JP2006004299A - 情報処理システム及び方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 ICタグ4を付した細胞試料容器1を用い、ICタグ4が内蔵する記憶素子に、細胞試料の履歴情報やシステムの動作パラメータを、細胞培養プラントを構成する要素装置22〜31とは独立に又は重複して或いは必要に応じて分割或いは暗号化して分散記録し、その情報利用時は、情報を補完、再構成し、重複記録は照合し、相反した場合に原因究明と対策を行う。
【選択図】 図1
Description
例えば、ヒューマンセルバンク(HCB(Human Cell Bank))、組織培養企業、薬品製造企業、病院、依頼者等から構成され、これらがインターネットに接続されている。HCB内にはメモリ、ホストコンピュータ、サーバが設置されている。メモリは依頼者から採取された細胞に関する情報を記憶し、ホストコンピュータはHCB全体を制御し、サーバはインターネットとのインターフェースを司る。基本的には依頼者とHCB等との間の情報のやり取りを仲介するサーバ、ホストコンピュータのソフトウエア動作に関するものであり、全ての情報はHCB内のメモリに一元的に蓄積、利用され、個人を識別するための識別情報(ID(Identification))は、インターネットやコンピュータ上の情報としてのみ記載されている(例えば、特許文献1参照)。なお、細胞試料そのものに付すIDデバイス等に関する記載は無い。
ICタグはオーダーカード、患者カード、取扱者カード等に内蔵され、そのメモリには薬剤のオーダー管理情報等を記憶する。オーダー管理情報は同時に、サーバのDBに書き込み記録される。ピッキングされた薬剤のチェック時には、処方された薬剤のIDが読み取られると共に、オーダーカードのメモリ内のオーダー管理情報(オーダーに係る薬剤ID)が読み取られ、両情報はサーバに送られ、DB(Data Base)内のオーダー管理情報と照合判定される。オーダー管理情報とピッキングされた薬剤のIDが一致、すなわちピッキングが正確であればYes、不一致ならNoと判定され、それぞれチェックユニットに緑/赤の点灯表示がなされる。
しかしながら、前記した従来技術について、両者を照合する意義が不明である。ICタグ内の管理データとシステムDB内の管理データを照合する場合において、一致確認の目的のためにはID番号だけでも同等の効果が発揮されることを考慮すると、ID以外に管理データもICタグに記憶する意義が不明である。
すなわち、管理情報は個体識別情報としての作用しか持たないため、記憶容量が有効に利用されない。また、両者が食い違う場合を想定しておらず、適切な対応が取れないという問題があった。さらに、処理対象に関する管理情報が処理対象に結合するため、処理対象の紛失や盗難等の際に情報漏洩のリスクが高いという問題もあった。逆に、システム本体への不法侵入等により、システムのDBに記録されている管理情報が盗用されるリスクもあった。
まず、本発明の第1の実施形態を説明する。
図1は、第1の実施形態を説明するために引用したシステム構成図である。ここで、符号21は、細胞培養を行うプラントシステム、符号61は、採取ならびに培養された細胞を管理運用する病院システムであり、各々の内部にはLAN(Local Area Network)の回線があり、両者の間は、WAN(Wide Area Network)の回線によって接続される。この図1に示すように、本実施形態の情報処理システムは、プラントシステム21、病院システム61、ワーク1に担持されたICタグ(担体)4等を含んで構成される。
また、病院システム61は、第2のコンピュータとしての病院サーバ66を核に、第2の記憶装置としてのDB67(DB2)他、後記する端末(受付端末62、医師端末62’、診療室端末62”、図8参照)等、入出力機構を備える。
なお、両システムにおいて、全ての要素装置がWAN、LANによってシステムに統合されている必要はない。例えば、プラントシステム21と病院システム61との間で細胞を相互に輸送する輸送用具11(図4)が備わり、この輸送用具11は両システムとは直接回線で接続されない(オフライン装置)。
なお、ワーク#0〜#nは、ここでは、細胞試料が収容される細胞保管容器1とし、それぞれにICタグ4が貼付、実装、もしくは印刷されるものとする(ICタグ4が付されるものとする)。本実施形態のICタグ4は、少なくとも不揮発性の情報記憶素子と通信素子で構成される。情報記憶素子には、例えば細胞試料に関する情報、即ち管理情報や履歴情報等が記憶される。通信素子により、ICタグ4は病院システム61やプラントシステム21を構成する要素装置と無線通信等による通信を行い、上記情報を相互に交換する。システムを統括する情報処理システム(プラントサーバ、病院サーバ)はこの情報に基づいて最適な動作を行う。
病院システム61は、第2の記憶装置としてのDB67(DB2)を備え、また、LAN65以外にWAN35と接続し、前記の通りWAN35を介して図1のプラントサーバ32に接続されている。
まず、再生医療或いは細胞治療を受けるために病院を訪れた患者は、初診の場合は、病院の受付けで登録手続きを行い、患者カードの交付を受ける(S141)。再来院等、患者が患者カードを既に保有する場合は、このS141の登録手続きは省略する。
受付端末62は、ベースステーション63を経由して患者カード68のICタグからカードIDを読み出し、患者カード68のICタグに患者IDを追記する。そして、病院サーバ66は、カードIDと患者IDとの対応関係をDB67のIDマップ674に追記する。受付端末62は、患者に患者カード68交付し、患者は受付端末62から交付された患者カード68を以降携行する。以上が「患者登録;S141」の手順である。
次に、患者は受付において患者カード68を用いて認証手続き(ログイン)を行う(S142)。ログインの手順は以下の通りである。
すなわち、患者は患者カード68を用い、そのICタグに記録されたカードIDと患者IDをベースステーション63経由で受付端末62に入力する。また、本人確認情報を(必要に応じてバイオメトリック計測器64を併用して)受付端末62に入力して認証を依頼する。病院サーバ66は、カードIDと患者IDについてDB67の患者IDマップ6741を参照して整合性を確認した上で、両IDに対応する患者レコード番号を患者IDマップ6741から求める。
次に、診療準備(患者レコード追記)等が行われる(S143)。患者は、病院の医師や職員らからコンサルティングを受ける。医師は診療について患者に説明を行うとともに、診療方針に患者の合意が得られた場合、診察や検査を行う。医師と患者の間のやり取りや診察、検査結果等の診療経緯の記録を病院サーバ66の患者DB671の患者レコードに追記する。その控えを病院サーバ66の職員DB672の職員レコードに作業記録として追記する。
次に、医師の監督指導の下で患者から採取された細胞試料が、細胞保管容器1に収納される。具体的に、患者と、病院の試料採取部門の医師、看護士は、前記第したS143の手順と同様の手順により診療室端末62”にログインする(以下同様)。
次に、病院システム61からプラントシステム21へ細胞試料を搬送する(S145)。以下、この搬送手順について詳細に説明する。
まず図4に示す輸送用具11の内部を予め所定の温度(低温)に設定する。細胞を入れた細胞保管容器1に内容物等の漏洩防止処置を施し、輸送用具11の凹部に収納する。さらに輸送用具11の凹部に温度変化を抑制する蓄冷材等を入れ、図示しない蓋を閉めてプラントシステム21へ向けて運搬する。
続いて、搬送中或いは細胞保管容器1を輸送用具11(図4参照)に設置してから取り出すまでの間、輸送用具11は、細胞保管容器1のモニタリングを行う(S146)。
具体的に、温度センサ12を用い、細胞保管容器1を収納した輸送用具11の凹部の温度計測を行う。すなわち、輸送用具11のCPU14は、温度センサ12の出力を定期的に読み取り、校正式を用いて温度に変換し、日時に対する温度データとして輸送用具11のCPU14に記録する。また、温度データを一定個数取得する度に、通信機構13を介して細胞保管容器1のICタグ4に日時と温度データを送信する。
次に、プラントシステム21は、病院システム61から到着した細胞保管容器1を受入れる(S147)。以下、この受入れ手順について詳細に説明する(適宜図5等参照)。
プラントシステム21の各要素装置22〜31は、図6に示す自動培養装置27と共通のシステム構成を有し、ベースステーション41やCPU42、LAN接続機構43等を備える。自動入荷装置23も同様であり、細胞保管容器1を設置した際、プラントシステム21(プラントサーバ32)に細胞保管容器1を臨時登録する。その手続きは前記した「試料の病院サーバ66への登録;S144」の手順と類似するが、以下の点が異なる。
(ロ)病院サーバ66への登録ではなくプラントサーバ32への登録であること、
(ハ)試料IDは、細胞保管容器1のICタグ4に記憶した値を使用したこと、
(ニ)試料レコード番号として、病院とは独立に付した試料レコード番号(プラント試料レコード番号)を用いたこと、
(ホ)登録先のDBがプラントシステム21のDB33の臨時試料データベースDB330と、図示しない自動入荷装置DB332であること、
(ヘ)臨時試料データベースDB330へ登録した試料レコード(図27参照)は、プラント試料レコード番号と試料情報とからなる試料レコードであり、この試料情報として、試料ID、容器ID、履歴情報(本実施形態では輸送中のオフラインモニタリングにより取得し、細胞保管容器1のICタグ4に記憶されていた温度データとその測定条件等、具体的には図25(b)や(c)参照)を登録したこと、
(ト)臨時試料IDマップ3301にはプラント試料レコード番号、試料ID、容器ID相互間の対応関係を登録したこと(図28)、
(チ)自動入荷装置DB332へ登録した試料レコードは、プラント試料レコード番号と試料情報とからなる試料レコードであり、この試料情報として、試料の入荷に関する自動入荷装置23の稼働履歴(本実施形態では日時、場所(自動入荷装置)、試料ID、容器ID、入荷の事実、その他特記事項)を登録したこと、
である。
以上が、「プラント受入れ、試料のプラントサーバへの登録;S147」の手順である。
続いて、プラントサーバ32は、DB33の臨時試料データベースDB330に登録された試料レコードのうち輸送中の履歴情報を評価解析して、オフライン状況下において細胞試料が経験した温度条件を遡及調査する(S148)。そして、仕様の温度範囲(例えば−75〜−90℃)に収まっていることを確認し、細胞の品質管理におけるトレーサビリティを確保する。
病院サーバ66は、試料IDから試料IDマップを参照して試料レコード番号を得、試料DB673から試料レコードの登録を、また試料IDマップ6743から試料レコード番号、試料ID、容器IDの登録を抹消する。また、試料IDとともに細胞試料の廃棄の事実を医師端末62’経由で医師に連絡する。以降、「試料の病院サーバへの登録;S144」で説明した試料採取の手順からやり直される。
なお、当該細胞を入れた細胞保管容器が後に病院に届いた時点で、臨時試料データベースDB330、臨時試料IDマップ3301に登録された情報は、全てWAN35経由で病院サーバ66へ送信され、細胞保管容器に貼付されたICタグ4に記録された情報と比較、整合性確認が行われる。整合性確認の後、その情報は病院DB67(DB2)に登録され、プラントDB33(DB1)の臨時試料データベースDB330と臨時試料IDマップ3301に登録された情報は抹消する。
つまり、臨時試料データベースDB330、臨時試料IDマップ3301は、プラントシステムの構成要素ではない装置、器具類(本実施形態では輸送用具11)が収集した細胞試料に関する情報を臨時に保持するためのDBであり、その情報が病院DBに集約されるまでの臨時保管場所としての役割を果たし、その役割を果たした後は臨時試料データベースDB330、臨時試料IDマップ3301の当該登録内容は末梢される。
以上が、「オフライン履歴による品質管理;S148」の手順である。
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
図12は、第2の実施形態を説明するために引用したシステム構成図である。図1に示す第1の実施形態との差異は、符号1で示すワーク(ワーク#0…)に、温度等を計測する環境センサを備え、環境情報についても履歴を記録して活用する点にある。このため、ワーク1としての細胞保管容器1の構成要素の1つであるICタグ4が温度センサ付きのICタグ4’であることと、運搬用具11が温度センサ12を備えない運搬用具11’であること等の構成が、第1の実施形態とは異なる。以下、詳細を説明する。
さらに、複数の細胞保管容器を用いる場合、個々の細胞保管容器1’のICタグ4’が備える温度センサ12’を用いてモニタリングを行うため、たとえ輸送用具の凹部内の温度に不均一性があっても、それぞれの細胞保管容器1’が実際に経験した温度履歴を正確にモニタリング可能である、という効果も得られる。また、輸送用具11’のCPU14や通信機構13、電源15等に故障が生じて輸送用具11’による温度計測やその結果の通信が不可能となっても、細胞保管容器1’がスタンドアロンで継続してモニタリング可能である。
また本実施形態では、図9の「オフラインモニタリング;S146」の手順についてのみスタンドアロン化する場合について説明したが、その他の手順をスタンドアロン化することも可能である。例えば、プラントシステム21の各要素装置22、23、24…が全てオフラインかつ温度センサを具備しない場合であっても、細胞保管容器1’のICタグ4’が温度センサ12’を備えることにより、スタンドアロンで温度のモニタリングが可能である。
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
図15は、第3の実施形態を説明するために引用したシステム構成図である。第1、第2の実施形態と同様、病院システム61は、ワーク(細胞保管容器)1利用時に当該ワーク1からその被処理履歴等に関する情報を受信してDB67(DB2)に蓄積する。またプラントシステム21はその構成要素装置がワークに対して施した稼働履歴等の観点からの情報をDB33(DB1)に蓄積する。第1、第2の実施形態との差異は、必要に応じて病院システム61とプラントシステム21に問い合わせ、それぞれが持つデータベース、つまり、DB33(DB1)とDB67(DB2)の2つの情報源から得られる情報を照合し、情報の整合性を確認し、システム全体の信頼性を確保するための照合装置20を備えることにある。
なお、この照合装置20は、図示したように独立したサーバとして設置する他に、プラントシステム21或いは病院システム61が照合手段として内蔵しても構わない。以下詳細を説明する。
図16のフローチャートにその手順が示されるように、まず、ステップS149の「プラントによる細胞処理」が行われる。この処理では、プラントシステム21の要素装置である自動入荷装置23は、確認を終えた細胞保管容器1を自動搬送装置31に設置する。この際、プラントサーバ32は自動入荷装置DB332へ試料レコードを登録する。この試料レコードの試料情報として、試料の確認、搬送開始に関する自動入荷装置23の稼働履歴情報(本実施形態では日時、場所(自動入荷装置)、試料ID、容器ID、確認の事実、搬送開始の事実、その他特記事項)を追加登録した。以下、プラントに属する各種装置が例えば細胞試料に対して何らかの処理を行った場合、上記同様に、その事実を装置の稼働履歴情報として各装置DB331、332、、、の試料レコードに追加登録する(以下、説明は省略する)。自動搬送装置31は細胞保管容器1を自動分注装置24に搬送する。
S150の培養工程は、図6に示す自動培養装置27において、図7の細胞培養容器51を用いて行われる。細胞培養容器51を構成するフラスコ52の内部に細胞試料等を適切な密度で培地とともに収納(播種)し、図示しない通気性のフィルタを有する蓋53を閉めた状態で、細胞培養容器51が図6の自動培養装置27の棚板44上に設置される。このとき、前記した第1の実施形態における「試料のプラントサーバへの登録;S147」の手順と類似の手順により、細胞培養容器51(のICタグ54)を自動培養装置27に登録する。主な相違点は、細胞培養容器51を、自動入荷装置23でなく自動培養装置27に対して登録したこと等である。
次に、自動培養装置27は、図示しない扉を閉め、図示しない恒温恒湿機構を用いて内部空間内を37度、炭酸ガス濃度5%、相対湿度95%に維持し、この状態で、細胞培養容器51内の細胞を増殖させる。このとき、第1の実施形態における「オフラインモニタリング;S146」の手順と類似の手順により、自動培養装置27は細胞培養容器51のモニタリングを行う。
前記の培養、培地交換、継代のサイクルを所定の回数或いは所定の細胞数が得られるまで繰り返すことにより、培養工程が遂行される。培養中、自動培養装置27と細胞培養容器51は基本的に前記した「オンラインモニタリング;S151」の手順が実施される。なお、本実施形態での「オンラインモニタリング;S151」の手順は、「培養;S150」の手順に併せて実行されるものである。
細胞培養容器51から細胞を取り出す工程においては、以下の手順により細胞培養容器51の情報を自動培養装置27へ登録する。すなわち、細胞培養容器51は、前記した「試料のプラントサーバへの登録;S147」の手順と類似の手順により、ICタグ54の情報が自動培養装置27とプラントサーバ32へ登録される。異なるのは、試料ID、容器IDだけでなく、それまでICタグ54が記録した履歴情報(オンラインモニタリングの結果を含む)を基本的に全て登録したことである。
なお、前記した「オンラインモニタリング;S151」の手順では、温度のオンラインモニタリング結果、「容器間の履歴継承;S153」の手順では、容器から別の容器に細胞を移す際に最初の容器に記録された履歴情報の継承を例にとって説明したが、この第3の実施形態では、これらの情報ばかりでなく、一般に自動培養装置27のあらゆる工程の動作や状態を表すパラメータを培養に関する履歴情報として、容器類のICタグ4、54、及びプラントシステム21のDB33の自動培養装置DB337にそれぞれ被処理、稼働履歴情報として記録される(追記される)。
続いて、輸送用具11に収納された細胞保管容器51をプラントシステム21のバスボックス22から取り出し、前記した「試料の輸送用具への登録;S145」と、「オフラインモニタリング;S146」の手順と同様の手順により、移植治療を行う病院(この病院を「移植病院」と記す)に搬送する。移植病院は、病院システム61における病院(つまりプラントシステム21を備える病院)と同一の場合もあるが、そうでない場合でも、移植病院の構成は病院システム61における病院と同様である。以上が、「試料の病院への搬送;S155」の手順である。
なお、以下の説明では、病院システム61が設置される病院も、前記した移植病院も同じ病院であるとする。
次に、病院は、「試料のプラントサーバへの登録;S147」と、「オフライン履歴による品質管理;S148」の手順と同様の手順により、到着した輸送用具11を、試料受入れ窓口を介して治療室に受入れる。構成要素の違いに基づく相違点は、登録動作を行うのが診療室端末62”であり、登録先が病院サーバ66のDB67(DB2)であり、登録する情報が試料ID、容器ID、往路、復路の輸送中のオフライン、オンラインのモニタリング結果(別の病院に搬送される場合は病院出発以降帰着するまでのモニタリング結果)を含む、細胞試料に関する全ての履歴情報を含む点である。具体的には、細胞試料の登録の際、試料情報として、細胞保管容器1のICタグ4に記録された試料ID、容器ID、履歴情報(以下「容器履歴情報」と記す)を読み出して、レコード番号を加えて試料レコード(以下「容器試料レコード」と記す)を作成し、DB67中の試料DB673(図10参照)に登録する。以上が、「試料の病院サーバへの登録;S156」の手順である。
続いて、病院サーバ66は、照合装置20に対し、当該容器履歴情報の整合性確認を依頼する。具体的には、当該容器の試料IDを含む容器試料レコードをWAN35を介して照合装置20に送信して、照合依頼する。照合装置20は病院サーバ66からの照合依頼を受け、図示しないDBに容器試料レコードを記録すると共に、プラントサーバ32に試料IDに対応する稼働履歴情報を問い合わせる。プラントサーバ32は、その試料IDを用いてDB33内の各装置DB331、332、、、を参照し、その試料に関する試料IDと履歴情報を含む試料情報を記載した試料レコードを検索、収集する。プラントサーバ32は、それらをまとめて、WAN35を介して照合装置20に返送する。
照合装置20は病院サーバ66に対し、容器履歴情報とプラント履歴情報との比較の結果不整合性が認められたことを通知する。例えば、データの欠落や値が異なる場合などである。病院サーバ66は当該細胞試料に関する情報の不整合性が検出された事実を、試料IDと共に医師に連絡し、詳細が判明するまでその細胞試料の利用を中断すべき旨警告すると共に、以下の手順により原因究明と対策を図る。すなわち、病院サーバ66は、当該試料IDを有する試料容器について前記の細胞試料の登録を再試行する様、職員に依頼する(例えば端末62’、62”の画面にメッセージを表示する)。再登録により得られた試料レコードが前回と違う場合は、再登録結果を照合装置20へ送信し、容器履歴情報とプラント履歴情報の同一性の再検証を依頼する。再登録の結果が前回と同じで(不整合性が)再現すれば、病院サーバ66は照合装置20に対し、不整合性再現の事実を連絡する。照合装置20はプラントサーバ32に対し、容器履歴情報とプラント履歴情報との不整合性が認められたことと、原因究明を依頼するメッセージを不整合性の確認された試料に関する試料レコードとともに送信する。
引き続き、病院の治療室に受入れた細胞試料に関して、その安全性、有効性が医師により検証される。具体的に、医師は医師端末62’又は診療室端末62”にログインする。そして、前記した細胞試料に関する容器ID、試料IDからその試料レコードの履歴情報が参照される。細胞試料の試料IDに対応する元の細胞の患者IDと、治療対象の患者IDとの比較により細胞が本人由来のものであることが確認されるか或いは患者本人と白血球抗原等の型が同じか類似で、かつ両者からインフォームドコンセントが得られており、その患者に移植するにふさわしい細胞であることが確認される。
最後に、患者の術後経過の追跡調査が行われる。この手順は前記した「移植経緯の追記;S159」の手順と同様である。異なるのは、治療後の経過観察と行われた処置に関する記録を病院サーバの患者DBの患者レコードに追記し、またその控えを病院サーバの職員DBの職員レコードに作業記録として追記することである。以上が、「術後経緯の追記;S160」の手順である。
すなわち、同一の情報を2系統の独立したルートで記録、回収し、同一情報の複数箇所への多重記録(ミラーリング)を行った。多重化した情報を適切な時期に照合して整合性を確認することにより、情報の信頼性を確保できる。
続いて、本発明の第4の実施形態を説明する(適宜図1〜図18参照)。
図18は、第4の実施形態を説明するために引用したシステム構成図である。ここでは、ワーク1(細胞保管容器1内の細胞)に関する検査データ等の管理データを分割して一部の情報を細胞保管容器1に貼付されたICタグ4に転送して、ICタグ4が内蔵する不揮発性メモリに記録し、残りの情報をプラントシステム21のDB33(DB1)に記録している。
この第4の実施形態ではオンラインモニタリングを行い(図16のS151)、オンラインモニタリングの結果である履歴情報を2つの情報断片に分割し、片方を細胞培養容器51のICタグ54に、また残りの片方をプラントシステム21のDB33に分割記録している(S162)。その結果、「試料の病院サーバへの登録;S156」の類似の手順において、DB67に作成される容器試料レコードの容器履歴情報は、ICタグ54に記録された第1の情報断片となる。
また、本実施形態では履歴情報をビットの偶数奇数に応じて2等分に分割したが、各情報断片がそれぞれ単独では意味をなさない条件を満たせば、それ以外の断片化法による分割も可能である。また本実施形態では履歴情報そのものを分割する例について説明したが、履歴情報を暗号化し、その暗号鍵と、暗号化情報とに分割することも可能である。また暗号化した上で暗号化情報を分割し、鍵、第1の情報断片及び第2の情報断片を3カ所に分散記録すること等も可能である。
以上説明したように、この第4の実施形態によれば、履歴情報の分割により高水準の秘匿性を実現できるという特有の効果が得られる。
次に、本発明の第5の実施形態を説明する(適宜図1〜図19参照)。
第5の実施形態は、前記した第3の実施形態及び第4の実施形態と類似するが、以下の点が異なる。すなわち、第5の実施形態において、図示しないICタグ保存装置及びICタグ着脱装置に保持されたICタグをプラントシステム21が備えている。また、第3の実施形態の動作に加え、ICタグ4、54の記憶容量のスケーラブルな増減の動作が付加されている。以下、第5の実施形態でのICタグの記憶機能のスケーラブルな増減動作について説明する。
なお、この第5の実施形態では、ICタグ保存装置と自動搬送装置の組み合わせにより追加のICタグを細胞培養容器51へ着脱したが、本発明による機能の増減の方法はこの方式に限定されない。例えば、自動搬送装置31や各要素装置22…の少なくとも1つが予備の追加のICタグの保管機構と、その着脱機構を備えることが可能である。また、ICタグ54の依頼を受け(例えばプラントサーバ32を介して依頼を通知され)、オペレータが追加のICタグの着脱を手作業で行う方式も可能である。
以上説明のように、この第5の実施形態によれば、ICタグの記憶容量を動的に増減可能であるため、量的、質的にスケーラビリティが高いという特有の効果が得られる。
最後に、本発明の第6の実施形態を説明する(適宜図1〜図20参照)。
第6の実施形態は、前記した第1、第3の実施形態と類似するが、以下の点が異なる。すなわち、この第6の実施形態においては、細胞保管容器1に試料情報や履歴情報等、細胞試料の品質管理のために遡及的に利用される過去の情報ばかりでなく、その細胞試料に対して将来適用されるべき処理のパラメータや手順、アルゴリズム等の情報を記録する点が異なる。
続いて、自動培養装置27の棚板44上に細胞培養容器51を収納し、扉を閉め、恒温恒湿機構を用いて内部空間内を前記した平熱(35.8度)、炭酸ガス濃度5%、相対湿度95%に維持して培養を行う。すなわち、本実施形態によれば、培養条件として既定の37度ではなく、患者の平熱である35.8度を採用することができる構成である点が、前記した第1、第3の実施形態と異なる。もちろん、他の患者の細胞についても前記と同様の手順により、それぞれの患者の平熱を用いて培養を行うことができる(「テーラメイド培養;S174」)。
すなわち、患者の体内における通常の温度条件をICタグが培養装置に登録(配信)することにより、個々の細胞に最適な条件におけるテーラメイド培養が可能となる。
4、4’、54、54’ ICタグ(担体)
12、12’ 温度センサ(環境センサ)
22〜31 要素装置
32 プラントサーバ(第1のコンピュータ)
33 DB1(第1の記憶装置)
66 病院サーバ(第2のコンピュータ)
67 DB2(第2の記憶装置)
Claims (13)
- 第1のコンピュータと、
第2のコンピュータと、
前記第1のコンピュータ及び前記第2のコンピュータと通信を行う通信素子並びに情報を記憶する情報記憶素子を備えて処理対象に付される担体と、
を備える情報処理システムであって、
前記第1のコンピュータは、前記担体と通信を行い処理する情報を記憶する第1の記憶装置を備え、
前記第2のコンピュータは、前記担体から送信される被処理情報を記憶する第2の記憶装置を備えること、
を特徴とする情報処理システム。 - 第1のコンピュータと、
第2のコンピュータと、
前記第1のコンピュータ及び前記第2のコンピュータと通信を行う通信素子並びに情報を記憶する情報記憶素子を備えて処理対象に付される担体と、
を備える情報処理システムであって、
前記第1のコンピュータは、前記担体と通信を行い処理する情報を記憶する第1の記憶装置を備え、
前記第2のコンピュータは、前記担体と通信を行い処理する情報を記憶する第2の記憶装置を備え、
前記情報処理システムは、前記第1の記憶装置及び前記第2の記憶装置に記憶された情報の照合を行い同一性の検証を行う照合手段を備えること、
を特徴とする情報処理システム。 - 前記担体は、さらに環境センサを含み、当該環境センサによって計測される環境情報も併せて記憶し、前記第1のコンピュータ及び前記第2のコンピュータと通信を行う、センサ付きの担体であること、
を特徴とする請求項1又は請求項2に記載の情報処理システム。 - 前記情報処理システムは、前記第1の記憶装置及び前記第2の記憶装置に記憶された情報の照合を行い同一性の検証を行う照合手段を備え、
前記担体は、さらに環境センサを含み、当該環境センサによって計測される環境情報も併せて記憶し、前記第1のコンピュータ及び前記第2のコンピュータと通信を行う、センサ付きの担体であること、
を特徴とする請求項1に記載の情報処理システム。 - 前記第1のコンピュータは、
再生医療に用いられる細胞培養のための複数のオンライン装置と、この各オンライン装置間を連結して細胞を運搬する搬送装置とを要素装置として備え、細胞培養プラントシステムを構成すること、
を特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記担体は、
処理対象としての細胞試料が収容される容器に貼付、実装、もしくは印刷され、前記担体が内蔵する前記情報記憶素子に記憶された前記細胞に関する管理情報及び処理履歴情報を、同じく内蔵する前記通信素子を介して前記第1のコンピュータ及び前記第2のコンピュータの少なくとも一方と通信すること、
を特徴とする請求項1ないし請求項5のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記照合手段は、
前記同一性検証の結果、前記履歴情報に不一致が認められた場合、前記第1のコンピュータ及び前記第2のコンピュータの少なくとも一方に指示して再試行を行わせ、前記要素装置と前記担体毎の組み合わせでそれぞれ比較結果が示されるマップを生成し、不一致が多い要素装置を抽出し、当該要素装置の履歴情報が他方の記憶装置に格納されていた場合、その履歴情報で置換し、対応する前記担体の情報記憶素子又は前記第1の記憶装置及び前記第2の記憶装置の少なくとも一方の記憶内容を訂正すること、
を特徴とする請求項2ないし請求項6のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 前記担体は、
内蔵する前記記憶素子に情報を格納するタイミングで前記記憶素子の残容量の確認を行い、容量の追加が必要と判断したときに、前記第1のコンピュータを介して外部接続される担体保存装置に対して容量追加のための要求を発行し、
前記担体保存装置は、在庫を調べて前記要求のあった担体に対し対応が可能であることを通知し、前記要素装置の一つを介して前記追加する担体の搬送を指示すること、
を特徴とする請求項1ないし請求項7のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 同じ情報を複数の担体に重複して記憶し、読み出し時にそれらの情報を照合して誤り検出、もしくは多数決を行い、前記情報を復元すること、
を特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。 - 前記情報を複数の担体に分割して記憶し、読み出し時に前記分割前の情報に再構成すること、
を特徴とする請求項8に記載の情報処理システム。 - 前記担体に、前記細胞試料の品質管理のために必要とされる細胞試料管理情報と処理履歴情報の他に、前記細胞試料の培養に関して適用しうる情報が追記され、当該情報に基づき前記第1のコンピュータと通信を行い、細胞培養を行う前記要素装置に対して前記追記された情報に従う培養を指示すること、
を特徴とする請求項1ないし請求項10のいずれか1項に記載の情報処理システム。 - 第1の記憶装置を備えた第1のコンピュータと、第2の記憶装置を備えた第2のコンピュータと、前記第1のコンピュータ及び前記第2のコンピュータと通信を行う通信素子及び情報を記憶する情報記憶素子を備えて処理対象に付される担体とを含んでなる情報処理システムにおける情報処理方法であって、
前記第1のコンピュータが処理した情報を分割し、当該情報の一部を前記担体に、残りの情報を前記第1のコンピュータに送信して前記第1の記憶装置に記憶するステップと、
前記担体に記憶された情報を前記第2のコンピュータに送信して前記第2の記憶装置に記憶し、前記第2のコンピュータが、前記第1の記憶装置及び前期第2の記憶装置に記憶された情報を統合して前記分割前の情報に再構成するステップと、
を有することを特徴とする情報処理方法。 - 前記第1の記憶装置及び前記第2の記憶装置に記憶される情報は、前記分割前の情報の暗号化情報と暗号鍵であること、
を特徴とする請求項12に記載の情報処理方法。
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