JP2006011642A - トランシーバ及びこのトランシーバを用いたガス漏洩検知システム及びこのシステムに用いられる指針値変動検出装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 迅速に圧力保持検査を行なうことができるトランシーバ、このトランシーバを用いたガス漏洩検知システム及びこのシステムに用いられる指針値変動検出装置を提供すること。
【解決手段】 駆動用電池24と、圧力計が接続可能な第1の接続端子13と、圧力を表示する圧力表示器が接続可能な第2の接続端子14と、アンテナ15と、このアンテナ15を介して各種データを特定小電力無線で送受信する親機及び子機として機能を有する通信制御手段21とを具備した。
【選択図】 図2
【解決手段】 駆動用電池24と、圧力計が接続可能な第1の接続端子13と、圧力を表示する圧力表示器が接続可能な第2の接続端子14と、アンテナ15と、このアンテナ15を介して各種データを特定小電力無線で送受信する親機及び子機として機能を有する通信制御手段21とを具備した。
【選択図】 図2
Description
本発明は、圧力保持検査に用いられるトランシーバ、このトランシーバを用いたガス漏洩検知システム及びこのシステムに用いられる指針値変動検出装置に関する。
道路に埋設されている導管からガス栓までのガス漏洩検査は、ガス事業法の規定に基づき、定期的に行われている。この検査は、ガス管が露出している露出部については発泡液またはガス検知器による方法により行なわれ、ガス管が露出していない埋設部についてはボーリング後にガス検知器又は臭気確認により漏洩の有無を検査する方法、或いは被検知部分へのガスの流入を遮断して規定の保持時間以上の圧力変動を調べる方法(以下、圧力保持検査という)により行われている。
この圧力保持検査の手順について説明する。被検知部分にガス遮断装置が設置されている場合には、まず被検知部分の宅内のガス栓をすべて閉止する。次に、被検知部分のあるガス栓を検圧口として使用し、或いはガスメータ付近の試験チー(圧力検査口)を使用し、この検圧口或いは試験チーに圧力計を取り付ける。そして、ガス遮断装置を閉止し、規定時間以上に亘って圧力計の圧力変動を監視する。この規定時間以上に亘って圧力計により検出される圧力が降下しなければガス漏洩は発生していないので合格とされ、ガス遮断装置が開放される。
一方、前述した規定時間内に圧力計で検出された圧力が降下した場合には、圧力監視員がガス遮断装置操作員にトランシーバによって連絡し、直ちにガス遮断装置を開放してガス漏洩の原因調査を行う。この原因調査は、圧力監視員と別の調査員がトランシーバを所持して互いに連絡をとりながら行っていた。
また、圧力保持検査中に発生する圧力降下の原因として、ガス遮断装置からガスメータまでの漏洩、ガスメータからガス栓までの漏洩または需要家によるガス使用が考えられる。
従って、圧力保持検査における圧力降下の原因調査においては、まず各需要家のガスメータの指針値の変化を目視により確認することにより需要家によるガス使用の有無を確認することが必要であった。
前述した圧力保持検査中に圧力降下がみられた場合には、ガス遮断装置を迅速に開放させる必要がある。なぜなら、ガス供給を遮断した状態で漏洩箇所からガスが放出し続けると、被検知部分のガス管内のガス圧が減少して滅火が発生する危険性があるからである。
しかし、通常ガス遮断装置の設置箇所と圧力計が設置されている圧力測定位置との距離が離れているため、トランシーバ等による連絡方法では、圧力降下が検出されたときに迅速にガス遮断装置を開放させることができない場合があった。
また、各需要家のガスメータの指針値の変化を検出する作業は、被検査建物内のすべてのメータの指針値を目視確認して一度記録し、その後目視確認によりガスメータの指針値の変化を調査することにより行われていた。
このとき、圧力降下の原因が、ガスメータからガス栓までのガス管からの微小な漏洩や、需要家による種火程度のガス使用による場合には、ガスメータの指針値の変化が微小であるため、その変化の有無の判断には手間と時間を必要とするという問題があった。
本発明は上記の点に鑑みてなされてもので、その目的は、迅速に圧力保持検査を行なうことができるトランシーバ、このトランシーバを用いたガス漏洩検知システム及びこのシステムに用いられる指針値変動検出装置を提供することにある。
請求項1記載の発明は、駆動用電池と、圧力計が接続可能な第1の接続端子と、圧力を表示する圧力表示器が接続可能な第2の接続端子と、アンテナと、このアンテナを介して各種データを特定小電力無線で送受信する親機及び子機として機能を有する通信制御手段とを具備したことを特徴とする。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の前記圧力表示器は携帯情報端末であることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記駆動用電池が投入されると前記通信制御手段は子機として機能し、前記第2の接続端子に圧力表示器が接続されると前記通信制御手段は親機として機能することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、請求項1記載のトランシーバの第1の接続端子に圧力計を接続して子機として機能させ、請求項1記載の他のトランシーバの第2の接続端子に圧力表示器を接続して親機として機能させ、子機に接続される圧力計で検出される圧力データを特定小電力無線により親機に送信し、親機に接続される圧力表示器にその圧力データをリアルタイムに表示させるようにしたことを特徴とする。
請求項5記載のトランシーバを用いたガス漏洩検知システムは、請求項1記載のトランシーバの第1の接続端子に通信ケーブルを介して圧力計を接続すると共に第2の接続端子に圧力表示器を接続して親機として機能させ、圧力計で検出される圧力データを前記通信ケーブルを介して親機に送信し、この親機に接続される圧力表示器にその圧力データをリアルタイムに表示させるようにしたことを特徴とする。
請求項6記載の発明は、警報手段と、ガスメータの指針値の変動を検出するCMOSイメージセンサと、このCMOSイメージセンサによりガスメータの指針値の変動が検出されると前記警報手段を作動させる手段とを具備したことを特徴とする。
請求項7記載の発明は、請求項6記載の前記ガスメータの指針値の前面と前記CMOSイメージセンサの受光面との間には透光性樹脂部材が介装されていることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、第1の接続端子に接続される圧力計で測定された圧力データを特定小電力無線で送信できると共に、アンテナで受信された当該圧力データを第2の接続端子に接続される圧力表示器に表示させることができる。
請求項2記載の発明によれば、第2の接続端子に接続される情報携帯端末の表示部に圧力データを表示させることができる。
請求項3記載の発明によれば、親機と子機との切換えを自動的に行うことができる。
請求項4記載の発明によれば、子機の第1の接続端子に接続される圧力計で検出された圧力データを特定小電力無線により親機に送信し、この親機の第2の接続端子に接続される圧力表示器にその圧力データをリアルタイムに表示させることができる。従って、圧力計が設置された場所から離れている場所でもリアルタイムに圧力計で検出された圧力データを表示させることができる。
請求項5記載の発明によれば、1つのトランシーバの第1の接続端子に通信ケーブルを介して圧力計を接続すると共に、第2の接続端子に圧力表示器を接続しておくことにより、圧力計で検出された圧力データを通信ケーブル、トランシーバを介して第2の接続端子に接続された圧力表示器にリアルタイムに圧力データを表示することができる。
請求項6記載の発明によれば、CMOSイメージセンサによりガスメータの指針値の変動を検出するようにしたので、簡単でしかも安価にガスメータの指針値の変動を検出することができる。
請求項7記載の発明によれば、ガスメータの指針値の前面と前記CMOSイメージセンサの受光面との間には透光性樹脂部材が介装したので、ガスメータの指針値のイメージを確実にCMOSイメージセンサに導くことができる。従って、ガスメータの指針値の変動を確実に検出することができる。
以下図面を参照して本発明の一実施の形態について説明する。図1は本発明に係るトランシーバ10の斜視図、図2は同トランシーバ10の電気回路を示すブロック図である。
図1において、11はトランシーバ筐体である。この筐体11の上面には、電源スイッチ12が取り付けられている。また、この筐体11の側面には第1の接続端子としての例えばRJ-45コネクタ13、第2の接続端子としての例えばシリアルコネクタ14が取り付けられている。
さらに、筐体11の上面には、特定小電力無線が送受信されるアンテナ15が取り付けられている。
次に、図2を参照して同トランシーバ10の電気系統について説明する。図2において、21は同トランシーバ10を統括して制御するCPU(中央処理装置)である。このCPU21には電源スイッチ12、RJ-45コネクタ13、アンテナ15、A/D変換器22、シリアルドライバ23が接続されている。また、電源スイッチ12の一端はバッテリ24を介して接地される。
CPU21は本トランシーバ10を親機あるいは子機として機能させる機能手段を有すると共に、アンテナ15を介して特定小電力無線で各種データを送受信する機能を有する。このトランシーバ10の電源スイッチ12がオンされると、トランシーバ10は子機として機能を開始する。そして、CPU21はシリアルコネクタ14にPDA32が接続されたことを検知すると、自己を親機として機能させる。
また、RJ-45コネクタ13を介して入力されるアナログの圧力データはA/D変換器22においてデジタルデータに変換された後CPU21に出力される。
さらに、CPU21で処理された圧力データ等のデータはシリアルドライバ23を介してシリアルコネクタ14に出力される。また、シリアルコネクタ14を介して入力されるデータはシリアルドライバ23を介してCPU21に取り込まれる。
次に、図1のトランシーバ10、圧力計、携帯情報端末(以下、PDAと称する)を使用してガス漏洩を検知する検知システムの動作について説明する。まず、図3に示すように、トランシーバ10のRJ-45コネクタ13に接続された圧力計31で検出されたガス管の圧力データを特定小電力無線により他方のトランシーバ10に送信し、このトランシーバ10の第2の接続端子に接続されたPDA32に表示させる場合について説明する。
一方のトランシーバ10のRJ-45コネクタ13にはRJ-45ケーブル31Cを介して圧力計31を接続し、他方のトランシーバ10のシリアルコネクタ14にシリアルケーブル32Cを介してPDA32を接続する。
圧力計31は圧力センサ(図示しない)を内蔵している。そして、ガス管41の被検圧箇所からゴム管42を介してこの圧力センサにガス管41のガス圧が導入される。この圧力計31は圧力センサで検出されるガス管41のガス圧をアナログ電圧信号に変換してRJ-45コネクタ33を介してトランシーバ(子機)10に出力する。
PDA32は図4のブロック図に示すような構成を有する。図4において、51はPDAを統括して制御するCPU(中央処理装置)である。このCPU51からのシステムバス51aには各種制御プログラムが記憶されているROM52、作業エリアが形成されるRAM53、通信インタフェース54、圧力データを表示する表示部55、圧力データを記憶するメモリカード56を備えている。例えば、ROM52には、検査ソフトウェアが搭載されている。この検査ソフトウェアが起動されると、表示部55に「有線で使用するか無線で使用するかの問い合わせメッセージが表示される。この問い合わせメッセージに対して『無線で使用』と応答すると、図3で示したような無線で圧力データを送信する無線モードのシステムが構築され、同問い合わせメッセージに対して『有線で使用』と応答すると、図13に示すような有線で圧力データを送信する有線モードのシステムが構築される。
まず、PDA32から『無線で使用』が設定されると、図3に示す無線システムが構築される。各トランシーバ10の電源スイッチ12がオンされると、図5のフローチャートに示す処理が開始される。
まず、トランシーバ10の電源スイッチ12がオンされると、子機として動作が開始される(ステップS1)。そして、親機からの信号を待つ処理が行なわれる(ステップS2)。この親機からの信号待ち処理中にリンクが成立すると、親機からのデータを受信する受信モード(ステップS3)に切り換わり、この受信モードによる受信が終了すると親機にデータを送信する送信モード(ステップS4)に切り換わる。この送信モードにおける送信処理が終了すると、受信モード(ステップS3)に戻る。受信モードにおいて一定時間受信がない場合には前述したステップS2の処理に戻る。
次に、PDA32により無線モードが設定された場合についてステップS5以降のステップを参照しながら説明する。まず、親機はチャンネルをスキャンするCHスキャンモードに設定される(ステップS5)。このCHスキャンモードにおけるチャンネルスキャンが終了するとリンク形成モード(ステップS6)に遷移する。このリンク形成モードにおいいてリンクが形成されると、親機は送信モードに設定される(ステップS7)。例えば、子機に対して圧力データを送信させるデータが送信される。
この送信モードが終了すると、親機は受信モード(ステップS8)になる。この受信モードにおいて、子機から無線で送信された圧力データを受信し、この圧力データはPDA転送モード(ステップS9)においてPDA32に送信される。このPDA32には、図12に示すようにその表示部55に圧力データが表示される。
そして、間欠通信タイムが経過するのを待ちタイムアウト待ち処理がなされる(ステップS10)。この間欠通信タイムが経過すると送信モード(ステップS7)となる。
このように無線処理を間欠動作させることにより省電力化及び小型化を計ることができる。
このようにして、無線でトランシーバ(子機)に接続される圧力計31で検出された圧力データはリアルタイムにトランシーバ(親機)に接続されるPDA32に表示させることができる。
次に、図13に示す有線システムが構築されていると、PDA32から『有線で使用』が設定される。すると、図5のフローチャートのステップS2の親機からの信号待ち(ステップS2)からステップS11以降の有線モードに切り換わる。つまり、図13に示すように、親機は圧力計31から送信されるアナログの圧力データをRJ-45コネクタ13を介して受信し、A/D変換器22を介してデジタルデータに変換した後、CPU21に取り込む。そして、デジタルの圧力データをPDA32に転送するPDAデータ転送モードが行われる(ステップS11)。つまり、CPU21から送信されるデジタル圧力データはシリアルドライバ23、シリアルコネクタ14を介してPDA32に送信される。そして、このPDA32の表示部55に圧力データが表示される。
PDA32に対して圧力データが送信されるとタイムアウト待ち処理がなされる(ステップS12)。そして、このタイムアウト待ち処理によりタイムアウトすると、PDAデータ転送モードに戻る(ステップS11)。
以上のようにして、圧力計31から送信される圧力データを無線あるいは有線でトランシーバ(親機)10に接続されるPDA32の表示部55に表示させることができる。
次に、図6〜図10を参照して指針値変動検出装置について説明する。この指針値変動検出装置は、ガスメータの指針値に変動した場合には、LEDやスピーカで警報するよにした装置である。この指針値変動検出装置61は、図10に示すようにガスメータ62の前面に装着される。
図6は指針値変動検出装置61の斜視図、図7は指針値変動検出装置61の底面図、図8はガスメータ62のガス使用の累積値を表示する機械式の指針部(カウンタ)の正面図、図9は指針値変動検出装置61のシステム構成を示すブロック図である。
図6に示すように、指針値変動検出装置61は箱形状の筐体71を有する。この筐体71内には図9を参照して後述する電気部品が搭載されている。
この筐体71の後面には、表示部72が設けられていると共に、筐体71の前面には本指針値変動検出装置71をガスメータ62に吊り下げるための吊り下げ部73が設けられている。
さらに、図7に示すように、指針値変動検出装置61の底面には、指針値が変動したことを報知するスピーカ81、電池82が埋設されている。なお、図7において、83はガスメータ62の指針値の前面と後述するCMOSイメージセンサの受光面との間に介装された透光性樹脂部材を示す。
ガスメータ62のガス使用の累積値を表示する機械式の指針部は、図8に示すように例えば7桁の数値が機械式に回転するように構成されている。指針値変動検出装置61は指針部で示されたガス使用の累積値が変動したかを検出しているので、機械式の指針部の最下位桁Aが動いたかをCMOSイメージセンサで検出すれば良い。ここで、ガスメータ62の指針部の位置は、製造時に個別の誤差が生じる。また、ガスメータ62の筐体は製造メーカにより寸法が異なっている。このような固体差があっても確実に指針部の指針値変化を検知するために、CMOSイメージセンサを指針部の面に対して垂直ではなく角度を付けて取り付けている。このことにより、CMOSイメージセンサの読み取り範囲を広い範囲とすることができる。従って、ガスメータ製造時の誤差や製造メーカによるガスメータ62の筐体の寸法の相違によりガスメータ62の指針部の位置が異なっても、確実にCMOSイメージセンサでガスメータ62の指針部を読み取ることができる。
つまり、図9に示すように、指針値変動検出装置61はガスメータ62の最下位桁Aの前面と例えばCMOSイメージセンサである画像センサ91との間に透光性樹脂部材83を介在させている。画像センサ91は、ガスメータ62の最下位桁Aが変動すると、その変動量に応じた座標移動量をCPU92に出力する。CPU92は、入力される座標移動量に基づいて、ガスメータ62の最下位桁Aが変動したかを検出している。
そして、CPU92は、ガスメータ62の最下位桁Aが変動したことを検出すると、LED93に対して点灯信号を出力すると共に、音量スイッチ94を介してスピーカ95に駆動信号が出力されて、ガスメータ62の指針値が変動したことが報知される。
そして、CPU92は、ガスメータ62の最下位桁Aが変動したことを検出すると、LED93に対して点灯信号を出力すると共に、音量スイッチ94を介してスピーカ95に駆動信号が出力されて、ガスメータ62の指針値が変動したことが報知される。
このように、CMOSイメージセンサによりガスメータの指針値の変動を検出するようにしたので、簡単でしかも安価にガスメータの指針値の変動を検出することができる。
次に、図11を参照してガス漏洩検知システムについて説明する。図11において、100はガス遮断装置である。このガス遮断装置と集合住宅101との間にはガス管102が接続されている。また、集合住宅101の各戸には、このガス管102からガスメータ62を介してガス器具に配管が接続されている。
このガス漏洩検知システムは、ガス遮断装置100と例えば集合住宅101の各戸との間にガスの漏洩があるか否かを検知するシステムである。つまり、図11の矢印で示した範囲が圧力保持検査範囲である。
まず、ガス遮断装置100が敷設されている位置に操作員を配属させ、この操作員にトランシーバ(親機)10を携帯される。このトランシーバ10にはPDA32を接続しておく。そして、PDA32からトランシーバ(親機)10から前述したように『無線で使用』を設定することにより、トランシーバ(子機)10からトランシーバ(親機)10に無線で圧力データを送信するように設定する。
そして、集合住宅101のある戸のガス栓に圧力計31を接続すると共に、この圧力計31をトランシーバ(子機)10に接続し、各戸のガス栓をすべて閉止すると共にガス遮断装置を閉止する。
この結果、圧力計31で測定された集合住宅101のある戸のガス圧は特定小電力無線でトランシーバ(親機)10に送信される。そして、PDA32の表示部55に現在のガス圧が55aに示すように表示されると共に、現在までのガス圧が55bに示すようにグラフ表示される。
従って、バルブ遮断装置100の位置に配属されている操作員は、PDA32の表示部55を見て、ガスの漏洩が発生していると判断すると、即座にガス遮断装置100を開放する。これにより、被検知部分のガス管内のガス圧が減少して滅火の発生を未然に防止することができる。
また、トランシーバ(親機)10とトランシーバ(子機)10との間は無線で圧力データを送信しているので、トランシーバ(子機)10の設置場所を自由に行うことができる。
もし、PDA32の32a部分に表示される現在のガス圧が変化しなければ、合格となる。
もし、PDA32の32a部分に表示される現在のガス圧が変化しなければ、合格となる。
ところで、指針値変動検査装置61を集合住宅101の全戸のガスメータ62に設置しておく。これにより、その戸からガス漏れが発生している或いは種火程度のガスを使用している場合には、ガスメータ62の指針値が変動するので、その変動を即座に検知してLED93を点灯させたり、スピーカ95で報音させることができる。これにより、ガスメータ62の指針値が変動した場合には迅速に操作員に知らせることができる。
なお、上記実施の形態で、PDA32の表示部55の表示形態はこの実施の形態に限るものではない。
また、第2の接続端子としてのシリアルコネクタ14に接続されるのはPDA32に限るものではなく、他の電子機器であっても良い。
10…トランシーバ、11…トランシーバ筐体、13…RJ-45コネクタ、14…シリアルコネクタ、15…アンテナ、21…CPU。
Claims (7)
- 駆動用電池と、
圧力計が接続可能な第1の接続端子と、
圧力を表示する圧力表示器が接続可能な第2の接続端子と、
アンテナと、
このアンテナを介して各種データを特定小電力無線で送受信する親機及び子機として機能を有する通信制御手段とを具備したことを特徴とするトランシーバ。 - 前記圧力表示器は携帯情報端末であることを特徴とする請求項1記載のトランシーバ。
- 前記駆動用電池が投入されると前記通信制御手段は子機として機能し、前記第2の接続端子に圧力表示器が接続されると前記通信制御手段は親機として機能することを特徴とする請求項1記載のトランシーバ。
- 請求項1記載のトランシーバの第1の接続端子に圧力計を接続して子機として機能させ、請求項1記載の他のトランシーバの第2の接続端子に圧力表示器を接続して親機として機能させ、
子機に接続される圧力計で検出される圧力データを特定小電力無線により親機に送信し、親機に接続される圧力表示器にその圧力データをリアルタイムに表示させるようにしたことを特徴とするトランシーバを用いたガス漏洩検知システム。 - 請求項1記載のトランシーバの第1の接続端子に通信ケーブルを介して圧力計を接続すると共に第2の接続端子に圧力表示器を接続して親機として機能させ、
圧力計で検出される圧力データを前記通信ケーブルを介して親機に送信し、この親機に接続される圧力表示器にその圧力データをリアルタイムに表示させるようにしたことを特徴とするトランシーバを用いたガス漏洩検知システム。 - 警報手段と、
ガスメータの指針値の変動を検出するCMOSイメージセンサと、
このCMOSイメージセンサによりガスメータの指針値の変動が検出されると前記警報手段を作動させる手段とを具備したことを特徴とする指針値変動検出装置。 - 前記ガスメータの指針値の前面と前記CMOSイメージセンサの受光面との間には透光性樹脂部材が介装されていることを特徴とする請求項6記載の指針値変動検出装置。
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