JP5115814B2 - 緩衝器 - Google Patents

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Description

本発明は、流体圧を利用する緩衝器に関する。
一般的に、自動車等の車両の懸架装置に装着される筒型の油圧緩衝器は、油液が封入されたシリンダ内にピストンロッドが連結されたピストンが摺動可能に設けられ、ピストン部にオリフィス及びディスクバルブ等からなる減衰力発生機構が設けられた構造となっている。これにより、ピストンロッドの伸縮に伴うシリンダ内のピストンの摺動によって生じる油液の流れをオリフィス及びディスクバルブによって制御して減衰力を発生させる。
そして、ピストン速度低速域においては、オリフィスによってオリフィス特性(減衰力がピストン速度の2乗にほぼ比例する)の減衰力を発生させ、ピストン速度高速域においては、ディスクバルブが撓んで開弁することにより、バルブ特性(減衰力がピストン速度にほぼ比例する)の減衰力を発生させる。従来の装置により得られる特性を図5中の破線で示す。そして、ピストン速度低速域については、オリフィス面積によって、中速域については、ディスクバルブの開弁点から開弁後の撓み剛性によって、また、高速域については、ディスクバルブの開弁後の撓み剛性またはピストンに設けられた通路の断面積(流路面積)によって、それぞれ減衰力特性を設定することができる。
従来技術として特許文献1に記載の技術がある。この技術は、ディスクバルブのバルブシート形状やディスクの形態を工夫することによってディスクバルブを段階的に開弁させることにより、減衰力の急激な変化を抑制するものである。
特開平2−195039号公報
油圧緩衝器は、減衰特性の急激な変化を緩和でき、さらにこの減衰特性の設定が比較的容易に設定できることが望ましい。
本発明の目的は、減衰力の急激な変化を緩和でき、さらに減衰特性が比較的簡単に設定できる緩衝器を提供することである。
上記の課題を解決するために、本発明は、流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に設けられたピストンと、前記ピストンに連結されて前記シリンダから外部に延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって流体の流れが生じる通路と、前記通路に設けられたディスクバルブを有する減衰力発生機構とを備えた緩衝器において、
前記減衰力発生機構は、前記通路の開口部が設けられたバルブ本体と、前記バルブ本体に前記開口部を取囲むように突出されて設けられ、前記通路に直接連通する主弁室を形成するとともに前記ディスクバルブが着座する円形の主シート部と、前記バルブ本体の前記主シート部の内周側に前記ディスクバルブに向けて突出されて設けられ、前記主シート部と共に前記開口部とは仕切られた副弁室を形成する副シート部と、前記主シート部の内周側部分において前記ディスクバルブを前記主シート部に向けて押付る押付手段とを備え
前記副シート部は、前記主シート部と同心の円弧状部分と、前記円弧状部分から前記主シート部まで径方に延びる径方向部分とからなり、前記円弧状部分と前記径方向部分との突出高さを同一とし、前記副シート部は、前記主シート部の突出高さよりも低くすることにより、前記主弁室と前記副弁室とを常時連通させたことを特徴とする。
また、流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に設けられたピストンと、該ピストンに連結されて前記シリンダから外部に延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって流体の流れが生じる通路と、該通路に設けられた減衰力発生機構とを備えた緩衝器において、
前記減衰力発生機構は、前記通路の開口部が設けられたバルブ本体と、該バルブ本体に突出されて前記開口部を取囲み、前記通路に直接連通する主弁室を形成する円形の主シート部と、前記バルブ本体に突出され、前記主シート部の内周側に同心に配置された円弧状部分及び該円弧状部分から前記主シート部まで延びる径方向部分からなり、前記主弁室内に前記開口部から仕切られた副弁室を画成する副シート部と、前記バルブ本体のクランプ部によって内周部がクランプされ、前記主シート部及び前記副シート部に着座するディスクバルブとを含み、前記ディスクバルブと前記径方向部分とは、前記主弁室と副弁室とを常時連通させる隙間が形成され、前記ディスクバルブの開弁初期には、前記主弁室から直接流体が流出を開始し、その後、副弁室を介して流体の流出が開始されることを特徴とする。
本発明に係る緩衝器によれば、減衰力の急激な変化を緩和でき、さらに減衰特性が比較的簡単に設定できる。
以下、本発明の一実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
本実施形態に係る緩衝器の全体図を図3に示し、その要部であるピストン部を図1に拡大して示す。図3に示すように、本実施形態に係る緩衝器1は、自動車のサスペンション装置に装着される単筒式の油圧緩衝器であって、流体が封入されたシリンダ2内に本発明のバルブ本体として作用するピストン3が摺動可能に設けられている。ピストンロッド4はシリンダ2の端部に設けられたロッドガイド6やオイルシール7からなる密封手段を貫通して外部に延びており、ピストンロッド4の一端はシリンダ2の外部において車体に連結される。一方、ピストンロッド4の他端には、シリンダ2の内部において上記ピストン3がナット5により固定されている。上記シリンダ2の内部は、ピストン3によりシリンダ上室2Aとシリンダ下室2Bとの2室に分けられ、この2室の内部に満たされている油液がピストン3に形成された通路10、11を通して行き来する構造となっている。この構造により、上記シリンダ2からピストンロッド4へ伝わる振動を減衰することができる。本実施形態では上記流体として油圧緩衝器用の油液が利用される。シリンダ2の底部側には、フリーピストン8が摺動可能に設けられてガス室9が形成されており、ガス室9内に封入された高圧ガスの圧縮膨張によってピストンロッド4の伸縮に伴うシリンダ2内の容積変化を許容する。
図1に示すように、ピストン3は軸方向に沿って複数個に分割されている。なお本実施形態では2つに分割された分割構造のピストンで構成されている。分割構造のピストンの一方はピストン半体3Aで、他方はピストン半体3Bである。上記2つのピストン半体には、前述のシリンダ上下室2A、2B間を連通させるための一方および他方の通路が形成されている。本実施形態では上記一方の通路は伸び側通路10であり、上記他方の通路は縮み側通路11である。伸び側通路10は、上端部がピストン3の上端面の外周部に開口しており、本実施形態では上記開口は開口部10Aで示されており、図2に示す以下に記載の開口部11Aと略同じ形状を成している。上記開口部10Aは略長方形の形状を成し、円周方向に沿って複数配置されており、本実施形態では開口部10Aは5個設けられ、円周方向に沿って略均等間隔に配置されている。上記通路10の下端部は、ピストン3の下端面において上記開口部10Aや以下に記載する開口部11Aよりも、より中央よりの部位に開口し、その形状は本実施形態では略円形である。図2に示す如く上記略円形の開口部10Bが円周方向に沿って複数配置されている。この実施の形態では5個の開口部10Bが円周方向に沿って略均等間隔で配置されている。
また、他方の通路である縮み側通路11は、その下端部がピストン3の下端面の外周部に開口している。開口部の形状は図2に開口部11Aとして示す如く略長方形の形状を成し、上記開口部11Aが円周方向に沿って複数個配置されており、本実施形態では5個の開口部が円周方向に略均等の間隔で配置されている。上記他方の通路の上端部はピストン3の上端面において上記開口部11Aや開口部10Aより半径方向においてより中央よりの部位に開口している。該開口11Bは図2に示す開口部10Bと同様略円形を成す。該開口部は円周方向に沿って複数配置されており、この実施形態では5個の開口11Bが円周方向に略均等の間隔で形成されている。なお、開口部10A及び11Aは、円弧状としてもよい。ピストン3の下端部及び上端部には、シリンダ2内のピストン3の摺動によって伸び側通路10及び縮み側通路11に生じる油液の流れを制御して減衰力を発生させる伸び側減衰力発生機構12及び縮み側減衰力発生機構13が設けられている。つまり、流路面積をバルブ本体とディスクとで調整することにより、油液の流れを制御して減衰力を発生する。
伸び側減衰力発生機構12について、図1に加えて図2及び図4を参照して説明する。ピストン3の下端面には、縮み側通路11の開口部11Aの内周側に隣接して、伸び側通路10の開口部10Bを取囲むように円形の主シート部14が図1における下側方向に突出している。伸び側通路の開口10Bの内周側に、主シート部14と同心の環状のクランプ部15が図1における下側方向に突出している。また、主シート部14とクランプ部15の間には、伸び側通路10の複数の開口10Bの間の部位に副シート部16が図1の下側方向に突出している。副シート部16は、主シート部14及びクランプ部15と同心の円弧状部分16Aと、円弧状部分16Aの円周方向両端部から径方向外側に延びて主シート部14の内周部に結合される径方向部分16Bとから形成されている。開口10Bは、この円弧状部分16Aの延長線の円上に重なるように設けられている。なお、本実施形態では、主シート部14の形状を円としたが、後述する実施の形態の作用を満たす範囲で、楕円または長円形状であってもよい。
そして、主シート部14とクランプ部15との間に、伸び側通路10に連通する環状の主弁室17が形成され、副シート部16によって主弁室17の内部に略扇形の副弁室18が形成している。本実施形態では、図4に示すように、クランプ部15に対して、副シート部16は突出高さが高く、更に、主シート部14は、副シート部16よりも突出高さが高くなっている。また、副シート部16は、円弧状部分16A及び径方向部分16Bの突出高さが一様であり、主シート部14との間に段差を有している。なお、クランプ部15、副シート部16、主シート部14の突出高さは、この順に高くなるよう設定するのが好ましいが、少なくともクランプ部15に対し主シート部14の突出高さが高ければよく、副シート部16の突出高さは、クランプ部15よりも低くてもよい。また、本実施形態ではクランプ部15を主弁室17より突出する構成としているが、クランプ部15を突出さない構成であってもよく、さらには、開口10Bを塞ぐようディスクバルブ19の内側をバルブ本体に向けて押し付けてディスクバルブの内周側をたわませることが出来れば、必ずしもクランプする必要はない。本実施の形態においては、押付手段をナット5、ディスクバルブ19、ストッパ20、スペーサ21より構成している。しかし、本発明においては、最低限ナット5があればよく、ディスクバルブの内周側を撓ませることができればよい。
主シート部14及び副シート部16には、円形のディスクバルブ19が着座しており、ディスクバルブ19は、内周部がナット5の締付けによってクランプ部15とストッパ20及びスペーサ21との間でクランプされている。そして、クランプ部15と、副シート部16との突出高さの差d1及び主シート部14との突出高さの差d2によって初期撓みが付与されている。また、副シート部16の径方向部分16Bとディスクバルブ19との間に絞り部としての略三角形の隙間Cが形成されている。
ディスクバルブ19は、主シート部14及び副シート部16に着座する大径ディスク19Aと大径ディスク19Aに重ねられ、副シート部16の内周部とほぼ同径のばね手段として用いられる小径ディスク19Bからなり、主シート部14に当接する大径ディスク19Aの外周部にオリフィスとして働く切欠19Cが形成されている。そして、ディスクバルブ19は、主弁室17及び副弁室18内の油液の圧力によって撓んで主シート部14及び副シート部16からリフトして開弁し、その開度によって伸び側通路10の流路面積を調整して減衰力を発生する。また、大径ディスク19Aの切欠19Cによって伸び側通路10をシリンダ下室2Bに常時連通させている。なお、副弁室18は、略三角形の隙間Cによって主弁室17に常時連通されているので、大径ディスク19Aの切欠19Cは、大径ディスク19Aの取付方向にかかわらず、伸び側通路10をシリンダ下室2Bに常時連通させることができる。ただし、切欠19Cの大径ディスク19Aへの回転方向の取付方向性を問わないようにするためには、両側の隙間Cの面積の合計面積を切欠19Cの径方向外側から見た断面積よりも大きくするようにすることが必要となる。
上記実施の形態では、隙間Cは、常時、副弁室18と主弁室17とを連通する構成となっているが、大径ディスク19Aに大きな背圧が加わった場合は、大径ディスク19Aがピストン側に変形し、隙間Cが閉塞される可能性があるが、これは、本発明における常時には、該当しない。
縮み側減衰力発生機構13は、上述の伸び側減衰力発生機構12と同様、ピストン3の上端面に、主シート部22、クランプ部23及び副シート部24が突出されて、主弁室25及び副弁室26が形成され、大径ディスク27A及び小径ディスク27Bからなるディスクバルブ27が取付られており、大径ディスク27Aにはオリフィスとして機能する切欠27Cが設けられている。ディスクバルブ27は、ナット5の締付けによってクランプ部23とストッパ28及びスペーサ29との間でクランプされている。ディスクバルブ27は、クランプ部23と、副シート部24及び主シート部22との突出高さの差によって初期撓みが付与されており、また、副シート部24の径方向部分とディスクバルブ27との間に本実施の形態では略三角形の隙間が形成されている。そして、ディスクバルブ27は、主弁室25及び副弁室26内の油液の圧力によって撓んで主シート部22及び副シート部24からリフトして開弁し、その開度によって縮み側通路11の流路面積を調整する。また、大径ディスク27Aの切欠27Cによって縮み側通路11をシリンダ上室2Aに常時連通させている。
以上のように構成した本実施形態の作用について次に説明する。
ピストンロッド4の伸び行程時には、シリンダ2内のピストン3の摺動によって、シリンダ上室2A側の油液が加圧され、主に伸び側通路10を通ってシリンダ下室2B側に流れ、伸び側減衰力発生機構12によって減衰力が発生する。
そして、ピストン速度低速域においては、ディスクバルブ19の切欠19C及びディスクバルブ27の切欠27Cによってオリフィス特性の減衰力が発生する。そのときの特性を図5中の領域A1に示す。このとき、主弁室17及び副弁室18内の圧力は、ディスクバルブ19の開弁圧力に達しておらず、ディスクバルブ19は開弁しない。
ピストン速度が上昇して中速域に移行すると、主弁室17及び副弁室18内の圧力がディスクバルブ19の開弁圧に達し、ディスクバルブ19が開弁してバルブ特性の減衰力が発生する。このとき、主弁室17と副弁室18とは、略三角形の隙間Cによって連通されているので、ディスクバルブ19の開弁前には、主弁室17と副弁室1とは、同じ圧力、つまり静圧となるので、ディスクバルブ19は、全周がほぼ同時に主シート部14から開弁する。大径ディスク19Aは、小径ディスク19Bの押圧によって、内周部の撓み剛性が高く、外周部が撓み易くなっているので、先ず、小径ディスク19Bを支点として外周部が撓み、副シート部16の円弧状部分16Aに着座した状態が維持される。この状態では、主弁室17と副弁室18とを連通する略三角形の隙間Cの面積は、殆ど増大しないので、この隙間Cによって副弁室18を介してシリンダ下室2Bへ流れる油液の流れが絞られることになり、バルブ特性の傾きは大きくなる。このときの特性を図5中の領域A2に示す。なお、主弁室17と副弁室18とは、略三角形の隙間Cによって常時連通されているほうが本実施の形態に示す特性がでる。しかし、隙間Cが殆ど形成されない状態、つまり副弁室18に大径ディスク19Aがほぼ接している状態であっても、本実施の形態に示す特性に近い特性を得ることができる。
更にピストン速度が増大して高速域に達すると、小径ディスク19Bが撓み、大径ディスク19Aが更に撓んで、副シート部16から完全にリフトする。この状態では、主弁室17と副弁室18とが完全に連通されるので、油液の流路が拡大されてバルブ特性の傾きが小さくなる。このときの特性を図5の領域A3に示す。
一方、ピストンロッド4の縮み行程時には、シリンダ2内のピストン3の摺動によって、シリンダ下室2B側の油液が加圧され、主に縮み側通路11を通ってシリンダ上室2A側に流れ、縮み側減衰力発生機構13によって減衰力が発生する。
そして、上述の伸び行程時の場合と同様、ピストン速度低速域においては、ディスクバルブ19、27の切欠19C、27Cによってオリフィス特性の減衰力が発生し、ピストン速度が中速域に移行すると、ディスクバルブ27の外周部が撓んで副シート部24への着座を維持した状態で主シート部22から開弁して傾きが大きいバルブ特性の減衰力が発生し、更にピストン速度が上昇して高速域に達すると、ディスクバルブ27が副シート部24から完全に開弁してバルブ特性の傾きが小さくなる。
このようにして、ピストン速度の増大に対して、バルブ特性の傾きを段階的に変化させることにより、減衰力の急激な変化を抑制することができ、騒音の発生あるいは乗り心地の悪化を防止することができる。主シート部14、22を円形とし、副シート部16、24を主シート部14、22と同心の円弧状としているので、製造が容易である。また、主シート部14、22と副シート部16、24とクランプ部15、23との突出高さに差を設けることにより、ディスクバルブ19、27に容易に初期荷重を付与することができるので、減衰力特性の安定性を高めることができ、さらに、初期荷重を付与するために何枚もディスクを重ねる必要もないため、減衰力の特性設定の容易性を高めることができる。
上記実施形態において、大径ディスク19A、27Aと小径ディスク19B、27Bとの間に、これらの中間の径を有するディスクを積層することにより、ピストン速度中速域のバルブ特性を調整することができ、また、小径ディスク19B、27Bの上に更に小径のディスクを積層することにより、ピストン速度高速域のバルブ特性を調整することができる。
また、上記実施形態において、副シート部16、24の副弁室18、26を形成する凹部を無くしても、図5に示すような減衰力特性を得ることができる。しかし、副弁室18、26に凹部を設けたほうが、自励振動が起きにくく、凹部を設けることによる流路の拡大により減衰効果が得られる。従って上記副シート部16,24に凹部を形成する構造のほうが安定性においてより優れた特性が得られる。
また、上記実施形態において、略三角形の隙間Cを設けることにより主弁室17と副弁室18とを常時連通する構成としたが、隙間Cがない構成としても、図5に示すような減衰力特性を得ることができる。しかし、隙間Cを設けたほうが、流路の拡大により減衰効果が得られ、安定性においてより優れた特性が得られる。
また、上記実施形態において、副シート部16はクランプ部15よりも突出高さが高い構成としたが、低い構成、または同じ高さの構成であったとしても、図5に示すような減衰力特性を得ることができる。しかし、突出高さをクランプ部<副シート部16<主シート部としたほうが、副シート部16を支点とすることができ、安定性においてより優れた特性が得られる。
また、上記実施形態において、ばね手段として小径ディスク19Bを用いている。ばね手段を有さなくても本実施形態の減衰力特性を得ることは可能であるが、ばね手段を有したほうが、より減衰力の特性設定を容易に行うことができる。
なお、上記実施形態では、減衰力発生機構をピストン部に設けた場合について説明しているが、本発明はこれに限らず、油液及びガスを封入したリザーバを備えた油圧緩衝器において、シリンダ内とリザーバとを仕切るベースバルブ(バルブ本体)に減衰力発生機構を設けた場合や、その他の油液の通路となる箇所に減衰力発生機構を設けた場合にも、適用することができるが、ピストンやベースバルブに減衰力発生機構を設ける方が構造が簡単化し、より望ましい。さらに、上記実施形態では、油液の流れを制御することによって減衰力を発生させる油圧緩衝器について説明しているが、本発明は、これに限らず、ガス等の他の流体の流れを制御して減衰力を発生させる緩衝器にも適用することが、油液を用いたほうが、安定性においてより優れた特性が得られる。
図6に本発明の他の実施の形態の油圧緩衝器の縦断面図を示す。本図に示される油圧緩衝器104は、油液等の液体およびガスを封入したリザーバ101を備え、シリンダ103の一端に設けられたベースバルブ本体100により、シリンダ103内とリザーバ101とを仕切る構成としている。この様にバルブ本体としてベースバルブ本体100を用いた油圧緩衝器104においても、上述した実施の形態に示す減衰力の特性を満たすことができる。
本発明の一実施形態に係る油圧緩衝器の要部であるピストン部を拡大して示す縦断面図である。 図1の油圧緩衝器のピストンの下面図である。 図1の油圧緩衝器の縦断面図である。 図1の油圧緩衝器の伸び側減衰力発生機構を拡大して示す縦断面図である。 図1に示す油圧緩衝器の減衰力特性を示すグラフ図である。 本発明の他の実施の形態の油圧緩衝器の要部の縦断面図である。
符号の説明
1 緩衝器、2 シリンダ、3 ピストン(バルブ本体)、4 ピストンロッド、5 ナット(押付手段)、10 伸び側通路(通路)、10B 開口部、14 主シート部、15 クランプ部、16 副シート部、17 主弁室、18 副弁室、19 ディスクバルブ

Claims (11)

  1. 流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に設けられたピストンと、前記ピストンに連結されて前記シリンダから外部に延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって流体の流れが生じる通路と、前記通路に設けられたディスクバルブを有する減衰力発生機構とを備えた緩衝器において、
    前記減衰力発生機構は、前記通路の開口部が設けられたバルブ本体と、前記バルブ本体に前記開口部を取囲むように突出されて設けられ、前記通路に直接連通する主弁室を形成するとともに前記ディスクバルブが着座する円形の主シート部と、前記バルブ本体の前記主シート部の内周側に前記ディスクバルブに向けて突出されて設けられ、前記主シート部と共に前記開口部とは仕切られた副弁室を形成する副シート部と、前記主シート部の内周側部分において前記ディスクバルブを前記主シート部に向けて押付る押付手段とを備え
    前記副シート部は、前記主シート部と同心の円弧状部分と、前記円弧状部分から前記主シート部まで径方に延びる径方向部分とからなり、前記円弧状部分と前記径方向部分との突出高さを同一とし、前記副シート部は、前記主シート部の突出高さよりも低くすることにより、前記主弁室と前記副弁室とを常時連通させたことを特徴とする緩衝器。
  2. 前記バルブ本体には、前記主シート部の内周側に前記押付手段とともに前記ディスクバルブをクランプするクランプ部が設けられており、前記クランプ部の高さは、前記副シート部以下であることを特徴とする請求項1に記載の緩衝器。
  3. 前記ディスクバルブを前記副シート部に押圧する第2の押付手段が設けられていることを特徴とする請求項1または2に記載の緩衝器。
  4. 前記第2の押付手段は、前記主シート部よりも小径の小径ディスクであることを特徴とする請求項に記載の緩衝器。
  5. 前記ディスクバルブは複数のディスクからなり、前記主シート部と当接するディスクには、外周囲から内側に延びる切欠きを設け、前記副弁室と前記主弁室外部とを連通させたことを特徴とする請求項に記載の緩衝器。
  6. 前記切欠きの減衰力を発生する面積より、前記主弁室と前記副弁室とを常時連通させる面積を大きくしたことを特徴とする請求項に記載の緩衝器。
  7. 前記副シート部を複数設け、前記複数の円弧部の周方向の間に前記開口部を設けたことを特徴とする請求項1乃至6のいずれかに記載の緩衝器。
  8. 前記バルブ本体は、前記ピストンであることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の緩衝器。
  9. 前記シリンダの一端には、ベースバルブ本体を介して液体とガスが封入されたリザーバが接続されており、前記バルブ本体は、前記ベースバルブ本体であることを特徴とする請求項1乃至7のいずれかに記載の緩衝器。
  10. 流体が封入されたシリンダと、該シリンダ内に摺動可能に設けられたピストンと、該ピストンに連結されて前記シリンダから外部に延出されたピストンロッドと、前記シリンダ内の前記ピストンの摺動によって流体の流れが生じる通路と、該通路に設けられた減衰力発生機構とを備えた緩衝器において、
    前記減衰力発生機構は、前記通路の開口部が設けられたバルブ本体と、該バルブ本体に突出されて前記開口部を取囲み、前記通路に直接連通する主弁室を形成する円形の主シート部と、前記バルブ本体に突出され、前記主シート部の内周側に同心に配置された円弧状部分及び該円弧状部分から前記主シート部まで延びる径方向部分からなり、前記主弁室内に前記開口部から仕切られた副弁室を画成する副シート部と、前記バルブ本体のクランプ部によって内周部がクランプされ、前記主シート部及び前記副シート部に着座するディスクバルブとを含み、前記ディスクバルブと前記径方向部分とは、前記主弁室と副弁室とを常時連通させる隙間が形成され、前記ディスクバルブの開弁初期には、前記主弁室から直接流体が流出を開始し、その後、副弁室を介して流体の流出が開始されることを特徴とする緩衝器。
  11. 前記隙間によって前記ディスクバルブの開弁初期に前記副弁室から流出する流体の流量を絞ることを特徴とする請求項10に記載の緩衝器。
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