JP2006009275A - 屋根化粧パネル取付金具 - Google Patents

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Abstract

【課題】一般的なボルトを使用しても、ナットの締め付け作業を容易にできる屋根化粧パネル取付金具を提供する。
【解決手段】 屋根材Yに取付ける取付部材2と、屋根化粧パネルPを取付けるパネル受部材1とを略直交状態にし、両部材1、2をボルト5、ナット3で締付けて連結固定してなる構造の屋根化粧パネル取付金具において、上記パネル受部材1又は取付部材2の一方には、ボルト軸部52が貫通されるボルト孔24が形成されており、このボルト孔24の近傍には、ボルト頭部51側に向けて突出された回転防止凸部26を形成する。
【選択図】図1

Description

本発明は、屋根材に取付ける取付部材と、屋根化粧パネルを取付けるパネル受部材とを略直交状態にし、両部材をボルト、ナットで締付けて連結固定してなる構造の屋根化粧パネル取付金具に関する。
従来、屋根材に取付ける取付部材と、屋根化粧パネルを取付けるパネル受部材とを略直交状態にし、両部材をボルト、ナットで締付けて連結固定してなる様々な構造の屋根化粧パネル取付金具はあった。
例えば、屋根材に取付ける断面L状の長尺杆体からなる取付部材と、屋根化粧パネルを取付ける断面L状の長尺杆体のパネル受部材とから成り、上記パネル受部材又は取付部材の一方には、段付きボルトのボルト軸を貫通し、且つ、ボルト軸基端に形成された角形段部を嵌合する角孔が形成され、他方には、角孔に重合される長孔を形成した屋根化粧パネル取付金具があった(例えば、特許文献1参照。)。
そして、上記角孔と、長孔とを重合して、角孔から長孔に向けて段付きボルトのボルト軸を貫通して、その角形段部を角孔に嵌合させ、ボルト軸の先端からナットを締め付けて、パネル受部材を取付部材の先端に略直交状態にして連結固定するのである。
実用新案登録第3028064号
従来の屋根化粧パネル取付金具では、段付きボルトを使用し、上記パネル受部材又は取付部材の一方には、段付きボルトのボルト軸基端の角形段部を嵌合する角孔を形成しており、上記段付きボルトは、ナットとの共回りを防止して、ナットの締め付けを容易にできる点で優れている。
しかしながら、上記段付きボルトは、一般的なボルトとは異なる特殊な形状のボルトであるため、コストが高いという問題があった。
一方、一般的なボルトを使用すれば、上記コストの問題は解決できるが、その締付け作業の際に、ボルトとナットが共回りして、ナットを締め付け難いという問題が生じる。
本発明は、かかる課題を解決することを目的とするもので、一般的なボルトを使用しても、ナットの締め付け作業が容易にできる屋根化粧パネル取付金具を提供する。
上記目的を達成するため、
請求項1に係る屋根化粧パネル取付金具は、屋根材に取付ける取付部材と、屋根化粧パネルを取付けるパネル受部材とを略直交状態にし、両部材をボルト、ナットで締付けて連結固定してなる構造の屋根化粧パネル取付金具において、上記パネル受部材又は取付部材の一方には、ボルト軸部が貫通されるボルト孔が形成されており、このボルト孔の近傍には、ボルト頭部側に向けて突出された回転防止凸部を形成したことを特徴とする。
このものでは、回転防止凸部によってボルト頭部の回転が規制され、一般的なボルトを使用しても、ナットの締め付け作業を容易にできる。
請求項2に係る屋根化粧パネル取付金具は、請求項1において、パネル受部材又は取付部材の一方が、断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片にボルト孔が形成されると共に、ボルト頭部側に向けて突出された他片を回転防止凸部としたことを特徴とする。
このものでは、パネル受部材又は取付部材を断面L状に形成しており、そのL状の一片にボルト孔を形成すると共に、他片を回転防止凸部として利用できる。
請求項3に係る屋根化粧パネル取付金具は、請求項1において、パネル受部材又は取付部材の一方が、断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片にボルト孔が形成されると共に、前記一片の一部をボルト頭部側に向けて突出させて回転防止凸部を形成したことを特徴とする。
このものでは、パネル受部材又は取付部材を断面L状に形成しており、そのL状の一片にボルト孔を形成すると共に、この一片の一部をボルト頭部側に向けて突出させることで回転防止凸部を形成している。
請求項4に係る屋根化粧パネル取付金具は、請求項1において、パネル受部材又は取付部材の一方が、断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片にボルト孔が形成されると共に、ボルト頭部側に向けて突出された他片を回転防止凸部とし、且つ、上記一片の一部を上記ボルト頭部側に向けて突出させて回転防止凸部を更に形成したことを特徴とする。
このものでは、請求項2と請求項3の回転防止凸部を組み合わせた構造のもので、パネル受部材又は取付部材を断面L状に形成しており、そのL状の一片にボルト孔を形成すると共に、他片を回転防止凸部として利用している。加えて、ボルト孔を形成した上記一片の一部には、ボルト頭部側に向けて他の回転防止凸部を形成し、ボルト頭部の回転を確実に規制できる。
請求項5に係る屋根化粧パネル取付金具は、請求項1〜4の何れかにおいて、ボルト孔の近傍には、貫通されたボルトを抜け止めする抜け防止部を形成したことを特徴とする。
このものでは、回転防止凸部によってボルト、ナットの共回りを防止するだけではなく、更に、抜け防止部を形成して、ボルト孔に貫通された後のボルトの抜け止めをも防止できる。
請求項6に係る屋根化粧パネル取付金具は、請求項5において、抜け防止部は、貫通されたボルトのボルト頭部を抜け止めすることを特徴とする。
このものでは、抜け防止部によって、ボルト頭部を抜け止めできる。
請求項7に係る屋根化粧パネル取付金具は、請求項5において、抜け防止部は、貫通されたボルトのボルト軸部を抜け止めすることを特徴とする。
このものでは、抜け防止部によって、ボルト軸部を抜け止めできる。
本発明によれば、次のような効果がある。
請求項1に係る屋根化粧パネル取付金具によれば、回転防止凸部によってボルト頭部の回転が規制され、一般的なボルトを使用しても、ナットの締め付け作業を容易にできる。
請求項2に係る屋根化粧パネル取付金具によれば、パネル受部材又は取付部材を断面L状に形成しており、そのL状の一片にボルト孔を形成すると共に、他片を回転防止凸部として利用できる。
請求項3に係る屋根化粧パネル取付金具によれば、パネル受部材又は取付部材を断面L状に形成しており、そのL状の一片にボルト孔を形成すると共に、この一片の一部をボルト頭部側に向けて突出させることで回転防止凸部を形成できる。
請求項4に係る屋根化粧パネル取付金具によれば、パネル受部材又は取付部材を断面L状に形成しており、そのL状の一片にボルト孔を形成すると共に、他片を回転防止凸部として利用している。加えて、ボルト孔を形成した上記一片の一部には、ボルト頭部側に向けて他の回転防止凸部を形成し、ボルト頭部の回転を確実に規制できる。
請求項5に係る屋根化粧パネル取付金具によれば、回転防止凸部によってボルト、ナットの共回りを防止するだけではなく、更に、抜け防止部を形成して、ボルト孔に貫通された後のボルトの抜け止めをも防止できる。
請求項6に係る屋根化粧パネル取付金具によれば、抜け防止部によって、ボルト頭部を抜け止めできる。
請求項7に係る屋根化粧パネル取付金具によれば、抜け防止部によって、ボルト軸部を抜け止めできる。
以下、本発明に係る屋根化粧パネル取付金具Aを図面に基づき説明する。
図1は、本発明に係る屋根化粧パネル取付金具Aの一実施例を示す使用状態図、図2は、本発明に係る屋根化粧パネル取付金具Aの一実施例を示す分解斜視図、図3は、図2を組み合わせた状態を示す斜視図である。
この屋根化粧パネル取付金具Aは、屋根化粧パネルPを取付けるためのパネル受部材1と、このパネル受部材1を屋根材Yに固定するための取付部材2とを、一般的な六角ボルト5とナット3で連結するものである。
屋根化粧パネルPは、従来同様、金属板、合成樹脂板等で形成されており、その上下端には、パネル受部材1に係止される上、下折縁P1を形成している。
パネル受部材1は、屋根化粧パネルPに応じて、これを取付可能な形状であれば良いが、本実施例では、屋根化粧パネルPの上、下折縁P1を係止するために、両端面に屋根化粧パネルPの上、下折縁P1を受止固定する受止折曲片11が形成されたアングル材を例示している。
また、パネル受部材1の側面には、長手方向に向けて片部12を形成しており、この片部12には、取付け高さを調節するための長孔13を、略中央から一端側に向けて形成している。
更に、パネル受部材1の連結端、すなわち、長孔13が形成された一端側の受止折曲片11と、片部12との間には、取付部材2の肉厚よりもやや大きいスリット開口14を形している。
また、長孔13の長手方向に沿って、パネル受部材1の高さ位置が識別可能な目盛等の目印部(不図示)を形成しても良く、このような目印部を形成することで、例えば、施工組立状態に起立されたパネル受部材1の高さ位置を、容易に識別して、施工作業を軽減できる。
取付部材2は、屋根材Yに固定可能であって、且つ、パネル受部材1に折畳可能な形状であれば良いが、本実施例では、一片21と他片22からなる断面L状の長尺杆体(アングル材)を例示している。
この取付部材2の他片22には、屋根材Yにボルト等の固定具Kを挿通するための複数の取付孔23を適所に形成している。
また、取付部材2の一片21の先端側には、パネル受部材1の長孔13に重合され、且つ、ボルト5のボルト軸部52が貫通するボルト孔24を形成している。
また、取付部材2の一片21の適所には、パネル受部材1の長孔13に係止されるか、或いは、パネル受部材1の片部12の側縁12aに係止される係止部25を形成している。
ここで、係止部25は、パネル受部材1と取付部材2が梱包収納状態のときに、パネル受部材1の長孔13に係止されるか、或いは、パネル受部材1の片部12の側縁12aに係止されるものであれば良く、ここでは、パネル受部材1の長孔13と係脱可能な凸状の係止部25を示している。
この取付部材2のボルト孔24の近傍には、ボルト頭部51側に向けて突出された回転防止凸部26を形成している。
ここで、図4(a)〜(f)は、本発明に係る回転防止凸部26の一例を示すもので、回転防止凸部を取付部材の先端側から見た状態の要部概略図である。
図4(a)の回転防止凸部26は、ボルト孔24の近傍をボルト頭部51側に向けて湾曲させて突出形成したものであり、この回転防止凸部26の側面でボルト頭部51を回転規制するものである。
図4(b)の回転防止凸部26は、ボルト孔24の近傍をボルト頭部51側に向けて片側に傾斜させて突出形成したものであり、この回転防止凸部26の側面でボルト頭部51を回転規制するものである。
図4(c)の回転防止凸部26は、ボルト孔24の近傍をボルト頭部51側に向けてL状に突出形成したものであり、この回転防止凸部26の側面でボルト頭部51を回転規制するものである。
図4(d)の回転防止凸部26は、ボルト孔24の近傍をボルト頭部51側に向けてI状に突出形成したものであり、この回転防止凸部26の側面でボルト頭部51を回転規制するものである。
図4(e)の回転防止凸部26は、ボルト孔24の近傍をボルト頭部51側に向けて山状に突出形成したものであり、この回転防止凸部26の側面でボルト頭部51を回転規制するものである。
図4(f)の回転防止凸部26は、ボルト孔24の近傍をボルト頭部51側に向けてアーチ状に突出形成したものであり、この回転防止凸部26の側面でボルト頭部51を回転規制するものである。
このように形成した屋根化粧パネル取付金具Aは、屋根材Yの適所に取付部材2の他片22を配置し、これを固定具Kを用いて屋根材Yに固定する。
次いで、パネル受部材1の端部を上方から軽く叩くなどして、長孔13と係止部25との係止を離脱し、図3中の矢印に示すように回転させて、パネル受部材1を鉛直方向に向けて起立させる。
ここで、図3では、パネル受部材1と取付部材2を仮組みされた状態のものを示しているが、両者が完全に分離されている場合には、先ず、パネル受部材1の長孔13と、取付部材2のボルト孔24を重合させ、このボルト孔24側から長孔13に向けてボルト軸52を貫通し、この貫通されたボルト軸52の先端側からナット3を螺合すれば良い。
何れの場合でも、ナット3を締め付けたときには、ボルト5のボルト頭部51は、その側面が回転防止凸部26に当接して、回転を規制されるため、ナット3との共回りが防止され、ナット3を容易に締め付けることができる。
しかして、パネル受部材1と取付部材2は、図1で示すように、屋根材Yに固定された取付部材2に対してパネル受部材1を略直交状態として、両部材をボルト5、ナット3で締付けて連結固定し、その後、パネル受部材1に屋根化粧パネルPを取付けるのである。
なお、パネル受部材1が、図3で示すような梱包収納状態のときには、ボルト5、ナット3の締付けを弛めて、パネル受部材1の長孔13に係止されるため、パネル受部材1と取付部材2が動くことがなく、この梱包収納状態を仮保持できるが、このとき、ナット3を締め付けても、ボルト頭部51は回転防止凸部26に当接して、回転を規制されるため、ナット3との共回りが防止され、その梱包収納状態を確実に保持できる。
図5は、本発明の回転防止凸部の他の実施例を示す部分拡大図であり、図5(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図5(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。
なお、図1〜図4と共通する部位には、共通の番号を付し、その説明は省略する。
この屋根化粧パネル取付金具Aは、取付部材2が断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片21にボルト孔24が形成されると共に、ボルト頭部51側に向けて突出された他片22を回転防止凸部26とした点に特徴がある。
このものでは、一般的なボルト頭部51の直径に応じて、ボルト孔24の位置を形成するだけで、簡単に他片22を回転防止凸部26として利用することができる。
図6は、本発明の回転防止凸部の更に他の実施例を示す部分拡大図であり、図6(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図6(b)は、側面から見た状態の部分拡大図である。
なお、図1〜図5と共通する部位には、共通の番号を付し、その説明は省略する。
この屋根化粧パネル取付金具Aは、取付部材2が断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片21にボルト孔24が形成されると共に、前記一片21の一部の端縁をボルト頭部51側に向けて折り曲げて突出させて回転防止凸部26を形成した点に特徴がある。
図6の左図は、一片21の一部の側端縁を、ボルト頭部51側に向けて折り曲げて回転防止凸部26を形成したものを示し、図6の右図は、一片21の一部の前端縁を、ボルト頭部51側に向けて折り曲げて回転防止凸部26を形成したものを示している。
このような回転防止凸部26によれば、一般的なボルト頭部51の直径に応じて、一片21の一部の端縁を折り曲げ加工するだけで、簡単に回転防止凸部26を形成できる。
図7は、複数の回転防止凸部を設けた一例を示す部分拡大図であり、図7(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図7(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。
なお、図1〜図6と共通する部位には、共通の番号を付し、その説明は省略する。
この屋根化粧パネル取付金具Aは、取付部材2が断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片21にボルト孔24が形成されると共に、このボルト孔24の前、後の一部をボルト頭部51側に向けて折り曲げて突出させて回転防止凸部26を複数形成した点に特徴がある。
このものでは、一般的なボルト頭部51が複数の回転防止凸部26に当接して、その回転が規制されるため、ナット3(不図示)との共回りを確実に防止できる。
図8は、図5及び図6(a)で示した回転防止凸部26を組み合わせた実施例を示す部分拡大図であり、図8(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図8(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。
この屋根化粧パネル取付金具Aは、取付部材2が断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片21にボルト孔24が形成されると共に、ボルト頭部51側に向けて突出された他片22を回転防止凸部26とし、且つ、一片21の一部の側端縁をボルト頭部51側に向けて折り曲げて回転防止凸部26を形成したことを特徴とする。
このような回転防止凸部26によれば、断面L状の他片22を利用できるうえ、一般的なボルト頭部51も複数の回転防止凸部26に当接して、その回転が規制されるため、ナット3(不図示)との共回りを確実に防止できる。
図9〜図11は、本発明に係る屋根化粧パネル取付金具Aの更に他の実施例を示す要部の部分拡大図である。
これらの屋根化粧パネル取付金具Aは、上記図1〜図8で示された回転防止凸部26に加えて、ボルト孔24の近傍に、貫通されたボルト5を抜け止めする抜け防止部27を更に形成したことを特徴とするものである。
なお、図9〜図11では、図7で示された回転防止凸部26に、抜け防止部27を更に設けた場合を例示しているが、これに限定されないことは勿論である。
また、図1〜図8と共通する部位には、共通の番号を付し、その説明は省略する。
図9は、抜け防止部27の一例を示す部分拡大図であり、図9(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図9(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。
この屋根化粧パネル取付金具Aは、ボルト孔24の前、後に形成された回転防止凸部26の端縁を更に延設し、この延設された片を抜け防止部27として用いるものである。
すなわち、この抜け防止部27は、図7同様にして、ボルト頭部51を回転防止凸部26で回転規制し、共回りを防止した後、図中破線で示すように、抜け防止部27をボルト頭部51に向けて折り曲げて、貫通されたボルト5のボルト頭部51を抜け止めするものである。
図10は、抜け防止部27の他の例を示す部分拡大図であり、図10(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図10(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。
この抜け防止部27は、図9同様、ボルト頭部51の抜け止めを行うものであるが、その構造が図9とは異なる。
図10の左図は、ボルト孔24の前、後に形成された回転防止凸部26の上部に、弾性力を備えた片を内側に向けて突出させて、抜け防止部27を形成したものを示し、図10の右図は、ボルト孔24の前、後に形成された回転防止凸部26の上端を内側に向けて折り返して弾性力を備えた抜け防止部27を形成したものを示している。
これら抜け防止部27は、何れも弾性を備えており、ボルト5をボルト孔24に貫通する際には、ボルト頭部51が、先ず、抜け防止部27に当接する。そのうえで、ボルト頭部51を圧入すれば、抜け防止部27を押し広げながら、ボルト頭部51が図のように嵌り込み、回転防止凸部26によって回転規制される構造にしたものである。
図11は、抜け防止部27の更に他の例を示す部分拡大図であり、図11(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図11(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。
この抜け防止部27は、貫通されたボルト5のボルト軸部52を抜け止めする点に特徴がある。
すなわち、この抜け防止部27は、断面L状の一片21に形成されたボルト孔24に、複数の切込みを放射状に形成し、この切込みの間に弾性片を形成したものである。
この抜け防止部27は、ボルト5をボルト孔24に貫通する際には、ボルト軸部52が、先ず、抜け防止部27に当接する。そのうえで、ボルト軸部52を圧入すれば、図に示すように、抜け防止部27を押し広げながら、ボルト軸部52に係止されて抜け防止を行うと共に、回転防止凸部26によってボルト頭部51が回転規制される構造にしたものである。
これら図9〜図11で示された屋根化粧パネル取付金具Aによれば、回転防止凸部26によってボルト5、ナット3(不図示)の共回りを防止するだけではなく、更に、抜け防止部27を形成して、ボルト孔24に貫通された後のボルト頭部51或いはボルト軸部52の抜け防止も同時に行うことができる。
本発明は、屋根化粧パネル取付金具として有効に利用することが可能である。
本発明に係る屋根化粧パネル取付金具の一実施例を示す使用状態図である。 本発明に係る屋根化粧パネル取付金具の一実施例を示す分解斜視図である。 図2を組み合わせた状態を示す斜視図である。 (a)〜(f)は、本発明に係る回転防止凸部の一例を示すもので、回転防止凸部を取付部材の先端側から見た状態の要部概略図である。 本発明の回転防止凸部の他の実施例を示す部分拡大図であり、図5(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図5(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。 本発明の回転防止凸部の更に他の実施例を示す部分拡大図であり、図6(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図6(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図、部分拡大図である。 複数の回転防止凸部を設けた一例を示す部分拡大図であり、図7(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図7(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。 図7は、図5及び図6(a)で示した回転防止凸部を組み合わせた実施例を示す部分拡大図であり、図8(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図8(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。 本発明に係る抜け防止部の一例を示す部分拡大図であり、図9(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図9(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。 本発明に係る抜け防止部の他の例を示す部分拡大図であり、図10(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図10(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。 本発明に係る抜け防止部の更に他の例を示す部分拡大図であり、図11(a)は、平面から見た状態の部分拡大図、図11(b)は、側面から見た状態の部分拡大断面図である。
符号の説明
A 屋根化粧パネル取付金具
P 屋根化粧パネル
P1 上、下折縁
Y 屋根材
1 パネル受部材
2 取付部材
24 ボルト孔
26 回転防止凸部
27 抜け防止部
3 ナット
5 ボルト
51 ボルト頭部
52 ボルト軸部

Claims (7)

  1. 屋根材に取付ける取付部材と、屋根化粧パネルを取付けるパネル受部材とを略直交状態にし、両部材をボルト、ナットで締付けて連結固定してなる構造の屋根化粧パネル取付金具において、
    上記パネル受部材又は取付部材の一方には、ボルト軸部が貫通されるボルト孔が形成されており、このボルト孔の近傍には、ボルト頭部側に向けて突出された回転防止凸部を形成したことを特徴とする屋根化粧パネル取付金具。
  2. 請求項1において、
    パネル受部材又は取付部材の一方が、断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片にボルト孔が形成されると共に、ボルト頭部側に向けて突出された他片を回転防止凸部としたことを特徴とする屋根化粧パネル取付金具。
  3. 請求項1において、
    パネル受部材又は取付部材の一方が、断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片にボルト孔が形成されると共に、前記一片の一部をボルト頭部側に向けて突出させて回転防止凸部を形成したことを特徴とする屋根化粧パネル取付金具。
  4. 請求項1において、
    パネル受部材又は取付部材の一方が、断面L状の長尺杆体から成り、この断面L状の一片にボルト孔が形成されると共に、ボルト頭部側に向けて突出された他片を回転防止凸部とし、且つ、上記一片の一部を上記ボルト頭部側に向けて突出させて回転防止凸部を更に形成したことを特徴とする屋根化粧パネル取付金具。
  5. 請求項1〜4の何れかにおいて、
    ボルト孔の近傍には、貫通されたボルトを抜け止めする抜け防止部を形成したことを特徴とする屋根化粧パネル取付金具。
  6. 請求項5において、
    抜け防止部は、貫通されたボルトのボルト頭部を抜け止めすることを特徴とする屋根化粧パネル取付金具。
  7. 請求項5において、
    抜け防止部は、貫通されたボルトのボルト軸部を抜け止めすることを特徴とする屋根化粧パネル取付金具。
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