JP2020169526A - 接合構造およびh形断面部材 - Google Patents
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Abstract
Description
図1は本発明の第1の実施形態に係る接合構造を示す図であり、図2は図1のII−II線断面図である。図1および図2に示された接合構造1は、H形断面梁2と、例えば角形鋼管などで構成される柱3との間に形成される。H形断面梁2の下フランジ21は、柱3に取り付けられるダイアフラム31に溶接部41を介して接合される。具体的には、下フランジ21の材軸方向の端面211とダイアフラム31の端面311との間に形成された開先に、裏当金411を用いて溶接金属を充填または積層することによって溶接部41が形成される。一方、H形断面梁2のウェブ22は、柱3の側面32に溶接部(図示せず)を介して接合される。他の例では、柱3にダイアフラム31が取り付けられず、下フランジ21およびウェブ22の両方が柱3の側面32に溶接部を介して接合されてもよい。
図3は本発明の第2の実施形態に係る接合構造を示す図であり、図4は図3のIV−IV線断面図である。図3および図4に示された接合構造1Aは、H形断面梁2Aと柱3との間に形成される。上記の第1の実施形態との相違として、本実施形態ではH形断面梁2Aが圧延H形鋼であり、下フランジ21とウェブ22とは一体的に形成されている。下フランジ21の上面212とウェブ22の側面222との間には、圧延加工によってフィレット23が形成される。フィレット23は、ウェブとフランジとの間の連結部の例である。ここで、フィレット23の上端、すなわちウェブ22の板厚が下フランジ21に向かって増大し始める位置を、本明細書では便宜的にフィレット23の止端231という。
図5は本発明の第3の実施形態に係る接合構造を示す図であり、図6は図5のVI−VI線断面図である。図1および図2に示された接合構造1Bは、H形断面梁2と、柱3との間に形成される。なお、上記の第1の実施形態で説明した溝6に代えて以下で説明する切取部7が形成される点を除いて、本実施形態の構成は上記の第1の実施形態と同様であるため、重複した詳細な説明は省略する。
図7は参考例に係る接合構造を示す図であり、図8は図7のVIII−VIII線断面図である。図7および図8に示された接合構造1Zは、H形断面梁2Bと柱3との間に形成される。H形断面梁2Bは、上記の第1の実施形態と同様に組立H形鋼であり、下フランジ21とウェブ22とは隅肉溶接部42Aを介して互いに接合される。第1の実施形態との相違として、本例では、スカラップ5の開口縁における第1の変曲点512の下フランジ21からの距離Hc、および隅肉溶接部42Aの止端421Aの下フランジ21からの距離Hfについて、Hc>Hfである。つまり、本例では、スカラップ5の開口縁において、第1の円弧部51が隅肉溶接部42Aと止端421Aを越えたウェブ22の側面222とにまたがって形成される一方で、第2の円弧部52は全体が止端421Aを越えたウェブ22の側面222に形成される。
Claims (8)
- ウェブ、フランジ、および前記ウェブと前記フランジとの間の連結部を有するH形断面梁を柱に接合する接合構造であって、
前記柱に接合される前記H形断面梁の材軸方向の端部では、前記フランジに接する前記ウェブの一部分を切り欠いたスカラップが形成され、前記スカラップの開口縁またはその近傍から前記フランジに沿って延びる前記ウェブまたは前記連結部の欠落部が形成される接合構造。 - 前記スカラップの開口縁は、前記フランジに近い側に形成される第1の円弧部と、前記フランジから遠い側に形成される第2の円弧部とを含み、前記第1の円弧部の曲率半径は前記第2の円弧部の曲率半径よりも大きく、前記第1の円弧部と前記第2の円弧部とは第1の変曲点において接続され、
前記欠落部の前記フランジからの距離Heおよび前記第1の変曲点の前記フランジからの距離Hcについて、Hc≧Heである、請求項1に記載の接合構造。 - 前記欠落部は、前記ウェブまたは前記連結部に形成される溝である、請求項1または請求項2に記載の接合構造。
- 前記溝は、前記連結部の前記ウェブ側の止端よりも前記フランジ側に形成される、請求項3に記載の接合構造。
- 前記欠落部は、前記連結部が前記ウェブ側の止端から前記ウェブの側面に沿って切り取られた切取部である、請求項1または請求項2に記載の接合構造。
- 前記連結部は、隅肉溶接部である、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の接合構造。
- 前記連結部は、圧延加工によって形成されたフィレットである、請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の接合構造。
- ウェブ、フランジ、および前記ウェブと前記フランジとの間の連結部を有するH形断面部材であって、
前記H形断面部材の材軸方向の少なくとも一方の端部では、前記フランジに接する前記ウェブの一部分を切り欠いたスカラップが形成され、前記スカラップの開口縁またはその近傍から前記フランジに沿って延びる前記ウェブまたは前記連結部の欠落部が形成されるH形断面部材。
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