JP2006007464A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 予め動作モードと、セキュリティレベルとの関係を予め設定しておき、ユーザが選択した動作モードのセキュリティレベルを判定して、判定されたレベルによって、異なる認証情報の入力をユーザに要求する画像形成装置の提供。
【解決手段】 ユーザが生体情報を入力する第1認証情報入力手段と、入力された生体情報を基にユーザの認証を行う第1認証手段と、生体情報以外の認証情報を入力する第2認証情報入力手段と、入力された認証情報を基にユーザの認証を行う第2認証手段とを備えた、複数の動作モードを有する画像形成装置であって、設定された動作モードによって、前記画像形成装置の使用許可を、前記第1認証手段による認証のみで行うか、あるいは、前記第1認証手段、及び前記第2認証手段の両方の認証で行うかを判定する判定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
【選択図】 図4

Description

本発明は、使用者の認証を行うための認証手段を有する複写機、プリンタ、ファックス等の画像形成装置、もしくは、それらの各機能を合わせ持つ画像形成装置に関する。
カラーコピーを作成するための技術、及び通信技術の進歩により、画像形成装置のコピー画質が向上し、また、装置の多機能化も進んだが、これに伴い、画像形成装置を用いた有価物の偽変造をはじめ、不正行為も増えつつある。
これらの不正行為を防止するために、画像形成装置のユーザを、予め登録しておき、認証手段により登録された人物であると認証されたユーザに対してのみ、装置の使用を許可したり、あるいは、認証されたユーザ毎に使用できる機能を制限できるようにした画像形成装置に関わる提案もある(例えば、特許文献1参照。)。また、有価物の有する画像の特徴点を予め画像形成装置に記憶させておき、この特徴点に類似した画像形成が行われようとした時には、コピーの出力を禁止して、その作業を実行使用としたユーザに関わる記録を保存するという提案もある(例えば、特許文献2参照。)。
登録されているユーザであることを画像形成装置に認証させるための、ユーザが行う認証情報の入力方法としては、ID番号、パスワードを画像形成装置の入力操作手段であるキーボードにより入力する方法や、予め準備した認証用のカードをカード読み取り機に読ませる方法、人差し指を指紋読み取り装置に接触させて、生体情報を読ませる方法等が一般的に採用されている。
ところが、一般的に、セキュリティを、より高めようとすると、それに並行して使い勝手が悪くなるという弊害も生ずるようになってきた。例えば、ユーザがID番号やパスワードを忘れたり、認証用のカードを持参しなかった場合には、使用する資格を有するユーザであっても、直ぐには画像形成装置を使用できないことがあり得る。
また、画像形成装置の使用動作形態(使用動作モード)と、考慮しなければならないセキュリティの高さとの関係も一様ではなく、使用動作モードに相応しいレベルのセキュリティ確保手段が望まれている。
特開2000−276018号公報(第1頁) 特開平6−86062号公報(第2頁)
本発明は、上述したような状況に鑑みてなされたもので、予め動作モードと、セキュリティレベルとの関係を予め設定しておき、ユーザが選択した動作モードのセキュリティレベルを判定して、判定されたレベルによって、異なる認証情報の入力をユーザに要求する画像形成装置を提供しようとするものである。
上記課題は以下の項目を達成することにより解決される。
(1)ユーザが生体情報を入力する第1認証情報入力手段と、
前記第1認証情報入力手段により入力された生体情報を基にユーザの認証を行う第1認証手段と、
ユーザが生体情報以外の認証情報を入力する第2認証情報入力手段と、
前記第2認証情報入力手段により入力された認証情報を基にユーザの認証を行う第2認証手段と、
情報入出力手段である操作表示手段とを、
備えた、
複数の動作モードを有する画像形成装置であって、
ユーザが前記操作表示手段により設定した動作モードによって、
前記画像形成装置の使用許可を、前記第1認証手段による認証のみで行うか、あるいは、前記第1認証手段、及び前記第2認証手段の両方の認証で行うかを判定する判定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
(2)ユーザが生体情報を入力する第1認証情報入力手段と、
前記第1認証情報入力手段により入力された生体情報を基にユーザの認証を行う第1認証手段と、
ユーザが生体情報以外の認証情報を入力する第2認証情報入力手段と、
前記第2認証情報入力手段により入力された認証情報を基にユーザの認証を行う第2認証手段と、
情報入出力手段である操作表示手段とを、
備えた、
画像形成装置であって、
前記第1認証手段による認証の結果ではユーザを特定できず、複数のユーザが候補となった場合、前記第2認証情報入力手段による認証情報の入力をユーザに求める表示を前記操作表示手段に出力するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
(3)ユーザが生体情報を入力する第1認証情報入力手段と、
前記第1認証情報入力手段により入力された生体情報を基にユーザの認証を行う第1認証手段と、
ユーザが生体情報以外の認証情報を入力する第2認証情報入力手段と、
前記第2認証情報入力手段により入力された認証情報を基にユーザの認証を行う第2認証手段と、
情報入出力手段である操作表示手段とを、
備えた、
画像形成装置であって、
ユーザに前記第1認証情報入力手段による認証情報の入力を促す表示と、
入力する生体情報を選択するための表示とを、
前記操作表示手段に出力するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
(4)ユーザが生体情報を入力する第1認証情報入力手段と、
前記第1認証情報入力手段により入力された生体情報を基にユーザの認証を行う第1認証手段と、
ユーザが生体情報以外の認証情報を入力する第2認証情報入力手段と、
前記第2認証情報入力手段により入力された認証情報を基にユーザの認証を行う第2認証手段と、
情報入出力手段である操作表示手段とを、
備えた、
複数の動作モードを有する画像形成装置であって、
前記画像形成装置の各動作モードをセキュリティレベルを基準にして階層化したセキュリティレベルテーブルと、
ユーザが前記操作表示手段により設定した動作モードのセキュリティレベルを、前記セキュリティレベルテーブルを参照することにより決定するセキュリティレベル決定手段と、
前記セキュリティレベル決定手段により決定されたセキュリティレベルによって、
ユーザが前記第1認証情報入力手段から入力しなけらばならない生体情報の数を変更するように制御する制御手段とを、
有することを特徴とする画像形成装置。
(5)前記第1認証手段が、指紋情報により認証を行う手段であることを特徴とする(1)〜(4)のいずれか一項に記載の画像形成装置。
請求項1に記載の発明によれば、セキュリティレベルが低く設定されている動作モードがユーザにより選択された場合には、生体情報、例えば指紋情報によるユーザ認証で画像形成装置を動作させることができるので、ユーザは、ID番号やパスワードを忘れたり、認証用のカードを持参しなかった場合でも画像形成装置を使用することができる。また、セキュリティレベルが高く設定されている動作モードがユーザにより選択された場合には、生体情報以外の認証情報の入力が求められるので、より厳しいユーザ認証がなされる。
請求項2に記載の発明によれば、入力された生体情報が不完全であった場合や、ユーザが極度に多人数であった場合でも、ユーザ認証を確実に行うことができる。
請求項3に記載の発明によれば、ユーザは、個人の有する生体認証に関わる固有条件に対応させて、生体認証情報を登録したり、認証情報の入力をすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、画像形成装置の動作モードがセキュリティレベルを基準にして階層化されており、レベルが高く設定されている動作モードで画像形成装置を動作させるときには、ユーザに厳しいユーザ認証が要求され、レベルが低く設定されている動作モードで画像形成装置を動作させるときには、緩いユーザ認証が要求されるので、セキュリティーの確保がされると同時にユーザの感ずる認証作業の煩わしさが軽減される。
以下、図面に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、複写機、プリンタ、ファックスの複合機能を有する画像形成装置の概念図である。
図の画像形成装置GSは、その上部に自動原稿送り装置ADFを備えている。
自動原稿送り装置ADFの原稿載置台101に載置された原稿Dは、一枚ずつに分離され原稿搬送路に送り出され、搬送ドラム102により搬送される。搬送されている原稿Dの原稿画像は原稿画像読み取り位置RPにて原稿読み取り手段1により、読み取りがなされる。読み取りが終了した原稿Dは第1搬送ガイドG1、および原稿排出ローラ105により原稿排紙台107に排出される。
原稿Dの裏面の原稿画像も読み取る場合には、表面(第1面)の読み取りを終えた原稿Dを第1搬送ガイドG1により原稿反転ローラ106に導き、原稿Dの後端を挟持した状態から反転する前記原稿反転ローラ106によって、第1搬送ガイドG1、第2搬送ガイドG2を経由して、再度、原稿搬送路に送り出す。反転して送り出された原稿Dの裏面(第2面)は、表面(第1面)と同様に読み取りがなされた後、原稿排紙台107に排出される。
画像形成装置GSは、原稿読み取り手段1、画像書き込み手段2Y、2M、2C、2K、画像形成手段3Y、3M、3C、3K、画像転写手段4、定着手段5、反転排紙手段6、再給紙手段7、給紙手段8、操作表示手段9、第1認証情報入力手段A、第2認証情報入力手段B、制御手段C1等から構成される。
原稿読み取り手段1は、原稿画像を原稿読み取り位置RPにてランプLで照射して、その反射光を第1ミラーユニット11、第2ミラーユニット12、レンズ13によって導き、撮像素子CCDの受光面に結像させる。撮像素子CCDにより光電変換された画像信号は、画像読み取り制御部14にてA/D変換、シェーディング補正、圧縮等の処理が施されて、制御手段C1のメモリM1に原稿画像データとしてストアされる。
メモリM1にストアされた前記原稿画像データには、ユーザの指定により、もしくは設定されている条件により適宜な画像処理がなされて、出力画像データが作成される。
画像書き込み手段2Y、2M、2C、2Kは、前記出力画像データを基に、レーザ光源、ポリゴンミラー、複数のレンズから作られるレーザビームにより、画像形成手段3Y、3M、3C、3Kの構成要素である感光体31Y、31M、31C、31Kの表面に走査露光を行い、感光体31Y、31M、31C、31Kに潜像を形成する。
画像形成手段3Yは、感光体31Yの周辺に、帯電手段32Y、現像手段33Y、第1転写ローラ34Y、クリーニング手段35Yを配置したもので、画像形成手段3M、3C、3Kも同様に構成されている。これらの構成は、電子写真方式のカラー画像形成装置に採用されている公知の技術からなる。
感光体31Y、31M、31C、31K上に形成された潜像は、対応する現像手段33Y、33M、33C、33Kにより現像されて、各感光体上にはトナー画像が形成される。
画像転写手段4は、感光体31Y、31M、31C、31K上に形成された前記トナー画像を第1転写ローラ35Y、35M、35C、35Kにより、転写ベルト41上の所定位置に逐次転写して、前記転写ベルト41上に転写した前記トナー画像を、給紙手段8から給紙され、給紙ローラ81によって給紙のタイミングが取られて給送されてきた転写材である用紙Pに、第2転写ローラ42によって転写する。
トナー画像の用紙Pへの転写を終えた転写ベルト41はクリーニング手段43により、表面が清掃され、次の画像転写に供される。
定着手段5は、対向して配置した加圧ローラと、加熱ローラとにより、トナー画像を担持した用紙Pを、加圧加熱して、トナー画像を用紙Pへ定着する。
定着手段5による定着処理を終えた用紙Pは排紙反転手段6により搬送され、排紙台61に排紙される。用紙Pを表裏反転して排紙する場合には、排紙ガイド62にて、一旦、用紙Pを下方に導き、排紙反転ローラ63に用紙Pの後端を挟持させた後、これを逆転をさせ、排紙ガイド62により排紙ローラ64に導き排紙する。
なお、用紙Pの裏面にも画像形成を行う場合には、表面の画像定着を終えた用紙Pを排紙ガイド62により下方にある再給紙手段7に搬送し、再給紙反転ローラ71により後端を挟持させた後、逆送することによって用紙Pを反転させて、再給紙搬送路72に送り出し、裏面への画像形成に供する。
操作表示手段9は、液晶表示パネルと透明電極シートにより構成されるタッチパネルと称されるもので、表示機能と入力機能を有する公知の手段である。
第1認証情報入力手段Aは、指紋を画像情報として取り込む指紋読み取り手段であり、公知の手段である。
第2認証情報入力手段Bは、カードリーダで、磁気カード、ICカードのいずれのカードにも対応できるリーダであり、公知の手段である。なお、前記第2認証情報入力手段Bを設けずに、前記操作表示手段9に前記第2認証情報入力手段Bの機能を持たせることができる。この場合は、カードからの情報入力に代わり、タッチパネルからのパスワードの入力が行われる。
図2は、画像形成装置の制御関係を示すブロック図である。
画像形成装置GSにある制御手段C1は、本発明の制御手段、及び判定手段として機能するもので、CPU(CPU1)、メモリM1、I/Oポート、通信用インターフェイス、各手段を駆動制御するための回路等を有するコンピュータシステムである。また、自動原稿送り装置ADFにある制御手段C2も、規模は小さいが同様のコンピュータシステムである。上記の制御手段C1と制御手段C2とは、第1通信手段T1にて接続されている。また、第2通信手段T2により通信用ネットワークに接続されており、他の装置との情報交換が可能となっている。なお、本図では、本発明の説明に直接関係しないブロック、及び、図による説明を必要としないソフトウエアに関わるブロックの記載を省略してある。
図3は、画像形成装置にユーザ名と認証情報とを登録する流れを示すフローチャートである。
ユーザ登録モードがタッチパネルである操作表示手段9により選択されると(ステップS1)、操作表示手段9に、ユーザ名を表すID番号、例えば社員コード等の入力を促すメッセージが表示される(ステップS2)。ユーザは表示されたメッセージに従って、操作表示手段9からID番号を入力する(ステップS3)。
ID番号が入力されると、操作表示手段9には、第1認証手段Aから所定の生体情報を入力せよ、とのメッセージが出力される(ステップS4)。前記生体情報とは、指紋、掌紋、虹彩等の個人の持つ固有の生体情報で、個人認証のために一般的に使用される生体情報で、適宜なものを採用することができるが、本発明の実施の形態の説明では、最も一般的な指紋を前提にして説明をする。この場合、前記メッセージは、例えば、右手の人差し指を、リーダ(第1認証情報入力手段)に乗せて下さい、というような内容となる。
しかしながら、指の欠損等の不都合があり、他の指、例えば左手の人差し指等に変更したいユーザも存在する。この場合、本発明においては、ユーザは操作表示手段9に表示されている生体情報変更ボタンを押す(ステップS5:Y)ことにより表示される他の指を選択して、自分の選んだ生体情報を入力することができる(ステップS6)。
第1認証情報入力手段Aから入力された指紋画像は(ステップS7)、メモリM1に格納されているプログラムである第1認証手段が実行されることにより指紋の特徴点が抽出され、認証処理の際に照合される認証情報に加工され、仮ユーザ登録ファイルの、対応するID番号の領域に保存される。保存が終了すると(ステップS6:Y)、次の所定の指、例えば、右手の中指を第1認証情報入力手段Aに乗せて下さいというようなメッセージがだされて、ユーザは、再び、最初の入力と同様な操作と、動作を実行する(ステップS9:Y)。ステップS9からステップS5に戻る動作は、複数の生体情報を第1認証ファイルに登録する場合に必要なものである。
第1認証情報入力手段Aからの入力が終了すると、操作表示手段9に、第2認証情報入力手段Bから認証情報を入力せよ、とのメッセージが出力される(ステップS10)。ユーザは、第2認証情報入力手段B、例えばICカードリーダ等から認証情報を入力する。なお、既に述べたように、パスワードのように操作表示手段9によっても認証情報を入力できる場合には、第2認証情報手段Bを特別に設けずに、前記操作表示手段9を第2認証情報入力手段Bとしても良い。
第2認証情報入力手段Bから入力された(ステップS11)認証情報は、仮ユーザ登録ファイル内の対応するID番号の領域に保存される(ステップS12:Y)。
仮ユーザ登録ファイルに保存されたID番号と、それに対応する認証情報は、登録が終了すると、登録日時等の付帯データが付与されて、ユーザ登録ファイルに登録され(ステップS13)、認証処理に供される。また、ユーザにユーザ登録が完了したことを伝えるメッセージを操作表示手段に出力する(ステップS14)。
図4は、ユーザ登録ファイルの概念図である。
第1認証情報として、登録する認証情報(図中(1)〜(N))は、一つでも良いし、複数でも良い。第2認証情報は通常は、数字、文字から構成される。
図5は、画像形成装置の動作モードを、セキュリティレベルで階層化した、セキュリティーレベルテーブルを概念的に示す図である。
セキュリティレベルは、例で示されているような3レベルに限定する必要はなく、使用環境に適合するような、複数のレベルを設けることができる。
また、選択されたレベルの動作モードを実行するためのユーザ認証を、第1認証情報のみで行うか、複数の認証情報で行うかの設定も、適宜に行うことができる。
図6は、本発明の画像形成装置によるユーザ認証の例の流れを示すフローチャートである。
ユーザが、操作表示手段9により画像形成装置GSの動作モードを選択すると(ステップS21)、判定手段として作動する制御手段C1のメモリM1に格納されている判定プログラムが起動して、セキュリティレベルテーブルが参照され(ステップS22)、選択された動作モードのセキュリティレベルが決定する(ステップS23〜27)。本例では、セキュリティレベルが最も高い1であった場合には(ステップS23:Y)、ユーザに第1認証情報入力手段Aから、所定の二つの認証情報、例えば左右の人差し指の指紋等を入力することと、第2認証情報入力手段Bから認証情報、例えば、パスワード等を入力することとが要求される(ステップS25)。セキュリティレベルが2であった時には(ステップS24:Y)、第1認証情報入力手段Aと、第2認証情報入力手段Bとから、それぞれ一つずつの認証情報の入力が要求される(ステップS26)。セキュリティレベルが最も低い3であったときには(ステップS24:N)、第1認証情報入力手段Aから、一つの認証情報を入力することが要求される(ステップS27)。以上の判定結果に基づき、操作表示手段9には、対応するメッセージが表示される。
メッセージに従って、ユーザが指定された認証情報を入力すると(ステップS28)、メモリM1に格納されているプログラムである第1認証手段、及び第2認証手段が実行され、ユーザ登録ファイルに登録された認証情報と前記入力された認証情報とが照合され、ユーザ認証が行われる(ステップS29)。ユーザが認証されなかった場合には(ステップS29:N)、動作不可のメッセージが操作表示手段9に表示され(ステップS30)、認証された場合には(ステップS29:Y)、動作可のメッセージが表示される(ステップS31)。
さらに、簡単な実施形態としては、動作モードを二つのセキュリティレベルに分け、低いレベルに位置づけられた動作モードが選択された場合には、第1認証情報入力手段Aからの認証情報の入力を要求し、高いレベルに位置づけられた動作モードが選択されたときには、第1認証情報入力手段A、及び、第2認証情報入力手段Bからの入力を要求するようにした判定手段がある。この例は、ユーザが忘れることのない生体認証情報のみでセキュリティレベルの低い動作モードが利用できるという点で便利であり、また、セキュリティレベルの高い動作には、より厳しいユーザ認証が行われるのでセキュリティが確保されるという点で有用なものである。
また、第1認証情報入力手段Aから入力された生体情報では、ユーザを特定することができない場合がある。例えば、指先に傷ができている場合や、汚れが付着している場合等である。このような場合には、第1認証手段により複数のユーザが認証候補として挙げられることが多い。本実施の形態では、このような場合には、さらに、ユーザに第2認証情報入力手段Bからの認証情報の入力を要求して、入力された認証情報からユーザを特定して、誤認証を防止している。
さらなる実用的に有効なユーザ認証に関わる発明例として、本実施の形態では、ユーザが生体認証で使用される部位に欠陥を有している場合、ユーザ登録の説明で既に述べたように、ユーザの希望する部位の生体情報を登録して、認証情報とすることができる。
また、場合によっては、予め複数の部位の生体情報を登録しておき、ユーザ認証に際しては、ユーザが認証に使用する部位を選択するようにもできる。これは、ユーザがユーザ登録後に生体認証に供する部位に不都合が生じた場合に有効なものである。この場合には、図6で示すフローチャートのステップS28は、図7の認証情報の選択、及び入力の流れを示すフローチャートに置き換えられる。
画像形成装置の概念図である。 画像形成装置の制御関係を示すブロック図である。 ユーザ名と認証情報とを登録する流れを示すフローチャートである。 ユーザ登録ファイルの概念図である。 セキュリティレベルテーブルの概念図である。 ユーザ認証の流れを示すフローチャートである。 認証情報の選択、及び入力の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1 原稿読み取り手段
2 画像書き込み手段
3 画像形成手段
4 画像転写手段
5 定着手段
6 反転排紙手段
7 再給紙手段
8 給紙手段
9 操作表示手段
A 第1認証情報入力手段
B 第2認証情報入力手段
C1 制御手段
M1 メモリ

Claims (5)

  1. ユーザが生体情報を入力する第1認証情報入力手段と、
    前記第1認証情報入力手段により入力された生体情報を基にユーザの認証を行う第1認証手段と、
    ユーザが生体情報以外の認証情報を入力する第2認証情報入力手段と、
    前記第2認証情報入力手段により入力された認証情報を基にユーザの認証を行う第2認証手段と、
    情報入出力手段である操作表示手段とを、
    備えた、
    複数の動作モードを有する画像形成装置であって、
    ユーザが前記操作表示手段により設定した動作モードによって、
    前記画像形成装置の使用許可を、前記第1認証手段による認証のみで行うか、あるいは、前記第1認証手段、及び前記第2認証手段の両方の認証で行うかを判定する判定手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. ユーザが生体情報を入力する第1認証情報入力手段と、
    前記第1認証情報入力手段により入力された生体情報を基にユーザの認証を行う第1認証手段と、
    ユーザが生体情報以外の認証情報を入力する第2認証情報入力手段と、
    前記第2認証情報入力手段により入力された認証情報を基にユーザの認証を行う第2認証手段と、
    情報入出力手段である操作表示手段とを、
    備えた、
    画像形成装置であって、
    前記第1認証手段による認証の結果ではユーザを特定できず、複数のユーザが候補となった場合、前記第2認証情報入力手段による認証情報の入力をユーザに求める表示を前記操作表示手段に出力するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  3. ユーザが生体情報を入力する第1認証情報入力手段と、
    前記第1認証情報入力手段により入力された生体情報を基にユーザの認証を行う第1認証手段と、
    ユーザが生体情報以外の認証情報を入力する第2認証情報入力手段と、
    前記第2認証情報入力手段により入力された認証情報を基にユーザの認証を行う第2認証手段と、
    情報入出力手段である操作表示手段とを、
    備えた、
    画像形成装置であって、
    ユーザに前記第1認証情報入力手段による認証情報の入力を促す表示と、
    入力する生体情報を選択するための表示とを、
    前記操作表示手段に出力するように制御する制御手段を有することを特徴とする画像形成装置。
  4. ユーザが生体情報を入力する第1認証情報入力手段と、
    前記第1認証情報入力手段により入力された生体情報を基にユーザの認証を行う第1認証手段と、
    ユーザが生体情報以外の認証情報を入力する第2認証情報入力手段と、
    前記第2認証情報入力手段により入力された認証情報を基にユーザの認証を行う第2認証手段と、
    情報入出力手段である操作表示手段とを、
    備えた、
    複数の動作モードを有する画像形成装置であって、
    前記画像形成装置の各動作モードをセキュリティレベルを基準にして階層化したセキュリティレベルテーブルと、
    ユーザが前記操作表示手段により設定した動作モードのセキュリティレベルを、前記セキュリティレベルテーブルを参照することにより決定するセキュリティレベル決定手段と、
    前記セキュリティレベル決定手段により決定されたセキュリティレベルによって、
    ユーザが前記第1認証情報入力手段から入力しなけらばならない生体情報の数を変更するように制御する制御手段とを、
    有することを特徴とする画像形成装置。
  5. 前記第1認証手段が、指紋情報により認証を行う手段であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一項に記載の画像形成装置。
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