JP2006010040A - 止水パッド及びそれを用いた取付管口の止水方法 - Google Patents

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Shingo Nakamura
伸吾 中村
Yukihiro Takano
幸弘 高野
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Abstract

【課題】 止水パッドのスリーブを本管側または人孔側から取付管口に挿入し、合成ゴム系の粘着剤を介して止水パッドのフランジを本管または人孔の内面に貼着する際に、密着性があがり接着力を向上することができる止水パッド及び取付管口の止水方法を提供する。
【解決手段】 取付管の内径よりも小さい外形を有する筒状スリーブと、この筒状スリーブの一方の端縁部から鍔状に張り出したフランジとが一体に成形され、前記フランジの表面に合成ゴム系の粘着剤が塗布されるとともに、前記フランジの形状が円筒面の一部をなす湾曲形状に形成され、湾曲形状が円筒面を半分に分割した形状よりも大きく、湾曲形状を形成する円筒面の曲率が本管の内面の曲率より大きく形成される。
【選択図】 図1

Description

本発明は、地中管路を樹脂製の更生管によってライニングするに際し、取付管口に好適に用いられる止水パッド及び取付管口の止水方法に関する。
一般に、地中に埋設されている下水用等の管路が老朽化した場合には、この管路内面を樹脂製の更生管でライニングして管路を補強することが行われている。特に、本管や人孔に取付管が接続されている場合、この両者の接続部分(取付管口)では地盤変動などの影響により老朽化が進んでいることが多く、この接続部分から湧水や雨水等の土中水が本管内に流入して、本管内の水量が許容水量を超えてしまうおそれがある。
上記問題を解決するため、特許文献1において、本出願人より、筒状のスリーブと、このスリーブの一方の端縁部に形成された鍔状のフランジとを備えてなる熱可塑性樹脂製の止水パッドを用いて、本管または人孔に開口した取付管口の周囲を止水する方法であって、
前記止水パッドのスリーブの外周面に合成ゴム系の独立発泡体からなる保護リングを巻き付けた状態で、このスリーブを本管側または人孔側から取付管口に挿入し、合成ゴム系の粘着剤を介して止水パッドのフランジを本管または人孔の内面に貼着する工程と、取付管に熱可塑性樹脂製の更生管を挿入し、更生管の閉止された先端部を前記止水パッドのスリーブに挿通させて本管または人孔内に及ばせる工程と、更生管を内側から加熱及び加圧して拡径させると同時に、その熱及び圧力で前記止水パッドのスリーブを拡径して取付管の内周面に圧着する工程と、拡径した更生管の先端部を止水パッドのフランジに略一致する位置で切除する工程と、を具備することを特徴とする取付管口の止水方法、及び、取付管の内径と略同寸ないしそれよりもやや小さい外径を有する筒状のスリーブと、このスリーブの一方の端縁部から鍔状に張り出したフランジとが一体に成形され、前記フランジの表面に合成ゴム系の粘着剤が塗布されるとともに、前記スリーブの内周面に水膨張性の止水部材が接着されたことを特徴とする止水パッド、等が開示されている。
しかしながら、本発明者の検討によれば、上記の止水パッドを用いた場合、この止水パッドのスリーブを本管側または人孔側から取付管口に挿入し、合成ゴム系の粘着剤を介して止水パッドのフランジを本管または人孔の内面に貼着する際に、その位置あわせが必ずしも容易でないという問題や、接着力が弱いところが発生し、止水が完全ではない場合があった。
特開2003−336786号公報
本発明は、上記問題点を解決するためになされたものであり、地中管路を樹脂製の更生管によってライニングするに際し、止水パッドのスリーブを本管側または人孔側から取付管口に挿入し、合成ゴム系の粘着剤を介して止水パッドのフランジを本管または人孔の内面に貼着する際に、その位置あわせが容易で、密着性があがり接着力を向上することができる止水パッド及びそれを用いた取付管口の止水方法を提供することを目的とする。
請求項1記載の止水パッドは、取付管の内径よりも小さい外形を有する筒状スリーブと、この筒状スリーブの一方の端縁部から鍔状に張り出したフランジとが一体に成形され、前記フランジの表面に合成ゴム系の粘着剤が塗布されるとともに、前記フランジの形状が円筒面の一部をなす湾曲形状に形成され、湾曲形状が円筒面を半分に分割した形状よりも大きく、湾曲形状を形成する円筒面の曲率が本管の内面の曲率より大きいことを特徴とする。
請求項2記載の取付管口の止水方法は、請求項1記載の止水パッドを用いて、本管または人孔に開口した取付管口の周囲を止水する方法であって、この止水パッドのフランジを本管の内径より小さな寸法に弾性変形した状態で、スリーブを本管側または人孔側から取付管口に挿入し、前記フランジの弾性変形を解放してフランジを本管または人孔の内面に密着させ、合成ゴム系の粘着剤を介して止水パッドのフランジを本管または人孔の内面に貼着する工程と、取付管に熱可塑性樹脂製の更生管を挿入し、更生管の閉止された先端部を前記止水パッドのスリーブに挿通させて本管または人孔内に及ばせる工程と、更生管を内側から加熱及び加圧して拡径させると同時に、その熱及び圧力で前記止水パッドのスリーブを拡径して取付管の内周面に圧着する工程と、拡径した更生管の先端部を止水パッドのフランジに略一致する位置で切除する工程と、を具備することを特徴とする。
本発明の止水パッドは、上記のように、フランジの形状が円筒面の一部をなす湾曲形状に形成され、湾曲形状が円筒面を半分に分割した形状よりも大きいので、密着性があがり接着力を向上することができ、また、湾曲形状を形成する円筒面の曲率が本管の内面の曲率より大きいので、円筒面の弾性によりフランジが本管の内面に自然に沿いやすくなり、その位置あわせが容易な止水パッドを提供することができる。
本発明の取付管口の止水方法は、上記止水パッドが用いられるので、上記同様の効果が発揮される取付管口の止水方法を提供することができる。
図1は、本発明の止水パッドの一例を示している。この止水パッド20は、筒状のスリーブ20aと、スリーブ20aの一方の端縁部から鍔状に張り出したフランジ20bとを備えている。スリーブ20aの外径は取付管8の内径よりもやや小さく形成され、フランジ20bは、本管の内面に沿うように円筒面の一部をなす湾曲形状に形成され、湾曲形状が円筒面を半分に分割した形状よりも大きく、湾曲形状を形成する円筒面の曲率が本管の内面の曲率より大きく形成されている。スリーブ20a及びフランジ20bの厚みは1〜5mmが好ましい。
これらスリーブ20a及びフランジ20bは、熱可塑性樹脂によって一体成形されている。止水パッド20を成形する熱可塑性樹脂としては、例えば、硬質塩化ビニル樹脂組成物を好適に用いることができる。
フランジ20bの表面(円筒面の外側)には、ブチルゴム、あるいはこれに類する合成ゴム系の粘着剤21が塗布されている。また、スリーブ20aのフランジ20bに近い側における外周面には、クロロプレンゴム、あるいはこれに類する合成ゴム系の独立発泡体によって形成された水圧緩衝材22が配設され帯状に巻き付けられている。取付管の内径が例えば150mm程度の場合、水圧緩衝材22の外径は100〜140mm、厚み10mm、幅25mm程度である。
この止水パッド20は、例えば図2に示すような貼着装置23により、フランジ20bを本管2の内面の曲率より小さくなるように弾性変形させた状態で、本管2内に搬入されて、本管2に開口した取付管口3に位置あわせされて貼着される。例示の貼着装置23は、本管2内を誘導によって移動し得る台車部23aと、台車部23aに対して昇降自在かつ本管2の内周方向に首振り自在に保持された可動部23bを備えている。可動部23bには、断面円弧状に湾曲した押圧板23cが取り付けられ、この押圧板23cの上面に止水パッド20が仮止め状態で載置される。この状態で貼着装置23が本管2内に送り込まれ、可動部23bが作動して、止水パッド20を取付管口3に、貼着装置23に取り付けられたカメラ等を利用して位置合わせされ貼着する。
止水パッド20が取付管口3に貼着された状態を図3に拡大して示す。この状態では、止水パッド20が、フランジ20bに塗布された粘着剤21を介して、本管2の内面に貼着されている。ただし、本管2の内面が濡れているとブチルゴム等の粘着剤21だけでは十分な貼着力が得られないことがあるので、このような場合は、ブチルゴムの表面に予め変成シリコン接着剤等を塗布しておくことが好ましい。
上記において、フランジ20bの形状が円筒面の一部をなす湾曲形状に形成され、湾曲形状が円筒面を半分に分割した(図中の破線に対応する)形状よりも大きく形成されているので、密着性があがり接着力を向上することができる。また、湾曲形状を形成する円筒面の曲率が本管2の内面の曲率より大きいので、フランジ20bの円筒面は本管2の内面の曲率に沿って弾性変形された状態となるため、フランジ20bが本管2の内面に自然に沿いやすくなり位置あわせが容易となる。
こうして止水パッド20を取付管口3にセットした後、取付管8に更生管(図示せず)を挿入する。そして先端部を止水パッド20のスリーブ20aに挿通させて本管2内に及ばせた後、更生管を内側から加熱及び加圧して拡径させる。
更生管を拡径したときの取付管口の状態を図4に拡大して示す。更生管1内に吹き込まれる蒸気の熱及びエアーの圧力によって止水パッド20のスリーブ20aも同時に拡径され、スリーブ20aと取付管8との間に水圧緩衝材22を挟み込んだ状態で、スリーブ20aが取付管8の内周面に沿うように賦形される。スリーブ20aと更生管1とは加熱及び加圧によって互いに圧着されるが、より強固な密着状態を得ようとするならば、スリーブ20aと更生管1との間に適宜の接着剤を介在させてもよい。
止水部材と更生管1が取付管口3に沿うように賦形されたならば、図5に示したように、本管2内に送り込んだ切断機17によって更生管1の先端部を切除する。ただし本発明の止水方法では更生管1の鍔返しを行う必要がないので、このときの切除位置は、止水パッド20のフランジ20bに略一致する位置(図4中の破線位置付近)か、それよりもやや本管2の内側に突出する位置となる。これで止水作業の工程が完了する。
このように、本実施形態の構成によれば、止水パッド20の位置あわせが容易で、密着性があがり接着力を向上することが可能となり、取付管口を確実に止水することができる。
本発明に係る止水パッドの一例を示す模式斜視図である。 前記止水パッドを本管側から取付管口に取り付ける方法を示す説明図である。 取付管口に前記止水パッドがセットされた状態を示す部分断面図である。 前記止水パッドを更生管ととともに拡径した状態を示す部分断面図である。 拡径した更生管の先端部を切断機によって切断する工程を示す取付管口付近の部分断面図である。
符号の説明
1 更生管
2 本管
3 取付管口
8 取付管
20 止水パッド
20a スリーブ
20b フランジ
21 粘着剤
22 水圧緩衝材

Claims (2)

  1. 取付管の内径よりも小さい外形を有する筒状スリーブと、この筒状スリーブの一方の端縁部から鍔状に張り出したフランジとが一体に成形され、前記フランジの表面に合成ゴム系の粘着剤が塗布されるとともに、前記フランジの形状が円筒面の一部をなす湾曲形状に形成され、湾曲形状が円筒面を半分に分割した形状よりも大きく、湾曲形状を形成する円筒面の曲率が本管の内面の曲率より大きいことを特徴とする止水パッド。
  2. 請求項1記載の止水パッドを用いて、本管または人孔に開口した取付管口の周囲を止水する方法であって、この止水パッドのフランジを本管の内径より小さな寸法に弾性変形した状態で、スリーブを本管側または人孔側から取付管口に挿入し、前記フランジの弾性変形を解放してフランジを本管または人孔の内面に密着させ、合成ゴム系の粘着剤を介して止水パッドのフランジを本管または人孔の内面に貼着する工程と、取付管に熱可塑性樹脂製の更生管を挿入し、更生管の閉止された先端部を前記止水パッドのスリーブに挿通させて本管または人孔内に及ばせる工程と、更生管を内側から加熱及び加圧して拡径させると同時に、その熱及び圧力で前記止水パッドのスリーブを拡径して取付管の内周面に圧着する工程と、拡径した更生管の先端部を止水パッドのフランジに略一致する位置で切除する工程と、を具備することを特徴とする取付管口の止水方法。
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