JP2005530116A - 密封蓋 - Google Patents
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Abstract
密封蓋は、硬質構成部分によって構成される挿入部分(2)を有し、挿入部分(2)は中央領域(10)を有し、中央領域は密封蓋の組立て状態において蓋部分(1)の弾性対向領域(20)に突き当たり、これによって蓋部分(1)および挿入部分(2)は組立て状態において互いにロッキング可能である。
Description
本発明は、キャリアプレート特に自動車のボディにおける開口部を密閉するための、請求項1の上位概念に記載の、鉢状に形成された蓋部分および挿入部分を有する2つの合成物質製構成部分から成る密封蓋に関する。
現況技術として、特にボトル開口部を密封するために使用される、請求項1および4の上位概念に記載の特徴を有するこの種の密封蓋が既に知られている(US−A−3430777)。これは、相応の構造的形状、すなわち蓋部分に貫入される中間栓部分を有する長いコルク栓状の部品を有する。
別の現況技術として、ボトル密封部として計画され、単に1つの材料構成部分から成る密封蓋がある(US―A−3244308)。この外周部は圧力下でボトルのネックの内周部に当接する。
さらに別の現況技術として、開口部の内部で流体のレベルを測定するための装置がある(US―A−3923195)。
そのほかに、2つの合成物質製構成部分から成る密封蓋が既に知られている(DE19546160A1)。この場合は、蓋部分は硬質材料から成る中核構成部分によって構成され、一方蓋部分に結合される密閉部分は軟質材料から成る外側構成部分によって作られている。この密閉部分は少なくとも外周縁においてキャリアプレートと貼り付け可能である。
そのほかに、2つの合成物質製構成部分から成る密封蓋が既に知られている(DE19546160A1)。この場合は、蓋部分は硬質材料から成る中核構成部分によって構成され、一方蓋部分に結合される密閉部分は軟質材料から成る外側構成部分によって作られている。この密閉部分は少なくとも外周縁においてキャリアプレートと貼り付け可能である。
そのほかに、現況技術として、キャリアプレートにおける開口部を密閉するための密封蓋が挙げられる(DE4327945A1)。この場合は、中核構成部分は硬質材料によって構成され、軟質材料によって構成されるシェル構成部分がこの中核構成部分を取り囲んでいる。このシェル構成部分は外周縁においてキャリアプレートと貼り付け可能である。
これに対して、上述の本発明の課題は、貼り付けプロセスを適用することなくもっと簡単な組立てによってキャリアプレートの開口部の密閉を保証する、請求項1の上位概念に述べた形式の、特に自動車のボディに適用するための密封蓋を作り出すことである。
この課題は、請求項1の特徴記載部分によって解決される。中間リングの戻り止め領域が、予備組立てならびに最終組立てのために、挿入部分のカラーの周囲において相前後して並ぶ2つの対向戻り止めの中に入り込むことができることによって、本発明による蓋部分を使用する場合に取り扱いが容易になり、これは特に自動車部品供給業界にとって大きなコスト節減上の利点となる。
有利な発展形態は従属請求項に記載されている。
本発明を、図面に示す実施例を参照してさらに詳しく以下に説明する。
本発明を、図面に示す実施例を参照してさらに詳しく以下に説明する。
図1には、2つの合成物質製構成部分から成る本発明による密封蓋が示されている。この密封蓋は、キャリアプレート35、特に自動車のボディにおける例えば図5および6に示す開口部38を密閉する働きをする。
密封蓋は、鉢状に形成された蓋部分1および挿入部分2によって構成されている。挿入部分2は硬質構成部分によって作られ、中央領域10を有し、この中央領域10は密封蓋の組立て状態において蓋部分10の弾性対向領域20の形をなすプレート15に突き当たる。
蓋部分1の弾性対向領域20は、薄い円錐部片18を通じて蓋部分1のカラー21と結合している。
図1からはさらに、挿入部分2に関して中央領域10が中空シリンダ12として形成されていることがわかる。この中空シリンダ12は挿入部分2の密閉プレート14と結合されている。
図1からはさらに、挿入部分2に関して中央領域10が中空シリンダ12として形成されていることがわかる。この中空シリンダ12は挿入部分2の密閉プレート14と結合されている。
挿入部分2の密閉プレート14と中空シリンダ12との間には、特定数のカットアウト16が周囲に沿って配置されている。
蓋部分1のカラー21は、中間リング22を通じて密閉領域25の中に移行しており、密閉領域25は密封蓋の組立て状態において開口部38の領域においてキャリアプレート35に突き当たる。
蓋部分1のカラー21は、中間リング22を通じて密閉領域25の中に移行しており、密閉領域25は密封蓋の組立て状態において開口部38の領域においてキャリアプレート35に突き当たる。
さらに、特に図1および3から、中間リング22が戻り止め領域30を有し、この戻り止め領域30は例えば周囲に沿って配置された特定数の戻り止め歯30’から成ることがわかる。蓋部分1のカラー21はさらに内側に、周囲に沿って配置された特定数のステム65を有する。
挿入部分2は、相前後して並ぶ2つの対向戻り止め31および32を備えたカラー40を有する。
予備組立てのために、図5によれば挿入部分2は、蓋部分1の戻り止め30が挿入部分2の対向戻り止め31の中に入り込むまで、矢印の方向Iに蓋部分1の中に押圧される(図5および6によれば戻り止め30は周回するリングによって構成されている)。この状態では、両ユニット1および2から構成される密封蓋をキャリアプレート35の開口部38の中に挿入することが可能である。この挿入の後に、図6によれば挿入部分2は再度、戻り止め32が蓋部分1の戻り止め30の中に入り込むまで、矢印の方向Iに蓋部分1の中に押圧される。この動きによって、中空シリンダ12はプレート15を押圧し、弾性円錐形中間領域18の結果としてプレート15を矢印IIの方向に動かす。これによって、弾性蓋部分1のカラー21は変形し、こうしてキャリアプレート35の開口部38の隣接領域は突き当てられ、これにより、この開口部38の密閉を保証する。
予備組立てのために、図5によれば挿入部分2は、蓋部分1の戻り止め30が挿入部分2の対向戻り止め31の中に入り込むまで、矢印の方向Iに蓋部分1の中に押圧される(図5および6によれば戻り止め30は周回するリングによって構成されている)。この状態では、両ユニット1および2から構成される密封蓋をキャリアプレート35の開口部38の中に挿入することが可能である。この挿入の後に、図6によれば挿入部分2は再度、戻り止め32が蓋部分1の戻り止め30の中に入り込むまで、矢印の方向Iに蓋部分1の中に押圧される。この動きによって、中空シリンダ12はプレート15を押圧し、弾性円錐形中間領域18の結果としてプレート15を矢印IIの方向に動かす。これによって、弾性蓋部分1のカラー21は変形し、こうしてキャリアプレート35の開口部38の隣接領域は突き当てられ、これにより、この開口部38の密閉を保証する。
挿入部分2の密閉プレート14はカラー40の先に突出しており、この場合、図6による組立て状態において、この密閉プレート14は蓋部分1の対応する凹部50の中に入り込む。
図7による実施形態における可能性は、中空シリンダ12は戻り止め51を有し、戻り止め51は、栓60の相前後して並ぶ2つの対向戻り止め53および55の中に入り込むことができることである。この栓60は、蓋部分1のプレート15上にある。やはりまた、2つの位置すなわち予備組立ておよび最終組立てを図5および6による表示と類似であると捉えることができる。
蓋部分1と挿入部分2から構成される密封蓋の構造的に簡単な形状によって、さまざまな実施可能性において簡単な方法でキャリアプレート35における開口部38の密閉部が作り出され、この場合、先ず予備組立てにおいてユニット全体を開口部38の中に導入することができ、次に最終組立てにおいてこれを申し分なく機能確実に密封する。
Claims (14)
- キャリアプレート(35)特に自動車のボディにおける開口部(38)を密閉するための、鉢状に形成された蓋部分(1)および挿入部分(2)を有する2つの合成物質製構成部分から成る密封蓋であって、
硬質構成部分によって構成される挿入部分(2)が中央領域(10、10’)を有し、この中央領域が密封蓋の組立て状態において蓋部分(1)の弾性対向領域(20)に突き当たること、および
蓋部分(1)と挿入部分(2)が組立て状態においてロッキング可能であること
を特徴とする密封蓋。 - 蓋部分(1)の弾性対向領域(20)が、挿入部分(2)の中央領域(10、10’)に対向するプレート(15)を有し、このプレートは薄い円錐部片(18)を通じて蓋部分(1)のカラー(21)に連結されることを特徴とする、請求項1に記載の密封蓋。
- 挿入部分(2)の中央領域(10)が中空シリンダ(12)として形成されていることを特徴とする、請求項1または2に記載の密封蓋。
- 中空シリンダ(12)が挿入部分(2)の密封プレート(14)に連結されていることを特徴とする、請求項3に記載の密封蓋。
- 挿入部分(2)の密封プレート(14)と中空シリンダ(12)との間にカットアウト(16)が配置されていることを特徴とする、請求項4に記載の密封蓋。
- 蓋部分(1)のカラー(21)が中間リング(22)を通じて密閉領域(25)中に移行しており、この密閉領域(25)が密封蓋の組立て状態で開口部の領域内でキャリアプレートに突き当たることを特徴とする、請求項2に記載の密封蓋。
- 中間リング(22)が戻り止め領域(30、30’、30”)を有し、戻り止め領域が挿入部分(2)の対向戻り止め(31、32、31’)の中に入り込むことができることを特徴とする、請求項6に記載の密封蓋。
- 挿入部分(2)の蓋部分(1)への予備組立てのために、挿入部分(2)のカラー(40)前部領域に、第1対向戻り止め(31)が配置されていることを特徴とする、請求項7に記載の密封蓋。
- 挿入部分(2)の蓋部分(1)への最終組立てのために、挿入部分(2)のカラー(40)における第1対向戻り止め(31)の背後に、第2対向戻り止め(32)が配置されていることを特徴とする、請求項7および8に記載の密封蓋。
- 挿入部分(2)の密閉プレート(14)がカラー(40)の先に突出しており、組立て状態において密閉プレート(14)が蓋部分(1)の凹部(50)の中に入り込むことができることを特徴とする、上記請求項のいずれか一項に記載の密封蓋。
- 中空シリンダ(12)が戻り止め(51)を有し、戻り止めが、予備組立てまたは最終組立てのために、蓋部分(1)のプレート(15)における栓(60)の相前後して並ぶ2つの対向戻り止め(53、55)の中に入り込むことができることを特徴とする、請求項3に記載の密封蓋。
- 戻り止め領域(30)が、周囲に沿って配置された特定数の戻り止め歯(30’)から成ることを特徴とする、請求項7に記載の密封蓋。
- 蓋部分(1)のカラー(21)が、内側に周囲に沿って配置された特定数のステム(65)を有することを特徴とする、請求項6に記載の密封蓋。
- 挿入部分(2)の中央領域(10)が薄い個所(66)を通じて環状に取り巻く対向戻り止め(30’)と結合され、対向戻り止め(30’)が蓋部分(1)の戻り止め領域(30”)の中に入り込むことを特徴とする、請求項1に記載の密封蓋。
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