JP2005534727A - 顔料濃厚物 - Google Patents

顔料濃厚物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005534727A
JP2005534727A JP2004508184A JP2004508184A JP2005534727A JP 2005534727 A JP2005534727 A JP 2005534727A JP 2004508184 A JP2004508184 A JP 2004508184A JP 2004508184 A JP2004508184 A JP 2004508184A JP 2005534727 A JP2005534727 A JP 2005534727A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pigment
copolymer
methylstyrene
weight
units derived
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2004508184A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2005534727A5 (ja
Inventor
ホーナー・ゲルト
ハインリッヒ・フランツ−レオ
Original Assignee
クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング filed Critical クラリアント・ゲゼルシヤフト・ミト・ベシユレンクテル・ハフツング
Publication of JP2005534727A publication Critical patent/JP2005534727A/ja
Publication of JP2005534727A5 publication Critical patent/JP2005534727A5/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K5/00Use of organic ingredients
    • C08K5/0008Organic ingredients according to more than one of the "one dot" groups of C08K5/01 - C08K5/59
    • C08K5/0041Optical brightening agents, organic pigments
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C08ORGANIC MACROMOLECULAR COMPOUNDS; THEIR PREPARATION OR CHEMICAL WORKING-UP; COMPOSITIONS BASED THEREON
    • C08KUse of inorganic or non-macromolecular organic substances as compounding ingredients
    • C08K3/00Use of inorganic substances as compounding ingredients
    • C08K3/01Use of inorganic substances as compounding ingredients characterized by their specific function
    • C08K3/013Fillers, pigments or reinforcing additives
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C09DYES; PAINTS; POLISHES; NATURAL RESINS; ADHESIVES; COMPOSITIONS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; APPLICATIONS OF MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • C09BORGANIC DYES OR CLOSELY-RELATED COMPOUNDS FOR PRODUCING DYES, e.g. PIGMENTS; MORDANTS; LAKES
    • C09B67/00Influencing the physical, e.g. the dyeing or printing properties of dyestuffs without chemical reactions, e.g. by treating with solvents grinding or grinding assistants, coating of pigments or dyes; Process features in the making of dyestuff preparations; Dyestuff preparations of a special physical nature, e.g. tablets, films
    • C09B67/006Preparation of organic pigments
    • C09B67/0063Preparation of organic pigments of organic pigments with only macromolecular substances

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Medicinal Chemistry (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
  • Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
  • Pigments, Carbon Blacks, Or Wood Stains (AREA)

Abstract

本発明は、熱可塑性プラスチックの着色のための顔料濃厚物であって、前記顔料濃厚物がコポリマーを含み、この際、前記コポリマーが、
a)C12〜C60の鎖長のα−オレフィンから誘導される単位、並びに選択的に、
b)式CH2=CR1−COOHのカルボン酸から誘導される単位、及び/または
c)式CH2=CR1−COOR2のカルボン酸エステルから誘導される単位、及び/または
d)スチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレンまたはα−メチルスチレンから誘導される単位、
を含んでなり、但し上記式中、R1は水素原子またはメチル基を意味し、そしてR2は炭素原子数1〜6の直鎖状もしくは分枝状アルキル基を意味する、ことを特徴とする上記顔料濃厚物。

Description

本発明は、熱可塑性プラスチックの着色のための顔料濃厚物、並びにこの顔料濃厚物で着色されたポリオレフィン成形材料または完成したポリオレフィン製品に関する。
熱可塑性プラスチックを着色するために顔料濃厚物を使用することは技術水準に属する。このような濃厚物は、顔料の他に、キャリア材料もしくは分散助剤としての極性もしくは非極性ポリマー成分を含む。顔料とポリマー性キャリアとの予備混合は、顔料塊状物の効率のよい崩壊及び着色剤粒子の効果的な分散を可能とするべきである。濃厚物をプラスチック中に配合するにあたっては、顔料を単独で直接プラスチックに混入する場合に可能なものと比べてより均一かつより微細に着色剤粒子を分散させることが目的とされる。
プラスチックに達成される色強度は顔料の分散品質に決定的に依存するため、使用する濃厚物の状態が、技術的及び経済的に大きな重要性を持つ。分散品質の目安としては、顔料含有溶融物の濾過の際に発生する濾過圧及び測色データを使用することができる。
顔料濃厚物中の分散助剤としては、例えば、低分子量で、非結晶性もしくは半結晶性及び極性もしくは非極性のホモポリマーもしくはコポリマー、特にポリオレフィンワックスが使用できる。
ドイツ特許出願公開第4236337A1号明細書は、アクリル酸−C12〜C22アルキルエステルからなるポリマーを、有機媒体中に固形物を分散させるための分散助剤として使用する方法を開示している。
ドイツ特許出願公開第19516387A1号には、実質非晶質のポリ−α−オレフィン、ポリオレフィンワックス、結晶性ポリオレフィン及びポリアクリルエステルからなる、顔料濃厚物用の分散助剤がクレームされている。
長鎖α−オレフィン及びアクリル酸もしくはそれのエステル、並びに場合によってはスチレン誘導体からなるコポリマーはドイツ特許出願公開第4139601A1号から公知である。これらのコポリマーは、プラスチック加工の際の離型剤及び潤滑剤として(ドイツ特許出願公開第4139601A1号、ドイツ特許出願公開第4341395A1号)、熱転写可能なインスクリプションシステム(Beschriftungssysteme)用の離型剤として(ドイツ特許出願公開第4338879A1号)、並びに水性分散液の調製用として(ヨーロッパ特許出願公開第0610844A1号)、適している。しかし、顔料濃厚物に使用することはこれまで知られていない。
驚くべきことに、ドイツ特許出願公開第4139601A1号に記載されるようなコポリマーが、顔料濃厚物を製造するための分散助剤として非常に適していることがここに見出された。本発明に従い使用することができるコポリマーの性質は、それの分散作用に関連して、従来この目的に使用されてきたポリオレフィンワックスの同性質、特にエチレンもしくはプロピレンのホモポリマーもしくはコポリマーの同性質またはエチレンと極性コモノマー、例えばアクリル酸もしくはビニルアセテートからなるコポリマーの同性質よりも優れている。更に、本発明に従い使用されるコポリマーは、公知の極性ワックスに対して、より簡単にかつ経済的に入手できるという利点も供する。
慣用の極性ポリオレフィンワックスは、費用のかかる方法に従い、高圧及び高温下にガス状オレフィン、通常はエチレンを極性コモノマーと共重合することによって製造される(例えばUllmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry,第5版,1996,第A28巻,146〜151頁参照)。これに対して、本発明に従い使用することができるコポリマーは、比較的低い温度下に原料モノマーを常圧転化することによって簡単に得ることができる。
それ故、本発明の対象は、熱可塑性プラスチックの着色に使用するための顔料濃厚物であって、前記顔料濃厚物がコポリマーを含み、この際、このコポリマーが、
a) C12〜C60の鎖長を有するα−オレフィンから誘導される単位、並びに選択的に
b) 式CH2=CR1−COOHのカルボン酸から誘導される単位、及び/または
c) 式CH2=CR1−COOR2のカルボン酸エステルから誘導される単位、及び/または
d) スチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレンまたはα−メチルスチレンから誘導される単位、
(但し、前記式中、R1は、水素原子またはメチル基を表し、そしてR2は、炭素原子数1〜6の直鎖状もしくは分枝状アルキル基を表す)
を含んでなることを特徴とする、前記顔料濃厚物である。
好ましいものは、熱可塑性プラスチックの着色に使用するための顔料濃厚物であって、前記顔料濃厚物がコポリマーを含み、この際、このコポリマーが、
a) C12〜C60の鎖長のα−オレフィンから誘導される単位20〜99.5重量%、
b) 式CH2=CR1−COOHのカルボン酸から誘導される単位0〜50重量%、
c) 式CH2=CR1−COOR2のカルボン酸エステルから誘導される単位0〜60重量%、
d) スチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレンまたはα−メチルスチレンから誘導される単位0〜30重量%、
(但し、前記式中、R1は水素原子またはメチル基を表し、そしてR2は、炭素原子数1〜6の直鎖状もしくは分枝状アルキル基を表す)
を含んでなることを特徴とする、前記顔料濃厚物である。
また、a)の他、少なくともグループb)、c)及び/またはd)のうちの一つからなるコポリマーを含む顔料濃厚物も好ましい。
好ましいものは、a)及びb)からなるコポリマーを含む顔料濃厚物である。
好ましいものは、a)及びc)からなるコポリマーを含む顔料濃厚物である。
好ましいものは、a)及びd)からなるコポリマーを含む顔料濃厚物である。
同様に、a)、b)及びc)からなるコポリマーを含む顔料濃厚物も好ましい。
更に、コポリマーを含み、そしてこのコポリマーが、
a) C12〜C60の鎖長のα−オレフィンから誘導される単位40〜99重量%、並びに選択的にb)及び/またはc)及び/またはd)、すなわち、
b) 式CH2=CR1−COOHのカルボン酸から誘導される単位0.5〜40重量%、
c) 式CH2=CR1−COOR2のカルボン酸エステルから誘導される単位0.5〜40重量%、
d) スチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレンまたはα−メチルスチレンから誘導される単位0.5〜30重量%、
を含む、顔料濃厚物も好ましい。
α−オレフィンは、好ましくは、C18〜C60の鎖長範囲のものである。
α−オレフィンは、特に好ましくは、C26〜C60の鎖長範囲のものである。
顔料濃厚物は、好ましくは、コポリマー1〜60重量%、顔料10〜70重量%、及びポリオレフィン0〜70重量%を含む。
顔料濃厚物は、特に好ましくは、コポリマー5〜40重量%、顔料20〜50重量%、及びポリオレフィン10〜50重量%を含む。
ポリオレフィンは、好ましくは、熱可塑性ポリオレフィンである。
本発明は、本発明の顔料濃厚物で着色されたポリオレフィン成形材料または完成したポリオレフィン製品にも関する。
α−オレフィンとしては、炭素原子数が12〜60、好ましくは18〜60、特に好ましくは26〜60の鎖長を有するものが挙げられる。鎖内オレフィン並びにオレフィン混合物、例えば公知の製造法において蒸留留分もしくは蒸留残渣として生ずるものも使用することができる。工業的なα−オレフィン混合物、特に長い鎖長を有するα−オレフィン混合物は、1−アルケンの他に、程度の差はあるが内部にもしくは側鎖にオレフィン性二重結合(ビニレン基及びビニリデン基)を多く含み、更に飽和の非オレフィン性炭化水素の画分も含む。
本発明においては、不飽和カルボン酸としては、一般式CH2=CR1−COOH(R1は、水素原子またはメチル基である)で表される化合物、すなわちアクリル酸もしくはメタクリル酸が使用される。不飽和カルボン酸エステルとしては、一般式CH2=CR1−COOR2(式中、R1は上記の意味を有し、そしてR2は、炭素原子数が1〜6の直鎖状もしくは分枝状のアルキル基を意味する)で表される化合物が使用される。好ましいものは、アクリル酸もしくはメタクリル酸のメチル−もしくはエチルエステル、特に好ましいものはアクリル酸のメチルエステルである。
ビニル芳香族モノマーとしては、スチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレンまたはα−メチルスチレンを使用することができる。上記のカルボン酸、カルボン酸エステル及び場合によってはスチレンの二種またはそれ以上のものを使用することもできる。
該コポリマーの製造は、それ自体公知の方法で、遊離基開始剤の存在下にモノマーを共重合することによって行われる。適当な方法は、例えばドイツ特許出願公開第4139601A1号明細書に記載されている。
顔料濃厚物の製造には、プラスチックの着色に使用できる全ての顔料が好適である。これの例は、関連する文献、例えばHerbst,Hunger,Industrielle organische Pigmente[工業有機顔料],第2版,1995,4〜11頁に記載されている。無機顔料、有機顔料のいずれも使用し得る。無機顔料の典型例としては、カーボンブラック、二酸化チタン、酸化亜鉛及び酸化鉄が挙げられる。有機顔料の例は、アゾ顔料、キナクリドン顔料及びフタロシアニン顔料である。
更なる応用技術上の最適化の目的で、該濃厚物は、本発明に従い使用されるコポリマー及び着色剤顔料の他に、追加の成分、例えば熱可塑性プラスチック及び/またはポリオレフィンワックスもしくは他のワックスを含むことができる。ポリオレフィンワックスとしては、例えば、遊離基重合によってまたはチィーグラーナッタタイプ、フィリップスタイプもしくはメタロセンタイプの金属含有配位触媒を用いた重合によって製造されるポリエチレンワックスまたはポリプロピレンワックスを使用することができる。更に、天然起源のワックス、例えばモンタンワックスもしくはカルナバワックス、またはこれらを例えば酸化及び/または化学的に誘導体化して得ることができる一連の生成物も使用し得る。適当な材料及び製造方法は、例えばUllmann’s Encyclopedia of Industrial Chemistry,第5版,1996,A28巻,103〜160頁に記載されている。
顔料濃厚物を製造するにあたって、先ず、個々の固形成分を適当な混合装置中で予備混合することが有効であることが判明した。この際、コポリマー及び場合によりワックスは、粗い乃至細かい粒状物の形でまたは微粒子の形で、例えば4μm以上の平均粒度(d50値)を有する粒状物の形で使用することができる。実際の顔料分散は、次いで、混練機もしくは押出機で上記の予備混合物を溶融及び混連することによって行われる。
酸価及び鹸化価並びに滴点は、DIN規準53402、53401及び51801に従って測定した。溶融粘度は、ドイツ脂肪科学協会(Deutschen Gesellschaft fuer Fettwissenschaft)の規準M−III8に従って回転式粘度計を用いて測定した。
コポリマーの製造
温度計、攪拌機、滴下漏斗及び還流冷却器を備えた四つ首フラスコ中に、市販のC26〜C60オレフィン留分(Gulftene30+,Chevron Philips Chemical Company)500gを仕込み、そして140℃に加熱した。この温度下に攪拌しながら5時間内に、表1に記載の量のアクリル酸メチル及びアクリル酸からなる混合物、並びに5.0gのジ−tert−ブチルパーオキシドを滴下した。計量添加の終了後に、更に30分間、後反応させた。次いで、揮発性の成分を減圧下に留去し、そして得られたワックス様の無色の反応生成物をシャーレ上に注ぎ出した。
Figure 2005534727
表1に記載のコポリマーを粉砕し(<2mm)、そしてヘンシェルミキサー中で顔料及びポリプロピレンプラスチックと混合した(室温,600rpm,10分)。次いで、この混合物を、二軸スクリュー押出機(Berstorff ZE 25×40D)で加工して粒状物を得た。
その分散品質を、加圧濾過試験により、並びに得られた押出物の色強度を側色的に評価して求めた(表3/4)。
加圧濾過試験を行うにあたっては、顔料濃厚物で着色されたポリオレフィンを押出機中で溶融し、歯車ポンプによりスクリーンフィルター(メッシュ幅25μm)に加圧下に通し、そしてフィルターの上流に生ずる圧力を測定する。顔料の分散状態が悪いほど、フィルター上流に生ずる圧力が高くなる。以下の式に従い求められる、barの単位で測定される“濾過値”Fを、濾過圧の目安として使用できる。
F=(Pmax−P0)/m
[式中、Pmaxは、フィルター上流で測定される最大圧力であり、P0は、着色していないポリオレフィンの場合のフィルター上流の圧力であり、そしてmは、フィルターに通した分散剤の質量である]
色強度の測定は、DIN55986に従い行う。
比較例として、以下のポリエチレン−高圧ワックスを使用した(表2)。
Figure 2005534727
表3:試験結果/分散品質
顔料:ピグメントレッド101(アゾ顔料)
ポリオレフィン:KU245(PP−ホモポリマー、MFR2.16/230 30g/10分, 製造業者:Borealis社)
顔料:分散剤:ポリオレフィンの重量比4:3:3
Figure 2005534727
表4:試験結果/分散品質
顔料:ピグメントブルー15:3(フタロシアニン)
ポリオレフィン: Escorene LL6101(LLDPE,MFR190/2.16 20g/10分; 製造業者:Exxon社)
顔料:分散剤:ポリオレフィンの重量比4:3:3
Figure 2005534727

Claims (14)

  1. 熱可塑性プラスチックを着色するための顔料濃厚物であって、前記顔料濃厚物がコポリマーを含み、そしてこの際、このコポリマーが、
    a)C12〜C60の鎖長のα−オレフィンから誘導される単位、並びに選択的に、
    b)式CH2=CR1−COOHのカルボン酸から誘導される単位、及び/または
    c)式CH2=CR1−COOR2のカルボン酸エステルから誘導される単位、及び/または
    d)スチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレンまたはα−メチルスチレンから誘導される単位、
    を含んでなり、但し上記式中R1は、水素原子またはメチル基を意味し、そしてR2は、炭素原子数が1〜6の直鎖状もしくは分枝状アルキル基を意味する、ことを特徴とする上記顔料濃厚物。
  2. 熱可塑性プラスチックを着色するための顔料濃厚物であって、前記濃厚物がコポリマーを含み、この際、前記コポリマーが、
    a)C12〜C60の鎖長のα−オレフィンから誘導される単位20〜99.5重量%、
    b)式CH2=CR1−COOHのカルボン酸から誘導される単位0〜50重量%、
    c)式CH2=CR1−COOR2のカルボン酸エステルから誘導される単位0〜60重量%、
    d)スチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレンまたはα−メチルスチレンから誘導される単位0〜30重量%、
    を含んでなり、但し上記式中、R1は水素原子またはメチル基を意味し、そしてR2は炭素原子数が1〜6の直鎖状または分枝状アルキル基を意味する、ことを特徴とする前記顔料濃厚物。
  3. a)の他、少なくともグループb)、c)及び/またはd)のうちの一つを含んでなるコポリマーを含むことを特徴とする、請求項1または2の顔料濃厚物。
  4. a)及びb)を含んでなるコポリマーを含むことを特徴とする、請求項1〜3の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  5. a)及びc)を含んでなるコポリマーを含むことを特徴とする、請求項1〜3の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  6. a)及びd)を含んでなるコポリマーを含むことを特徴とする、請求項1〜3の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  7. a)、b)及びc)を含んでなるコポリマーを含むことを特徴とする、請求項1〜3の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  8. コポリマーを含み、この際、前記コポリマーが、
    a)C12〜C60の鎖長のα−オレフィンから誘導される単位40〜99重量%、並びに選択的にb)及び/またはc)及び/またはd)、すなわち
    b)式CH2=CR1−COOHのカルボン酸から誘導される単位0.5〜40重量%、
    c)式CH2=CR1−COOR2のカルボン酸エステルから誘導される単位0.5〜40重量%、
    d)スチレン、3−メチルスチレン、4−メチルスチレンまたはα−メチルスチレンから誘導される単位0.5〜30重量%、
    を含んでなることを特徴とする、請求項1〜3の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  9. α−オレフィンが、C18〜C60の鎖長範囲のものであることを特徴とする、請求項1〜8の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  10. α−オレフィンが、C26〜C60の鎖長範囲のものであることを特徴とする、請求項1〜9の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  11. コポリマー1〜60重量%、顔料10〜70重量%、及びポリオレフィン0〜70重量%を含むことを特徴とする、請求項1〜10の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  12. コポリマー5〜40重量%、顔料20〜50重量%、及びポリオレフィン10〜50重量%を含むことを特徴とする、請求項1〜11の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  13. ポリオレフィンが熱可塑性ポリオレフィンであることを特徴とする、請求項1〜12の一つまたはそれ以上の顔料濃厚物。
  14. 請求項1〜13の少なくとも一つの顔料濃厚物で着色されたポリオレフィン成形材料または完成したポリオレフィン製品。
JP2004508184A 2002-05-25 2003-05-13 顔料濃厚物 Pending JP2005534727A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE10223402A DE10223402A1 (de) 2002-05-25 2002-05-25 Pigmentkonzentrate
PCT/EP2003/004967 WO2003099938A1 (de) 2002-05-25 2003-05-13 Pigmentkonzentrate

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005534727A true JP2005534727A (ja) 2005-11-17
JP2005534727A5 JP2005534727A5 (ja) 2006-05-18

Family

ID=29557310

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004508184A Pending JP2005534727A (ja) 2002-05-25 2003-05-13 顔料濃厚物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US20060074176A1 (ja)
EP (1) EP1511812A1 (ja)
JP (1) JP2005534727A (ja)
DE (1) DE10223402A1 (ja)
WO (1) WO2003099938A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014101423A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Idemitsu Kosan Co Ltd 添加剤マスターバッチ

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008130894A1 (en) * 2007-04-16 2008-10-30 Designer Molecules, Inc. Low temperature curing acrylate and maleimide based formulations and methods for use thereof
DE102009034914A1 (de) 2009-07-28 2011-02-03 Clariant International Limited Pigmentkonzentrate
US9637652B2 (en) * 2013-03-15 2017-05-02 Xerox Corporation Systems and methods for manufacturing pigmented radiation curable inks for ink-based digital printing

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4230501A (en) * 1978-07-31 1980-10-28 Cities Service Company Pigments dispersible in plastics
DE4139601C2 (de) * 1991-11-30 1994-09-08 Hoechst Ag Copolymerisate und ihre Verwendung als Gleit- und Trennmittel für die Verarbeitung thermoplastischer Kunststoffe
DE4341395A1 (de) * 1993-12-04 1995-06-08 Hoechst Ag Vinylchloridpolymer-Formmasse
DE19516387A1 (de) * 1995-05-04 1996-11-07 Huels Chemische Werke Ag Dispergiermittel für Pigmentkonzentrate

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014101423A (ja) * 2012-11-19 2014-06-05 Idemitsu Kosan Co Ltd 添加剤マスターバッチ

Also Published As

Publication number Publication date
WO2003099938A1 (de) 2003-12-04
EP1511812A1 (de) 2005-03-09
US20060074176A1 (en) 2006-04-06
DE10223402A1 (de) 2003-12-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4526603B2 (ja) 極性変性されたポリプロピレンワックス
EP1238026B2 (de) Pigmentkonzentrate und verfahren zu ihrer herstellung
JP5545919B2 (ja) 高結晶性ポリプロピレンワックス
JP2003532777A (ja) 塗料用ワックス混合物
JP2003525340A (ja) ポリオレフィン中顔料分散物
JP2008540744A (ja) オレフィン性または非オレフィン性プラスチックの着色用の高充填着色剤組成物
JP2002003659A (ja) 着色樹脂組成物および成形品
JP2010500424A (ja) オレフィン系プラスチックならびに非オレフィン系プラスチックを着色および改質するための高充填着色剤組成物
JP2002317054A (ja) 着色樹脂組成物の製造方法およびその利用
DE102007007793A1 (de) Verfahren zur Herstellung einer thermoplastischen Harzzusammensetzung
US20030050381A1 (en) Dispersion of pigments in polypropylene
JP2005534727A (ja) 顔料濃厚物
DE102004035837A1 (de) Verwendung von Polyolefinwachsen in Polykondensaten
JP2006511626A (ja) 粉末塗料におけるメタロセンワックスの用途
JP6101487B2 (ja) 顔料濃厚物
JP5223165B2 (ja) ポリプロピレン樹脂用着色樹脂組成物及び着色樹脂成形品
DE102006045812A1 (de) Hochgeladenes Peroxidmasterbatch für gezielten Abbau oder Vernetzungsreaktionen in Kunststoffen
JP2009127054A (ja) ポリ−1−オレフィンワックスのアイオノマー
JP3562185B2 (ja) 顔料組成物およびそれを用いた被覆剤
JPH06256702A (ja) 着色用組成物
JP2003183454A (ja) 着色樹脂組成物およびその成形品

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20060322

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20060322

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20080910

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20081007

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090106

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090114

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20090421