JP2006003028A - 熱交換装置及びそれを用いたヒートポンプ給湯装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】溝付二重管の溝は変形、損傷することなどがなく、所望の螺旋状のねじり管を生産性よく製造でき、ねじり管を内包した高性能熱交換装置を提供することを目的とする。
【解決手段】外管11a、12aと、外管内に位置する内管11b、12bと、外管と内管とが密着して構成する溝付二重管11、12と、この溝付二重管は複数本がお互いに密着しながら螺旋状に絡み合うように捻って構成したねじり管13とを備え、ねじり管の溝の螺旋方向は、ねじり管の螺旋方向と同一方向であることことを特徴とする。
【選択図】図1
【解決手段】外管11a、12aと、外管内に位置する内管11b、12bと、外管と内管とが密着して構成する溝付二重管11、12と、この溝付二重管は複数本がお互いに密着しながら螺旋状に絡み合うように捻って構成したねじり管13とを備え、ねじり管の溝の螺旋方向は、ねじり管の螺旋方向と同一方向であることことを特徴とする。
【選択図】図1
Description
本発明は、第一流体と第二流体とを熱交換させる熱交換装置(たとえばヒートポンプ式給湯機の水/冷媒熱交換器及びそれを用いたヒートポンプ給湯装置)に関するものである。
近年、オゾン層保護等の観点から、フロン系の冷媒から、二酸化炭素(CO2)を冷媒に使用する熱交換器が使用されており、第一流体と第二流体とを熱交換させる熱交換装置として、図11に示すように、外管1内に、螺旋状に撚り合わされた複数の内管2が装着されて、外管1内に複数の流路が形成される。そして、この外管1の流路を流れる水と内管2を流れる冷媒とが熱交換するような熱交換装置が知られている(例えば特許文献1参照)。
また、従来から、外管内に内観を装着した二重管構造の熱交換器において、内管に水、内管と外管の間にフロン系の冷媒を流すことによる熱交換が行われているが、何らかの原因で冷媒が内管から漏れた場合これを検知できるように、外管内に漏洩溝が設けられている。例えば、図12に示すように、3は内側管3aと外側管3bによって構成される二重管、4は二重管3を内包する外包管、二重管3をこの外包管4内に同心状に挿入している。5は内側管3aと外側管3bの間にある漏洩溝である。このように、二重管3内は冷媒Rの流路とし、外側管3bと外包管4との間の流路を水Wの流路とする熱交換装置があった(例えば特許文献2参照)。
ここで、特にCO2を冷媒とする超臨界ヒートポンプサイクルにおいて、CO2冷媒の放熱器における作動圧力は約9MPa〜13MPaの間で、高圧力であるため、CO2冷媒が流れる内管の信頼性は格段に高く要求される。
また、超臨界状態のCO2冷媒は熱伝達率が高いため、放熱器の伝熱性能を向上させようとすると、水側の熱伝達率を上げることはメインとなる。そこで、水側の流速アップや乱流促進手段は講じられる時、エロージョンやキャビテーション気泡といった水管や冷媒管の壁面を削り腐食する問題が生じやすくなる。
特開2003−343995号公報(第1−3頁、第1図)
特開2001−201275号公報(第1−7頁、第1図)
しかしながら上記従来の熱交換装置では、特許文献2記載の発明のように内側管3aと外側管3bによって構成され、漏洩溝5を有する二重管4を特許文献1記載の発明のように複数本で螺旋状に撚り合わした場合、内側管3aと外側管3bとの間に設けた漏洩溝5の部分も、二重管4を螺旋状に撚り合わす加工の際に生じたせん断応力などを受けるため、漏洩溝5が変形したり潰れたりする課題がある。また、漏洩溝5のため、内側管3aの外側管壁若しくは外側管3bの内側管壁に山と谷を有するため、螺旋状に撚り合わす加工の際に生じた引張り応力やせん断応力の分布は不均一となり、撚り合わす加工は大変困難である。加工の力が大きいと、この不均一の応力分布によって漏洩溝が変形し、内側管3aの表面を傷めることとなり、また、撚り合わす加工の力が小さいと、所望の螺旋状に撚り合わされる二重管は製造できないという課題がある。
そこで本発明は、上記従来の課題を解決するもので、ねじり管の溝の螺旋方向は、ねじり管の螺旋方向と同一方向とすることで、加工性を高め、漏洩溝を有する二重管が螺旋状に絡みあうように捻って構成したより信頼性の高い熱交換装置を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の熱交換装置は、内壁面に溝を備える外管と、前記外管内に位置する内管とが密着して構成する溝付二重管を有し、前記溝付二重管は複数本がお互いに密着しながら螺旋状に絡み合うように捻ってねじり管を構成し、前記ねじり管の溝の螺旋方向は、ねじり管の螺旋方向と同一方向であることを特徴としたものである。
これによって、溝付二重管の複数本を螺旋状に絡み合うようにねじり加工を行う際に、せん断応力などを少なく抑えることができるため、漏洩溝が変形したり潰れたりまたは内管表面を傷めたりすることがなく、所望の螺旋状に撚り合わされた漏洩溝を有する信頼性の高い二重管を製造することができる。
本発明によれば、溝付二重管の溝は変形、損傷することなどがなく、所望の螺旋状のねじり管を生産性よく製造でき、ねじり管を内包した信頼性の高い高性能熱交換装置を提供することができる。
第1の発明は、内壁面に溝を備える外管と、前記外管内に位置する内管とが密着して構成する溝付二重管を有し、前記溝付二重管は複数本がお互いに密着しながら螺旋状に絡み合うように捻ってねじり管を構成し、前記ねじり管の溝の螺旋方向は、ねじり管の螺旋方向と同一方向であることを特徴とする熱交換装置である。
本実施の形態によれば、溝付二重管の複数本がお互いに密着しながら螺旋状に絡み合うように捻って構成したねじり管において、ねじり管の溝の螺旋方向を、ねじり管自身の螺旋方向と同一方向とすることによって、溝付二重管の複数本を螺旋状に絡み合うようにねじり加工を行う際に、せん断応力などを少なく抑えることができるため、漏洩溝が変形したり潰れたりまたは内管表面を傷めたりすることがなく、所望の螺旋状に撚り合わされた二重管を製造することができる。
第2の発明は、特に、第1の発明の熱交換装置において、ねじり管の溝の螺旋ピッチは、ねじり管の螺旋ピッチと略同様であるものである。本実施の形態によれば、ねじり管の溝の螺旋ピッチをねじり管の螺旋ピッチと略同様にすることによって、ねじり加工行う前の溝付二重管の溝をこの溝付二重管の軸方向に平行して分布させる構成となるため、ねじり加工のねじり回転方向をどちらにしても、せん断応力は少なくて、漏洩溝が変形したり潰れたりすることがなく、所望の螺旋状に撚り合わされた二重管を製造することができる。
よって、ねじり管の溝の螺旋ピッチをねじり管の螺旋ピッチと略同様にすることで、ねじり管の溝の螺旋ピッチを外部から管理でき、漏洩溝の漏洩機能を確実に機能させることができるとともに、ねじり加工を行う際に、溝付二重管の方向管理をする必要がなく、製造工程は容易化でき、加工コストを低減させることができる。
第3の発明は、特に、第1発明の熱交換装置において、ねじり管のねじりピッチは前記外管の螺旋状の溝のピッチの略1倍以上略3倍以下となるようにしたことを特徴とする。本実施の形態によれば、ねじり管のねじりピッチを外管の螺旋状溝のピッチの略1倍以上略3倍以下程度とすることによって、ワンピッチ範囲内のねじり管に対して、螺旋状溝は1〜3回螺旋したことになるため、ねじり管の管内またはねじり管の表面に沿って流れる流れに対して、螺旋状溝によって生じた熱抵抗のむらを平均化でき、伝熱性能を向上させることができる。
第4の発明は、特に、第1の発明の熱交換装置において、外管の螺旋状の溝が外管の軸方向と成すリード角は、20度以下となるようにしたものである。本実施の形態によれば、螺旋状溝が外管の軸方向と成すリード角は、20度以下となるようにすることによって、リード角が大きいため、溝付二重管を螺旋状に撚り合わしてねじり管に加工するとき、生じた引張り応力やせん断応力を小さく抑えることができ、漏洩溝が変形しにくく、所望のねじり管を製造することができる。
第5の発明は、特に、第1乃至4のいずれか一つの発明の熱交換装置において、内管の外周面積は、半分以上が外管の内壁面と接触し密着することを特徴とすることであり。本実施の形態によれば、内管の外周面積は、半分以上を外管の内壁面と接触し密着させることによって、溝によって生じた伝熱抵抗を抑えることができる。特に、外管の内面壁において、溝によって形成される山と谷をそれぞれ交互で均等分布させることは製造上、品質管理上において、より望ましい。
第6の発明は、特に、第1乃至第5のいずれか一つの発明の熱交換装置において、内管の内壁面にも内面溝を有することを特徴とする。本実施の形態によれば、内管の内壁面に内面溝を設けたことによって、内管の内壁伝熱面積を増やし、伝熱促進効果を図ることができる。特に、内面溝の螺旋方向をねじり管の螺旋方向またはねじり管の溝の螺旋方向と同一方向とすることによって、内面溝においても、せん断応力などを少なくて抑えることができ、内面溝が変形したりすることがなく、所望の螺旋状に撚り合わされた二重管を製造することができる。同様に、ねじり管の内面溝の螺旋ピッチをねじり管の螺旋ピッチと略同様とすることによって、ねじり加工行う前の内管の内面溝をこの内管の軸方向に平行して分布させる構成となるため、ねじり加工のねじり回転方向をどちらにしても、せん断応力は少なくて、内面溝が変形したりすることがなく、所望の螺旋状に撚り合わされた二重管を製造することができる。
第7の発明は、特に、第1乃至第6のいずれか1つの発明の熱交換装置において、第一流体が流れる伝熱管を有し、前記伝熱管内にねじり管を配置し、第二流体がねじり管の内管を流れることを特徴とする。本実施の形態によれば、第一流体が流れる伝熱管内に、複数本の溝付二重管によって構成されるねじり管を配置させることよって、ねじり管外壁と伝熱管内壁との間に、自然に螺旋状の第一流体の流路が形成されるとともに、ねじり管の内管を流れる第二流体も螺旋状に旋回されるため、第一流体と第二流体ともに乱流化され、第一流体と第二流体とは効率よく熱交換でき、熱交換性能のよい熱交換装置を得られる。
このように、別部品などを用いずに、溝付二重管をお互いに密着しながら螺旋状に絡み合うように捻ることによって、ロウ付けなどを施する必要がないため、安価な製造コストで高性能熱交換装置を提供することができる。
また、ねじり管の全表面を伝熱面積として寄与させるとともに、簡単な伝熱促進手段で第二流体と第一流体を旋回流とし、特に、ねじり管の表面において、第一流体の流れを乱流化し、乱流撹乱の効果で熱伝達率の向上を図れるとともに、ねじり管の表面にスケールなどの付着を抑制することができる。
また、漏洩溝の漏洩機能を確保できることによって、第一流体と第二流体が混ざり合うことがなく、漏洩溝を通じて、漏洩した第一流体または第二流体を外部へ導くことができるため、信頼性の高い熱交換装置を提供することができる。
第8の発明は、特に、第7の発明の熱交換装置において、第一流体と第二流体とを対向流としたことである。本実施の形態によれば、伝熱管を流れる第一流体と内管を流れる第二流体とを対向流とすることによって、第一流体と第二流体の伝熱を均一化し、加熱流体によって非加熱流体の温度レベルを高く上げられるため、熱交換効率のよい熱交換装置を提供することができる。
第9の発明は、特に、圧縮機、放熱器、減圧器、吸熱器を有するヒートポンプサイクル装置を備え、前記放熱器は第7または8の発明の熱交換装置で、内管を流れる第二流体が第一流体を加熱するヒートポンプ給湯装置である。本実施の形態によれば、内管を流れる冷媒の放熱を用いて第一流体を加熱することによって、ねじり管によって冷媒と第一流体例えば水を共に乱流化させ、高効率の伝熱が実現できると共に、内管もしくは外管のどちらか一方が破損した場合でも、内管を流れる冷媒と伝熱管を流れる水とが混じりあうことがなく、圧縮機の潤滑油は使用者の口に入る可能性のある湯に入るのを防ぎ、早期故障診断と迅速な修理を実現でき、信頼性の高いヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
第10の発明は、特に、第9のヒートポンプ給湯装置において、冷媒は二酸化炭素で、圧縮機の圧力は臨界圧力以上とすることによって、冷媒の二酸化炭素は水により熱を奪われて温度低下しても凝縮することなく、熱交換装置全域で冷媒と水とに温度差を形成しやすくなり、必要な高温度レベルまで水を効率的に加熱できる。このように、高効率の熱交換装置をヒートポンプサイクルの放熱器として使用することによって、高効率のヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施形態における熱交換装置の局部構成を示す側部断面図、図2は同熱交換装置の局部拡大図、図3は図1に示す同熱交換装置のA−A断面、B−B断面、C−C断面を示す断面図、図4は同熱交換装置を構成する溝付二重管の断面拡大図、図5は同熱交換装置を用いたヒートポンプサイクルシステム構成図である。
図1は、本発明の第1の実施形態における熱交換装置の局部構成を示す側部断面図、図2は同熱交換装置の局部拡大図、図3は図1に示す同熱交換装置のA−A断面、B−B断面、C−C断面を示す断面図、図4は同熱交換装置を構成する溝付二重管の断面拡大図、図5は同熱交換装置を用いたヒートポンプサイクルシステム構成図である。
図3の中、(a)は図1に示すA−A切断面の断面図、(b)は図1に示すB−B切断面の断面図、(C)は図1に示すC−C切断面の断面図を示す。
図1〜3において、10は第一流体例えば水が流れる伝熱管で、11と12は第二流体例えば二酸化炭素冷媒が流れる冷媒管の溝付二重管である。13はこの二本の溝付二重管11と12がお互いに密接しながら絡み合うように螺旋状にねじって形成したねじり管、11a、12aは内面壁に複数の溝14を有する外管、11b、12bはそれぞれこの外管11aと12aの管内に配置され、外管11aと12aと密着する内管である。そして、このように、それぞれ外管11aと11bによって溝付二重管11が構成され、外管12aと12bによって溝付二重管12が構成される。
図1と図2において、一部の溝付二重管11の内管11bを取り除いて、溝14の分布が見えるようにした状態を示している。
図1に示すように、ねじり管13は伝熱管10の中に配置されて熱交換装置が形成される。P1はねじり管13の軸方向におけるねじり管の螺旋ピッチ、P2はねじり管13の軸方向において、溝14の螺旋ピッチを示す。図示のように、溝14は螺旋状のねじり管13の管長方向に沿って平行して分布し、その螺旋ピッチP2はねじり管の螺旋ピッチP1と略等しいものである。
図3において、14aは複数個溝14の内の一つであり、螺旋方向を説明するために用いられる。図3に示すように、A−A切断面において、溝付二重管11は上方、溝付二重管12は下方に位置し、B−B切断面において、溝付二重管11は下方、溝付二重管12は上方に位置し、C−C切断面において、溝付二重管11は上方、溝付二重管12は下方に位置するようになっている。溝14aも同様に、A−A切断面においては上方、B−B切断面においては下方、C−C切断面において上方に位置するようになっている。このように、A−A切断面からB−B切断面そしてC−C切断面に渡り、溝付二重管11と12は螺旋方向Lに示すように、反時計方向に螺旋状になっている。溝14aをはじめとする複数の溝14も同様に、螺旋方向Lに示すように、反時計方向に螺旋状になっている。また、15は伝熱管10の内壁と溝付二重管11、12の外壁との間の旋回流路である。
図4において、内管11bは外管11aの管内に配置され、外管11aの溝14の山部16と密着して溝付二重管11を構成している。そして、内管11bの外周面積は、半分以上が外管の内壁面の山部16と接触し密着するようになっている。
なお、各図において、溝14の数や形状や分布などは実施例を説明するためのものであり、必ずしも一致したものではない。
図5において、圧縮機17、放熱器18、減圧手段19、吸熱器20が冷媒循環回路により閉回路に接続されている。冷媒循環回路は、例えば炭酸ガス(CO2)を冷媒として使用し、高圧側の冷媒圧力が冷媒の臨界圧以上となる超臨界ヒートポンプサイクルを使用している。そして圧縮機17は、内蔵する電動モータ(図示せず)によって駆動され、吸引した冷媒を臨界圧力まで圧縮して吐出する。減圧手段19はステッピングモータ(図示せず)により駆動する絞り弁で、冷媒流路抵抗を制御している。
放熱器18は冷媒流路と、その冷媒流路と熱交換を行う水流路を備える。この放熱器18は前述の熱交換装置を用い、冷媒流路は溝付二重管11の内管11bと、溝付二重管12の内管12bとし、水流路は伝熱管10の内壁と溝付二重管11、12の外壁との間の流路としている。そして、この水流路はねじり管13の外周と伝熱管10の内周によって構成された旋回流路15となっている。このように、前述熱交換装置の内管11bと12bの入口は圧縮機17からの冷媒循環回路部分と連通し、出口は減圧器19への冷媒循環回路部分と連通するように接続されている。そして、この伝熱管の冷媒流路の流れ方向は水流路の流れ方向とを対向としている。
この水流路に水または予温水を供給する給水管21と、水流路から出湯される湯を貯湯タンク22へ通水させるための給湯回路23が接続されている。そして、給水管21は前述の熱交換装置の入水口(図示せず)と接続し、前述の熱交換装置の出湯口(図示せず)は給湯回路23と連通している。24は給水管21に設けた水または予温水を輸送する積層ポンプである。このように、貯湯タンク22から水または予温水が積層ポンプ24によって輸送され、水流路で所定温度まで加熱された後、貯湯タンク22へ輸送され貯留されるようになっている。そして、25は貯湯タンク22と連通する出湯管である。
以上のように構成された熱交換装置及び同熱交換装置を用いたヒートポンプ給湯装置について、以下その作用、動作を説明する。
給水管21を通じて水または予温水が貯湯タンク22から供給されると、圧縮機17が起動し、冷媒を高温高圧の臨界状態まで圧縮し、ヒートポンプサイクルが作動する。
そして、圧縮機17から吐出される高温高圧の冷媒ガスは放熱器18へ流入し、旋回流路15を含める水流路を流れる水を加熱する。そして、加熱された水は給湯回路23を経て貯湯タンク22へ流れ貯留される、いわゆる積層沸き上げを行う。一方、放熱器18で冷却された冷媒は減圧手段19で減圧されて吸熱器20に流入し、ここで大気熱、太陽熱、地中熱など自然エネルギーを吸熱して蒸発ガス化し、圧縮機17に戻る。
そして、給湯需要のある時、給湯管25を通じて貯湯タンク22内に貯湯される湯がユーザーの使用する給湯蛇口(図示せず)などへ供給される。給湯需要の温度レベルに応じて、途中で水道水などとミキシングして所定の温度となり供給することもできる。
放熱器18において、放熱器18の冷媒流路11b、12bを流れる冷媒は、圧縮機17で臨界圧力以上に加圧されているので、放熱器18の水流路を流れる水により熱を奪われて温度低下しても凝縮することがない。したがって放熱器18全域で冷媒と水とに温度差を形成しやすくなり、高温の湯が得られ、かつ熱交換効率を高めることができ、高効率のヒートポンプサイクル式給湯装置を提供することができる。
図1〜図3に示すように、螺旋状にお互いに密着しながら絡み合うように捻れた二本の溝付二重管11、12によって構成されたねじり管13を伝熱管10内に配置することによって、伝熱管10の内壁とねじり管13の外壁の間に、自然に螺旋状の水の流路15が形成されるとともに、冷媒も螺旋状に旋回されるため、水と冷媒ともに乱流化され、効率よく熱交換でき、熱交換性能のよい熱交換装置を得られる。
特に、溝付二重管11と12がお互いに密着しながら螺旋状に絡み合うように捻って構成したねじり管13において、ねじり管13の溝14の螺旋方向と、ねじり管13自身の螺旋方向とはともに反時計方向(図示)で、同一螺旋方向Lとすることによって、溝付二重管11と12を螺旋状に絡み合うようにねじり加工を行う際に、せん断応力などを少なく抑えることができるため、溝14または山部16が変形したり潰れたり或いは内管11b、12bの表面を傷めたりすることがなく、所望の螺旋状に撚り合わされた溝付二重管を製造することができる。よって、溝付二重管の溝は変形、損傷することなどがなく、所望の螺旋状のねじり管を生産性よく、品質高く製造でき、高性能熱交換装置を提供することができる。
さらに、溝14は変形損傷などがないため、所定の形状で漏洩機能を確保できることによって、冷媒と水が混ざり合うことがなく、溝14を通じて、漏洩した冷媒または水を外部へ導くことができるため、信頼性の高い熱交換装置を提供することができる。
特に、CO2を冷媒とする超臨界ヒートポンプサイクルにおいて使用する場合には、CO2冷媒の放熱器における作動圧力は約9MPa〜13MPaの間で、高圧力であるため、CO2冷媒が流れる内管の信頼性は格段に高く要求される。特に、何らかの原因でCO2冷媒が内管から漏れた場合、本願記載の漏洩溝は確保されている熱交換器を用いると、漏洩溝の機能を確保でき、漏れたCO2冷媒は漏洩溝を通じて外部へ流出するため、より信頼性の高いCO2を冷媒とする超臨界ヒートポンプ給湯装置を提供できる。
また、超臨界状態のCO2冷媒は熱伝達率が高いため、放熱器の伝熱性能を向上させようとすると、水側の熱伝達率を上げることはメインとなる。そこで、水側の流速アップや乱流促進手段は講じられる時、エロージョンやキャビテーション気泡といった水管や冷媒管の壁面を削り腐食する問題が生じやすくなる。そこで、本願記載の漏洩溝は確保されている熱交換器を用いると、製造時より漏洩溝の機能は確保されているため、上記のような水側からの腐食が生じ、外管に孔が空いた時でも、漏れた水は漏洩溝を通じて外部へ流出するため、より信頼性の高いCO2を冷媒とする超臨界ヒートポンプ給湯装置を提供できる。
また、同熱交換装置において、ねじり管13の溝の螺旋ピッチP2をねじり管の螺旋ピッチP1と略同様にしたことによって、ねじり加工行う前の溝付二重管の溝をこの溝付二重管の軸方向に平行して分布させる構成となるため、ねじり加工のねじり回転方向をどちらにしても、せん断応力は少なくて、溝が変形したり潰れたりすることがなく、所望の螺旋状にねじり合わされた溝付二重管を製造することができる。
よって、ねじり管13の溝の螺旋ピッチP2をねじり管の螺旋ピッチP1と略同様にすることで、ねじり管の溝の螺旋ピッチP2を外部から管理でき、溝14の漏洩機能を確実に機能させることができるとともに、ねじり加工を行う際に、溝付二重管11と12の方向管理をする必要がなく、製造工程は容易化でき、加工コストを低減させることができる。
また、同熱交換装置において、内管11bと12bの外周面積は、半分以上を外管11aと12aの内壁面の山部16と接触し密着させることによって、溝14によって生じた伝熱抵抗を抑えることができる。特に、外管11aと12aの内面壁において、溝14によって形成される山部16と谷をそれぞれ交互で均等分布させることは製造上、品質管理上において、より望ましい。
なお、縮管工程を経て、外管11aと12bと内管11bと12bによって構成される二重管は、約5−8m/本の長さ程度で、二本を揃え、両端はねじり加工冶具に拘束され、両端若しくは片端のねじり加工冶具の回転によって、ねじり加工を受けたものである。
通常、縮管工程などの加工工程を経た銅管は硬度が高くなったため、熱処理などを経て、軟質材とするのは多いが、本実施の形態では、この縮管工程を経て形成される二重管は焼鈍などの熱処理工程を経ずに、ねじり加工を行うことを特徴ともしている。熱処理を行うと、軟性材となり、ねじり加工は容易になるが、軟性材の耐圧性能が硬質材より格段に低下するため、高圧力のCO2冷媒には不向きの面があるからである。また、軟性材自身は取り扱いにくいため、加工工程管理の精度は求められる。よって、本実施の形態のように、螺旋方向を同一方向とすることで、冷間縮管加工を経た二重管は、熱処理を行われなくても、ねじり加工を容易にでき、より信頼性の高いCO2冷媒放熱器を提供することができる。
なお、直管状の二重管をこのようにねじり加工を行う際に、二重管同士はお互いに絡み合うように螺旋状にねじり管を形成していくにつれ、直管状の時より、ねじり管の管長は縮んでいくが、このような管長縮みを直管状の二重管の全長の2%−3%とすることは、形成された螺旋状のねじり管の伝熱促進性能は特に高く、なおかつ加工上においても最適なところであるため、本実施例はそれを用いている。
このように、溝付二重管の溝は変形、損傷することなどがなく、所望の螺旋状のねじり管を生産性よく製造でき、ねじり管を内包した高性能熱交換装置とその熱交換装置を用いたヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
(実施の形態2)
図6は、本発明の第2の実施の形態における熱交換装置の溝付二重管の断面図である。
図6は、本発明の第2の実施の形態における熱交換装置の溝付二重管の断面図である。
本実施の形態において、実施の形態1と異なるところは、熱交換装置の内管11bと12bの内壁側に内面溝26を設けたことである。
なお、実施の形態1の熱交換装置及びヒートポンプ給湯装置と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。
以上のように構成された熱交換装置及びそれを用いたヒートポンプ給湯装置について、以下その作用、動作を説明する。
図6に示すように、溝付二重管11を構成する内管11bの内壁面に、複数の内面溝26を設けたことによって、内管11bの内壁伝熱面積を増やし、冷媒側の伝熱促進効果を図ることができる。
特に、内面溝26の螺旋方向(図示せず)をねじり管の螺旋方向またはねじり管の溝の螺旋方向と同一方向とすることによって、内面溝26においても、せん断応力などを少なくて抑えることができ、内面溝が変形したりすることがなく、所望の螺旋状にねじり合わされた二重管を製造することができる。同様に、ねじり管の内面溝26の螺旋ピッチをねじり管の螺旋ピッチと略同様とすることによって、ねじり加工行う前の内管の内面溝をこの内管の軸方向に平行して分布させる構成となるため、ねじり加工のねじり回転方向をどちらにしても、せん断応力は少なくて、内面溝が変形したりすることがなく、所望の螺旋状にねじり合わされた二重管を製造することができる。
このように、さらに冷媒側の伝熱促進を図り、より高性能の熱交換装置およびそれを用いたヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
(実施の形態3)
図7は、本発明の第3の実施の形態における熱交換装置の局部側面断面図、図8は同熱交換装置のねじり管が形成される前の溝付二重管の側面断面図である。
図7は、本発明の第3の実施の形態における熱交換装置の局部側面断面図、図8は同熱交換装置のねじり管が形成される前の溝付二重管の側面断面図である。
本実施の形態において、実施の形態1と異なるところは、図8に示すように、ねじり管が形成される前の直管状の溝付二重管に、リード角度を有する螺旋状の溝27を設けたことである。なお、本実施の形態において、リード角度が0度の場合が実施の形態1で用いた溝付二重管の軸方向と平行して分布する溝14に相当する。
その他の点は、実施の形態1と同様であり、実施の形態1の熱交換装置及びヒートポンプ給湯装置と同一構造のものは同一符号を付与し、説明を省略する。
以上のように構成された熱交換装置及びそれを用いたヒートポンプ給湯装置について、以下その作用、動作を説明する。
図7と図8に示すように、直管状の溝付二重管の外管11aには、螺旋状の溝27は複数設けられている。平面展開した時、この溝27は管の軸方向と成すリード角度がαとし、このリード角度αは20度以下である。また、このような溝付二重管をねじり管に加工した後、ねじり管のねじりピッチP1は、螺旋状の溝27のねじり螺旋ピッチP3の3倍程度となっている。
ここで、リード角とねじりトルクとの関係及びリード角と漏洩圧力との関係について説明する。図9はリード角とねじりトルクとの関係をを示した図、図10は、リード角と漏洩圧力との関係を示した図である。一般的に、熱交換装置において、リード角とねじりトルク、及びリード角と漏洩圧力との関係は図9及び図10のようなグラフとして表される。なお、内管11bは外径4mm肉圧0.5mm、外管11aは外径0.65mm、肉厚0.65mmで、材質はともに銅を使用した。
図9に示すように、リード角は20°を超えると、ねじり管を加工するとき必要とするねじりトルクは格段に大きくなり、必要動力は大きくなるため、加工するのは困難となる。
また、図10に示すように、また、リード角は20°を越えると、溝付二重管を螺旋状に撚り合わしてねじり管に加工するとき、引張り応力やせん断応力が大きくなり、漏洩溝は潰れやすくなる。
従って、リード角αは約20度以下とするのが望ましい。
このように、ねじり管のねじりピッチP1を外管11a螺旋状の溝27のねじり螺旋ピッチP3の3倍程度とすることによって、ワンピッチP1範囲内のねじり管に対して、螺旋状の溝27は3回螺旋したことになるため、ねじり管の管内またはねじり管の表面に沿って流れる流れに対して、螺旋状の溝27によって生じた熱抵抗のむらを平均化でき、伝熱性能を向上させることができる。
ねじり管のねじりピッチP1と外管11a螺旋状の溝27のねじり螺旋ピッチP3との比が大きくなると、ねじりピッチP1が大きくなるため、ねじり管による伝熱性能向上効果は小さくなり、また、P3を小さくしすぎると、螺旋回数が大きくなり溝27の漏洩機能は低下する。製造などを考えて、P1とP3の比を1〜3程度にした方が、製造性よく、高性能高安全性の熱交換装置を製造することができる。
また、螺旋状の溝27が外管11aの軸方向と成すリード角αは、20度以下となるようにしたことによって、リード角が大きいため、溝付二重管を螺旋状に撚り合わしてねじり管に加工するとき、生じた引張り応力やせん断応力を小さく抑えることができ、溝が変形しにくく、所望のねじり管を製造することができる。
さらに、溝14は変形損傷などがないため、所定の形状で漏洩機能を確保できることによって、冷媒と水が混ざり合うことがなく、溝14を通じて、漏洩した冷媒または水を外部へ導くことができるため、信頼性の高い熱交換装置を提供することができる点は実施の形態1と同様である。
また、特に、CO2を冷媒とする超臨界ヒートポンプサイクルにおいて使用する場合には、CO2冷媒の放熱器における作動圧力は約9MPa〜13MPaの間で、高圧力であるため、CO2冷媒が流れる内管の信頼性は格段に高く要求される。特に、何らかの原因でCO2冷媒が内管から漏れた場合、本願記載の漏洩溝は確保されている熱交換器を用いると、漏洩溝の機能を確保でき、漏れたCO2冷媒は漏洩溝を通じて外部へ流出するため、より信頼性の高いCO2を冷媒とする超臨界ヒートポンプ給湯装置を提供できる点、また、超臨界状態のCO2冷媒は熱伝達率が高いため、放熱器の伝熱性能を向上させようとすると、水側の熱伝達率を上げることはメインとなる。そこで、水側の流速アップや乱流促進手段は講じられる時、エロージョンやキャビテーション気泡といった水管や冷媒管の壁面を削り腐食する問題が生じやすくなる。そこで、本願記載の漏洩溝は確保されている熱交換器を用いると、製造時より漏洩溝の機能は確保されているため、上記のような水側からの腐食が生じ、外管に孔が空いた時でも、漏れた水は漏洩溝を通じて外部へ流出するため、より信頼性の高いCO2を冷媒とする超臨界ヒートポンプ給湯装置を提供できる点についても実施の形態1と同様である。
さらに、螺旋方向を同一方向とすることで、冷間縮管加工を経た二重管は、熱処理を行われなくても、ねじり加工を容易にでき、より信頼性の高いCO2冷媒放熱器を提供することができる点についても実施の形態1と同様である。
また、本実施の形態に加えて実施の形態2のように熱交換器のうち管11bと12bの内壁側に内面溝を設ける構成としてもよいことはいうまでもない。かかる場合は、さらに冷媒側の伝熱促進を図り、より高性能の熱交換装置及びそれを用いたヒートポンプ給湯装置を提供することができる。
なお、上記各実施の形態において、溝付二重管を2本としたが、2本以上の場合でも同様な効果が得られる。
なお、上記各実施の形態において、第一流体は二酸化炭素冷媒、第二流体は水としたが、その他の流体を用いても同様な効果が得られる。
なお、上記各実施の形態において、水流路で加熱された水は貯湯タンクへ輸送されるとしたが、水流路を流れる水を所定温度まで加熱した後、貯湯タンクへ流れなくて、直接ユーザーの使用する給湯蛇口などへ供給してもよい。
以上のように、本発明にかかる熱交換装置及びそれを用いたヒートポンプサイクル給湯装置は、溝付二重管の溝は変形、損傷することなどがなく、所望の螺旋状のねじり管を生産性よく製造できる熱交換性能が優れ、信頼性の高い熱交換装置と、それを冷媒−水熱交換器として用いた高効率、高信頼性のヒートポンプ給湯装置を提供することができる。その他、幅広く熱交換、熱搬送などの用途にも適用できる。
10 伝熱管
11、12 溝付二重管
11a、12a 外管
11b、12b 内管
13 ねじり管
14 溝
17 圧縮機
18 放熱器
19 減圧器
20 吸熱器
26 内面溝
27 溝
P1 ねじり管のねじりピッチ
P2 ねじり管の溝の螺旋ピッチ
P3 螺旋状溝のピッチ
11、12 溝付二重管
11a、12a 外管
11b、12b 内管
13 ねじり管
14 溝
17 圧縮機
18 放熱器
19 減圧器
20 吸熱器
26 内面溝
27 溝
P1 ねじり管のねじりピッチ
P2 ねじり管の溝の螺旋ピッチ
P3 螺旋状溝のピッチ
Claims (10)
- 内壁面に溝を備える外管と前記外管内に位置する内管とが密着して構成する溝付二重管を有し、前記溝付二重管は複数本がお互いに密着しながら螺旋状に絡み合うように捻ってねじり管を構成し、前記ねじり管の溝の螺旋方向は、ねじり管の螺旋方向と同一方向であることを特徴とする熱交換装置。
- ねじり管の溝の螺旋ピッチは、ねじり管の螺旋ピッチと略同様であることを特徴とする請求項1記載の熱交換装置。
- ねじり管のねじりピッチは前記外管の螺旋状の溝のピッチの略1倍以上略3倍以下となるようにした請求項1に記載の熱交換装置。
- 外管の螺旋状の溝が外管の軸方向と成すリード角は、20度以下となるようにした請求項1に記載の熱交換装置。
- 内管の外周面積は、半分以上が外管の内壁面と接触し密着することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱交換装置。
- 内管の内壁面にも内面溝を有することを特徴とする請求項1乃至5のいずれかに1項記載の熱交換装置。
- 第一流体が流れる伝熱管を有し、前記伝熱管内にねじり管を配置し、第二流体がねじり管の内管を流れることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか1項に記載の熱交換装置。
- 第一流体と第二流体とを対向流とした請求項7に記載の熱交換装置。
- 圧縮機、放熱器、減圧器、吸熱器を有するヒートポンプサイクル装置を備え、前記放熱器は請求項7または8に記載の熱交換装置であって、内管を流れる第二流体が第一流体を加熱するヒートポンプ給湯装置。
- 冷媒は二酸化炭素で、圧縮機の圧力は臨界圧力以上とする請求項9記載のヒートポンプ給湯装置。
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JP2004181017A JP2006003028A (ja) | 2004-06-18 | 2004-06-18 | 熱交換装置及びそれを用いたヒートポンプ給湯装置 |
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-
2004
- 2004-06-18 JP JP2004181017A patent/JP2006003028A/ja active Pending
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