JP2006007944A - 折り畳み自在な搬送用台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送用台車を平面L字形に折り畳んだ状態でネスティングするときの荷台係止片の損傷を防止すること。
【解決手段】背パネル下辺部材2aの左右両端部下側と左右両側パネルの下辺部材3a,4aの前端部下側とにそれぞれシムプレート10a〜11bを介して車輪取付座板8a〜9bが取り付けられ、左右両側パネルの下辺部材3a,4aの前端部には、荷台係止片7a,7bが、当該下辺部材3a,4aの内側辺より内側に突出する状態で上向きに配設された、平面L字形に折り畳み可能に構成された搬送用台車において、折り畳まれない側パネル下辺部材3aの前端部下側に配設されたシムプレート11aには、このシムプレート11a側の荷台係止片7aよりも更に内側に突出する突出部27が設けられ、ネスティング時に、荷台係止片7aが内側の搬送用台車の側パネル下辺部材3aの外側面に当接するのを前記突出部27が阻止する構成。
【選択図】図6

Description

本発明は、荷台とその3側辺から立ち上がる側パネルを備え、平面L字形に折り畳み可能に構成された折り畳み自在な搬送用台車に関するものである。
平面L字形に折り畳み可能に構成された折り畳み自在な搬送用台車として、図1及び図2に示すように、矩形状の荷台1と、この荷台1の後側から立ち上がる背パネル2と、荷台1の左右両外側から立ち上がる左右両側パネル3,4と、前記背パネル2の下辺部材2aの左右両端部下側に取り付けられた車輪5a,5b、及び左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの前端部下側に取り付けられた車輪6a,6bとを備え、左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの前端部には荷台係止片7a,7bが上向きに配設され、左右両側パネル3,4の内の一方の側パネル4と荷台1とは、それぞれ背パネル2の内側に重なる方向に折り畳み可能に支承されて、搬送用台車全体を平面L字形に折り畳み可能に構成された搬送用台車が知られている。
この種の折り畳み自在な搬送用台車においては、各車輪5a〜6bの取付座板8a〜9bが各パネル2〜4の下辺部材2a〜4aから内側に張り出すサイズを有するものであって、折り畳まれる側パネル4の前端部下側の車輪6bの取付座板9bは、搬送用台車全体を平面L字形に折り畳んだとき、背パネル2の下辺部材2aの下側に入り込むことになる。従って、台車折り畳み時に車輪6bの取付座板9bと背パネル2の下辺部材2aとが摺接するのを避けると共に、各車輪5a〜6bのレベルを合わせるために、各パネル2〜4の下辺部材2a〜4aと各車輪5a〜6bの取付座板8a〜9bとの間には、図9及び図10に示すように、シムプレート10a〜11bが挟み込まれる。尚、図9〜図11には、後述する本発明の実施形態に対応する箇所に同一の参照符号を付しているので、図9〜図11に示す従来の構成の詳細な説明は省略する。
上記のシムプレート10a〜11bを使用する構成は、例えば特許文献1にも記載されるように、この種の折り畳み自在な搬送用台車において従来周知であり、この場合、前記荷台係止片7a,7bは、左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの前端部下側に配置されるシムプレート11a,11bから一体に折曲連設するのが一般的である。従って、前記荷台係止片7a,7bは、左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの内側辺より内側に突出する状態となる。勿論、この荷台係止片7a,7bは、水平姿勢に回倒されて両側辺が左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aで支持されることになる荷台1を係止するものであるから、シムプレート11a,11bから一体に折曲連設しないで、左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの上側に独立して取り付ける場合でも、荷台1の両側辺と当該荷台係止片7a,7bとの重なり代を十分に確保するためには、左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの内側辺より内側に突出する状態となるように取り付けることが望ましい。
特開2000-71995号公報
上記のような従来の構成では、図2の実線及び図9(各パネル2〜4は下辺部材2a〜4aのみを示す)の仮想線で示すように、荷台1を背パネル2の内側に回動起立させると共に、側パネル4を背パネル2に重ねるように水平に回動させて、この側パネル4と背パネルと2との間で荷台1を挟むように台車全体を平面L字形に折り畳んだ状態の複数台の搬送用台車を、折り畳まれていない側パネル3どうしが互いに隣接するように平面視において入れ子式にネスティングしたとき、図10の仮想線及び図11に示すように、外側の搬送用台車における側パネル3の前端部内側辺から内側に突出している前記荷台係止片7aが、内側に隣接する搬送用台車の側パネル3における下辺部材3aに当接することになる。この結果、折り畳んだ状態の搬送用台車を次々と入れ子式にネスティングするときに前記荷台係止片7aが衝撃を受けて曲げ変形を起こしたり、側パネル3の下辺部材3a(一般的にアングル材が使用される)の外側面に傷が付いたりする問題点があった。特に、荷台係止片7aが曲げ変形を起こすと、荷台1側に設けられた被係合部との係合が正常に行われなくなり、台車としての安全な使用ができなくなる。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る折り畳み自在な搬送用台車を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、矩形状の荷台1と、この荷台1の後側から立ち上がる背パネル2と、前記荷台1の左右両外側から立ち上がる左右両側パネル3,4と、前記背パネル2の下辺部材2aの左右両端部下側と前記左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの前端部下側とにそれぞれシムプレート10a〜11bを介して取り付けられた車輪5a〜6bとを備え、前記左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの前端部には、前記荷台1に設けられた被係合部(被係合孔29)と係脱自在な荷台係止片7a,7bが、当該左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの内側辺より内側に突出する状態で上向きに配設され、前記左右両側パネル3,4の内の一方の側パネル4と前記荷台1とは、それぞれ背パネル2の内側に重なる方向に折り畳み可能に支承されて搬送用台車全体を平面L字形に折り畳み可能に構成された搬送用台車において、前記左右両側パネル3,4の内の他方の側パネル3の前端部下側に配設されたシムプレート11aには、当該他方の側パネル3の前端部に配設されている前記荷台係止片7aよりも更に内側に突出する突出部27が設けられ、折り畳まれた搬送用台車どうしを平面視において入れ子式にネスティングしたとき、前記荷台係止片7aが内側の搬送用台車の前記他方の側パネル3の下辺部材3aの外側面に当接するのを前記突出部27が阻止する構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には、請求項2に記載のように、前記突出部27を備えたシムプレート11aの当該突出部27は、折り畳まれた搬送用台車どうしを平面視において入れ子式にネスティングしたとき、内側の搬送用台車の前記突出部27を備えたシムプレート11aの外側辺と当接するように構成することができる。
また、請求項3に記載のように、搬送用台車を平面L字形に折り畳んだときに角に位置する前記シムプレート10aにも、前記他方の側パネル3の下辺部材3aより内側に突出する第二突出部24を形成し、折り畳まれた搬送用台車どうしを平面視において入れ子式にネスティングしたとき、内側の搬送用台車の角に位置する前記シムプレート10aの外側辺に前記第二突出部24が当接するように構成することができる。
上記構成の本発明に係る折り畳み自在な搬送用台車によれば、ネスティング時に折り畳まれない側パネルの前端部内側に配置される荷台係止片が、その内側に入れ子式にネスティングされる搬送用台車の折り畳まれない側パネルの下辺部材と衝突するのを防止することができる。従って、荷台係止片が前記衝突によって折れ曲がることによって荷台使用時に当該荷台を正常に係止できなくなる事態を回避し、台車として常に安全に使用することができる。しかも、ネスティング時に荷台係止片が内側の搬送用台車の折り畳まれない側パネルの下辺部材と衝突するのを防止する部材として、ネスティング時に折り畳まれない側パネルの前端部下側に取り付けられる車輪のレベル合わせのために当該側パネルの下側に配置されるシムプレートを利用する構成であるから、専用の部材を追加する場合と比較して、材料や取り付けにかかるコストを抑えることができる。
尚、本発明においては、前記突出部を備えたシムプレートの当該突出部は、その先端部を上向きまたは下向きに折曲するなどして、折り畳まれた搬送用台車どうしを平面視において入れ子式にネスティングしたとき、内側の搬送用台車の折り畳まれない側パネルの下辺部材の外側面や、当該下辺部材の前端部下側に取り付けられている車輪の取付座板の外側面に当接するように構成することもできるが、請求項2に記載の構成によれば、上記のネスティング時に前記突出部を備えたシムプレートの当該突出部が内側の搬送用台車における前記突出部を備えたシムプレートの外側辺と当接するので、折り畳まれない側パネルの下辺部材の外側面など、目立つ箇所が傷つくのを防止できる。
また、請求項3に記載の構成によれば、搬送用台車を平面L字形に折り畳んだときに、内外両搬送用台車の下辺部材の後端部付近(平面L字形の角部付近)どうしが互いに当接するのを、当該下辺部材の後端部下側のシムプレート側辺どうし(片側はシムプレートの第二突出部)の当接により防止することができる。従って、上記のネスティング時に、折り畳まれない側パネルの下辺部材の外側面のように目立つ箇所が傷つくのを防止できる。また、ネスティング時に、内側の搬送用台車の折り畳まれない側パネルの後端部側(平面L字形の角部)が前端部側よりも外側の搬送用台車に対して深く入り込んで、結果として内外両搬送用台車の平行性が崩れ、ネスティング深さが浅くなってしまうのを防止できる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1及び図2に基づいて先に説明した搬送用台車の構成を更に補足すると、図2〜図6に示すように、各パネル2〜4の下辺部材2a〜4aとしては、水平板部12が垂直板部13の下辺から内側へ延出する向きに配置されたアングル材が使用されている。そして各パネル2〜4は、下辺部材2a〜4aの上に門形周囲枠14を立設させると共に、当該門形周囲枠14と下辺部材2a〜4aで囲まれた矩形空間内に縦桟15と横桟16を架設することにより構成されている。
図2〜図6は、各パネル2〜4の下辺部材2a〜4a以外の構成部材を省いた状態で示している。而して、背パネル2の下辺部材2aの左右両端下側に取り付けられる車輪5a,5bの取付座板8a,8bと当該下辺部材2aの水平板部12との間に介装されるシムプレート10a,10bの内、折り畳まれる側パネル4側のシムプレート10bは、図9に示す従来構成での対応シムプレート10bと同一であって、2本の締結具17により取付座板8bと共に下辺部材2aの水平板部12に固定され、上向きに突設された垂直支軸18により側パネル4の下辺部材4aの後端部が水平揺動自在に支承されている。
折り畳まれない側パネル3側のシムプレート10aは、2本の締結具19により取付座板8aと共に下辺部材2aの水平板部12に固定される点、上向きに突設された垂直支軸20により側パネル3の下辺部材3aの後端部が水平揺動自在に支承されている点、側パネル3の方に向かって延出する延出部21を備える点、及びこの延出部21に側パネル3(下辺部材3a)の揺動範囲を一定角度に規制する手段22(長孔とピンとの組合せなど)が設けられている点に関して、図9に示す従来構成での対応シムプレート10aと同一であり、異なる点は、台車の平面視における角に相当する取付座板8aの外側角部を平面視においてほぼ覆う外側角部23を備えると共に、前記延出部21の幅が内側に広められて、側パネル3の下辺部材3aより内側に突出する第二突出部24が形成されている点にある。尚、背パネル2の下辺部材3aの水平板部12上には、その長さ方向の2箇所に、荷台1を起伏自在に支承する水平支軸1a,1bが固着されている。
折り畳まれる側パネル4の下辺部材4aの前端部下側に配置されるシムプレート11bは、荷台係止片7bを含めて、図9に示す従来構成での対応シムプレート11bと同一であって、2本の締結具25により車輪6bの取付座板9bと共に下辺部材4aの水平板部12に固定されている。
折り畳まれない側パネル3の下辺部材3aの前端部下側に配置されるシムプレート11aは、荷台係止片7aを有する点、及び2本の締結具26により車輪6aの取付座板9aと共に下辺部材3aの水平板部12に固定されている点では、図9に示す従来構成での対応シムプレート11aと同一であるが、荷台係止片7aより前方に延出する部分の幅が内側に広められて、側パネル3の下辺部材3aより内側に突出する第一突出部27が形成されている点で異なっている。尚、このシムプレート11aの第一突出部27と前記シムプレート10aの第二突出部24の、側パネル3の下辺部材3aより内側に突出する突出量は、ほぼ等しい。
荷台係止片7a,7bは、シムプレート11a,11bの内側辺から上向きに折曲連設された、シムプレート11a,11bと一体のものであって、その上端部が外向きに折曲された倒立L字形の従来周知のものである。一方、左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの水平板部12上には、図3〜図5に示すように、前記荷台係止片7a,7bの近傍位置で荷台係止用突起28が設けられると共に、荷台1の左右両側辺の前端近傍位置には、図2の仮想線及び図5に示すように、前記荷台係止片7a,7bが嵌入する倒立L字形の被係合孔29が設けられている。尚、図1に示すように、背パネル2の左右両側辺(門形周囲枠14の左右両垂直支柱部)と左右両側パネル3,4の後側辺(門形周囲枠14の後側垂直支柱部)とは、ヒンジ部材30,31により、左右両側パネル3,4が背パネル2に対して上動できないように連結され、左右両側パネル3,4は水平方向に揺動のみ可能に構成されている。
上記構成の折り畳み自在な搬送用台車を組み立てるときは、側パネル4を背パネル2に対して手前外側に開くと共に、荷台1を背パネル2に対して手前下方に回倒して、当該荷台1の左右両側辺を左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4a上(水平部材12の上)に載置させるのであるが、このとき、両側パネル3,4を互いに平行な姿勢より前端部が内側に若干入り込んだ姿勢とし、図5Aに仮想線で示すように、荷台1の左右両側辺前端部の被係合孔29内に両側パネル3,4の荷台係止片7a,7bを嵌入させる。この結果、荷台1の左右両側辺前端部が荷台係止用突起28で受け止められた状態になるので、係る状態から両側パネル3,4を外側に開いて、図5Bに示すように、荷台1の左右両側辺前端部を荷台係止用突起28の内側に落とし込み、当該荷台1の左右両側辺を左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4a上(水平部材12の上)で支持させる。
上記のようにして荷台1の左右両側辺を左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4a上(水平部材12の上)で支持させた状態では、荷台係止片7a,7bの上端外向き折曲部が倒立L字形の前記被係合孔29内の横向き段面上に入り込んでおり、荷台1がその位置で持ち上げられるのを阻止している。また、背パネル2に対して左右両側パネル3,4が内側に寄る方向に揺動するのを、荷台1の左右両側辺と荷台係止用突起28の内側端面との当接で阻止している。換言すれば、このような状態となるように、荷台係止片7a,7b、被係合孔29、及び荷台係止用突起28の構造及び位置が設定されている。
上記構成の折り畳み自在な搬送用台車をネスティングのために平面L字形に折り畳むときは、上記の組み立て時とは逆に、先ず荷台1を、被係合孔29内の横向き段面と荷台係止片7a,7bの上端外向き折曲部とが当接して持ち上げを制限される高さ(荷台係止用突起28よりも荷台1の底面が高くなるレベル)まで前端部を持ち上げる。この状態で左右両側パネル3,4を内側に寄せるように揺動させ、被係合孔29内の横向き段面の上方位置から荷台係止片7a,7bの上端外向き折曲部を横側方にずらして、荷台1の持ち上げを可能な状態にし、荷台1を上方奥側へ回動させて背パネル2の内側に沿って起立させる。この後、側パネル4を内側へ回動させて、起立させた荷台1を背パネル2との間で挟ませることにより、平面L字形への折り畳みが完了する。
上記のように平面L字形に折り畳んだ複数台の搬送用台車は、従来のように、平面視において入れ子式にネスティングして、一纏めにすることができる。このとき、図6及び図7に示すように、平面L字形に折り畳んだ各搬送用台車の折り畳まれない側パネル3が互いに隣接することになるのであるが、当該側パネル3の下辺部材3aの前端部内側辺から内側に突出している荷台係止片7aよりもシムプレート11aの第一突出部27が更に内側に突出しているので、この第一突出部27の端面が、内側の搬送用台車における側パネル3の下辺部材3aと車輪6aの取付座板9aとの間でシムプレート11aの外側端面に当接して、これ以上、外側の搬送用台車の側パネル3の前端部と内側の側パネル3の前端部とが互いに接近するのを阻止する。従って、外側の搬送用台車における荷台係止片7aが内側の搬送用台車における側パネル3の下辺部材3aの外側面(垂直板部13の外側面)に当接することがない。
また、上記のネスティングに際しては、図6に示すように、外側の平面L字形折り畳み搬送用台車に対して内側の平面L字形折り畳み搬送用台車を、各搬送用台車の角に位置する車輪5aの取付座板8aどうしが互いに前後に隣接する深さまでネスティングするのであるが、このとき、外側の搬送用台車の角に位置する車輪5aの取付座板8aの取り付けに使用されているシムプレート10aの第二突出部24の端面が、内側の搬送用台車における背パネル2の下辺部材2aと車輪5aの取付座板8aとの間でシムプレート10aの外側角部23の端面に当接して、これ以上、外側の搬送用台車の側パネル3の後端部と内側の側パネル3の後端部とが互いに接近するのを阻止する。従って、外側の搬送用台車における側パネル3の下辺部材3aの後端部外側面と内側の搬送用台車における側パネル3の下辺部材3aの後端部外側面とが当接することはない。換言すれば、ネスティングされた状態での内外両搬送用台車の互いに隣接する側パネル3の下辺部材3aが一定間隙を隔てて互いに平行な状態に維持されることになる。
尚、上記実施形態のように、第一突出部27が台車ネスティング時に内側の搬送用台車のシムプレート11aの外側辺に当接するように構成するときは、図3に示すように、シムプレート11aを車輪6aの取付座板9aより前側(背パネル2のある側とは反対側)に延出させて、この部分に第一突出部27を形成するかまたは、この逆に、シムプレート11aを車輪6aの取付座板9aより後側に延出させて、この部分の外側辺に、台車ネスティング時に外側の搬送用台車のシムプレート11aの前端側から突出している第一突出部27が当接するように構成しても良い。
勿論、本発明においては、第一突出部27を当接させる相手は、台車ネスティング時における内側の搬送用台車のシムプレート11aの外側辺に限定されるわけではない。例えば、第一突出部27が、平面視において台車ネスティング時に内側の搬送用台車の車輪6aの取付座板9aに隣接する位置にあるときは、当該第一突出部27を下向きに折曲させて、台車ネスティング時に内側の搬送用台車の車輪6aの取付座板9aの外側面に当接するように構成することもできる。また、第一突出部27を上向きに折曲させて、台車ネスティング時に内側の搬送用台車の側パネル3の下辺部材3aの外側面に当接するように構成することもできる。この場合、第一突出部27は、シムプレート11aの長さ方向の任意の場所に突設することができる。例えば、上記の実施形態のように、荷台係止片7aがシムプレート11aから一体に連設されている場合、当該荷台係止片7aより後方に第一突出部27を連設することができる。
更に、上記実施形態では、荷台係止片7a,7bをシムプレート11a,11bから一体に折曲連設しているが、場合によっては、荷台係止片7a,7bは、シムプレート11a,11bから切り離して側パネル3の下辺部材3aの水平板部12の上に単独で取り付けることもできる。
また、この荷台係止片7a,7bの構造は、荷台1の左右両側辺前端部側に設けられる被係止部の構成によって異なり、上記実施形態に示した倒立L字形のもに限定されない。例えば、図8に示すように、荷台1の左右両側辺前端部側に被係止部として、上記実施形態に示す被係合孔29に代えて、左右横方向にスライド可能な従来周知の係止杆32が設けられるときは、荷台係止片7a,7bは、前記係止杆32の出退移動経路を横断するように荷台1に形成された下側開放の凹部33内に嵌入可能に構成されると共に、当該荷台係止片7a,7bの凹部33内に嵌入する部分に前記係止杆32が貫通離脱自在な貫通孔34が設けられる。この場合、各別に出退移動させるレバーが設けられるかまたは、両係止杆32を連動させて出退移動させるための1つのレバーが併設される。勿論、係止杆32を荷台係止片7a,7bの貫通孔34に貫通した係止位置でロックする手段を併設する構成や、荷台1を左右両側パネル3,4の下辺部材3a,4aの上に載置させるように回倒させたとき、当該荷台1の左右両側辺前端部に設けられた被係合部に荷台係止片7a,7bが自動係合するような構成なども知られている。この場合、荷台1側の被係合部と荷台係止片7a,7bの何れか一方を弾性に抗して係止解除操作可能に構成される。
折り畳み自在な搬送用台車の全体を示す斜視図である。 同搬送用台車の折り畳み状態を示す平面図である。 各パネルの下辺部材から上を省いた状態での平面図と各シムプレートの平面図である。 図3の縦断側面図である。 A図は折り畳まれない側パネルの荷台係止片と荷台との係止直前の状態を示す一部縦断正面図であり、B図は同荷台係止片と荷台との係止状態を示す一部縦断正面図である。 折り畳んだ搬送用台車をネスティングした状態の要部を、各パネルの下辺部材から上を省いた状態で示す平面図である。 図6の要部の正面図である。 荷台係止片とこれに係合する荷台側の被係合部の他の構造例を示す一部縦断正面図である。 各パネルの下辺部材から上を省いた状態での従来構造を示す平面図である。 図9の要部の正面図である。 図9に示す従来構造の搬送用台車をネスティングした状態の要部を、各パネルの下辺部材から上を省いた状態で示す平面図である。
符号の説明
1 荷台
2 背パネル
3 折り畳まれない側パネル
4 折り畳まれる側パネル
5a〜6b 車輪
7a,7b 荷台係止片
8a〜9b 車輪の取付座板
10a〜11b シムプレート
17,19,25,26 締結具
18,20 垂直支軸
21 シムプレート10aの延出部
23 シムプレート10aの外側角部
24 シムプレート10aの第二突出部
27 シムプレート11aの第一突出部
28 荷台係止用突起
29 被係合孔(荷台側の被係合部)
32 係止杆(荷台側の被係合部)

Claims (3)

  1. 矩形状の荷台と、この荷台の後側から立ち上がる背パネルと、前記荷台の左右両外側から立ち上がる左右両側パネルと、前記背パネルの下辺部材の左右両端部下側と前記左右両側パネルの下辺部材の前端部下側とにそれぞれシムプレートを介して取り付けられた車輪とを備え、前記左右両側パネルの下辺部材の前端部には、前記荷台側に設けられた被係合部と係脱自在な荷台係止片が、当該左右両側パネルの下辺部材の内側辺より内側に突出する状態で上向きに配設され、前記左右両側パネルの内の一方の側パネルと前記荷台とは、それぞれ背パネルの内側に重なる方向に折り畳み可能に支承されて搬送用台車全体を平面L字形に折り畳み可能に構成された搬送用台車において、前記左右両側パネルの内の他方の側パネルの前端部下側に配設されたシムプレートには、当該他方の側パネルの前端部に配設されている前記荷台係止片よりも更に内側に突出する突出部が設けられ、折り畳まれた搬送用台車どうしを平面視において入れ子式にネスティングしたとき、前記荷台係止片が内側の搬送用台車の前記他方の側パネルの下辺部材の外側面に当接するのを前記突出部が阻止するように構成した、折り畳み自在な搬送用台車。
  2. 前記突出部を備えたシムプレートの当該突出部は、折り畳まれた搬送用台車どうしを平面視において入れ子式にネスティングしたとき、内側の搬送用台車の前記突出部を備えたシムプレートの外側辺と当接するように構成された、請求項1に記載の折り畳み自在な搬送用台車。
  3. 搬送用台車を平面L字形に折り畳んだときに角に位置する前記シムプレートには、前記他方の側パネルの下辺部材より内側に突出する第二突出部が形成され、折り畳まれた搬送用台車どうしを平面視において入れ子式にネスティングしたとき、内側の搬送用台車の角に位置する前記シムプレートの外側辺に前記第二突出部が当接するように構成された、請求項1または2に記載の折り畳み自在な搬送用台車。
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