JP2005523329A5

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Info

Publication number: JP2005523329A5
Application number: JP2003587152A
Authority: JP
Filing date: 2003-04-15
Publication date: 2006-04-13
Anticipated expiration: 2023-04-15

Description

水性製剤の製造
下記表１に記載の処方に基づき薬物水溶液を調製し、メンブランフィルター（ミリポア社製タイプGS、孔径０.２２μｍ）を用いてろ過した後、ろ液１ｍＬを３ｍＬ容のガラスアンプルに封入した。各アンプルは１００℃で１５分間蒸気滅菌し、水性製剤を得た。
薬物：下記式で表される特開平１０−７２４６７の実施例８４に開示のカンプトテシン誘導体；

（式中のＣＭはカルボキシメチル化を意味する。）

ＨＰＬＣ条件：
・カラム：Inertsil ODS（ＧＬサイエンス社製）
・移動相：３５ｍＭギ酸−ギ酸アンモニウム緩衝液（ｐＨ３）／アセトニトリル＝８０／２０（流速：１.０ｍＬ／ｍｉｎ）
・カラム温度：４０℃
・検出器：蛍光検出器（Ｅｘ＝３６０ｎｍ,Ｅｍ＝４２０ｎｍ）
・活性カンプトテシン化合物：

（式中、Raは水素原子、Gly-、Gly-Gly-またはGly-Gly-Gly-を表す。）

Claims

一般式［Ｉ］：

（式中、Ｒ¹は置換または非置換低級アルキル基、Ｘ¹は式：−ＮＨＲ²（Ｒ²は水素原子または低級アルキル基を表す。）で示される基または水酸基、Ａｌｋは酸素原子が介在していることもある炭素数１から６の直鎖または分枝鎖アルキレン基を意味する。）
で示される化合物とカルボキシル基を有する多糖類とがアミノ酸またはペプチドを介して結合してなるカンプトテシン誘導体またはその薬学的に許容し得る塩を１〜２０％（W/V)含有してなる水性製剤であって、緩衝剤によりｐＨが５〜８に調整されてなる水性製剤。
緩衝剤としてクエン酸、クエン酸アルカリ金属、酢酸、酢酸アルカリ金属およびリン酸二水素アルカリ金属から選ばれる１種以上が配合されてなる請求項１記載の水性製剤。
緩衝剤のイオン強度が０.０１〜０．６である請求項２記載の水性製剤。
ｐＨが５〜７．５に調整されてなる請求項１〜３のいずれかに記載の水性製剤。
ｐＨが５〜７に調整されてなる請求項１〜３のいずれかに記載の水性製剤。
ｐＨが６〜７に調整されてなる請求項１〜３のいずれかに記載の水性製剤。
安定化剤および賦形剤から選ばれる１種以上の製剤用添加物を更に含有してなる請求項１〜６のいずれかに記載の水性製剤。
炭酸アルカリ金属および炭酸水素アルカリ金属から選ばれる安定化剤、および乳糖、ショ糖、マンニトール、デキストラン、マルトースおよびトレハロースから選ばれる賦形剤から選ばれる１種以上の製剤用添加物を含有してなる請求項７に記載の水性製剤。
塩化アルカリ金属、塩化アルカリ土類金属および硫酸アルカリ金属から選ばれる１種以上の塩が更に配合されてなる請求項１〜８のいずれかに記載の水性製剤。
Ｒ¹が炭素数１〜６の非置換アルキル基であり、Ｘ¹がアミノ基であり、Ａｌｋは酸素原子が介在していない炭素数１〜６の直鎖アルキレン基であり、多糖類がカルボキシル基を有するデキストランまたはプルランであり、ペプチドが２〜５個のアミノ酸からなるペプチドである請求項１記載の水性製剤。
Ｒ¹がエチル基であり、式：Ｘ¹−Ａｌｋ−O−で示される基が３−アミノプロピオニルオキシ基であり、多糖類がカルボキシル基を導入したデキストランであり、そしてペプチドがグリシル−グリシル−ＬもしくはＤ−フェニルアラニル−グリシン、グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシル−グリシン、グリシル−グリシル−グリシル−グリシル−グリシン、ＬもしくはＤ−フェニルアラニル−グリシンあるいはLもしくはD−ロイシル−グリシンである、請求項１０記載の水性製剤。
ペプチドがグリシル−グリシル−グリシンである請求項１１記載の水性製剤。
請求項１〜１２のいずれかに記載の水性製剤を凍結乾燥して得られる医薬組成物。
請求項１３記載の組成物を水性媒体に溶解してなる注射用水性製剤。
カンプトテシン化合物［Ｉ］が式：

で示される化合物であり、ペプチドがグリシル−グリシル−グリシンであり、多糖類がカルボキシメチル基を導入したデキストランであり、緩衝剤としてクエン酸、クエン酸アルカリ金属、酢酸、酢酸アルカリ金属およびリン酸二水素アルカリ金属から選ばれる１種以上が配合されてなる請求項１記載の水性製剤。
安定化剤および賦形剤から選ばれる１種以上の製剤用添加物を更に含有してなる請求項１５記載の水性製剤。
炭酸アルカリ金属および炭酸水素アルカリ金属から選ばれる安定化剤、および乳糖、ショ糖、マンニトール、デキストラン、マルトースおよびトレハロースから選ばれる賦形剤から選ばれる１種以上の製剤用添加物を含有してなる請求項１６記載の水性製剤。
塩化アルカリ金属、塩化アルカリ土類金属および硫酸アルカリ金属から選ばれる１種以上の塩が更に配合されてなる請求項１５〜１７のいずれかに記載の水性製剤。
塩として塩化ナトリウムが配合されてなる請求項１８記載の水性製剤。
請求項１５〜１９のいずれかに記載の水性製剤を凍結乾燥して得られる医薬組成物。
請求項２０記載の組成物を水性媒体に溶解してなる注射用水性製剤。