JP2006015418A - 縦送り加工用エンドミル - Google Patents

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Abstract

【課題】 縦送り加工用エンドミルにおいて、エンドミル本体の先端中心部分での切屑離れを改善しつつも、このエンドミル本体先端の損傷を防止する。また、底刃についてもその先端中心部分での強度を確保して欠損等を防ぎつつ、良好な切屑排出性を確保する。
【解決手段】 エンドミル本体1先端部に内周側に向けて延びるギャッシュ7を形成してギャッシュ刃9を形成する。このギャッシュ7のエンドミル回転方向T後方側を向く壁面11をギャッシュノッチ角α,βが後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュ面11A,11Bによって構成するとともに、エンドミル回転方向Tを向く壁面8を、ギャッシュすくい角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュすくい面8A,8Bによって構成する。
【選択図】 図5

Description

本発明は、エンドミル本体をその回転軸線方向先端側にも送り出してワークの掘り込み等の縦送り加工を行うことが可能な縦送り加工用エンドミルに関するものである。
この種の縦送り加工が可能なエンドミルとしては、例えば特許文献1に、底刃が、リードすくい面の延長上に交叉されて設けられ、またギャッシュ部が凸曲面状に成形され、該リードすくい面とギャッシュ部との交わる境界部がRを持たせて成形されたものが提案されている。このようなエンドミルでは、底刃がギャッシュによってエンドミル本体の内周側に延びてその先端中心の回転軸線にまで達しているので、エンドミル本体をこの軸線方向先端側に向けて送り出す掘り込み加工や穴加工が可能となり、そしてこの特許文献1には上記境界部がR(丸み)を持っていることにより、切屑が凸曲面状のギャッシュ部表面に倣って外周方向に流れやすくなり、リードすくい角の効果でエンドミルの後方に排出されやすくなると記載されている。
特開平10−217024号公報
しかしながら、まず第1に、この特許文献1のようにギャッシュ部の表面(ギャッシュのエンドミル回転方向後方側を向く壁面)が凸曲面とされていると、底刃の内周側で生成された切屑は、後端側に向けて流れる間常にこの表面に押し付けられながら外周方向に流されることとなるため、切屑離れは却って悪くなり、詰まりを十分に解消することは困難となってしまう。その一方で、切屑離れをよくするために、エンドミル本体先端中心部分において、このギャッシュ部の表面が軸線に直交する平面に対してなすギャッシュノッチ角を小さくして、凸曲面を先端から後端側に向けて緩やかに湾曲させるようにしたり、あるいは特許文献1に記載のように中心部付近に凹面を残したりすると、周速が小さくなるために大きな負荷が作用するこのエンドミル本体の先端中心部分においてギャッシュのエンドミル回転方向後方側を向く壁面に十分な肉厚を確保することができなくなり、エンドミル本体に欠損等を招く結果となる。
また、第2に、この特許文献1では上述のように底刃がリードすくい面の延長上に交叉されて設けられ、このリードすくい面がそのままエンドミル本体先端中心まで延びているので、やはりこの先端中心部分で底刃の強度も確保し難くなり、底刃にやはり欠損等が生じ易くなってしまう。その一方で、この底刃の強度を確保するためにリードすくい面の軸線に対する角度、すなわちすくい角を負角側に大きくすると、切屑排出性が損なわれてしまうことになる。
本発明は、このような背景の下になされたもので、まずエンドミル本体の先端中心部分において生成される切屑の切屑離れを改善しつつも、ギャッシュのエンドミル回転方向後方側を向く壁面に十分な肉厚を確保してエンドミル本体先端の損傷を防止することを第1の目的とし、また底刃についてもそのエンドミル本体先端中心部分での強度を確保して欠損等を防ぎつつ、良好な切屑排出性を確保することを第2の目的としている。
上記課題を解決して、まず第1の目的を達成するために、本発明は第1に、軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に先端側から後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面の外周側辺稜部には外周刃が、先端側辺稜部には底刃が形成されるとともに、上記切屑排出溝の先端には上記エンドミル本体の内周側に向けて延びるギャッシュが形成され、このギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面の先端側辺稜部には上記底刃の内周端に連なって内周側に延びるギャッシュ刃が形成されてなる縦送り加工用エンドミルであって、上記ギャッシュのエンドミル回転方向後方側を向く壁面を、上記軸線に直交する平面に対してなすギャッシュノッチ角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュ面によって構成したことを特徴とする。
また、第2の目的を達成するために、本発明は第2に、同じく軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に先端側から後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面の外周側辺稜部には外周刃が、先端側辺稜部には底刃が形成されるとともに、上記切屑排出溝の先端には上記エンドミル本体の内周側に向けて延びるギャッシュが形成され、このギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面の先端側辺稜部には上記底刃の内周端に連なって内周側に延びるギャッシュ刃が形成されてなる縦送り加工用エンドミルであって、上記ギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面を、上記軸線に対してなすギャッシュすくい角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュすくい面によって構成したことを特徴とする。
さらに、これら第1、第2の目的を同時に達成するために、本発明は第3に、やはり軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に先端側から後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面の外周側辺稜部には外周刃が、先端側辺稜部には底刃が形成されるとともに、上記切屑排出溝の先端には上記エンドミル本体の内周側に向けて延びるギャッシュが形成され、このギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面の先端側辺稜部には上記底刃の内周端に連なって内周側に延びるギャッシュ刃が形成されてなる縦送り加工用エンドミルであって、上記ギャッシュのエンドミル回転方向後方側を向く壁面を、上記軸線に直交する平面に対してなすギャッシュノッチ角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュ面によって構成するとともに、上記ギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面を、上記軸線に対してなすギャッシュすくい角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュすくい面によって構成したことを特徴とする。
従って、本発明の第1の縦送り加工用エンドミルにおいては、ギャッシュのエンドミル回転方向後方側を向く壁面が、ギャッシュノッチ角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュ面によって構成されているので、大きな負荷が作用するエンドミル本体中心の先端側のギャッシュ面には大きな肉厚を与えてその強度を確保し、欠損等を防止することができる一方、後端側のギャッシュ面はギャッシュノッチ角が大きくされるため、切屑排出のための大きな空間を確保することができる。そして、これら複数段のギャッシュ面はこのギャッシュノッチ角が段階的に大きくなるようにされているので、隣接するギャッシュ面同士は互いの境界部で角度をもって折れ曲がるように形成されることとなり、このため先端側のギャッシュ面に押し付けられた切屑はこの境界部で離れて後端側のギャッシュ面に押し付けられることがなくなって、良好な切屑離れを促すことが可能となる。
また、本発明の第2の縦送り加工用エンドミルによれば、底刃の内周側に連なるギャッシュ刃のすくい角が、やはり複数段のギャッシュすくい面によって後端側に向かうに従い段階的に大きくなるようにされているので、エンドミル本体先端中心部分ではこのギャッシュ刃に十分な刃先角を確保してその強度を維持し、欠損等の発生を防止することができる一方、後端側では大きなギャッシュすくい角によって大きな空間を確保するとともに切屑押し出し効果も高く、良好な切屑排出性を得ることができ、さらにギャッシュすくい面同士がその境界部で角度をもって曲折するために切屑離れもよい。しかも、このギャッシュ刃はエンドミル本体先端外周の外周刃先端まで達することはなく、底刃の内周側に形成されるため、負荷の少ない外周側の底刃自体には大きな軸方向すくい角を与えることができて、鋭い切れ味を確保することができる。そして、さらに本発明の第3の縦送り加工用エンドミルにおいては、これら第1、第2の縦送り加工用エンドミル双方の構成を兼ね備えているので、エンドミル本体先端中心部分における損傷をより確実に防止しつつも、さらに良好な切屑排出性を得ることが可能となる。
図1および図2は、本発明の第1の実施形態を示すものである。本実施形態において、エンドミル本体1は、超硬合金等の硬質材料により形成されて軸線Oを中心とした概略円柱状をなし、その後端側(図1および図2において右側)には当該エンドミル本体1を工作機械の主軸に装着するためのシャンク部(図示略)が設けられるとともに、先端側(図1および図2において左側)が切刃部2とされ形成され、上記工作機械によって軸線O回りに符号Tで示すエンドミル回転方向に回転されつつ該軸線O先端側に送り出されることによりワークに穴加工や掘り込み加工等の縦送り加工を行い、また軸線Oに交差する方向に送り出されることにより溝加工や壁面加工をワークに施してゆく。
ここで、切刃部2の外周には、その先端から後端側に向けて軸線O回りに回転方向Tの後方側に捩れる2条の切屑排出溝3が周方向に等間隔に軸線Oに関して互いに略対称に形成されている。そして、これらの切屑排出溝3の回転方向T側を向く壁面4と、その回転方向T後方側に連なる切刃部2の外周面との交差稜線部、すなわち上記壁面4の外周側辺稜部には、切屑排出溝3と同じく後端側に向かうに従い軸線O回りに回転方向Tの後方側に一定の捩れ角θで捩れる外周刃5が形成されている。従って、切屑排出溝3の上記壁面4はこの外周刃5のすくい面とされるとともに、切刃部2の外周面のうちこの外周刃5に連なる部分はその逃げ面(外周逃げ面)とされる。
また、この切刃部2の先端部すなわちエンドミル本体1の最先端部においては、切屑排出溝3の上記壁面4とエンドミル本体1の先端面との交差稜線部、すなわち壁面4の先端側辺稜部に、上記外周刃5の先端に連なって内周側に向かう底刃6が形成されており、従って切屑排出溝3の上記壁面4はこの底刃6のすくい面ともされるとともに、エンドミル本体1の先端面のうちこの底刃6に連なる部分はその逃げ面(先端逃げ面)とされ、底刃6の軸方向すくい角は上記捩れ角θと等しくされる。なお、本実施形態の縦送り加工用エンドミルは、図1に示すように外周刃5と底刃6とが外周刃5の先端(底刃6の外周端)で略直角あるいはこれよりもやや鋭角に交差するようにされたスクエアエンドミルとされている。
さらに、切屑排出溝3の先端内周側には、そのエンドミル本体1先端面への開口部が内周側に削り広げられるようにしてギャッシュ7が形成されており、このギャッシュ7はこのエンドミル本体1の先端面における上記軸線O上、すなわちこのエンドミル本体1先端における回転中心C付近に達するようにされている。また、このギャッシュ7によって切屑排出溝3の先端内周側に形成された壁面のうち、上記壁面4の内周側に連なってエンドミル回転方向Tを向く壁面8の先端側辺稜部には、上記先端逃げ面との交差稜線部に、底刃6の内周端に連なって内周側に延びるギャッシュ刃9が形成されている。従って、上記壁面8はこのギャッシュ刃9のすくい面とされる。
なお、この壁面8は、本実施形態では単一の平面によって構成され、軸線Oに平行あるいは後端側に向かうに従い上記捩れ角θよりも十分小さい角度でエンドミル回転方向T後方側に傾斜するようにされているとともに、そのエンドミル径方向の幅は後端側に向かうに従い漸次小さくなるようにされている。また、ギャッシュ刃9は、本実施形態では、この壁面8に対向する方向から見て図1に示すように底刃6と直線状に連なるようにされるとともに、上記2条の切屑排出溝3の先端に形成されるもの同士で異なる長さとされ、このうち長さの短い一方のギャッシュ刃(図1において下側のギャッシュ刃)9の内周端には切欠部10が形成されている。
そして、この第1の実施形態においては、ギャッシュ7によって形成された上記壁面のうち、壁面8とは反対にエンドミル回転方向Tの後方側を向く壁面11は、図1に示すように全体的に後端側に向かうに従い外周側に向かうようにされ、しかも軸線Oに直交する平面Pに対してなすその傾斜角すなわちギャッシュノッチ角α,βがエンドミル本体1の後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段(本実施形態では2段)のギャッシュ面11A,11Bによって構成されている。従って、これらギャッシュ面11A,11B同士は、その境界部(境界線)Lにおいて角度をもって鈍角に交差して曲折させられることとなる。なお、本実施形態ではこれらギャッシュ面11A,11Bは上記壁面8と鈍角に交差させられるとともに、そのうち先端側のギャッシュ面11Aと壁面8との交差稜線部は、上記一方のギャッシュ刃9側では図1に示すように上記切欠部10に交差させられている。
ここで、こうして壁面11を構成する複数段のギャッシュ面11A,11Bのうち最も先端側のギャッシュ面11Aのギャッシュノッチ角αは20°〜40°の範囲とされるのが望ましく、また最も後端側のギャッシュ面11Bのギャッシュノッチ角βは、40°〜60°の範囲で先端側のギャッシュノッチ角αよりも大きくされるのが望ましい。また、本実施形態では、これらのギャッシュ面11A,11Bそれぞれも、その内周側に対して外周側が角度をもって鈍角に交差する複数段(本実施形態ではやはり2段)の面によって曲折するように構成され、従って壁面11は外周側に向けてエンドミル回転方向T側に向かうこととなる。なお、この壁面11およびギャッシュ面11A,11Bを構成する個々の面はいずれも平面状とされている。
従って、このように構成された第1の実施形態の縦送り加工用エンドミルにおいては、ギャッシュ7のエンドミル回転方向T後方側を向く上記壁面11が、後端側に向けてギャッシュノッチ角α,βが段階的に大きくなる複数段のギャッシュ面11A,11Bによって構成されて鈍角に曲折させられているので、上記ギャッシュ刃9によって生成された切屑がこの壁面11先端側のギャッシュ面11Aに押し付けられつつ後端側に送り出されても、これらギャッシュ面11A,11Bの境界部Lを切屑が通過したところで、切屑はギャッシュ面11Bから浮かされて離れ、ギャッシュノッチ角α,βの差の分だけ広げられた大きな空間に排出されることとなる。このため、本実施形態によれば、壁面11からの切屑離れを良好として優れた切屑排出性を得ることができる。
その一方で、先端側ではギャッシュ面11Aの上記平面Pに対するギャッシュノッチ角αが小さくされており、逆に軸線Oに対してはギャッシュ面11Aが大きく傾斜することとなるので、当該壁面11のエンドミル回転方向T側に大きな肉厚を確保することができ、従って縦送り加工時に特に大きな負荷が作用するエンドミル本体1先端の回転中心C周辺でその強度を十分確保することができ、この部分に欠損等が生じるのを防止することができる。また、本実施形態では、この壁面11およびそのギャッシュ面11A,11Bを構成する個々の面が上述のように平面状とされているので、各面を形成するのが容易で、しかも上述のようなギャッシュノッチ角α,βを正角に与えることができるという利点も得ることができる。
次に、図3および図4は、本発明の第2の実施形態を示すものであり、図1および図2に示した第1の実施形態と共通する要素には同一の符号を配して説明を省略する。この第2の実施形態では、第1の実施形態において複数段のギャッシュ面11A,11Bにより構成された壁面11が、後端側に向けては図3に示すように一定のギャッシュノッチ角で外周側に延びるように形成されている。ただし、壁面11は、該壁面11に沿って外周側に向かう方向については第1の実施形態と同様にエンドミル回転方向T側に曲折する複数段(2段)の平面によって構成されている。
そして、この第2の実施形態では、第1の実施形態で単一の平面状とされていたギャッシュ刃9のすくい面とされるギャッシュ7のエンドミル回転方向Tを向く壁面8が、その上記軸線Oに対してなすギャッシュすくい角γ,δが後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段(本実施形態では2段)のギャッシュすくい面8A,8Bによって構成されており、従ってこれらギャッシュすくい面8A,8B同士は、その境界部(境界線)Mにおいて角度をもって鈍角に交差して曲折させられることとなる。なお、個々のギャッシュすくい面8A,8Bはいずれも上記壁面11の内周側と鈍角に交差する平面状とされ、また上記境界部Mはギャッシュ刃9と平行に延びるようにされている。また、これら複数段のギャッシュすくい面8A,8Bのうち最も先端側のギャッシュすくい面8Aのギャッシュすくい角γは0°〜10°の範囲とされるのが望ましく、最も後端側のギャッシュすくい面8Bのギャッシュすくい角δは、10°〜20°の範囲で、なおかつ上記捩れ角θよりも小さな範囲で、先端側のギャッシュすくい角γよりも大きくされるのが望ましい。
従って、このように構成された第2の実施形態の縦送り加工用エンドミルにおいても、ギャッシュ7のエンドミル回転方向Tを向いてギャッシュ刃9のすくい面とされる壁面8が、後端側に向けてギャッシュすくい角γ,δが段階的に大きくなる複数段のギャッシュすくい面8A,8Bによって構成されて鈍角に曲折させられているので、やはり上記ギャッシュ刃9によって生成されて壁面8先端側のギャッシュすくい面8A上を後端側に送り出された切屑は、これらギャッシュすくい面8A,8Bの境界部Mを通過したところでギャッシュすくい面8Bから浮かせられて離されることとなる。しかも、上記境界部Mがギャッシュ刃9と平行であるため、切屑が部分的に先端側のギャッシュすくい面8Aに押し付けられたままとされることがなく、一層良好な切屑離れを促すことができる。そして、こうして壁面8から離された切屑は、ギャッシュすくい角γ,δの差の分だけ広げられた壁面8後端側の大きな空間から切屑排出溝3に排出されることとなるため、優れた切屑排出性を得ることができる。
また、その一方で、先端側のギャッシュすくい面8Aはそのギャッシュすくい角γが大きくされているので、その先端に形成されるギャッシュ刃9の刃先角を大きく確保することができ、従ってやはり縦送り加工時に特に大きな負荷が作用するエンドミル本体1先端の内周側、すなわち回転中心C周辺に位置するこのギャッシュ刃9に高い強度を与えることができて、その欠損等の発生を防ぐことが可能となる。さらに、本実施形態でも個々のギャッシュすくい面8A,8Bは平面状とされているので、これらを精度良く容易に形成することができ、しかもその境界部Mがギャッシュ刃9に平行であるので、このギャッシュ刃9を基準として一層高精度に複数段のギャッシュすくい面8A,8Bを形成することが可能となる。
最後に、図5および図6は本発明の第3の実施形態を示すものであり、図1ないし図4に示した第1、第2の実施形態と共通する要素には同一の符号を配して説明を省略する。この第3の実施形態は、これら第1、第2の実施形態を組み合わせたものであり、すなわち、ギャッシュ7のエンドミル回転方向T後方側を向く壁面11が、第1の実施形態と同様にギャッシュノッチ角α,βが後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段(本実施形態でも2段)のギャッシュ面11A,11Bによって構成されているとともに、ギャッシュ7のエンドミル回転方向Tを向く壁面8も、第2の実施形態と同様にギャッシュすくい角γ,δが後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段(本実施形態でも2段)のギャッシュすくい面8A,8Bによって構成されている。
なお、本実施形態ではこうしてギャッシュ7の壁面8,11を構成する複数段のギャッシュ面11A,11Bとギャッシュすくい面8A,8Bの段数が等しくされており、それぞれの境界部(境界線)L,Mは1点で交差するようにされている。また、各ギャッシュノッチ角α,βおよびギャッシュすくい角γ,δは、それぞれ第1、第2の実施形態と同様の範囲内に設定されるのが望ましい。
従って、このような第3の実施形態の縦送り加工用エンドミルによれば、ギャッシュ7の壁面11,8の双方が、後端側に向けてギャッシュノッチ角α,βおよびギャッシュすくい角γ,δが段階的に大きくなる複数段のギャッシュ面11A,11Bおよびギャッシュすくい面8A,8Bによって構成されているので、これらの壁面11,8に押し付けられて流れ出た切屑を上記境界部L,Mでより確実に該壁面11,8から浮かせて離すことができ、しかもその後端側にはギャッシュ面11Bとギャッシュすくい面8Bとが曲折することでさらに大きな空間が確保されるため、一層優れた切屑排出性を得ることができる。しかも、本実施形態では上記境界部L,Mが1点で交差しているため、壁面8,11の一方で切屑離れが生じているにも拘わらず他方では先端側の面に押し付けられたままとなるようなことがなく、確実な切屑離れを促すことができる。
また、その一方で、エンドミル本体1先端の上記回転中心C周辺では、先端側のギャッシュ面11Aの回転方向T側とギャッシュすくい面8Aの回転方向T後方側とに大きな肉厚を確保することができてギャッシュ刃9の刃先角も大きくすることができるので、この回転中心Cの周辺全体でエンドミル本体1先端に高い強度を与えることができ、縦送り加工に頻繁に用いても工具寿命が短縮されることのないエンドミルを提供することが可能となる。さらに、本実施形態でもギャッシュ7の壁面11,8は、互いに曲折しつつもすべてが平面状とされた複数のギャッシュ面11A,11Bおよびギャッシュすくい面8A,8Bによって構成されるので、成形が容易であり、しかも上記境界部L,Mが1点で交差しているため、その一方を基準に他方の位置を設定したりすることにより、これら壁面11,8を一層高精度で形成することも可能となる。
なお、この第3の実施形態では、こうして壁面11,8のギャッシュ面11A,11Bの段数とギャッシュすくい面8A,8Bの段数とを等しくして、その境界部L,Mを1点で交差するようにしているが、これらの段数を異なる数としたり、互いの境界部を交差させないようにしたりしてもよい。また、これら第1〜第3の実施形態の縦送り加工用エンドミルは、2条の切屑排出溝3の上記壁面4の外周側と先端側とに外周刃5と底刃6およびギャッシュ刃9とが形成された、いわゆる2枚刃のエンドミルとされているが、3枚刃以上の多刃のエンドミルに本発明を適用しても、上記と同様の効果を奏することができる。さらに、第1〜第3の実施形態では上述のようなスクエアエンドミルに本発明を適用しているが、例えば外周刃5と底刃6とのコーナが1/4円弧等の凸曲線とされたラジアスエンドミルや、場合によっては底刃6からギャッシュ刃9にかけてが軸線O回りの回転軌跡において半球状をなすボールエンドミルに本発明を適用することも可能である。
本発明の第1の実施形態を示すエンドミル本体1先端部の平面図である。 図1に示すエンドミル本体1先端部の側面図である。 本発明の第2の実施形態を示すエンドミル本体1先端部の平面図である。 図3に示すエンドミル本体1先端部の側面図である。 本発明の第3の実施形態を示すエンドミル本体1先端部の平面図である。 図5に示すエンドミル本体1先端部の側面図である。
符号の説明
1 エンドミル本体
2 切刃部
3 切屑排出溝
4 切屑排出溝3のエンドミル回転方向Tを向く壁面
5 外周刃
6 底刃
7 ギャッシュ
8 ギャッシュ7のエンドミル回転方向Tを向く壁面
8A,8B ギャッシュすくい面
9 ギャッシュ刃
11 ギャッシュ7のエンドミル回転方向T後方側を向く壁面
11A,11B ギャッシュ面
O エンドミル本体1の軸線
T エンドミル本体1の回転方向
C エンドミル本体1先端の回転中心
P 軸線Oに直交する平面
L ギャッシュ面11A,11Bの境界部
M ギャッシュすくい面8A,8Bの境界部
α,β ギャッシュノッチ角
γ,δ ギャッシュすくい角
θ 外周刃5の捩れ角(底刃6の軸方向すくい角)

Claims (3)

  1. 軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に先端側から後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面の外周側辺稜部には外周刃が、先端側辺稜部には底刃が形成されるとともに、上記切屑排出溝の先端には上記エンドミル本体の内周側に向けて延びるギャッシュが形成され、このギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面の先端側辺稜部には上記底刃の内周端に連なって内周側に延びるギャッシュ刃が形成されてなる縦送り加工用エンドミルであって、
    上記ギャッシュのエンドミル回転方向後方側を向く壁面は、上記軸線に直交する平面に対してなすギャッシュノッチ角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュ面によって構成されていることを特徴とする縦送り加工用エンドミル。
  2. 軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に先端側から後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面の外周側辺稜部には外周刃が、先端側辺稜部には底刃が形成されるとともに、上記切屑排出溝の先端には上記エンドミル本体の内周側に向けて延びるギャッシュが形成され、このギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面の先端側辺稜部には上記底刃の内周端に連なって内周側に延びるギャッシュ刃が形成されてなる縦送り加工用エンドミルであって、
    上記ギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面は、上記軸線に対してなすギャッシュすくい角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュすくい面によって構成されていることを特徴とする縦送り加工用エンドミル。
  3. 軸線回りに回転されるエンドミル本体の先端部外周に先端側から後端側に向けて延びる切屑排出溝が形成され、この切屑排出溝のエンドミル回転方向を向く壁面の外周側辺稜部には外周刃が、先端側辺稜部には底刃が形成されるとともに、上記切屑排出溝の先端には上記エンドミル本体の内周側に向けて延びるギャッシュが形成され、このギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面の先端側辺稜部には上記底刃の内周端に連なって内周側に延びるギャッシュ刃が形成されてなる縦送り加工用エンドミルであって、
    上記ギャッシュのエンドミル回転方向後方側を向く壁面は、上記軸線に直交する平面に対してなすギャッシュノッチ角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュ面によって構成されているとともに、
    上記ギャッシュのエンドミル回転方向を向く壁面は、上記軸線に対してなすギャッシュすくい角が後端側に向かうに従い段階的に大きくなる複数段のギャッシュすくい面によって構成されていることを特徴とする縦送り加工用エンドミル。
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