JP2006002505A - 柱梁接合構造の製造方法及び柱梁接合構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 柱梁接合構造1は、梁フランジプレート5が柱面に接合され、他端を柱面と対向する梁フランジプレート5aに接合され、梁フランジプレート5と梁フランジプレート5aとウェブプレート4とは梁2を形成し、梁フランジプレート5は柱面から離れた位置に切欠き7を有する。
【選択図】図1
Description
図1から図5において、本例の柱梁接合構造1は、柱2aと梁2が接合されている。第一の梁フランジプレート5の一端は、略水平面をなして柱梁接合部2bにおいて溶接により柱2aの柱面に接合されている。また、梁2のウェブ(ウェブプレート)4は、ガセットプレート11を介してボルト12により柱2aと接合されている。梁2は、溶接組み立てされたビルトアップH形梁である。梁端部の第一の梁フランジプレート5の他端は、梁中央部の第二の梁フランジプレート5aの一端と溶接部6により突合せ溶接されている。梁2は、第一及び第二の梁フランジプレート5及び5aが略鉛直面をなして隅肉溶接6aによりウェブ4に接合されることでビルトアップH形梁を形成している。第一及び第二の梁フランジプレート5及び5aとウェブ4とは、好ましくは、工場での溶接により梁2が構成されるように夫々互いに接合され、このようにして構成された梁2は鉄骨建方時に柱2aに接合される。
図6及び図7において、本例の柱梁接合構造30は、柱2aと梁2の柱梁接合部2bを補強するように当該柱2a及び梁2のフランジ3の夫々に接合される一対の第一のプレート15と、一対の第一のプレート15よりも柱梁接合部2bから離れた梁2のフランジ3の部位に接合される一対の第二のプレート16と、プレート15及び16のそれぞれ互いに対向する端部とプレート15及び16間における梁2のフランジ3の側端面とによって構成される凹み形状の凹み8とを具備している。プレート15及び16は、好ましくは、工場での溶接により梁2に接合され、鉄骨建方時に柱2aに接合される。プレート15及び16の終端部は、回し溶接14により滑らかに仕上げることは勿論のこと、溶接時のタブ等はグラインダ仕上げにより除去して滑らかに仕上げることができる。
図8及び図9において、本例の柱梁接合構造40は、柱2aと梁2の柱梁接合部2bを補強するように当該柱2a及び梁2のフランジ3の夫々に略鉛直面をなして接合される一対の第一のリブプレート17と、一対の第一のリブプレート17よりも柱梁接合部2bから離れた梁2のフランジ3の部位に略鉛直面をなして接合される一対の第二のリブプレート18と、リブプレート17及び18のそれぞれ互いに対向する端部とリブプレート17及び18間における梁2のフランジ3の外面3aとによって構成される凹み形状の凹み9とを具備している。リブプレート17及び18は、好ましくは、工場での溶接により梁2に接合され、鉄骨建方時に柱2aに接合される。リブプレート17及び18の終端部は、回し溶接14により滑らかに仕上げられている。凹み9のフランジ3には、降伏ヒンジ誘発用の切欠き19が設けられていてもよい。
図10及び図11において、本例の柱梁接合構造50は、柱2aと梁2の柱梁接合部2bを補強するように当該柱2a及び梁2のフランジ3の夫々に略水平面をなして接合される第一のカバープレート20と、第一のカバープレート20よりも柱梁接合部2bから離れた梁2のフランジ3の部位に略水平面をなして接合される第二のカバープレート21と、カバープレート20及び21の夫々互いに対向する端部とカバープレート20及び21間における梁2のフランジ3の外面3aとによって構成される断面欠損部位10とを具備している。カバープレート20及び21は、好ましくは、工場での溶接により梁2に接合され、鉄骨建方時に柱2aに接合される。カバープレート20及び21の終端部は、回し溶接14により滑らかに仕上げられている。断面欠損部位10のフランジ3には、降伏ヒンジ誘発用の切欠き22が設けられていてもよい。
2 梁
2a 柱
2b 柱梁接合部
3 フランジ
4 ウェブプレート
5 第一の梁フランジプレート
5a 第二の梁フランジプレート
7 切欠き
8、9 凹み
10 断面欠損部位
Claims (8)
- 柱と梁とを接合した鋼構造物の柱梁接合部において、略水平面をなして一端を柱面に接合されると共に、他端を柱面と対向する第二の梁フランジプレートに接合される少なくとも一つの第一の梁フランジプレートを有し、第一の梁フランジプレートと第二の梁フランジプレートとは略鉛直面をなしてウェブプレートに接合され、第一の梁フランジプレートは柱面から離れた位置に切欠きを有することを特徴とする柱梁接合構造。
- 少なくとも一つの第一のプレートを、柱及び梁の柱梁接合部を補強するように当該柱及び梁のフランジのそれぞれに接合すると共に、少なくとも一つの第二のプレートを、第一のプレートよりも柱梁接合部から離れた梁のフランジの部位にそれぞれ接合し、夫々接合した第一及び第二のプレートのそれぞれ互いに対向する端部と第一及び第二のプレート間における梁のフランジの側端面とによって構成される少なくとも一つの凹み形状を形成する柱梁接合構造の製造方法。
- 少なくとも一つの第一のリブプレートを、柱及び梁の柱梁接合部を補強するように当該柱及び梁のフランジのそれぞれに略鉛直面をなして接合すると共に、少なくとも一つの第二のリブプレートを、第一のリブプレートよりも柱梁接合部から離れた梁のフランジの部位に略鉛直面をなしてそれぞれ接合し、夫々接合した第一及び第二のリブプレートのそれぞれ互いに対向する端部と第一及び第二のリブプレート間における梁のフランジの外面とによって構成される少なくとも一つの凹み形状を形成する柱梁接合構造の製造方法。
- 少なくとも一つの第一のカバープレートを、柱及び梁の柱梁接合部を補強するように当該柱及び梁のフランジのそれぞれに略水平面をなして接合すると共に、少なくとも一つの第二のカバープレートを、第一のカバープレートよりも柱梁接合部から離れた梁のフランジの部位に略水平面をなしてそれぞれ接合し、夫々接合した第一及び第二のカバープレートのそれぞれ互いに対向する端部と第一及び第二のカバープレート間における梁のフランジの外面とによって構成される少なくとも一つの断面欠損部位を形成する柱梁接合構造の製造方法。
- 柱と梁とを接合した鋼構造物の柱梁接合部において、一端で柱面に接合されていると共に柱面から離れた位置に切欠きを有している少なくとも一つの第一の梁フランジプレートと、一端で第一の梁フランジプレートの他端に接合されている少なくとも一つの第二の梁フランジプレートと、第一及び第二の梁フランジプレートが接合されているウェブプレートとを具備している柱梁接合構造。
- 柱及び梁の柱梁接合部を補強するように当該柱及び梁のフランジのそれぞれに接合されている少なくとも一つの第一のプレートと、第一のプレートよりも柱梁接合部から離れた梁のフランジの部位にそれぞれ接合されている少なくとも一つの第二のプレートと、第一及び第二のプレートのそれぞれ互いに対向する端部と第一及び第二のプレート間における梁のフランジの側端面とによって構成される少なくとも一つの凹みとを具備している柱梁接合構造。
- 柱及び梁の柱梁接合部を補強するように当該柱及び梁のフランジのそれぞれに接合されている少なくとも一つの第一のリブプレートと、第一のリブプレートよりも柱梁接合部から離れた梁のフランジの部位に接合されている少なくとも一つの第二のリブプレートと、第一及び第二のリブプレートのそれぞれ互いに対向する端部と第一及び第二のリブプレート間における梁のフランジの外面とによって構成される少なくとも一つの凹みとを具備している柱梁接合構造。
- 柱及び梁の柱梁接合部を補強するように当該柱及び梁のフランジのそれぞれに接合されている少なくとも一つの第一のカバープレートと、第一のカバープレートよりも柱梁接合部から離れた梁のフランジの部位に接合される少なくとも一つの第二のカバープレートと、第一及び第二のカバープレートのそれぞれ互いに対向する端部と第一及び第二のカバープレート間における梁のフランジの外面とによって構成される少なくとも一つの断面欠損部位とを具備している柱梁接合構造。
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