JP2005534794A - 部分的結晶性プラスチックの変形のない顔料着色のためのジケトピロロピロール顔料に基づく顔料調製物 - Google Patents

部分的結晶性プラスチックの変形のない顔料着色のためのジケトピロロピロール顔料に基づく顔料調製物 Download PDF

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Abstract

本発明は、a)基剤顔料として、少なくとも1種の式Vのジケトピロロピロールおよびb)スルホン化されたジケトピロロピロール誘導体に基づいた少なくとも1種の顔料分散剤を含むことを特徴とする顔料調製物およびプラスチックのゆがみを生じない着色のためのそれらの使用に関する。
【化15】

Description

本発明は、高分子材料の着色のために、具体的には部分的結晶性プラスチック、特にポリオレフィンの反りのない顔料着色のための、ジケトピロロピロール由来の顔料分散剤を伴う、ジケトピロロピロール顔料に基づく顔料調製物に関する。
有機顔料による部分的結晶性プラスチックの着色では、反りまたは変形の現象がしばしば起きる。大体積の射出成形品、特にポリエチレンからなるこれら射出成形品を顔料着色すると、変形、収縮、および、き裂(内部応力)が生じ、適用分野によっては、着色物品が使用できなくなる。例えば、壜用クレートでは、形状が損なわれて積重ねができなくなる恐れがある。
無機顔料および少数の有機顔料では問題は生じないが、これらの欠点は大多数の有機顔料に関係がある。ポリマー溶解物が固化する間に、顔料が核形成拠点として作用し、したがって、反り/変形が起き易いポリマーになると信じられている。
プラスチックの着色に使用される顔料は、反りのない着色を提供するだけでなく、良好な分散性、高色強度、高彩度のきれいな色調、高耐熱堅牢度、ブリードに対する良好な抵抗性および耐候堅牢度などの顔料としての高い性能要求条件に適合する必要がある。また、顔料は、1つのシステムのためだけでなく、理想的には一般的に有用であることが望ましいであろう。したがって、顔料は、非部分的結晶性プラスチックにも、また、他の高分子有機材料の着色にも適するべきであり、例えば、塗装または印刷システムにおいても有用であるべきであり、この場合も、例えば、粉砕配合物または既製の印刷および塗装着色剤が低粘度であること、良好な耐凝集性、溶媒堅牢度および上塗り堅牢度、高光沢、およびメタリック塗料の場合の高透明性などの他の要求条件に適合する必要がある。
反りの問題を防止するために、様々な方法が既に提案されてきた。米国特許第4880472号によれば、反りのない顔料が、シリカまたはアルミナ被覆顔料により、EP0296107によれば、エチルセルロース被覆顔料により、EP0466646によれば、極性ポリマーで被覆された顔料により、DE4214868によれば、基剤顔料、スルホン酸およびアルカリ金属スルホン酸塩基で改変された有機顔料および高分子アンモニウム塩を含む三元顔料調製物により、DE4313090によれば、低温プラズマにさらされた有機顔料により、EP659840によれば、リン酸塩錯体で顔料を被覆することによって、EP952183によれば、長鎖置換基を有するジケトピロロピロールの使用により、反りのない顔料が得られている。DE19958181は、スルホンアミド基によって置換された3,6−ビス([1,1’−ビフェニル]−4−イル)−2,5−ジヒドロ−ピロロ(3,4−C)ピロール−1,4−ジオンが顔料分散剤として有用であることを開示している。
しかし、これらの方法は、上記の性能特性に関して、現在の必要条件に必ずしも適合していない。本発明は、ジケトピロロピロール顔料により部分的結晶性プラスチックの反りのない着色を達成するために新規な方法を見出すことを、その目的とする。
本発明者等は、この目的が、驚くべきことには、以下に記載する新規な顔料調製物によって達成されることを見出した。
したがって、本発明は、以下を含む顔料調製物を提供する。
a)基剤顔料として、少なくとも1つの式(V)のジケトピロロピロール顔料
Figure 2005534794
[式中、
20、R21、R22、およびR23は、独立に、水素、例えば、塩素、臭素などのハロゲン、例えばメチル、エチルまたはtert−ブチルなどのC〜C−アルキル、例えば、メトキシなどのC〜C−アルコキシ、シアノまたは、フェニルである]、
および
b)少なくとも1つの式(I)の顔料分散剤
Figure 2005534794
[式中、
31は式(VI)、(VIII)または(IX)の基であり、
32は式(VII)の基であり、
sまたはtは0.1から4.0の数であり、
Figure 2005534794
nは0から2の数、ただしR31が式(VIII)または(IX)の基である場合にはnは0であり、
はHまたは、化学元素周期表の第1から第5典型族または第1もしくは第2もしくは第4から第8遷移族の金属カチオンMm+の等量Mm+/mであり、mは1,2または3の1つであり、Mm+は、例えばLi1+,Na1+,K1+,Mg2+,Ca2+,Sr2+,Ba2+,Mn2+,Cu2+,Ni2+,Co2+,Zn2+,Fe2+,Al3+,Cr3+,またはFe3+であり、アンモニウムイオンN101112{式中、置換基R、R10,R11およびR12は、それぞれ独立に、水素原子、C〜C30アルキル、C〜C30アルケニル、C〜C30−シクロアルキル、フェニル、(C〜C)−アルキルフェニル、(C〜C)−アルキレンフェニル、例えばベンジル、または式−[CH(R80)−CH(R80)−O]−Hの(ポリ)アルキレンオキシ基(式中、kは1から30の数であり、2つのR80基は、独立に、水素、C〜Cアルキルまたは、kが>1の場合には、その組合せである)であり、
式中、R、R10、R11および/またはR12アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フェニルまたはアルキルフェニルは、アミノ、ヒドロキシおよび/またはカルボキシルによってそれぞれ置換することができ、
または式中、置換基RおよびR10は、第4級窒素原子と結合して、5、6もしくは7員飽和環系を形成することができ、この系は、適切な場合、O、SおよびNからなる群から選択されたさらなるヘテロ原子を含み、例えば、ピロリドン、イミダゾリジン、ヘキサメチレンイミン、ピペリジン、ピペラジンまたはモルホリンのタイプであり;
または式中、置換基R、R10およびR11は、第4級窒素原子と結合して、5、6もしくは7員芳香族環系を形成することができ、この系は、妥当ならば、O、SおよびNからなる群から選択されたさらなるヘテロ原子を含み、この系は、適切な場合、それに縮合されたその他の環を有し、例えばピロール、イミダゾール、ピリジン、ピコリン、ピラジン、キノリンまたはイソキノリンのタイプであり}
あるいは、式中、Eは式(Ic)のアンモニウムイオンと定義され、
Figure 2005534794
式中、R15、R16、R17およびR18は、独立に、水素または式−[CH(R80)−CH(R80)−O]−Hの(ポリ)アルキレンオキシ基(式中、kは1から30の数であり、2つのR80基は、独立に水素、C〜C−アルキルまたは、k>1の場合には、その組合せである)であり、
qは1から10の数であり、好ましくは1,2,3,4もしくは5であり、
pは1から5の数であり、ただし、p≦q+1となるようにし、
Tは分枝または非分枝のC〜C−アルキレン基であり、またはTは、q>1の場合には、分枝または非分枝のC〜C−アルキレン基の組合せであってよく、
およびZは、同一または異なって、水素またはC〜C30−アルキルまたはC〜C30−アルケニル基であり、これらの基は、直鎖または分枝および非置換またはハロゲン、ヒドロキシル、ヒドロキシカルボニルもしくはC〜C−アルコキシ置換されており、アルケニル基は、単独または複合的に不飽和であってよく、ただしZおよびZの両方が、水素であることはなく、
Qは式(Ia)のジケトピロロピロール化合物の基であり、
Figure 2005534794
式中、R24、R25、R26およびR27は、独立に、水素、例えば塩素、臭素などのハロゲン、例えば、メチル、エチル、tert−ブチルなどのメトキシなどの(C〜C)−アルキル、例えばメトキシなどの(C〜C)−アルコキシまたはシアノである]。
sまたはtが、0.2から3.0である式(I)の顔料分散剤、とりわけsまたはtが、0.5〜2.5およびnが0〜0.2である式(I)の顔料分散剤に対しては特に関心がもたれる。
さらに、式(I)[式中、
およびZは、同一または異なって、それぞれC〜C16−アルキル、
24およびR26はそれぞれ水素、
25およびR27は、それぞれ水素、メチル、tert−ブチル、塩素またはシアノである]の顔料分散剤に対しては特に関心がもたれる。
本発明の顔料分散剤は当業者に知られた方法によって調製することができる。
基剤顔料とは、少なくとも1つのジケトピロロピロール顔料を含むジケトピロロピロール顔料または混合物を意味し、これはまた、通常の顔料調製物として存在しうるものである。
式(V)[式中、
21およびR23は、共に水素であり、
20およびR22は、同一または異なって、それぞれ水素、メチル、tert−ブチル、塩素、シアノまたはフェニルである]のジケトピロロピロール基剤顔料に対しては、特に関心がもたれる。
基剤顔料として有用な好ましいジケトピロロピロール類は、例えばC.I.Pigment Orange 71、73、81およびC.I.Pigment Red 254、255、264、270、272である。
基剤顔料が、ジケトピロロピロール顔料だけでなく、他の顔料を含む場合には、これらの他の顔料は、カラーインデックス、国際 第4版オンラインに列記されている顔料であってよい。
本発明の顔料調製物は、基剤顔料a)ならびに顔料分散剤b)さらに、c)例えば、界面活性剤、顔料性および非顔料性分散剤、充填剤、標準化剤、樹脂、ワックス、脱泡剤、抗ダスト剤、増量剤、調色着色剤、防腐剤、乾燥遅延剤、レオロジー制御添加剤、湿潤剤、抗酸化剤、UV吸収剤、光安定剤または、その組合せなどの助剤を含むことができる。
本発明の好ましい顔料調製物は、
a)a)の少なくとも1種の基剤顔料50重量%〜99.9重量%、好ましくは55重量%〜99.5重量%およびより好ましくは60重量%〜99重量%
b)b)の少なくとも1種、好ましくは1または2種の顔料分散剤0.1重量%〜25重量%、好ましくは0.5重量%〜20重量%およびより好ましくは1重量%〜15重量%
c)助剤0重量%〜25重量%および0重量%〜15重量%
から本質的になり、各々の成分率は、調製品の総重量(100重量%)に基づく。
有用な界面活性剤には、アニオン性またはアニオン活性、カチオンまたはカチオン
活性および非イオン性の物質、またはこれら薬品の混合物が含まれる。
適切なアニオン−活性物質の例には、脂肪酸タウライド、脂肪酸N−メチルタウライド、脂肪酸イセチオン酸塩、アルキルフェニルスルホン酸塩、アルキルナフタレン−スルホン酸塩、アルキルフェノールポリグリコールエーテル硫酸塩、脂肪アルコールポリグリコールエーテル硫酸塩、脂肪酸アミドポリグリコールエーテル硫酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、アルケニルコハク酸モノエステル、脂肪アルコールポリグリコールエーテルスルホコハク酸塩、アルカンスルホン酸塩、脂肪酸グルタミン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、脂肪酸サルコサイド;脂肪酸、例として、パルミチン、ステアリンおよびオレイン酸;石鹸、例として脂肪酸、ナフテン酸および樹脂酸のアルカリ金属塩、樹脂酸は、アビエチン酸、アルカリ可溶性樹脂など、このアルカリ可溶性樹脂の例は、ロジン改変マレイン酸エステル樹脂、およびシアヌール酸クロリド、タウリン、N,N’−ジエチルアミノプロピルアミンおよびP−フェニレンジアミンをベースとする縮合生成物である。樹脂石鹸、すなわち、樹脂酸のアルカリ金属塩が特に好ましい。適切なカチオン−活性物質には、第4級アンモニウム塩、脂肪アミンアルコキシレート、アルコキシル化ポリアミド、脂肪アミンポリグリコールエーテル、脂肪アミン、ジアミン、および脂肪アミンまたは脂肪アルコールから誘導されたポリアミン、および前記アミンのアルコキシレート、脂肪酸から誘導されたイミダゾリン、および例えば酢酸塩などのこれらカチオン−活性物質の塩などが含まれる。適切なノニオン性物質の例には、アミンオキシド、脂肪アルコールポリグリコールエーテル、脂肪酸ポリグリコールエステル、脂肪酸アミドN−プロピルベタインなどのベタイン、脂肪族および芳香族アルコールのリン酸エステル、脂肪アルコールまたは脂肪アルコールポリグリコールエーテル、脂肪酸アミドエトキシレート、脂肪アルコール−アルキレンオキシド付加物、およびアルキルフェノールポリグリコールエーテルが含まれる。
非顔料性分散剤とは、構成要素が有機顔料から由来しない物質を意味する。非顔料性分散剤は、分散剤として、顔料を実際に調製する間か、そうでなければ多くの場合に、着色されるべき適用媒体に顔料を組み込む間に添加される;例えば、対応するバインダーに顔料を分散させることによってペイントまたは印刷インクを調製する間に、添加される。対応するバインダーは、ポリオレフィン、ポリエステル、ポリエーテル、ポリアミド、ポリイミド、ポリアクリレート、ポリイソシアナアート、そのブロックコポリマー、対応するモノマーのコポリマーまたは、異なるクラスを有するいくつかのモノマーにより改変されたあるクラスのポリマーなどの高分子物質であってよい。これらの高分子物質は、例えばヒドロキシル、アミノ、イミノおよびアンモニウム基、カルボン酸およびカルボキレート基、スルホン酸およびスルホネート基または、ホスホン酸およびホスホネート基などの極性アンカー基をもっており、芳香族非顔料性物質により改変することもできる。さらに、非顔料性分散剤は、有機顔料から誘導されたものではないが、官能基により化学的に改変された芳香族物質であってもよい。この種の非顔料分散剤は、当業者に知られており、ある場合には市販されている。(例えば、Solsperse(登録商標)、Avecia;Disperbyk(登録商標)、Byk−Chemie、Efka(登録商標))。多数のタイプを代表として以下に述べる。しかし、記載されているどのような所望の他の物質を使用することも、原則として可能であり、例として、イソシアナートと、アルコール、ジオールまたはポリオール、アミノアルコールまたはジアミンもしくはポリアミンとの縮合生成物、ヒドロキシカルボン酸のポリマー、オレフィンモノマーまたはビニルモノマーと、エチレン性不飽和カルボン酸およびエステルとのコポリマー、エチレン性不飽和モノマーのウレタン含有ポリマー、ウレタン改変ポリエステル、シアヌ−ル酸ハライドに基づく縮合物、ニトロキシル化合物を含むポリマー、ポリエステルアミド、改変ポリアミド、改変アクリルポリマー、ポリエステルおよびアクリルポリマーから形成された、くし状構造を有する分散剤、リン酸エステル、トリアジンから誘導されたポリマー、改変ポリエーテルまたは、芳香族非顔料物質から誘導された分散剤がある。これらの基本構造は、多くの場合官能基をもつさらなる物質と、例えば化学反応させることによって、あるいは塩を形成させることによってさらに改変される。
顔料分散剤とは、有機顔料基本構造から誘導され、前記基本構造を化学的に改変することによって調製された顔料分散剤を意味する。例としては、サッカリン含有顔料分散剤、ピペリジン含有顔料分散剤、ナフタレンもしくはペリレンから誘導された顔料分散剤、メチレン基を介して、ポリマーで化学的に改変されている顔料基本構造に結合している官能基を含有する顔料分散剤、スルホ酸基、スルホンアミド基もしくはスルホ酸エステル基を含有する顔料分散剤、エーテルもしくはチオエーテル基を含有する顔料分散剤またはカルボン酸、カルボン酸エステルもしくはカルボキサミド基を含有する顔料分散剤が含まれる。
本発明の顔料調製物は、好ましくは水性のプレスケーキとして使用することができるが、これらは、一般的には、易流動性、粉状の硬さの固体系または、顆粒である。
本発明により達成される反りの改善は、顔料分散剤による基本顔料の表面構造の改変により、達成されうると信じられている。顔料分散剤の効果、およびそれにより生成される顔料調製物の品質は、基本顔料の製造操作において顔料分散剤の添加時点に依存する。2つ以上の顔料分散剤が使用される場合には、これらは、同時に、または異なった時点で添加することができ、また添加される前に混合することができる。
また、顔料分散剤の効果は、その粒径および粒子形、さらに、被覆できる顔料表面のパーセンテージに依存する。顔料分散剤は、検討された適用媒体においてだけ、基剤顔料に添加されるのが好ましいであろう。基剤顔料の特性の改良は、顔料分散剤の量に、必ずしも直線的に密接に関連はしないので、顔料分散剤に対するそれぞれの最適濃度は、先行探査試験により決定されるべきである。
本発明の顔料調製物は、1種または複数の、好ましくは1,2もしくは3種の基剤顔料と、1種または複数の、好ましくは1もしくは2種の顔料分散剤との混合物である。
また、本発明は、本発明による顔料調製物を製造する方法を提供し、前記方法は、顔料分散剤または複数の顔料分散剤と、基剤顔料または複数の基剤顔料とを、製造操作の間に、互いに混合するか、または互いに作用させることを含む。ジケトピロロピロール顔料の製造操作は、その合成、例えば粉砕、混練または再沈殿による微細分割および/または分散、適切な場合、仕上げ、さらにまた、プレスケーキとして、または、乾燥顆粒または粉末として単離することを含む。例えば、顔料分散剤は、合成、微細分割操作、仕上げ、単離、乾燥または微粉砕など、通常の処理ステップの前、その間または、後に添加することができる。例として、合成の、できるだけ初期の段階で添加すると、微細粒子にすることができる。また、顔料は、異なった時点で、分割して添加することもできることを理解されたい。
顔料分散剤が、微細分割操作中に添加される場合には、顔料分散剤は、例えば、塩混練の前またはその間、粗製顔料の乾燥粉砕の前またはその間、または、粗製顔料の湿潤粉砕の前またはその間に添加される。顔料分散剤を、任意の所望するpHの水性もしくは水性−有機媒体中、または有機媒体中で、基剤顔料の仕上げの前または後に添加することは同様に有利であろう。
また、顔料分散剤は、好ましくは乾燥に先立って、水湿潤したプレスケーキに添加し、組み込んでも良く、この場合、顔料分散剤自体もプレスケーキとして提供される。さらに、顔料分散剤の粉末または顆粒および基剤顔料の粉末または顆粒の乾燥混合物を生ずること、または、基剤顔料および顔料分散剤の粉砕または微粉砕の過程で、混合することも可能である。本発明の顔料調製物は、プラスチック、樹脂、塗料、ペイントなどの天然または合成由来の高分子有機材料または、電子写真トナーおよび顕色剤さらにまた、印刷インクを含むインクの顔料着色のために使用することができる。
前記顔料調製物で顔料着色することのできる高分子有機材料は、例えば、エチルセルロース、ニトロセルロース、酢酸セルロース、または酪酸セルロースなどのセルロースエーテルおよびセルロースエステル、付加重合樹脂または縮合樹脂などの天然樹脂または合成樹脂、例えば、アミノ樹脂、特に尿素−ホルムアルデヒド樹脂およびメラミン−ホルムアルデヒド樹脂、アルキド樹脂、アクリル樹脂、フェノール樹脂、ポリカーボネート、ポリスチレン、ポリ塩化ビニル、ポリエチレンやポリプロピレンなどのポリオレフィン、ポリアクリロニトリル、ポリアクリル酸エステル、ポリアミド、ポリウレタンまたはポリエステル、ゴム、カゼイン、シリコーンおよびシリコーン樹脂のそれぞれまたはこれらの混合物である。
前述の高分子有機化合物が、プラスチック塊、溶融物の形または、紡糸溶液、ワニス、ペイントまたは印刷インクの形態であるかどうかは問題とはならない。使用目的に応じて、本発明にしたがって得られた顔料をブレンド、調製物または分散液の形態で利用するのが有利であることが分った。顔料着色されるべき高分子有機材料に対して、本発明の顔料調製物は、0.05重量%〜30重量%、好ましくは0.1重量%〜15重量%の量で使用される。
また、本発明の顔料調製物は、例えば、1成分または2成分トナー(また、1成分または2成分顕色剤と呼ばれる)、磁気トナー、液体トナー、重合トナーおよび特殊トナーなどの電子写真トナーおよび顕色剤の着色剤として適する。
一般的なトナーバインダーは、付加重合樹脂、重付加樹脂および重縮合樹脂、例えばスチレン、スチレン−アクリル酸エステル、スチレン−ブタジエン、アクリル酸エステル、ポリエステルおよびフェノール−エポキシ樹脂、ポリスルホン、ポリウレタンのそれぞれまたはこれらの混合物であり、さらにポリエチレンおよびポリプロピレンであり、当該バインダーは、電荷制御剤、ワックスまたは、流動性助剤などのさらなる成分を既に含むことも、これにより引き続き改変することもできる。
本発明の顔料調製物は、粉末および粉末塗料材料、具体的には摩擦電気的または界面動電気的に噴霧可能な粉末塗料材料の着色剤としての用途にさらに適し、これら粉末塗料材料は、例えば、金属、木材、プラスチック、ガラス、セラミック、コンクリート、織物材料、紙またはゴムで作製された物品の表面を塗装するために使用される。
一般に、粉末塗料樹脂として使用される樹脂は、通常の硬化剤とともにある、エポキシ樹脂、カルボキシル−およびヒドロキシル−含有ポリエステル樹脂、ポリウレタン樹脂およびアクリル樹脂である。また、樹脂の組合せも使用される。したがって、例えば、エポキシ樹脂は、カルボキシル−およびヒドロキシル−含有ポリエステル樹脂と組み合わせて使用されることが多い。一般的硬化成分(樹脂系に応じて)は、例えば酸無水物、イミダゾール、また、ジシアンジアミドおよびその誘導体、ブロックドイソシアナート、ビスアシルウレタン、フェノールおよびメラミン樹脂、トリグリシジルイソシアヌレート、オキサゾリンおよびジカルボン酸である。
また、本発明の顔料調製物は、水性ベースと非水性ベースのいずれのインク−ジェットインクの着色剤として、また、ホットメルトプロセスにしたがって操作するインク−ジェットインク着色剤として使用に適する。
インク−ジェットインクは、一般的に本発明の1種または複数の顔料調製物を、合計0.5重量%〜15重量%、好ましくは1.5重量%〜8重量%(乾燥基準で計算して)を含む。
ミクロエマルションインクは、有機溶媒、水、望ましい場合には、他の向湿性の物質(界面媒介物質)に基づいている。一般に、ミクロエマルションインクは、本発明の1種または複数の顔料調製物0.5重量%〜15重量%、好ましくは1.5重量%〜8重量%、水5重量%〜99重量%、および有機溶剤および/または向湿性化合物0.5重量%〜94.5重量%を含む。溶媒ベースのインク−ジェットインクは、好ましくは本発明の1種または複数の顔料調製物0.5重量%〜15重量%、および有機溶剤および/または向湿性化合物85重量%〜99.5重量%を含む。
ホット−メルトインクは、一般的にワックス、脂肪酸、脂肪アルコ−ルまたは、スルホンアミドに基づいており、これらは、室温で固体であって、加熱すると液体になる。好ましい溶融範囲は、約60℃から約140℃である。ホット−メルトインク−ジェットインクは、本質的に、例えば、ワックス20重量%〜90重量%、本発明の1種または複数の顔料調製物1重量%〜10重量%からなる。さらに、ホット−メルトインク−ジェットインクは、その他のポリマー(染料溶解剤として) 0重量%〜20重量%、分散助剤0重量%〜5重量%、粘度改質剤0重量%〜20重量%、可塑剤0重量%〜20重量%、粘着性付与剤0重量%〜10重量%、透明性安定剤(これは、例えばワックスの結晶化を防止する)0重量%〜10重量%、および抗酸化剤0重量%〜2重量%を含むことが可能である。例えば、一般的添加剤および助剤は、米国特許第5、560,760号に記載されている。
さらに、本発明にしたがって調製された顔料は、加法発色および減法発色のためのカラーフィルタ用また電子的インク用の着色剤として使用に適する。
本発明の顔料調製物は、部分的結晶性プラスチックを是正するために有用である。したがってさらに、本発明は、部分的結晶性プラスチックの反りのない全体的な顔料着色に対して、上記の本発明の顔料調製物の使用を提供する。
本明細書において、用語「反りのない」は、未処理顔料と比較して、反りの程度が明瞭に減少していることを意味するものと理解されたい。
部分的結晶性プラスチックとは、固化して小さな結晶性の核または凝集体を形成するプラスチックを呼ぶものと解される。造核剤(例えば、有機顔料)が存在するときだけそのようになるプラスチックも含まれる。一般に、部分的結晶性プラスチックは、分子量(M)10〜10g/mol、好ましくは10〜10g/mol、を有し、かつ結晶化度(X)10〜99.9%、好ましくは40〜99%、さらに好ましくは80〜99%を有する熱可塑性高分子有機材料である。好ましい部分的結晶性プラスチックは、エチレン、プロピレン、ブチレン、スチレン、および/またはジビニルベンゼンの、ホモポリマー、ブロックまたはランダムコポリマーおよびターポリマーであり、特に、ポリエチレン(HDPE、MDPE、LDPE)、ポリプロピレン、特に高密度ポリエチレン(HDPE)などのポリオレフィンであり、また、ポリスチレン、PVC、ポリエチレンテレフタレートなどのポリエステル、および、ナイロン6およびナイロン66などのポリアミド、および熱可塑性アイオノマーである。
部分的結晶性プラスチックは、通常量の添加剤をさらに含むことができ、例としては、安定剤、蛍光増白剤、充填剤、および潤滑剤がある。
本発明によって処理されたフタロシアニン顔料を、部分的結晶性プラスチックの着色に使用する場合には、プラスチックを基準にして、0.01重量%〜5重量%、好ましくは0.05重量%〜1重量%の量で有利に使用されることになる。着色ステップは、例えば、押し出しによるなど通常の方法によって実施することができる。
本発明により製造された顔料による、ポリオレフィンの反り傾向に及ぼす影響は、小板形状の既製の射出成形品で試験される。エージングの後、小板の寸法(長さ、幅)が測定され、反り率が決定される。
本発明の顔料調製物は、EP952183において記載されている混合物と比較して、改良されたDIN EN20105−A03ブリード抵抗性および向上したDIN EN12877熱安定性をもっている。
以下の実施例において、別に記述のない限り、パーセンテージは重量部による。
(実施例1)
EP94911において開示されている方法によって調整されたP.R.254、13.5部を、水150部およびtert−アミルアルコ−ル150部の混合物中に懸濁さる。実施例4によって調整された式(X)
Figure 2005534794
の顔料分散剤1.5部を添加し、続いて酢酸でpH5に調製し、85℃で10時間攪拌する。アミルアルコ−ルを水蒸気蒸留によって除去し、懸濁液を濾過し、水でプレスケーキを洗浄し、80℃で乾燥および粉砕して、顔料調製物13.6部が得られる。
顔料調製物は、ポリエチレン小板(Novolen(登録商標)600gおよび顔料調製物0.6g)の着色に使用され、反りが決定される。
方法:射出成形されたポリエチレンにおける有機顔料の収縮試験。四角形の小板がフィルムゲートにより成形され、寸法は60mm×60mmである。評価は、成形の縦方向および横方向に沿って、測定することによる。試験した各顔料に対して10個の成形品を作製して、測定し、各々その平均値を使用した。使用されたコントロールは、未顔料着色プラスチックからの10個の成形品である。ちなみに、この材料が、顔料着色されたシステムと全く同じ加工履歴を経ていることは極めて重要である。
本発明の顔料調製物で着色されたポリエチレン小板は、顔料分散剤なしのP.R.254より明らかに低い反り度を示す。
(実施例2)
(比較例)
EP94911に開示されている方法によって調整されたP.R.254を、実施例10aによって調製されたDE19958181の顔料分散剤により処理した場合には、顔料調製物は、実施例1の本発明の顔料調製物よりも著しく大きな反りを伴っている。
(実施例3)
(比較例)
EP952183の顔料分散剤を添付した(additized)P.R254Chromophtal Red2028は、DIN EN20105−A03ブリード抵抗性が、実施例1の本発明の顔料調製物よりも低く、4であり、実施例1の本発明の顔料調製物は、4〜5のブリード抵抗性を有している。
(実施例4)
市販のP.R.255、50部をクロルスルホン酸500部中に導入し、80℃で3時間攪拌する。50℃に冷却した後、塩化チオニル53.8部を滴下しながら添加してから、60℃で2時間攪拌する。室温に冷却した後、水400部および氷800部の混合物に注ぎ、懸濁液を濾過し、プレスケーキを氷水で洗浄して、水1000部中に懸濁する。続いてこれを、還流下で3時間攪拌し、60℃で33%塩酸300部を添加し、15℃に冷却させ、濾過して10%塩酸で洗浄する。プレスケーキ69部をトルエン700部中に導入し、水を留去する。50℃で、塩化チオニル26.9部を30分間にわたって滴下しながら添加する。続いてこれを、55℃で2時間攪拌してから、過剰の塩化チオニルを50℃で減圧下で留去する。次いで、ジオクチルアミン83.8部を添加してから、60℃で2時間攪拌する。懸濁液を濾過し、トルエン、エタノールおよび水で洗浄し、プレスケーキを80℃で乾燥して、式(X)の顔料分散剤32.4部が得られる。
(実施例5)
式(XI)
Figure 2005534794
のDPP誘導体6.8部を氷酢酸100部中に導入し、35%過酸化水素4.9部を滴下しながら添加することによって10℃で酸化する。滴下しながら添加した後、室温で4時間攪拌してから、この混合物を氷水120部に注ぐ。生成物を濾過し、洗浄して乾燥すると、式(XII)
Figure 2005534794
の顔料分散剤5.9部が残る。
(実施例6)
P.R.254、95部を、実施例5にしたがって調製された式(XII)の顔料分散剤5部と混合する。きれいな色調を有する強い着色が、ポリエチレンにおいて得られる。この混合物で顔料着色されたポリエチレン小板の反りは、明らかに低減される。
(実施例7)
式(XII)のDPP誘導体3.46部を塩化メチレン265部中に導入し、0℃に冷却させた。塩化メチレン93部中に、70%3−クロロ過安息香酸2.73部を溶解した溶液を滴下しながら0℃で20分間にわたって添加する。次いで、これを室温で5時間攪拌し、10%硫化ナトリウム水溶液で2回洗浄して、塩化メチレンを蒸留除去すると、式(XIII)
Figure 2005534794
の顔料分散剤1.8部が残る。
(実施例8)
P.R.254、95部を、実施例7にしたがって調製された顔料分散剤5部と混合する。きれいな色調を有する強い着色が、ポリエチレンにおいて得られる。この混合物で顔料着色されたポリエチレン小板の反りは、明らかに低減される。
(実施例9a)
P.R.255、40部を、20%油剤160部に添加してから、5〜10℃で15分間攪拌する。クロロスルホン酸120部を滴下しながら添加してから、10℃で6時間攪拌する。混合物を氷水1000部に注ぎ、吸引によりスルホクロリドを濾別し、水で、次いで、アセトンで洗浄して、乾燥する。
(実施例9b)
P.R.254の水性の30%プレスケーキ50.5部、水7部、Tert−アミルアルコ−ル42.5部、および実施例9aにしたがって調製されたスルホクロリド0.79部の混合物を、33%水酸化ナトリウム水溶液でpH12に調整し、次いで、還流下で、30分間攪拌して、スルホクロリドをスルホン酸に加水分解する。次いで、30%塩化セチルトリメチルアンモニウム水溶液5.8部を添加してから、還流下で、さらに30分間攪拌する。酢酸でpH4.5に設定した後、混合物を還流下で、さらに1時間攪拌する。脱プロトン化されたP.R.255の塩からなるP.R.254および式(VII)で表わされる顔料分散剤および使用されたセチルトリメチルアンモニウムからなる顔料調製物を吸引により濾別し、洗浄して、乾燥する。
(実施例9c)
実施例9bによって製造された顔料調製物で着色されたポリエチレン小板は、明らかな反りの低減を示す。

Claims (12)

  1. a)基剤顔料として、少なくとも1種の式(V)のジケトピロロピロール顔料
    Figure 2005534794
    [式中、
    20、R21、R22、およびR23は、独立に、水素、ハロゲン、C〜C−アルキル、C〜C−アルコキシ、シアノまたは、フェニルである]、
    および
    b)少なくとも1種の式(I)の顔料分散剤
    Figure 2005534794
    [式中、
    31は式(VI)、(VIII)または(IX)の基であり、
    32は式(VII)の基であり、
    sまたはtは0.1から4.0の数であり、
    Figure 2005534794
    nは0から2の数、ただしR31が式(VIII)または(IX)の基である場合にはnは0であり、
    はHまたは、化学元素周期表の第1から第5典型族または第1もしくは第2もしくは第4から第8遷移族の金属カチオンMm+の等量Mm+/mであり、mは1,2または3の1つであり;アンモニウムイオンN101112{式中、置換基R、R10,R11およびR12は、それぞれ独立に、水素原子、C〜C30−アルキル、C〜C30−アルケニル、C〜C30−シクロアルキル、フェニル、(C〜C)−アルキルフェニル、(C〜C)−アルキレンフェニル、または式−[CH(R80)−CH(R80)−O]−Hの(ポリ)アルキレンオキシ基(式中、kは1から30の数であり、2つのR80基は、独立に、水素、C〜Cアルキルまたは、kが>1の場合には、その組合せである)であり、
    式中、R、R10、R11および/またはR12アルキル、アルケニル、シクロアルキル、フェニルまたはアルキルフェニルは、アミノ、ヒドロキシおよび/またはカルボキシルによってそれぞれ置換することができ、
    または式中、置換基RおよびR10は、第4級窒素原子と結合して、5、6もしくは7員飽和環系を形成することができ、この系は、適切な場合、O、SおよびNからなる群から選択されたさらなるヘテロ原子を含み、
    または式中、置換基R、R10およびR11は、第4級窒素原子と結合して、5、6もしくは7員芳香族環系を形成することができ、この系は、妥当ならば、O、SおよびNからなる群から選択されたさらなるヘテロ原子を含み、この系は、適切な場合、それに縮合されたその他の環を有する}であり、
    あるいは、式中、Eは式(Ic)のアンモニウムイオンと定義され、
    Figure 2005534794
    式中、
    15、R16、R17およびR18は、独立に、水素または式−[CH(R80)−CH(R80)−O]−Hの(ポリ)アルキレンオキシ基(式中、kは1から30の数であり、2つのR80基は、独立に、水素、C〜Cアルキルまたは、k>1の場合には、その組合せである)であり、
    qは1から10の数であり、
    pは1から5の数であり、ただし、p≦q+1となるようにし、
    Tは分枝もしくは非分枝のC〜C−アルキレン基であり、またはTは、q>1の場合には、分枝または非分枝のC〜C−アルキレン基の組合せであってよく、
    およびZは、同一または異なって、水素またはC〜C30−アルキルまたはC〜C30−アルケニル基であり、これらの基は、直鎖または分枝および非置換またはハロゲン、ヒドロキシル、ヒドロキシカルボニルもしくはC〜C−アルコキシ置換されており、アルケニル基は、単独または複合的に不飽和であってよく、ただしZおよびZの両方が、水素であることはなく、
    Qは式(Ia)のジケトピロロピロール化合物の基であり、
    Figure 2005534794
    式中、R24、R25、R26およびR27は、独立に、水素、ハロゲン、(C〜C)−アルキル、(C〜C)−アルコキシまたはシアノである]
    を含む顔料調製物。
  2. sまたはtが、0.2から3.0であり、nが0から0.5である請求項1に記載の顔料調製物。
  3. およびZが、同一または異なって、それぞれC〜C16−アルキルであり、
    24およびR26が、それぞれ水素であり、
    25およびR27が、それぞれ水素、メチル、tert−ブチル、塩素またはシアノである
    請求項1または2に記載の顔料調製物。
  4. 式(V)の基剤顔料が、
    21およびR23が、共に水素であり、
    20およびR22が、同一または異なって、それぞれ水素、メチル、tert−ブチル、塩素、シアノおよびフェニルである請求項1から3の少なくとも一項に記載の顔料調製物。
  5. 基剤顔料がC.I.Pigment Orange 71、73、81、C.I.Pigment Red 254、255、264、270または272である請求項1から4の少なくとも一項に記載の顔料調製物。
  6. a)a)の少なくとも1つの基剤顔料50重量%から99.9重量%
    b)b)の少なくとも1つの顔料分散剤0.1重量%から25重量%
    および
    c)助剤0重量%から25重量%
    (各成分の率は、調製物の総量(100重量%)に基づく)
    から本質的になる請求項1から5の少なくとも一項に記載の顔料調製物。
  7. 合成、微細分割、分散、適切な場合仕上げを含む製造操作の間に、1種または複数の顔料分散剤と1種または複数の基剤顔料とを互いに混合または互いに作用させることを含み、さらにプレスケーキまたは乾燥顆粒もしくは粉末として単離することを含む請求項1から6の少なくとも一項に記載の顔料調製物を製造する方法。
  8. プラスチック、樹脂、塗料、ペイントまたは電子写真トナー、および顕色剤、さらに印刷インクを含むインクの顔料着色のための請求項1から6の一項または複数項に記載の顔料調製物の使用。
  9. 部分的結晶性プラスチックの反りのない大量顔料着色のための、請求項8に記載の使用。
  10. 部分的結晶性プラスチックが、エチレン、プロピレン、ブチレン、スチレンおよび/またはジビニルベンゼンのホモポリマー、ブロックコポリマーまたはランダムコポリマーまたはターポリマーである請求項9に記載の使用。
  11. 部分的結晶性プラスチックが、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリスチレン、PVC、ポリエステル、ポリアミドまたは熱可塑性アイオノマーである請求項9または10に記載の使用。
  12. 部分的結晶性プラスチックが、HDPE、MDPE、LDPE、ポリエチレンテレフタレート、ナイロン6またはナイロン66である請求項9から11の一項または複数項に記載の使用。
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