JP2005521414A - 水生動物のための餌 - Google Patents

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Abstract

本発明は、一体構造の単位において、異なる組成の少なくとも2つの混合餌を含み、かつ、一体構造の単位は互いに別々に混合餌を含む少なくとも2つの隣接し一体化した区域からなることを特徴とする、水生動物の餌に関する。餌は、最も好ましくは、区切られた個々の区域において別個の混合餌又は薬剤を含む2又は多色のフレーク餌からなる。本発明は、餌の製造方法にも関する。フレークは選択的な給餌から水生動物を予防し、かつ、所望の密度と下降速度の簡易な調整を可能にする。

Description

本発明は、水生動物、特に暖水性及び冷水性の観賞魚ならびに淡水性又は海水性の爬虫類のための餌に関する。
このような水生動物を飼育する際、バランスのよい、種に適切な栄養に関し、また、疾病を治療又は予防するための薬剤を用いる適切な処置に関し、再三にわたり問題が生じる。
水生動物の世話、繁殖及び飼育において、かなりの金銭的損失を招きかねない疾病が水槽及び池で発生し、さらに、養魚場及び水産養殖場の集中管理施設で大規模に発生する。これに関連して出現する魚病原性生物は、非常に多種多様なウィルス、バクテリア、菌類、渦鞭毛虫類、原虫、蠕虫又は魚寄生性甲殻類からなる。
これらによって生じる魚疾病の治療は、一方では、薬剤を適切な殺生濃度で魚槽水に加えるいわゆる槽療法によって行われ、他方では、薬剤(薬用餌又は経口専用医薬品)の経口もしくは経腸投与又は薬剤の非経口投与によって行われる。この薬剤の使用は、今日まで、通常の給餌とは異なる特殊な投与形式を使用して実施されてきた。
従来の飼料を使用して水生動物に給餌する際、水生動物の栄養摂取要件を満たすことは困難である。水生動物における健康問題の多くは、原因としてバランスのよくない栄養にさかのぼらなければならない。従来の混合飼料の欠陥は、たとえば、バランスのよくないタンパク質含有量、必須アミノ酸の欠如、不十分なビタミン含有量又は不十分なミネラル含有量である。このような欠陥が疾病及び感染症への魚の罹患率を高める。
魚餌は、いずれの場合も1タイプの餌又は必要ならば薬用添加物と同様にいくつかのタイプの餌で構成される混合餌からなるフレーク、ペレット、スティック又は顆粒の形態で知られている。一般的であるものは、ビタミン、ミネラル、脂肪などが添加されている魚餌である。この餌を染色することもできる。原則として、配合物は多数の不可欠な栄養素、ビタミン及び微量元素を濃縮された形態で含有し、これらは粗混合餌とともに混合され、その後、フレーク、ペレット、スティック又は顆粒へと最終加工される。非常に多様な成分からなることができ、非常に多様なフレークサイズで提供されるフレーク餌の場合、給餌は非常に多種多様である。
給餌に関連して、原則として、他の水生動物は別として、特に、全く異なる採餌行動を示すことができる何種類かの魚が池又は水槽の中で共に飼育されるという問題が存在する。たとえば、水底のすぐ近くで栄養を摂取することからボトムフィーダと呼ばれる魚がいる。他方、他の魚は水面のすぐ下で餌を摂取し、さらに他の魚はその中間の領域で栄養摂取を求める。正しい水深で提供されなければ、餌を無視する魚もいる。これらの採餌習性に適合するため、各場合に餌が望まれる深さでできるだけ長くとどまるよう、餌の浮遊及び沈降の挙動を調節すべきである。これは、従来の「単位餌」では困難であり、部分的にしかうまくいかない。この欠点は、摂取されない餌が底まで沈み、水を濁らせ、水質にマイナスの影響を及ぼすことである。これは、摂取されないと水を非常にひどく濁らせて、水交換を必要にし、水槽又は池をより頻繁に清浄しなければならないようにするフレーク餌に関して特に当てはまる。
さらには、すべての成分に関して十分な均質化、滅菌及び乾燥を達成するためには、従来の魚餌の製造方法を比較的高温で実施しなければならないという問題が存在する。この際、餌が熱に弱い成分、たとえばビタミンを含有する場合、餌の品質が大きく損なわれる。また、加熱中、たとえば植物性及び動物性タンパク質が凝固し、変性するという危険がある。さらに、水蒸気可溶性成分が損失するかもしれない。このように、個々の原料が異なる物理的及び化学的特性を示し、その事実から、原料が損傷しないようにするためには、実際に別々の方法で、個々の成分に適合した条件下、原料を、最終生成物へと加工しなければならない。これらの原料が従来の原料と同様に共通の均一な製造工程に付されるならば、原料は栄養生理学的価値を損失し、壊れやすい生物学的薬剤は非常に限られた有効性しか有さなくなる。これらの損失をはじめから補償するため、これまでは、壊れやすい餌成分を非常に高い濃度で利用してきた。この方法でのみ、製造工程の終了で、栄養に富む成分、たとえばビタミン、タンパク質又は必須脂肪酸が十分な量で水生動物に供給可能になることを保証してきた。
したがって、すべての栄養素及び薬剤を一つの飼料に統合することは困難であるため、これまで、異なる調製物、たとえば特殊化フレーク又は顆粒を別々の工程で製造したのち、さらなる作業工程でそれらを所望の割合で混合してきた。しかし、異なる餌が混合物の形態で市場に出ると、水生動物が特定のタイプの餌又は目に見える成分をはじめに奪取し、他のものを無視するということを認めることができる。換言するならば、たとえば魚は、適切な給餌を受けると、臭い、味及び色にしたがって食物を選択するということを実例が示した。また、魚が鮮やかな多色餌をより摂取しやすく、単色の餌の場合よりも問題が実質的に少ないということが示された。このように水生動物が餌を飼育者が意図する混合割合では摂取しないという事実は別として、ろ過性能が欠如している場合、残りの未摂取餌が水中又は水底にとどまり、腐るという危険が存在する。
頻繁に、選択的採餌とも呼ばれるこのような餌の選択から栄養不良が生じ、水生動物に関して知られる健康の欠点を伴う。
これらの問題が知られていることから、異なるタイプの餌を、いくつかのコンパートメントを有する容器に入れて提供し、手作業で配給しなければならない。しかし、この場合、水生動物にとって好ましい成分量の割合がしばしば飼育者によって誤計測されて、比較的長い期間にわたると、栄養に富む餌が多すぎる量で与えられ、又は必須成分が少なすぎる量でしか与えられず、その結果として、栄養不良、たとえば脂肪過多又は欠乏症を招き、虚弱な水生動物の場合には死さえをも招きかねない。
したがって、本発明は、上記のような水生動物用の公知の飼料を、前記欠点を伴う選択的採餌が防止され、適当な、広く応用可能であり、経済的で、製造しやすく、さらに(水生動物にとってだけでなく)視覚的に非常に魅力的である餌が利用可能になるような方法で改良する目的に基づく。本発明のさらなる目的は、特に薬物がその特異な味のせいで他のやり方ではやっと何とか使用できる場合に、餌及び薬物の共通の使用を可能にすることである。
本発明にしたがって、この目的は、1個単位で、異なる組成の少なくとも二つの混合餌を含有し、1個単位が、互いに結合する少なくとも二つの隣接区域又はセグメントからなり、これらの区域又はセグメントが互いに別々に混合餌を含有するということを特徴とする餌によって達成される。したがって、1個単位は、少なくとも、第一の領域及び第二の領域を示し、これらが互いに境界を有している。
したがって、本発明の目的は、1個単位で、異なる組成の少なくとも二つの混合餌を含有し、1個単位が、互いに結合する少なくとも二つの隣接区域からなり、これらの区域が互いに別々に混合餌を含有するということを特徴とする水生動物用の餌である。
本発明のさらなる目的は、水生動物用の飼料を製造する方法であって、異なる含有量又は異なる色を有する少なくとも二つの混合餌を、互いに別々に混合餌を含有する、互いに結合する少なくとも二つの隣接区域からなる餌単位に転換することを特徴とする方法である。
この新規なタイプの餌のおかげで、簡単なやり方で水生動物に栄養供給し、必要ならば、疾病の予防又は治療のための処置を同時に施すことができる。
異なった分離した成分を固くつなぐことにより、水生動物は、もはや餌の成分を選択的に摂取することはできない。色又は臭いによって認識した「好みの餌」を摂取しないならば、水生動物の必要条件に応じて量及び組成が第一の部分に対して正確に計測されている、それにつながったあまり好まない部分をも我慢しなければならない。この手段により、欠乏症及び他の上記欠点すべてが非常に簡単な方法で確実に回避される。
このように、本発明の飼料は、個々の水生動物における栄養の必要要件への最適な適合を可能にする。さらなる利点は、貯蔵中、互いに不適合性である餌又は薬剤成分がごく小さな面積でしか接触せず、そのため、互いに妨害することがなく、望ましくない影響が避けられるということにある。
したがって、餌単位の個々の区域ごとに異なる餌/原料混合物が調製され、その製造工程を、化学的及び物理的特性ならびに個々の成分の安定性に正確に適合させることができる。したがって、すべての成分の製造工程を可能な限りもっとも緩やかな方法で実施することができる。生命維持に不可欠な成分は保存され、変性は避けられる。製造及び貯蔵の間に予想される損失を補償するための予防的過量投与は不要であり、より少ない量の原料を使用するだけでよく、それが、魚餌が量産品であるという事実を考慮すると、かなりの節約を可能にする。
本発明の餌単位は、単位の個々の区域のための出発混合物を、各場合に成分にとって非常に好ましく、成分と非常に適合性である方法で製造することによって、そして、たとえば押出し加工のための出発混合物を調製することによって得られる。
もっとも簡単な場合、おそらくは異なる色を有しつつ異なる混合餌を、1個又はいくつかの押出し機によって別々のウォーム路に押し出し、所望の方法で別々のストランドを一つにする装置でさらに加工して、出口又は混合ノズルから出る餌ストランドが、互いに接して位置するすべての区域の混合餌を含み、断面においてストランドが、それらの区域を互いに別々である区域として視覚的に示すようにする。このような断面の図は、たとえばマーブル模様を有することができる。ストランドの円形断面において、第一の領域は、第二の領域の同心環によって取り囲まれた小さな円を中心に形成することができる。さらに、区域を等しいサイズの2個の半月形の半部分に分割することも可能である。
また、いくつかの細いストランドを組み合わせて1本の太いストランドを形成することもできる。これにより、斑点又はチェックに見える模様が得られる。このような多色押出技術は食品技術の分野ですでに公知である。いずれにしても、多色歯磨きペーストが公知であるため、色の点で特徴付けされるいくつかの成分を有する異なる色の「ストランド」は視覚的にもはや非例外的ではない。
このようにして得られたストランドを、実用に応じて、回転ナイフにより、厚さ0.3〜3mmの小さな円板に切り出して、可能な程度にその直径がその厚さよりも有意に大きくなるようにする。これにより、各小さな円板が平坦面に載るようにすることが保証される。そして、小さな円板を振動トラフによって分離させて、ベーキングシート上のクッキーのように別々にロールミルに誘導することができるようにする。小さな円板がプレスローラを通過するときでもその縁どうしが接触しないように、小さな円板の間の距離は設定される。小さな円板がローラを通過すると、得られるフレークの直径は約5〜50mm、好ましくは3〜10mmになり、厚さは0.03〜0.3mmの範囲にあり、観賞魚の場合に、好ましくは0.07〜0.15mmの範囲にある。ウェーハ直径は、混合ノズルの出口の直径によって決まる。ノズルを離れたのち、膨張によって直径を増大させることができる。したがって、最終的なサイズは、テストバッチに通される材料にしたがって決定及び調節されなければならない。ロールミルのプレス工程により、形状がおおよそストランドの断面に合致する薄いフレーク餌が得られ、その断面は当然、圧延中にかなり縮小し、厚さは、最後には、小さなウェーハの厚さの何分の1かになる。このように、円形断面のストランドから、ほぼ円形のフレーク餌も得られる。適切な形状の出口により、統合ストランドの断面、ひいてはフレーク餌の形状をほとんど意のままに変化させることができる。
餌単位は、全く異なる組成の区域を示すことができる。たとえば、脂肪に富む区域と脂肪の少ない区域とを互いに組み合わせることができる。したがって、脂溶性栄養素と不脂溶性栄養素とを同時に提供することを可能にするマトリックスが餌単位中に調製される。また、餌単位中の脂肪の少ない区域と脂肪に富む区域との適当な組み合わせにより、フレーク餌の浮遊又は沈降の挙動を、水生動物の採餌習性に合うように調節することができる。
もう一つの実施態様では、餌単位の沈降の挙動は、異なる密度を示す適切な膨張区域及び非膨張区域の選択及び組み合わせによって制御される。比重が異なる区域を有する実施態様は、たとえば、脂肪に富むコアと、外寄り領域にあるタンパク質フォームシェルとからなる。
さらなる実施態様は、水との接触ののち溶解によって一定の推進力を水面に付与して、餌がその目に見える動きのせいで水生動物にとって特に魅力的になるようにする水溶性物質を含有する。
さらなる実施態様は、色増強添加物がたとえばカロテノイドとすることがある異なる色の区域を示し、その区域が、一方では、水生動物にとって餌の魅力及び受入れを改善するように働き、他方では、観賞魚の自然な色の美しさ、この場合、具体的には黄色、オレンジ色及び赤色の色素を増強するように働く。
緑色の区域は、たとえば、水生動物の特異的な栄養摂取習性に適合した植物抽出物及び植物成分又は藻類で濃くすることができる。
総合的な状態及びストレスの予防を改善するため、高濃度ビタミンの区域を加えることができる。
疾病に対する抵抗を強化するため、抗微生物性、抗酸化性及び/又は免疫刺激性を示す薬剤に富む区域を設けることができる。また、疾病を治療又は予防するための薬剤に富む区域を設けることもできる。
餌の利用を改善し、水の負荷を減らすため、非常に消化しやすい原料、たとえば動物起源のリン酸を個々の区域で使用することができる。
多色餌を製造するためには、以下の餌成分が、その固有の着色又は色変調に基づき、特に適している。
カロテノイド(赤/黄):パプリカ油、ビキシン、β−カロテン、アスタキサンチン、カンタキサンチン
藻類(緑):スピルリナ、ワカメ及び海藻。1〜8重量%の量で添加されるカロテノイド及び藻類は、さらなる色素によって色調を増強又は変化させることができる使用可能な着色を生じさせる。
天然成分として特に適したものは、オキアミ、アルテミア、ブヨ幼生、ミジンコ、プランクトン、マグロ油及びω−3脂肪酸である。これらの成分は、そのままで使用することもできるし、他の着色剤キャリヤによって増強又は変化させることもできる、好ましい黄褐色の固有色を有している。
人工ではあるが餌に無害である色成分として特に適したものは、E102、黄色5号、黄色6号、E127、赤3号、E132、青2号である。色素は、好ましくは0.1〜1重量%の量で加える。
水生動物のサイズ及び採餌習性に適合した餌単位は、フレーク、スティック、顆粒、ペレット又はタブレットの形態で提供することができる。
記載したフレーク形態の本発明の餌の製造が特に有利であり、好ましい。しかし、本発明は、記載した、後で圧延を伴う押出し加工に限定されない。いうまでもなく、他の製造方法も考えられ、技術的に実現可能である。これには、たとえば、顆粒餌単位の製造を含み、それによってたとえば特定の混合餌の顆粒を少なくとも部分的に第二の混合餌の層でコーティングする。この場合、当然、多色特性を実現することは困難である。しかし、このようにして製造された顆粒餌は、本発明の他の利点のすべて、たとえば比密度の設定、選択的給餌の防止及び水生動物への魅力的な餌と医薬品との併用投与の実現性を高い信頼度で有する。また、二つの餌層を互いに積層体として結合し、完成品を、たとえば二つの異なる色の面を示すフレークに分割することもできる。貯蔵中に二つの混合飼料の密接を回避しなければならない場合、これは好ましくない変形態様である。
明細書及び請求の範囲に提示する本発明の特徴は、本発明をその種々の実施態様で実現するために、個々においても又は組み合わせにおいても不可欠であることがある。
以下の例によって本発明を説明する。

よりわかりやすくするため、本例の餌区域は、色によって特徴付けされる区域への最終生成物の分割を目に見えるようにする異なる色素の含有に関してのみ異なる。
基本配合物の調製
まず、両方の餌区域に共通の基本材料を含有する、押出し機での加工に適した従来の基本配合を生成した。これらの材料は、淡水性及び海水性の動物の餌として典型的であり、魚製品及び副産物、穀物食品、植物性タンパク抽出物、イースト、軟体動物、甲殻類、油、脂肪、藻類、ミネラル栄養素、レシチン及び抗酸化剤からなるものである。
これらの基本材料から、押出し機に入れることができる混合餌を調製した。
二つの異なる色の区域を有するフレーク餌の調製
第一の区域のための色素は赤3号染料であった。
これを室温の水に均一に混入した。このようにして製造した「調合液1」は、赤3号染料2.5%及び水97.5%からなるものであった。
第二の区域のための色素は黄5号染料であった。これを室温の水に均一に混入した。このようにして製造した「調合液2」は、黄5号染料6%及び水94%からなるものであった。
二軸押出し機の入口領域に基本配合物50kg/hを計量供給した。さらに、この入口領域に水11.5kg/hを注入した。これら両方を約100℃の温度で均一に混合して粘稠なかたまりを形成した。二軸押出し機の最後で、かたまりを2個の単軸押出し機に分配した。一方の単軸押出し機には「調合液1」を1kg/hの速度で加えた。「調合液1」をかたまり中に均一に混入した。第二の単軸押出し機には「調合液2」を同じく1kg/hの速度で加えた。これらの単軸押出し機の出口に、それぞれ赤及び黄に染色されたかたまりの流れが得られた。
誘導路及び分配路を介して、染色されたかたまりの流れをノズルプレート中で混ぜ合わせ、20個の出口又はミキサノズルに分配して、色が二つの同心断面区域に分けられている二色のストランドが各出口から出るようにした。これらのストランドを回転ナイフで直径3mm、厚さ1mmの円板に切り出し、ローラ機構に送り、厚さ0.1mmの二色フレークに圧延した。

Claims (15)

  1. 少なくとも二つの異なる組成の混合餌を1個単位に含有する水生動物用の餌であって、1個単位が、互いに結合し、互いに別々に混合餌を含有する少なくとも二つの隣接区域からなることを特徴とする餌。
  2. 個々の区域が異なる色を呈する、請求項1記載の餌。
  3. 少なくとも一つの区域が脂肪に富む餌を含有する、請求項1記載の餌。
  4. 脂肪に富む餌が親油性添加物を含有する、請求項3記載の餌。
  5. 少なくとも一つの区域が脂肪の少ない餌を含有する、請求項1記載の餌。
  6. 水溶性栄養素及び/又は薬剤を有する領域が脂肪マトリックスを有する、請求項1〜5記載の餌。
  7. 異なる密度の区域の組み合わせによって浮遊又は沈降の挙動が調節されている、請求項1〜6記載の餌。
  8. 異なる脂肪含有量の区域の組み合わせによって密度が調節されている、請求項7記載の餌。
  9. 異なる膨張度の区域の組み合わせによって密度が調節されている、請求項7記載の餌。
  10. 水中で溶解すると餌に推進力を付与する水溶性物質を含有する、請求項1〜9記載の餌。
  11. 第一の区域として脂肪に富むコアを示し、第二の区域としてタンパク質フォームシェルを示す、請求項1〜10記載の餌。
  12. 少なくとも一つの餌区域が酵素、プロバイオティックス、免疫調節物質、ビタミン、アミノ酸、脂肪酸、糖、リン脂質、タンパク質、抗酸化物質及び/又は植物抽出物を含有する、請求項1〜11記載の餌。
  13. 餌単位がフレーク、顆粒、スティック、ペレット又はタブレットとして形成されている、請求項1〜12記載の餌。
  14. 水生動物用の飼料を製造する方法であって、異なる含有量又は異なる色の少なくとも二つの混合餌を、互いに結合し、互いに別々に混合餌を含有する少なくとも二つの隣接区域からなる餌単位に転換することを特徴とする方法。
  15. 餌単位が請求項2〜13にしたがって形成されたものである、請求項14記載の方法。
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