JP2001237386A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JP2001237386A
JP2001237386A JP2000046898A JP2000046898A JP2001237386A JP 2001237386 A JP2001237386 A JP 2001237386A JP 2000046898 A JP2000046898 A JP 2000046898A JP 2000046898 A JP2000046898 A JP 2000046898A JP 2001237386 A JP2001237386 A JP 2001237386A
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semiconductor
ferroelectric
aln
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JP2000046898A
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Koji Nishikawa
孝司 西川
Takashi Otsuka
隆 大塚
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Panasonic Holdings Corp
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 結晶粒界や空隙、異なる組成の析出物等によ
る材料の特性劣化のない絶縁層、半導体層を形成し、強
誘電体層が持つ分極の不安定性の影響を受けにくくする
ことで、高速で記憶保持時間の長い不揮発性記憶素子を
実現する。 【解決手段】 ドーピングによって絶縁体から抵抗の小
さな半導体まで大きくその抵抗率を変えることができる
半導体材料をSi基板上に結晶成長法によって形成す
る。この半導体・絶縁体積層構造の上に強誘電体を積層
し、この強誘電体の分極の変化によって、半導体層中の
空乏層の大きさを変えて、この構成を可変抵抗体として
用いることができるようになる。これを通常のMOSト
ランジスタのゲートあるいはソース・ドレインに接続す
ることにより、高速で記憶保持時間が充分長い不揮発性
記憶素子を実現することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、絶縁膜、半導体
層、強誘電体層をMOSトランジスタが形成された基板
上に積層し、強誘電体層の分極によって半導体層の抵抗
率を変化させることによって実現される不揮発性記憶素
子の構造とその形成方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来磁気テープやハードディスク装置、
光ディスク装置、あるいは光磁気ディスク装置などによ
って実現されていた、電力の供給を遮断しても情報を保
持する能力すなわち情報記録の不揮発性に関して、近年
半導体による固体素子を用いようとする試みが盛んであ
る。例えば既に実用化されているフラッシュメモリーや
FeRAMなどと呼ばれているものがこれに相当する。
【0003】これらは前期磁気テープ装置やハードディ
スク装置、光ディスクあるいは光磁気ディスク装置で必
要とされていた可動機械部分が無く、且つ外形寸法が小
さく消費電力が少なくなるとして期待されている。フラ
ッシュメモリーについては第一の文献「応用物理 第65
巻 第11号 (1996年) 1114頁〜1124頁:フラッシュメ
モリー技術、久米 均」にその概要がまとめられてあ
る。しかしながら現状のフラッシュメモリーやFeRAMで
は以下のような問題点がある。
【0004】これによると現状のフラッシュメモリーは
高い動作電圧を必要とし、例えば第一の文献で示した例
では内部最大電圧が12Vである。これは通常のDRAMやL
SIが3〜4Vで動作するのに比べて非常に高い。また書き
換え時間に1ミリ秒〜1秒を必要とし頻繁なデータの書
き換えを考えた時、使用者には大きなストレスを与え
る。
【0005】FeRAMについては第二の文献「電子情報通
信学会誌 Vol.80, No.2 (1997年)169頁〜175頁:理
想的なメモリとしての強誘電体メモリ、Elliott M. Phi
lofsky」にその概要がまとめられている。これによると
フラッシュメモリーが12V以上の高い内部電圧である
のに比べてFeRAMでは5V以下と低いことが開示されてい
る。またアクセス時間に関しても250ナノ秒と非常に短
い。
【0006】これらフラッシュメモリ、FeRAM以外に最
近精力的に開発検討がなされている不揮発性記憶素子
に、「MFSトランジスタ」と総称されるものがある。例
えば第三の文献「電子情報通信学会誌 Vol.77、No.9
976頁〜979頁:強誘電体メモリの開発動向と将来、垂井
康夫」にその概要がまとめられている。このデバイスは
通常のMOSトランジスタ構造のゲート部分に強誘電体
を置き、強誘電体の分極の向きによってトランジスタの
チャネルのコンダクタンスを変えて不揮発性のメモリを
実現しようとするものである。通常、強誘電体を直接S
i基板上に置くことは元素の拡散などの問題から難しい
ので、拡散抑止層を兼ねた絶縁体膜(Insulator)を基
板−強誘電体層間に挿入したMFIS構造、あるいは更に浮
遊電極を挿入したMFMIS構造を採ることが多い。
【0007】現状のフラッシュメモリーやFeRAMでは以
下のような問題点がある。
【0008】第一の文献によると現状のフラッシュメモ
リーは高い動作電圧を必要とし、例えば第一の文献で示
した例では内部最大電圧が12Vである。これは通常のD
RAMやLSIが3〜4Vで動作するのに比べて非常に高い。ま
た書き換え時間に1ミリ秒〜1秒を必要とし頻繁なデー
タの書き換えを考えた時、使用者には大きなストレスを
与える。
【0009】また第二の文献によるとFeRAMの場合は強
誘電体キャパシタのスイッチング特性が温度の影響を受
けやすく、また高温アニールが必要にも関わらず強誘電
層の構成元素としてPbやBiなどの低融点金属を含んでい
るためにそれらの元素の基板への拡散の問題があるなど
の課題も開示されている。
【0010】またMFSデバイスにおいても前記のFeRAMに
ついてあった温度による特性の変動および、元素の拡散
の問題があり、特にこのデバイスがゲート直上というト
ランジスタ動作に非常に影響を及ぼす部分に強誘電体層
を置くために、問題がより大きい。またゲートに電圧を
かけ、強誘電体層をスイッチングさせた後、電圧をとり
さっても強誘電体層の分極による反電界が存在すること
になるので、常に、記憶された分極の向きが解消される
方向に力を受ける。従って充分な記録の保持時間を得る
ことは難しい。
【0011】ところで、更に加えて、強誘電体を利用し
て不揮発性記憶素子を実現しようとする試みに「Ferroe
lectric non-volatile variable resistive element」
がある。以降本明細書においては簡単のためにこれに類
する素子のことをVRFと便宜的に呼称することにする。
可変抵抗を備え、強誘電体の作用を利用していることに
よる。これについては例えば第4の文献「United State
s Patent : Patent Number:5070385, Inventors Joseph
T. Evance, Jr., : Jeff A. Bullington」に詳しく開
示されている。このデバイスは前記FeRAMやMFSトランジ
スタなど強誘電体を利用する不揮発性記憶素子に類する
ものであるが、両者がコンデンサのキャパシタンスやト
ランジスタのチャネルのコンダクタンスなど強誘電体の
持つ分極の安定性に強く影響されるパラメータを用いて
記憶動作を実現しているのに対して、この素子では強誘
電体の分極によってそれに隣接して存在する半導体層の
抵抗を変化させて情報の有無を識別するものである。す
なわち半導体層を可変抵抗体として利用するのである。
これがMFSと異なるところはMFSがトランジスタ構造のゲ
ート部分に強誘電体を配置してトランジスタのチャネル
そのもののコンダクタンスを変えていたのに対して、VR
Fではトランジスタとは異なる部分に可変抵抗体が存在
し、配線を通してこの可変抵抗体とトランジスタのゲー
トあるいはソース、ドレインが接続されていることであ
る。このことにより、強誘電体の分極が変動し易い場合
でも情報を保持する可変抵抗部分は前述二つの素子の様
な大きな影響を受けること無く、より安定した動作を示
すと共に、大きな動作マージンを持つことになる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながらVRFにお
いても以下の様な問題がある。
【0013】第四の文献に開示されている例では一般的
な手法でSi基板上に形成されたMOSトランジスタの
近傍に下部電極金属、酸化物半導体、強誘電体、上部電
極金属を積層している。ここで酸化物半導体は下部電極
金属上で結晶化する様な組み合わせで選ばれている。し
かしながらこの酸化物半導体は下部電極上に薄膜として
形成されているため、その半導体としての性質は大きな
体積で形成されたバルクの酸化物半導体とは若干性質が
異なる可能性がある。その理由はバルクの酸化物半導体
が大きな体積に渡って単結晶であるのに対して金属電極
上に形成された場合には多結晶体にしかなり得ないこと
による。多結晶体である場合、その結晶粒界付近で多量
の欠陥や組成不均一が導入され、その抵抗率や、耐電圧
が大きく異なってしまうこととなる。
【0014】またその形成方法によっては酸化物半導体
がその構成元素以外の不純物を多量に含む可能性もあ
る。例えば有機金属気相成長(MOCVD)法では構成
元素を含む有機金属化合物あるいは錯体を用いるがそこ
には必ず炭素、水素、窒素、酸素などが含まれている。
ガス成分は比較的残留量が少ないが、炭素については固
体であるため大量に残留することが有り得る。このよう
に不純物が残留した場合にも抵抗率や耐電圧がバルクの
値とは大きく異なることになる。
【0015】以上の様に酸化物半導体層が電極金属上に
薄膜形成されることにより、バルクの電気特性とは異な
る半導体特性を示すことになり、所望の抵抗率が得られ
なくなることが多い。その結果、デバイスを実用的な電
圧で動作させることが困難になったり、実用的な大きさ
で集積化することが困難になる。
【0016】前記本発明の第4の可変抵抗素子における
ZnO層はエピタキシャル成長されていることにより単
結晶状態となっていることが好ましい。
【0017】前記第1〜第4のいずれかの可変抵抗素子を
用い、同じ基板上に形成された通常のMOSトランジス
タのゲートあるいはソース、ドレインと接続することに
より、不揮発性の半導体記憶素子を実現することができ
る。
【0018】図4、図5は前記第1〜第4の可変抵抗素子
を通常のMOSトランジスタのゲートに接続した場合
と、ソースあるいはドレインに接続した場合の回路図で
ある。
【0019】図6、図7は前記第1〜第4の可変抵抗素子
を通常のMOSトランジスタのゲートに接続した場合の
デバイス構造を表した模式図である。
【0020】図8は前記第1〜第4の可変抵抗素子を通常
のMOSトランジスタのドレインに接続した場合のデバ
イス構造を表した模式図である。
【0021】なお前記第1〜第4の可変抵抗素子の代わり
に、同じくSi基板上に単結晶として薄膜形成すること
が可能でドーピングの有無によって抵抗率が大きく変化
する他の物質を用いた場合も、同様のデバイス構造を作
ることが可能である。
【0022】本発明の目的は、かかる点に鑑み、VRFを
導入して低電圧で動作速度が速く、且つ充分な記録保持
時間を持つ不揮発性記憶素子を実現するとことと同時に
VRF型の不揮発性記憶素子においてSi基板上に連続し
てそれぞれ単結晶である絶縁層、半導体層を形成し、更
に単結晶に近い強誘電体層を積層することで、優れた電
気特性の素子を実現することにある。
【0023】
【課題を解決するための手段】まず、本発明に係る強誘
電体層を利用した可変抵抗型不揮発性記憶素子の動作原
理に到達するために行なった考察について説明する。
【0024】図1はAlNを半導体層に用いた時の不純物
濃度に対する可変抵抗体の(a)抵抗率、(b)空乏層厚保、
(c)抵抗の変化を表したものである。AlNはSi基板
上にエピタキシャル成長することが可能であり薄膜であ
っても単結晶の形成が可能である。また全くドーピング
しないことで薄膜状態において1x107Ωcm以上の高い抵
抗率が可能である。更にドーピングによって1x10-3Ωcm
以下の小さな抵抗率も可能である。空乏層厚Wdepは材料
が決まれば不純物濃度に対して一義的に決まる。それを
表したのが(b)である。一方可変抵抗体の大きさをと電
流の流れる方向を(d)の様に規定した場合のキャリア
濃度に対する抵抗の変化を表したのが(c)である。通電
時抵抗と遮断時抵抗との間はキャリア濃度が1x1015cm-3
であっても3桁以上の差があり、可変抵抗として充分な
動作範囲を持つことがわかる。しかしながらこの通電時
抵抗の通りでは最も低い場合でも1kΩ近い値があり、抵
抗値の変化により電流の大きさの違いを検知して記憶素
子として動作させるには高すぎる。実際には、強誘電体
が持つ電界により、通電時AlN半導体層はキャリア蓄
積状態にあり、単に定常的なキャリア濃度に対応する抵
抗値よりもずっと低い値を示す。すなわちキャリア濃度
を1x1020cm-3程度にすることにより抵抗値は10Ω程度に
下がるので、可変抵抗体として用いるのに充分となる。
【0025】同様にSrTiO3およびSiについても
同様の考察を行った結果が図2、図3である。いずれの
場合にも同様に可変抵抗体として用いることが可能な抵
抗変化を持つことがわかる。
【0026】前記AlNやSrTiO3、およびそれら
の材料に類するものでZnOなどの誘電体は不純物の導
入量を制御することによって絶縁体から半導体として取
り扱うことが可能な抵抗変化を示すが、これを可変抵抗
体としてMOSトランジスタ素子のゲートあるいはソー
ス・ドレインに接続して達成される構成は、第4の文献
に開示されている構成と回路的に同様である。
【0027】また例えばAlNについて言えば、酸化膜
や汚染を排除した清浄なSi基板上に結晶成長させ、薄
膜形成することができる。また形成された薄膜は基板全
面に渡って単結晶であり、結晶粒界や空隙、異なる組成
の析出物などを全く含まない。この点が第4の文献に開
示されている構成と明確に異なる。すなわち第4の文献
の例では結晶粒界や空隙、異なる組成の析出物などによ
って導伝率や耐破壊電圧(耐圧)などがバルクの値より
劣化する可能性があったが、本発明の構成によると、用
いる材料のバルクの性質である導伝率や耐圧をそのまま
用いることができるので素子として用いた時の性能劣化
が少ない。また劣化が無いので素子の設計、製造がより
容易である。
【0028】以上の考察から本発明は、通常のMOSト
ランジスタをSi基板上に形成した後に、AlNをエピ
タキシャル成長して単結晶薄膜を形成し、ドーピングに
よって絶縁層であるi−AlNとn−AlNの積層構造
とし、更にその上に強誘電体を積層することによってこ
れを可変抵抗体とすることができ、その結果不揮発性の
記憶素子を形成することが可能であることを想到するに
至った。
【0029】以下、以上の考察から導かれた本発明につ
いて説明する。
【0030】本発明の第1の可変抵抗素子はドーピング
が無く絶縁体であるi−AlN層とn型にドーピングさ
れ半導体であるn−AlN層と、更に強誘電体層が、順
次Si基板上に積層されていることによって構成されて
いる。
【0031】これにより、強誘電体層の分極方向の変化
に伴い、n−AlN層の抵抗値を数Ω前後からその3桁
以上大きな値まで変化させることが可能になる。
【0032】前記本発明の第1の可変抵抗素子における
i−AlN層およびn−AlN層は、エピタキシャル成
長されていることにより単結晶状態となっていることが
好ましい。
【0033】本発明の第2の可変抵抗素子はドーピング
が無く絶縁層であるi−SrTiO3層とn型にドーピ
ングされ半導体層であるn−SrTiO3層と、強誘電
体層が順次Si基板上に積層されていることによって構
成されている。
【0034】これにより、強誘電体層の分極方向の変化
に伴い、半導体層の抵抗値を数Ω前後からその3桁以上
大きな値まで変化させることが可能になる。
【0035】前記本発明の第2の可変抵抗素子における
SrTiO3層はエピタキシャル成長されていることに
より単結晶状態となっていることが好ましい。
【0036】本発明の第3の可変抵抗素子はドーピング
が無く絶縁層であるi―Si層とn型にドーピングされ
半導体層であるn−Si層と、強誘電体層が順次Si基
板上に積層されている。
【0037】これにより、強誘電体層の分極方向が変化
するのに伴い、半導体層の抵抗値を数Ω前後からその3
桁以上大きな値まで変化させることが可能になる。
【0038】前記本発明の第3の可変抵抗素子における
Si層はエピタキシャル成長されていることにより単結
晶状態となっていることが好ましい。
【0039】本発明の第4の可変抵抗素子はドーピング
が無く絶縁層であるi−ZnO層とn型にドーピングさ
れ半導体層であるn−ZnO層と、強誘電体層が順次S
i基板上に積層されている。
【0040】これにより、強誘電体層の分極方向が変化
するのに伴い、半導体層の抵抗値を数Ω前後からその3
桁以上大きな値まで変化させることが可能になる。
【0041】
【発明の実施の形態】(第1の実施形態)次に、本発明
における不揮発性記憶素子の形成方法に関する第1の実
施形態について図面を参照しながら説明する。
【0042】図9は本発明の第1の実施形態における不
揮発性記憶素子の形成方法を、順を追って模式的に表し
たものである。先ず(a)の様にSi基板7に一般的な方
法で洗浄等前処理を施し、後に素子が形成される部分を
除いてLOCOS8を形成する。次いで(b)の様にトラ
ンジスタ領域にゲート絶縁膜およびゲート電極によって
構成されるゲート積層構造28を形成した後、これをマ
スクとしてトランジスタのソース、ドレイン領域および
(c)以降の過程で可変抵抗が形成される領域にイオン打
ち込みにより不純物を導入し注入領域9を形成する。更
に(c)の様に、単結晶のi−AlN絶縁層10およびn
−AlN半導体層薄膜11を形成する。絶縁層10およ
び半導体層11を形成する方法には分子線エピタキシ
(MBE)法、スパッタ法、有機金属気相成長(MOV
PE)法、超高真空化学気相成長(UHV−CVD)法
などがある。ここでは代表例としてMBE法を用いてi
−AlN、n−AlN層を形成する場合について説明す
る。
【0043】Si基板7は再度洗浄等表面処理を施さ
れ、MBE装置内に導入される。表面処理には一般的な
前処理と同じく硫酸と過酸化水素、あるいはアンモニア
と過酸化水素および希薄な弗酸などが用いられる。
【0044】MBE装置内に導入されたSi基板表面は
未だ水素(H)原子や極薄のSiO 2 アモルファス層で
被覆されている。MBE装置内においては、100〜4
00℃の範囲までSi基板7を昇温することにより、S
i基板7の表面に残る水分や吸着ガスを除去する。
【0045】その後、さらにSi基板7を昇温して80
0〜900℃の範囲の温度に保持する。この時、Si基
板7の表面を被覆していたH原子や薄いSiO2 アモル
ファス層は脱離し除去される。
【0046】そして、MBE成長法により、Al原料
と、N原料とを供給していくことにより、AlN結晶層
が形成される。Al原料は通常MBE装置内に設置され
たクヌードセン(K−)セル内に保持されており加熱さ
れることにより蒸発してSi基板7に供給される。供給
されるAl原料の量は装置の大きさ、セルと基板との距
離など幾つかのパラメータによって大きく異なるが、例
えば基板位置近傍で測定した圧力で言えば5x10-9
1x10-7Torrである(1Torr=133.32
2Pa)。N原料は装置外に設置された窒素ガスボンベ
からMBE装置内に設置されたプラズマセル内に導入さ
れセル内でプラズマ状態にまで励起されてSi基板に供
給される。供給されるN原料の量は装置の大きさ、やは
りセルと基板との距離など幾つかのパラメータによって
大きく異なるが、例えばプラズマセル内に導入する窒素
ガスの量で言えば0.05sccm〜3sccm程度で
ある。800℃〜900℃に保持されたSi基板7上に
供給されたAl原料およびN原料はそれぞれ原子状ある
いは励起された原子状態にあり、基板上で拡散、移動を
行った後基板上にAlN結晶として結合を形成する。こ
の時AlとN以外の原子は供給されていないので形成さ
れたAlN薄膜は高い絶縁性を持ったi−AlN層10
となる。このi−AlN層10の膜厚は5〜20nmで
あることが好ましいが、2〜50nmであってもよい。
所望の厚さのi−AlN層10を形成した後、AlNを
n型にする不純物(ドーパント)、例えばSiあるいは
Seの微少量をAl原料およびN原料と共に基板に供給
することを行うと、形成されたAlN層はn型の導電性
を示すn−AlN層11となる。すなわちAl、N原料
のみを供給することに加えて途中からドーパントを加え
ることにより、i−AlN層10とn−AlN層11と
を連続的に成膜することができるのである。可変抵抗と
なる半導体層n−AlN層11の膜厚は、n−AlN層
11中のキャリア濃度によって異なる。いずれも常温に
おいてそのキャリア濃度によって決定される空乏層厚と
同じ厚さかあるいはその0.9倍〜1.1倍に範囲の厚
さに設定される。
【0047】SiとAlNはその格子定数が約20%異
なるが、AlN層10、11はSi基板7に対して単結
晶としてエピタキシャル成長する。基板にSi(11
1)を用いた場合、AlNは本来のウルツ鉱型結晶構造
で、そのc軸を基板面に対して垂直に向けた方向に成長
する。また基板にSi(001)基板を用いた場合、閃
亜鉛鉱型の結晶構造をとって成長する。
【0048】次いで(d)の様に強誘電体層12を積層
する。強誘電体層12も絶縁層10、半導体層11の影
響を受けて高い結晶性を示す。強誘電体層12も絶縁層
10および半導体層11と同様な方法で形成される。用
いられる強誘電体にはペロブスカイト構造を取る結晶が
主に用いられるが、強誘電性を持ちうる物質ならなんで
もよい。
【0049】次いで(e)の様にスイッチング用上部電
極31および保護膜30を積層した後、コンタクト用の
穴を開け、ゲート電極14、ソース/ドレイン電極16
を形成する。保護膜30には通常窒化珪素(Si34
アモルファス層が用いられるが異なる物質を用いても良
い。
【0050】(第2の実施形態)本発明における不揮発
性記憶素子の形成方法に関する第2の実施形態について
図面を参照しながら説明する。図10は本発明の第2の
実施形態における不揮発性記憶素子の形成方法を、順を
追って模式的に表したものである。先ず(a)の様にSi
基板32に一般的な方法で洗浄等前処理を施し、後に素
子が形成される部分を除いてLOCOS33を形成す
る。次いで(b)の様に可変抵抗が形成される領域にイオ
ン打ち込みにより不純物を導入し、注入領域34を形成
する。更に単結晶のi−AlN絶縁層35およびn−A
lN半導体層36薄膜を形成する。絶縁層35および半
導体層36を形成する方法には分子線エピタキシ(MB
E)法、スパッタ法、有機金属気相成長(MOVPE)
法、超高真空化学気相成長(UHV−CVD)法などが
ある。また用いられる材料にはAlN、SrTiO3
ZnO、Si、などがあるが、また用いられる材料には
AlN、SrTiO3、ZnO、Si、などがあるが、
ドーピングによって抵抗率が3桁以上に渡って大きく変
化し、結晶性を持っている高誘電率の半導体であればな
んでもよい。ここでは代表例としてMBE法を用いてi
−AlN、n−AlN層を形成する場合について説明す
る。
【0051】(a)の工程の後、Si基板は再度洗浄等表
面処理を施された後、MBE装置内に導入される。表面
処理には一般的な前処理と同じく硫酸と過酸化水素、あ
るいはアンモニアと過酸化水素および希薄な弗酸などが
用いられる。
【0052】MBE装置内に導入されたSi基板表面3
2は未だ水素(H)原子や極薄のSiO2 アモルファス
層で被覆されている。MBE装置内においては、100
〜400℃の範囲までSi基板32を昇温することによ
り、Si基板32の表面に残る水分や吸着ガスを除去す
る。
【0053】その後、さらにSi基板32を昇温して8
00〜900℃の範囲の温度に保持する。この時、Si
基板32の表面を被覆していたH原子や薄いSiO2
モルファス層は脱離し除去される。
【0054】そして、MBE成長法により、Al原料
と、N原料とを供給していくことにより、AlN結晶層
が形成される。Al原料は通常MBE装置内に設置され
たクヌードセン(K−)セル内に保持されており加熱さ
れることにより蒸発してSi基板に供給される。供給さ
れるAl原料の量は装置の大きさ、セルと基板との距離
など幾つかのパラメータによって大きく異なるが、例え
ば基板位置近傍で測定した圧力で言えば5x10-9〜1
x10-7Torrである。N原料は装置外に設置された
窒素ガスボンベからMBE装置内に設置されたプラズマ
セル内に導入されセル内でプラズマ状態にまで励起され
てSi基板に供給される。供給されるN原料の量は装置
の大きさ、やはりセルと基板との距離など幾つかのパラ
メータによって大きく異なるが、プラズマセル内に導入
する窒素ガスの量で言えば0.05sccm〜3scc
m程度である。800℃〜900℃に保持されたSi基
板上に供給されたAl原料およびN原料はそれぞれ原子
状あるいは励起された原子状態にあり、基板上で拡散、
移動を行った後基板上にAlN結晶として結合を形成す
る。この時AlとN以外の原子は供給されていないので
形成されたAlN薄膜は高い絶縁性を持ったi−AlN
層35となる。このi−AlN層の膜厚は5〜20nm
であることが好ましいが、2〜50nmであってもよ
い。所望の厚さのi−AlN層を形成した後、AlNを
n型にする不純物(ドーパント)、例えばSiあるいは
Seの微少量をAl原料およびN原料と共に基板に供給
することを行うと、形成されたAlN層はn型の導電性
を示すn−AlN層36となる。すなわちAl、N原料
のみを供給することに加えて途中からドーパントを加え
ることにより、i−AlN35とn−AlN36を連続
的に成膜することができるのである。可変抵抗となる半
導体層n−AlN層36の膜厚は供給するn型不純物に
よって決まるn−AlN層36中のキャリア濃度によっ
て異なるが、いずれも常温においてそのキャリア濃度に
よって決定される空乏層厚と同じ厚さかあるいはその
0.9倍〜1.1倍に範囲の厚さに設定される。
【0055】Si基板とAlNはその格子定数が約20
%異なるが、AlN層はSi基板に対して単結晶として
エピタキシャル成長する。基板にSi(111)を用い
た場合、AlNは本来のウルツ鉱型結晶構造で、そのc
軸を基板面に対して垂直に向けた方向に成長する。また
基板にSi(001)基板を用いた場合、本来は不安定
な閃亜鉛鉱型の結晶構造を取って成長する。
【0056】次いで強誘電体層38を積層する。強誘電
体層38も絶縁層35、半導体層36の影響を受けて高
い結晶性を示す。強誘電体層38も絶縁層35および半
導体層36と同様な方法で形成される。用いられる強誘
電体にはペロブスカイト構造を取る結晶が主に用いられ
るが、強誘電性を持ちうる物質ならなんでもよい。
【0057】次いで次のプロセスを簡単にするため基板
全面に渡って(c)の様にその最上面を平坦化する。平坦
化には化学機械研磨(Chemical Mechanical Polish : C
MP)法が用いられることが多いが、ドライエッチングな
ど別の方法でも良い。
【0058】次いで(d)の様にトランジスタが形成さ
れる部分をドライエッチングなどによって開口し、開口
部39を形成する。この作業によってトランジスタが形
成される領域39はSi基板表面が露出される。
【0059】この露出部分に(e)の様にゲート絶縁膜4
5、poly−Siゲート電極46を形成し、これをマ
スクとしてソース、ドレイン領域に不純物をイオン打ち
込み法によって導入し注入領域47を形成する。強誘電
体層38の上には強誘電体層に対するスイッチング用上
部電極40を設置する。
【0060】その後、(f)の様に全体を保護膜41で被
い、最上面を平坦化する。保護膜には通常窒化珪素(S
34)アモルファス層が用いられるが異なる物質を用
いても良い。
【0061】続いて(g)の様にコンタクト用の穴を開孔
しゲート電極42、ソース/ドレイン電極44を形成す
る。
【0062】
【発明の効果】本発明の誘電体積層膜および素子の形成
方法によると、絶縁性に優れた絶縁膜および抵抗率変化
の大きい半導体膜を形成することができ、これを可変抵
抗部として低電圧で動作し、動作速度が速く、記憶保持
時間が充分長く、かつ強誘電体の安定性の影響を抑えた
不揮発性記憶素子をえることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理を考察するのに用いたキャリア濃
度に対するAlNの性質の変化を計算した図
【図2】本発明の原理を考察するのに用いたキャリア濃
度に対するSrTiO3の性質の変化を計算した図
【図3】本発明の原理を考察するのに用いたキャリア濃
度に対するSiの性質の変化を計算した図
【図4】本発明における不揮発性記憶素子の回路構成の
一形態を模式的に表した図
【図5】本発明における不揮発性記憶素子の回路構成に
ついて別の一形態を模式的に表した図
【図6】本発明の実施例における素子構造を示す図
【図7】本発明の実施例における素子構造を示す図
【図8】本発明の実施例における素子構造を示す図
【図9】第1の実施形態における素子の作成方法を模式
的に示した図
【図10】第2の実施形態における素子の作成方法を模
式的に示した図
【符号の説明】
1 トランジスタ 2 可変抵抗 3 ビット線(読み出し) 4 ワード線(読み出し) 5 ビット線(書き込み) 6 ワード線(書き込み) 7 Si基板 8 LOCOS 9 注入領域 10 i−AlN層 11 n−AlN層 12 強誘電体層 13 ソース/ドレイン電極 14 ゲート電極 15 スイッチング用電極 16 ソース/ドレイン電極 17 コンタクトホール 18 SiO2ゲート酸化膜 19 poly−Siゲート電極 20 強誘電体層 21 ゲート電極金属 22 スイッチング用電極 23 コンタクトホール 24 ソース/ドレイン電極金属 25 スイッチング用電極 26 ゲート電極金属 27 コンタクトホール 28 ゲート積層構造(電極/poly−Si/SiO
2) 30 スイッチング用上部電極板 31 スイッチング用電極金属 32 Si基板 33 LOCOS 34 注入領域 35 i−AlN 36 n−AlN 37 強誘電体層 38 保護膜 39 開口部 40 スイッチング用上部電極板 41 保護膜 42 ゲート電極 43 スイッチング電極金属 44 ソース/ドレイン電極金属 45 SiO2ゲート絶縁膜 46 poly−Siゲート電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01L 29/792 Fターム(参考) 5F001 AA17 AD94 AE02 AE03 AF06 5F083 FR00 GA11 JA13 PR03 PR21 PR22 PR25 PR39 PR40 5F101 BA62 BD45 BE02 BE05 BF02

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 Si基板上に絶縁層を介して半導体層、
    次いで強誘電体層が順次積層されており、前記強誘電体
    層が持つ分極によって前記半導体層の抵抗を変化させる
    ことを特徴とする誘電体積層膜。
  2. 【請求項2】 Si基板上に積層された絶縁層および半
    導体層が結晶性であることを特徴とする請求項1に記載
    の誘電体積層膜。
  3. 【請求項3】 絶縁層および半導体層が、ドーピング量
    のみが異なる同じ材料で形成されていることを特徴とす
    る請求項2に記載の誘電体積層膜。
  4. 【請求項4】 絶縁層および半導体層がIII−V族化
    合物半導体あるいはII−VI族半導体あるいは酸化物
    半導体であることを特徴とする請求項3に記載の誘電体
    積層膜。
  5. 【請求項5】 半導体層の膜厚が動作温度におけるその
    半導体層の最大空乏層厚に対しておよそ0.9倍〜1.
    1倍の範囲にあることを特徴とする請求項4に記載の誘
    電体積層膜。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の誘電体膜と、同じくSi
    基板上に形成したMOSトランジスタとの組み合わせに
    よって、電源を切った後も入力信号を保持することが可
    能であることを特徴とする不揮発性記憶素子。
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