JP2005516568A - 電気転流機の火花ノイズ除去装置 - Google Patents

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Abstract

電機転流機、とりわけ直流モータ(10)の火花ノイズ除去装置が提案される。この装置はブラシ(14a,14b)を介して給電されるロータ(12)とノイズ除去回路(14a,14b)とを有し、ノイズ除去回路は少なくとも1つのコンデンサと別の構成素子を有する。本発明の装置は、ノイズ除去回路(16)が一方では個々のノイズ除去素子(56)からなるノイズ除去リング(24)を有し、このノイズ除去素子は少なくとも1つのバリスタ(28)および/または少なくとも1つのコンデンサ(30)を含み、少なくとも1つの別の外部ノイズ除去コンデンサと共働する。ノイズ除去リング(24)の個々のノイズ除去素子(56)は、整流子(34)の隣接する積層板(32)間に接続されるか、または1つの端子を以て積層板(32)に接続されており、それぞれ第2の端子を以て、仮想ゼロ点(33)の形成のために相互に接続されている。

Description

本発明は、請求項1の上位概念による、電気転流機、とりわけ直流モータの火花ノイズ除去装置に関する。電気モータに対するこの種のノイズ除去装置は自動車に使用される。
さらにEP0369746Aから、直流小型モータが公知である。このモータの整流子にはリング状のバリスタ構成体が火花ノイズを抑圧するための挿入されている。ここでバリスタリングは整流子積層板の数に相応する数の接点によって整流子の積層板と接続されている。バリスタリングの端面を導電性材料により被覆することにより、個々のコレクタ積層板間にキャパシタを形成することができる。バリスタリングは接続ワイヤを介してコレクタ積層板と接続されている。この種の構成は制限的なノイズ除去能力しか有しておらず、対象となる周波数帯域の部分領域でしか有効でない。
DE19953231Aから火花ノイズ除去ための手段を有する電気モータが公知である。このノイズ除去手段はリング状に構成されており、整流子に直接配置されている。セラミック材料からなるノイズ除去手段は僅かな構造寸法で製作することができ、整流子に直接配置することができるが、セラミック材料と製造方法により決まる電気的値のために制限されたノイズ除去作用しか達成されない。
本発明の課題は、電気転流機、とりわけ直流モータの公知の火花ノイズ除去装置を改善し、満足の行くノイズ除去能力を大きなノイズ周波数領域で達成されるようにすることである。この課題は請求項1記載の構成により解決される。
ノイズ除去リングを、外部コンデンサからなる三角回路と、電気機械の接続端子間で結合してノイズ除去装置を形成すると有利であることが判明した。ここで三角回路の1つの脚部はモータ接続端子間にあり、三角回路の他方の2つの脚部は相互に共通にアースに接続されている。この種の全体装置により、一方ではノイズ除去され、他方ではノイズ除去コンデンサが外部にある場合、所定の周波数帯域をノイズ除去するために所期の容量値を設定することができる。ここでは電気機械の接続端子間に接続された外部ノイズ除去コンデンサが比較的低い障害となる周波数領域で作用する。これはとりわけラジオ放送受信器での長波領域および中波領域である。一方、端子に共通に接続され、アースに印加された2つの他方のコンデンサはとりわけ30MHz以上の周波数領域、とりわけVHF領域で作用する。ノイズ除去リングを少なくとも1つの別の外部ノイズ除去コンデンサと本発明により組み合わせることにより、すべてのノイズ除去素子の構造寸法を非常に小さくすることができる。このことはノイズ除去素子の構成を、ノイズ発生源である電気モータの領域、すなわち整流子とブラシの領域に直接配置することを可能にする。
スペースを節約したノイズ除去リングを比較的小型の外部コンデンサと本発明により組み合わせることにより、とりわけ有利には後者をSMD(Surface Mounted Devices)素子として構成することができ、これは導体路基板の上で直接、ブラシホルダ、有利にはブラシ接続接点間に配置することができる。ブラシホルダ自体はここで導体路基板の電気的および機械的支持体として用いられる。このことにより付加的な構成部材を節約できるほかに、有利にはこの構成をノイズ発生源の領域に直接配置することができる。
ノイズ除去リングは有利には整流子に直接配置され、そこに電気的かつ機械的に固定される。ここでのノイズ除去リングを整流子支持体に組み込むか、または直接これに固定することができる。これによりノイズ除去リングをノイズ発生源の領域に直接配置し、そこで抑圧することができる。
ノイズ除去リングの構造と接続の点からは、2つの変形例が有利であると判明した。ここではノイズ除去リングの個々の素子をそれぞれの端子を以て整流子積層板と接触接続することができる。またノイズ除去素子の別の端子を相互に接続し、これにより仮想ゼロ点を形成する。ノイズ除去リングの個々の素子の別の有利な接続手段では、これらの素子をその2つの端子を以て隣接するコレクタ積層板と接続する。ノイズ除去素子のコレクタ積層板を介した直列回路はさらに素子に相互に並列に直接接続することができる。
本発明のさらなる詳細および改善形態は図面に基づく実施例の説明から明かとなる。
図1は、電気転流機の本発明による火花ノイズ除去装置の基本回路図である。
図2は、転流機械の火花ノイズ除去回路装置の第1実施例を示し、ノイズ除去リングの個別素子は仮想ゼロ点に統合接続されている。
図3は、転流機械の火花ノイズ除去回路装置の第2実施例を示し、ノイズ除去リングの個別素子は隣接する整流子積層板と接続されている。
図4は、本発明の火花ノイズ除去装置を有する直流モータの縦断面図である。
図5は、SMD構造のノイズ除去コンデンサを有する導体路基板の回路図である。
図1は、直流モータ10を火花ノイズ除去するための本発明の装置の基本回路を示す。直流モータ10のロータ12はブラシ14aと14bを介して直流電源と接続されている。破線により囲まれた直流モータ10用のノイズ除去回路16は外部ノイズ除去コンデンサ18,20aおよび20bを有する。ここでコンデンサ18はCxとして、コンデンサ20aと20bはCyとして示されている。コンデンサ18は直流電源網の接続端子22aと22bとの間に接続されており、コンデンサ20aと20bは直列に、同様に接続端子22aと22bとの間に接続されている。ここでコンデンサ20aと20bの接続点はアース端子26に接続されている。従って外部ノイズ除去コンデンサ18、並びに20aと20bは三角回路を形成し、それらのコーナ点のうち2つがモータの接続端子22aと22bに、第3のコーナ点がアース26と接続されている。
さらなるノイズ除去手段としてノイズ除去回路16はノイズ除去リング24を有する。このノイズ除去リングの構造と接続を以下に詳細に説明する。ノイズ除去リング24はディスクとして構成することもできる。このノイズ除去リングはロータ12のブラシ14a,14b、すなわちモータのノイズ源に直接配属されている。このことは外部ノイズ除去コンデンサ18および20a,20bにも当てはまる。このことを以降の図面に基づいて詳細に説明する。従来の電気モータ用火花ノイズ除去回路は通常、外部ノイズ除去フィルタの構造により実現されるが、これとは異なり本発明の装置により空間的および構造的に最適のノイズ除去装置が得られる。これによりノイズ除去素子をノイズ源の領域に直接組み込むことができる。すなわち整流子とブラシからなる転流システムに直接組み込むことができる。本発明のノイズ除去装置は、転流システムへのこの組み込み可能性に基づきモータ給電線路でのインダクタンスがなくても大丈夫である。このインダクタンスは従来の回路ではモータ端子線路にそれを配置するため、全モータ電流に対して設計しなければならず、従って大きな構造寸法を有し、高いコストの原因となっていた。
図2には直流モータのロータ12がブラシ14a,14bの領域で詳細に示されている。コンデンサ18並びに20a,20bは図1に基づきすでに説明したが、図2の構成でも変化はない。ノイズ除去リング24の個々の素子には図2では参照符号56が付してある。図示の実施形態でこれらの構成素子はそれぞれ1つのバリスタ28とコンデンサ30を有する。ここでバリスタ28はオーム抵抗により置換またはこれを補充することができる。32により整流子34の積層板が示されており、これらとは個々のノイズ除去素子56が端子を以て接続されている。ブラシ143a,14bと整流子34の積層板32との間の移行抵抗は40により示されている。ノイズ除去素子56の積層板32とは反対側の端部は図2の構成では、相互にリング状に接続されており、仮想ゼロ点33を形成している。
ロータ12の巻線は図2にそれぞれ巻線抵抗42と巻線インダクタンス44とにより2つのコレクタ積層板32の間に示されており、整流子にある巻線端子は50により示されている。
モータの動作中には各転流の際に火花が発生する。なぜならブラシ14a,14bが一方の積層板32から次の積層板へスライドするときに相応の巻線インダクタンス44が巻線抵抗42とブラシ移行抵抗40を介して短絡するからである。しかし巻線インダクタンス44に蓄積されたエネルギーは、ブラシ14aないし14bを介する短絡が終了し、巻線インダクタンス44に蓄積されたエネルギーが巻線抵抗42で熱として放出されても完全には消滅しない。この場合、ブラシ14と積層板32の後続端部との間で火花放電が形成される。この火花放電は一方ではモータの寿命を短縮し、他方では火花ノイズの原因となる。このことが提案された手段により抑圧されるか、またはEMCの点で許容される程度まで低減される。ここでの重点は、長波、中波、および短波領域での線路に結び付いた不要輻射にある。
本発明では火花ノイズ除去が効果的かつ経済的に、ノイズ除去リング24を少なくとも1つの外部コンデンサ18と結合することにより達成される。ここでノイズ除去リング24の各素子は有利にはバリスタ28およびコンデンサ30を有する。このノイズ除去リング24は約30MHzから120MHzの周波数領域、すなわちVHF領域で作用する。外部コンデンサ18はそれより下の周波数領域、すなわち長波、中波、短波のラジオ周波数領域で作用する。ここで外部コンデンサ18は150nFから数μFの間の容量値を有する。外部ノイズ除去コンデンサ20aと20bがこれに加えられ、これらはそれぞれコンデンサ18の容量値の約1/10を有している。これによりフィルタコンデンサ18,20aおよび20bからなる三角回路の作用は約10kHzから約50MHzに及ぶ。2つのノイズ除去手段を組み合わせることにより、全体で対象となるノイズ電圧、周波数領域が網羅され、線路に結び付かないVHF領域でのノイズ電界強度も抑圧される。ここでは端部がアースに接続された外部ノイズ除去コンデンサ20aと20bがノイズ除去リング24の作用を支援し、ノイズ除去リングの個別素子56は仮想ゼロ点33への統合接続によって類似の作用を示す。ここで構成素子56のコンデンサ30の容量値は約1nFから300nFの間であり、バリスタ28は10mAの電流が流れるとき約1Vから100Vの電圧降下を引き起こす。ノイズ除去素子56のバリスタ28および/またはコンデンサ30に直列、または場合により並列な付加的なオーム抵抗は約1Ωから100kオームの間の値を有することができる。ノイズ除去素子56の容量成分はその構造に起因している。なぜならセラミック材料から作製されるノイズ除去素子56は所定の容量を有しているからであり、この容量は製造手段により限界へ変化することができる。
図3の回路装置は図2の回路装置に相応し、同じ部材には同じ参照符号が付してあり、再度説明を繰り返さない。図2の回路装置と異なる点は、ノイズ除去素子56がその1つの端子だけを以てコレクタ積層板32と接続されており、個々のノイズ除去素子56は図3の構成ではその2つの端子を以て隣接する積層板32に接続されている。従って隣接するノイズ除去素子56は積層板32を介して相互に接続されている。付加的にこれらはその端子間の接続を介して直接相互に接触接続しており、ノイズ除去リングを形成している。これとは異なり、図2の接続リング33のコンタクト面は電気的低周波接続を有しておらず、リング33と共に仮想ゼロ点を形成している。図3の回路構成では、ノイズ除去素子56の全体ユニットが直列に接続されており、従って電気的に結合している。巻線インダクタンス44に蓄積された転流エネルギーはここではそれぞれ1つのノイズ除去素子56により吸収される。この回路は離散的構成素子によっても例えばSMD構成で実現することができる。この場合、回路素子は積層板32の間の整流子34に配置される。
図2の構成では、ノイズ電圧パルスの減衰が2つの直列に接続された少なくとも2つのノイズ除去素子56により行われる。これらのノイズ除去素子は共に、モータ端子に対して並列なノイズ除去ユニットを形成し、このノイズ除去ユニットは転流ブラシ火花の他に搭載電源でのノイズパルスも減衰する。
これに対して図3の構成では、ノイズ電圧パルスの減衰が個々のノイズ除去素子56を介して行われる。このノイズ除去素子56はその端子を以て、負荷スイッチとして作用するカーボンブラシと整流子積層板からなる結合体に接触接続している。このようにしてノイズ除去素子56をノイズ源にできるだけ接近させることにより、最適のノイズ除去が実現される。
図4は直流モータ10の縦断面図を示す。ここでも同じ部材には図1から図3と同じ参照符号が付してある。ここにはモータの上側部分が断面で示されている。下側部分は切断図であり、ブラシ14と積層板32の表面が見える。図4の上部の断面図から分るように、ノイズ除去リング24は整流子基体58と一体になっており、整流子積層板34の端子フック36の下方にある。択一的に例えばノイズ除去リング24を直接または間接的に、整流子基体58の外側端面に固定することもできる。
端子フック36には電機子巻線62が整流子接続ワイヤ64を介して固定されている。ここでこの固定点は図2および図3の巻線端子50に相応する。整流子積層板32には114の付されたブラシが載置されており、このブラシはブラシホルダ46に保持され、プレッシャスプリング53により整流子34に押圧されている。ブラシホルダ46はさらにソケット端子48a,48bを有し、これらのソケット端子は図2および図3の接続端子22aと22bに相応する。これらのソケット端子48a,48bに導体路基板52が機械的かつ電気的に固定されている。導体路基板の構造は図5に詳細に示されている。
最後に図4ではステータマグネット66aと66bが示されており、これらは永久磁石として構成されている。ロータ12は整流子24も含めてロータシャフト68に座しており、それ以上の構造的詳細は図示されていない。重要なことは火花ノイズ除去のための装置の全体ユニットがブラシホルダおよび整流子の領域に集中していることである。これによりノイズを直接その発生個所で抑圧することができ、線路接続をほぼ回避できる。
図5には、コンデンサ18並びに20aと20bを有する導体路基板52が示されている。ブラシホルダ46のソケット端子48a,48bからモータ10のブラシへ至る導体路には54と55が付してある。この導体路54と55によりSMD素子として構成されたコンデンサ18,20a,20bが金属化端子21を介して直接接触接続される。さらなる接続は、アース26に接続された導体路基板58ヘのものである。ここでもコンデンサ20aと20bのそれぞれの端子は相応に図2と図3の回路構成体に接触接続されている。
火花ノイズ除去のための装置全体が小型の構造を有するのは、ノイズ除去リング24をノイズ除去コンデンサ18,20a,20bの形態の離散的ノイズ除去素子と組み合わせているからである。ここでノイズ除去コンデンサは所要の容量値が比較的小さいのでSMD素子としてとりわけスペースを節約するように構成することができる。このことでノイズ除去リング24の場合と同じように、ノイズ源の直接近傍でノイズを阻止することができる。高価で面倒なノイズ除去インダクタンスも省略することができ、完全のモータノイズ除去が配線された構成素子なしでも可能である。このことによりさらに寄生的な線路配線が低減される。最後にブラシホルダ46をより小型かつより軽量に構成することができる。なぜならブラシホルダが大きな離散的構成素子を収容する必要がないからである。
図1は、電気転流機の本発明による火花ノイズ除去装置の基本回路図である。
図2は、転流機械の火花ノイズ除去回路装置の第1実施例を示し、ノイズ除去リングの個別素子は仮想ゼロ点に統合接続されている。
図3は、転流機械の火花ノイズ除去回路装置の第2実施例を示し、ノイズ除去リングの個別素子は隣接する整流子積層板と接続されている。
図4は、本発明の火花ノイズ除去装置を有する直流モータの縦断面図である。
図5は、SMD構造のノイズ除去コンデンサを有する導体路基板の回路図である。

Claims (11)

  1. 電機転流機、とりわけ直流モータの火花ノイズ除去装置であって、
    ブラシを介して給電されるロータと、ノイズ除去回路とを有し、
    該ノイズ除去回路は少なくとも1つのコンデンサおよび有利には別のノイズ除去素子を有する形式の火花ノイズ除去装置において、
    ノイズ除去回路(16)は一方でノイズ除去リング(24)またはノイズ除去ディスクと、他方で少なくとも1つの別の外部ノイズ除去コンデンサ(18,20)を有し、
    前記ノイズ除去リング(24)またはノイズ除去ディスクは少なくとも1つのバリスタ(28)または抵抗および/または少なくとも1つのコンデンサ(30)を有する、
    ことを特徴とするノイズ除去装置。
  2. ノイズ除去リング(24)は少なくとも1つの外部ノイズ除去コンデンサ(18,20)と、電気機械(10)の接続端子(22a,22b)間で結合されている、請求項1記載のノイズ除去装置。
  3. ノイズ除去リング(24)は、外部コンデンサ(18;20a,20b)からなる三角回路と結合されており、
    該三角回路は一方ではモータ接続端子(22a,22b)間に、他方ではアース(26)に接続されている、請求項1または2記載のノイズ除去装置。
  4. 外部コンデンサ(18;20a,20b)および/またはノイズ除去リング(24)は構造的にノイズ源(34,38)と密に接続されている、請求項1から3までのいずれか1項記載のノイズ除去装置。
  5. 外部コンデンサ(18;20a,20b)は導体路基板(52)に配置されている、請求項1から4までのいずれか1項記載のノイズ除去装置。
  6. 導体路基板(52)はブラシホルダ(46)に電気的かつ機械的に固定されている、請求項5記載のノイズ除去装置。
  7. 別のノイズ除去コンデンサ(18;20a,20b)はSMD素子として構成されており、導体路基板(52)上で有利にはブラシホルダ(46)に配置されている、請求項1から6までノイズか1項記載のノイズ除去装置。
  8. ノイズ除去リング(24)は整流子(34)に電気的かつ機械的に固定されている、請求項1から7までのいずれか1項記載のノイズ除去装置。
  9. 隣接する巻線端子(50)間のノイズ除去リング(24)は整流子(34)に、ノイズ除去素子としてそれぞれ少なくとも1つのバリスタ(28)およびコンデンサ(30)を有する、請求項1から8までのいずれか1項記載のノイズ除去装置。
  10. ノイズ除去リング(24)の個々の素子(28,30)は一方ではそれぞれ端子を以て整流子積層板(32)と接触接続しており、他方ではそれぞれ2つの端子を以て相互に接続されており、仮想ゼロ点(33)を形成している、請求項1から9までのいずれか1項記載のノイズ除去装置。
  11. ノイズ除去リング(24)の個々の素子(28,30)はその2つの端子を以て隣接するコレクタ積層板(32)とおよび/または相互に直接接続されている、請求項1から9までのいずれか1項記載のノイズ除去装置。
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