第二切替え棚4Bは、第二搬送棚3Bから搬送されてきた被搬送物18の搬送方向を変えて第三搬送棚3Cに向けて搬送するためのもので、第一切替え棚4Aとは取付け部分が異なるだけで対称の構成を有するため、詳細な説明を省略する。
第二錘装置59は、第二切替えフレーム86の一方側下部に幅方向Bに沿うよう取付けられて第二切替えフレーム86とともに回動する杆状の操作部材90と、操作部材90の軸方向一方側端部に連結具90aを介して連結された第二ワイヤ91と、一方の補強杆部材13の上部に取付け部材99を介して取付けられた第二滑車93と、この第二滑車93に巻掛けられた第二ワイヤ91の先端に連結された杆状の第二錘94と一方の補強杆部材13の途中に継手を介して一方の第一補強杆部材13に沿って固定された錘外装部材95とから構成されている。
第二ガスダンパ88のシリンダ側基端部は、第二切替えフレーム86の下方で一方の脚部材5,7間に幅方向Bに沿って渡された幅方向桟部材12の幅方向B中央に取付けられた取付け部材92に、軸体95aを介して回動自在に取付けられている。第二ガスダンパ88のロッド側先端部は、ブラケット96を介して操作部材90に取付けられるとともに軸体95bに回動自在に取付けられている。
第二錘装置59および第二ガスダンパ88は、第二切替え棚4Bを動作させる機能を有し、その動作は上記第一錘装置57、第一ガスダンパ58と同様であるのでその詳細な説明を省略する。符号150は第二緩衝装置を示し、この第二緩衝装置150は、第二切替え棚4B上で被搬送物18の緩衝を行う機能を有し、その動きは第一緩衝装置75と同様であるので、その詳細な構成および動作の説明を省略する。
第三搬送棚3Cには、上記検出ローラ130、ストッパ100、ストッパ135に加え、検出ローラ130のさらに下流側に別の検出ローラ151が設けられている。そして検出ローラ151の搬送許容姿勢N2でストッパ100を係止姿勢K1とし、検出ローラ151の検出姿勢N1でストッパ100を係止解除姿勢K2とする機構152が設けられている。第三搬送棚3Cに搬送されてきた被搬送物18を、作業者が箱から取出して所定の作業を行い、空箱18Aを第四搬送体3Dに載せると、空箱18Aは一方側に搬送され、回収される。
なお、上記実施形態では、第一搬送棚3A、第二搬送棚3B、第三搬送棚3Cおよび第四搬送棚3Dは、順に搬送方向が左右逆転する方向、かつ反対傾斜に設定し、これによって作業場のスペースを有効に利用できる棚配置とした。しかし、本発明の実施形態はこのような構成に限定されるものではなく、スペース的に問題がなければ、複数の搬送棚を同一方向に並べることも可能である。この場合、各搬送棚間に切替え棚を設け、この切替え棚を搬送棚の搬送方向に沿う受入れ姿勢と、例えば垂直軸回りに回動した搬送姿勢とに切替えるよう構成して、被搬送物を切替え棚から取出すようにすることも考えられる。さらに、上記実施形態では被搬送物はその自重でローラ上を搬送方向に搬送される構成としたが、場合によっては駆動ローラでもって被搬送物を下流側に搬送する構成としてもよい。何れにしても、本発明では、切替え棚の受入れ姿勢でストッパを係止姿勢とし、切替え棚の搬送姿勢でストッパを係止解除姿勢とするよう両者をリンク機構で連結する構成であればよい。
本発明の実施形態を示す物流用棚装置の全体構成を示す側面図。 同じく物流用棚装置の一部破断斜視図。 同じく物流用棚装置の一部を示す拡大一部破断側面図。 同じく反対側からの拡大一部破断側面図。 同じく第一搬送棚の姿勢の切替えに伴う第一緩衝装置の動作を示す動作図。
符号の説明
1…物流用棚装置、2…棚装置本体、3…搬送棚、3A…第一搬送棚、4…切替え棚、4A…第一切替え棚、16…被搬送物、17…被搬送物、20…第一レール部材、21…第二レール部材、22…第三レール部材、30,31,32…ガイドローラ、47…第一切替えフレーム、55…第一切替え装置、57…第一錘装置、58…第一ガスダンパ、61…取付け杆部材、75…第一緩衝装置、76…回動アーム部材、77…緩衝用軸部材、100…ストッパ、112…第一リンク機構、121…操作部材、124A…操作板130…検出ローラ、135…ストッパ、141…被操作部材

Claims (5)

  1. 搬送棚本体に、搬送方向上流側の搬送棚から搬送されてくる被搬送物を、搬送方向下流側に配置した搬送棚に搬送するための切替え棚が設けられ、この切替え棚は、被搬送物を上流側の搬送棚から受入れる受入れ姿勢と、被搬送物を下流側の搬送棚に搬送する搬送姿勢とに切替え自在とされ、上流側の搬送棚の搬送路に突出して被搬送物に係止する係止姿勢と、搬送路の搬送面に沈込んだ係止解除姿勢とに切替え自在とされて被搬送物の下流側への移動を阻止するストッパが設けられ、切替え棚の受入れ姿勢でストッパを係止解除姿勢とし、切替え棚の搬送姿勢でストッパを係止姿勢とするためのリンク機構が設けられていることを特徴とする物流用棚装置。
  2. 切替え棚は搬送棚本体に棚支軸を介して回動自在に設けられることで受入れ姿勢と搬送姿勢とに切替え自在とされ、ストッパは搬送棚側の軸体回りに回動自在に設けられることで係止姿勢と係止解除姿勢とに切替え自在とされ、リンク機構は、切替え棚側に設けられ切替え棚とともに棚支軸回りに回動する操作部材と、ストッパ側に設けられて操作部材の回動動作に伴って軸体回りに回動することでストッパを係止姿勢と係止解除姿勢とに切替えるための被操作部材とを備え、この被操作部材を、ストッパを係止姿勢とする方向に軸体回りに付勢するばねが設けられていることを特徴とする請求項1記載の物流用棚装置。
  3. 切替え棚に、この切替え棚を棚支軸回りに受入れ姿勢となるよう負荷を付与する錘が連結され、この錘は受入れ姿勢にある切替え棚に被搬送物が搬送載置された際に、被搬送物の重量で切替え棚が搬送姿勢に回動する重量に設定されていることを特徴とする請求項2記載の物流用棚装置。
  4. 被搬送物が搬送方向上流側から搬送棚の所定位置に到着したことを検出する検出部材が棚装置本体に設けられ、この検出部材は、搬送棚の搬送路に突出した検出姿勢と、被搬送物の到着によって押圧されて搬送路の搬送面に沈込んだ搬送許容姿勢とに切替え自在とされ、検出部材の上流側に、被搬送物の下流側への移動を阻止するストッパが設けられ、このストッパは、搬送棚の搬送路に突出して被搬送物に係止する係止姿勢と、搬送路の搬送面に沈込んだ係止解除姿勢とに切替え自在とされ、検出部材の検出姿勢でストッパを係止解除姿勢とし検出部材の搬送許容姿勢でストッパを係止姿勢とするためのリンク機構が設けられていることを特徴とする物流用棚装置。
  5. 検出部材は、棚装置本体に軸体を介して回動自在に設けられることで検出姿勢と搬送許容姿勢とに切替え自在とされ、リンク機構は、検出部材側に設けられ検出部材とともに軸体回りに回動する操作部材と、ストッパ側に設けられて操作部材の回動動作に伴って前記軸体とは別の軸体回りに回動する被操作部材によってストッパが係止姿勢と係止解除姿勢とに切替え自在とされ、操作部材を、検出部材が検出姿勢に回動される方向に付勢するとともに、被操作部材を、ストッパが係止解除姿勢に回動される方向に付勢するばねが設けられていることを特徴とする請求項4記載の物流用棚装置。
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