JP2005529470A - 補強移行部分を有する一体形雌電気接触端子 - Google Patents
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Abstract
本発明は、導電性金属の単一板から得られる雌電気接触端子に関し、この雌電気接触端子は、
−電気線(1)との圧着接続を可能にする後部部分(2)と、
−底部(51)と上部と2つの側部(43、43’)とからなるケージ4aを備える前部部分(4)と、
−相補的雄接触端子との接触を保証する少なくとも1つのストリップ(45、45’)と、
−前部部分を後部部分に結合する移行部分(3)と、
−移行部分を少なくとも横切る延長脚(46)と、を備える。
−電気線(1)との圧着接続を可能にする後部部分(2)と、
−底部(51)と上部と2つの側部(43、43’)とからなるケージ4aを備える前部部分(4)と、
−相補的雄接触端子との接触を保証する少なくとも1つのストリップ(45、45’)と、
−前部部分を後部部分に結合する移行部分(3)と、
−移行部分を少なくとも横切る延長脚(46)と、を備える。
Description
本発明は、相補的な雄接触端子を受け入れるように意図された、打ち抜かれ曲げられた板金から一体に形成された雌電気接触端子に関する。
本発明は、電気および電子コネクタの分野、特に自動車業界用のコネクタの分野で利用される。
コネクタの分野では、ますますより安価なコネクタを作るために努力がなされている。このため、一方では可能な最小量の材料を必要とし、他方では可能な最も簡単な製作を必要とするコネクタを設計するために努力がなされている。これらの要求を満たすために、金属フォイルと呼ばれる板金または導電性金属の単一板から一体に、雌または雄のコネクタまたは接触端子を製造することが知られている。この単一板は、所望のコネクタを形成するように打ち抜かれて曲げられる。
特に、ケージ(cage)型の雌電気接触端子が製造される。そのような接触端子は、相補的雄接触端子に固定された他の電気線と接続するための電気線が圧着で固定される後部部分からなる。また、この雌接触端子は、雄接触端子を受け入れるためのものであるケージ形状の前部部分と、前部部分を後部部分に結合する移行部分とからなる。
そのような雌接触端子は、特許文献1に記載されている。この接触端子のケージは、底部分と2つの側部(または横壁)と上部部分とが打ち抜かれ成形された金属板からなっている。上部部分は、左右に配置された2つの部分からなっている。接触ストリップを形成するように側部にはタブが打ち抜かれ曲げられる。この接触ストリップによって、雌端子と相補的雄端子との間に電気接触が行われる。この雌接触端子では、各要素は「単一の壁」として形成される。すなわち、接触端子の各側部は、金属のただ1つの厚さのみからなる。特に、ケージの側部の各々は、開口とこの開口を横切って配置された電気接触ストリップとを備えたただ1つの壁からなっている。上部部分は、並んで位置付けされた2つの部分からなっている。単一の壁として形成されているために、この接触端子のケージは、特に製造中に接触端子をハンドリングしたときに、つぶれの危険が大いにある。さらに、単一壁としてのこの構造によって、接触端子は、狭い場所で、特に切断線の交差領域で、非常に壊れやすくなる。実際、小さな厚さの板金の打抜き、成形および曲げのために、切断線の交点は、壁に作用する横方向機械力の効果またはこの壁に平行な効果を受けてせん断および/または裂けることがある。この危険は、電気線を圧着する後部部分と接触端子の前部部分のケージとの間の移行部のような、薄い区間で特に高い。
経済的な理由のために、製造者が接点製造のコストを削減する狙いで板金の厚さを減少したとき、この欠点は特に顕著になる。
この問題を解決するために、本出願人は、ケージの側部が移行部に近い部分に延長されているケージ型の雌電気接触端子を発明した。そのような接触端子は、本出願人による特許文献2に記載されている。
この特許文献2に記載されている接触端子は、電気線が圧着される後部部分と、相補的雄コネクタを受け入れるためのものであるケージ形状の前部部分と、前部部分を後部部分に結合する移行部分とを備える。この接触端子のケージは、底部と、並んで配置された2つの部分で形成された上部と、開口及び湾曲部を備えた2つの側部とを備え、該湾曲部は、雄接点が雌接触端子中に差し込まれたときの雄接点のために肩を形成する。
この雌接触端子では、各側部は、矩形形状の枝として移行部分の始端部まで延びている。ケージの側部のこの延長で、移行部分とケージ自体との間に補強物を生じさせることが可能になり、この補強物は、ケージと移行部との間の交差線の領域に位置した接合台形と呼ばれるこの部分を堅くする。言い換えると、ケージの切断線と移行部分の始端部との交差部は、(圧着部の後ろの部分に隣接する移行部分の端と異なって、)ケージの側部を延長するこの枝によって強化される。
しかし、この補強で、移行部分自体を強化することはできない。それどころか、移行部分の始端部が強化されるので、後部部分の近くに位置する移行部分の終端部は、ますます壊れやすくなる。したがって、機械的力について言えば、先程述べたばかりの接触端子は、移行部の始端部でせん断したり裂けたりする危険がほとんどない。というのは、そこが補強されているからである。それに比べて、この剛性のために、移行部分の残りの部分、特に後部部分の近くに脆さが生じる。
特許文献2に記載される接触端子は、その上、上部を形成する部分の延長部に打ち抜かれ、かつケージの内部に曲げ込まれて接触タブを形成する2つのタブを備える。これらのタブの各々は、横壁の第2の厚さを構成し、この第2の厚さがケージの側部を堅くしている。
しかし、上部を形成する部分からこの接触ストリップを生じさせるには、上部を形成する部分の各々に切込みが存在することが必要である。これによって、この接触端子の上部は、特に上部の前部部分、すなわち、雄接点中に最初に差し込まれる部分で壊れやすくなる。雌端子および雄端子の操作が悪い場合、雌端子の上部がつぶれることがある。
欧州特許出願公開第0959,531号明細書
欧州特許出願公開第0812,034号明細書
本発明は、上述の電気接触端子の欠点を改善するというまさにその目的を有する。このため、本発明は、一部品で作られた雌電気接触端子を提案し、この雌電気接触端子では、接触ケージの上部を形成する部分の少なくとも1つが、移行部分全体を横切る脚として延びる。その上、ケージの側部は二重壁とされ、接触ストリップが各側部の第2の厚さを形成する。
より正確には、本発明は、導電性金属の単一板から得られる雌電気接触端子に関し、この雌電気接触端子は、
−電気線との圧着接続を可能にする後部部分と、
−底部と上部と2つの側部とを備えるケージ4aからなる前部部分と、
−相補的雄接触端子との接触を保証する少なくとも1つのストリップと、
−前部部分を後部部分に結合する移行部分と、を備え、
上部が移行部を横切る少なくとも1つの延長脚を有することを特徴とする。
−電気線との圧着接続を可能にする後部部分と、
−底部と上部と2つの側部とを備えるケージ4aからなる前部部分と、
−相補的雄接触端子との接触を保証する少なくとも1つのストリップと、
−前部部分を後部部分に結合する移行部分と、を備え、
上部が移行部を横切る少なくとも1つの延長脚を有することを特徴とする。
図1は、本発明による雌電気接触端子の上からの概観図である。図1では、上から見た接触端子は、導電性の線1のまわりに圧着するように準備が完了したものとして示されている。
本発明の雌接触端子は、従来技術の雌接触端子のそれと全く同じ寸法および外形を有する。このようにして、雌接触端子は、当業者によく知られている従来の雄接触端子に挿入することができる。したがって、本発明の雌接触端子に対して相補的な雄接触端子は、ここで説明しない。
本発明の雌接触端子は、後部部分2と、前部部分4と、前部部分4を後部部分2に結合する移行部分3と、を備える。
後部部分2は、本発明の雌接触端子に対して相補的な雄接触端子に圧着された別の電気線に接続されるためのものである電気線1を受け入れる。この後部部分2は、圧着部分を形成する相補的な形状の2つの横壁21および22だけでなく底部23も備える。これらの壁21および22は、図1では開いているものとして、すなわち、接触端子を形成する板金を曲げた後であるが、電気線1を圧着する前に見られる位置にあるものとして示されている。電気線1を接触端子の定位置に保持するために、これらの壁21および22は、曲げ戻され、電気線1の絶縁物のまわりに圧着される。したがって、電気線1は接触端子中に圧着されると言える。
後部部分2は、線1の導電性部分の圧着部材を形成する2つの他の壁31および32を備える。
接触端子の前部部分4は、ケージ4aと、ケージ4aと移行部分3との間に位置する接合台形と呼ばれる接合部4bと、を備える。ケージ4aは、基本的に平坦面を形成するように一緒に組み立てられた2つの部分41および42から形成された上部を備える。本発明の好ましい実施例では、2つの部分41および42は、一方を他方に嵌め込んで、ケージ4aの上部を堅くする。例えば、上部の部分42は、ほぞを形成する突出部を有することができ、そして上部の部分41はほぞ穴を形成する切込みを有することができ、このほぞ穴が部分42のほぞを収容する。
図1に示すように、上部の部分41は、移行部分3全体を横切る延長脚46によって延長されている。図1に示す実施例では、延長脚46は、接触端子の後部部分2の近くの移行部分の後方で終わる。他の実施例では、延長脚46は移行部分3を完全に横切り、後部部分2で終わっている。この場合、延長脚は、線1の導電性部分の圧着部分31および32の間に位置付けすることができる。
図1の実施例では、上部の部分41だけが後部部分2に延びている。上部の部分42は、移行部分3の始端部の接合台形4bで、タブ47によって終端している。この接合台形4bは、接触端子のケージ4aと移行部分3との間の接合部を構成する。接合台形4bは、一方では前部部分4の底部によって形成され、また他方で2つの上部部分41および42によって形成されている。したがって、接合台形は、二重壁であり、これによって、接触端子のこの部分を堅くすることが可能になっている。
本発明の変形例では、ケージ4aの上部の各部分41および42が延長脚46を備える。このようにして、2つの延長脚は、好ましくは、互いに対称的であり、かつ同じ長さである。
後部部分2は、底部33と2つの横壁31および32とを備える。これらの壁31および32は、図1では、移行部分を横切る延長脚46を示すために開いているように示されている。すなわち、底部33の方に曲げ戻されていない。板金が完全に成形されるとき、これらの壁31および32は、底部33の方に曲げ戻され、そして壁31は、線またはケーブル1の剥がされた導電性縒り線だけでなく、上部の部分41の延長脚46も取り囲む。この場合、上部の各部分41および42が延長脚を有する場合、各壁31および32は延長脚の1つを取り囲む。
図2は、本発明による雌接触端子を形成するために曲げられる、打ち抜かれた板金または板金の板または導電性金属の板を示す。特に、図2では、接触端子の前部部分を形成するために板金に行われた打抜き加工が明らかである。留意すべきことであるが、接触端子の移行部分および後部部分は、特許文献2に記載されたコネクタのものと全く同じである。この移行部分およびこの後部部分を形成するための板金の打抜き加工は、従来技術に示されるものと全く同じである。したがって、その説明は、参照文献を組み込むことによってこの明細書に含まれる。
このように、打ち抜かれた板金は、底部51と、側部50および50’と、2つの上部部分41および42とを備える。本発明をより適切に理解するために、接触端子が成形されるときに板金が曲げられる場所を鎖線で示す。
底部51は、接触端子の前部部分を形成するためのものである部分が僅かに切り取られた長方形の形をしている。図を簡略化するために、底部51は、接触端子の前部部分を形成するためのものである部分だけが示されている。この底部51は、補強タブ52を形成するために前部においてただ1つの打抜き加工を含む。このタブは、その幅が長さのほぼ3倍であり、板金の曲げ加工中に、接触端子の縁部に補強物を生成しかつ雄接触端子と雌接触端子とが互いに挿入されるときの雄接触端子の挿入を容易にするために、ケージ4aの内側の方に15から20度の角度で曲げ戻される。
底部51の各側に、側部43または43’が配置されている。2つの側部43および43’は、互いに全く同じである。そのために、ここでは側部43だけを説明する。この側部43は、この端子を収容する接続ボックスのソケットの中で端子のロックピンを受け入れるための開口44を有する。
開口44の打抜き加工中、開口の3つの辺だけが打ち抜かれ、後部タブ45に一番近い辺である開口の後ろの辺は打ち抜かれない。そして、開口の内側に曲げ戻された板金の部分は、接触ピンの収容ケージの軸線の方に曲がった後の接触ストリップ45に予め張力をかけるために、または、このストリップの止め具を構成して余りにも大きすぎる断面のピンが差し込まれた場合またはピンが斜めに差し込まれた場合にストリップの変形を制限するために、使用することができる。この止め具は、1つまたは複数の曲げにより、ケージの内部でケージの後部に向かって板金の打ち抜かれた部分を曲げ戻すことによって形成されることができる。雄ピンが雌端子に挿入されるとき、この止め具は安全機能を構成する。
側部43は、さらに、後部タブと呼ばれる第1のタブ45を含む。この後部タブ45は、開口44と接触端子の後部との間の板金に打ち抜かれる。板金の曲げ加工中に、後部タブ45は、ほぼ180度の角度で、後部から前部の方にケージ4aの内側に向かって曲げられる。このタブ45は、本発明の接触端子の接触ストリップを形成する。また、タブ45は、側部43の二重壁を形成する。その上、この後部タブ45は、開口44に沿ってケージ4aの内側に配置される。
接触端子の側部43に打ち抜かれ成形される接触ストリップのそのような実施例によって、従来技術よりも狭いがより堅い接触ストリップを得ることが可能になる。というのは、接触ストリップが側部の二重壁を構成するからである。
より優れた電気接触のために、相補的なピンとの接触の肩53を形成するようなやり方で、タブ45は、成形されるときに曲げ戻されることができる。
側部43は、後部タブ45に関して開孔44の他方の側に位置する、前部タブと呼ばれる第2のタブ50を含む。板金が成形されるとき、この前部タブ50は、180度よりもかなり小さな角度、例えば160度で、前部から後部の方にケージ4aの内側に向かって曲げられる。この前部タブ50は、後部タブ45の半分程度の、後部タブ45の長さよりも小さな長さを有する。前部タブ50は、後部タブ45の端部が前部タブ50の支えになるようなやり方で、後部タブ45の上に曲げられる。相補的なピンとの接触部の領域でストリップ45および45’の間に正確な値の隙間を与えるために、ストリップに予め張力をかけ、かつ挿入中にピンを案内するために、前部タブ50は、タブ45で形成される接触ストリップのフレキシブルな支持を保証する。
タブ50および45の端部は直角に、すなわち前記タブの表面に対して垂直に打ち抜くことができ、または代わりに、これら2つのタブの重なりを調整するために斜角で打ち抜くことができる。
側部43’は側部43と全く同じである。側部43’は、側部43と同じ要素、すなわち開口44’と後部タブ45’と前部タブ50’とを備え、それらの曲がりおよび役割は、側部43について述べたものと全く同じである。本発明は、単一ストリップ45を備えた接点に応用することができる。
各側部43および43’は、上部部分41または42に隣接している。より正確には、図2のように、側部43は上部部分42に隣接し、側部43’は上部部分41に隣接している。上で説明したように、板金が折り重ねられた後で、部分41および42は、雌接触端子の前部部分4の上部を形成するように並んで配置され、かつ組み立てられている。
本発明の好ましい実施例では、部分41および42は相補的な形状を有し、この相補的な形状によって、上部を堅くするために、一方が他方にぴったりはまることができる。例えば、上部の部分の一方の自由な側(側壁に隣接した側と反対側)は、ほぞを形成するように打ち抜かれ、上部の他方の部分の自由な部分は、ほぞ穴を形成するように打ち抜かれる。上部の2つの部分の自由な部分は、互いに相補的であるジグザグを形成するように打ち抜くこともできる。
図2の例では、上部の部分41の自由な側は、ほぞ穴48を形成する打抜き部を含み、そして上部の部分42の自由な側は、板金の曲げ加工中にほぞ穴48にぴったり入るほぞ49を形成する突出部を含む。
図2の実施例では、上部部分41は延長脚46を含み、この延長脚は、板金を曲げた後で、前部部分の底部51の方に向かって曲げ戻される。より正確には、板金の曲げ加工中に、延長脚46を1回目にケージ4aと接合台形4bとの間の境で曲げ、それから、2回目に接合台形4bおよび移行部分3で曲げることができる。この2回目の曲げ加工後に、延長脚46は移行部分3の底部33に沿って位置している。
本発明の実施例では、延長脚46は、後部部分2の内側まで延ばし、導電性の線の圧着部中に収容することができる。
ほぞ穴48と延長脚46との間に位置する板金の挿入部54は、基本的に、底部51に対して平行な直線部分と、この部分54を接合台形4bにはめ込むことができるようにする傾斜部分とを有した、延長脚で終端する直角三角形の形を有する。
上部の部分42は、挿入部54に対称な挿入部47で終わる。
上で説明したように、上部部分42はまた、部分41の延長脚46に対称な延長脚からなることがある。この延長脚は、延長脚46と同じ特徴を有することができる。
図3は、板金成形中の本発明の接触端子を示す。図3では、接触端子は、図1の見方に対して90度回転された見方での概観図で示されている。したがって、前部部分4の底部51は図3では見えない。対照的に、この図は、ケージ4aの内部を非常にはっきりと示している。したがって、この図は、本発明の接触端子の側部43’を、それの開口44’と後部タブ45’と曲げ戻された前部タブ50’と共に示す。この図3はまた、側部43’に対して直角に曲げられた上部部分41を、ケージ4aの内側の方に曲げられた挿入部54および端部55と共に示す。
また、この図3は、曲げの途中の前部部分4の他方の側部も示す。ここで、前部の方に曲げ戻された後部タブ45が、肩53を形成する曲がりと、後部タブ45の上に曲げ戻された前部タブ50と、接合台形に入るために曲げられた挿入部47と共に見られる。
この図3では、上部部分42は、上部の他方の部分41の方にまだ曲げられていない。この曲げ加工は、前部部分4が形成されるために行われる最終の曲げ加工である。
図4は、本発明の接触端子の前部部分の側面図を概観図で示す。この図は、板金が完全に成形されたときの接触端子を示す。ここで、開口44を有する側部43が見られ、前部タブ50で支えられた接触ストリップ45が、この開口44を横切るのが見える。また、この図は、上部の部分41および42の挿入部54および47の傾きはもちろんのこと、上部41/42および底部51のそれぞれの端部55および52の傾きも示す。また、この図4では、前部部分4の底部51の延長部に形成された接合台形4bおよびこの接合台形4bに配置された挿入部が見える。
ちょうど今説明したばかりの接触端子は、従来技術のその板金以下の寸法の板金で製造することができるという有利点を有し、その上、少なくとも1つの延長脚が導電性線の圧着部で受け取られるときに電流通過の断面だけでなく移行部の断面を増大させる、二重壁と上部の延長とによって堅くなる。実際、本発明では、最初の板金(打ち抜く前)は、最終接触端子の長さに等しい長さと、前記接触端子の1つの側部および底部の寸法の2倍に等しい幅とを有する比較的小型の形を有する。
さらに、板金に行われる打抜き加工は、未使用で、失われるか、またはリサイクルすることが必要とされる材料をほとんど生じさせない。延長脚または側部の二重壁のような補強物は、材料を追加することなく、板金で一体的に形成される。特に、移行部の二重壁を構成する延長脚は、従来技術では使用されなかった板金の部分で形成される。
1 電気線
2 後部部分
3 移行部分
4 前部部分
4a ケージ
41、42 上部の2つの部分
43、43’ 側部
45、45’ ストリップ(第1のタブ)
46 延長脚
48 ほぞ穴
49 ほぞ
50、50’ 第2のタブ
51 底部
2 後部部分
3 移行部分
4 前部部分
4a ケージ
41、42 上部の2つの部分
43、43’ 側部
45、45’ ストリップ(第1のタブ)
46 延長脚
48 ほぞ穴
49 ほぞ
50、50’ 第2のタブ
51 底部
Claims (9)
- 導電性金属の単一板から得られる雌電気接触端子であって、
電気線(1)との圧着接続を可能にする後部部分(2)と、
底部(51)と上部と2つの側部(43、43’)とを備えるケージ4aからなる前部部分(4)と、
相補的雄接触端子との接触を保証する少なくとも1つのストリップ(45、45’)と、
前記前部部分を前記後部部分に結合する移行部分(3)と、を備え、
前記上部が前記移行部を横切る少なくとも1つの延長脚(46)を有することを特徴とする雌電気接触端子。 - 請求項1に記載の接触端子において、
さらに、前記上部が2つの組み立てられた部分(41、42)を有し、前記部分の1つが少なくとも前記延長脚を含むことを特徴とする接触端子。 - 請求項2に記載の接触端子において、
さらに、前記上部の各部分が延長脚を含むことを特徴とする接触端子。 - 請求項2または3に記載の接触端子において、
さらに、前記延長脚が、前記移行部分を横切り、前記後部部分に入ることを特徴とする接触端子。 - 請求項2〜4のいずれかに記載の接触端子において、
さらに、前記上部の前記2つの部分が互いにはまり合うことを特徴とする接触端子。 - 請求項5に記載の接触端子において、
さらに、前記上部の前記部分の一方がほぞ(49)を形成し、前記上部の他方の部分がほぞ穴(48)を形成することを特徴とする接触端子。 - 請求項1〜6のいずれかに記載の接触端子において、
さらに、前記側部の各々が、前記後部から前記前部の方に前記ケージ(4a)の内側に向かって曲げ戻された第1のタブ(45、45’)を含むことを特徴とする接触端子。 - 請求項7に記載の接触端子において、
さらに、前記側部の各々が、前記前部から前記後部の方に前記ケージ4aの内側に向かって、前記第1のタブの上に曲げ戻された第2のタブ(50、50’)を含むことを特徴とする接触端子。 - 請求項1〜8のいずれかに記載の接触端子において、
さらに、少なくとも1つの延長脚が、前記電気線の圧着部材の間に延び、前記線と圧着されることを特徴とする接触端子。
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