JP2000137218A - Ｌｃｄバックライト構造 - Google Patents
Ｌｃｄバックライト構造Info
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ＬＥＤより発した光を効率よく光誘導板に入
射して光ムラがなく面発光することができ、電子機器本
体の薄型化を実現できるＬＣＤバックライト構造を提供
する。 【解決手段】 電子機器の本体内に収納される回路基板
１を設け、この回路基板１の実装面に実装されるＬＥＤ
６を有し、このＬＥＤ６から発する光を遮断するように
周囲を囲む反射板８と、ＬＥＤ６から出射するとともに
反射板８の反射面８ａにより反射した光を少なくとも一
方の端部から取り込む光誘導板４を備え、この光誘導板
４の側端面を拡大してＬＥＤ６の側面に大きく延在して
多くの光を取り込む光取り込み面４ａを設けるととも
に、この光取り込み面４ａ以外の光誘導板４の厚みｈを
薄く形成する。
射して光ムラがなく面発光することができ、電子機器本
体の薄型化を実現できるＬＣＤバックライト構造を提供
する。 【解決手段】 電子機器の本体内に収納される回路基板
１を設け、この回路基板１の実装面に実装されるＬＥＤ
６を有し、このＬＥＤ６から発する光を遮断するように
周囲を囲む反射板８と、ＬＥＤ６から出射するとともに
反射板８の反射面８ａにより反射した光を少なくとも一
方の端部から取り込む光誘導板４を備え、この光誘導板
４の側端面を拡大してＬＥＤ６の側面に大きく延在して
多くの光を取り込む光取り込み面４ａを設けるととも
に、この光取り込み面４ａ以外の光誘導板４の厚みｈを
薄く形成する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、ＬＣＤバックライ
ト構造に係り、より詳細には電子機器等に設置されるＬ
ＣＤに照明効果を与えるＬＣＤバックライト構造に関す
る。
ト構造に係り、より詳細には電子機器等に設置されるＬ
ＣＤに照明効果を与えるＬＣＤバックライト構造に関す
る。
【０００２】
【従来の技術】従来、電子機器には、使用者が機器の操
作状況を容易に把握できるように各操作段階に応じて種
々の情報を与えるため、ケースの表面にＬＣＤを配置し
て文字や図形などの情報を表示している。このＬＣＤ
は、電圧を印加すると分子の配列が変わる液晶を２枚の
ガラス板にはさみ、ここに加える電圧の有無に従って液
晶が光の振動方向を回転させることにより透過光及び反
射光の量を制御して文字や図形などの情報を表示するよ
うに形成されている。このＬＣＤは、液晶自体が光を発
しないため、例えば、腕時計や移動体通信端末などの携
帯用の電子機器では暗い場所でも見やすいように人工照
明を加える必要がある。
作状況を容易に把握できるように各操作段階に応じて種
々の情報を与えるため、ケースの表面にＬＣＤを配置し
て文字や図形などの情報を表示している。このＬＣＤ
は、電圧を印加すると分子の配列が変わる液晶を２枚の
ガラス板にはさみ、ここに加える電圧の有無に従って液
晶が光の振動方向を回転させることにより透過光及び反
射光の量を制御して文字や図形などの情報を表示するよ
うに形成されている。このＬＣＤは、液晶自体が光を発
しないため、例えば、腕時計や移動体通信端末などの携
帯用の電子機器では暗い場所でも見やすいように人工照
明を加える必要がある。
【０００３】従って、ＬＣＤには、従来、背後からＬＥ
Ｄなどの光源により照射するバックライト方式が主に採
用されている。この従来のＬＣＤバックライト構造は、
ＬＣＤを照明するために大型で強力な光源を必要とする
ので、電池で動作する携帯用の電子機器では光源から光
を効率よく吸収して面発光させることが重要となる。こ
こで、従来のＬＣＤバックライト構造は、回路基板に光
誘導板とＬＣＤとを重ねて載置し、その側面近傍に照明
用の光源であるＬＥＤを載置して効率よく光誘導板を面
発光させる構造を備えていた。
Ｄなどの光源により照射するバックライト方式が主に採
用されている。この従来のＬＣＤバックライト構造は、
ＬＣＤを照明するために大型で強力な光源を必要とする
ので、電池で動作する携帯用の電子機器では光源から光
を効率よく吸収して面発光させることが重要となる。こ
こで、従来のＬＣＤバックライト構造は、回路基板に光
誘導板とＬＣＤとを重ねて載置し、その側面近傍に照明
用の光源であるＬＥＤを載置して効率よく光誘導板を面
発光させる構造を備えていた。
【０００４】図３は、このような従来の携帯電話機に採
用したＬＣＤバックライト構造を示す断面図である。ま
た、図４は、図３に示した携帯電話機の本体１０を矢印
Ｂの方向から見た平面図である。図３に示すように、従
来の携帯電話機に採用したＬＣＤバックライト構造は、
携帯電話機のケース１０内に収納した回路基板１１の上
面に光誘導板１４とＬＣＤ１２とを重ねて載置し、その
側面近傍に照明用のＬＥＤ１６を３箇所（図示せず）配
列させて実装している。ここでＬＣＤ１２は、ＦＰＣ
（フレキシブル基板）１３により回路基板１１と電気的
に接続されている。また、ＬＥＤ１６は、側面近傍に配
置した光誘導板１４に向かって側端面が発光するように
設けられている。このように構成された従来のＬＣＤバ
ックライト構造は、ＬＥＤ１６が発光すると、光が直接
に光誘導板１４の側端面から入射して光誘導板１４を面
発光させる。このように従来のＬＣＤバックライト構造
によると、比較的に簡単な構造でＬＣＤ１２を発光させ
ることができる。
用したＬＣＤバックライト構造を示す断面図である。ま
た、図４は、図３に示した携帯電話機の本体１０を矢印
Ｂの方向から見た平面図である。図３に示すように、従
来の携帯電話機に採用したＬＣＤバックライト構造は、
携帯電話機のケース１０内に収納した回路基板１１の上
面に光誘導板１４とＬＣＤ１２とを重ねて載置し、その
側面近傍に照明用のＬＥＤ１６を３箇所（図示せず）配
列させて実装している。ここでＬＣＤ１２は、ＦＰＣ
（フレキシブル基板）１３により回路基板１１と電気的
に接続されている。また、ＬＥＤ１６は、側面近傍に配
置した光誘導板１４に向かって側端面が発光するように
設けられている。このように構成された従来のＬＣＤバ
ックライト構造は、ＬＥＤ１６が発光すると、光が直接
に光誘導板１４の側端面から入射して光誘導板１４を面
発光させる。このように従来のＬＣＤバックライト構造
によると、比較的に簡単な構造でＬＣＤ１２を発光させ
ることができる。
【０００５】しかし、このような従来のＬＣＤバックラ
イト構造では、ＬＥＤの光を光誘導板１４に直接取り込
むことにより、図４に示すように、携帯電話機の本体１
０を正面から見た時に光の玉（極端に明るい部分）１６
ａが見えてしまう。そこで、このような光の玉１６ａを
なくす方法として、光を１度反射させて光誘導板の側端
面から取り込む従来のＬＣＤバックライト構造がある。
このような技術としては、例えば、特開平６−２１０２
０号公報に開示されている。図５は、このような光を反
射して光誘導板の側端面に取り込む従来のＬＣＤバック
ライト構造を示す断面図である。図６は、図５に示した
Ｄ部の詳細を示す部分拡大図である。
イト構造では、ＬＥＤの光を光誘導板１４に直接取り込
むことにより、図４に示すように、携帯電話機の本体１
０を正面から見た時に光の玉（極端に明るい部分）１６
ａが見えてしまう。そこで、このような光の玉１６ａを
なくす方法として、光を１度反射させて光誘導板の側端
面から取り込む従来のＬＣＤバックライト構造がある。
このような技術としては、例えば、特開平６−２１０２
０号公報に開示されている。図５は、このような光を反
射して光誘導板の側端面に取り込む従来のＬＣＤバック
ライト構造を示す断面図である。図６は、図５に示した
Ｄ部の詳細を示す部分拡大図である。
【０００６】図５に示すように、光を反射して光誘導板
の側端面に取り込む従来のＬＣＤバックライト構造は、
図３に示したＬＣＤバックライト構造と同様に、携帯電
話機のケース（図示せず）内に収納した回路基板２１
と、この回路基板２１の実装面に３箇所（図示せず）配
列させて実装されるＬＥＤ２６と、このＬＥＤ２６の周
囲を囲む反射板２８と、この反射板２８に重ねて載置す
る光誘導板２４と、この光誘導板２４の上面に重ねて載
置するＬＣＤ２２とを備えている。
の側端面に取り込む従来のＬＣＤバックライト構造は、
図３に示したＬＣＤバックライト構造と同様に、携帯電
話機のケース（図示せず）内に収納した回路基板２１
と、この回路基板２１の実装面に３箇所（図示せず）配
列させて実装されるＬＥＤ２６と、このＬＥＤ２６の周
囲を囲む反射板２８と、この反射板２８に重ねて載置す
る光誘導板２４と、この光誘導板２４の上面に重ねて載
置するＬＣＤ２２とを備えている。
【０００７】ここで、ＬＣＤ２２は、ＦＰＣ（フレキシ
ブル基板）２３により回路基板２１と電気的に接続され
ている。また、ＬＥＤ２６は、上部方向に向かって上面
が発光するように設けられている。このように構成され
た光を反射させて光誘導板の側端面に取り込む従来のＬ
ＣＤバックライト構造は、図６に示すように、ＬＥＤ２
６が発光すると、このＬＥＤ２６から発せられた光２６
ａが上部に向かって照射される。この光２６ａは、ＬＥ
Ｄ２６の上面に配置された反射板２８の反射面２８ａに
照射される。ここで、反射板２８は、白色樹脂または板
金などで形成されているＬＣＤホルダであり、且つ、反
射面２８ａは、回路基板２１の基板面に対して所定の角
度で傾斜するように形成されているため、照射された光
２６ａがほぼ直角に屈折するように設けてある。そし
て、直角に屈折した光２６ａは、光誘導板２４の側端面
から入射して光誘導板２４を面発光させる。
ブル基板）２３により回路基板２１と電気的に接続され
ている。また、ＬＥＤ２６は、上部方向に向かって上面
が発光するように設けられている。このように構成され
た光を反射させて光誘導板の側端面に取り込む従来のＬ
ＣＤバックライト構造は、図６に示すように、ＬＥＤ２
６が発光すると、このＬＥＤ２６から発せられた光２６
ａが上部に向かって照射される。この光２６ａは、ＬＥ
Ｄ２６の上面に配置された反射板２８の反射面２８ａに
照射される。ここで、反射板２８は、白色樹脂または板
金などで形成されているＬＣＤホルダであり、且つ、反
射面２８ａは、回路基板２１の基板面に対して所定の角
度で傾斜するように形成されているため、照射された光
２６ａがほぼ直角に屈折するように設けてある。そし
て、直角に屈折した光２６ａは、光誘導板２４の側端面
から入射して光誘導板２４を面発光させる。
【０００８】このように、従来のＬＣＤバックライト構
造は、ＬＥＤ２６により上部方向に発光した光２６ａ
を、反射板２８で光を１度反射させて拡散させて光誘導
板２４の端部に取り込むことによって、光の玉の発生を
防止して効率よくＬＥＤの光を光誘導板に入射させてい
た。
造は、ＬＥＤ２６により上部方向に発光した光２６ａ
を、反射板２８で光を１度反射させて拡散させて光誘導
板２４の端部に取り込むことによって、光の玉の発生を
防止して効率よくＬＥＤの光を光誘導板に入射させてい
た。
【０００９】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ＬＣＤバックライト構造では、ＬＥＤより発した光が１
度反射板に当たってから光誘導板に入射するため、光の
玉（局部的に明るくなるといった光ムラ）は発生しない
が、全ての光を反射させて光誘導板に取り込めず、輝度
が低下してしまうという不具合があった。また、輝度を
向上させるためには、図６に示した光誘導板２４の厚み
ｈを厚くして光を取り込む側面の面積を大きく形成する
ことで、ＬＥＤ２６が発した光を広範囲で取り込めるよ
うに設ければよいが、図６に示したＬＣＤ２２の上面か
ら回路基板２１の底面までの高さＨが高くなり、結果的
に電子機器本体の薄型化が困難になるという不具合があ
った。さらに、輝度を向上させる方法として、ＬＥＤの
数を増やすことも考えられるが、携帯端末の消費電流が
増えてしまうという不具合も生じる。本発明はこのよう
な課題を解決し、ＬＥＤより発した光を効率よく光誘導
板に入射して光ムラがなく面発光することができ、電子
機器本体の薄型化は勿論、携帯端末のコスト低減や消費
電流の低減を実現できるＬＣＤバックライト構造を提供
することを目的とする。
ＬＣＤバックライト構造では、ＬＥＤより発した光が１
度反射板に当たってから光誘導板に入射するため、光の
玉（局部的に明るくなるといった光ムラ）は発生しない
が、全ての光を反射させて光誘導板に取り込めず、輝度
が低下してしまうという不具合があった。また、輝度を
向上させるためには、図６に示した光誘導板２４の厚み
ｈを厚くして光を取り込む側面の面積を大きく形成する
ことで、ＬＥＤ２６が発した光を広範囲で取り込めるよ
うに設ければよいが、図６に示したＬＣＤ２２の上面か
ら回路基板２１の底面までの高さＨが高くなり、結果的
に電子機器本体の薄型化が困難になるという不具合があ
った。さらに、輝度を向上させる方法として、ＬＥＤの
数を増やすことも考えられるが、携帯端末の消費電流が
増えてしまうという不具合も生じる。本発明はこのよう
な課題を解決し、ＬＥＤより発した光を効率よく光誘導
板に入射して光ムラがなく面発光することができ、電子
機器本体の薄型化は勿論、携帯端末のコスト低減や消費
電流の低減を実現できるＬＣＤバックライト構造を提供
することを目的とする。
【００１０】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、電子機器の回路基板に光誘導板とＬＣＤ
とを重ねて載置して側面に照明用の光源を実装して出射
した光を所定の位置で反射させて光誘導板の端面部に入
射させることで光誘導板を面発光させるＬＣＤバックラ
イト構造において、光源から出射した光を反射させる反
射板を有し、この反射した光を少なくとも一方の端部か
ら取り込む光誘導板を備えるとともに、この光誘導板の
側端面を拡大して光源の側面に大きく延在して多くの光
を取り込む光取り込み面を設けるとともに、この光取り
込み面以外の光誘導板の厚みを薄く形成する。ここで、
光源の側面に大きく延在する前記光誘導板の光取り込み
面は、光源の側面から内側に傾斜する傾斜面を有してい
ることが好ましく、光誘導板はアクリル、ポリカーボネ
ート、ＡＢＳなどの透明樹脂により形成することが好ま
しい。また、反射板は白色樹脂または板金のいずれかの
材質により形成し、光源はＬＥＤにより形成することが
好ましい。
決するために、電子機器の回路基板に光誘導板とＬＣＤ
とを重ねて載置して側面に照明用の光源を実装して出射
した光を所定の位置で反射させて光誘導板の端面部に入
射させることで光誘導板を面発光させるＬＣＤバックラ
イト構造において、光源から出射した光を反射させる反
射板を有し、この反射した光を少なくとも一方の端部か
ら取り込む光誘導板を備えるとともに、この光誘導板の
側端面を拡大して光源の側面に大きく延在して多くの光
を取り込む光取り込み面を設けるとともに、この光取り
込み面以外の光誘導板の厚みを薄く形成する。ここで、
光源の側面に大きく延在する前記光誘導板の光取り込み
面は、光源の側面から内側に傾斜する傾斜面を有してい
ることが好ましく、光誘導板はアクリル、ポリカーボネ
ート、ＡＢＳなどの透明樹脂により形成することが好ま
しい。また、反射板は白色樹脂または板金のいずれかの
材質により形成し、光源はＬＥＤにより形成することが
好ましい。
【００１１】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して本発明
によるＬＣＤバックライト構造の実施の形態を詳細に説
明する。図１は、本発明によるＬＣＤバックライト構造
の実施の形態を示す断面図である。また、図２は、図１
に示したＡ部の詳細を示す部分拡大図である。
によるＬＣＤバックライト構造の実施の形態を詳細に説
明する。図１は、本発明によるＬＣＤバックライト構造
の実施の形態を示す断面図である。また、図２は、図１
に示したＡ部の詳細を示す部分拡大図である。
【００１２】図１に示すように、本発明によるＬＣＤバ
ックライト構造は、図５に示した従来のＬＣＤバックラ
イト構造と同様に、携帯電話機のケース（図示せず）内
に収納される回路基板１と、この回路基板１の実装面に
実装されるＬＥＤ６と、このＬＥＤ６の周囲を囲むよう
に配置される反射板８（例えば、白色樹脂または板金な
どで形成されるＬＣＤホルダ）と、この反射板８の上部
に載置されてＬＥＤ６の側面近傍に配置される光誘導板
４と、この光誘導板４の上面に重ねて載置するＬＣＤ２
とを備えている。
ックライト構造は、図５に示した従来のＬＣＤバックラ
イト構造と同様に、携帯電話機のケース（図示せず）内
に収納される回路基板１と、この回路基板１の実装面に
実装されるＬＥＤ６と、このＬＥＤ６の周囲を囲むよう
に配置される反射板８（例えば、白色樹脂または板金な
どで形成されるＬＣＤホルダ）と、この反射板８の上部
に載置されてＬＥＤ６の側面近傍に配置される光誘導板
４と、この光誘導板４の上面に重ねて載置するＬＣＤ２
とを備えている。
【００１３】ここで、回路基板１の実装面には、ＬＥＤ
６を３箇所（図示せず）配列させて実装している。そし
て、このＬＥＤ６の周囲には、ＬＥＤ６を囲むように回
路基板１の上面に装着する反射板８が配置されている。
この反射板８には、ＬＥＤ６の側面近傍に近接するよう
に光誘導板４が装着されている。また、光誘導板４の上
部には、携帯電話機のケース（図示せず）表面に露出す
るＬＣＤ２が載置されている。このＬＣＤ２は、ＦＰＣ
（フレキシブル基板）３により回路基板１の所定のパタ
ーン（図示せず）に電気的に実装されている。
６を３箇所（図示せず）配列させて実装している。そし
て、このＬＥＤ６の周囲には、ＬＥＤ６を囲むように回
路基板１の上面に装着する反射板８が配置されている。
この反射板８には、ＬＥＤ６の側面近傍に近接するよう
に光誘導板４が装着されている。また、光誘導板４の上
部には、携帯電話機のケース（図示せず）表面に露出す
るＬＣＤ２が載置されている。このＬＣＤ２は、ＦＰＣ
（フレキシブル基板）３により回路基板１の所定のパタ
ーン（図示せず）に電気的に実装されている。
【００１４】また、反射板８には、図２に示すように、
ＬＥＤ６の上面で傾斜して突出する反射面８ａを形成し
ている。この反射面８ａは、ＬＣＤ２の底面に対して図
２に示した所定の角度θで傾斜するように形成されてい
る。本実施の形態においては、この反射面８ａの所定の
角度θを望ましくは２５°の角度で傾斜させることが好
ましいが、ＬＥＤ６から反射面８ａまでの距離に応じて
角度θは異なる。また、ＬＥＤ６は、上部方向に向かっ
て上面が発光するように設けられている。従って、反射
面８ａは、角度θを２５°の角度で傾斜させることで、
図２に示したようにＬＥＤ６が上部方向に向かって発光
した光６ａをほぼ直角に屈折させて光誘導板４の側端に
入射することができる。尚、本実施の形態において反射
板８を形成する材質は、白色樹脂または板金などの素材
により形成されることが好ましく、本実施の形態ではＬ
ＣＤ２を支持するＬＣＤホルダとしても役割をもたせて
いる。
ＬＥＤ６の上面で傾斜して突出する反射面８ａを形成し
ている。この反射面８ａは、ＬＣＤ２の底面に対して図
２に示した所定の角度θで傾斜するように形成されてい
る。本実施の形態においては、この反射面８ａの所定の
角度θを望ましくは２５°の角度で傾斜させることが好
ましいが、ＬＥＤ６から反射面８ａまでの距離に応じて
角度θは異なる。また、ＬＥＤ６は、上部方向に向かっ
て上面が発光するように設けられている。従って、反射
面８ａは、角度θを２５°の角度で傾斜させることで、
図２に示したようにＬＥＤ６が上部方向に向かって発光
した光６ａをほぼ直角に屈折させて光誘導板４の側端に
入射することができる。尚、本実施の形態において反射
板８を形成する材質は、白色樹脂または板金などの素材
により形成されることが好ましく、本実施の形態ではＬ
ＣＤ２を支持するＬＣＤホルダとしても役割をもたせて
いる。
【００１５】また、光誘導板（導光板）４は、図５に示
した従来のＬＣＤバックライト構造とは異なり、薄板状
に形成され、ＬＥＤ６の近傍に配置される一端部を下部
方向に延在させて拡大した光取り込み面４ａを備えてい
る。このように、光誘導板４は、光取り込み面４ａのみ
を大きく拡大することにより、図５に示した従来のＬＣ
Ｄバックライト構造に比べて多くの光を取り込むことが
可能になる。この光取り込み面４ａは、ＬＥＤ６の側面
で所定の角度で傾斜するように形成されている。このよ
うに光誘導板４の光取り込み面４ａを所定の角度で傾斜
させると、ＬＥＤ６から種々の角度で発せられる多くの
光を光誘導板４に取り込むことが可能になる。
した従来のＬＣＤバックライト構造とは異なり、薄板状
に形成され、ＬＥＤ６の近傍に配置される一端部を下部
方向に延在させて拡大した光取り込み面４ａを備えてい
る。このように、光誘導板４は、光取り込み面４ａのみ
を大きく拡大することにより、図５に示した従来のＬＣ
Ｄバックライト構造に比べて多くの光を取り込むことが
可能になる。この光取り込み面４ａは、ＬＥＤ６の側面
で所定の角度で傾斜するように形成されている。このよ
うに光誘導板４の光取り込み面４ａを所定の角度で傾斜
させると、ＬＥＤ６から種々の角度で発せられる多くの
光を光誘導板４に取り込むことが可能になる。
【００１６】次に、本発明によるＬＣＤバックライト構
造によりＬＣＤを発光させる場合、図２に示すように、
ＬＥＤ６を発光し、このＬＥＤ６から発せられた光６ａ
を上部に向かって照射する。この光６ａは、ＬＥＤ６の
上面に配置された反射板８の反射面８ａに照射される。
この際、反射面８ａは、前述したように所定の角度θで
傾斜するように形成しているため、照射された光６ａは
ほぼ直角に屈折して光誘導板４の側面に入射する。これ
により光誘導板４は、入射した光６ａにより面発光す
る。
造によりＬＣＤを発光させる場合、図２に示すように、
ＬＥＤ６を発光し、このＬＥＤ６から発せられた光６ａ
を上部に向かって照射する。この光６ａは、ＬＥＤ６の
上面に配置された反射板８の反射面８ａに照射される。
この際、反射面８ａは、前述したように所定の角度θで
傾斜するように形成しているため、照射された光６ａは
ほぼ直角に屈折して光誘導板４の側面に入射する。これ
により光誘導板４は、入射した光６ａにより面発光す
る。
【００１７】この際、ＬＥＤ６から発せられる光には、
反射板８に向かって照射される光６ａの他に外側方向に
所定の角度で発せられる光６ｂがある。そこで、光取り
込み面４ａを前述したように所定の角度で傾斜させるこ
とで、このような光６ｂに対しても取り込むことが可能
になる。
反射板８に向かって照射される光６ａの他に外側方向に
所定の角度で発せられる光６ｂがある。そこで、光取り
込み面４ａを前述したように所定の角度で傾斜させるこ
とで、このような光６ｂに対しても取り込むことが可能
になる。
【００１８】このように、本発明によるＬＣＤバックラ
イト構造は、光誘導板４の一端にＬＥＤ６から発せられ
る光を十分に取り込むことが可能な光取り込み面４ａを
設けているため、少ないＬＥＤ６でも高い照明効率を得
ることができる。また、図２に示した光取り込み面４ａ
以外の光誘導板４の厚みｈは、図６に示した従来の光誘
導板の厚みｈに比べて薄く形成できるため、結果的にＬ
ＣＤ２の上面から回路基板１の底面までの高さＨを薄く
形成でき、携帯電話機の本体全体の薄型化を実現するこ
とができる。
イト構造は、光誘導板４の一端にＬＥＤ６から発せられ
る光を十分に取り込むことが可能な光取り込み面４ａを
設けているため、少ないＬＥＤ６でも高い照明効率を得
ることができる。また、図２に示した光取り込み面４ａ
以外の光誘導板４の厚みｈは、図６に示した従来の光誘
導板の厚みｈに比べて薄く形成できるため、結果的にＬ
ＣＤ２の上面から回路基板１の底面までの高さＨを薄く
形成でき、携帯電話機の本体全体の薄型化を実現するこ
とができる。
【００１９】以上、本発明によるＬＣＤバックライト構
造の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述の実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で変更可能である。例えば、光誘導板４の一端
側に光取り込み面４ａを形成した実施の形態を説明した
が、これに限定されるものではなく、両端または複数の
端部に光取り込み面４ａを設けて照明効率を向上させて
もよい。また、本発明によるＬＣＤバックライト構造を
携帯電話機に採用した実施の形態を説明したが、これに
限定されるものではなく、例えば、腕時計などの携帯用
の電子機器にも適用することが可能である。
造の実施の形態を詳細に説明したが、本発明は前述の実
施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱し
ない範囲で変更可能である。例えば、光誘導板４の一端
側に光取り込み面４ａを形成した実施の形態を説明した
が、これに限定されるものではなく、両端または複数の
端部に光取り込み面４ａを設けて照明効率を向上させて
もよい。また、本発明によるＬＣＤバックライト構造を
携帯電話機に採用した実施の形態を説明したが、これに
限定されるものではなく、例えば、腕時計などの携帯用
の電子機器にも適用することが可能である。
【００２０】
【発明の効果】このように、本発明によるＬＣＤバック
ライト構造によれば、光源からの光を十分に取り込むこ
とが可能な光取り込み面を設けることで、少ない光源
（ＬＥＤ）で高い照明効率を得ることが可能であるた
め、光源（ＬＥＤ）の使用個数を削減することができ、
コストダウン及び消費電流の低減を同時に実現すること
が可能になる。また、光誘導板の光取り込み面以外は、
光誘導板の厚みを薄く設定することができるため、電子
機器の本体を全体的に薄型化することができる。
ライト構造によれば、光源からの光を十分に取り込むこ
とが可能な光取り込み面を設けることで、少ない光源
（ＬＥＤ）で高い照明効率を得ることが可能であるた
め、光源（ＬＥＤ）の使用個数を削減することができ、
コストダウン及び消費電流の低減を同時に実現すること
が可能になる。また、光誘導板の光取り込み面以外は、
光誘導板の厚みを薄く設定することができるため、電子
機器の本体を全体的に薄型化することができる。
【図１】本発明によるＬＣＤバックライト構造の実施の
形態を示す断面図。
形態を示す断面図。
【図２】図１に示したＡ部の詳細を示す部分拡大図。
【図３】従来のＬＣＤバックライト構造を示す断面図。
【図４】図３に示した携帯電話機の本体を矢印Ｂの方向
から見た平面図。
から見た平面図。
【図５】光を反射して光誘導板の側端面に取り込む従来
のＬＣＤバックライト構造を示す断面図。
のＬＣＤバックライト構造を示す断面図。
【図６】図５に示したＤ部の詳細を示す部分拡大図。
１ 回路基板 ２ ＬＣＤ ３ ＦＰＣ ４ 光誘導板 ４ａ 取り込み面 ６ ＬＥＤ ８ 反射板 ８ａ 反射面
Claims (5)
- 【請求項１】 電子機器の回路基板に光誘導板とＬＣＤ
とを重ねて載置して側面に照明用の光源を実装して出射
した光を所定の位置で反射させて前記光誘導板の端面部
に入射させることで前記光誘導板を面発光させるＬＣＤ
バックライト構造において、 前記光源から出射した光を反射させる反射板を有し、こ
の反射した光を少なくとも一方の端部から取り込む光誘
導板を備えるとともに、この光誘導板の側端面を拡大し
て前記光源の側面に大きく延在して多くの光を取り込む
光取り込み面を設けるとともに、この光取り込み面以外
の前記光誘導板の厚みを薄く形成したことを特徴とする
ＬＣＤバックライト構造。 - 【請求項２】 請求項１に記載のＬＣＤバックライト構
造において、 前記光源の側面に大きく延在する前記光誘導板の光取り
込み面は、前記光源の側面から内側に傾斜する傾斜面を
有していることを特徴とするＬＣＤバックライト構造。 - 【請求項３】 請求項１に記載のＬＣＤバックライト構
造において、 前記光誘導板は、アクリル、ポリカーボネート、ＡＢＳ
などの透明樹脂により形成されていることを特徴とする
ＬＣＤバックライト構造。 - 【請求項４】 請求項１に記載のＬＣＤバックライト構
造において、 前記反射板は、白色樹脂または板金のいずれかの材質か
らなることを特徴とするＬＣＤバックライト構造。 - 【請求項５】 請求項１に記載のＬＣＤバックライト構
造において、 前記光源は、ＬＥＤであることを特徴とするＬＣＤバッ
クライト構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10308958A JP2000137218A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | Ｌｃｄバックライト構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10308958A JP2000137218A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | Ｌｃｄバックライト構造 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2000137218A true JP2000137218A (ja) | 2000-05-16 |
Family
ID=17987297
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10308958A Pending JP2000137218A (ja) | 1998-10-29 | 1998-10-29 | Ｌｃｄバックライト構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2000137218A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001343643A (ja) * | 2000-05-31 | 2001-12-14 | Optrex Corp | バックライト一体型液晶表示装置 |
| JP2006001072A (ja) * | 2004-06-16 | 2006-01-05 | Takenaka Komuten Co Ltd | 粒状化粧材露出型外装プレキャストコンクリート板の製造方法 |
| JP2006350301A (ja) * | 2005-06-17 | 2006-12-28 | Samsung Electronics Co Ltd | 液晶表示装置 |
| JP2007087749A (ja) * | 2005-09-21 | 2007-04-05 | Citizen Electronics Co Ltd | シートスイッチ、シートスイッチモジュール及びパネルスイッチ |
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| US8437050B2 (en) | 2009-04-30 | 2013-05-07 | Canon Kabushiki Kaisha | Illuminator, and spectral apparatus and image reading apparatus therewith |
| WO2017054375A1 (zh) * | 2015-09-29 | 2017-04-06 | 京东方科技集团股份有限公司 | 导光板、背光模组及可穿戴设备 |
-
1998
- 1998-10-29 JP JP10308958A patent/JP2000137218A/ja active Pending
Cited By (11)
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| US10175412B2 (en) | 2015-09-29 | 2019-01-08 | Boe Technology Group Co., Ltd. | Light guide plate, backlight module and wearable device |
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