JP2006009622A - 内燃機関の燃料噴射弁 - Google Patents

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Abstract

【課題】 この発明は、内燃機関の燃料噴射弁に関し、シート部下流側流路へのデポジットの付着をより効果的に抑制し、それによる燃料噴射量の低下を抑制することを目的とする。
【解決手段】 先端部にシート当接部24を有するニードル弁20を設ける。シート当接部24が当接するシート部26を有するノズルボディ22を設ける。ノズルボディ22は、シート部26を含むテーパ面34と、球面状のサック壁面36により構成される燃料受け部28とを備える。ニードル弁20の先端部は、テーパ面34に比してテーパ角度の大きいテーパ状に形成された第1の突出部38と、第1の突出部38に比してテーパ角度の小さいテーパ状に形成された第2の突出部40とを備える。より具体的には、第2の突出部40を、円錐状に形成する。
【選択図】 図2

Description

この発明は、内燃機関の燃料噴射弁に係り、特に、筒内に直接燃料を噴射する直噴型の内燃機関に用いるうえで好適な燃料噴射弁に関する。
従来、例えば、特開2002−147317号公報には、ニードル弁を動作させることで流路の開閉を行う燃料噴射弁が開示されている。この燃料噴射弁は、ニードル弁が当接するシート部の下流側の流路径をテーパ状に拡大させている。シート部下流側流路へのデポジットの付着は、流路断面積の減少による燃料噴射量の低下をもたらす。上記従来の燃料噴射弁は、上述した構成によってシート部下流の燃料の通過流量を大きくすることで、シート部下流側の流路部分に付着したカーボンデポジットの洗浄効果を高めたものである。
特開2002−147317号公報
内燃機関の燃料噴射弁において、デポジットの付着量は、シート部下流側の流路の容積が大きいほど、当該流路内に残留する燃料量が大きくなることで増大する。上記従来の燃料噴射弁に用いられる手法によれば、シート部下流側の燃料の流れを改善させることができても、シート部下流側の流路の容積を拡大させているため、デポジットの付着を効果的に抑制することが困難である。また、上記従来の燃料噴射弁のように、シート部下流側の流路の容積を単純に拡大させると、噴霧特性の悪化が懸念される。
この発明は、上述のような課題を解決するためになされたもので、シート部下流側流路へのデポジットの付着をより効果的に抑制し、それによる燃料噴射量の低下を抑制することのできる内燃機関の燃料噴射弁を提供することを目的とする。
第1の発明は、上記の目的を達成するため、先端部にシート当接部を有するニードル弁と、
前記シート当接部が当接するシート部を含みかつ当該シート部の下流側に所定長さを有するテーパ状に形成されたテーパ面と、前記テーパ面の下流側に形成されたサック壁面により構成される燃料受け部とを備えるノズルボディと、を備える内燃機関の燃料噴射弁であって、
前記ニードル弁の前記先端部は、
前記シート当接部の下流側に隣接し、前記テーパ面に比してテーパ角度の大きいテーパ状に形成された第1の突出部と、
前記第1の突出部から下流側に突出し、最も突出した位置が前記第1の突出部の傾斜面を延長した仮想面と前記ニードル弁の軸線との交点より下流となる位置まで及ぶように形成された第2の突出部と、
を備えることを特徴とする。
また、第2の発明は、第1の発明において、前記第2の突出部は、前記第1の突出部に比してテーパ角度の小さいテーパ状に形成されていることを特徴とする。
また、第3の発明は、第2の発明において、前記第2の突出部は、円錐状に形成されていることを特徴とする。
また、第4の発明は、第2の発明において、前記第2の突出部の先端形状が、球面で形成されていることを特徴とする。
また、第5の発明は、第2乃至第4の発明の何れかにおいて、前記第1の突出部と前記第2の突出部との接合部の縦断面形状が、曲線で形成されていることを特徴とする。
第6の発明は、上記の目的を達成するため、先端部にシート当接部を有するニードル弁と、
前記シート当接部が当接するシート部を含みかつ当該シート部の下流側に所定長さを有するテーパ状に形成されたテーパ面と、前記テーパ面の下流側に形成されたサック壁面により構成される燃料受け部とを備える噴射弁ボディと、を備える内燃機関の燃料噴射弁であって、
前記ニードル弁の前記先端部は、
前記シート当接部の下流側に隣接し、前記ニードル弁の軸線側に凸となる曲面で形成された突出部を備えることを特徴とする。
第7の発明は、第1乃至第6の発明の何れかにおいて、前記サック壁面は、前記ニードル弁の先端部と対向する部分が球面で形成されていることを特徴とする。
第1の発明によれば、シート部に近接する下流側の流路断面積を大きく確保できるため、デポジットの付着による燃料噴射量の低下を抑制することができる。また、第2の突出部の存在により、燃料受け部の容積を減少させることができるため、燃料受け部内に生ずるデポジット量を減らすことができる。このため、本発明によれば、シート部下流側流路へのデポジットの付着を効果的に抑制し、それによる燃料噴射量の低下を抑制することができる。
第2の発明によれば、ニードル弁の先端部周りの燃料の流れを改善することができる。これにより、ニードル弁の表面に付着したデポジットの剥離力が向上され、更に、ニードル弁の表面温度が低下することで、ニードル弁へのデポジットの付着を効果的に抑制することができる。
第3の発明によれば、ニードル弁の先端部形状を、ニードル弁周りの燃料の流れ改善によるデポジット付着を低減させる効果を十分に得られる形状とすることができる。
第4の発明によれば、燃料受け部の容積をより効果的に小さくできる先端形状を得ることができる。このため、本発明によれば、燃料受け部内の残留燃料量の低減によるデポジットの付着抑制の効果を十分に得ることができる。
第5の発明によれば、上記の第2〜第4の発明に比して、ニードル弁周りの燃料の流れをより改善することができる。
第6の発明によれば、突出部の付け根の部分において、テーパ面との間で流路断面積が大きく確保される。また、先端部分において、突出部が燃料受け部内に突出されていることで、燃料受け部の容積が減少される。このため、本発明によれば、シート部下流側流路へのデポジットの付着を効果的に抑制し、それによる燃料噴射量の低下を抑制することができ、更に、上記の第5の発明に比して、ニードル弁周りの燃料の流れを更に改善させることができる。
第7の発明によれば、燃料受け部の形状を、良好な噴霧特性が得られる適切な形状とすることができる。このため、本発明によれば、噴霧特性を悪化させることなく、シート部下流側流路へのデポジットの付着を効果的に抑制し、それによる燃料噴射量の低下を抑制することができる。
実施の形態1.
図1は、本発明の実施の形態1の燃料噴射弁10を示す縦断面図である。図1に示す燃料噴射弁10は、例えば、内燃機関の筒内に直接燃料を噴射する直噴型のガソリン機関において好適に用いることができる。但し、本発明に係る燃料噴射弁の適用は、ガソリン機関に限るものではなく、また、直噴型の機関に限るものではない。
本実施形態の燃料噴射弁10は、磁性体で構成された固定鉄心12を備えている。固定鉄心12と隣接する位置には、コイルスプリング14によって図1中下向きに付勢される可動鉄心16が配置されている。可動鉄心16は、燃料噴射弁10の内部を、その軸線方向に摺動することができる。固定鉄心12の外周には、電磁コイル18が設けられている。燃料噴射弁10は、電磁コイル18が所定の磁力を発することにより、可動鉄心16が固定鉄心12に引き寄せられ、また、その磁力が消滅すると、コイルスプリング14の付勢力により可動鉄心16が固定鉄心12から離れるように構成されている。
可動鉄心16には、可動鉄心16と共に燃料噴射弁10の内部を変位するニードル弁20が連結されている。燃料噴射弁10は、ニードル弁20を取り囲むように形成されたノズルボディ22を備えている。ノズルボディ22は、ニードル弁20のシート当接部24が当接するシート部26、ニードル弁20と対向する位置に設けられた燃料受け部(サック)28、および、燃料受け部28と連通する噴孔30を備えている。
図1に示すように、ニードル弁20とノズルボディ22の間には、空間32が形成されている。この空間32には、図示しない燃料供給源から高圧の燃料が供給されている。ニードル弁20は、電磁コイル18に励磁電流が供給されていないときは、ノズルボディ22のシート部26に着座し、噴孔30を閉塞する。従って、この場合、噴孔30から燃料は噴射されない。
上記の状態から、電磁コイル18に励磁電流が供給されると、可動鉄心16が固定鉄心12に引き寄せられることにより、ニードル弁20がシート部26から離座する。その結果、ニードル弁20の周囲に蓄えられていた高圧の燃料が燃料受け部28に流入し、更に、噴孔30から外部へ噴射される。
上記のように構成された燃料噴射弁10において、シート部26の下流側流路にカーボンデポジットが付着すると、流路断面積の減少により燃料噴射量が低下してしまう。燃料受け部28を有する本実施形態の燃料噴射弁10においては、燃料受け部28の容積を減少させれば、燃料受け部28内に残留する燃料量を減少できるため、デポジットの付着を抑制することができる。しかしながら、適切な配慮なしに単純に燃料受け部28の容積を減少させると、目標とする噴霧特性(噴霧形状など)を得ることが困難となる。特に、直噴型の内燃機関においては、良好な噴霧特性を得ることは重要であり、そのような良好な噴霧特性を得るには、燃料受け部28の壁面形状をデポジットの減少のためだけで安易に変更するわけにはいかない。そこで、本実施形態の燃料噴射弁10は、このような要求を満たしつつ、燃料受け部28を有する燃料噴射弁10において、噴霧特性を悪化させることなく、デポジットの付着による燃料噴射量の低下を抑制すべく、以下のような構成を有している。尚、本明細書中においては、燃料噴射弁10内部の燃料の流れ方向に基づいて、シート部26に対して噴孔30側を「シート部26の下流側」、或いは、単に「下流側」と称している。
次に、本実施形態の燃料噴射弁10の特徴的部分であるノズルボディ22周辺の詳細な構造を、図2を参照して説明する。
図2は、図1に示す燃料噴射弁10のノズルボディ22の周辺を拡大して表した縦断面図である。図2に示すように、ノズルボディ22は、シート部26を含むテーパ面34を備えている。テーパ面34は、シート部26の下流側に所定の長さを有している。テーパ面34の下流側には、サック壁面36が形成されている。サック壁面36は、良好な噴霧特性を確保すべく、ニードル弁20に対向する部分が球面で形成されている。上述した燃料受け部28は、このようなサック壁面36によって形成された空間である。また、上述した噴孔30は、サック壁面36に、ニードル弁20の軸線に対して所定の傾斜角度が与えられた軸線を中心とする円筒状に形成されている。
ニードル弁20の先端部には、シート当接部24の下流側に、第1の突出部38と第2の突出部40とが設けられている。第1の突出部38は、そのテーパ角度がテーパ面34のテーパ角度に比して大きいテーパ状に形成されている。第2の突出部40は、第1の突出部38の下流側に突出し、最も突出した位置が第1の突出部38の傾斜面を延長した仮想面とニードル弁20の軸線との交点Pより下流となる位置まで及ぶように形成されている。より具体的には、第2の突出部40は、そのテーパ角度が第1の突出部38のテーパ角度に比して小さいテーパ状に形成されている。本実施形態の第2の突出部40は、このような要件を満たす形状として、第1の突出部38から更に下流側に突出する円錐状の突起として形成されている。このように、本実施形態のニードル弁20は、シート当接部24の下流側に、異なるテーパ角度によって2段で構成されたテーパ状の突起を有している。
以上説明した通り、本実施形態の燃料噴射弁10は、テーパ面34に比してテーパ角度の大きい第1の突出部38を備えたことにより、シート部26に近接する下流側の流路断面積を大きく確保することができるため、デポジットの付着による燃料噴射量の低下を抑制することができる。そして、第1の突出部38より更に下流側に突出する第2の突出部40を備えたことにより、燃料受け部28の容積を減少させることができる。このため、燃料受け部28内に残留する燃料量を低減でき、燃料受け部28内に生ずるデポジット量を減らすことができる。
また、本実施形態の燃料噴射弁10は、第2の突出部40が第1の突出部38のテーパ角度に比して小さいテーパ状に形成されていることにより、更に付け加えると、その好適な形状例として、先端形状が鋭角となる円錐状とされていることにより、シート部26から燃料受け部28に流入した燃料の流れが改善される。より具体的には、ニードル弁20の先端部形状がこのような2段のテーパ形状とされていることにより、燃料受け部28内に生ずる渦が小規模に抑制され、燃料がニードル弁20の表面から剥離せずに安定して流れるようになる。言い換えれば、ニードル弁20の表面に付着したデポジットの剥離力を向上させることができ、それに加えて、ニードル弁20の表面温度が低下することと合わせて、ニードル弁20へのデポジットの付着を効果的に抑制することができる。そのうえ、サック壁面36が球面で形成されていることにより、噴霧特性を悪化させることもない。
このため、本実施形態の燃料噴射弁10によれば、噴霧特性を悪化させることなく、シート部26の下流側流路(ニードル弁20の先端部およびテーパ面34)へのデポジットの付着を効果的に抑制し、それによる燃料噴射量の低下を抑制することができる。そして、本実施形態の燃料噴射弁10によれば、噴霧特性の決定に重要な燃料受け部28の形状を変更することなく、上述した効果を得ることができる。
実施の形態2.
次に、図3を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。
図3は、本発明の実施の形態2において用いられるニードル弁50の先端部形状を示す縦断面図である。図3に示すように、本実施形態のニードル弁50の先端部は、第1の突出部52と第2の突出部54との接合部の縦断面形状が、曲面で形成、より具体的には、円弧で形成されている点を除き、上述した実施の形態1と同様の構成を有している。図3に示す構成によれば、燃料受け部28に流入した燃料が、上述した実施の形態1の構成に比して、より剥離等が抑制された状態で、ニードル弁50の先端部に沿ってより安定して流れるようにすることができる。
ところで、上述した実施の形態1または2において、図2に示すニードル弁20を有する燃料噴射弁10、または、図3に示すニードル弁50を有する燃料噴射弁によれば、上記の如く、噴霧特性を悪化させることなく、デポジットの付着を効果的に抑制することができる。このような構成を有するニードル弁20、50によれば、ニードル弁の先端部形状を調整することによって、噴霧特性の変更が可能となる。例えば、噴霧貫徹力(噴霧の到達距離を表す指標)を小さくしたい場合には、図2に示すニードル弁20であれば、第2の突出部40のテーパ角度を大きくするとよく、また、図3に示すニードル弁50であれば、第1の突出部52と第2の突出部54との接合部の円弧の曲率を小さくするとよい。また、噴霧の微粒化を向上させたい場合には、第2の突出部40、54のテーパ角度を、噴孔30の噴射角度(ニードル弁20、50の軸線と噴孔30の軸線とが成す角度)の2倍とするとよい。上記のような手法によれば、ニードル弁20、50の先端部の形状を変更することにより、噴霧特性を調整することができ、これにより、内燃機関の仕様によって異なる噴霧特性が要求された場合に、ニードル弁の先端部の形状の変更により対応することが可能となる。
実施の形態3.
次に、図4を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。
図4は、本発明の実施の形態3において用いられるニードル弁60の先端部形状を示す縦断面図である。図4に示すように、本実施形態のニードル弁60の先端部は、第2の突出部62の先端形状が、球面で形成されている点を除き、上述した実施の形態1と同様の構成を有している。より具体的には、図4に示す構成では、第1の突出部64のテーパ角度と第2の突出部62のテーパ角度との角度差が、上述した実施の形態1の構成に比して大きくなるように構成し、かつ、第2の突出部62の先端形状が、その先端位置で大きく軸線に向けて絞られるように構成している。このような構成によれば、異なるテーパ角度によって2段で構成された突起を先端部に有するニードル弁において、燃料受け部28の容積をより効果的に小さくできる先端形状を得ることができる。このため、本実施形態のニードル弁60によれば、燃料受け部28内の残留燃料量の低減によるデポジットの付着抑制の効果を十分に得ることができる。
実施の形態4.
次に、図5を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。
図5は、本発明の実施の形態4において用いられるニードル弁70の先端部形状を示す縦断面図である。図5に示すように、本実施形態のニードル弁70の先端部は、シート当接部24の下流側に設けられる突出部72が、ニードル弁70の軸線側に凸となる曲面で形成されている点を除き、上述した実施の形態1と同様の構成を有している。図5に示す構成によれば、突出部72の付け根の部分において、テーパ面34との間で流路断面積を大きく確保することができ、また、先端部分において、突出部72が燃料受け部28内に突出されていることで、燃料受け部28の容積を減少させることができる。また、突出部72の表面が連続する曲面で構成されていることにより、燃料受け部28に流入した燃料が、上述した実施の形態2の構成に比して、更に剥離等が抑制された状態で、ニードル弁70の先端部に沿って更に安定して流れるようにすることができる。
本発明の実施の形態1の燃料噴射弁を示す縦断面図である。 図1に示す燃料噴射弁のノズルボディの周辺を拡大して表した縦断面図である。 本発明の実施の形態2において用いられるニードル弁の先端部形状を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態3において用いられるニードル弁の先端部形状を示す縦断面図である。 本発明の実施の形態4において用いられるニードル弁の先端部形状を示す縦断面図である。
符号の説明
10 燃料噴射弁
20、50、60、70 ニードル弁
22 ノズルボディ
24 シート当接部
26 シート部
28 燃料受け部
30 噴孔
34 テーパ面
36 サック壁面
38、52、64 第1の突出部
40、54、62 第2の突出部
72 突出部

Claims (7)

  1. 先端部にシート当接部を有するニードル弁と、
    前記シート当接部が当接するシート部を含みかつ当該シート部の下流側に所定長さを有するテーパ状に形成されたテーパ面と、前記テーパ面の下流側に形成されたサック壁面により構成される燃料受け部とを備えるノズルボディと、を備える内燃機関の燃料噴射弁であって、
    前記ニードル弁の前記先端部は、
    前記シート当接部の下流側に隣接し、前記テーパ面に比してテーパ角度の大きいテーパ状に形成された第1の突出部と、
    前記第1の突出部から下流側に突出し、最も突出した位置が前記第1の突出部の傾斜面を延長した仮想面と前記ニードル弁の軸線との交点より下流となる位置まで及ぶように形成された第2の突出部と、
    を備えることを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
  2. 前記第2の突出部は、前記第1の突出部に比してテーパ角度の小さいテーパ状に形成されていることを特徴とする請求項1記載の内燃機関の燃料噴射弁。
  3. 前記第2の突出部は、円錐状に形成されていることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の燃料噴射弁。
  4. 前記第2の突出部の先端形状が、球面で形成されていることを特徴とする請求項2記載の内燃機関の燃料噴射弁。
  5. 前記第1の突出部と前記第2の突出部との接合部の縦断面形状が、曲線で形成されていることを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項記載の内燃機関の燃料噴射弁。
  6. 先端部にシート当接部を有するニードル弁と、
    前記シート当接部が当接するシート部を含みかつ当該シート部の下流側に所定長さを有するテーパ状に形成されたテーパ面と、前記テーパ面の下流側に形成されたサック壁面により構成される燃料受け部とを備える噴射弁ボディと、を備える内燃機関の燃料噴射弁であって、
    前記ニードル弁の前記先端部は、
    前記シート当接部の下流側に隣接し、前記ニードル弁の軸線側に凸となる曲面で形成された突出部を備えることを特徴とする内燃機関の燃料噴射弁。
  7. 前記サック壁面は、前記ニードル弁の先端部と対向する部分が球面で形成されていることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項記載の内燃機関の燃料噴射弁。
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