JP2005534881A - トルク調整能力及びロック能力を備え、トランスミッションと従駆動アクスルの間にトルクを分割する流体継手 - Google Patents

トルク調整能力及びロック能力を備え、トランスミッションと従駆動アクスルの間にトルクを分割する流体継手 Download PDF

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Abstract

トルク調整のための遊星ギア群(106)を含むトルク分割構成を、調整が不要なときにトルク伝達容量を最大化するロック装置(134)と共に用いることによって、応答性が良く、制御可能なクラッチ(110)を提供するように構成された動力伝達システム継手(100)。

Description

本発明は、概して、駆動モータと1以上の被駆動輪との間に連結された車両動力伝達システムに係り、特に、トルク調整用の遊星ギア群を含むトルク分割構成を調整が必要とされないときにトルク伝達能力を最大化するロック装置と共に用いることによって応答性が良く制御可能なクラッチを提供するように構成された動力伝達システムのトルク継手(トルクカップリング)に関する。
自動車、スポーツ・ユーティリティ・ビークル、バン、軽トラックなどのほとんどの軽車両は車輪を4つ持つ。しかし、通常の車両では、車両を推進するエンジンは2つの車輪にしか連結されていない。かつての車両では、後輪駆動が一般的であったが、最近では、前輪駆動が一般的である。例えば有名な米陸軍ジープ(U.S.Army Jeep)のような軽トラック及びオフロード車は、4輪駆動が一般的であるが、2輪のみに動力が伝達された状態で運転されることが多い。より多くのトラクションが必要な場合、トランスミッション出力は、手動操作のトランスファー・ケースを通じて、残りの2輪に連結される。後輪及び前輪は、エンジンから伝達されたトルクを固定比で分け合う。
近年、自動車メーカは、より最新式の全輪駆動(AWD)車を製造している。この種の典型的な車両においては、通常、前輪と後輪に分けられたエンジン・トルクにより、4輪すべてで車両を駆動する。エンジンは、動力をトランスミッションを通じて伝達する。トランスミッションは、主駆動輪と呼ばれる2輪に直接接続される。従駆動輪と呼ばれる残りの2輪は、主駆動輪と従駆動輪の間の微小な速度変化を調整するトルク継手を通じてトランスミッションに接続される。
主駆動輪とトランスミッションの間には一般的にディファレンシャルが置かれるが、主駆動輪とトランスミッションの間が滑らないという意味で、それば「直接」接続であると考えられる。トルク継手と従駆動輪の間には一般的に別のディファレンシャルが置かれるが、トルク継手が従駆動輪とトランスミッションの間の滑りを許容するため、それは「間接」接続である。トルク継手は、トルクを主従駆動輪間で分けるように作動する。
トルク継手は、4輪駆動又は全輪駆動の場合に用いられ、トルクを従アクスルへ伝達するか、又は、1つのアクスル上の1輪がトラクションを失った作動状態下で該アクスル上の1組の車輪間でリミテッド・スリップ・デフとして機能する。トルク継手の基本的な特性は、エンジンからのトルクを調整し、たとえ車速が高く、いずれの車輪もロックしていない状況下であっても、車両の操作性、安全性、及び加速性能を向上させる能力である。4輪駆動又は全輪駆動の場合、トルク継手によって行われる機能は基本的に2つある。第一に、低速・高トルクの作動状態におけるトラクション増加、第二に、高速・低トルクの作動状態における車両動的制御、である。
流体継手は、トルク継手の一種である。流体継手は、基本的に、湿式多板クラッチと、このクラッチの作動に必要な圧力を供給するポンプ機構とから成る。このポンプ機構は、Shafferらによる米国特許第5,595,214号及びLundstromらによる米国特許第5,469,950号に示されているように、通常、ジェネレータ/ギア・ポンプタイプ又はピストン/軸方向カムタイプであって、車両の1組のアクスル間又は1つのアクスル上の車輪間での滑りから生じる速度差を利用してクラッチを作動させる圧力を提供するように構成される。
継手全体の応答性は、流体圧が作り出される速度、及びその圧力がどのくらい素早くクラッチに加えることができるか、に依存する。良く知られているように、ポンプ機構によって実現される作動液の体積流量及び正比例する流体圧力差は、各々、ポンプ機構の構成要素間の相対速度に依存する。
したがって、トルク調整の応答性が向上し、トルク調整が必要でないときに駆動モータから被駆動部品までのトルク伝達を最大化することができる流体継手などの継手装置を提供することが望まれている。
簡潔に述べると、本発明に係るトルク継手は、該継手を通る2つのトルク伝達経路:メカニカル経路及びクラッチ経路が存在するように接続されたクラッチ及び遊星ギア群を有する。クラッチ経路における改善された応答性が良く制御可能なクラッチは、トルク継手における滑りを受け入れ、各経路において伝達されるトルク量を制御する。クラッチ経路のロック装置は、クラッチ経路を通じたトルク調整が不要なときにトルク継手のメカニカル経路を通るトルク伝達容量を最大化するように構成される。クラッチ経路を通って伝達されるトルクに対するメカニカル経路を通って伝達されるトルクの割合は、遊星ギア群の設計及びその遊星ギア比によって決定される。
本発明の追加的実施形態において、トルク継手は、トルク流体継手であり、更にポンプ機構及び湿式多板クラッチを備えるように構成される。
本発明の追加的実施形態において、トルク継手は、トルク流体継手であり、更にギアポンプ及び湿式多板クラッチを備えるように構成される。
本発明の追加的実施形態において、トルク継手は、トルク流体継手であり、更にピストンポンプ及び湿式多板クラッチを備えるように構成される。
本発明及び本発明の現時点での好ましい実施形態の上記及び他の目的、特徴、及び利点については、添付図面と共に以下の説明を読むことによって明らかとなる。
添付図面は、本明細書の一部を構成する。すべての図面を通じて、対応する符号は、対応する部品を示している。
以下の詳細な説明は、本発明の一例を説明するものであって、限定を意味するものではない。以下の説明は、明らかに、当業者が本発明を実施し、使用することができるようにするものであり、現時点で本発明を実施するのに最良の形態と考えられるものなどの本発明の複数の実施形態、適応、変形例、代替例、及び使用について記載している。
図1を参照すると、図示された、乗用車、スポーツ・ユーティリティ・ビークル、バン、更には軽トラックなどの車両10は、前輪である1組の主駆動輪12と、後輪である1組の従駆動輪14とを有する。横置き又は縦置きのエンジン16が用意され、自動又は手動のトランスミッション18に連結される。エンジン16及びトランスミッション18は、トランスミッション18の主シャフトなどのトランスミッション出力シャフト20を通じてトルクを伝達する出力ユニットを構成する。トランスミッション18の出力シャフト20は、主ディファレンシャル22を通じて主駆動輪2へ接続されている。この接続は、出力シャフト20と主駆動輪12との間に滑りが発生しないという意味において、直接接続である。
また、トランスミッション18の出力シャフト20は、本発明に係るトルク継手100及び従ディファレンシャル24を通じて、従駆動輪14にも接続されている。しかし、この接続は、トルク継手100が従駆動輪14とトランスミッション・シャフト20の間及び従駆動輪14と主駆動輪12との間に一定の滑りを許容するため、間接接続である。この滑りは、主駆動輪12と従駆動輪14の間の微小な速度変化、及び、サイズ差又はすり合わせ回転(negotiating turns)により生じ得る変化を受け入れる。トルク継手100は、主ディファレンシャル22又はその近くに配置され、車両10を縦に貫いて延びるドライブシャフト26を通じて、トランスミッション18の出力シャフト20に接続される、ことが好ましい。
図2を参照すると、車両10と基本的に同じ構成要素を備えるが構成が異なる別の車両30が図示されている。車両30においては、主駆動輪12及び主ディファレンシャル22が車両のリアに配置され、従駆動輪14及び従ディファレンシャル24が車両のフロントに配置されている。エンジン16及びトランスミッション18は、車両30のフロントに縦置きに配置されている。トランスミッション18の出力シャフト20及び主ディファレンシャル22は、主ドライブシャフト28を通じて、接続されている。トルク継手100は、チェーン30を通じて、トランスミッション出力シャフト20へ接続され、従ドライブシャフト32を通じて、従ディファレンシャル24へ接続されている。
各車両10、30は、車両が作動している状態を反映した電気信号を生成する様々なセンサを持っている。これら信号は、オンボード・マイクロプロセッサへフィードされる。オンボード・マイクロプロセッサは、それら信号を評価し、トルク継手100を制御する信号を生成する。トルク継手100は、これら信号に応答して、トランスミッション18の出力シャフト20に伝達されたトルクを主駆動輪12と従駆動輪14の間で分配して、車両がセンサによって監視された運転状態に最も良く反応できるようにする。監視される運転状態には、例えば、車輪12及び14の各々の角速度、前後方向加速度、横方向加速度、トランスミッション18の出力シャフト20に伝達されたトルク、エンジン16のスロットル位置、及び、ステアリングギア位置(操舵角)などが含まれる。
トルク継手100は、その時点での車両が作動している状態を最も良く満足させるように、主駆動輪12と従駆動輪14の間でトランスミッション18に伝達されたトルクを分配する。図3に示すように、トルク継手100は、トランスミッション18のシャフト20に接続された入力メンバ又は入力シャフト102と、従ディファレンシャル24に接続された出力メンバ又は出力シャフト104とを有する。2つのシャフト102及び104は、共通軸X周りに回転する。トルク継手100は、更に、ハウジング108内に含まれ、軸X周りに配置された遊星ギア群106を有する。出力シャフト104と同軸上にハウジング108と直接連結された出力ギア109を設け、トルクコンバータ100にとって第二の出力経路が設けられるようにしてもよい。遊星ギア群106は、入力シャフト102及び出力シャフト104の双方に接続される。最後に、トルク継手100は、同じく軸X周りに入力シャフト102に隣接して配置されたクラッチ110を有する。クラッチ110は、遊星ギア群106に対するものであり、トルクが入力シャフト102と遊星ギア群106との間で滑りを伴って伝達されるようにする。
トルク継手100は、入力シャフト102と出力シャフト104との間に2つのトルク伝達経路を提供する。第一のトルク伝達経路は、純粋なメカニカル経路であり、入力シャフト102からハウジング108へ入り、遊星ギア群106を通って出力シャフト104へ抜ける経路である。
第二のトルク伝達経路は、クラッチ経路であり、入力シャフト102からクラッチ110及び遊星ギア群106を通って、出力シャフト104へ抜ける経路である。伝達されたトルクの大部分は、高トルク経路と呼ばれるメカニカル経路を通ってトルク継手100を通過する。クラッチ経路は、低トルク経路として機能する。
遊星ギア群106は、太陽ギア112を含む。太陽ギア112は、太陽ギア112からクラッチ108内へ延びるスタブシャフト114を備える。遊星ギア群106は、更に、入力シャフト102がハウジングを通じて連結されたリングギア116を有する。ハウジング108の一部は、入力シャフト102に連結され、リングギア116と作動上の関連を有するように配置される。加えて、遊星ギア群106は、太陽ギア112とリングギア116の間に配置され、両者と係合する複数の遊星ギア118を有する。最後に、遊星ギア群106は、スピンドル122を備えたキャリア120を有する。遊星ギア118は、スピンドル122上で回転する。キャリア120は、出力シャフト104に直接接続される。ギア112、116、及び118は、キャリア120と共に、遊星ギア群106の要素を構成する。
車両作動中、エンジン16は、トルクを生成する。このトルクは、トランスミッション18を通じて伝達される。トランスミッション18は、トランスミッション18のシャフト20に伝達されるトルクがエンジン16によって伝達されたトルクと異なるようにすることもできるように、トルクを変化させる能力を有する。トランスミッション・シャフト20におけるトルクの一部は、主駆動輪12とトランスミッション・シャフト20の間に滑りを全く発生させずに、主ディファレンシャル20を通じて、主駆動輪12へ伝達される。残りのトルクは、トランスミッション・シャフト20と従駆動輪14の間に幾分の滑りを伴って、従駆動輪14へ伝達される。この滑りは、トルク継手100内で発生する。主駆動輪12及び従駆動輪14に伝達される全トルク量は、部品間摩擦により失われた分を除き、ほぼ、トランスミッション18のシャフト20におけるトルクを等しい。
しかしながら、そのトルクの主駆動輪12と従駆動輪14との間での分配は、等しいとは限らない。そして、ほとんどの運転状態において、等しくない。主駆動輪12と従駆動輪14との間でのトルクの分配は、トルク継手100のクラッチ38に依存する。
トルク継手100の入力シャフト102に連結されたトランスミッション18のシャフト20は、入力シャフト102を回転させ、トルクを入力シャフト102へ伝達する。トルク継手100内にいて、トルクは、2つの経路に分かれ、その後、再結合する。これにより、少なくともクラッチ110で発生した滑りが最小のときは、トルク継手100の出力シャフト104におけるトルクは、基本的に、入力シャフト102におけるトルクと等しい。一方の経路:メカニカル経路において、トルクは、入力シャフト102からハウジング108へ入り、遊星ギア群106のリングギア116へと伝わる。リングギア116から、トルクは、遊星ギア118を通って、遊星キャリア120へ伝わり、最終的に出力シャフト104へ伝わる。他方の経路:クラッチ経路では、トルクは、入力シャフト102からクラッチ110へ伝わり、次いで、遊星ギア群106の太陽ギア112のスタフシャフト114を通じて太陽ギア112へ伝わる。太陽ギア112から、トルクは、遊星ギア118へ伝わり、最終的にキャリア120を通って、出力シャフト104へ伝わる。遊星ギア群106とクラッチ110との間は、メカニカル経路がクラッチ経路よりも多くのトルクを伝達するように、連結される。
これら2つの経路間でのトルクの分割は、リングギア116と太陽ギア112との間のギア比Uに依存する。これは、太陽ギア112の歯数に対するリングギア116の歯数の関数である。比Uが高くなるほど、クラッチ経路を通って伝達されるトルク量は少なくなり、逆に、メカニカル経路を通って伝達されるトルク量が多くなる。トルク継手100を通って伝達されるトルクのほとんどがメカニカル経路を通り、クラッチ経路をほとんど通らないようにして、クラッチ110が小型化が可能となるようにすることが好ましい。
クラッチ110に掛かる力が低減すると、クラッチ経路を通って伝達されるトルクが減少し、よって出力シャフト104を通って従駆動輪14へ伝達される総トルクも減少する。出力シャフト104におけるトルクは、概して、入力シャフト102におけるトルクと等しいため、少量のトルクがトランスミッション18のシャフト20からトルク継手100の入力シャフト102へ伝達され、残りの大部分は主駆動輪12へ伝達される。逆に、クラッチ110に掛かる力が増えると、クラッチ110はより多くのトルクを伝達する。これにより、クラッチ経路のトルクが増え、出力シャフト104及び入力シャフト102におけるにおけるトルクも比例して増える。入力シャフト102によるトルク需要が大きくなるほど、主駆動輪12向けのトルクが減少する。したがって、クラッチ110に掛かる力の量が、トルク継手100を通って伝達されるトランスミッション・シャフト20における総トルクの割合、すなわち従駆動輪14へ伝達されるトルク量、を決定する。トランスミッション・シャフト20からの残りのトルクは、主駆動輪12へ行く。
まとめると、クラッチ110に掛けられる力が主駆動輪12と従駆動輪14の間でのトルクの分配を制御し、この力は、クラッチ110における滑り量及び温度などの他の変数と共に、クラッチ110と通って伝達されるトルク量を制御する。クラッチ110は、通常の運転状態下では、ある程度の滑りを経験する。そのとき、入力シャフト102は、出力シャフト104より若干速く回転している。しかし、角速度の差はほとんどなく、ごくわずかの動力損失を生じるだけである。
図3に示すように、クラッチ110は、トルク継手100のハウジング108内に含まれる従来通りのポンプ機構124によって作動する湿式多板クラッチであることが好ましい。このポンプ機構124は、車両10、30の2つのアクスル間又は1つのアクスル上の2つの車輪間の滑りによって生じた速度差を利用してクラッチ110を作動させる圧力を供給するように構成される。ポンプ機構124により実現される作動流体の体積流量及び正比例する圧力差は、ポンピングメンバ間の相対速度に依存する。トルク継手100において、ポンピングメンバ間の相対速度は、遊星ギア群106における太陽ギア112とリングギア116との間の相対速度に等しい。この相対速度は、更に、遊星ギア比に依存し、入力シャフト102と出力シャフト104との間の相対速度の倍数である。ゆえに、遊星ギア群106は、ポンピングメンバ間の速度に増幅効果を与える。これは、ポンプ機構124によって伝達される体積流量及び圧力にとっては有益である。この増幅効果により、クラッチトルク要件が低減する。
図4に示す一実施形態において、ポンプ機構124のポンピングメンバは、内部ギア126と、偏心して設けられた外部ギア128とから成る。外部ギア128が偏心マウント上でX−X軸周りに回転すると、作動流体にポンピング力が与えられ、クラッチ110が係合する。
図5に示す第二の実施形態において、ポンプ機構124のポンピングメンバは、太陽ギア12に接続された軸方向カムプレート(axial cam plate)又は斜板(swash plate)130と、ポンプハウジング134内に配置され、トルク継手ハウジング108に接続されたピストンポンプ132とから成る。この軸方向カムプレート又は斜板130は、周囲周りの厚さが可変であり、軸X−X周りで回転中、ピストンポンプ132に軸X−Xに平行な往復運動を与える。ピストンポンプ132は、作動流体にポンピング力を与え、クラッチ110を係合させる。
図6〜9を参照すると、トルク継手ハウジング108内に配置されたロック機構134が図示されている。このロック機構134は、クラッチ110を用いてトルク伝達特性の調整が行われていないときに、トルク継手100の入力シャフト102と出力シャフト104との間で伝達されるトルクを最大化するように構成される。
ロック機構134は、図6及び7に示すように、トルク調整クラッチ110と平行に配置することができる。図6において、ロック機構は、太陽ギア112とリングギア116が配置されたトルク継手ハウジング108との間に配置されたローラー制御双方向クラッチ(roller controlled bi−directional clutch)若しくはスプラグ制御双方向クラッチ(sprag controlled bi−directional clutch)若しくはストラット制御双方向クラッチ(strut controlled bi−directional clutch)136から構成される。図6に示すように、双方向クラッチ136は、軸X−Xから半径方向に作動するように配置されてもよく、或いは、図7に示すように、双方向クラッチ136は、軸X−Xと同軸上で作動するように配置されてもよい。ロック機構134が太陽ギア112とリングギア116との間に配置されたとき、ロック機構134は、トルク調整クラッチ110の場合と似たトルク及び速度状態を経験する。よって、ロック機構134に必要なトルク容量は、トルク調整クラッチ110の場合と同じ理由で、大幅に低減される。車両が低速・高トルクのとき、トルク調整クラッチ110は係合せず、ロック機構134は、メカニカル経路を通るトルク伝達が最大となるとき、係合する。車両が高速・低トルクのとき、ロック装置は係合しておらず、トルク伝達はトルク調整クラッチ110の調整を通じて、排他的に制御される。
別の実施形態として、ロック機構134は、遊星ギア群106の他のメンバ間に配置されてもよい。例えば、図8に示すように、ロック機構は、リングギア116が配置されたトルク継手ハウジング109と遊星ギア群106の遊星キャリア120との間に配置されてもよい。この構成は、ロック機構134が係合したときに、入力シャフト102を出力シャフト104と固定するのと実効的に等価である。図9に示す更に別の実施形態において、ロック機構134は、太陽ギア112と遊星ギア群106の遊星キャリア120との間に配置される。
概して、トルク継手100のトルク伝達容量は、エンジン16又はトランスミッション18の最大トルク出力と等しい必要はない。むしろ、図10に示すように、トルク継手100のトルク容量は、エンジン16又はトランスミッション18の最大トルク出力よりも大幅に低くすることができるため、軽量で安価な構造とすることができる。様々な道路状態により、タイヤロックが発生する前に駆動輪に伝達することができる最大トルクを制限される。ドライ舗装路面では、最大トルクは比較的大きい。論理的に予測される通り、タイヤロック発生前に駆動輪に伝達可能な最大トルク量は、路面がウエット又は雪で覆われた状態となると、低下する。図10に示すように、トルク継手100は、ウエット舗装路面に対して予測される最大トルク量より若干低いトルク伝達レベルを車両10の従駆動輪14に対して可能とし、よって従駆動輪14が主駆動輪12と同時にスリップすることを防ぎ、車両トラクション及び動的制御を向上させるような構造とすることができる。
他の変形例も考えられる。それらは、例えば、同じ遊星ギア群106、ポンプ機構124、及びロック機構134を有するが、連結が異なる又は遊星ギア群が異なる、ものである。連結又は遊星ギア群にかかわらず、この構成は、ほとんどのトルクがメカニカル経路を通るようにトルクをメカニカル経路とクラッチ経路とに分け、クラッチ経路上でのトルク調整が不要なときにメカニカル経路を通るトルク伝達を最大化するロック機構134を設けるべきである。同じ静脈において、入力シャフト102及び出力シャフト104を判定させ、トルクが出力シャフト104に掛けられ、入力シャフト102から伝達されてもよい。さらに、遊星ギア群106は、ギア機構に依存する必要はなく、代わりに、摩擦表面に依存したトラクション装置又はドライブとしてもよい。
さらに、トルク継手100は、車両の従駆動輪14へのトルク伝達に限定される必要はなく、自動車における用途以外の機械類における用途又は自動車においても異なる場所での使用も可能である。
以上のことから、本発明の複数の目的は実現され、他の有益的な結果が得られたことは明らかである。本発明の範囲を逸脱することなく上記構造に様々な変更を施すことが可能であるため、上記説明及び添付図面に含まれるすべての事項は単なる例示であって限定する意味ではないと解釈されるべきであることが意図されている。
本発明に従って作られ、本発明を具現化するトルク継手を備えた前輪駆動自動車の概略図である。 本トルク継手を備えた後輪駆動自動車の概略図である。 ポンプ機構を備えるように構成された本発明に係る流体トルク継手の簡易断面図である。 ギアポンプを備えるように構成された本発明に係る流体トルク継手の別の実施形態の簡易断面図である。 ピストンポンプを備えるように構成された本発明に係る流体トルク継手の別の実施形態の簡易断面図である。 太陽ギアとリングギアとの間に配置されたロック装置を備えるように構成された本発明に係るトルク継手の簡易断面図である。 太陽ギアとリングギアとの間に配置されたロック装置を備えるように構成された図6に類似の本発明に係るトルク継手の別の構成の簡易断面図である。 遊星ギアとリングギアとの間に配置されたロック装置を備えるように構成された本発明に係るトルク継手の簡易断面図である。 太陽ギアと遊星ギアとの間に配置されたロック装置を備えるように構成された本発明に係るトルク継手の簡易断面図である。 様々な車両作動状態及び構成についての車速に対するトルクのプロットである。

Claims (16)

  1. 多経路トルク継手であって、
    トルク発生源に接続可能な入力シャフトと、
    前記入力シャフトと共通の回転軸を有し、トルクが伝達される出力シャフトと、
    前記入力シャフトに接続された第一のクラッチメンバと該第一のクラッチメンバと異なる角速度で回転可能な第二のクラッチメンバとを有し、これら第一及び第二のクラッチメンバが異なる角速度で回転するときこれら第一及び第二のクラッチメンバ間にトルクを伝達するように構成された湿式多板クラッチと、
    前記湿式多板クラッチの第一及び第二のクラッチメンバが異なる角速度で回転するときにこれら第一及び第二のクラッチメンバを係合させるように構成されたポンプ機構と、
    前記共通の回転軸周りに配置された、前記第一のクラッチメンバ及び前記入力シャフトに接続された第一の要素、前記第二のクラッチメンバに接続された第二の要素、前記出力シャフトに接続された第三の要素、及び、前記第一及び第二の要素間及び前記第二及び第三の要素間を接続する第四の要素、を含む遊星ギア群とを有し、
    前記入力シャフト、前記湿式多板クラッチ、前記第二の要素、前記第三の要素、前記第四の要素、及び、前記出力シャフトは、前記多経路トルク継手を通る第一のトルク経路を定義し、
    前記入力シャフト、前記第一の要素、前記第三の要素、前記第四の要素、及び、前記出力シャフトは、前記多経路トルク継手を通る第一のトルク経路を定義する、ことを特徴とする多経路トルク継手。
  2. 請求項1記載の組み合わせであって、
    前記ポンプ機構は、ギアポンプであり、前記第二のクラッチメンバに接続された外部ギアと、前記入力シャフトに接続された内部ギアとを有する、ことを特徴とする組み合わせ。
  3. 請求項1記載の組み合わせであって、
    前記ポンプ機構は、ピストンポンプであり、前記第二のクラッチメンバに接続された軸方向カムプレートと、ポンプハウジング内に配置され、前記軸方向カムプレートと関連して作動するピストンポンプとを有する、ことを特徴とする組み合わせ。
  4. 請求項1記載の組み合わせであって、
    前記第一の要素は、前記共通の回転軸周りに配置されたリング要素であり、
    前記第二の要素は、前記共通の回転軸周りに配置された太陽要素であり、
    前記第三の要素は、前記共通の回転軸周りに回転するキャリア要素であり、
    前記第四の要素は、前記太陽要素と前記リング要素との間で前記キャリア要素上に配置され、前記太陽要素及び前記リング要素と係合する遊星要素である、ことを特徴とする組み合わせ。
  5. 請求項1記載の組み合わせであって、
    前記入力シャフトと前記出力シャフトとの間のトルク伝達を最大化するように構成されたロック機構を更に有する、ことを特徴とする組み合わせ。
  6. 請求項5記載の組み合わせであって、
    前記ロック機構は、ローラー制御双方向クラッチから成る、ことを特徴とする組み合わせ。
  7. 請求項5記載の組み合わせであって、
    前記ロック機構は、スプラグ制御双方向クラッチから成る、ことを特徴とする組み合わせ。
  8. 請求項5記載の組み合わせであって、
    前記ロック機構は、ストラット制御双方向クラッチから成る、ことを特徴とする組み合わせ。
  9. 請求項5記載の組み合わせであって、
    前記ロック機構は、前記遊星ギア群の第一の要素と第二の要素との間に、前記湿式多板クラッチと平行に、作動可能に配置される、ことを特徴とする組み合わせ。
  10. 請求項5記載の組み合わせであって、
    前記ロック機構は、前記遊星ギア群の第一の要素と第三の要素との間に作動可能に配置される、ことを特徴とする組み合わせ。
  11. 請求項5記載の組み合わせであって、
    前記ロック機構は、前記遊星ギア群の第二の要素と第三の要素との間に作動可能に配置される、ことを特徴とする組み合わせ。
  12. トルク継手であって、
    トルク発生源に接続可能な入力シャフトと、
    前記入力シャフトと共通の回転軸を有し、トルクが伝達される出力シャフトと、
    前記入力シャフトに接続された第一のクラッチメンバと該第一のクラッチメンバと異なる角速度で回転可能な第二のクラッチメンバとを有し、これら第一及び第二のクラッチメンバが異なる角速度で回転するときこれら第一及び第二のクラッチメンバ間にトルクを伝達するように構成されたクラッチと、
    前記入力シャフトと前記出力シャフトとの間のトルク伝達を最大化するように構成されたロック機構と、
    前記共通の回転軸周りに配置された、前記第一のクラッチメンバ及び前記入力シャフトに接続された第一の要素、前記第二のクラッチメンバに接続された第二の要素、前記出力シャフトに接続された第三の要素、及び、前記第一及び第二の要素間及び前記第二及び第三の要素間を接続する第四の要素、を含む遊星ギア群と、を有することを特徴とするトルク継手。
  13. 請求項12記載のトルク継手であって、
    前記ロック機構は、更に、前記第一及び第二の要素を前記共通の回転軸周りで固定するように構成される、ことを特徴とするトルク継手。
  14. 請求項12記載のトルク継手であって、
    前記ロック機構は、更に、前記第一及び第三の要素を前記共通の回転軸周りで固定するように構成される、ことを特徴とするトルク継手。
  15. 請求項12記載のトルク継手であって、
    前記ロック機構は、更に、前記第二及び第二の要素を前記共通の回転軸周りで固定するように構成される、ことを特徴とするトルク継手。
  16. 主駆動輪及び従駆動輪と、
    前記主駆動輪に直接接続されたパワーユニットと、
    前記パワーユニットと前記従駆動輪との間に接続され、前記主駆動輪と前記従駆動輪との間でトルクを分配するトルク継手とを有する車両において、
    前記トルク継手が、クラッチ、ロック機構、及び、遊星ギア群を有し、
    前記クラッチ、前記ロック機構、及び前記遊星ギア群は、前記パワーユニットと前記従駆動輪との間で伝達されるトルクが通過する固定メカニカル経路及びクラッチ経路が存在するように、接続され、
    前記固定メカニカル経路を通って伝達されるトルク量に対する前記クラッチ経路を通って伝達されるトルク量は前記クラッチによって変えることができ、よって前記主駆動輪と前記従駆動輪との間でのトルク分配が前記クラッチ及び前記ロック機構により制御される、ことを特徴とする車両。
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