JP2005532174A - 切削工具 - Google Patents

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Abstract

少なくとも1つのポケット(11)を有するカッター本体(10)を含む切削工具である。ポケットは、切削インサートカートリッジアセンブリ(12)を受容するよう構成される。

Description

本発明は、一般的に、切削工具に関する。本発明は、特に、被加工物から材料を除去するための切削インサートを保持するカートリッジアセンブリを有する、ロータリーフライス又は立削りカッターに関する。カートリッジアセンブリは、フライスの本体に取り付けられたインサートの切刃の位置を調節する装置を含み得る。
フライスは、切削インサートが取り付けられる「ポケット」として知られる周方向に離間した1つ以上の凹部を有するカッター本体を有する、回転式切削工具である。切削インサートは、被加工物と断続的に係合し、被加工物から材料を除去する。各インサートは、インサートの中心に位置する穴を通って延びるクランプねじによって、個々のポケット内に固定される。ポケット及びクランプねじは、切削作業中のインサートをしっかりと取り付けるが、残念ながらポケットに取り付けられたインサートの切刃の相対的な位置を調節するための適切な手段は、、システムオペレータに対して提供されない。フライスの詳細な説明については、本明細書に参照として組み込まれる特許文献1を参照する。
フライス及び他の工具における切削インサートの位置を調節する装置は、当該技術分野で公知である。カッター本体に対する切削インサートの位置を調節する手段を有する、様々な調節装置が設計されている。例えば、本明細書に参照として組み込まれる特許文献2、特許文献3及び特許文献4を参照されたい。
米国特許第5,102,268号明細書 米国特許第5,800,079号明細書 米国特許第6,004,080号明細書 米国特許第4,692,069号明細書
それにも関わらず、改良されたフライスの必要性が残っている。更に、従来技術の調節装置よりも容易且つ簡単に、カッター本体や他の工具の周囲に取り付けられた切削インサートの横方向の位置を調節する装置を含み得る、フライスの必要性が残っている。このような調節装置は、加工作業中に遭遇する厳しい動作環境に耐えられるのが理想的である。
一般的に言えば、一実施形態において、本発明は、切削インサートカートリッジアセンブリを受容するように構成された少なくとも1つのポケットを有するカッター本体を含む切削工具に向けられている。該少なくとも1つのポケットは、前方壁、後方壁及び底部壁を有する。該底部壁は、前方壁と後方壁との間に延在すると共に、前方壁に対して90度より大きい角度で配置され且つ後方壁に対して90度より小さい角度で配置される。インサートカートリッジアセンブリは、カートリッジ及びクランプウェッジを含む。該カートリッジは、前面、後面及び底面と、切削インサートを受容するインサートポケットとを有する。該底面はポケットの底部壁に対応する形状であり、該後面はポケットの後方壁に対応する形状である。クランプウェッジはダブテール形であると共に、前方ウェッジ面及び後方ウェッジ面を含む。該前方ウェッジ面はカートリッジポケットの前方壁に当接し、該後方ウェッジ面はカートリッジの前面に当接する。クランプウェッジは、カートリッジがカートリッジポケットから径方向に移動するのを防止する一助となる。
別の実施形態では、切削工具は、カートリッジに係合する偏心突起を含む位置調節装置を含む。該装置は、突起を変位させてカートリッジを対向する両方向に移動させるように、対向する両方向に変位可能である。
位置調節装置は、穴内に軸方向に固定された関係で支持された、例えば円筒形本体部材である本体部材を含む。該円筒形本体部材からは偏心突起が延出する。円筒形本体部材は、突起を変位させてカートリッジを対向する両方向に移動させるように、対向する両方向に変位可能である。
円筒形本体部材は、カッター本体の穴内で軸方向に固定された関係にある。円筒形本体部材は、偏心突起が延出する端部を有する。該突起は、カートリッジの後面のスロットに係合する。円筒形本体部材は、突起をスロット内で変位させてカートリッジを対向する両方向に移動させるように、対向する両方向に回転可能である。
カートリッジ及びインサートは単体構造として構成されてもよく、或いは、例えば多結晶ダイヤモンドの切刃が、カートリッジに直接形成されてもよい。
本発明の一実施形態では、ポケット内に、該ポケット内のカートリッジをクランプするクランプウェッジが設けられる。別の実施形態では、クランプウェッジは省略されてもよく、例えば、カートリッジを貫通してカッター本体内に至る穴を通る固定具によって、カートリッジを直接ポケットに固定できる。
切削工具に、他の任意の調節手段から独立して使用され得る、カートリッジの位置を微調整するための容易且つ高度に制御可能な調節装置が設けられるので、好ましい。
本発明の更なる特徴及びそこから得られる長所は、図面を参照した以下の詳細説明によって明らかとなる。
図1〜図3を参照する。複数の図面の全てを通して、同一参照番号は同一要素を示す。ロータリーフライス又はスロッタのカッター本体が、参照番号10で示されている。カッター本体10は、中心コア部10aと、本体10の外周部に配置され周方向に離間し且つ径方向外側に開口した複数の凹部、即ちカートリッジポケット11とを有する。カートリッジポケット11は、部分的に楔形のカートリッジ12(即ち、インサートカートリッジ)を受容するために設けられている。各カートリッジ12の幅(即ち、本体10の回転の中心軸C(図2に示す)に平行な寸法)は、一実施形態ではフライスカッター本体10の幅より小さく、或いは、好ましい実施形態ではフライスカッター本体10の全幅と等しい。
カートリッジの径方向内側の楔形の部分は、参照番号12aで示されている(図2に示す)。フライスカッター本体10は、中心軸C回りに方向R(即ち、図2では時計回り方向)に回転するように構成されている。カッター本体10の周囲に沿って、カートリッジポケット11が均等に配分されている。図示されている実施形態では、10個のカートリッジポケット11が設けられている。しかし、或る場合では、カートリッジポケット11は、フライスカッター本体の周囲に不均等に配分され得ることを理解されたい。更に、これより多い数又は少ない数のカートリッジポケット11を設けることもできる。
各カートリッジポケット11の、回転方向Rから見て先行又は前方壁13は、2つの面13a及び13bを含む。面13a及び13bは互いに対して角度をつけて配置されてもよく、或いは、面13a及び13bは同一平面上にあってもよい。カートリッジポケット11の後行又は後方壁14は、略平坦な面を有する。前方壁13と後方壁14との間に延在する底部壁15によって、カートリッジポケット11の底部が画定される。カートリッジポケット11の後方壁14は、カートリッジ12の後面16に係合するように構成される。カートリッジポケット11の底部壁15は、カートリッジポケット11の前方壁13の径方向内側の面13bに対して90度より大きい角度で配置される。底部壁15は、同じカートリッジポケット11の後方壁14に対して90度より小さい角度δ(図3に示す)で配向される。
カートリッジ12用のクランプ手段は、インサートがカートリッジ12に着座した際にインサート17の切刃の径方向内側に配置される、クランプウェッジ18の形態である。ウェッジ18の(回転方向Rを基準にして)先行又は前方ウェッジ面19は、カートリッジポケット11の前方壁13の径方向内側の面13bに当接するよう配置されている。ウェッジ18の後行又は後方ウェッジ面20は、カートリッジ12の先行又は前面21に当接するよう配置されている。ウェッジ18は、ねじ切りされたクランプねじ22等の固定具を締めた際に、カートリッジポケット11の前方壁13の面13bに沿って変位される。ねじ22は、カートリッジポケット11の対応するねじ穴23にねじ込み式に係合する。穴23は、カッター本体10のコア部10aに至るまで延びてもよい。クランプねじ22には、ねじの底部に沿って右ねじが設けられると共に、ねじの頂部に沿って左ねじが設けられており、クランプねじがブロック内でねじ込まれる方向に又は外れる方向に回された際に、クランプウェッジ18をクランプ方向及びクランプ解除方向(即ち、図1では径方向の対向する両方向)に明確に変位させることができる。クランプねじ22を外れる方向に回すことにより、カートリッジ12が弛められる。
カートリッジ12の底面26は、カートリッジポケット11の底部壁15と対応する形状である。カートリッジ12がカートリッジポケット11に取り付けられると、カートリッジポケット11の底部壁15は、カートリッジ12の底面26に係合する。好ましい実施形態では、カッター本体10の回転及び切削プロセス中にカートリッジ12が耐える応力を低減するために、カートリッジポケット11の後方壁14及び底部壁15、並びにカートリッジ12の後面16及び底面26は、丸みがついたコーナー部27及び28で交わる。コーナー部27及び28の半径は、カッター本体10を貫通して延びる貫通穴29の貫入によって制限される。穴29は、カートリッジポケット11の後方壁14と後行するカートリッジポケット11’の前方壁13の径方向外面13aとの間に延びている。好ましい実施形態では、穴29は、カートリッジポケット11の後方壁14の平面に対して垂直に配向されている。
貫通穴29は、カッター本体に対するカートリッジの相対的な位置を、対向する両方向に機械的に調節する調節装置を支持する。図4及び図5に示されるように、調節装置は、本体部材31を有するカム装置30を含む。円筒形本体31のその軸に沿った変位が促進されないように、本体部材31はねじ切りされていない。好ましい実施形態では、本体部材31は円筒形である。本体部材31は、2つの対向する端部32及び33を有する。本体部材31の一端部32の近傍には、環状溝34が設けられている。環状溝34にはスナップリング35が装着される。本体部材31の反対側の端部33には、穴29内における調節装置の軸方向の移動を制限するためのフランジ36が設けられている。貫通穴29は、後行するカートリッジポケット11’の前方壁13の最も近くに、直径が異なる2つの同心開口を設けるための段状の半径37(図3に示す)を有する。スナップリング35は、貫通穴29と段状半径37との間に画定される肩部に係合し、フランジ36は、カートリッジポケット11の後方壁14に係合する。スナップリング35及びフランジ36は、穴29の軸に沿った円筒形本体31の移動を防止する。
図4及び図5に示されるように、カム装置30は、円筒形本体31のフランジ36を支持する端部33から延出する偏心突起38を有する。偏心突起38は円筒形であるのが好ましい。しかし、突起38は、カートリッジ12に係合するのに適した任意の形状のほとんどのものであってよい。具体的には、カートリッジ12の後面16は、(図6に示されるように)フランジ36を受容するための凹部39と、突起38を受容するための径方向に延びるスロット40とを有する。スナップリング35を支持する円筒形本体31の端部32は、工具係合凹部41を有する。工具係合凹部41は、(図3に示す)工具Tを受容するように構成される。工具Tは、円筒形本体31をその回転軸回りに回転させて、カートリッジ12を軸方向に変位させる、即ち、カートリッジ12をカッター本体10の中心軸Cに平行な線に沿って変位させるために提供される。円筒形本体31が回転すると共に偏心突起38がスロット40内で移動するのを可能にするために、カートリッジ12の後面16の凹部39は、フランジ36よりも大きい寸法を有する。
円筒形本体31は、360度未満で回転するように構成されるのが好ましい。本発明の好ましい実施形態では、円筒形本体31は、約180度回転するように構成される。カートリッジ12の後面16のスロット40を、カム装置30の突起38がスロット40の径方向外端42(例えば、図7Bでは上端部)を貫通のみ可能なように配向することによって、円筒形本体31の回転を制限できる。スロット40は、突起38とスロット40の径方向外端42との間に隙間が設けられるのに十分な長さ又は大きさを有する。これにより、円筒形本体31が回転した際に、突起38がスロット40の径方向外端42に係合してカートリッジ12を径方向(即ち、図7A及び図7Cでは上方向)に変位させることが、防止される。(図7A及び図7Cに示されるように)円筒形本体31がいずれかの方向に完全に回されると、突起38はスロット40の径方向内端43に係合して、カートリッジ12をカートリッジポケット11内へと径方向内側に押す。得られるカム装置30は、他の任意の手動変位からは完全に独立して、カートリッジ12を逆の又は対向する両方向に(即ち、図7A〜図7Cでは、横方向に前後又は左右に)移動させるように構成される。
カートリッジ12の径方向外側部分には、従来の方法で、切削インサート17の配置用の座、即ちインサートポケットが設けられるべきである。図3に示されるように、この場合には、インサート17には、カートリッジ12の対応するねじ穴47にねじ込み式に係合する、中心に設けられたクランプねじ46の円錐形ヘッド45を受容するための、中心アパーチャ44が設けられる。インサート17の中心アパーチャ44は、インサート17の底面48に向かって減少する断面を有する。クランプねじ46を締めた際に、インサートポケット内でインサート17を位置決めするために、クランプねじ46のヘッドは従来の方法で予圧されるべきである。
カートリッジ12には、フライスカッター本体10の周囲の異なる位置において、図1〜図3に示されるような、異なる向きに配置されるインサート17を設けることも可能である。上記に基づき、インサート17を図示されているものとは異なる向きで配置可能であることを、当業者は認識するはずである。更に、インサート17はインデックス可能であり得る(即ち、異なる切刃を露出するためにインサート17を回転させること及び/又は動かすことができる)ことも、認識されるはずである。これらのカートリッジ12の全てに共通な1つの特徴は、インサート17が、係合するクランプねじ46を受容するための中心アパーチャ44を有することである。インサート及びカートリッジは単体構造で形成されてもよいことも認識されよう。
図3に示されるように、カートリッジ12の楔形部12aには、カートリッジ12の前面21の角度と後面16の角度との合計であるカートリッジ角αが設けられている。例えば、カートリッジ12の前面21には、0度〜20度の範囲内であり好ましくは約8度の角度βが設けられ得る。カートリッジ12の後面16には、5度〜45度の範囲内であり好ましくは約9度の角度γが設けられ得る。得られるカートリッジ角αは、5度〜65度の範囲内であり好ましくは約17度である。得られる楔形部12aの形状はダブテール形であり、これは、カートリッジ12がカートリッジポケット11から径方向に逃げるのを防止する一助となる。
なお、カートリッジポケット11の後方壁14と底部壁15との間の角度δは鋭角である。角度δは45度〜89度の範囲内であり、好ましくは約80度である。これは、カートリッジ12がカートリッジポケット11内へと径方向内側後方にも移動されるのを確実にするためである。
カートリッジ12とカッター本体のポケット11との間の、カートリッジ12の後面16の径方向内側部分近傍には、間隙が設けられるべきである。カートリッジ12の後面16の角度γが約9度であり、カートリッジポケット11の底部壁15に対するカートリッジポケット11の後方壁14の角度δが約80度である場合には、カートリッジ12の後面16の径方向内側部分とカッター本体のポケット11との間に間隙が設けられる。この間隙は、カートリッジポケット11の後方壁14と底部壁15との間及びカートリッジ12の後面と底面26との間の丸みがついたコーナー部27及び28の半径へと続くべきである。これは、カートリッジポケット11の後方壁14と底部壁15との間のコーナー部27の半径が、カートリッジ12の後面16と底面26との間の半径28よりも小さい場合に達成できよう。この間隙は、カートリッジ12の面16の径方向外側部分が常にカートリッジポケット11の面14の径方向外側部分と接触することを、確実にするためのものである。
引き続き図3を参照すると、カートリッジ12の前面21と後方ウェッジ面20の径方向内側部分との間の間隙が示されている。これにより、カートリッジ12をカートリッジポケット11内へと径方向内側後方に移動させるために、クランプウェッジ18の径方向外側部分がカートリッジ12の前面21に係合することが確実になる。この目的で、クランプねじ22の中心軸S1は、カッター本体10の回転の中心軸Cとの関係において径方向に配向されるべきではない。中心軸S1は、前方ウェッジ面19の平面に対して平行であるべきである。カートリッジ12の前面21は、中心軸S1及び前方ウェッジ面19の平面に対して鋭角εを成す。角度εは5度〜65度の範囲内であり、好ましくは約18度である。上述したように、得られるウェッジ角θは約17度であるのが好ましい。この2つの角度εとθとの相違により、カートリッジ12の前面21と後方ウェッジ面20の径方向内側部分との間に間隙が設けられる。
作用においては、カートリッジポケット11内のカートリッジ12を調節するために、クランプウェッジ18のクランプねじ22を弛めて、クランプウェッジ18を十分に弛める。クランプウェッジ18が弛められた状態で、カム装置30は、円筒形本体部材31を適宜回転させることにより、カートリッジ12の位置を調節できる。カッター本体10は、左用カートリッジ12(図7A〜図7Cの上側)及び右用カートリッジ12(図7A〜図7Cの下側)を支持してもよい。図7Aの上側の円筒形本体部材31が時計回り方向に完全に回転すると、左用カートリッジ12’はその最大切削位置(即ち、図7Aでは右側)に位置する。同様に、図7Aの下側の円筒形本体部材31が反時計回り方向に完全に回転すると、右用カートリッジ12はその最大切削位置(即ち、図7Aでは左側)に位置する。これらの位置にある2つのカートリッジ12’及び12は、協働して最大幅のスロットWMAXを切削できる。逆に、図7Cの上側の円筒形本体部材31が反時計回り方向に完全に回転すると、左用カートリッジ12’はその最小切削位置(即ち、図7Cでは左側)に位置する。同様に、図7Cの下側の円筒形本体部材31が時計回り方向に完全に回転すると、右用カートリッジ12はその最小切削位置(即ち、図7Cでは右側)に位置する。これらの位置にある2つのカートリッジ12’及び12は、協働して最小幅のスロットWMINを切削できる。図7Bでは、円筒形本体31は、偏心突起38が上死点に位置するように回転する。これらの位置で、カートリッジ12’及び12は、図7A及び図7Cに示される最小切削位置と最大切削位置との中間の位置に移動する。
次に図8〜図10を参照する。複数の図面の全てを通して、同一参照番号は同一要素を示す。ロータリーフライス又はスロッタのカッター本体が、参照番号10で示されている。フライスカッター本体10は、中心軸C回りに方向R(即ち、図9では時計回り方向)に回転するように構成されている。フライスカッター本体10は、中心コア部10aと、本体10の外周部に配置され周方向に離間し且つ径方向外側に開口した複数の凹部、即ちカートリッジポケット11とを有する。カートリッジポケット11は、部分的に楔形のカートリッジ12(即ち、インサートカートリッジ)及びクランプウェッジ18を含むカートリッジアセンブリ(詳細は後述する)を受容するために設けられている。
カッター本体10の周囲に沿って、カートリッジポケット11が均等に配分されている。図示されている実施形態では、10個のカートリッジポケット11が設けられている。しかし、或る場合では、カートリッジポケット11は、フライスカッター本体の周囲に不均等に配分され得ることを理解されたい。更に、これより多い数又は少ない数のカートリッジポケット11を設けることもできる。
各カートリッジポケット11の、回転方向Rから見て先行又は前方壁13は、2つの面13a及び13bを含む。面13a及び13bは互いに対して角度をつけて配置されてもよく、或いは、面13a及び13bは同一平面上にあってもよい。カートリッジポケット11の後行又は後方壁14は、略平坦な面を有する。前方壁13と後方壁14との間に延在する底部壁15によって、カートリッジポケット11の底部が画定される。カートリッジポケット11の後方壁14は、カートリッジ12の後面16に係合するように構成される。カートリッジポケット11の底部壁15は、カートリッジポケット11の前方壁13の径方向内側の面13bに対して90度より大きい角度で配置される。底部壁15は、同じカートリッジポケット11の後方壁14に対して90度より小さい角度δ(図10に示す)で配向される。
楔形のカートリッジ12の幅(即ち、本体10の回転の中心軸C(図9に示す)に対して平行な寸法)は、一実施形態ではフライスカッター本体10の幅より小さく、或いは、好ましい実施形態ではフライスカッター本体10の全幅と等しい。(図9に示す)カートリッジの径方向内側の楔形部は、参照番号12aで示されている。
カートリッジアセンブリは、インサートがカートリッジ12に着座した際にインサート17の切刃の径方向内側に配置されるクランプウェッジ18の形態の、カートリッジ12用のクランプ手段を含む。ウェッジ18の(回転方向Rを基準にして)先行又は前方ウェッジ面19は、カートリッジポケット11の前方壁13の径方向内側の面13bに当接するよう配置されている。ウェッジ18の後行又は後方ウェッジ面20は、カートリッジ12の先行又は前面21に当接するよう配置されている。ウェッジ18は、ねじ切りされたクランプねじ22等の固定具を締めた際に、カートリッジポケット11の前方壁13の面13bに沿って変位される。ねじ22は、カートリッジポケット11の対応するねじ穴23にねじ込み式に係合する。穴23は、カッター本体10のコア部10aに至るまで延びてもよい。クランプねじ22には、ねじの底部に沿って右ねじが設けられると共に、ねじの頂部に沿って左ねじが設けられており、クランプねじがブロック内でねじ込まれる方向に又は外れる方向に回された際に、クランプウェッジ18をクランプ方向及びクランプ解除方向(即ち、図8では径方向の対向する両方向)に明確に変位させることができる。クランプねじ22を外れる方向に回すことにより、カートリッジ12が弛められる。
カートリッジ12の底面26は、カートリッジポケット11の底部壁15と対応する形状である。カートリッジ12がカートリッジポケット11に取り付けられると、カートリッジポケット11の底部壁15は、カートリッジ12の底面26に係合する。好ましい実施形態では、カッター本体10の回転及び切削プロセス中にカッター本体10が耐える応力を低減するために、カートリッジポケット11の後方壁14及び底部壁15、並びにカートリッジ12の後面16及び底面26は、丸みがついたコーナー部27及び28で交わる。コーナー部27及び28の半径は、カートリッジの着座面26及びポケットの底部壁15によって制限される。
カートリッジ12の径方向外側部分には、従来の方法で、切削インサート17の配置用の座、即ちインサートポケットが設けられるべきである。図10に示されるように、この場合には、インサート17には、カートリッジ12の対応するねじ穴47にねじ込み式に係合する、中心に設けられたクランプねじ46の円錐形ヘッド45を受容するための、中心アパーチャ44が設けられる。インサート17の中心アパーチャ44は、インサート17の底面48に向かって減少する断面を有する。クランプねじ46を締めた際に、インサートポケット内でインサート17を位置決めするために、クランプねじ46のヘッドは従来の方法で予圧されるべきである。
カートリッジ12には、フライスカッター本体10の周囲の異なる位置において、図8〜図10に示されるような、異なる向きに配置されるインサート17を設けることも可能である。上記に基づき、インサート17を図示されているものとは異なる向きで配置可能であることを、当業者は認識するはずである。更に、インサート17はインデックス可能であり得る(即ち、異なる切刃を露出するためにインサート17を回転させること及び/又は動かすことができる)ことも、認識されるはずである。これらのカートリッジ12の全てに共通な1つの特徴は、インサート17が、係合するクランプねじ46を受容するための中心アパーチャ44を有することである。インサート及びカートリッジは単体構造で形成されてもよいことも認識されよう。インサート及びカートリッジは単体構造で形成されてもよいことも認識されよう。
図10及び図11に示されるように、カートリッジ12の楔形部12aには、カートリッジ12の前面21の角度と後面16の角度との合計であるカートリッジ角αが設けられている。例えば、カートリッジ12の前面21には、0度〜20度の範囲内であり好ましくは約4度の角度βが設けられ得る。カートリッジ12の後面16には、5度〜45度の範囲内であり好ましくは約9度の角度γが設けられ得る。得られるカートリッジ角αは、5度〜65度の範囲内であり好ましくは約13度である。得られる楔形部12aの形状はダブテール形であり、これは、カートリッジ12がカートリッジポケット11から径方向に逃げるのを防止する一助となる。
なお、カートリッジポケット11の後方壁14と底部壁15との間の角度δは鋭角である。角度δは45度〜89度の範囲内であり、好ましくは約80度である。これは、カートリッジ12がカートリッジポケット11内へと径方向内側後方にも移動されるのを確実にするためである。
カートリッジ12とカッター本体のポケット11との間の、カートリッジ12の後面16の径方向内側部分近傍には、間隙が設けられるべきである。カートリッジ12の後面16の角度γが約9度であり、カートリッジポケット11の底部壁15に対するカートリッジポケット11の後方壁14の角度δが約80度である場合には、カートリッジ12の後面16の径方向内側部分とカッター本体のポケット11との間に間隙が設けられる。この間隙は、カートリッジポケット11の後方壁14と底部壁15との間及びカートリッジ12の後面と底面26との間の丸みがついたコーナー部27及び28の半径へと続くべきである。これは、カートリッジポケット11の後方壁14と底部壁15との間のコーナー部27の半径が、カートリッジ12の後面16と底面26との間の半径28よりも小さい場合に達成できよう。この間隙は、カートリッジ12の面16の径方向外側部分が常にカートリッジポケット11の面14の径方向外側部分と接触することを、確実にするためのものである。
引き続き図10を参照すると、カートリッジ12の前面21と後方ウェッジ面20の径方向内側部分との間の間隙が示されている。これにより、カートリッジ12をカートリッジポケット11内へと径方向内側後方に移動させるために、クランプウェッジ18の径方向外側部分がカートリッジ12の前面21に係合することが確実になる。この目的で、クランプねじ22の中心軸S1は、カッター本体10の回転の中心軸Cとの関係において径方向に配向されるべきではない。中心軸S1は、前方ウェッジ面19の平面に対して平行であるべきである。カートリッジ12の前面21は、中心軸S1及び前方ウェッジ面19の平面に対して鋭角εを成す。角度εは5度〜65度の範囲内であり、好ましくは約14度である。上述したように、得られるウェッジ角θは約15度であるのが好ましい。この2つの角度εとθとの相違により、カートリッジ12の前面21と後方ウェッジ面20の径方向内側部分との間に間隙が設けられる。
作用においては、カートリッジポケット11内のカートリッジ12を調節するために、クランプウェッジ18のクランプねじ22を弛めて、クランプウェッジ18を十分に弛める。カッター本体10は、左用カートリッジ12(図12の上側)及び右用カートリッジ12(図12の下側)を支持してもよい。
複数の好ましい実施形態に関して本発明を説明したが、当業者には、様々な変更及び追加が自明となろう。そのような変形、修正及び変動は、添付の特許請求の範囲によってのみ限定される本発明の範囲に包含されることが意図される。
本明細書で参照した文献、特許及び特許出願は、参照として本明細書に組み込まれる。
本発明のインサートカートリッジ調節装置を含む切削工具の部分分解前方斜視図である。 幾つかのインサートカートリッジ調節装置及びウェッジねじが完全に示されている、図1に示されている切削工具の部分切取側方立面図である。 図1及び図2に示されている切削工具の部分切取側方立面拡大図である。 図1〜図3に示されているインサートカートリッジ調節装置の前方斜視拡大図である。 図4に示されているインサートカートリッジ調節装置の後方斜視図である。 図1〜図3に示されているインサートカートリッジの後方斜視拡大図である。 3つの異なる位置にあるインサートカートリッジを示すための、図1に示されている切削工具の調節装置及び一連の右用及び左用インサートカートリッジの拡大図である。 3つの異なる位置にあるインサートカートリッジを示すための、図1に示されている切削工具の調節装置及び一連の右用及び左用インサートカートリッジの拡大図である。 3つの異なる位置にあるインサートカートリッジを示すための、図1に示されている切削工具の調節装置及び一連の右用及び左用インサートカートリッジの拡大図である。 インサートカートリッジアセンブリを含む切削工具の部分分解前方斜視図である。 図8に示されている切削工具の部分切取側方立面図である。 図8及び図9に示されている切削工具の拡大部分切取側方立面図である。 図8〜図10に示されているインサートカートリッジの後方斜視拡大図である。 図8に示されている切削工具の調節装置並びに一連の右用及び左用インサートカートリッジの拡大図である。

Claims (34)

  1. 切削工具であって、
    カッター本体の穴と連通するスロットを含む切削インサートカートリッジを受容するように構成された少なくとも1つのポケットを有するカッター本体と、
    軸方向に固定され且つ前記穴に対して回転可能に可動な位置調節装置であって、該位置調節装置は本体部材及び該本体部材から延出する偏心突起を含み、該偏心突起は前記カートリッジの前記スロットに係合する、位置調節装置と、
    を含み、
    前記装置は、前記偏心突起が前記カートリッジを前記カッター本体に対して変位させるように回転可能である、
    切削工具。
  2. 前記偏心突起が前記カートリッジのスロットに係合し、前記装置が、前記スロット内で前記突起を変位させて前記カートリッジを移動させるように、対向する両方向に回転可能である、請求項1記載の切削工具。
  3. 前記スロットが前記装置の回転を制限する寸法を有する、請求項2記載の切削工具。
  4. 前記位置調節装置が、前記カッター本体の穴内の円筒形本体部材と、前記カートリッジのスロットに係合する偏心突起と、を含み、前記円筒形本体部材が、前記突起を変位させて前記カートリッジを移動させるように、対向する両方向に回転可能である、請求項1記載の切削工具。
  5. 前記円筒形本体部材が、ばね輪及びフランジによって前記穴に対して軸方向に固定された関係で保持される、請求項4記載の切削工具。
  6. 前記スロットが前記装置の回転を制限する寸法を有する、請求項4記載の切削工具。
  7. 少なくとも1つのポケット及び該ポケットと連通する穴を有するカッター本体と、
    前記ポケット内の、切削インサートを支持するカートリッジと、
    前記穴内で軸方向に固定された関係で支持される円筒形本体部材であって、そこから延出する偏心突起を有し、該突起が前記カートリッジに係合し、該円筒形本体部材が、前記突起を変位させて前記カートリッジを対向する両方向に移動させるように、対向する両方向に変位可能である、円筒形本体部材と、
    を含む切削工具。
  8. 前記スロットが前記装置の変位を制限する寸法を有する、請求項7記載の切削工具。
  9. 前記スロットが前記装置の変位を約180度に制限する寸法を有する、請求項7記載の切削工具。
  10. 前記円筒形本体部材が、該円筒形本体部材によって前記穴の第1の端部において支持されたばね輪と、該円筒形本体部材によって前記穴の第2の端部において支持されたフランジとによって、前記穴に対して軸方向に固定された関係で保持される、請求項7記載の切削工具。
  11. 前記カートリッジが、前記フランジを受容するための凹部を更に有する、請求項10記載の切削工具。
  12. 少なくとも1つのポケット及び該ポケットと連通する穴を有するカッター本体と、
    前記ポケット内の切削インサートカートリッジと、
    前記ポケット内の前記カートリッジをクランプする、前記ポケット内のクランプウェッジと、
    前記穴内で軸方向に固定された関係にある円筒形本体部材であって、該円筒形本体部材は偏心突起が延出する端部を有し、該突起は前記カートリッジの後面のスロットに係合し、該円筒形本体部材は、前記スロット内で前記突起を変位させて前記カートリッジを横方向の対向する両方向に移動させるように、対向する両方向に回転可能である、円筒形本体部材と、
    を含む切削工具。
  13. 前記スロットが前記装置の回転を制限する寸法を有する、請求項12記載の切削工具。
  14. 前記ポケット内における前記円筒形本体部材の位置が固定され、前記カートリッジ及び前記スロットが、前記装置の回転を約180度に制限するように構成され且つ制限する寸法を有する、請求項12記載の切削工具。
  15. 前記円筒形本体部材が、該円筒形本体部材によって前記穴の第1の端部において支持されたばね輪と、該円筒形本体部材によって前記穴の第2の端部において支持されたフランジとによって、前記穴内で軸方向に固定された関係で保持される、請求項12記載の切削工具。
  16. 前記カートリッジの後面が、前記フランジを受容するための凹部を更に有する、請求項15記載の切削工具。
  17. 前記円筒形本体部材が、前記偏心突起が延出する端部とは反対側に工具係合端部を有する、請求項13記載の切削工具。
  18. 前記カートリッジの下部と前記ポケットとの間に間隙が設けられる、請求項12記載の切削工具。
  19. 前記カートリッジの下部と前記クランプウェッジとの間に間隙が設けられる、請求項12記載の切削工具。
  20. 切削工具であって、
    切削インサートカートリッジアセンブリを受容するように構成された少なくとも1つのポケットを有するカッター本体を含み、前記少なくとも1つのポケットは前方壁、後方壁及び底部壁を有し、該底部壁は前記前方壁と前記後方壁との間に延在すると共に前記前方壁に対して90度より大きい角度で配置され且つ前記後方壁に対して90度より小さい角度で配置され、
    前記インサートカートリッジアセンブリは、カートリッジ及びクランプウェッジを含み、該カートリッジは前面、後面及び底面と、切削インサートを受容するインサートポケットとを有し、前記底面は前記ポケットの前記底部壁に対応する形状であり、前記後面は前記ポケットの前記後方壁に対応する形状であり、
    前記クランプウェッジはダブテール形であると共に前方ウェッジ面及び後方ウェッジ面を含み、前記前方ウェッジ面は前記カートリッジポケットの前記前方壁に当接し、前記後方ウェッジ面は前記カートリッジの前記前面に当接し、前記クランプウェッジは、前記カートリッジが前記カートリッジポケットから径方向に移動するのを防止する一助となる、
    切削工具。
  21. 前記カートリッジの幅が前記カッター本体の幅より小さい、請求項20記載の切削工具。
  22. 前記カートリッジが前記カッター本体の幅と等しい、請求項21記載の切削工具。
  23. 前記ポケットが、固定具を受容するためのねじ穴を含み、前記固定具が前記ウェッジと連通することにより、前記固定具の回転によって前記ウェッジが前記カートリッジポケットの前記前方壁に沿ってクランプ位置とクランプ解除位置との間で移動され得る、請求項20記載の切削工具。
  24. 前記カートリッジが、前記カートリッジの前面の角度と前記カートリッジの後面の角度との合計であるカートリッジ角αを含む、請求項23記載の切削工具。
  25. 前記カートリッジの前面が0度〜20度の範囲内の角度βである、請求項24記載の切削工具。
  26. 前記カートリッジの後面が5度〜45度の範囲内の角度γである、請求項24記載の切削工具。
  27. 前記得られるカートリッジ角αが5度〜65度の範囲内である、請求項24記載の切削工具。
  28. 前記カートリッジポケットの前記後方壁と前記底部壁とが鋭角δを成す、請求項20記載の切削工具。
  29. 前記角度δが45度〜89度の範囲内である、請求項28記載の切削工具。
  30. 前記カートリッジの前記前面と前記後方ウェッジ面の径方向内側部分との間に間隙が形成される、請求項29記載の切削工具。
  31. 前記固定具の中心軸S1が前記カッター本体の中心軸Cに関して径方向に配向されない、請求項30記載の切削工具。
  32. 前記中心軸S1が、前記前方ウェッジ面によって構成される平面に対して平行である、請求項31記載の切削工具。
  33. 前記カートリッジの前記前面が、前記中心軸S1及び前記前方ウェッジ面によって構成される前記平面に対して鋭角εを成す、請求項32記載の切削工具。
  34. 前記角度εが5度〜65度の範囲内である、請求項14記載の切削工具。
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