JP2006010069A - 油圧緩衝器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 油圧緩衝器において、減衰力特性の設定の自由度を高めて適切な減衰力を得ると共に、減衰力発生機構の構造を簡素化する。
【解決手段】 油液が封入されたシリンダ2内にピストンロッド4が連結されたピストン3を嵌装する。ピストン3の摺動によって伸び側及び縮み側油路6、7に生じる油液の流れをメインディスクバルブ14、26によって制御して減衰力を発生させ、背圧室18、30の内圧によってメインディスクバルブ14、26の開弁圧力を調整する。ピストン速度の低速域では、メインディスクバルブ14、26が背圧室入口油路15、27を閉じるので、背圧室18、30の内圧が上昇せず、減衰力が充分小さくなる。メインディスクバルブ14、26が開弁すると、同時に背圧室入口油路15、27が開いて、背圧室18、30の内圧が上昇して減衰力が大きくなる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動車等の車両の懸架装置等に装着されて好適な油圧緩衝器に関する。
一般的に、自動車等の車両の懸架装置に装着される筒型の油圧緩衝器は、油液が封入されたシリンダ内にピストンロッドが連結されたピストンが摺動可能に嵌装され、ピストン部に油液通路、オリフィス及びディスクバルブ等からなる減衰力発生機構が設けられた構造となっている。これにより、ピストンロッドのストロークに伴うシリンダ内のピストンの摺動によって油液通路に生じる油液の流れをオリフィス及びディスクバルブによって制御して減衰力を発生させる。そして、ピストン速度の低速域においては、オリフィスによって減衰力を発生させ、ピストン速度の高速域においては、ディスクバルブが撓んで開弁することにより、減衰力の過度の上昇を防止するようにしている。
ところが、上記従来の油圧緩衝器では、ピストン速度の低速域の減衰力は、オリフィスの流路面積に依存し、高速域の減衰力は、予め設定されたディスクバルブの開弁圧力に依存することになるため、減衰力特性の設定の自由度が低いという問題があった。
そこで、例えば特許文献1に示されるように、ディスクバルブの背面側に、背圧室と、この背圧室に導く圧力をコントロールする弁(第2のディスクバルブ)と、前記背圧室が所定圧力になったときにその圧力をリリーフするリリーフバルブとを設ける。そして、油液の一部をオリフィス通路を介して背圧室に導入して背圧室の圧力をディスクバルブに閉弁方向に作用させ、弁(第2のディスクバルブ)とリリーフバルブとによりディスクバルブにかかる背圧を調整する。即ち、ピストン速度の低速域においては弁(第2のディスクバルブ)が閉弁しているので小さい減衰力を、ピストン速度が上昇すると弁(第2のディスクバルブ)が開弁して大きい減衰力を、さらにピストン速度が上昇するとリリーフバルブが開弁して前記大きな減衰力よりも小さな減衰力を発生可能とし、減衰力特性の設定の自由度を高めるようにした油圧緩衝器が提案されている。
特開平2−278026号公報
しかしながら、上記従来の背圧室を設けた油圧緩衝器では、背圧室の圧力を受けるディスクバルブとは別に、背圧室に導く圧力をコントロールする弁(第2のディスクバルブ)が設けられているため、減衰力発生機構の構造が複雑で、軸方向寸法が長くなり、全体に大型化してしまうという問題があった。
本発明は、上記の点に鑑みて成されたものであり、減衰力特性の設定の自由度を高めて適切な減衰力特性を得ることができると共に、減衰力発生機構の構造を簡素化して小型化し得る油圧緩衝器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、請求項1に係る発明は、油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記ピストンの摺動によって生じる油液の流れを制御して減衰力を発生させるメインバルブと、該メインバルブの閉弁方向に内圧を作用させる背圧室と、該背圧室に油液を導入する背圧室入口油路とを備え、前記背圧室入口油路を介して油液の一部を前記背圧室に導入して、前記メインバルブの開弁を制御する油圧緩衝器において、前記メインバルブの開弁により前記背圧室入口油路の流路面積を増加するバルブ機構を設けたことを特徴とする。
請求項2の発明に係る油圧緩衝器は、上記請求項1の構成において、前記背圧室の圧力が所定圧力に達したときその圧力をリリーフするリリーフバルブを設けたことを特徴とする。
請求項3の発明に係る油圧緩衝器は、上記請求項1または2の構成において、前記メインバルブの背面側外周部には、前記背圧室を画成する弾性シール部材が前記メインバルブに一体に固着されていることを特徴とする。
請求項4の発明に係る油圧緩衝器は、上記請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記バルブ機構が、前記メインバルブが接離する前記ピストンの部位に外周端部から内周端部に向かって延びる少なくとの1つのオリフィスを有し、該オリフィスを介して油液を前記背圧室に導入することを特徴とする。
請求項5の発明に係る油圧緩衝器は、上記請求項1乃至3のいずれかの構成において、前記バルブ機構が、前記メインバルブに設けられた開口と、前記メインバルブの上流側に設けられ、前記開口に連通すると共に径方向に延びる少なくとの1つの切欠が設けられた切欠ディスクと、前記切欠ディスクの上流側に設けられ、前記切欠の前記開口と対向する部位を塞ぐ閉塞ディスクとからなり、前記メインバルブは開弁時に前記切欠ディスクに対して離間することを特徴とする。
請求項6の発明に係る油圧緩衝器は、上記請求項1乃至5のいずれかの構成において、前記背圧室の油液を下流側に連通する下流側オリフィスを設け、前記メインバルブの閉弁時における前記背圧室入口油路の流路面積が前記下流側オリフィスの流路面積よりも小さいことを特徴とする。
請求項7の発明に係る油圧緩衝器は、上記請求項3の構成において、前記弾性シール部材の前記背圧室をシールするシール面より径方向外側に前記メインバルブの着座するシート部を配置したことを特徴とする。
請求項1の発明に係る油圧緩衝器によれば、メインバルブの閉弁時には、バルブ機構によって背圧室入口油路の流路面積が小さく(零を含む)されているため、ピストン速度の低速域では、背圧室内の圧力が上昇しないので、メインバルブへの背圧を小さくして減衰力を充分小さなものとすることができ、ピストン速度が上昇してメインバルブが開弁するに伴い、背圧室入口油路の流路面積が増加して背圧室内の圧力が上昇し、メインバルブで発生する減衰力が大きくなる。このように背圧室の圧力を調節することで、減衰力特性の設定の自由度を高めて適切な減衰力特性を得ることができると共に、減衰力発生機構の構造を簡素化、小型化し得る。
請求項2の発明に係る油圧緩衝器によれば、背圧室の圧力をリリーフするリリーフバルブを設けたので、さらにピストン速度が上昇して背圧室の圧力が所定圧力に達すると、リリーフバルブが開弁し、メインバルブの減衰力の過度の上昇を抑えることができる。
請求項3の発明に係る油圧緩衝器によれば、背圧室を画成する弾性シール部材をメインバルブに一体に固着したので、弾性シール部材とメインバルブとの間での背圧室の密封性を高めることができ、また、減衰力発生機構の組付性を向上することができる。
請求項4の発明に係る油圧緩衝器によれば、メインバルブが接離する前記ピストンの部位に外周端部から内周端部に向かって延びる少なくとの1つのオリフィスを設けるだけで、バルブ機構の閉弁時のオリフィス面積を設定することができ、オリフィス面積のばらつきを抑えて安定したオリフィス特性を得ることができる。
請求項5の発明に係る油圧緩衝器によれば、開口を有するメインバルブの上流側に切欠ディスクと閉塞ディスクとをこの順番で積層したので、切欠ディスクの切欠の幅と厚みおよびその個数とにより、バルブ機構の閉弁時のオリフィス面積を設定することができ、オリフィス面積のばらつきを抑えて安定したオリフィス特性を得ることができる。
請求項6の発明に係る油圧緩衝器によれば、メインバルブの閉弁時に前記背圧室入口油路の流路面積が下流側オリフィスの流路面積よりも小さいので、下流側オリフィスから背圧室に圧力が導かれる逆行程時に、背圧室に背圧を生起させることができるので、メインバルブが逆行程時の圧力を開弁方向に受けるような場合でも開弁してしまうことが無い。
請求項7の発明に係る油圧緩衝器によれば、前記弾性シール部材の前記背圧室をシールするシール面より径方向外側に前記メインバルブの着座するシート部を配置したことにより、メインバルブが逆行程時の圧力により開弁してしまうことが無い。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。図1に示すように、本実施形態に係る油圧緩衝器1は、自動車等の車両の懸架装置に装着される筒型油圧緩衝器であって、油液が封入されたシリンダ2(側壁の一部のみ図示する)内に、ピストン3が摺動可能に嵌装され、このピストン3によってシリンダ2内がシリンダ上室2Aとシリンダ下室2Bとの2室に画成されている。ピストン3には、ピストンロッド4の一端がナット5によって連結されており、ピストンロッド4の他端側は、シリンダ2および外筒(図示せず)の上端部に装着されたロッドガイド(図示せず)およびオイルシール(図示せず)に挿通されて外部へ延出されている。シリンダ下室2Bは、適度な流通抵抗を有するベースバルブ(図示せず)を介して、リザーバ(図示せず)に接続されており、リザーバ内には、油液及びガスが封入されている。
ピストン3には、シリンダ上下室2A,2B間を連通させるための伸び側油路6及び縮み側油路7が設けられている。ピストン3のシリンダ下室2B側の端部には、伸び側油路6の油液の流動を制御して減衰力を発生させる伸び側減衰力発生機構8が設けられ、シリンダ上室2A側の端部には、縮み側油路7の油液流動を制御して減衰力を発生させる縮み側減衰力発生機構9が設けられている。
この伸び側減衰力発生機構8について説明すると、ピストン3のシリンダ下室2B側の端部には、略有底円筒状のバルブ部材10が取付けられている。バルブ部材10は、その底部の内周側に立設された円筒状の案内部11がピストン3に嵌合され、案内部11にピストンロッド4が挿通されて、ナット5によって固定されている。ピストン3のシリンダ下室2B側の端面には、内周側及び外周側に、それぞれ環状のシート部12、13が突出されており、シート部12、13の間に伸び側油路6が開口されている。シート部12、13には、メインディスクバルブ14(メインバルブ)が着座されている。メインディスクバルブ14は、その内周部がバルブ部材10の案内部11によって軸方向に沿って移動可能に案内されており、撓みを生じることなく、シート部12、13に離着座することができる。メインディスクバルブ14の内周部と案内部11との間には、背圧室入口油路(上流側オリフィス)15が形成されており、メインディスクバルブ14とシート部12とによって、背圧室入口油路15を開閉するバルブ機構が構成されている。このバルブ機構は、メインディスクバルブ14の開弁によって背圧室入口油路15の流路面積を増加する。なお、メインディスクバルブ14が一定量以上開弁した後は、背圧室入口油路15の流路面積はこの油路15の開口面積に一致し、一定となる。
バルブ部材10は、その底部の外周側に立設された円筒状の外環部を備え、その外環部の内周側には、円筒状の弾性シール部材16が嵌合されており、弾性シール部材16は、シールリング17を介してメインディスクバルブ14をシート部12、13に押圧している。弾性シール部材16及びシールリング17によって、バルブ部材10内のメインディスクバルブ14の背面側に背圧室18が形成され、背圧室18の内圧がメインディスクバルブ14に対して閉弁方向に作用するようになっている。そして、伸び側油路6の圧力を受けてメインディスクバルブ14がシート部12、13からリフトすると、伸び側油路6は、シリンダ下室2Bに直接連通する共に、背圧室入口油路15を介して背圧室18に連通する。
バルブ部材10の底部には、背圧室18をシリンダ下室2Bに連通させる油路19が設けられ、油路19には、所定圧力に達した背圧室18内の油液をシリンダ下室2Bへリリーフする常閉のディスクバルブ20(リリーフバルブ)が設けられ、ディスクバルブ20の外周部には、背圧室18をシリンダ下室2Bに常時連通させる下流側オリフィス21(切欠)が設けられている。なお、背圧室入口油路15と下流側オリフィス21との流路面積は、メインディスクバルブ14が閉弁しているときには後者が前者より大きく、メインディスクバルブ14が開弁しているときには前者が後者より大きくなっている。
次に、縮み側減衰力発生機構9について説明すると、縮み側減衰力発生機構9でも、上記伸び側減衰力発生機構8と同様、ピストン3のシリンダ上室2A側の端部にバルブ部材22が取付けられ、バルブ部材22の案内部23がピストン3に嵌合されている。ピストン3のシリンダ上室2A側の端部に突出されたシート部24、25の間には、縮み側油路7が開口されている。シート部24、25には、案内部23によって案内されたメインディスクバルブ26(メインバルブ)が着座され、メインディスクバルブ26の内周部と案内部23との間に背圧室入口油路(上流側オリフィス)27が形成されている。メインディスクバルブ26とシート部24とによって、背圧室入口油路27を開閉するバルブ機構が構成されており、このバルブ機構は、メインディスクバルブ26の開弁によって背圧室入口油路27の流路面積を増加する。なお、メインディスクバルブ26が一定量以上開弁した後は、背圧室入口油路27の流路面積はこの油路27の開口面積に一致し、一定となる。
バルブ部材22には、弾性シール部材28が嵌合されて、シールリング29を介してメインディスクバルブ26をシート部24、25に押圧している。弾性シール部材28及びシールリング29によって、バルブ部材22内のメインディスクバルブ26の背面側に背圧室30が形成され、背圧室30の内圧がメインディスクバルブ26に対して閉弁方向に作用するようになっている。そして、縮み側油路7の圧力を受けてメインディスクバルブ26がシート部24、25からリフトすると、縮み側油路7は、シリンダ上室2Aに直接連通する共に、背圧室入口油路27を介して背圧室30に連通する。
バルブ部材22の底部には、背圧室30をシリンダ上室2Aに連通させる油路31が設けられ、油路31には、所定圧力に達した背圧室30内の油液をシリンダ上室2Aへリリーフする常閉のディスクバルブ32(リリーフバルブ)が設けられ、ディスクバブル32の外周部には、背圧室30をシリンダ上室2Aに常時連通させる下流側オリフィス33(切欠)が設けられている。なお、背圧室入口油路27と下流側オリフィス33との流路面積は、メインディスクバルブ26が閉弁しているときには後者が前者より大きく、メインディスクバルブ26が開弁しているときには前者が後者より大きくなっている。
なお、弾性シール部材16、28は、ゴム、合成樹脂等の軟質の弾性体からなり、メインディスクバルブ14、26の開閉ストロークにおいて、変形量に対する弾性力の変化量が充分小さくなっている。また、メインディスクバルブ14、26とシールリング17、29とは、一体に形成してもよく、更に、シールリング17、29と一体に形成されたメインディスクバルブ14、26に弾性シール部材16、28を固着してもよい。これにより、メインディスクバルブ14、26と弾性シール部材16、28との間のシール性を高めると共に、これらの伸び側及び縮み側減衰力発生機構8、9への組付性を向上させることができる。
次に、以上のように構成した本実施形態の作用について、説明する。まず、ピストンロッド4の伸び行程時には、シリンダ2内のピストン3の摺動にともない、シリンダ上室2A側の油液がピストン3の伸び側油路6を通ってシリンダ下室2B側へ流れ、伸び側減衰力発生機構8によって減衰力が発生する。このとき、ピストンロッド4がシリンダ2から退出した分の油液がリザーバからベースバルブを介してシリンダ下室2Bへ流れ、リザーバ内のガスが膨張することによって、シリンダ2内の容積変化を補償する。
伸び側減衰力発生機構8では、伸び側油路6の油液の圧力を受けてメインディスクバルブ14が開弁し、その開度に応じて減衰力を発生する。このとき、ピストン速度の極低速域(ピストンロッド4の初期ストローク域)においては、メインディスクバルブ14の内周部がシート部12に着座して、背圧室入口油路15が閉じられているため、背圧室18の内圧は上昇しないので、メインディスクバルブ14の初期開弁圧力が低くなり、充分小さな減衰力が発生する。
メインディスクバルブ14は開弁時に撓みを生じることなく、外周側のシート部13及び内周側のシート部12から同時にリフトするので、メインディスクバルブ14の開弁によりバルブ機構が開弁することで、背圧室入口油路15の流路面積が増加し、背圧室入口油路15と出口側の下流側オリフィス21との流路面積差によって背圧室18の内圧が上昇する。これにより、ピストン速度の上昇にともなって、メインディスクバルブ14の開弁圧力が上昇して、減衰力が大きくなる。そして、背圧室18の圧力が所定圧力に達すると、ディスクバルブ20が開弁して背圧室18の圧力をシリンダ下室2B側へリリーフして、メインディスクバルブ14の開弁圧力、すなわち伸び側の減衰力の過度の上昇を防止する。
なお、後述するピストンロッド4の縮み行程時には、シリンダ下室2B側の圧力が下流側オリフィス21を介して背圧室18に導入され、前述のとおり背圧室入口油路15の流路面積が下流側オリフィス21の流路面積より大きくなっていることから、背圧室18の内圧が高くなり、その圧力によってメインディスクバルブ14が閉弁状態で維持される。
ピストンロッド4の縮み行程時には、シリンダ2内のピストン3の摺動にともない、シリンダ下室2Bの油液がピストン3の縮み側油路7を通ってシリンダ上室2Aへ流れ、縮み側減衰力発生機構9によって減衰力が発生し、このとき、ピストンロッド4がシリンダ2内に侵入した分の油液がベースバルブを介してリザーバへ流れ、リザーバ内のガスを圧縮することによって、シリンダ2内の容積変化を補償する。
縮み側減衰力発生機構9では、上記伸び側減衰力発生機構8の場合と同様、メインディスクバルブ26が、縮み側油路7の油液の圧力を受けて開弁し、その開度に応じて減衰力を発生する。このとき、ピストン速度の極低速域(ピストンロッド4の初期ストローク域)においては、メインディスクバルブ26の内周部がシート部24に着座して、背圧室入口油路27が閉じられているため、背圧室30の内圧は上昇しないので、メインディスクバルブ26の初期開弁圧力が低くなり、充分小さな減衰力が発生する。
メインディスクバルブ26は、開弁時に撓みを生じることなく、外周側のシート部25及び内周側のシート部24から同時にリフトするので、メインディスクバルブ26の開弁によりバルブ機構が開弁することで、背圧室入口油路27の流路面積が増加し、背圧室入口油路27と出口側の下流側オリフィス33との流路面積差によって背圧室30の内圧が上昇する。これにより、ピストン速度の上昇にともなって、メインディスクバルブ26の開弁圧力が上昇して、減衰力が大きくなる。そして、背圧室30の圧力が所定圧力に達すると、ディスクバルブ32が開弁して背圧室30の圧力をシリンダ上室2A側へリリーフして、メインディスクバルブ26の開弁圧力、すなわち縮み側の減衰力の過度の上昇を防止する。
なお、前述のピストンロッド4の伸び行程時には、シリンダ上室2A側の圧力が下流側オリフィス33を介して背圧室30に導入され、前述のとおり背圧室入口油路27の流路面積が下流側オリフィス33の流路面積より大きくなっていることから、背圧室30の内圧が高くなり、その圧力によってメインディスクバルブ26が閉弁状態で維持される。
このように、メインディスクバルブ14、26の開弁によって背圧室入口油路15、27の流路面積を増加させて背圧室18、30の圧力を調整することにより、減衰力特性の設定の自由度を高めて適切な減衰力を得ることができると共に、伸び側及び縮み側減衰力発生機構8、9の構造を簡素化及び小型化することが可能となる。
このとき、メインディスクバルブ14、26は、開弁時に撓まないので、その開弁圧力は、メインディスクバルブ14、26の可撓性によらず、背圧室18、30の圧力及び弾性シール部材16、28の弾性力によって決定される。したがって、背圧室18、30の下流側のディスクバルブ20、32及び下流側オリフィス21、33の設定によって背圧室18、30の圧力を制御することにより、容易にメインディスクバルブ14、26の開弁特性を調整することができる。
さらに、減衰力は、メインディスクバルブ14、26の撓みに依存せず、また、弾性シール部材16、28は、メインディスクバルブ14、26の開閉ストロークにおいて、変形量に対する弾性力の変化量が充分小さくなっているので、メインディスクバルブ14、26は、その開度が大きくなっても、開弁に対する抵抗力が過度に増大することがなく、減衰力が過度に上昇することがない。
次に、本発明の第2実施形態について、図2を参照して説明する。なお、上記第1実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
第2実施形態に係る油圧緩衝器34では、案内部11、23がバルブ部材10、22とは別体とされ、案内部11、23によって背圧室入口油路15、27が形成されている。
また、シールリング17、29及び弾性シール部材16、28が省略され、代りに、メインディスクバルブ14、26の背面側外周部にオイルシール35、36が固着され、オイルシール35、36がバルブ部材の円筒部に摺動可能に嵌合して背圧室18、30が形成されている。そして、背圧室18、30の内部に、メインディスクバルブ14、26をシート部12、13及びシート部24、25に押圧するコイルばね37、38が設けられている。
この構成により、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。更に、メインディスクバルブ14、26とオイルシール35、36とを固着したことにより、これらの間のシール性を高めて、背圧室18、30の密封性を向上させることができ、また、これらの伸び側及び縮み側減衰力発生機構8、9への組付性を向上させることができる。
次に、本発明の第3実施形態について、図3を参照して説明する。なお、上記第1実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
本実施形態に係る油圧緩衝器39では、案内部11、23は、上記第1実施形態と同様、案内部11、23がバルブ部材10、22と一体化されている。しかし、シールリング17、29及び弾性シール部材16、28が省略され、代りに、メインディスクバルブ14、26の背面側外周部にオイルシール35、36が固着され、オイルシール35、36がバルブ部材の円筒部に摺動可能に嵌合して背圧室18、30が形成されている。また、メインディスクバルブ14、26が接離する内周側のシート部12、24に、その外周端部から内周端部に向って延びる少なくとも1つのオリフィス40、41(切欠)が設けられ、このオリフィス40、41によって背圧室18、30が伸び側及び縮み側油路6、7に常時連通されている。オリフィス40、41の流路面積は、それぞれ、背圧室18、30の下流側オリフィス21、33の流路面積よりも充分小さく、好ましくは約1/3以下となっている。
このように構成したことにより、上記第1実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。また、オリフィス40、41によって、ピストン速度の極低速域(ピストンロッド4の初期ストローク域)において、伸び側及び縮み側油路6、7の圧力を僅かに背圧室18、30に導入することによって、ピストン速度の極低速域の減衰力を調整することができる。その結果、メインディスクバルブ14、26の閉弁時に背圧室18、30に連通するオリフィス面積のばらつきを抑えることができ、ピストン速度の極低速域において安定したオリフィス特性を得ることができる。このとき、オリフィス40、41の流路面積をあまり大きくすると、伸び行程時には縮み側のメインディスクバルブ26がリフトしやすくなり、縮み行程時には伸び側のメインディスクバルブ14がリフトしやすくなって安定した減衰力が得られなくなるので、注意を要する。
次に、本発明の第4実施形態について、図4乃至図9を参照して説明する。なお、上記第3実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
本実施形態に係る油圧緩衝器42では、メインディスクバルブ14、26は、可撓性を有し、内周部がバルブ部材10とピストン3との間でクランプされており、その撓みによって開弁するようになっている。メインディスクバルブ14、26の伸び側及び縮み側油路6、7側(上流側)には、図6に示す切欠ディスク43、44及び図5に示す閉塞ディスク45、46がこの順番で積層されている。メインディスクバルブ14、26には、図7又は図8に示すように、内周側に周方向に沿って延びる円弧状の開口47、48が設けられている。切欠ディスク43、44には、周方向の開口及びこの開口から外周部まで延びる径方向の開口からなる略T字形の少なくとも1つの切欠49、50が設けられている。そして、切欠ディスク43、44の切欠49、50のメインディスクバルブ14、26の開口47、48と対向する部位が閉塞ディスク45、46によって塞がれている(図示のものでは、閉塞ディスク45、46は、切欠ディスク43、44の端面における切欠49、50の開口全体を塞いでいる)。
切欠ディスク43、44の切欠49、50及びメインディスクバルブ14、26の開口47、48によって、伸び側及び縮み側通路6、7を背圧室18、30に連通させる背圧室入口油路(上流側オリフィス)が形成されている。また、メインディスクバルブ14、26の開口47、48、切欠ディスク43、44及び閉塞ディスク45、46によって、前記背圧室入口油路の流路面積を調整するバルブ機構が構成されている。そして、メインディスクバルブ14、26が撓んで開弁(シート部13、25からリフト)すると、同時に、メインディスクバルブ14、26が切欠ディスク43、44から離間し、その切欠49、50の流路面積が増加する。なお、メインディスクバルブ14、26の背面側とバルブ部材10との間に、図9に示すようなばね部材51を設けて、メインディスクバルブ14、26をシート部13、25に押圧するようにしてもよい。
この構成により、上記第3実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。更に、本実施形態では、微小流量を制御する背圧室入口油路(上流側オリフィス)を切欠ディスク43、44のT字形の切欠49、50によって形成したことにより、切欠49、50の幅、厚み及び個数によって、メインディスクバルブ14、26の閉弁時における流路面積を容易に設定することができ、その寸法精度の管理がしやすくなるので、ばらつきの少ない安定した減衰力を得ることができる。
なお、上記第4実施形態において、切欠ディスク43、44をメインディスクバルブ14、26と一体として、メインディスクバルブ14、26の開弁によって切欠ディスク43、44が閉塞ディスク45、46から離間することにより、背圧室入口油路の流路面積が増加するようにしてもよい。
次に、本発明の第5実施形態について、図10を参照して説明する。なお、上記第4実施形態に対して、同様の部分には同一の符号を付して、異なる部分についてのみ詳細に説明する。
前記第4実施形態においては、例えば、縮み行程に、メインディスクバルブ14のシート部13の外周から径方向外側に突出した部分やオイルシール35にシリンダ下室2B側の圧力が作用して、本来縮み行程で閉弁しているべきメインディスクバルブ14を開弁させようという力が作用する。この力による開弁を防止するため、下流側オリフィス21を設けることにより、縮み行程では、下流側オリフィス21を介して背圧室18に圧力を導入し、背圧室18の内圧によりメインディスクバルブ14を閉弁させている。このため、下流側オリフィス21が必要となり、また、その通路面積も規制を受けていた。
本第5実施形態は、この下流側オリフィス21を廃止したり、面積を小さくすることを可能としたものである。そのため、油圧緩衝器100のピストン3に設けられたシート部113、125の外周部を、バルブ部材10、22のオイルシール35、36が摺動する内周面10A、22A(本発明のシール面)の内径より大きくし、さらに、メインディスクバルブ114、126の最外周を径方向に延ばし、受圧部114A、126Aを設けた。
この構成により、縮み行程でシリンダ下室2Bの圧力によりメインディスクバルブ114に作用する開弁方向に働く力より閉弁方向に働く力が大きくなり(受圧面積差により)、ディスクバルブ120,132に、第4実施形態の下流側オリフィス21を設けなくとも、メインディスクバルブ114が開弁することはない。
同様に伸び行程ではシリンダ上室2Aの圧力によりメインディスクバルブ126に作用する開弁方向に働く力より閉弁方向に働く力が大きくなり、(受圧面積差により)第4実施形態の下流側オリフィス33を廃止してもメインディスクバルブ126が開弁することはない。
この構成により、上記第4実施形態と同様の作用、効果を奏することができる。更に、本実施形態では、下流側オリフィスを廃止したり、面積を小さくしても、メインバルブが本来閉弁しているべき逆行程で開弁することがない。
本発明の第1実施形態に係る油圧緩衝器の要部の縦断面図である。 本発明の第2実施形態に係る油圧緩衝器の要部の縦断面図である。 本発明の第3実施形態に係る油圧緩衝器の要部の縦断面図である。 本発明の第4実施形態に係る油圧緩衝器の要部の縦断面図である。 図4に示す油圧緩衝器のメインディスクバルブに積層される閉塞ディスクの平面図である。 図4に示す油圧緩衝器のメインディスクバルブに積層される切欠ディスクの平面図である。 図4に示す油圧緩衝器のメインディスクバルブの平面図である。 図4に示す油圧緩衝器のメインディスクバルブの変形例の平面図である。 図4に示す油圧緩衝器のメインディスクバルブをシート部に押圧するばね部材の平面図である。 本発明の第5実施形態に係る油圧緩衝器の要部の縦断面図である。
符号の説明
1 油圧緩衝器
2 シリンダ
3 ピストン
4 ピストンロッド
12,24 シート部(バルブ機構)
14,26 メインディスクバルブ(メインバルブ、バルブ機構)
15,27 背圧室入口油路
18,30 背圧室
21,33 下流側オリフィス、

Claims (7)

  1. 油液が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に嵌装されたピストンと、一端が前記ピストンに連結され他端が前記シリンダの外部へ延出されたピストンロッドと、前記ピストンの摺動によって生じる油液の流れを制御して減衰力を発生させるメインバルブと、該メインバルブの閉弁方向に内圧を作用させる背圧室と、該背圧室に油液を導入する背圧室入口油路とを備え、前記背圧室入口油路を介して油液の一部を前記背圧室に導入して、前記メインバルブの開弁を制御する油圧緩衝器において、
    前記メインバルブの開弁により前記背圧室入口油路の流路面積を増加するバルブ機構を設けたことを特徴とする油圧緩衝器。
  2. 前記背圧室の圧力が所定圧力に達したときその圧力をリリーフするリリーフバルブを設けたことを特徴とする請求項1に記載の油圧緩衝器。
  3. 前記メインバルブの背面側外周部には、前記背圧室を画成する弾性シール部材が前記メインバルブに一体に固着されていることを特徴とする請求項1または2に記載の油圧緩衝器。
  4. 前記バルブ機構は、前記メインバルブが接離する前記ピストンの部位に外周端部から内周端部に向かって延びる少なくとも1つのオリフィスを有し、該オリフィスを介して油液を前記背圧室に導入することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の油圧緩衝器。
  5. 前記バルブ機構は、前記メインバルブに設けられた開口と、前記メインバルブの上流側に設けられ、前記開口に連通すると共に径方向に延びる少なくとの1つの切欠が設けられた切欠ディスクと、前記切欠ディスクの上流側に設けられ、前記切欠の前記開口と対向する部位を塞ぐ閉塞ディスクとからなり、前記メインバルブは開弁時に前記切欠ディスクに対して離間することを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載の油圧緩衝器。
  6. 前記背圧室の油液を下流側に連通する下流側オリフィスを設け、前記メインバルブの閉弁時における前記背圧室入口油路の流路面積が前記下流側オリフィスの流路面積よりも小さいことを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに記載の油圧緩衝器。
  7. 前記弾性シール部材の前記背圧室をシールするシール面より径方向外側に前記メインバルブの着座するシート部を配置したことを特徴とする請求項3に記載の油圧緩衝器。
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