JP2005526046A5 - - Google Patents

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本発明の化合物は、周知の化学的方法を用いて当業者により簡便に合成されうる。5'ヌクレオシド・一、二、三、及び四リン酸は、市販の原料から獲得されうるし、又は化学文献で見つかる様々なリン酸化反応を用いてヌクレオシドから合成されうる。そうして獲得されたヌクレオシド・一及び二リン酸は、カルボニルジイミダゾール、ジシクロヘキシルカルボジイミド、又は別の適切な活性試薬と反応しうるし、及び様々な求核試薬と共役して、リン酸の末端上に独特な置換基を据付けることを可能にする。ヌクレオシド・三リン酸を、ジシクロヘキシルカルボジイミドで活性化することは、活性化学種として環状のトリメタホスフェートを与え、該化学種は、求核試薬で開環される有利な環であり、三リン酸の末端(γ)リン酸上の置換基を与える。もし、環状トリメタホスフェートが、求核試薬としてリン酸を含む薬剤で開環されるなら、末端(δ)リン酸上の新規の部分を有するヌクレオシド5'四リン酸が生成される。或いは、これらと同じリン酸求核試薬は、前述の活性化ヌクレオシド・一及び二リン酸と反応して、本発明の範囲内に収まる二及び三リン酸を与える。
上記の構造(括弧中の上記化合物番号を伴う)からのより好ましい化合物は、
2'3'-O-メチレンベンジルβ-(シクロへキシル)UDP(5)、2'-フェニルカルバモイルβ-ベンジルUDP(14)、2'-(フェノキシ)ホルミルβ-プロピルUDP(15)、6-フェニル-フラノピリミジン・リボシドβ-(3-カルボキシフェニル)メチル・ジホスフェート(20)、4-チオベンジル・ピリミジン・リボシドβ-ベンジル・ジホスフェート(21)、2',3'-ジベンゾイルβ-プロピルUDP(29)、5-(3-メトキシフェニル)エテノシトシン2'-デオキシ-3'-フェニルカルバモイル・リボシドβ-プロピルジホスフェート(33)、N4-プロピル-2',3'-ジベンゾイルβ-ベンジルCDP(36)、2'3'-O-メチルレンベンジルβ-(2-メチルプロピルホスホノ)UDP(37)、2'-フェニルカルバモイルβ-(2-カルボキシエチルホスホノ)UDP(48)、N4-(4-フルオロフェニルカルバモイル)β-(o-メチルベンジルホスホノ)CDP(54)、2',3'-ジ(フェノキシ)ホルミルβ-(ペンチルホスホノ)UDP(61)、N4-プロピル-2',3'-ジベンゾイルβ-(2-カルボキシエチルホスホノ)CDP(72)、2'-デオキシγ-ベンジルUTP(77)、γ-(チオシクロヘキシル)UTP(79)、6-(3-メチルフェニル)-フラノピリミジン・リボシドδ-(2-ナフタレンメチル)テトラホスフェート(86)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-プロピルUTP(93)、5-(3-メチルフェニル)エテノシトシン2'3'-O-メチレンベンジル・リボシドδ-プロピルテトラホスフェート(105)、5-(3-メトキシフェニル)エテノシチジン・リボシドγ-(2-ナフタレンメチル)三リン酸(111)、N4-(ベンジルオキシホルミル)-2'-デオキシγ-ベンジルCTP(115)、N4,3'-ジベンゾイル-2'-デオキシγ-(2-ナフタルメチル)CTP(123)、5-(3-トリフルオロメチルフェニル)エテノシチジンγ-(1-ナフタレンメチルホスホノ)三リン酸(135)、4-チオプロピル・ピリミジン・リボシドγ-(4-アミノカルボキシブチルホスホノ)三リン酸(138)、2'3'-O-メチレンフェンエチルγ-(3,4-ジメチルフェニルホスホノ)UTP(147)、5-イオド-2'3'-O-メチレンブチルγ-(1-ナフタレンメチルホスホノ)UTP(157)、2',3'-ジベンゾイルδ-(4-エトキシフェニルホスホノ)ウリジン・テトラホスフェート(161)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-(2-ナフタレン)ATP(175)、2-チオプロピル-2'3'-O-メチレンベンジルγ-ベンジルATP(180)、2-チオメチル-N6-プロピル-2'3'-O-メチレンベンジルγ-(2-ナフタレン)ATP(183)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-アミノATP(192)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-(カルボキシメチルホスホノ)ATP(200)、2'3'-O-メチレンベンジルδ-(1-ナフタレン)アデノシン・テトラホスフェート(201)、2-チオプロピル-2'-デオキシ-3'-(3-トリフルオロメチルフェニル)カルバモイルγ-(4-メトキシフェニルホスホノ)ATP(212)を含み;以下の化合物、2'3'-O-メチレンベンジルβ-(シクロへキシル)UDP(5)、5-(3-メトキシフェニル)エテノシトシン2'-デオキシ-3'-フェニルカルバモイル・リボシドβ-プロピルジホスフェート(33)、2'3'-O-メチルレンベンジルβ-(2-メチルプロピルホスホノ)UDP(37)、2',3'-ジ(フェノキシ)ホルミルβ-(ペンチルホスホノ)UDP(61)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-(プロピル)UTP(93)、5-(3-メチルフェニル)エテノシトシン2'3'-O-メチレンベンジル・リボシドδ-プロピルテトラホスフェート(105)、5-(3-トリフルオロメチルフェニル)エテノシチジンγ-(1-ナフタレンメチルホスホノ)三リン酸(135)、2',3'-ジベンゾイルδ-(4-エトキシフェニルホスホノ)ウリジン・テトラホスフェート(161)、2-チオプロピル-2'3'-O-メチレンベンジルγ-ベンジルATP(180)、及び)、2'3'-O-メチレンベンジルδ-(1-ナフタレン)アデノシン・テトラホスフェート(201)が最も好ましい。
前記の実施例1〜6において示されるように、異なる求核試薬を、環状トリメタホスフェートを開環するために用い、γホスフェート上の独特の置換基を有する誘導体を与える。こうして、例えば、活性化された三リン酸を、2-ナフチルメチルアルコールと反応させて、構造91を与えるか、又はシクロヘキシルメチルアルコールと反応させて78を与える。或いは、(構造81及び82などの生成物を与える)窒素求核試薬、又は(79及び89などの生成物を与える)硫黄求核試薬が使われうる。しかし、別の選択は、ホスフェート求核試薬の使用であり、δ置換されたテトラホスフェート誘導体を与え、本発明の範囲内に収まる。このように、例えば、環状トリメタホスフェートを、2-ナフチルメチルリン酸で処理することは、構造76を産生し、一方ベンジルホスフェートは、構造85を産生する。しかし、別の選択は、ホスホン酸誘導体の求核試薬としての使用であり、再び、δ置換された四リン酸誘導体を与え、発明の範囲内に収まる(例えば構造131、132、及び133)。

Claims (17)

  1. 以下の式I:
    Figure 2005526046
    [式中、
    Aは、1000の最大分子量を有する共有結合置換基であり、そしてO1、SR1、NR12、及びCR123{基中、R1、R2、及びR3は、独立して水素、置換基若しくはヘテロ原子を伴うか若しくは伴わないアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ホスホネート、又はアシルチオアルキルであり;或いは一緒になって、置換基又はヘテロ原子を伴うか若しくは伴わない、シクロアルキル若しくはアリール環を形成する。但しOR1及びSR1は、OH又はSHではない。}からなる群から選ばれ、
    1、X2、及びX3は、独立して酸素、メチレン、モノクロロメチレン、ジクロロメチレン、モノフルオロメチレン、ジフルオロメチレン、又はイミドであり;
    1、T2、W、及びVは独立して酸素又は硫黄であり;
    m=0、1、又は2であり;
    n=0又は1であり;
    p=0、1、又は2であり;
    ここでm+n+pの合計は0〜5であり;
    M=H又は医薬として許容される無機又は有機の対イオンであり;
    D=O又はCH2であり;
    Bは、塩基の9-又は1-位を通してそれぞれそのフラノース又は炭素環の1'位に結合する以下の一般式IV及びVに記載されるプリン又はピリミジン残基であり、
    Y=H、OH、又はOR4であり;
    Z=H、OH、又はOR5であり;但しY及びZは両者ともHでなく;
    4及びR5は、以下の式IIに記載される炭素原子を通してフラノース又は炭素環の2'及び/又は3'の酸素に直接結合するか、又は以下の式IIIに記載される共通の炭素原子を通してフラノース又は炭素環の2'及び3'の2個の酸素に直接結合する残基であり、
    Figure 2005526046
    {式中、
    Oは、フラノース又は炭素環の対応する2'及び/又は3'の酸素であり;
    Cは炭素原子であり;
    6、R7、及びR8は、H、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、置換アラルキル、又は置換アリールであり、そして式IIに従い定義される部分はエーテルであり;或いは
    6及びR7は、H、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、置換アラルキル、又は置換アリールであり、そしてR8は、アルコキシ、シクロアルコキシ、アラルキルオキシ、アリールオキシ、置換アラルキルオキシ、又は置換アリールオキシであり、式IIに従い定義される部分は非環式のアセタール又はケタールであり;或いは
    6及びR7は、一緒になってCに二重結合する酸素又は硫黄であり、そしてR8は、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、置換アラルキル、又は置換アリールであり、そして式IIに従い定義される部分はエステル又はチオエステルであり;或いは、
    6及びR7は、一緒になってCに二重結合する酸素又は硫黄であり、そしてR8はアミノ又は1置換若しくは2置換アミノであり、ここで、置換基がアルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、置換アラルキル、又は置換アリールであり、そして式IIに記載される部分がカルバメート又はチオカルバメートであり;或いは、
    6及びR7 、一緒になってCに二重結合する酸素又は硫黄であり、そしてR8がアルコキシ、シクロアルコキシ、アラルキルオキシ、アリールオキシ、置換されたアラルキルオキシ、又は置換されたアリールオキシであり、そして式IIに従う部分はカルボネート又はチオカルボネートであり;或いは、
    8が存在せず、かつR6及びR7が、Cに一緒になって二重結合する酸素又は硫黄であり、そしてフラノースの2'及び3'の酸素両が、直接Cに結合して、環状カルボネート又はチオカルボネートを形成する};
    Figure 2005526046
    {式中、
    Oは、フラノース又は炭素環の2'及び3'の酸素であり;そしてフラノース又は炭素環の2'及び3'の酸素は、共通の炭素原子(C)により結合されて環状アセタール、環状ケタール、又は環状オルトエステルを形成し;
    環状アセタール及びケタールでは、R9及びR10は、独立して水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、置換アラルキル、置換アリールであり、又は一緒になって結合して3〜8の原子、好ましくは3〜6の原子で構成される単素環又は複素環を形成し;
    環状オルトエステルでは、R9は水素、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、置換アラルキル、又は置換アリールであり、R10は、アルキルオキシ、シクロアルキルオキシ、アラルキルオキシ、アリールオキシ、置換アラルキルオキシ、又は置換アリールオキシである}
    Figure 2005526046
    {式中、
    11及びR15は、ヒドロキシ、オキソ、アミノ、メルカプト、アルキルチオ、アルキルオキシ、アリールオキシ、アルキルアミノ、シクロアルキルアミノ、アラルキルアミノ、アリールアミノ、ジアラルキルアミノ、ジアリールアミノ、又はジアルキルアミノであり、ここで、アルキル基は場合により結合して複素環を形成し;或いは、
    プリンのC-6位又はピリミジンのC-4位からのアミノ残基を取り込むならば、R11及びR15はアシルアミノであり;或いは
    プリンのR11又はピリミジンのR15が、その最初の原子である窒素を有するとき、R11及びR12或いはR15及びR16は、一緒になって、5員環の融合イミダゾール環であって、場合により、上記R6-R10の様に、エテノ環上を、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、又はアリール部分で置換される環を形成し;或いは
    ピリミジンにおけるR15が、その最初の原子である酸素を有するとき、R15及びR17は、一緒になって5員環のジヒドロフラン環であって、場合により、上記R6-R10の様に、ジヒドロフラン環上を、アルキル、シクロアルキル、アラルキル、又は、アリール部分で置換される環を形成し;或いは
    Jは、炭素又は窒素であり、但し窒素であるときは、R13は存在せず;
    12は水素、Oであるか又は存在せず;
    16は、水素、又はアシルであり;
    13は、水素、アルキル、ブロモ、アジド、アルキルアミノ、アリールアミノ又はアラルキルアミノ、アルコキシ、アリールオキシ又はアルアラキロキシ、アルキルチオ、アリーチオ又はアラルキルチオ、又はω-E(C1-6アルキル)G-であり、ここでE及びGは独立してアミノ、メルカプト、ヒドロキシ、又はカルボキシルであり;
    14は、水素、塩素、アミノ、1置換アミノ、2置換アミノ、アルキルチオ、アリールチオ、又はアラルキルチオであり、ここで硫黄上の置換基は、未飽和を有するか又は有しない最大20までの炭素原子を含み;
    17は水素、メチル、アルキル、ハロ、アルキル、アルケニル、置換されたアルケニル、アルキニル、又は置換されたアルキニルである。}]で表される化合物、又は医薬として許容されるその塩。
  2. Aが、OR1、SR1 、及びCR123{基中、R1、R2、及びR3は、独立して水素、置換基若しくはヘテロ原子を伴うか若しくは伴わないアルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ホスホネート、又はアシルチオアルキルであり;或いは一緒になって、置換基又はヘテロ原子を伴うか若しくは伴わない、シクロアルキル若しくはアリール環を形成する。但しOR1及びSR1は、OH又はSHではない。}からなる群から選ばれ、
    1、X2、及びX3が、各々酸素であり;
    1、T2、W、及びVが、各々酸素であり;
    D=Oである、請求項1に記載の化合物。
  3. 式Iが、以下の式Ia:
    Figure 2005526046
    {式中、可変性の基は、請求項1において定義される。}
    に表される化合物である、請求項1に記載の化合物。
  4. Aが、OR1、SR1 、及びCR123{基中、R1、R2、及びR3は、独立して水素、アルキル、シクロアルキル、アリール、アリールアルキル、ホスホネート、又はアシルチオアルキルであり、但しOR1及びSR1は、OH又はSHではなく;場合によりC123は一緒になって、置換基又はヘテロ原子を伴うか若しくは伴わない環を形成する。}からなる群から選ばれ、
    1、X2、及びX3が、酸素、ジクロロメチレン、又はジフルオロメチレンであり;
    1、T2、W、及びVが、酸素であり;
    m+n+pの合計が、0〜4であり;
    Mが、ナトリウム塩であり;
    Dが、酸素であり;
    Y及びZが、両者ともOHである、請求項3に記載の化合物。
  5. 2'3'-O-メチレンベンジルβ-(シクロへキシル)UDP(5)、2'-フェニルカルバモイルβ-ベンジルUDP(14)、2'-(フェノキシ)ホルミルβ-プロピルUDP(15)、6-フェニル-フラノピリミジン・リボシドβ-(3-カルボキシフェニル)メチル・ジホスフェート(20)、4-チオベンジル・ピリミジン・リボシドβ-ベンジル・ジホスフェート(21)、2',3'-ジベンゾイルβ-プロピルUDP(29)、5-(3-メトキシフェニル)エテノシトシン2'-デオキシ-3'-フェニルカルバモイル・リボシドβ-プロピルジホスフェート(33)、N4-プロピル-2',3'-ジベンゾイルβ-ベンジルCDP(36)、2'3'-O-メチルレンベンジルβ-(2-メチルプロピルホスホノ)UDP(37)、2'-フェニルカルバモイルβ-(2-カルボキシエチルホスホノ)UDP(48)、N4-(4-フルオロフェニルカルバモイル)β-(o-メチルベンジルホスホノ)CDP(54)、2',3'-ジ(フェノキシ)ホルミルβ-(ペンチルホスホノ)UDP(61)、N4-プロピル-2',3'-ジベンゾイルβ-(2-カルボキシエチルホスホノ)CDP(72)、2'-デオキシγ-ベンジルUTP(77)、γ-(チオシクロヘキシル)UTP(79)、6-(3-メチルフェニル)-フラノピリミジン・リボシドδ-(2-ナフタレンメチル)テトラホスフェート(86)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-プロピルUTP(93)、5-(3-メチルフェニル)エテノシトシン2'3'-O-メチレンベンジル・リボシドδ-プロピルテトラホスフェート(105)、5-(3-メトキシフェニル)エテノシチジン・リボシドγ-(2-ナフタレンメチル)三リン酸(111)、N4-(ベンジルオキシホルミル)-2'-デオキシγ-ベンジルCTP(115)、N4,3'-ジベンゾイル-2'-デオキシγ-(2-ナフタルメチル)CTP(123)、5-(3-トリフルオロメチルフェニル)エテノシチジンγ-(1-ナフタレンメチルホスホノ)三リン酸(135)、4-チオプロピル・ピリミジン・リボシドγ-(4-アミノカルボキシブチルホスホノ)三リン酸(138)、2'3'-O-メチレンフェンエチルγ-(3,4-ジメチルフェニルホスホノ)UTP(147)、5-イオド-2'3'-O-メチレンブチルγ-(1-ナフタレンメチルホスホノ)UTP(157)、2',3'-ジベンゾイルδ-(4-エトキシフェニルホスホノ)ウリジン・テトラホスフェート(161)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-(2-ナフタレン)ATP(175)、2-チオプロピル-2'3'-O-メチレンベンジルγ-ベンジルATP(180)、2-チオメチル-N6-プロピル-2'3'-O-メチレンベンジルγ-(2-ナフタレン)ATP(183)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-アミノATP(192)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-(カルボキシメチルホスホノ)ATP(200)、2'3'-O-メチレンベンジルδ-(1-ナフタレン)アデノシン・テトラホスフェート(201)、及び2-チオプロピル-2'-デオキシ-3'-(3-トリフルオロメチルフェニル)カルバモイルγ-(4-メトキシフェニルホスホノ)ATP(212)からなる群から選ばれる化合物。
  6. 前記化合物が、2'3'-O-メチレンベンジルβ-(シクロへキシル)UDP(5)、5-(3-メトキシフェニル)エテノシトシン2'-デオキシ-3'-フェニルカルバモイル・リボシドβ-プロピル・ジホスフェート(33)、2'3'-O-メチルレンベンジルβ-(2-メチルプロピルホスホノ)UDP(37)、2',3'-ジ(フェノキシ)ホルミルβ-(ペンチルホスホノ)UDP(61)、2'3'-O-メチレンベンジルγ-(プロピル)UTP(93)、5-(3-メチルフェニル)エテノシトシン2'3'-O-メチレンベンジル・リボシドδ-プロピルテトラホスフェート(105)、5-(3-トリフルオロメチルフェニル)エテノシチジンγ-(1-ナフタレンメチルホスホノ)三リン酸(135)、2',3'-ジベンゾイルδ-(4-エトキシフェニルホスホノ)ウリジン・テトラホスフェート(161)、2-チオプロピル-2'3'-O-メチレンベンジルγ-ベンジルATP(180)、及び)、2'3'-O-メチレンベンジルδ-(1-ナフタレン)アデノシン・テトラホスフェート(201)からなる群から選ばれる、請求項5に記載の化合物。
  7. 請求項1、5、又は6に記載の化合物を医薬として許容される担体内に含む医薬組成物。
  8. 前記化合物が、水溶液、液体/液体懸濁液、ゲル、ゲル-様、および固体製剤からなる群から選ばれる製剤内に存在する、請求項7に記載の医薬組成物。
  9. 請求項1〜6のいずれか1項に記載される化合物を含む、対象の上皮又は網膜組織疾患又は病状の治療用の医薬であって、上記上皮又は網膜組織疾患又は病状が、眼疾患、呼吸窮迫、消化管疾患、炎症性疾患、及びアレルギー疾患からなる群から選ばれる、前記医薬
  10. 前記上皮又は網膜組織疾患又は病状が、膣及び子宮頚の乾燥、慢性気管支炎、慢性閉塞性肺疾患、肺炎、嚢胞性線維症、繊毛機能不全、副鼻腔炎、肺ガン、中耳炎、網膜剥離、網膜浮腫、ドライアイ、口腔乾燥、胃食道逆流症(GERD)、下痢、過敏性大腸症候群、便秘症、増大した眼内圧に関連する緑内障、網膜変性疾患、角膜浮腫、アレルギー性結膜炎、眼表面炎症、及びアレルギー性鼻炎からなる群から選ばれる、請求項9に記載の医薬
  11. 前記上皮又は網膜組織疾患及び病状が、遺伝性網膜変性性疾患、後天性網膜変性性疾患、及び炎症誘導性網膜変性性疾患からなる群から選ばれる網膜変性疾患である、請求項9に記載の医薬
  12. 1)前記先天性網膜変性疾患が、黄斑変性症、スターガルト病(Stargardt's disease)、ベスト病、緑内障、網膜色素変性症、及び視覚神経変性からなる群から選ばれ;2)前記後天性網膜変性疾患が、黄斑浮腫、網膜剥離、光損傷、虚血性網膜症、網膜症、及び末梢硝子網膜症からなる群から選ばれ;そして3)前記炎症誘導性網膜変性疾患が、ウイルス、細菌、又は毒誘導性網膜変性、視覚神経炎、及びブドウ膜炎からなる群から選ばれる、請求項11に記載の医薬
  13. 前記上皮又は網膜組織疾患又は病状が、呼吸切迫であり、前記医薬が、肺粘液分泌の水和、繊毛拍動頻度の増大、痰の促進、肺分泌除去の増大、痰誘導の増大、肺サンプルの痰の促進、及び咳排除の増大からなる結果の群から選ばれる少なくとも1の結果を達成する、請求項9に記載の医薬
  14. 前記上皮又は網膜組織疾患又は病状が、a)ドライアイ病、b)浮腫性の網膜疾患からなる群から選ばれる眼疾患である、請求項9に記載の医薬
  15. 前記化合物が、点眼液、洗浄液、ゲル、軟膏、スプレー、及びリポソームからなる群から選ばれる局所的投与用担体溶媒中に存在する、請求項14に記載の医薬
  16. 前記化合物が、経口形態、注射剤形態、ゲル、クリーム、粉末、泡、結晶、リポソーム、スプレー、又は液体懸濁液、経皮パッチ又は経皮パッドの形態である、請求項9に記載の医薬
  17. ヒト及び別の動物における血小板凝集及び血栓症に付随する疾患の予防又は治療用医薬であって、請求項1〜6のいずれか1項に記載の化合物を含む、前記医薬
JP2003570814A 2002-02-27 2003-02-27 上皮及び網膜組織疾患の治療のための組成物及び治療方法 Expired - Fee Related JP4745610B2 (ja)

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