JP2006016104A - 結束用粘着テープカッター - Google Patents

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Abstract

【課題】切断時のスプリングバックで粘着テープが瞬時に縮んでも、当該粘着テープを確実に保持して、爾後の結束操作に支障を来すことなく、被結束物の結束部位を安定的に周回結束可能な結束用粘着テープカッターを提供する。
【解決手段】一対の支持板12a,12bに形成される被結束物Wの挿通路34と、テープ巻付体4から引き出した粘着テープ2を挿通路34に案内する引き出し通路36と、挿通路34を移動する被結束物Wに係合突起40aが当接して回転される回転係合部材40と、該係合突起40a先端が当接摺動して粘着テープ2が貼着係止される止着部材42と、該止着部材42を該係合突起先端に向けて付勢する圧接用付勢手段44と、該挿通路34内を移動する被結束物Wに押し回されてカッター刃54が該止着部材の下方の挿通路34内で粘着テープ2を切断するテープ切断レバー50と、該切断レバーの上方に設けられて該止着部材よりも下方に引き出された粘着テープの粘着面側に先端部が当接して該粘着テープに作用する張力を受ける張力受け部材46とを備える。
【選択図】 図11

Description

本発明は、例えば合成樹脂製の袋体の開口部等のような被結束物の結束部位を粘着テープで自動的に結束し得るようにした結束用粘着テープカッターの改良技術に関する。
粘着テープは、布、セロハン、クラフト紙、ゴム、ポリ塩化ビニルなどの薄膜状の長尺な基材の片面に、ゴムまたは合成樹脂を主材とする粘着剤を塗布したものであり、通常、この粘着テープはロール状に巻かれて粘着テープ巻付体とされて流通されている。そして、封筒や袋体、箱の蓋部等の封緘など様々な接着用途に用いられている。
また、この様な粘着テープを使用する際には、粘着テープ巻付体から粘着テープを引き出して所望の長さで切断することになるが、このような作業を容易にするためにテープカッターが用いられている。
テープカッターは粘着テープ巻付体を回転自在に支持するテープホルダと引き出された粘着テープを切断するカット部とを有しており、所望の長さに引き出した粘着テープを鋏やカッターナイフ等の道具を用いずに容易に切断して、接着対象物への貼り付けに供することができるようになっている。
ところで、この様な粘着テープカッターにおいて、所謂バックシーラーと称されている結束用粘着テープカッターが知られている(特開平11−91730号公報等)。このバックシーラータイプの結束用粘着テープカッターは、例えばスーパーマーケット等において食材(例えば、ピーマンや玉葱等)をビニール袋詰めにして陳列販売する場合等に多用されているものであり、食品を詰めたビニール袋の開口部付近を撚って結束操作用の挿通溝内に挿通するだけで、自動的に当該撚った開口部付近の結束部位に幅寸法が10数mm程度の粘着テープを周回させるとともに、当該粘着テープ両端部分の粘着面同士を重合して貼着させ、これにより結束封緘した状態となして所定長さで切断するようになっている。
即ち、当該結束用粘着テープカッターは、以下の(1)〜(8)の構成を供えてなるものである。
(1)所定間隔を隔てて対向配置された一対の支持板
(2)上記支持板間に設けられて粘着テープ巻付体を回転自在に支持するテープ支持部
(3)上記一対の支持板に設けられた溝部によって形成される被結束物の挿通路
(4)上記テープ支持部に支持されたテープ巻付体から該粘着面を上側にして引き出される粘着テープの先端を上記挿通路に案内する引き出し通路
(5)所定間隔で放射状に突出する多数の係合突起を有して上記一対の支持板間に回転自在に軸支されるとともに、一側部の当該係合突起が上記挿通路内に臨まされて上記引き出し通路の下方に設けられ、上記挿通路内に挿入される被結束物に上記係合突起が係合して回転させられる回転係合部材
(6)上記回転係合部材の側方に位置されて上記一対の支持板間に上部が揺動自在に軸支されるとともに、上記回転係合部材の係合突起先端が当接して摺動する湾曲した摺動面を有し、当該摺動面が粘着テープの粘着面を所定の長さに亘って貼着係止するための止着部とされている止着部材
(7)上記止着部材の摺動面を上記回転係合部材の係合突起先端に圧接させるべく付勢する圧接用スプリング
(8)上記一対の支持板間に中央部が揺動自在に軸支されて上記止着部材よりも下方に設けられるとともに、下端の力点側が該挿通路内に常時臨むように復帰用スプリングによって付勢され、上記力点側が上記挿通路内に挿通される被結束物に係合して揺動されることにより上端部に取り付けられたカッター刃が上記止着部材直下の挿通路内に出没して粘着テープを切断するテープ切断レバー
特開平11−91730号公報
しかしながら、上述の如き結束用途に供されている粘着テープは、一時的な仮止めに用いられることが多く、この様な場合、爾後に引き剥がされるか、あるいは切断される。
ここで、粘着テープは、その基材は薄く、また、基材の片面全体に粘着剤が塗布されているため、貼り付けられた粘着テープを結束対象物から引き剥がすのは甚だ面倒な作業であった。すなわち、対象物に対して接着面の全面が貼り付いた粘着テープを剥がす際には、粘着テープの外周縁部を爪等で捲り起こして摘み代を形成し、この摘み代を指先で摘んで引き剥がす必要があって、当該摘み代を捲り起こす作業は面倒で甚だ煩わしいものであり、当該粘着テープが全面に亘って貼着されていると、購入者が袋体を開封するにあたって、鋏やカッターナイフなどを使用せねばならなくなる等、その剥離操作が非常に困難で煩わしいものとなっていた。
また、引き出されて張力の作用している粘着テープをテープ切断レバーのカッター刃で切断すると、その直後に当該張力に起因して粘着テープにはスプリングバックが生じて縮もうとするのであるが、上記従来の結束用テープカッターにあっては、当該粘着テープの切断時には当該粘着テープは止着部材の先端に当たって、この止着部材の先端を下方に揺動させているため、当該止着部材と回転係合部材の係合突起先端とは離間した状態となっている。このため、上記スプリングバックによって縮もうとする粘着テープを、止着部材と回転係合部材の係合突起先端とで巧く挟むことができずに挿通路から外れてしまうことがあった。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、粘着テープの切断時に当該粘着テープを止着部材と回転係合部材の係合突起先端との間に確実に挟んで係止することができ、もって切断直後における粘着テープの外れを可及的に防止して、良好な結束作業を連続して行うことができる結束用粘着テープカッターを提供することにある。
また、本発明の他の目的は、粘着テープの剥離を容易にするための摘み部となる非接着部を、テープ側縁を折り返して重合させることで長手方向に沿って容易に形成でき、かつ切断直後における粘着テープの外れを可及的に防止して、良好な結束作業を連続して行うことができる結束用粘着テープカッターを提供することにある。
本発明は上記の目的を達成するために、結束用粘着テープカッターを以下のように構成する。
即ち、請求項1に係る発明の結束用粘着テープカッターは、所定間隔を隔てて対向配置された一対の支持板と、該支持板間に設けられて、片面が粘着面のテープをロール状に巻いてなる粘着テープ巻付体を回転自在に支持するテープ支持部と、該一対の支持板に設けられた溝部によって形成され、被結束物の結束部位を上端部の挿入口から下方に向けて挿通するための挿通路と、該テープ支持部に支持されたテープ巻付体から該粘着面を上側にして引き出される粘着テープの先端を該挿通路に案内する引き出し通路と、所定間隔で放射状に突出する多数の係合突起を有して該一対の支持板間に回転自在に軸支されるとともに、一側部の該係合突起が該挿通路内に臨まされて該引き出し通路の下方に設けられ、該挿通路内に挿入される被結束物に該係合突起が係合して回転される回転係合部材と、該回転係合部材の側方に位置されて該一対の支持板間に上部が揺動自在に軸支されて設けられるとともに、該回転係合部材の係合突起先端が当接して摺動する湾曲した摺動面を有し、該摺動面が粘着テープの粘着面を所定の長さに亘って貼着係止するための止着部とされた止着部材と、該止着部材の摺動面を該回転係合部材の係合突起先端に圧接させるべく付勢する圧接用付勢手段と、該一対の支持板間に中央部が揺動自在に軸支されて該止着部材よりも下方に設けられるとともに、下端の力点側が該挿通路内に常時臨むように復帰用付勢手段によって付勢され、該力点側が該挿通路内に挿通される被結束物に係合して揺動されることにより上端部に取り付けられたカッター刃が該止着部材近傍の挿通路内に出没して粘着テープを切断するテープ切断レバーと、を備えた結束用粘着テープカッターにおいて、該止着部材と該テープ切断レバーとの間に位置させて、該回転係合部材部を通過して該止着部材よりも下方に引き出された粘着テープの粘着面側に先端部が当接して該粘着テープに作用する張力を受ける張力受けレバーを、該一対の支持板間に揺動自在に軸支させて設けるとともに、該張力受けレバーの先端部を該挿通路内に突出させるように付勢する付勢手段を設け、かつ該張力受けレバーの先端部は、該止着部材の摺動面の下端よりも該挿通路内に突出されている、ことを特徴とする。
請求項2に係る発明の結束用粘着テープカッターは、前記引き出し通路には、前記粘着テープの長手方向の少なくとも一側に、その側縁を所定幅で粘着面側に折り返して非接着の摘み部となる重合部を形成する重合部形成手段が設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明の結束用粘着テープカッターは、記止着部材の摺動面が、前記重合部が形成された粘着テープに残存する貼着面のみに対面するように形成されていることを特徴とする。
請求項4に係る発明の結束用粘着テープカッターは、前記重合部形成手段が、テープ巻付体から引き出されて前記引き出し通路に挿通される該粘着テープの側縁を所定幅で上方に折り返して重合上させるべく該引き出し通路幅を粘着テープ幅よりも狭幅に幅規制する幅規制部材でなることを特徴とする。
請求項5に係る発明の結束用粘着テープカッターは、前記引き出し通路における前記幅規制部材の配設位置よりも後方のテープ支持部寄りに位置させて、該幅規制部材によって形成される狭幅部内に導かれる粘着テープを上側から挿入案内するガイド部材を設けたことを特徴とする。
請求項6に係る発明の結束用粘着テープカッターは、前記幅規制部材の上部後方側の粘着テープ導入部に、狭幅部の幅を徐々に狭くするテーパー面が設けられていることを特徴とする。
請求項7に係る発明の結束用粘着テープカッターは、前記重合部形成手段は、前記粘着テープの接着面側に配置される接着面側部材と非接着面側に配置される非接着面側部材とからなり、これら接着面側部材と非接着面側部材とに押圧接触させつつ該両部材間に該粘着テープを挿通して引き出すことにより、該粘着テープの長手方向の少なくとも一側に、その側縁を所定幅で粘着面側に折り返して非接着部となる重合部を形成するものであって、該粘着テープの側縁部に所定の折り曲げ幅を残して該粘着面側に接触する接着面側部材としての折り曲げローラーと、該折り曲げローラーの端面に対向配置されて、該折り曲げローラに接触していない該粘着テープ側縁の前記所定の折り曲げ幅部分の非粘着面側に押圧接触して該側縁を該折り曲げローラーの端面との間に挟んで該所定幅で粘着面側に折り曲げる前記非接着面側部材としての折り曲げガイド片と、該折り曲げられた粘着テープ側縁の非粘着面側に押圧接触して該側縁を鋭角に折り返すガイド部を有して、該粘着テープの接着面側に配置された前記接着面側部材としての折り返しガイド片と、該側縁が折り返された該粘着テープの非接着面に押圧接触して、該側縁が折り返された粘着テープの対向する粘着面同士を重合させて貼り合わせる前記非接着面側部材としての貼り合わせ手段とからなり、該接着面側部材は開閉自在な開閉カバーにて支持され、該開閉カバーは、挿通される該粘着テープに対して該接着面側部材を押圧接触させる閉位置と押圧接触させない開位置との間を開閉移動可能に設けられるとともに、該開位置では該接着面側部材を該非接着面側部材から離間させて該粘着テープの挿通路を開放することを特徴とする。
請求項8に係る発明の結束用粘着テープカッターは、前記折り返しガイド片が、前記粘着テープの側縁の折り曲げ角度を略135度まで案内する第1のガイド部と、略180度まで折り返す第2のガイド部とを有することを特徴とする。
請求項9に係る発明の結束用粘着テープカッターは、前記折り曲げガイド片に、前記折り曲げられた粘着テープ側縁の非粘着面に当接して該側縁の折れ曲がり角度を略120度に案内するガイド突起を突出形成したことを特徴とする。
請求項10に係る発明の結束用粘着テープカッターは、前記開閉カバーが、前記粘着テープの挿通方向に対して側方に回動して開閉移動されることを特徴とする。
上記構成に係る本発明の結束用粘着テープカッターによれば、粘着テープの切断時に、その張力が解放された反動として当該粘着テープにスプリングバックが生じて瞬時に縮んでも、粘着テープを回転係合部材の係合突起と止着部材の摺動面との間に挟んで確実に保持しておくことができ、当該スプリングバックによって粘着テープが外れてしまうことを防止できる。このため、爾後の結束操作に支障を来すことがなく、連続的に被結束物の結束部位に粘着テープを安定的に確実に周回結束することができる。
また、テープ巻付体から粘着面を上側にして引き出される粘着テープの長手方向側部に非接着の折り返し重合部を連続形成して、当該粘着テープを被結束物の結束部位に安定的に確実に周回結束することができ、爾後の粘着テープの剥離が容易に行えるようになる。
以下に、本発明に係る粘着テープカッターおよび粘着テープの実施の形態について添付図面に基づいて詳細に説明する。
===第1実施形態===
図1〜図7は本発明に係る結束用粘着テープカッターの第1実施形態を示すものであり、図1はその外観を示す正面図、図2は平面図、図3は図1における左側面図、図4は図1における手前の支持板を外してその内部を示す図、図5は図4中の要部を拡大して示す図、図6〜図7は結束操作の過程を段階的に説明する図である。
図示するように、結束用粘着テープカッター10は、所定間隔を隔てて対向配置された一対の支持板12a,12bを備える。各支持板12a,12bは後述する各種支軸やボルト等によって平行に保たれて連結されており、その各下端部には外方に向けて水平に折り曲げられて一体形成された脚部14を有している。
上記支持板12a,12b間には、片面を粘着面とする長尺なテープ2をロール状に巻いてなる粘着テープ巻付体4を回転自在に支持するテープ支持部16がその一側部に位置されて設けられている。このテープ支持部16はテープ巻付体4の上部を係止する少なくとも2個の支持ローラー18a,18bと、当該テープ巻付体4が飛び出さないようにその下部を係止する支持レバー20とから構成されており、支持ローラー18a,18bは、一対の支持板12a,12bの少なくともいずれか一方に固定されている支持軸22a,22bに回転自在に軸支されている。
支持レバー20は両支持板12a,12b間に挟まれて設けられ、当該両支持板12a,12b下部の中央部分に取り付けられた支持軸22cに一端20aが揺動自在に軸支されていて、他端が上記両支持ローラ18a,18bの下方に向けて側方に延びている。また、支持レバー20略中央部には当該支持レバーの他端20b側を上方に向けて回動させるべく付勢する付勢スプリング24が設けられており、この付勢スプリング24のバネ力により常にテープ巻付体4を上方にある2つの支持ローラ18a,18bに圧接係止させて、当該テープ巻付体4の支持板12a,12b間からの飛び出しを防止するようになっている。ここで、本図示例では、付勢スプリング24には引っ張りコイルスプリングが用いられており、その下端部は支持レバー20に係止され、上端部は上方に延びて両支持板12a,12b間に両端を固定されたピン26に係止されている。また、支持レバー20の上方には付勢スプリング24の側方に位置して支持板12bに固定されたストッパー28が設けられていて、当該ストッパー28によってテープ巻付体4の取り外し時において支持レバー20が必要以上に上方へ回動するのを防止している。さらに、支持レバー20の他端の揺動側先端は下方に折り曲げ形成されていて、テープ巻付体4の挿入が容易に行えるようになっている。
即ち、このようにテープ支持部16を構成することで、従来から多用されているテープ巻付体4の中心部を支持ドラム等の回転体で支持するような構造にすることなく、粘着テープ巻付体4をテープの張力に抗して2個の支持ローラー18a,18bによってこれらに密着させて回転自在に、しかも脱着容易に保持することができる。
なお、支持ローラ18a,18bの一側端にはテープ幅方向の位置決め用フランジ18aa,18baが拡径形成されていて、当該図示例ではそのフランジ18aa,18baは支持板12b側に設けられている。一方、支持板12aにはテープ巻付体4の外周縁部に押圧接触して、当該テープ巻付体4を上記フランジ18aa,18baに当接させるための板バネからなる押圧部材30が設けられている。
また、一対の両支持板12a,12bの他側方には、その上端部から下方に延びて溝部32が設けられている。この溝部32は被結束物Wの結束部位、例えばビニール袋の開口部位等を、当該溝部32の上端部に開放形成された挿入口32aから下方に向けて挿通するための挿通路34を形成しており、被結束物Wは当該挿通路34に沿って挿入挿通されて下端部に拡大形成されている取り出し口32bから側方に抜き出されるようになっている。
そして、上記テープ支持部16に支持されたテープ巻付体4から、その粘着面2bを上側にして引き出される粘着テープ2の先端を上記挿通路34に案内する引き出し通路36が支持板12a,12b間に形成されている。この引き出し通路36には、支持板12a,12b上部の上記支持ローラ18bの側方に位置されて、粘着テープ2の引きだし用ガイドローラー33が設けられており、テープ巻付体4から引き出される粘着テープ2はその非接着面2a側が上記支持ローラ18bと当該引き出し用ガイドローラ32とに巻回されて粘着面2b側が上側になるように反転させられるようになっている。
また、引き出し用通路36の挿通路側端には、テープ巻付体4から引き出されて当該引きだし用通路36に挿通される粘着テープ2に対し、その幅方向の一側縁を所定幅で上方に折り返して重合させ、その粘着面2b同士を貼り合わせることで粘着テープ2の長手方向の側縁に沿って被接着部を形成するための重合部形成手段60が設けられている。本実施形態では、当該重合部形成手段60は前記引き出し用通路36に挿通される粘着テープ2の側縁部2cを所定幅で上方に折り返して重合させるべく、当該引き出し通路幅36を粘着テープ2の幅よりも狭幅に幅規制する板状の幅規制部材62により構成されており、当該幅規制部材62は引き出し用通路36の挿通路側端に位置されて支持板12b側に設けられている。すなわち、粘着テープ2はその引き出し時に張力が作用した状態でこの狭幅部を通過する際に、その長手方向の一側縁が所定幅で上方に折り返され、当該折り返しの切っ掛けとなる機構を、板状の幅規制部材62で簡易に構成できる。
ここで、望ましくは、当該幅規制部材62によって形成する引き出し用通路36の狭幅部36aへの粘着テープ2の導入を円滑に行わせるとともに幅規制部材62側のテープ側縁部2cを所定幅にて上側に折り曲げ案内するために、当該幅規制部材62には、テープ支持部側及び上部側に位置する上部後方側の粘着テープ導入部の厚みを、そのいずれか一方又は両方を徐々に薄肉に形成して、挿通路34側の溝幅が徐々に狭まるように傾斜したテーパ面を設けるようにするのが良い。そして、この様なテーパ面を設けることで、折り返しを円滑に行えるだけでなく、その折り返し部を可及的に綺麗に形成できるようになる。
また、粘着テープ2が狭幅部36a内に上方から斜めに入り込むように、幅規制部材62の上縁部よりも引き出し用ガイドローラー33の上端部の高さを高く配置するのが良い。つまり、この引き出し用ガイドローラー33は、引き出し通路32における前記幅規制部材62の配設位置よりもテープ引き出し方向後方となるテープ支持部寄りに位置されて、当該幅規制部材62によって形成される狭幅部36a内に導かれる粘着テープ2を上側から挿入案内するガイド部材となっており、当該ガイド部材としてはガイドローラー33に限ることなくガイドピンともなし得る。そして、この様なガイド部材を設けることで、更に粘着テープ2の側縁の折り返しを円滑に行えるようになるばかりか、その折り返し部をより綺麗に形成できるようになる。
また、上記狭幅部36aには、所定間隔で放射状に突出する多数の係合突起40aを有した羽根車様の回転係合部材40が、一対の支持板12a,12b間に回転自在に軸支されて設けられおり、粘着テープ2は当該回転係合部材40の係合突起40a先端に巻回係止されて、挿通路32内に導かれるようになっている。ここで、当該回転係合部材40はその一側方部分の係合突起42aが挿通路32内に臨まされて引き出し用通路36の狭幅部36a下方に設けられており、挿通路32内に上方から挿入挿通される被結束物Wに係合突起40aが係合して、当該被結束物Wによって下方に押されて回転されるようになっている。この際、被結束物Wは回転係合部材40の係合突起40a先端に巻回されている粘着テープ2を係合突起40a,40a間に押し込んで回転係合部材40を押し回すことになる。そして、この時に粘着テープ2に作用する張力によって、狭幅部36aにおいて上方に折り曲げられている当該粘着テープ2の側縁部2cが180°所定幅で折り返されて重合し、粘着面同士が圧着されて被接着部2dが連続形成されていくことになる(図6(1),(2)参照)。
一方、挿入溝32を挟んで上記回転係合部材40の側方位置には、当該回転係合部材40に対峙して、粘着テープ2先端部の粘着面2b側を所定長さに亘って貼着して止着する止着部材42が設けられている。この止着部材42は一対の支持板12a,12b間に掛け渡されて設けられた支軸43にその上部が軸支されて揺動自在に設けられている。そして、回転係合部材40に対面する止着部材42の側面部は当該回転係合部材40の係合突起40a先端に当接して、当該係合突起40aの回転摺動を許容するように凹状に湾曲した摺動面42aに形成されており、当該摺動面42aが粘着テープ2の粘着面2bを所定の長さに亘って貼着係止するための止着部とされている。
ここで、摺動面42aは、その幅が上記狭幅部36aの幅よりも狭く形成されている。即ち、折り返されて被接着部2dとなった側縁部2cの幅分だけ、その折り返し後のテープ幅よりも更に摺動面42aの幅は狭く形成されて、残存する粘着面2bの幅に相当されている。つまり、側縁部2cが折り返し重合形成されてなる被接着部2dのテープ厚みは倍になっているため、粘着力のない当該被接着部2dを避けて粘着面2b部分だけに摺動面42aが当たるようにしており、摺動面42aの側方には2枚分の厚みの被接着部2dを逃がす段差部42bが形成されている。
また、湾曲形成された摺動面42aはその下方部分が上方部分よりも曲率が大きく形成されており、このため略半分から下の下方部分には係合突起40aの先端は当接するが、上方部分には係合突起40aは当接せずに離間した状態になっている。
そして、上記止着部材42には、上記摺動面42aを回転係合部材40の係合突起40a先端に圧接させるべく付勢する圧接用付勢手段44が設けられている。即ち、当該圧接用付勢手段44に付勢されて止着部材42の摺動面42aの下端部は挿通路34内に突出しており、被結束物Wが上方から挿通されて来ると、当該挿通路34内に突出した下端部分にその被結束物Wが当接して側方の支持板12a,12b間に押し戻されて挿通路34内から待避するようになっている。そして、後に詳しく述べるが、被結束物Wは止着部材42の下方まで押し下げられると、挿通路34内を移動してきた結束部位に粘着テープ2が環状に巻回されて結束された状態にされるようになっている(図4〜図7参照)。
また、上記止着部材42および回転係合部材40の下方には、テープ切断レバー50が両支持板12a,12b間に掛け渡された支軸51に揺動自在に支持されて設けられている。本図示例では、当該テープ切断レバー50は被結束物Wの挿通路36を挟んで、上記止着部材42とは反対側に配置されている。上記支軸51は挿通路34に近接して設けられ、力点部となる一方の端部50aは側方の挿通路34内に向けて延び、作用点部となる他方の端部50bは上方に屈曲して回転係合部材40の下部近傍まで延びており、略L字状に屈曲形成されている。また、テープ切断用レバー50は、その下方の力点側端部50aが挿通路34内に常時臨むように復帰用付勢手段52によって付勢されていて、当該力点側端部50aが挿通路34内を下方に挿通移動される被結束物Wに係合して揺動されることにより、上方の作用点側端部50bに取り付けられたカッター刃54が止着部材42下部の挿通路34内に出没して、粘着テープ2を切断するようになっている。
また、上記復帰用付勢手段52には、引っ張りコイルスプリングが使用されていて、この引っ張りコイルスプリング52は一端が切断用レバー50の屈曲部の下部に係止され、他端が前述した支軸22cに係止されている。さらに、挿通路34の下端部に形成された取り出し口32bの上方には、切断用レバー50の下面に当接して当該切断用レバー50の過回動を規制し、その力点側端部50aを挿通溝34内に止まらせて係止するストッパーピン53が設けられている。
ところで、図6の(1)〜(4)及び図7の(5)〜(6)は被結束物Wの結束操作の過程を段階的に示すものであるが、被結束部材Wが回転係合部材40を押し回して下方部に至ると、その係合突起40aから離脱するともに止着部材42を側方に押し込んで更に下方に進んで行くことになるのであるが(図6(4)参照)、被結束部材Wが止着部材42の下方に抜けた後も、粘着テープ2の張力が止着部材42の先端部にそのまま作用してしまう構造になっていると、止着部材42の下端部は側方に押圧されたままの状態となって、止着部材42と回転係合部材40の係合突起先端とが離間した状態に維持されてしまう。そして、この離間した状態は、粘着テープ2が切断されて止着部材42が回転係合部材40の係合突起40aに当接するまで続くことになる。一方、張力が作用していた粘着テープ2は切断されることによって、その張力が一気に解放されることになるが、その切断の瞬間に張力に起因したスプリングバックが生じて縮もうとする。このため、切断の瞬間に止着部材42と回転係合部材40の係合突起先端40aとが離間していると、スプリングバックによって縮もうとする粘着テープ2を巧く挟んで係止できない不具合が生じてしまうことがある。つまり、止着部材42の摺動面42aから粘着面2bが外れてしまうと、被結束物Wに粘着テープ2を周回させて結束貼着させることができなくなる。あるいは、止着部材42の戻りが不安定となってしまい、結果として被結束物Wを結束した粘着テープ2の切断レバー50による切断長が一定しなくなってしまう。
そこで、本発明では、止着部材42とテープ切断レバー50との間に位置させて張力受け部材46を設け、回転係合部材40部位を通過して止着部材42よりも下方に引き出された粘着テープ2の粘着面側を、この張力受け部材46の先端部に当接させて当該粘着テープ2に作用する張力を受けるようにした。
すなわち、本実施形態では、上記張力受け部材46は張力受けレバー47で構成されており、当該張力受けレバー47は、一対の支持板12a,12b間に中央部が支持軸48によって揺動自在に軸支されて止着部材42の直下に設けられている。張力受けレバー47の先端部47aは揺動して挿通路34内に出没するようになっており、その出没位置は止着部材42の先端部の直下で、かつ切断レバー50のカッター刃54の出没位置(切断位置)よりも上方になっている。また、基端部47b側にはリターンスプリング49が設けられていて、先端部47aを上方に向けて回動させるように付勢しており、通常時にあっては、先端部47aは止着部材42の先端下部に当接している。そして、この止着部材42の先端下部に当接した状態で、張力受けレバー47の先端部47aは止着部材42の先端部よりも大きく挿通路34内に突出している。
また、切断用レバー50の力点側端部先端には、切り離された粘着テープの端部同士を圧着させてその両粘着面の接着を確実にするための圧着用レバー70が常時押圧当接されて設けられている。この圧着用レバー70はその下端部70aが支持軸72によって揺動自在に軸支されており、引っ張りコイルバネ74によって図示する時計回り方向に常時付勢されていて、上端部70bが切断用レバー50の力点側端部50a先端面に押圧接触されている。相互に当接する圧着用レバー70の上端部70bと切断用レバー50の力点側端部50a先端面とは、ともに円弧面に形成されていて、力点側端部50aの先端面は半円形になっている。 即ち、被結束物Wが切断用レバー50を押し下げて行き圧着用レバー70との当接部に至ると、当該圧着用レバー70の上端部70bは被結束物Wにより押し戻されて力点側端部50aから離間し、その間を被結束物Wが通過する。そして、被結束物Wが通過すると当該被結束物Wの結束部位を周回して結束した粘着テープ2を力点側端部50aとの間で挟んで両面から押圧して圧着し、その後に切断用レバー50のカッター刃54が粘着テープ2を切断するようになっている。切断された粘着テープ2は圧着用レバー70と力点側端部50aとの間を引き抜かれていき、その全長に亘って粘着面同士が確実に押圧接着されることになる。
図6〜図7は被結束物Wの結束部位の周囲に粘着テープが周回されて結束されていく過程を順次に示してある。即ち、図6の(1)に示すように、被結束物Wを挿通路34に挿入する時点では、粘着テープ2は先端部が止着部材42の摺動面42aに所定の長さに亘って貼着されて、回転係合部材40の係合突起40a先端間に掛け回されている。この状態で、被結束物Wを挿通路34内に挿入して下方に挿通していくと、被結束物Wは粘着テープ2を巻付体4から引き出しながら係合突起40a間に形成される凹部内に進入した後、回転係合部材40を押し回していく。このとき、被結束物Wが当接する係合突起40aの先端は、止着部材42の摺動面42aからは離間しており、先行する1つ前の係合突起40aの先端が止着部材42の摺動面42aに当接して摺動する(図6の(2),(3)参照)。
回転係合部材40が回転していくと、被結束物Wよりも下方にあって既に引き出されていた粘着テープ2は、上記先行して摺動する係合突起40aと摺動面42aとの間に挟まれて、当該摺動面42aに貼り付けられていく。また、先行する係合突起40aは、止着部材42の摺動面42aに貼り付いた粘着テープ2の非接着面2aを滑っていき、その粘着面2bを摺動面42aに押圧してその貼着を更に確実なものとしていく。やがて先行する係合突起40aが止着部材42の摺動面42a下端から離脱すると、止着部材42は圧接用付勢手段44のコイルスプリングによって先端部が上方に向けて回動され、被結束物Wによって直接押し回されている後続の係合突起40aの先端部40aに粘着テープ2を介して摺動面42aが当接する。そして、さらに回転係合部材40が回転されていくと、被結束部Wによって押し回される係合突起40aは摺動面42aに貼り付いた粘着テープ2の非接着面2a上を滑っていき、その貼着が更に確実なものとされていく一方、被結束物Wの結束部位には、当該先行して摺動面42aに貼り付けられていた粘着テープ2が徐々に引き剥がされつつ反転して、その両粘着面同士が貼り合わされていく。このとき摺動面42aに貼り付いた粘着テープ2は反転して被接着面2a同士が摺り合わされることになるので、粘着テープ2は抵抗なく円滑に下方に引き出し得る(図6の(3),(4)参照)。
また、被結束物Wに引っ張られてテープ巻付体4から粘着テープ2が連続して引き出されてくることになり、その引き出し時に粘着テープ2に作用する張力に起因して、粘着テープ2は後続の係合突起40aの先端間に張設された状態で巻回されるとともに、引き出し通路36の狭幅部36aにおいて粘着テープ2の側縁部2cが幅規制部材62によって上方の粘着面に折り曲げられ、当該粘着テープに作用している張力によって更に折り返されて粘着面同士が重合し、係合突起40aに当接した部分が張り合わされて、非接着部が形成されていく(図2参照)。
そして、更に回転係合部材40が回転していくと(図6の(4)参照)、被結束物Wが当接した直前の係合突起40aが摺動面42aから離脱する。なお、ここまでは止着部材42は圧接用付勢手段44に付勢されて比較的弱い弾発力で摺動面42aが係合突起40aに当接しており、このため回転係合部材40に対する摩擦ブレーキ力は小さいので被結束部材Wによる回転係合部材40の押し回しは小さい力で済み、操作力の軽減が図られている。
また、上記のように直前の係合突起40aが摺動面42aから離脱すると、被結束物Wは止着部材42の摺動面42a下端部と張力受けレバー47とに直接当接して当該止着部材42と張力受けレバー47とを、それらを各々付勢する圧接用付勢手段44とリターンスプリング49との付勢力に抗して側方に向けて揺動させつつ、それら止着部材42と張力受けレバー47との下方に抜けて行くことになる。この際、張力受けレバー47の先端部47aは止着部材42の先端部よりも挿通路34内の中央に向けて大きく突出しているため、止着部材42の先端部は張力受けレバー47の先端部47aよりも先に被結束物Wから外れ、その後に張力受けレバーが被結束物Wから外れて下方に抜けていく。
このようにして被結束物Wが下方に抜けて押し下げられていくと、図7に示すように、粘着テープ2は張力受けレバー47の先端部47aに粘着面2a側が当接するとともに、被接着面2b側が回転係合部材40の複数の係合突起40a先端に当接してこれらに掛け回されつつテープ巻付体4から引き出されていく。このため、その引き出しに伴って粘着テープに生じる張力は、主に回転係合部材40の係合突起40aと張力受けレバー47とによって受けられることになり、止着部材42の先端部には粘着テープ2の張力はほとんど作用しなくなり、止着部材42は圧接用付勢手段44により上方に向けて回動されて、摺動面42aが回転係合部材40の係合突起40aに当接され、これらのに間に粘着テープ2が挟まれる。一方、張力受けレバー47は粘着テープ2の張力を受けて、スプリング49の付勢力に抗して下方に向けて回動される(図7の(5)参照)。
この状態で、被結束物Wがさらに下方に押し下げられていき、切断レバー50の力点側端部50aに当接すると、当該切断レバー50が回動して、切断刃54が張力受けレバー47の直下で粘着テープ2を切断する。すると、粘着テープ2に生じていた張力が解放され、張力受けレバー47の先端部47aは粘着テープ2からの押し下げ力を受けなくなって、リターンスプリング49の付勢力によって上方に向けて回動し、止着部材の先端部に当接する。ここで、粘着テープ2が切断された際には、その張力が解放された反動としてスプリングバックが生じて粘着テープは瞬時に縮もうとするが、上述したように、粘着テープ2は回転係合部材40の係合突起40aと止着部材42の摺動面42aとの間に挟持されているから、当該スプリングバックが生じても、粘着テープ2は確実に保持されて外れてしまうことがない(図7の(6)参照)。そして、その切断後は図6の(1)に示す状態となる。
従って、以上の説明から明らかなように、この結束用粘着テープカッター10によれば、テープ巻付体4から粘着面2bを上側にして引き出される粘着テープ2の長手方向側部に折り返し重合させた非接着部2dを円滑に連続形成して、爾後における当該結束した粘着テープ2の剥離を、その非接着部2d摘んで容易に行えるようになる。また、粘着テープ2の切断時に、その張力が解放された反動として当該粘着テープ2にスプリングバックが生じて瞬時に縮んでも、粘着テープ2を回転係合部材40の係合突起40aと止着部材42の摺動面42aとの間に挟んで確実に保持しておくことができ、当該スプリングバックによって粘着テープ2が外れてしまうことを防止できる。このため、爾後の結束操作に支障を来すことがなく、連続的に被結束物Wの結束部位に粘着テープ2を安定的に確実に周回させて結束することができる。
ここで、上記図示例の第1実施形態では、爾後の剥離を容易にするために粘着テープ2の一側縁を折り返して重合させる重合部形成手段60が備えられているが、本発明は当該重合部形成手段60を省略した結束用粘着テープカッターとなしても良い。すなわち、重合部形成手段60を備えていない場合でも、張力受けレバー47等の張力受け部材46を有することによって、粘着テープ2の切断時に生じるスプリングバックによる粘着テープの外れを防止することができる。但し、図示例のような重合部形成手段60を備えた結束用粘着テープカッター10にあっては、重合部が形成されることによって粘着テープの張力が増大するという点、並びに粘着幅が狭くなるという点から、スプリングバックによる粘着テープ2の外れは起きやすくなるので、これを防止できるという点でより一層有用なものとなる。
===第2実施形態===
図8〜図16は本発明の第2実施形態を示すものであり、図8はその外観を示す正面図、図9は平面図、図10は図8における左側面図、図11は図8における手前の支持板を外してその内部を示す図、図12は図11中の上部に設けられた重合部形成手段をなす側縁折り返し重合機構を示す斜視図、図13は上記側縁折り返し重合機構の折り曲げ機構部を示す平面図、図14は上記側縁折り返し重合機構の折り返し機構部における傾斜ガイド部分を示す縦断面図、図15は上記側縁折り返し重合機構の折り返し機構部における切欠ガイド部分を示す縦断面図である。
ここで、当該第2実施形態が前述の第1実施形態と相違する点は、重合部形成手段にある。即ち、第1実施形態では引き出し通路36の狭幅部36aを形成する幅規制部材62が重合部形成手段60となっていたが、当該第1実施形態では重合形成される非接着部2dには若干の皺がよってワカメ状になってしまう懸念がある。これは引き出される粘着テープ2の一側に側縁部2cを重合して貼り付けるにあたって、先ず最初に回転係合部材40の係合突起40aに当接した部分が先行して断続的に張り合わされてしまうためである。
このため、本第2実施形態では、より美麗に非接着部2dを形成できるように、第1実施形態の引き出し通路36の途中に側縁部を連続的に折り返して重合させる側縁折り返し重合機構80を更に付加して設けてあり、この側縁折り返し重合機構80の構成部分のみが第1実施形態と相違する点である。よって、以下には当該側縁折り返し機構80部分のみを説明して、第1実施形態と同一構成の部分には同一の符合を付して、その説明は省略する。なお、前述した第1実施形態の図5〜図8及びその説明は当該第2実施形態にあっても共通する。
図8〜図15に示すように、本第2実施形態の結束用粘着テープカッター10Aにあっては、一対の支持板12a,12bの上部中央部が矩形に上方に延出形成され、この延出部12aA,12bA間に重合部形成手段60をなす側縁折り返し重合機構80が設けられている。ここで、支持板12bの延出部12bAはヒンジ124によって側方に開閉可能となっており、その上端部はL字状に屈曲されて天板部125が形成されていて、開閉カバーとなっている。そして、この天板部125には支持板12aの延出部12aAに形成された係合孔126にロック片127を係合させて開閉カバー12bAを係脱自在に係止するロック手段128が設けられている。127aは天板部125に突出されて設けられているロック片127の操作ノブである。
そして、上記側縁折り返し重合機構80は、粘着テープ2の引き出し通路に36において、接着(粘着)面2b側に配置される接着面側部材と非接着面2a側に配置される非接着面側部材とからなり、これら接着面側部材と非接着面側部材とに押圧接触させつつ両部材間に粘着テープ2を挿通して引き出すことにより、粘着テープ2の長手方向の少なくとも一側に、その側縁部2cを所定幅で粘着面2b側に折り返して非接着部2dとなる重合部を形成するものである。
この側縁折り返し重合機構80は、図11〜図15に示すように、引き出される粘着テープ2の長手方向一側部の側縁部2cを粘着面2b側の上方に略90度まで折り曲げる折り曲げ機構部90と、その折り曲げられた側縁部2cを更に略180度まで折り返して粘着面2b同士を対面させる折り返し機構部100、およびその対面した粘着面2b同士を重合させて貼り合わせる貼り合わせ手段110とからなる。
折り曲げ機構部90は、位置決め手段としての位置決めローラー91と折り曲げ手段としての折り曲げローラー92、及び折り曲げガイド片94とにより構成されている。位置決めローラー91は、テープ支持部16と上記折り曲げローラー92との間に設けられて、粘着テープ巻付体4から引き出される粘着テープ2の折り曲げローラー92への供給位置を位置決めするものであり、テーパー状のローラー本体91aと、このローラー本体91aの端部に設けられたフランジ91bとを有しており、両支持板12a,12bに回転自在に軸支されて取り付けられている。ローラー本体91には粘着テープ巻付体4から引き出された粘着テープ2の非接着面2aが押圧接触するようになっており、フランジ91bには粘着テープ2の一方の側端が接するようになっている。そして、粘着テープ巻付体4から引き出された粘着テープ2を折り曲げローラー92に向けて、その高さ位置と幅方向位置とを位置決めして案内するようになっている。
折り曲げローラー92は折り返し機構部100と位置決めローラー91との間に位置して、開閉カバー12bAに回転自在に軸支されて取り付けられている。折り曲げローラー92の一方の端部92aは引き出し通路36を挿通される粘着テープ2の粘着面2b上に位置しており、当該粘着テープ2の一側部に所定の折り曲げ幅を残して粘着面側に押圧接触する。つまり、図13に例示するように、この折り曲げローラー92の外周面92bは、粘着テープ巻付体4から引き出される粘着テープ2の粘着面2bに対して、その全幅に亘っては接触されずに所定範囲部分にだけ接し、折り曲げ予定幅とされた側縁部2cの粘着面2bには接しないようになっている。また、この外周面92bには多数の溝部が形成されており、粘着面2bとの接触面積を減少させて粘着テープ2と接着されるのを防止するようになっている。そして、位置決めローラー91によって案内される粘着テープ2の一側部をその端面92a部分で折り曲げて、この折り曲げ状態で折り返し機構部100方向へ案内するようになっている。なお、本実施の形態においては、折り曲げローラー92は円筒状に形成されているがこれに限らず、粘着テープ2の粘着面2bの所定の位置に接する薄い外周面を有する円盤形のものとしてもよい。
また。折り曲げローラー92の端面92aに対向配置されて、当該折り曲げローラ92に接触していない粘着テープ2の側縁部2cを所定の折り曲げ幅で粘着面2b側に折り曲げるべく、当該折り曲げ幅部分の側縁部2cの非粘着面2b側に押圧接触して、当該側縁部2cを折り曲げローラー92の端面92aとの間に挟んで所定幅で粘着面2b側に折り曲げる、非接着面側部材としての折り曲げガイド片94が支持板12bに設けられている。ここで、当該折り曲げガイド片94は折り曲げローラー92の端面外周縁よりも更に折り返し機構20側を指向してローラー92の径方向外方に延びており、その延出端部には略90度に折り曲げられた粘着テープ2の側縁部2cの非粘着面2bに当接して、当該側縁部2cの折り曲げ角度θを略120度に、つまり粘着面側で略60度の鋭角に狭めるように案内するガイド突起95が三角形状に突出形成されて設けられている。
折り返し手段としての折り返し機構部100は、図14と図15とに示すように折り曲げられた粘着テープ2の側縁部2cの非粘着面2b側に押圧接触して、当該側縁部2cを略180度まで折り返すためのガイド部を有した折り返しガイド片でなる。本実施形態にあっては、この折り返しガイド片は、図14に示すように前記粘着テープ2の側縁部2cの折り曲げ角度θを略135度(粘着面同士の角度で略45度の鋭角)まで案内して狭める第1のガイド部としての傾斜ブロック101と、この傾斜ブロック101に隣接配置されて上記折り曲げ角度を略180度まで案内して折り返す、第2のガイド部としての切欠ブロック102とから構成されており、本実施形態では両ブロック101,102は樹脂で一体形成されて粘着テープ2上方の接着面2a側に配置されて、開閉カバー12bAに取り付けられている。
即ち、傾斜ブロック101は、引き出し通路36における粘着テープ2の粘着面2bに対して鋭角となる傾斜角(≒45度)を有する傾斜面101aを備え、切欠ブロック102はくさび形に切欠形成された傾斜面102aを備えており、かつ当該切り欠きブロック102の下方には、粘着テープの下側の被接着面2a側に当接して当該切り欠きブロック102に粘着テープ2を押圧接触させる押圧ローラ103が両端を一対の支持板12a,12bに軸支されて設けられている。
貼り合わせ手段110は、図11に示すように、側縁部2cが折り返された粘着テープ2の対向する粘着面同士を重合させて貼り合わせるものであって、当該側縁部2cが折り返された粘着テープ2の接着面側と非接着面側とに配設される少なくとも上下一対の押圧部材からなり、本第2実施形態では、当該押圧部材は一対の支持板12a,12bに軸支されて粘着テープ2の下側にその挿通方向の前後に配されて並設された2つの下側ガイドローラー111,112と、これら下側ガイドローラ111,112の間に位置されて粘着テープの上側に設けられる上側ガイドローラ113との3つから構成されており、上側ガイドローラ113は開閉カバー12bAに回転自在に軸支されて設けられている。そして、これらの下側ガイドローラー111,112と上側ガイドローラ113とは側縁部2cが折り返された該粘着テープ2にその両面から押圧接触する。また、上側ガイドローラー113の外周面42aにはその略中央部に、開閉カバー12bAを閉じる時に、粘着テープ2の側縁エッヂ部を係止して、側縁部2cの折り曲げを案内する係止溝113aが形成されている。
開閉カバーとしての開閉カバー12bAは、引き出し通路36に挿通される粘着テープ2に対して、当該開閉カバー12bAに取り付けられた接着面側部材を押圧接触させる閉位置と押圧接触させない開位置とに切り替えて両位置間を移動して開閉可能に設けられるとともに、開位置では接着面側部材を非接着面側部材から離間させて粘着テープ2の引き出し通路36をその全長に亘って開放するようになっている。また、開閉カバー12bAは、粘着テープ2の挿通方向に対して側方に回動して開閉移動されるようになっている。
即ち、本実施形態では、図9と図10とに示すように、開閉カバー12bAは下端部が支持板12bの上端部にヒンジ124を介して回動自在に取り付けられており、当該開閉カバー12bAを側方に開くことによって、この開閉カバー12bAに支持された折り曲げローラー92、傾斜ブロック101、切欠ブロック102、上側ガイドローラ113等の接着面側部材が、位置決めローラー91,折り曲げガイド片94,押圧ローラ103,および下側ガイドローラー111,112等の非接着面側部材に対して回動して離れるようになっている。つまり、開閉カバー5を開くことにより、傾斜ブロック101、切欠ブロック102,折り曲げローラー92,上側ガイドローラ113は粘着テープ2から離れて、当該粘着テープ2の引き出し通路36が全長に亘って開放されるようになっている。
そして、上記のように構成された側縁折り返し重合機構80に粘着テープ2をセットするあたっては、テープ巻付体4から引き出した粘着テープ2を非接着面側部材上に浮かして張った状態で支持しながら、開閉カバー12bAを閉じていき、当該開閉カバー12bAに取り付けられた傾斜ブロック101の先端を粘着テープ2の側縁部2c下面に挿入するとともに、側縁部2cのエッヂを上側ガイドローラ113の係止溝113aに引っ掛けて係止し、この状態で開閉カバーをゆっくりと閉じていく。これにより、係止溝113aにエッヂが係止された粘着テープ2の側縁部2cは粘着面側に折り返されて粘着面同士が重合された状態になる。このとき重合部の幅には予定幅よりも大小する誤差が生じてしまうが、位置決めローラー91から貼り合わせ手段110の出口までの距離分以上に粘着テープ2を引き出せば、側縁折り返し重合機構80の折り曲げローラー92、折り曲げガイド片94、傾斜ブロック101、切欠ブロック102、ガイドローラー111,112,113等が機能して、折り曲げ幅を予定幅に自動調節しつつ、側縁部2cを徐々に滑らかに折り曲げながら連続的に重合圧着させて、皺のない美麗な折り曲げ重合状態の非接着部2dを有した粘着テープ2が繰り出されてくる。
即ち、傾斜ブロック101の傾斜面21aには粘着テープ2の一方の側端つまり側部における非接着面2aが接するようになっており、粘着テープ2の一方の側端は粘着面2bを内側として鋭角に折り曲げられることになる。
また、切欠ブロック102においては、粘着テープ2は、傾斜ブロック101により折り曲げられた状態で導入され、傾斜面102aで徐々にその折り曲げ度合いを増し、対向する粘着面2b同士がほぼ平行となるまで折り曲げられる。つまり、粘着テープ2の一方の側端には粘着面2bを内側とした重合部が連続的に形成されることになる。
また、折り返し機構部100により形成される重合部の寸法は、折り曲げローラー92により所定の寸法に規制されるようになっている。すなわち、図14に示すように、折り曲げローラー92はその端部92aが粘着テープ2の粘着面2b上に位置するようになっているため、重合部はこの端部92aを越えて折り曲がることが規制されてその寸法が一定に保たれるようになっている。
また、この折り曲げローラー92により規制される重合部の寸法は、粘着テープ2と折り曲げローラー92との幅方向の位置関係により変化することになる。そのため、このテープカッター10Aでは、折り曲げローラー92に粘着テープ2を案内する位置決めローラー91により、粘着テープ2の幅方向の位置を規制させるようにしている。つまり、位置決めローラー91のフランジ91bと接する粘着テープ2の側端は、重合部が形成される際に生じる張力によりその重合部形成側に向かって、つまり図14中の下方に向かって移動しようとするが、粘着テープ2の側端はこの位置決めローラー91のフランジ91bに接触することにより移動が制限されているため、粘着テープ2の幅方向の位置は常に一定に保たれることになる。
折り返し機構部100により重合部が形成された粘着テープ2は、図11に示すように、下側ガイドローラー111,112と上側ガイドローラー113との間を挿通される。このとき、粘着テープ2が各ガイドローラー111,112,113に押圧接触して与えらる張力により、その重合部の対向する粘着面2b同士が互いに押し付けられて、粘着面2bの一方の側端つまり側部に側縁部2cが折り返されて重合された非接着部2dが形成されることになる。
このような一連の行程は、粘着テープ巻付体4から順次粘着テープ2を引き出すことにより連続的に行われることになる。
そして、この一側に非接着部2dが重合形成された粘着テープ2を引き出し通路36の狭幅部36aを通過させてその先端部を被結束部材Wの挿通路34上に導き、当該粘着テープ2の上方から挿通路34内に被結束部Wを挿入挿通させれば、前述の第1実施形態で説明した図6の(1)の状態になって粘着テープ2のセットが完了することになる。
このように、このテープカッター10Aを用いることにより、粘着テープ2の粘着面2bの一方の側端に剥離時に摘み部として機能する非接着部分2dを、ワカメ状のような皺を発生させることなく美麗に形成して、被結束物Wの結束部位に安定的に、かつ確実に周回させて結束することができ、爾後の粘着テープの剥離も容易に行えるようになる。
また、このような側縁折り返し重合機構80を備えるようにすれば、前述の第1実施形態のような重合部形成手段60、即ち、引き出し通路36に狭幅部36aを形成するための幅規制部材62は省略することもできる。そして、当該幅規制部材を省略すれば、開閉カバー12bAを側方に回動して開放させることで粘着テープ4の側縁部に重合させた非接着の摘み部を形成機能をキャンセルすることができ、摘み部を形成せずに被結束物Wの結束部位を周回結束することもできるようになる。
===第3実施形態===
図16は本発明に係る結束用粘着テープカッターの第3実施形態を示すものであって、その内部機構を示す正面の断面図である。この第3実施形態は前述の第2実施形態のテープ支持部を更に改良したものであり、その他の主たる部分は共通している。よって、以下にはその相違する部分について詳しく説明し、他の共通する部分については前記第2実施形態及び第1実施形態の結束用粘着テープカッターと同一の符合を付してその詳しい説明は省略する。
即ち、図示するようにこのテープ支持部16Aは、一対の支持板12a,12b間に軸支されてシーソー様に揺動する支持レバー220と、テープ巻付体4のテープ引き出し側の側部を係止する2個の支持ローラー218a,218bとからなる。上記支持レバー220は支持板12a,12bの図示する右端の側縁部に支軸222cを介して軸支されており、一端220a側の方が重く他端側の方が軽い重量配分になっている。そして、その軽い他端220b側がテープ巻付体4を載置する保持部として機能するように円弧状に湾曲形成され、重い一端220a側がカウンターウエイトとして機能して、支軸220c廻りに該他端220bを上方に向けて回動させるようになっている。即ち、支持レバー220は他端220b側の重量と未使用のテープ巻付体の重量により生ずる図示する時計回りのモーメントよりも一端220a側の重量による反時計廻りのモーメントの方が大きくなるような重量配分で支軸222に軸支されている。また、支軸222の下方には、支持レバーの回動を所定位置で止めるストッパーピン224が設けられている。
そして、他端220b側の凹状に湾曲形成された保持部に支持されたテープ巻付体4は2つの支持ローラ218a,218bに当接して係止されるようになっており、当該支持ローラ218a,218bは重合部形成手段の折り曲げ機構部90の側方に上下に離間されて配置されており、下側の支持ローラ218bの両側端部にはテープ巻付体4から引き出される粘着テープ2の横ずれを規制して案内するフランジが一体的に拡径形成されている。
そして、当該実施形態の結束用粘着テープカッターにあっては、シーソー様に揺動する支持レバー220の一端220a側をカウンターウェイトにして、他端220b側をテープ巻付体4の保持部に形成しているので、当該保持部を支持レバー220の自重で支持ローラ218a,218bに向けて回動させることができ、別途に付勢手段を設ける必要がなく簡易に構成できる。
本発明に係る結束用粘着テープカッターの第1実施形態の外観を示す正面図である。 図1のテープカッターの平面図である。 図1における左側面図である。 図1における手前の支持板を外してその内部を示す図である。 図4中の要部を拡大して示す図である。 図1〜図5に示すテープカッターによる結束操作の過程を段階的に説明する図である。 同上、図1〜図5に示すテープカッターによる結束操作の過程を段階的に説明する図である。 本発明に係る結束用粘着テープカッターの第2実施形態の外観を示す正面図である。 図8のテープカッターの平面図である。 図8における左側面図である。 図8における手前の支持板を外してその内部を示す図である。 図11中の上部に設けられた重合部形成手段をなす側縁折り返し重合機構を示す斜視図である。 上記側縁折り返し重合機構の折り曲げ機構部を示す平面図である。 上記側縁折り返し重合機構の折り返し機構部における傾斜ガイド部分を示す縦断面図である。 上記側縁折り返し重合機構の折り返し機構部における切欠ガイド部分を示す縦断面図である。 第3実施形態の内部を示す正面図である。
符号の説明
W 被結束物
2 粘着テープ
2a 粘着テープの非粘着面(非接着面) 2b 粘着テープの粘着面(接着面)
2c 粘着テープの側縁部(折込側) 2d 粘着テープの非接着部(重合部)
4 テープ巻付体
10,10A 結束用粘着テープカッター
12 支持板 12bA 開閉カバー
16 テープ支持部
32 溝部 32a 挿入口
33 ガイド部材 34 挿通路
36 引き出し通路 36a 狭幅部
40 回転係合部材 40a 係合突起
42 止着部材 42a 摺動面(止着部)
44 圧接用付勢手段 46 張力受け部材
47 張力受けレバー 49 リターンスプリング
50 テープ切断レバー 52 復帰用付勢手段
54 カッター刃 60 重合部形成手段
62 幅規制部材 92 折り曲げローラー
94 折り曲げガイド片 95 ガイド突起
100 折り返し機構部(折り返しガイド片)
101 第1のガイド部
102 第2のガイド部
110 貼り合わせ手段
111,112 下側ローラー
113 上側ローラー

Claims (10)

  1. 所定間隔を隔てて対向配置された一対の支持板と、
    該支持板間に設けられて、片面が粘着面のテープをロール状に巻いてなる粘着テープ巻付体を回転自在に支持するテープ支持部と、
    該一対の支持板に設けられた溝部によって形成され、被結束物の結束部位を上端部の挿入口から下方に向けて挿通するための挿通路と、
    該テープ支持部に支持されたテープ巻付体から該粘着面を上側にして引き出される粘着テープの先端を該挿通路に案内する引き出し通路と、
    所定間隔で放射状に突出する多数の係合突起を有して該一対の支持板間に回転自在に軸支されるとともに、一側部の該係合突起が該挿通路内に臨まされて該引き出し通路の下方に設けられ、該挿通路内に挿入される被結束物に該係合突起が係合して回転される回転係合部材と、
    該回転係合部材の側方に位置されて該一対の支持板間に上部が揺動自在に軸支されて設けられるとともに、該回転係合部材の係合突起先端が当接して摺動する湾曲した摺動面を有し、該摺動面が粘着テープの粘着面を所定の長さに亘って貼着係止するための止着部とされた止着部材と、
    該止着部材の摺動面を該回転係合部材の係合突起先端に圧接させるべく付勢する圧接用付勢手段と、
    該一対の支持板間に中央部が揺動自在に軸支されて該止着部材よりも下方に設けられるとともに、下端の力点側が該挿通路内に常時臨むように復帰用付勢手段によって付勢され、該力点側が該挿通路内に挿通される被結束物に係合して揺動されることにより上端部に取り付けられたカッター刃が該止着部材近傍の挿通路内に出没して粘着テープを切断するテープ切断レバーと、
    を備えた結束用粘着テープカッターにおいて、
    該止着部材と該テープ切断レバーとの間に位置させて、該回転係合部材部を通過して該止着部材よりも下方に引き出された粘着テープの粘着面側に先端部が当接して該粘着テープに作用する張力を受ける張力受けレバーを、該一対の支持板間に揺動自在に軸支させて設けるとともに、該張力受けレバーの先端部を該挿通路内に突出させるように付勢する付勢手段を設け、かつ該張力受けレバーの先端部は、該止着部材の摺動面の下端よりも該挿通路内に突出されている、
    ことを特徴とする結束用粘着テープカッター。
  2. 前記引き出し通路には、前記粘着テープの長手方向の少なくとも一側に、その側縁を所定幅で粘着面側に折り返して非接着の摘み部となる重合部を形成する重合部形成手段が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の結束用粘着テープカッター。
  3. 前記止着部材の摺動面が、前記重合部が形成された粘着テープに残存する貼着面のみに対面するように形成されていることを特徴とする請求項2に記載の結束用粘着テープカッター。
  4. 前記重合部形成手段が、テープ巻付体から引き出されて前記引き出し通路に挿通される該粘着テープの側縁を所定幅で上方に折り返して重合上させるべく該引き出し通路幅を粘着テープ幅よりも狭幅に幅規制する幅規制部材でなることを特徴とする請求項2〜3のいずれかに記載の結束用粘着テープカッター。
  5. 前記引き出し通路における前記幅規制部材の配設位置よりも後方のテープ支持部寄りに位置させて、該幅規制部材によって形成される狭幅部内に導かれる粘着テープを上側から挿入案内するガイド部材を設けたことを特徴とする請求項4に記載の結束用粘着テープカッター。
  6. 前記幅規制部材の上部後方側の粘着テープ導入部に、狭幅部の幅を徐々に狭くするテーパー面が設けられていることを特徴とする請求項5または6のいずれかに記載の結束用粘着テープカッター。
  7. 前記重合部形成手段は、前記粘着テープの接着面側に配置される接着面側部材と非接着面側に配置される非接着面側部材とからなり、これら接着面側部材と非接着面側部材とに押圧接触させつつ該両部材間に該粘着テープを挿通して引き出すことにより、該粘着テープの長手方向の少なくとも一側に、その側縁を所定幅で粘着面側に折り返して非接着部となる重合部を形成するものであって、
    該粘着テープの側縁部に所定の折り曲げ幅を残して該粘着面側に接触する接着面側部材としての折り曲げローラーと、
    該折り曲げローラーの端面に対向配置されて、該折り曲げローラに接触していない該粘着テープ側縁の前記所定の折り曲げ幅部分の非粘着面側に押圧接触して該側縁を該折り曲げローラーの端面との間に挟んで該所定幅で粘着面側に折り曲げる前記非接着面側部材としての折り曲げガイド片と、
    該折り曲げられた粘着テープ側縁の非粘着面側に押圧接触して該側縁を鋭角に折り返すガイド部を有して、該粘着テープの接着面側に配置された前記接着面側部材としての折り返しガイド片と、
    該側縁が折り返された該粘着テープの非接着面に押圧接触して、該側縁が折り返された粘着テープの対向する粘着面同士を重合させて貼り合わせる前記非接着面側部材としての貼り合わせ手段とからなり、
    該接着面側部材は開閉自在な開閉カバーにて支持され、
    該開閉カバーは、挿通される該粘着テープに対して該接着面側部材を押圧接触させる閉位置と押圧接触させない開位置との間を開閉移動可能に設けられるとともに、該開位置では該接着面側部材を該非接着面側部材から離間させて該粘着テープの挿通路を開放することを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の結束用粘着テープカッター。
  8. 前記折り返しガイド片が、前記粘着テープの側縁の折り曲げ角度を略135度まで案内する第1のガイド部と、略180度まで折り返す第2のガイド部とを有することを特徴とする請求項7に記載の粘着テープカッター。
  9. 前記折り曲げガイド片に、前記折り曲げられた粘着テープ側縁の非粘着面に当接して該側縁の折れ曲がり角度を略120度に案内するガイド突起を突出形成したことを特徴とする請求項7または8のいずれかに記載の結束用粘着テープカッター。
  10. 前記開閉カバーが、前記粘着テープの挿通方向に対して側方に回動して開閉移動されることを特徴とする請求項7〜9のいずれかに記載の結束用粘着テープカッター。
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