JP2006001072A - 粒状化粧材露出型外装プレキャストコンクリート板の製造方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】鋼製の型枠ベッド面2に、粒状化粧材3としての石英硝子粒を1個ずつ、化粧的効果のある配置で、ベッド面2上に一定の高さ浮かせて支持することが可能な粘度及び粘着力を持つ不定形材料4を添付し、不定形材料4による厚みを利用してベッド1上面から少し浮いた点付け状態に固定する。不定形材料4が硬化した後にベッド面2上に配筋6を行い、型枠ベッド1内にコンクリート5を打設し、コンクリート5の硬化が若材齢の段階で脱型を行い、成形したコンクリート板5を裏返した表面を不定形材料4の厚みを削り取る程度まで研磨して仕上げる。
【選択図】図1
Description
その一例として特許文献1には、粒状化粧材を型枠ベッド面に固定させる固着材として特殊充填粘土を用いた外装プレキャストコンクリート板の製造方法が開示されている。前記特殊充填粘土とは、基幹材料としての乾燥細粒砂に対して可塑性付与材としてベントナイト、凝結調整剤として水ガラス、及び練り混ぜ水を添加し、混練した構成と記載されている。前記特殊充填粘土を型枠ベッド上へ敷き詰めて平滑に均し、この特殊充填粘土の層内へ粒状化粧材としての玉石又は鉄平石を約半分程度(特許文献1の図1〜図4参照)差し込んで敷き並べ固定させる。或いは型枠ベッドの上面に粒状化粧材を敷き並べ、それらの間へ特殊充填粘土を塗りつけ、又は流し込んで固定させる。その際に発生する特殊充填粘土の凹凸は鏝で平滑に均す。その後、配筋を行い、型枠ベッド内にコンクリートを打設する。コンクリートが硬化した時点で型枠を脱型するが、研磨作業は行わず、付着している特殊充填粘土を水洗いするのみと記載されている。玉石又は鉄平石を出来るだけコンクリート面に露出させて見せることで意匠性を高める構成である。
粒状化粧材としての玉石又は鉄平石は光沢がないので、出来るだけコンクリート面に大きく露出させて意匠性を高める必要がある。玉石又は鉄平石をコンクリート面に十分大きく露出させるには、型枠ベッドに敷き詰められた特殊充填粘土の内部に十分深く差し込まなければならず、仕上げ段階で特殊充填粘土を洗い流すと、玉石又は鉄平石はコンクリート面から大きく露出するが、その反面コンクリートによる拘束、保持力が不十分となって剥がれ落ちてしまう懸念が大である。
ところで、光沢のある一般硝子粒を使用したときは、強力な研磨作業を行うと表面に傷がつき光沢を失ってしまう。しかも、コンクリートのアルカリ成分に侵食されることで、白濁するので意匠性が損なわれてしまうことが知られている。
型枠ベッド面2に粒状化粧材3を敷き並べて固定し、型枠ベッド1内にコンクリート5を打設して成形される粒状化粧材露出型外装プレキャストコンクリート板の製造方法において、
鋼製の型枠ベッド面2に、粒状化粧材3としての石英硝子粒を1個ずつ、化粧的効果のある配置で、ベッド面2上に一定の高さ浮かせて支持することが可能な粘度及び粘着力を持つ不定形材料4を添付し、該不定形材料4による厚みを利用してベッド上面2から少し浮いた点付け状態に固定し、
前記不定形材料4が硬化した後にベッド面2上に配筋6を行い、型枠ベッド1内にコンクリート5を打設し、該コンクリート5の硬化が若材齢の段階で脱型を行い、成形したコンクリート板5を裏返した表面を前記不定形材料4の厚みを削り取る程度まで研磨して仕上げることを特徴とする。
粒状化粧材3としての石英硝子粒は、短辺長さが20mm以上の粒径が大きな破砕粒を使用し、前記石英硝子粒3の長辺方向が型枠ベッド面2に対して垂直に立つ向きに不定形材料4で固定することを特徴とする。
不定形材料4は、変成シリコーン系シーリング材又は弾性接着剤若しくは粘土等であることを特徴とする。
粒状化粧材3として、石英硝子粒と共に石灰石骨材を併用することを特徴とする。
粒状化粧材3は、型枠ベッド面2との間に一定の高さ浮かせて支持するスペーサー7を含ませた不定形材料4で固定することを特徴とする。
また、研磨代となる不定形材料の厚さ分しか研磨しないので、石英硝子粒の大部分はコンクリート中に埋め込んだ状態に強く拘束、保持できる。しかも、短辺が20mm以上と粒径の大きい石英硝子粒のみを使用し、該石英硝子粒の長辺方向が型枠ベッド面に対して垂直に立つ向きに固定するので、高安定の固定状態となり剥離の心配は皆無に等しい。
2 型枠ベッド面
3 粒状化粧材(石英硝子粒)
4 不定形材料
5 コンクリート(板)
6 鉄筋
7 スペーサー
Claims (5)
- 型枠ベッド面に粒状化粧材を敷き並べて固定し、型枠ベッド内にコンクリートを打設して成形される粒状化粧材露出型外装プレキャストコンクリート板の製造方法において、
鋼製の型枠ベッド面に、粒状化粧材としての石英硝子粒を1個ずつ、化粧的効果のある配置で、ベッド面上に一定の高さ浮かせて支持することが可能な粘度及び粘着力を持つ不定形材料を添付し、該不定形材料による厚みを利用してベッド上面から少し浮いた点付け状態に固定し、
前記不定形材料が硬化した後にベッド面上に配筋を行い、型枠ベッド内にコンクリートを打設し、該コンクリートの硬化が若材齢の段階で脱型を行い、成形したコンクリート板を裏返した表面を前記不定形材料の厚みを削り取る程度まで研磨して仕上げることを特徴とする、粒状化粧材露出型外装プレキャストコンクリート板の製造方法。 - 粒状化粧材としての石英硝子粒は、短辺長さが20mm以上の粒径が大きな破砕粒を使用し、前記石英硝子粒の長辺方向が型枠ベッド面に対して垂直に立つ向きに不定形材料で固定することを特徴とする、請求項1に記載した粒状化粧材露出型外装プレキャストコンクリート板の製造方法。
- 不定形材料は、変成シリコーン系シーリング材又は弾性接着材若しくは粘土等であることを特徴とする、請求項1又は2に記載した粒状化粧材露出型外装プレキャストコンクリート板の製造方法。
- 粒状化粧材として、石英硝子粒と共に石灰石骨材を併用することを特徴とする、請求項1又は2に記載した粒状化粧材露出型外装プレキャストコンクリート板の製造方法。
- 粒状化粧材は、型枠ベッド面との間に一定の高さ浮かせて支持するスペーサーを含ませた不定形材料で固定することを特徴とする、請求項1〜4のいずれか一に記載した粒状化粧材露出型外装プレキャストコンクリート板の製造方法。
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