JPH08333840A - セメント系フレキシブルボード及びその製造方法 - Google Patents
セメント系フレキシブルボード及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH08333840A JPH08333840A JP16483195A JP16483195A JPH08333840A JP H08333840 A JPH08333840 A JP H08333840A JP 16483195 A JP16483195 A JP 16483195A JP 16483195 A JP16483195 A JP 16483195A JP H08333840 A JPH08333840 A JP H08333840A
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- JP
- Japan
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- board
- water
- synthetic resin
- grooves
- cement
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- Pending
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- Curing Cements, Concrete, And Artificial Stone (AREA)
- Panels For Use In Building Construction (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Press-Shaping Or Shaping Using Conveyers (AREA)
- Devices For Post-Treatments, Processing, Supply, Discharge, And Other Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セメント系の材料を用いてしかも湾曲可能な
セメント系フレキシブルボード及びその製造方法を提供
する。 【構成】 水硬性無機質材、骨材、及び水溶性合成樹脂
を主成分とし、表面には化粧層１３が貼着され、裏面に
は一定方向を向いた複数本の溝１５が小ピッチで形成さ
れたセメント系フレキシブルボード１６及びその製造方
法。
セメント系フレキシブルボード及びその製造方法を提供
する。 【構成】 水硬性無機質材、骨材、及び水溶性合成樹脂
を主成分とし、表面には化粧層１３が貼着され、裏面に
は一定方向を向いた複数本の溝１５が小ピッチで形成さ
れたセメント系フレキシブルボード１６及びその製造方
法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、曲面部に施工可能なセ
メント系フレキシブルボード及びその製造方法に関す
る。
メント系フレキシブルボード及びその製造方法に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】近年、建築物の洋風化に伴い曲面部が多
用され、この面に施工可能な柔軟性のある無機質系外装
材（セメント系ボード）が求められている。
用され、この面に施工可能な柔軟性のある無機質系外装
材（セメント系ボード）が求められている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
セメント系ボードは硬くてしかも脆い性質を有している
ので、少しでも曲げることは困難であった。一方、合成
樹脂系の材料の場合にはある程度は曲がるが、傷が付き
易く、耐火性、耐候性に乏しく、しかも比較的高価であ
るという問題があった。本発明はかかる事情に鑑みてな
されたもので、セメント系の材料を用いてしかも湾曲可
能なセメント系フレキシブルボード及びその製造方法を
提供することを目的とする。
セメント系ボードは硬くてしかも脆い性質を有している
ので、少しでも曲げることは困難であった。一方、合成
樹脂系の材料の場合にはある程度は曲がるが、傷が付き
易く、耐火性、耐候性に乏しく、しかも比較的高価であ
るという問題があった。本発明はかかる事情に鑑みてな
されたもので、セメント系の材料を用いてしかも湾曲可
能なセメント系フレキシブルボード及びその製造方法を
提供することを目的とする。
【０００４】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う請求項１
記載のセメント系フレキシブルボードは、水硬性無機質
材、骨材、及び水溶性合成樹脂を主成分とし、表面には
化粧層が貼着され、裏面には一定方向を向いた複数本の
溝が小ピッチで形成されている。また、請求項２記載の
セメント系フレキシブルボードの製造方法は、水硬性無
機質材、骨材、及び水溶性合成樹脂を主成分とするスラ
リーを型に入れて板状に成型した後、表面に化粧層を施
すと共に、裏面に一定方向を向いた小ピッチの複数の溝
を形成している。
記載のセメント系フレキシブルボードは、水硬性無機質
材、骨材、及び水溶性合成樹脂を主成分とし、表面には
化粧層が貼着され、裏面には一定方向を向いた複数本の
溝が小ピッチで形成されている。また、請求項２記載の
セメント系フレキシブルボードの製造方法は、水硬性無
機質材、骨材、及び水溶性合成樹脂を主成分とするスラ
リーを型に入れて板状に成型した後、表面に化粧層を施
すと共に、裏面に一定方向を向いた小ピッチの複数の溝
を形成している。
【０００５】
【作用】請求項１記載のセメント系フレキシブルボー
ド、及び請求項２記載のセメント系フレキシブルボード
の製造方法は、表面に化粧層が形成されているので、外
観を自由に変えることができる。そして、ボード素材に
水溶性合成樹脂を混入しているので、弾性が付与され、
更には裏面側に一定方向を向いた小ピッチの複数の溝を
形成しているので、曲面に沿って曲げることができる。
ド、及び請求項２記載のセメント系フレキシブルボード
の製造方法は、表面に化粧層が形成されているので、外
観を自由に変えることができる。そして、ボード素材に
水溶性合成樹脂を混入しているので、弾性が付与され、
更には裏面側に一定方向を向いた小ピッチの複数の溝を
形成しているので、曲面に沿って曲げることができる。
【０００６】
【実施例】続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の一実施例に係るセメント系
フレキシブルボードの製造方法の説明図である。
を具体化した実施例につき説明し、本発明の理解に供す
る。ここに、図１は本発明の一実施例に係るセメント系
フレキシブルボードの製造方法の説明図である。
【０００７】図１（Ａ）に示すように、予め製造したス
ラリー１０を型１１内に流し込む。このスラリー１０
は、水硬性無機質材、骨材、繊維及び水溶性合成樹脂、
及び水からなる。前記水硬性無機質材としては例えばポ
ルトランドセメント、前記骨材としては例えば、スラ
グ、蝋石、パーライト、炭酸カルシウム等を粒状に破砕
したものがあり、前記繊維としてはパルプ又は適当長さ
に切断した合成樹脂繊維（例えば、ビニロン）があり、
前記水溶性合成樹脂としては例えば、ウレタン系樹脂接
着剤やアクリル系樹脂接着剤がある。これらの配合比率
を表１に示す。なお、水溶性合成樹脂の量は多ければ更
に弾力性が増すが、コスト高となる。
ラリー１０を型１１内に流し込む。このスラリー１０
は、水硬性無機質材、骨材、繊維及び水溶性合成樹脂、
及び水からなる。前記水硬性無機質材としては例えばポ
ルトランドセメント、前記骨材としては例えば、スラ
グ、蝋石、パーライト、炭酸カルシウム等を粒状に破砕
したものがあり、前記繊維としてはパルプ又は適当長さ
に切断した合成樹脂繊維（例えば、ビニロン）があり、
前記水溶性合成樹脂としては例えば、ウレタン系樹脂接
着剤やアクリル系樹脂接着剤がある。これらの配合比率
を表１に示す。なお、水溶性合成樹脂の量は多ければ更
に弾力性が増すが、コスト高となる。
【０００８】
【表１】
【０００９】前記型１１内に所定量のスラリー１０を流
し込んだ後、上から平面状の蓋を被せて圧締を行う。こ
れによって図１（Ｂ）に示すように、上部が平面の板１
２が完成する。次に、この板１２の上に表面に模様を印
刷した塩化ビニルシート等からなる化粧層を構成する化
粧シート１３を図１（Ｃ）のように貼着する。この時の
接着剤としては熱可塑性接着剤（例えば、ポリ酢酸ビニ
ル系）を使用するのが好ましい。
し込んだ後、上から平面状の蓋を被せて圧締を行う。こ
れによって図１（Ｂ）に示すように、上部が平面の板１
２が完成する。次に、この板１２の上に表面に模様を印
刷した塩化ビニルシート等からなる化粧層を構成する化
粧シート１３を図１（Ｃ）のように貼着する。この時の
接着剤としては熱可塑性接着剤（例えば、ポリ酢酸ビニ
ル系）を使用するのが好ましい。
【００１０】そして、図１（Ｄ）に示すように、化粧シ
ート１３を貼った板１２を反転し、図１（Ｅ）に示すよ
うに、鋸１４を用いて小ピッチで平行な多数の溝１５を
形成する。この溝の幅は、２〜５ｍｍ程度で、溝部分の
板の厚みが３〜５ｍｍ程度とする。これによって、図１
（Ｆ）に示すように屈曲可能なセメント系フレキシブル
ボード１６が完成する。
ート１３を貼った板１２を反転し、図１（Ｅ）に示すよ
うに、鋸１４を用いて小ピッチで平行な多数の溝１５を
形成する。この溝の幅は、２〜５ｍｍ程度で、溝部分の
板の厚みが３〜５ｍｍ程度とする。これによって、図１
（Ｆ）に示すように屈曲可能なセメント系フレキシブル
ボード１６が完成する。
【００１１】前記実施例においては、水硬性無機質材と
してポルトランドセメントを使用したが、その他のセメ
ントであってもよい。
してポルトランドセメントを使用したが、その他のセメ
ントであってもよい。
【００１２】
【発明の効果】請求項１記載のセメント系フレキシブル
ボード、及び請求項２記載のセメント系フレキシブルボ
ードの製造方法は、小ピッチの複数の溝と合成樹脂によ
って弾性が付与されるので、曲面部に施工が可能とな
る。
ボード、及び請求項２記載のセメント系フレキシブルボ
ードの製造方法は、小ピッチの複数の溝と合成樹脂によ
って弾性が付与されるので、曲面部に施工が可能とな
る。
【図１】本発明の一実施例に係るセメント系フレキシブ
ルボードの製造方法の説明図である。
ルボードの製造方法の説明図である。
１０ スラリー １１ 型 １２ 板 １３ 化粧シート １４ 鋸 １５ 溝 １６ セメント系フレキシブルボード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 ＦＩ 技術表示箇所 Ｂ３２Ｂ 13/12 Ｂ３２Ｂ 13/12 Ｃ０４Ｂ 24/26 Ｃ０４Ｂ 24/26 Ｄ 28/02 28/02 Ｅ０４Ｃ 2/04 Ｅ０４Ｃ 2/04 Ｆ // Ｃ０４Ｂ 111:50
Claims (2)
- 【請求項１】 水硬性無機質材、骨材、及び水溶性合成
樹脂を主成分とし、表面には化粧層が貼着され、裏面に
は一定方向を向いた複数本の溝が小ピッチで形成された
ことを特徴とするセメント系フレキシブルボード。 - 【請求項２】 水硬性無機質材、骨材、及び水溶性合成
樹脂を主成分とするスラリーを型に入れて板状に成型し
た後、表面に化粧層を施すと共に、裏面に一定方向を向
いた小ピッチの溝を形成することを特徴とするセメント
系フレキシブルボードの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16483195A JPH08333840A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | セメント系フレキシブルボード及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP16483195A JPH08333840A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | セメント系フレキシブルボード及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08333840A true JPH08333840A (ja) | 1996-12-17 |
Family
ID=15800764
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP16483195A Pending JPH08333840A (ja) | 1995-06-06 | 1995-06-06 | セメント系フレキシブルボード及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08333840A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11247327A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-14 | Nichiha Corp | 防火性構造用ボードおよびその製造方法 |
| KR20000074564A (ko) * | 1999-05-21 | 2000-12-15 | 곽효섭 | 건축 단열온열 내장제 |
| KR20020093452A (ko) * | 2001-06-08 | 2002-12-16 | 박방선 | 석분시트 등 시트성형용 조성물 제조방법 |
| WO2022168888A1 (ja) * | 2020-02-20 | 2022-08-11 | 株式会社オムラ | 建築用板材及びその製造方法、建築用板材の耐久性を高める方法、並びに建築用板材の表面に模様などを固定化させる方法 |
-
1995
- 1995-06-06 JP JP16483195A patent/JPH08333840A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11247327A (ja) * | 1998-02-27 | 1999-09-14 | Nichiha Corp | 防火性構造用ボードおよびその製造方法 |
| KR20000074564A (ko) * | 1999-05-21 | 2000-12-15 | 곽효섭 | 건축 단열온열 내장제 |
| KR20020093452A (ko) * | 2001-06-08 | 2002-12-16 | 박방선 | 석분시트 등 시트성형용 조성물 제조방법 |
| WO2022168888A1 (ja) * | 2020-02-20 | 2022-08-11 | 株式会社オムラ | 建築用板材及びその製造方法、建築用板材の耐久性を高める方法、並びに建築用板材の表面に模様などを固定化させる方法 |
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