JP2005536068A - 強誘電体デバイス及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

本発明は、基板(1)を含む本体(11)と強誘電体層(2)とを有し、強誘電体層(2)には、基板(1)と反対方向に面する側に接続導体(3)が設けられ、強誘電体層が、無酸素強誘電体材料(2)を含むとともに、活性電気素子(4)、特に記憶素子(4)を形成するために使用される、強誘電体デバイス(10)に関する。そのようなデバイスは、魅力的な不揮発性メモリデバイスを形成する。本発明においては、基板(1)と強誘電体層(2)との間に導電層(5)が存在し、この導電層は、強誘電体層(2)の更なる接続導体(5)を形成し、活性電気素子(4)は、強誘電体層(2)が接続導体(3,5)のうちの少なくとも一方とショットキー接合を形成する結果として得られる。実際には、そのようなデバイス(10)は、好ましくは単結晶性のシリコン基板上に容易に形成できる良好に実行可能な記憶素子(4)を備えていることが分かった。デバイス(10)は、電界効果トランジスタ(6)を更に備えていることが好ましく、また、素子(4)は、トランジスタ(6)のソース又はドレイン領域(7)の上側に位置することが好ましい。また、活性素子は、ダイオードとしても機能し得る。

Description

本発明は、基板を含む本体と強誘電体層とを有し、強誘電体層には基板と反対方向に面する側に接続導体が設けられ、強誘電体層が無酸素強誘電体材料を含み且つ活性電気素子を形成するために使用される、強誘電体デバイスに関する。活性電気素子が記憶素子である場合、そのデバイスは、不揮発性メモリを構成するとともに、何回も読み取ることができることを一つの理由として、不揮発性半導体記憶素子に代わる魅力的な代替物となる。誘電体層中における無酸素強誘電体材料の存在は、隣接する半導体材料との反応であって、デバイスの電気的特性に悪影響を与える虞がある電気絶縁性を有する酸化物の形成を引き起こす反応が除外されるという重要な利点を有している。また、本発明はそのようなデバイスの製造方法に関する。
冒頭の段落に記載したタイプのデバイスは、1994年12月13日発行の米国特許出願US5,373,176から周知である。その明細書には、CdTe半導体基板上に設けられ、且つその上にゲート電極が存在する強誘電体層を備えるMFS(金属強誘電性半導体)構造に関して説明している。このMFS構造は、基板の一部を構成し且つ基板内に存在する2つのドープ領域を構成する記憶素子を形成するために使用される。強誘電体層は、ZnCdTeを構成するカルコゲニドの形態で無酸素強誘電体材料を含む。そのデバイスの利点は、基板上の強誘電体層のエピタキシャル成長によって、(CdTe)基板と(ZnCdTe)強誘電体層との間で質の高い界面を得ることができるということである。このような高質の界面は、適切に機能するデバイスを得るために必要である。
上記特許において、カルコゲニドは、少なくとも1つの元素、好ましくは金属と、S,Se,Teのうちの少なくとも1つの元素とから成る化合物を含む材料を意味する。無論、この化合物も、特に、例えばA1A21−xBの組成を有する混晶を含んでいる。ここで、A1は、元素Zn,Cd,Hg,Al,Ga,In又はTlのうちの一つ又は複数を含み、A2は、元素Si,Ge,Sn及びPbのうちの一つ又は複数を含み、また、Bは、元素S,Se,Teのうちの一つ又は複数を含む。また、xの値の範囲は、0〜1である。なお、上記特許において、無酸素とは強誘電体材料中に酸素を意図的に添加するものでもなく、また、強誘電体材料中に意図的に酸素をドーピングするものでもないことを意味する。したがって、高純度の材料及び処理を使用する際に避けられない限り、強誘電体材料だけが酸素を含む。
周知のデバイスの欠点は、強誘電体層を半導体基板上で直接的に成長させる必要があることである。このことは、特に基板がSiを含んでいる場合には困難である。
したがって、本発明の目的は、シリコン基板等の他の基板上に形成することができるデバイスを提供することである。また、デバイスは容易に製造できなければならない。
前記課題を達成するため、本発明によれば、冒頭の段落で説明したタイプのデバイスは、基板と強誘電体層との間に導電層が位置し、この導電層が強誘電体層の更なる接続導体を形成し、強誘電体層が接続導体の少なくとも一方とショットキー接合を形成する結果として、活性電気素子が形成されることを特徴としている。本発明は、まず、強誘電体材料において記憶効果を得るためにはエピタキシャル成長が不要であるという認識に基づいている。また、材料が多結晶である場合、この材料は多結晶層の結晶が少なくとも大部分において順序付けられている場合に使用することができる。当該材料はこの性質を示し、すなわち成長が最も速い方向に結晶が方向付けられる頻度が高い。ここで考慮される材料の場合、この方向は、一般に成長する層の厚み方向に対して略垂直に延在する方向に対応している。その結果、導電層又は絶縁層において一般的である非単結晶層も、単結晶基板と強誘電体層との間に位置させることができる。基板であっても、単結晶である必要はない。また、本発明は、導電層を中間層として選択することにより、この導電層が更に接続導体としての機能を果たす場合には、強誘電体層と接続導体及び更なる接続導体との接合部のうちの少なくとも一方がショットキー接合となるように具体化されると仮定すると、依然として記憶素子が強誘電体層によって形成されるという認識に基づいている。その結果、強誘電体層を半導体基板上に設ける必要がなくなり、それにより、シリコン基板を使用して、所望の特性を有するデバイスが可能になる。ショットキー接合に関連付けられたショットキーバリアを荷電粒子が通り抜けることができ、また、分極を変更することによって素子の導電率に影響を与えることができるため、空乏領域のサイズが変化する。記憶素子を2つの状態間で何回も切り換えることができる。
本発明に係るデバイスの更なる利点は、その製造がシリコンデバイスを製造するために一般的に使用される方法に良く適合することである。この方法の最後の処理工程は、水素雰囲気中での、いわゆるアニーリング工程であることが好ましい。使用される材料、例えば前述したカルコゲニド材料が酸素を含まないことにより、そのような処理工程が可能となる。強誘電体層が酸素を含んでいた場合には、水素が強誘電体層の化学量論に影響を与え、そのため、前記層の特性が影響を受ける。誘電体層が無酸素強誘電体材料を含むことにより、強誘電体材料と隣り合う金属層のうちの1つとの間の反応であって、デバイスの電気的特性に悪影響を与える虞がある電気絶縁性を有する酸化物の形成を引き起こす反応が除外される。最後に、重要な利点は、一般に比較的低温度で前記強誘電体材料を製造できることである。このことにより、シリコン技術における集積化が非常に容易になる。
本発明に係るデバイスの好ましい実施形態においては、活性電気素子が記憶素子である。本発明に係るデバイスにおいて、本体は前述した説明に基づき、半導体本体を構成することが好ましく、また、基板は単結晶性の半導体基板を構成することが好ましい。それ自体一般的である基板、例えば(100)指向の単結晶シリコン基板が非常に適している。
特に好ましい変形例において、本発明に係るデバイスは、ソース領域とドレイン領域とゲート電極とを有する電界効果トランジスタを備え、また、更なる接続導体は、電界効果トランジスタのソース領域又はドレイン領域上に位置するとともに、ソース領域又はドレイン領域の接続導体としての機能も果たす。そのようなトランジスタは、半導体デバイスが多数の記憶素子を備えている場合(実際に、それが好ましいことが多い)には、選択手段として非常に適切に使用することができる。また、そのようなトランジスタは、特に半導体基板としてシリコンを基本的に使用する技術を使用して、非常に容易に製造することができる。更なる接続導体もトランジスタのための接続導体(接続導体のうちの1つ)として機能することにより、製造が比較的簡単になる。また、投影状態で見てソース領域又はドレイン領域と記憶素子とが上下に位置している場合には、本発明に係るデバイスを非常にコンパクトにできるが、これは更なる重要な利点である。例えばそのことによって、多くの(C)MOS(=(相補型)金属酸化膜半導体)プロセスにおいて一般的な、所謂コンタクトメタルプラグ内に記憶素子を組み込むことができる。また、これらは比較的厚く、多くの場合タングステン等の金属を含んでいる。
好ましい変形例においては、更なる接続導体と強誘電体層との間にショットキー接合が形成され、ショットキー接合は、電界効果トランジスタのソース領域又はドレイン領域とのオーム接触を形成し、一方、接続導体は、強誘電体層とのオーム接触を形成する。その結果、アルミニウムを接続導体として使用することができる。これは、シリコン技術においては、極く一般的なことである。この接続導体がデバイスの外側に位置し、したがって製造プロセスの後半の段階で接続導体が設けられるため、この接続導体は、多くの場合に製造プロセスの初期において必要とされる比較的高い温度によって悪影響を受けない。また、強誘電体層とのショットキー接合を形成するのに適した白金を適切に使用して、シリコンのn+ドーピングされたソース領域又はドレイン領域とのオーム接触を形成することもできる。
強誘電体層と共にショットキー接合を形成する接続導体のための材料として適切に使用できる材料は、Pt又はAuである。Ag又はAlは、強誘電体層と共にオーム接触を形成する接続導体の材料として、非常に適切に使用することができる。
無酸素強誘電体材料としてZnCd1−xS等のカルコゲニドを含む強誘電体層を使用することにより、好ましい結果が得られる。ZnCd1−xSは、0.3〜0.5の範囲のZn含有量xを有していることが好ましい。また、無酸素強誘電体材料としてCuSを使用することにより、非常に有用な結果が得られた。そのような材料の重要な更なる利点は、それが有毒な成分を含まないという点である。したがってそのような場合、デバイスが例えばその有用な寿命後に処分されても、環境への影響は全く無いか、あるいは実質上無いに等しい。また、本発明に係るデバイスが製造される製造環境の安全性が向上するという結果も得られる。Cd等の開始材料は、製造環境において使用が禁止されることが多くなっている。CuSの場合には、接続導体のためにCu及びWを有利に使用することができる。これらはより許容される傾向にあり、且つ(シリコン)半導体技術において適用される材料である。
無酸素強誘電体材料のドーピング濃度が非常に高く選択されることから、接続導体又は更なる接続導体と強誘電体層との間でオーム接触が形成されるとともに、動作中に、通電状態の強誘電体層内の電場が記憶素子をOFFに切り換えることができる程度に十分高くなることが好ましい。
本発明に係るデバイスがN×M(N及びMは自然数)の記憶素子から成るマトリクスを備え、各記憶素子の両側が電気接続部に接続されることが好ましい。大きな容量を有するメモリはそのように形成され得る。各記憶素子は、ソース領域とドレイン領域とゲート電極とを有する対応する電界効果トランジスタに結合され、デバイスにはN個の第1の導体トラックと、M個の第2の導体トラックと、グランド接続部とが設けられ、各記憶素子は接続導体を介してN個の第1の導体トラックのうちの1つに接続されるとともに、更なる接続導体を介して電界効果トランジスタのソース領域又はドレイン領域に接続され、電界効果トランジスタのドレイン領域又はソース領域は、グランド接続部に接続され、電界効果トランジスタのゲート電極は、M個の第2の導体トラックのうちの1つに接続されていることが好ましい。このような構成により、記憶素子を読み取ることができる一方、必要な導体トラックの数は限られる。
なお、本発明に係るデバイスは、重要な利点を有するダイオードのようなデバイスを形成し得る。これらの新規なダイオードを既存のダイオードと比較した際の利点は、順方向−逆方向電流比が同じ場合において作動電圧が低く、また、順方向における電流密度が高く、したがって、同じ順方向電流のための面積が小さく、単結晶基板を必要としないという点である。一実施形態において、デバイスは、強誘電体の性質に関連付けられた記憶効果が生じる電圧範囲外でダイオードとして使用される。この電圧範囲は図2に示されており、図中の点Aから点Bの間である。
本発明に係る強誘電体デバイスの製造方法は、基板を含む本体が形成され、デバイスには強誘電体層が設けられ、強誘電体層には接続導体が設けられ、強誘電体層のための材料として無酸素強誘電体材料が使用され、活性電気素子を形成するために前記強誘電体層が使用される方法であって、基板と強誘電体層との間には導電層が設けられ、この導電層は、強誘電体層の更なる接続導体を形成し、強誘電体層と接続導体のうちの少なくとも一方との間にショットキー接合を形成することにより記憶素子が形成されることを特徴とする。このようにすると、前述した利点を有する強誘電体デバイスを簡単な方法で得ることができる。好ましい実施形態においては、活性電気素子が記憶素子として形成される。本体が半導体本体の形態を成すことが好ましく、基板として単結晶の半導体基板が使用されることが好ましい。半導体本体には、ソース領域とドレイン領域とゲート電極とを有する電界効果トランジスタが形成され、更なる接続導体は、電界効果トランジスタのソース領域又はドレイン領域上に位置するとともに、ソース領域又はドレイン領域の接続導体となるように形成されていることが好ましい。
好ましい変形例においては、導電層の一部を強誘電体材料に変換することにより強誘電体層が形成され、接続導体のうちの一方が、導電層の残存する部分によって形成される。その結果、方法が簡略化され、金属と無酸素強誘電体材料との間で良好な接触が得られる。したがって、Cu層の一部をCuSに変換することができる。
好ましい変形例においては、更なる接続導体と強誘電体層との間にショットキー接合が形成され、更なる接続導体は、ソース領域又はドレイン領域の接続導体としての機能も果たし、一方、接続導体と強誘電体層との間でオーム接触が形成される。好ましくは、N×M(N及びMは自然数)の記憶素子から成るマトリクスが形成され、各記憶素子の両側には1つの電気接続部が設けられる。好ましくは、各記憶素子は、デバイスに形成された電界効果トランジスタに結合されるとともに、前記記憶素子に対応付けられ、電界効果トランジスタは、ソース領域とドレイン領域とゲート電極とを備え、デバイスには、N個の第1の導体トラックと、M個の第2の導体トラックと、グランド接続部とが設けられ、各記憶素子は、接続導体を介してN個の第1の導体トラックのうちの1つに接続されるとともに、更なる接続導体を介して対応する電界効果トランジスタのソース領域又はドレイン領域に接続され、電界効果トランジスタのドレイン領域又はソース領域がグランド接続部に接続され、一方、ゲート電極が、電界効果トランジスタのM個の第2の導体トラックのうちの1つに接続されている。
本発明のこれらの態様及び他の態様は、後述する実施形態から明らかであり、これらの実施形態を参照して本発明の態様について説明する。
図面は一定の比率で描かれておらず、また、明確さのため厚み方向の寸法等の幾つかの寸法が誇張されている。図中、同様の参照符号は、可能な限り同様の領域又は部分を示す。
図1は、本発明に係る強誘電体デバイス10の厚み方向に対して直角な概略断面図である。デバイス10は、半導体基板1を有する半導体本体11を備えている。この半導体デバイスは、基板1と反対方向に面する側に接続導体3が設けられた強誘電体層2を更に備えている。それにより、この場合に1つの記憶素子4が形成され、また、強誘電体2は無酸素強誘電体材料、ここではカルコゲニドを含んでいる。
本発明においては、半導体基板1と強誘電体層2との間に、導電層5、好ましくは金属層5が位置している。この導電層は、強誘電体層2の更なる接続導体5を形成しており、接続導体3,5のうちの少なくとも一方と共に強誘電体層2がショットキー接合を形成することにより、記憶素子4が得られる。以下に詳細に説明するように、このようなデバイス10は、シリコンから成る半導体基板1上で非常に簡単に形成することができるとともに、優れた特性を有する記憶素子4を備える。本発明に係るデバイス10の更なる重要な利点は、その製造が、シリコンデバイスを製造するために通常使用される方法と非常に良く適合するという点である。この方法の最終的な処理工程は、水素を含む雰囲気中で行なわれるアニーリング工程であることが有利である。そのようなアニーリング工程は、使用される強誘電体材料が酸素を含まないことにより可能となる。強誘電体層2が酸素を含むことになると、水素が強誘電体層の化学量論に対して、すなわち層2の特性に対して簡単に影響を与えるであろう。
また、この実施例において、デバイス10は、ソース領域7とドレイン領域8とゲート領域9とを有する1つの電界効果トランジスタ6を備えている。また、更なる接続導体5は、ソース領域上又はドレイン領域上、この場合には、トランジスタ6のソース領域7上に位置しており、ソース又はドレイン領域7,8の接続導体5として使用されている。この実施例において、投影状態で見ると、記憶素子4は、ソース領域又はドレイン領域内、この場合にはドレイン領域7内に位置している。その結果、デバイス10は、コンパクトであり、比較的容易に製造することができる。この実施例の場合のように、デバイス10が多数の記憶素子4を備え、各記憶素子4が図1に示される1つの電界効果トランジスタに結合される際には、電界効果トランジスタ6の存在は非常に有利である。したがって、この実施例において、デバイス10は多数の記憶素子4を有する半導体メモリを形成しており、図1には、これらの記憶素子のうちの1つが示されている。
この実施例のデバイス10においては、更なる接続導体5、ここでは白金層5と、強誘電体層2、ここではZn含有量xが約40%のZnCd1−xS層2との間に、ショットキー接合が形成されている。バリアとしての機能を果たす、ここでは10nmの薄いTi層15を介して、白金5はトランジスタ6のソース領域7とオーム接触を形成している。ここでAgを含む接続導体3は、強誘電体層2とオーム接触を形成している。これらの層の厚みは、ZnCd1−xS層2においては100nmであり、Pt層5においては50nmであり、Ag層3においては50nmである。この実施例において、記憶素子4の横方向の寸法は、1μm×1μmである。ZnCd1−xS層に適した厚みは、25nm〜500nmの範囲である。ZnCd1−xS層2のドーピング濃度は、一方では更なる接続導体5と強誘電体層2との間でオーム接触を形成することができる程度に十分高くなるように選択される。他方において、ドーピング濃度は、動作中に通電状態の強誘電体層2の電界が記憶素子をOFFに切り換えることができる程十分高くならないよう、あまり高く選択されるべきではない。以下、図2を参照しつつ、デバイス10の動作、特に記憶素子4の動作について説明する。
図2は、この実施例のデバイス10の記憶素子4の電流−電圧特性を示す。記憶素子4が低インピーダンス状態にある当初において、電流Iは電圧Vの増大に伴い、曲線21にしたがって立ち上がる。電圧が約+0.3ボルトになる点Aにおいては、ZnCd1−xS層2がその極性を変化させ、素子4が高インピーダンス状態に切り換わる。更に電圧Vを増大させても、更なる効果は得られない。電圧Vが減少する場合には、要素4は図中に点Bで示される約−0.1ボルトの反転切換電圧に達するまで、曲線22に示される高インピーダンス状態を保持する。そして、前記反転切換電圧に達した瞬間から、要素は、(再び)曲線21に示される低インピーダンス状態になる。電圧Vが−0.4ボルトまで更に減少しても、更なる効果は得られない。デバイス10の動作は、通常、以下の通りである。すなわち+0.4Vの短い電圧パルスによって素子4が高インピーダンス状態(“0”)にされるとともに、短い電圧パルスによって素子4が低インピーダンス状態(“1”)にされる。低い電圧V、例えばその絶対値が約0.1Vよりも小さい電圧Vにおいて、要素4のインピーダンスを読み取る。上述したように、デバイス10は多数の記憶素子4を備えており、そのうちの4つが図3に示されている。
図3は、この実施例のデバイス10の回路を概略的に示す。デバイス10は、多数の、例えば100個の第1の導体トラック20を備えており、そのうちの2つが図3に示されている。また、デバイス10は多数の、この場合も100個の第2の導体トラック30を備えており、そのうちの2つを図3に示す。各素子4は、接続導体3を介して第1の導体トラック20のうちの1つに接続されるとともに、更なる接続導体5を介してトランジスタ6のソース領域7に接続されている。トランジスタ6のドレイン領域8は、グランド接続部40に接続されている。一方、トランジスタ6のゲート電極9は、第2の導体トラック30のうちの1つに接続されている。したがって、ゲート電極9に電圧を印加することにより、トランジスタ6を介して、インピーダンス状態を調整するか、読み取るか又はその両方かのための対応する素子4を選択することができる。
この実施例のデバイス10は、本発明に係る方法により、以下のような方法で製造される。低ドーピング濃度のp型ドーピングを伴って(100)シリコン基板1(図1参照)から開始される。前記基板には、通常のプロセスを使用するそれ自体周知の方法で、LOCOS(=LOCalシリコンの酸化)領域12によって取り囲まれたドレイン領域8及びn型ソース領域7を有するN−MOSトランジスタ6が形成される。この場合、これらの下側であって、ドレイン領域8の側にはn型領域13の一部が見える。また、ここで図示しない相補的P−MOSトランジスタが形成される。ゲート電極9は、n型多結晶シリコンによって形成されるとともに、二酸化珪素及びシリコンナイトライドの少なくとも一方を含む単離層14によって取り囲まれる。例えばスパッタリングによりチタン層15及び白金層5がソース領域7及びドレイン領域8に加えられるとともに、これらのチタン層15及び白金層5は、前記領域と共にオーム接触を形成する。局所的に、ここではソース領域7の場所に、スパッタリングによってZnCd1−xS層が設けられる。この技術は、化学量論的組成の、ここでは40%のCdを含むZnCd1−xSを加えるのに特に適している。ソース領域7の場所で、パターン化されたZnCd1−xS層2には、ZnCd1−xS層2と共にオーム接触を形成する銀層3が設けられる。導電層3,5は、例えばCVD(=化学蒸着)によって設けられる図示しない二酸化珪素層により、第1及び第2の導電トラック20,30から分離される。図3に示されるように各トランジスタ6及び各記憶素子4に接続される第1及び第2の導電トラック20,30同士の絶縁に対しても同じことが当てはまる。製造プロセスは、図示しないシリコンナイトライド保護層を設け、その後水素を含む雰囲気でのアニーリング工程によってデバイス10がアニール処理されることにより完了する。
図4は、前述した実施例のデバイス10の記憶素子4の他の変形例における電流−電圧特性を示している。この実施例において、記憶素子4は無酸素強誘電体材料としてCuSを含む強誘電体層2を備えている。この実施例において、接続導体3及び更なる接続導体5はそれぞれ、Cu及びWを含んでいる。この変形例のデバイスの非常に重要な利点は、デバイスが含んでいる元素が有毒ではなく、あるいは少なくとも感知できるほど有毒ではないという点である。その結果、デバイスがその通常の寿命後に処分された際における環境への影響、及び製造環境におけるその許容性が実質的に向上する。図4に示す画像は、図2に示されるものにほぼ対応している。本発明に係るデバイスのこの変形例の動作については、図2に関する説明を参照されたい。本発明に係るデバイスが製造される製造環境の安全性は高まる。
図4に示されるデバイスでは、この変形例においても同様に、Cu層をCuSに部分的に変換することにより、CuSが形成されることが好ましい。この場合、そのような変換は、K2Sxの水溶液(x>1)を用いてCu層を処理することによって行なわれる。これは、無酸素強誘電体層と同時に、2つの接続導体のうちの一方が、この場合には残存するCu層によって形成されるという利点を有している。
強誘電体層2のために、様々な無酸素強誘電体材料を選択することにより、本発明に係るデバイスの他の変形例を簡単な方法で作ることができる。前記様々な無酸素強誘電体材料としては、例えば、ピクニドと称される化合物、カルコゲニド及びハロゲン化物(すなわち、一つ又は複数の元素から成る化合物であって、そのうちの一つ又は複数の元素が元素周期系の主族V,VI(酸素を除く),VIIからのもの)、これらの混合された結晶から成るグループ内の強誘電体材料を特に挙げることができる。理論上適した無酸素強誘電体材料は、例えば、AlN,Al,Sb,Bi,BiS,Bi0.5Sb1.5,TaInS,TaNbSe,TlSbSe,Bi0.5Sb1.5,GaGe1−xTe(式中、0<x<1),SbSI,CsBiCl,AMX(式中、A=Cs又はRb、M=Ca,Cr,Ti,V又はCu、X=F,Cl,Br又はI),BaMF(式中、M=Mg,Mn,Fe,Co,Ni,Cu又はZn),SrAlF,KMF(式中、M=Mn,Cr,Ti又はPd),A19(式中、A=Sr,Ba又はPb、M=Al,Ti,V,Cr,Fe又はGa)を挙げることができる。これらの無酸素強誘電体材料のうち、Bi及びSbSIは、これらの材料の実用的な使用を制限する比較的低いキュリー温度を有している。タリウムから成る化合物にも、これらの化合物の毒性に起因して、同じことが当てはまる。CsBiClから始まる先に列挙した化合物の実用的な使用は、非常に高いイオン伝導度によって制限される場合があり、これにより、記憶されたデータが失われる懼れがある。
活性素子がダイオード状のデバイスである本発明に係る強誘電体デバイスの実施例は、白金層と銀層との間にZnCdsを含む強誘電体層を用いて実現された。強誘電体半導体層が薄く及び/又は低い保磁力を有し及び/又は動作温度に近いキュリー温度を有する場合に、特に低い(順方向)電圧が得られる。保磁力の一般的な値(kV/cm)、膜厚(nm)、切換電圧(V)はそれぞれ、20kV/cm、30nm、0.06V、又は、30kV/cm、30nm、0.06V、又は、40kV/cm、15nm、0.06Vである。
本発明は前述した実施例に限定されず、当業者であれば、本発明の範囲内で多くの変更及び変形が可能であることが理解できよう。例えば、様々な幾何学的構成及び様々な寸法の少なくとも一方を有するデバイスを製造することができる。また、特に接続導体について、ハフニウムカーバイド又は他の二元材料等の様々な材料を使用することができる。
デバイスに関してここで先に考察してきたことは、その製造に対しても当てはまる。強誘電体層を加えるための前述した技術と同様に、MBE(=分子線エピタキシー成長法)、(MO)VPE(=(有機金属)気相成長法)、又は、CVD(化学蒸着法)又はPLD(パルスレーザ堆積)を使用することもできる。
なお、デバイスはまた、ダイオード及びトランジスタの少なくとも一方、ならびにレジスタ及びキャパシタンスの少なくとも一方等の能動半導体素子及び受動半導体素子を更に備えていてもよい。これにより、更なる機能を果たすことができる更なる回路を有利に形成できる。
最後に、本発明に係るデバイスは、単結晶性基板以外の基板を備えていることが有利な場合がある。また、金属等の導体の基板、又はガラス、セラミック、合成樹脂等の絶縁体の基板を有意に加えてもよい。
本発明に係る強誘電体デバイスの厚み方向に対して直角な概略断面図。 図1に示されるデバイスの記憶素子の電流−電圧特性を示す図。 図1に示されるデバイスの回路を概略的に示す図。 図1に示されるデバイスの記憶素子の変形例における電流−電圧特性を示す図。
符号の説明
1 半導体基板
2 強誘電体層
3 接続導体
4 活性電気素子
5 導電層(接続導体)
6 トランジスタ
7 ソース領域
8 ドレイン領域
9 ゲート領域
10 強誘電体デバイス
11 半導体本体

Claims (24)

  1. 基板を含む本体と強誘電体層とを有し、前記強誘電体層には、前記基板と反対方向に面する側に接続導体が設けられ、前記強誘電体層が無酸素強誘電体材料を含み且つ活性電気素子を形成するために使用される強誘電体デバイスにおいて、前記基板と前記強誘電体層との間には導電層が位置し、前記導電層は、前記強誘電体層の更なる接続導体を形成し、前記接続導体のうちの少なくとも一方とショットキー接合を形成する結果として、活性電気素子が形成されることを特徴とする、強誘電体デバイス。
  2. 前記活性電気素子が記憶素子であることを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体デバイス。
  3. 前記本体が半導体本体を構成し、前記基板が好ましくは単結晶性の半導体基板を構成することを特徴とする、請求項2に記載の強誘電体デバイス。
  4. 前記半導体本体は、ソース領域とドレイン領域とゲート電極とを有する電界効果トランジスタを備え、更なる接続導体は、前記電界効果トランジスタのソース又はドレイン領域上に位置するとともに、前記ソース領域又は前記ドレイン領域の接続導体としての機能を果たすことを特徴とする、請求項3に記載の強誘電体デバイス。
  5. 前記記憶素子及び前記ソース又はドレイン領域は、投影状態で見て、重なり合っていることを特徴とする、請求項4に記載の強誘電体デバイス。
  6. 前記更なる接続導体と前記強誘電体層との間にショットキー接合が形成され、前記更なる接続導体は、前記電界効果トランジスタのソース又はドレイン領域と共にオーム接触を形成し、一方、前記接続導体は、前記強誘電体層と共にオーム接触を形成することを特徴とする、請求項4又は5に記載の強誘電体デバイス。
  7. 前記強誘電体材料としてカルコゲニドが選択されることを特徴とする、請求項1から6のいずれかに記載の強誘電体デバイス。
  8. 選択されたカルコゲニドがZnCd1−xSであり、ZnCd1−xSは、好ましくは0.3〜0.5の範囲のZn含有量xを有することを特徴とする、請求項7に記載の強誘電体デバイス。
  9. 一方の接続導体のための材料としてPt又はAuが選択され、他方の接続導体のための材料としてAg又はAlが選択されることを特徴とする、請求項8に記載の強誘電体デバイス。
  10. カルコゲニドとしてCuSが選択されることを特徴とする、請求項7に記載の強誘電体デバイス。
  11. 一方の接続導体のための材料としてCuが選択され、他方の接続導体のための材料としてWが選択されることを特徴とする、請求項10に記載の強誘電体デバイス。
  12. 無酸素強誘電体材料のドーピング濃度が非常に高いことにより、接続導体又は接続導体と強誘電体層との間にオーム接触が形成され、動作中、通電状態の前記強誘電体層内の電場は、記憶素子をOFFに切換えることができる程度に十分高いことを特徴とする、請求項2,3,4,5又は6のいずれかに記載の強誘電体デバイス。
  13. N×M(N及びMは自然数)の前記記憶素子から成るマトリクスを備え、前記記憶素子の各々の両側が電気接続部に接続されていることを特徴とする、請求項12に記載の強誘電体デバイス。
  14. 各記憶素子は、ソース領域とドレイン領域とゲート電極とを有する対応する電界効果トランジスタに結合し、前記デバイスには、N個の第1の導体トラックと、M個の第2の導体トラックと、グランド接続部とが設けられ、各記憶素子は、接続導体を介してN個の第1の導体トラックのうちの1つに接続されるとともに、更なる接続導体を介して電界効果トランジスタのソース又はドレイン領域に接続され、これらのうちの他方のドレイン又はソース領域はグランド接続部に接続され、一方、電界効果トランジスタのゲート電極は、M個の第2の導体トラックのうちの1つに接続されていることを特徴とする、請求項13に記載の強誘電体デバイス。
  15. 活性電気素子がダイオードであることを特徴とする、請求項1に記載の強誘電体デバイス。
  16. 請求項1から15のいずれかに記載の強誘電体デバイスを製造する方法であって、基板を含む本体が形成され、前記デバイスには強誘電体層が設けられ、前記強誘電体層には前記基板と反対方向に面する側に接続導体が設けられ、活性電気素子を形成するために使用される強誘電体層のための材料として無酸素強誘電体材料が選択される方法において、前記基板と前記強誘電体層との間には導電層が設けられ、この導電層は、前記強誘電体層の更なる接続導体を形成し、強誘電体層と接続導体のうちの少なくとも一方との間にショットキー接合を形成することにより記憶素子が得られることを特徴とする方法。
  17. 活性電気素子が記憶素子として形成される、請求項16に記載の方法。
  18. 本体が半導体本体となるように形成され、基板として半導体基板が選択されることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  19. 前記半導体本体にはソース領域とドレイン領域とゲート電極とを有する電界効果トランジスタが形成され、前記更なる接続導体は電界効果トランジスタの前記ソース又はドレイン領域上に位置するとともに、ソース領域又はドレイン領域の接続導体となるように形成されていることを特徴とする、請求項17に記載の方法。
  20. 前記更なる接続導体と前記強誘電体層との間にショットキー接合が形成され、前記接続導体と前記強誘電体層の間にオーム接触が形成され、また前記更なる接続導体と前記電界効果トランジスタのソース又はドレイン領域の間にオーム接触が形成されることを特徴とする、請求項17、18又は19に記載の方法。
  21. 導電層の一部を強誘電体材料に変換することにより前記強誘電体層が形成され、前記接続導体のうちの一方は、前記導電層の残存する部分によって形成されることを特徴とする、請求項17、18、19又は20のいずれかに記載の方法。
  22. N×M(N及びMは自然数)の前記記憶素子から成るマトリクスが形成され、前記記憶素子の各々の両側には1つの電気接続部が設けられていることを特徴とする、請求項17から21のいずれかに記載の方法。
  23. 各記憶素子はデバイスに形成された電界効果トランジスタに結合されるとともに、前記記憶素子に対応付けられ、電界効果トランジスタは、ソース領域とドレイン領域とゲート電極とを備え、前記デバイスにはN個の第1の導体トラックと、M個の第2の導体トラックと、グランド接続部とが設けられ、各記憶素子は接続導体を介してN個の第1の導体トラックのうちの1つに接続されるとともに、更なる接続導体を介して対応する電界効果トランジスタのソース又はドレイン領域に接続され、これらのうちの他方のドレイン又はソース領域はグランド接続部に接続され、一方、ゲート電極はM個の第2の導体トラックのうちの1つに接続されていることを特徴とする、請求項22に記載の方法。
  24. 前記強誘電体デバイスは、強誘電体記憶効果が生じる電圧範囲外で動作されることを特徴とする、請求項15に記載の強誘電体デバイスを動作する方法。
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