JP5735709B2 - 無線コントロール式玩具 - Google Patents

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Description

本発明は、無線コントロール式玩具に関する。
従来、コントローラから赤外線(IR)等を用いた無線通信によって送信された制御信号に基づいて、玩具本体を動作させることが可能な無線コントロール式玩具が知られている(例えば、特許文献1参照)。この種の無線コントロール式玩具においては、ユーザのニーズに対応するべく、操作対象となる玩具本体が、自動車や船、飛行機等の乗り物の形状を模したもの、各種ロボットの形状を模したもの等、様々な形状で実現されている。そして、玩具本体は、コントローラから前進・後退・旋回・停止等の操作態様が制御信号として送信されると、当該制御信号に基づく操作態様に応じて、自身の形状に準じた走行や回動、歩行等の動作を実行するようになっている。
ところで、かかる無線コントロール式玩具では、いずれも電源として乾電池等の使い捨て電池を用いるものが一般的である。しかし、近年では、エネルギー資源の減少から所謂「エコ」(エコロジー)に関して注目が集まってきており、玩具業界においても従来のような使い捨て電池を用いることなく動作する玩具、例えば手動による自己発電等によって、充電が可能な充電池を電源として用いるものが提案・実現されている(例えば、特許文献2参照)。
かかる充電式の玩具は、充電池(充電器)及びモータ等の駆動源を備えた玩具本体と、当該玩具本体とは別体の発電手段である発電機と、を備えて構成されている。そして、このような充電式の玩具を無線コントロール式玩具に適用したものも提案されている。この場合、玩具本体と、当該玩具本体を操作するためのコントローラ(送信機)とに加えて、発電機が必要となるが、当該コントローラと発電機とを一体化したものも提案されている(例えば、特許文献3参照)。
具体的に、このような充電式の無線コントロール式玩具においては、玩具本体と発電機とをリード線等を介して接続し、発電機における自己発電によって得られる電力を玩具本体の充電池に蓄えておくことで、当該充電池から供給される電力を用いて動作するようになっている。このため、乾電池等の使い捨て電池を必要とせず、経済的でエコな玩具を実現している。
特許第3573625号公報 実開平5−078294号公報 実開平7−000494号公報
しかしながら、充電式の無線コントロール式玩具においては、玩具本体を動作させるために、操作用のコントローラに加えて充電用の発電機が必要となるため、かかる特許文献3に記載の玩具のように、コントローラと発電機を一体化したものが提案されているものの、この場合、当該コントローラに対して、玩具本体を操作するための操作部と、発電機を作動させるための発電ハンドルとを設ける必要があることから、部品点数の増加を招くと共に、コントローラの構造を煩雑化させる問題や、コントローラの大型化が懸念される未だ不十分な問題がある。
また、この場合、コントローラと発電機とが一体化される分、コントローラ自体の重量が従来のコントローラと比較して重くなる問題や、コントローラに発電ハンドルが設けられる分、当該発電ハンドルが玩具本体の操作時における妨げとなるおそれがあり、結果として、コントローラにおける玩具本体の操作性を低下させることも懸念される。
さらに、コントローラにもコントローラ自身を動作させるために必要な電力を確保(発電)するため、乾電池等のバッテリ、或いは、一体化された発電機によって充電される充電池等のバッテリをコントローラに搭載する必要性もある。
本発明の課題は、発電機の発電ハンドルと、玩具本体を操作するためのコントローラの操作ハンドルとを共通化して部品点数の増加を抑えると共に、発電機によりコントローラ自らの動作に必要な電力を確保(発電)し、特殊なセンサを備えることなく操作ハンドル(発電ハンドル)の回転数を検出して玩具本体の無線制御を行うことが可能な無線コントロール式玩具を提供することにある。
前記課題を解決するために、請求項1記載の発明は、
直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、
前記直流モータの出力の電気ノイズから得られた回転数に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部とを有するコントローラと、
受信した前記制御信号で指示された動作態様に自らの動作を制御する第2の制御部を有する玩具本体と
を備えることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、
発電機としての直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、
前記直流モータの出力の電気ノイズを除去し極性を切り換えて蓄電器に印加する発電充電部と、
前記電気ノイズから得られた回転数に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部と
を有するコントローラと、
受信した前記制御信号に基づき自らの動作を制御する第2の制御部を有する玩具本体とを備え、
前記操作ハンドルを回転させて前記コントローラ自らの動作に必要な電力を発電して前記第1の制御部に前記制御信号を送信させると共に前記第2の制御部が前記玩具本体の動作態様を前記制御信号で指示された動作態様に制御することを特徴とする。
請求項3記載の発明は、
発電機としての直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、
前記直流モータの出力の電気ノイズを除去し極性を切り換えて蓄電器に印加すると共に蓄電器の出力を第1の接続部を介して外部に供給する発電充電部と、
前記電気ノイズから得られた回転数に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部と
を有するコントローラと、
充電池と、
この充電池の両端に接続された第2の接続部と、
受信した前記制御信号に基づき自らの動作を制御する第2の制御部とを有する玩具本体とを備え、
充電時に、前記操作ハンドルを回転させて発電すると共に前記蓄電器の出力を前記第1及び第2の接続部を介して前記充電池に印加して充電し、無線制御時に、前記操作ハンドルを回転させて前記コントローラ自らの動作に必要な電力を発電して前記第1の制御部に前記制御信号を送信させると共に前記第2の制御部が前記玩具本体の動作態様を前記制御信号で指示された動作態様に制御することを特徴とする。
請求項4記載の発明は、
請求項1〜3の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具において、
前記第1の制御部が、
前記電気ノイズから抽出したパルスをカウントして前記回転数を検出することを特徴とする。
請求項5記載の発明は、
請求項1〜4の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具において、
前記第1の制御部が、
前記回転数が所定の回転数を超えた場合に一段階早い前記玩具本体の移動速度を指示する制御信号を生成し無線で送信することを特徴とする。
請求項6記載の発明は、
請求項1〜4の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具において、
前記第1の制御部が、
前記回転数に比例した前記玩具本体の移動速度を指示する制御信号を生成し無線で送信することを特徴とする。
請求項7記載の発明は、
請求項1〜4の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具において、
前記第1の制御部が、
前記回転数に応じて前記玩具本体の動作を指定する制御信号を生成し無線で送信し、
前記第2の制御部が、
前記玩具本体に前記制御信号で指定された動作を行わせるように制御することを特徴とする。
本発明によれば、直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、前記直流モータの出力の電気ノイズから得られた回転数に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部とを有するコントローラと、受信した前記制御信号で指示された動作態様に自らの動作を制御する第2の制御部を有する玩具本体とを備えることにより、特殊なセンサを備えることなく操作ハンドルの回転数を検出して玩具本体の無線制御を行うことが可能な無線コントロール式玩具を提供することが可能になる。
コントローラを概略的に示す正面図及び側面図である。 玩具本体を概略的に示す平面図及び側面図である。 充電時における玩具本体とコントローラとの接続状態を示す説明図である。 コントローラの構成を概略的に示すブロック図である。 直流モータの電気ノイズが発生する状況を示す説明図である。 正方向回転時に発生した電気ノイズの一例を概略的に示すグラフである。 逆方向回転時に発生した電気ノイズの一例を概略的に示すグラフである。 極性切換部の動作を説明するブロック図である。 極性切換部の動作を説明するブロック図である。 移動速度制御時のコントローラの動作の一例を示すフローチャートである。 玩具本体の構成を概略的に示すブロック図である。 移動速度制御時の玩具本体の動作の一例を示すフローチャートである。 進行方向制御時のコントローラの動作の一例を示すフローチャートである。 回転方向の検出方法を示す説明図である。 回転方向の検出方法を示す説明図である。 進行方向制御時の玩具本体の動作の一例を示すフローチャートである。
以下、図面を参照しつつ、本発明の実施形態である無線コントロール式玩具を詳細に説明する。但し、発明の範囲は、図示例に限定されない。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態の無線コントロール式玩具の概要について、図1、図2及び図3に基づいて説明する。
本発明の第1実施形態における無線コントロール式玩具は、コントローラ100と、例えば、自動車の形状を模した走行玩具としての玩具本体200とから構成される。
コントローラ100には、コントローラ本体1に対してRR方向(右回転)及びRL方向(左回転)に回転自在に、操作部である操作ハンドル2(発電ハンドル兼用)が設けられる(連結される)。また、コントローラ100の一部分には、充電時において玩具本体200との接続のための接続部CN1が設けられている。
一方、玩具本体200の一部分には、充電時において発電機能を有するコントローラ100と接続するための接続部CN2が設けられている。
第1に、玩具本体200の充電時には、接続ケーブルCBの一端をコントローラ100の接続部CN1に接続し、接続ケーブルCBの他端を玩具本体200の接続部CN2にそれぞれ接続する。
その後、ユーザが、コントローラ100の操作ハンドル2(発電ハンドルに相当)を回転させることによって、直接、若しくは、回転加速ギアを介して発電機である直流モータを回して発電し、発電され電圧を接続ケーブルCBを介して玩具本体200に供給し、玩具本体200内に設けられた充電池を充電する。
このような充電動作によって玩具本体200内に設けられた充電池の充電が完了した後、接続ケーブルCBをコントローラ100の接続部CN1と、玩具本体200の接続部CN2とから外して、コントローラ100と玩具本体200を分離する。
第2に、玩具本体200の無線制御時には、ユーザが、コントローラ100の操作ハンドル2(発電ハンドルに相当)を回転させることによって、コントローラ100自身の動作に必要な電力を発電させる。
このような発電動作と同時並行して、コントローラ100は玩具本体200を制御するための制御信号を生成して無線で送信し、玩具本体200を無線で制御する。例えば、玩具本体200を予め設定されている初速で前進させると共に、操作ハンドル2の回転数に応じて、玩具本体200の移動速度(動作態様)を制御する。例えば、回転数が所定の回転数を超えた場合に、玩具本体200の移動速度(動作態様)を速くさせる(変速させる)。
このような玩具本体200の充電時、玩具本体200の無線制御時におけるコントローラ100の動作を図4〜図9に基づいてさらに詳細に説明する。
なお、図4において、フィルタ回路4、極性切換回路5、蓄電器6及び接続部7は発電充電部101を、パルス抽出回路8、カウント部9、位相検出部10、制御信号生成部11及び送信部12は制御部102をそれぞれ構成している。
また、カウント部9、位相検出部10及び制御信号生成部11の機能に関しては、公知の電子回路によって、若しくは、シングルチップマイクロプロセッサ等(以下、単にマイクロプロセッサと呼ぶ。)によって実現される。
ここで、マイクロプロセッサは、コントローラ100の制御を行うものである。具体的には、マイクロプロセッサは、CPU(Central Processing Unit)、RAM(Random Access Memory)、ROM(Read Only Memory)、I/O(Input/Output)ポート等各種入出力(何れも図示略)を備え、ROMに記憶されたコントローラ100用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。その際に、CPUは、RAM内の格納領域内に各種処理結果を格納させる。
RAMは、例えば、CPUにより実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域などを備える。
ROMは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されたプログラム、具体的には、コントローラ100で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラムや、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ等を記憶する。
I/Oポートは、マイクロプロセッサ外部からのデータの取り込みや、データの出力、マイクロプロセッサ外部の回路の制御等を行う。
コントローラ100において、操作ハンドル2は発電機である直流モータ3の回転軸に直接、若しくは、回転加速ギアを介して右回転方向及び左回転方向に回転自在に取り付けられ(連結され)、直流モータ3の出力端子はフィルタ回路4及びパルス抽出回路8の入力端子にそれぞれ接続される。
そして、LPF(Low-pass filter)回路等のノイズ除去のためのフィルタ回路4の出力は極性切換回路5の入力端子に接続され、ダイオードブリッジ等の極性切換回路5の出力はコンデンサである蓄電器6の両端と、充電時に玩具本体200との接続のために使用される接続部7(CN1に相当)にそれぞれ接続される。
また、図4では図示していないが、コンデンサである蓄電器6の両端の出力電圧は、コントローラ100全体の供給電源として、制御部102やコントローラ100を構成するその他の回路に供給される。
一方、直流成分をカットしてパルス波形を整形するパルス抽出回路8の出力は、抽出されたパルスの数をカウントするカウント部9及び抽出されたパルスの位相を検出する位相検出部10の入力端子にそれぞれ接続される。
また、カウント部9及び位相検出部10の出力はそれぞれ玩具本体200を制御する制御信号を生成する制御信号生成部11の入力端子に接続される。
最後に、制御信号生成部11の出力は赤外線(無線)を用いて制御信号を送信する送信部12の入力端子に接続される。
ここで、玩具本体200の充電時、玩具本体200の無線制御時における発電充電部101の動作について説明する。
図4に示すコントローラ100の構成において、操作ハンドル2を回転させると、直接、若しくは、回転加速ギアを介して取り付けられている(連結される)発電機である直流モータ3の回転軸も同期して回転する。
直流モータ3は、図5に示すように、回転軸MTには複数の整流子CMが設けられており、これらの整流子CMが順次ブラシBRと接触し、切断して電気の流れを切り換えることにより、直流電圧でモータが回転、或いは、回転軸を回転させると直流電圧が発生することになる。
但し、逆に言えば、整流子CMとブラシBRとが接触/切断を繰り返す時にスパークが発生し、当該スパークに起因して電気ノイズが発生することになる。
例えば、正方向(直流モータ3の出力端子と同じ極性の電圧が発生する回転方向)に直流モータを回転させると、図6に示すように発電された直流電圧DP(正の極性)に対して当該電気ノイズNPが重畳された電圧が直流モータ3の出力端子間に発生することになる。
また、例えば、逆方向(直流モータ3の出力端子と逆の極性の電圧が発生する回転方向)に直流モータを回転させると、図7に示すように発電された直流電圧DM(負の極性)に対して当該電気ノイズNMが重畳された電圧が直流モータ3の出力端子間に発生することになる。
このような電気ノイズNPや電気ノイズNMが、コントローラ100の電源電圧に重畳されるとコントローラ100が誤動作等して不具合を招く恐れがあるので、発電充電部101のフィルタ回路4(LPF回路)を用いてこのような電気ノイズ成分を除去する。
その後、ダイオードブリッジ等の極性切換回路5で発電された電圧の極性を揃える。例えば、図8Aに示すように、直流モータ3の回転軸が正方向回転した場合、直流電圧DP(正の極性)が発生するので極性切換回路5は直流モータ3の出力をそのままコンデンサである蓄電器6の両端に印加して充電する。
一方、図8Bに示すように、直流モータ3の回転軸が逆方向回転した場合、直流電圧DM(負の極性)が発生するので極性切換回路5は直流モータ3の出力の極性を切り換えてコンデンサである蓄電器6の両端に印加して充電する。
すなわち、直流モータ3を正方向回転、若しくは、逆方向回転させた場合であっても、コンデンサである蓄電器6の両端には、極性切換回路5によって常に同一極性の直流電圧が印加されるので充電状態が維持されることになる。
このように、コンデンサである蓄電器6に充電された電圧が、接続部7を介して玩具本体200を充電し、或いは、コントローラ100全体の供給電源として制御部102やその他の回路に供給され消費されることになる。
また、ここで、玩具本体200の無線制御時における制御部102の動作について図9のフローチャートを用いて説明する。
パルス抽出回路8は、直流モータ3の出力端子の電圧に重畳されている電気ノイズを抽出する。具体的には、直流モータ3の出力端子の電圧から直流成分をカットして電気ノイズを抽出し、後段のロジック回路(マイクロプロセッサ)で使用可能なように波形を整形する。
そして、図9に示すように制御部102のカウント部9(マイクロプロセッサ)は、パルス抽出部8で抽出され整形されたパルスの所定の時間の数をカウントして、カウント結果を制御信号生成部11に出力する(ステップS1)。
すなわち、前述の電気ノイズは、直流モータ3の回転軸MTに設けられた複数の整流子CMと、ブラシBRと接触/切断に起因して発生するので、回転軸MTの回転数に比例する。このため、制御部102のカウント部9(マイクロプロセッサ)で、このような電気ノイズを抽出したパルスをカウントすることにより、直流モータ3の回転数、言い換えれば、特殊なセンサを備えることなく操作ハンドル2の回転数を検出することが可能になる。
制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、カウント部9から出力されるカウント数が予め設定されている閾値を超過したか否かを判断する(ステップS2)。言い換えれば、操作ハンドル2の回転数が所定の回転数を超えた場合を検出していることになる。
ここで、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)が、予め設定されている閾値を超過したと判断した場合(ステップS1:Yes)、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、移動速度(動作態様)を一段階速くする制御信号(移動速度(動作態様)を指示する制御信号)を生成する(ステップS3)。
一方、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)が、予め設定されている閾値を超過していないと判断した場合(ステップS1:No)、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、移動速度(動作態様)は予め設定されている初速を保つ制御信号(移動速度(動作態様)を指示する制御信号)を生成する(ステップS4)。
最後に、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、生成した制御信号(移動速度(動作態様)を指示する制御信号)を送信部12を介して玩具本体200に対して送信する(ステップS5)。具体的には、マイクロプロセッサのI/Oポートから出力で送信部12を駆動して赤外線(無線)を用いて生成した制御信号を送信する。
前述の玩具本体200の充電時、玩具本体200の無線制御時における玩具本体200の動作を図10〜図11に基づいてさらに詳細に説明する。
なお、図10において、受信部16及び駆動信号生成部17は制御部201を構成している。また、駆動信号生成部17の機能に関しては、公知の電子回路によって、若しくは、マイクロプロセッサによって実現される。
ここで、マイクロプロセッサは、玩具本体200の制御を行うものである。具体的には、マイクロプロセッサは、CPU、RAM、ROM、I/Oポート等各種入出力(何れも図示略)を備え、ROMに記憶された玩具本体200用の各種処理プログラム(図示略)に従って各種の制御動作を行う。その際に、CPUは、RAM内の格納領域内に各種処理結果を格納させる。
RAMは、例えば、CPUにより実行される処理プログラム等を展開するためのプログラム格納領域や、入力データや上記処理プログラムが実行される際に生じる処理結果等を格納するデータ格納領域などを備える。
ROMは、コンピュータ読み取り可能なプログラムコードの形態で格納されたプログラム、具体的には、玩具本体200で実行可能なシステムプログラム、当該システムプログラムで実行可能な各種処理プログラムや、これら各種処理プログラムを実行する際に使用されるデータ等を記憶する。
I/Oポートは、マイクロプロセッサ外部からのデータの取り込みや、データの出力、マイクロプロセッサ外部の回路の制御等を行う。
玩具本体200において、充電時に使用する接続部13(CN2に相当)の出力はバッテリである充電池14に接続され、充電池14の出力が駆動部15の電源端子に接続される。また、図10では図示していないが充電池14の出力である供給電源は、玩具本体200を制御する制御部201に供給される。
赤外線(無線)を用いて制御信号を受信する受信部16の出力は駆動信号生成部17に接続され、駆動信号生成部17の出力は駆動部15の制御端子に接続される。
ここで、玩具本体200の充電時における玩具本体200の動作について説明する。コントローラ100の接続部7(第1の接続部)及び接続部13(第2の接続部)を介してコントローラ100のコンデンサである蓄電器6の出力である電圧が、バッテリである充電池14に印加され、充電池14は充電される。
さらに、ここで、玩具本体200の無線制御時における制御部201の動作について図11のフローチャートを用いて説明する。
受信部16は、コントローラ100の送信部12から送信される赤外線(無線)を受信して制御信号を抽出し、後段のロジック回路(マイクロプロセッサ)で使用可能なように波形を整形する。
そして、図10に示すように制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、受信部16で受信され整形された制御信号を取得したか否かを判断する(ステップS11)。
ここで、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)が、制御信号を取得していないと判断した場合(ステップS11:No)、ステップS11に戻る。
一方、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)が、制御信号を取得したと判断した場合(ステップS11:Yes)、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、取り込んだ制御信号の指示された速度に基づき予め設定されている初速を維持する制御信号であるか否かを判断する(ステップS12)。
ここで、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)が、予め設定されている初速を維持する制御信号であると判断した場合(ステップS12:Yes)、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、駆動部15を制御して移動速度(動作態様)を制御信号で指示された速度(動作態様)に制御する。言い換えれば、玩具本体200の予め設定されている初速を維持する(ステップS13)、と共にステップS11に戻る。
一方、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)が、初速を維持する制御信号ではない判断した場合(ステップS12:No)、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、駆動部15を制御して移動速度(動作態様)を制御信号で指示された速度(動作態様)に制御する。言い換えれば、玩具本体200の移動速度(動作態様)を一段階速く(変速する)する(ステップS14)、と共にステップS11に戻る。
以上のように、発電機として直流モータ3を用い、この直流モータ3の回転軸に連結された操作ハンドル2を回転させて発電して玩具本体200の充電池14を充電等し、直流モータの電気ノイズを抽出して回転数を検出することにより、充電時には、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させて玩具本体200の充電し、無線制御時には、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させてコントローラ自らの動作に必要な電力を確保(発電)すると共に、操作ハンドル2の回転数に応じて玩具本体200の移動速度(動作態様)を制御することができる。
(第2実施形態)
また、本発明の第2実施形態の無線コントロール式玩具の概要について、図1、図2及び図3に基づいて説明する。但し、充電時の動作等、本発明の第1実施形態と同様の部分に関しては説明を省略する。
本発明の第1実施形態と同様に、玩具本体200の無線制御時には、ユーザが、コントローラ100の操作ハンドル2(発電ハンドルに相当)を回転させることによって、コントローラ100自身の動作に必要な電力を発電する。
このような発電動作と同時並行して、ユーザが回転させる操作ハンドル2の回転方向に応じて、コントローラ100は進行方向(動作態様)を指示する制御信号を生成し無線で送信し、玩具本体200が前進するのか、若しくは、後退するのかを制御する。言い換えれば、玩具本体200の進行方向(動作態様)を制御信号で指示された方向(動作態様)に制御する。
ここで、玩具本体200の無線制御時における制御部102の動作について図12のフローチャートを用いて説明する。
パルス抽出回路8は、直流モータ3の出力端子の電圧に重畳されている電気ノイズを抽出する。具体的には、直流モータ3の出力端子の電圧から直流成分をカットして電気ノイズを抽出し、後段のマイクロプロセッサで使用可能なように波形を整形する。
そして、図12に示すように制御部102の位相検出部10(マイクロプロセッサ)は、パルス抽出部8で抽出され整形されたパルスの位相を検出して、検出結果を制御信号生成部11に出力する(ステップS21)。
また、前述の電気ノイズは、直流モータ3の回転軸MTに設けられた複数の整流子CMと、ブラシBRと接触/切断に起因して発生するものであるため、回転軸MT(操作ハンドル2)正方向回転させた場合と、逆方向回転させた場合とでは位相が異なる。
すなわち、例えば、操作ハンドル2を正方向に回転させた時の電気ノイズの波形を図13Aとした場合、操作ハンドル2を逆回転させることにより発生する電気ノイズの波形は図13Bに示すようになり、位相が互いに180度異なることになる。
言い換えれば、電気ノイズの位相の違い検出することにより、特殊なセンサを備えることなく操作ハンドル2の回転方向を検出することが可能になる。
制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、位相検出部10から出力される検出結果に基づき操作ハンドル2(回転軸MT)が正方向回転しているか否かを判断する(ステップS22)。
ここで、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)が、操作ハンドル2(回転軸MT)が正方向回転していると判断した場(ステップS22:Yes)、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、玩具本体200を前進させる制御信号(進行方向(動作態様)を指示する制御信号)を生成する(ステップS23)。
一方、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)が、操作ハンドル2(回転軸MT)が正方向回転していない(すなわち、逆方向回転している)と判断した場合(ステップS22:No)、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、玩具本体200を後退させる制御信号(進行方向(動作態様)を指示する制御信号)を生成する(ステップS24)。
最後に、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、生成した制御信号(進行方向(動作態様)を指示する制御信号)を送信部12を介して玩具本体200に対して送信する(ステップS25)。具体的には、マイクロプロセッサのI/Oポートから出力で送信部12を駆動して赤外線(無線)を用いて生成した制御信号を送信する。
さらに、ここで、玩具本体200の無線制御時における制御部201の動作について図14のフローチャートを用いて説明する。
受信部16は、コントローラ100の送信部12から送信される赤外線(無線)を受信して制御信号を抽出し、後段のロジック回路(マイクロプロセッサ)で使用可能なように波形を整形する。
そして、図14に示すように制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、受信部16で受信され整形された制御信号を取得したか否かを判断する(ステップS31)。
ここで、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)が、制御信号を取得していないと判断した場合(ステップS31:No)、ステップS31に戻る。
一方、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)が、制御信号を取得したと判断した場合(ステップS31:Yes)、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、取り込んだ制御信号の指示された進行方向(動作態様)に基づき前進させるものであるか否かを判断する(ステップS32)。
ここで、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)が、前進させる制御信号であると判断した場合(ステップS32:Yes)、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、駆動部15を制御して進行方向(動作態様)を制御信号で指示された方向(動作態様)に制御する。言い換えれば、玩具本体200を前進させる(ステップS33)、と共にステップS31に戻る。
一方、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)が、前進させる制御信号ではない(すなわち、後退させる)判断した場合(ステップS32:No)、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、駆動部15を制御して進行方向(動作態様)を制御信号で指示された方向(動作態様)に制御する。言い換えれば、玩具本体200を後退させる(ステップS24)、と共にステップS11に戻る。
以上のように、発電機として直流モータ3を用い、この直流モータ3の回転軸に連結された操作ハンドル2を回転させて発電して玩具本体200の充電池14を充電等し、直流モータ3の電気ノイズを抽出して位相を検出することにより、充電時には、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させて玩具本体200の充電し、無線制御時には、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させてコントローラ自らの動作に必要な電力を確保(発電)すると共に、操作ハンドル2の回転方向に応じて玩具本体200の進行方向(動作態様:前進後退)を制御することができる。
(変形例1)
本発明の第1実施形態及び第2実施形態の変形例1について説明する。
図2等の玩具本体200の説明に際しては、玩具本体200は、充電池14を備えた充電式として説明されているが、通常の乾電池等の非充電式の電池で駆動されるものであっても構わない。
すなわち、図10における充電池14を通常の乾電池等の非充電式の電池に置き換えることにより変形例1が実現される。また、この場合、コントローラ100の接続部7(CN1)や玩具本体の接続部13(CN2)は不要になる。
その他、コントローラ100及び玩具本体200の動作等に関しては、発明の第1実施形態及び第2実施形態と同じである。
以上のように、変形例1では、玩具本体200を非充電式にすることにより、充電作業が不要になり、無線制御時には、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させてコントローラ自らの動作に必要な電力を確保(発電)すると共に、操作ハンドル2の回転数に応じて玩具本体200の移動速度(動作態様)を、或いは、操作ハンドル2の回転方向に応じて玩具本体200の進行方向(動作態様:前進後退)をそれぞれ制御することができる。
(変形例2)
本発明の第1実施形態の変形例2について説明する。
本発明の第1実施形態では、無線制御時に、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させてコントローラ自らの動作に必要な電力を確保(発電)すると共に、操作ハンドル2の回転数に応じて玩具本体200の移動速度(動作態様)を2段階に制御しているが、変形例2では、操作ハンドル2の回転数に比例して玩具本体200の移動速度(動作態様)を制御する。
すなわち、図9のコントローラ100の動作の説明において、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、カウント部9から出力されるカウント数に比例する移動速度(動作態様)を指定する制御信号を生成し玩具本体200に赤外線(無線)で送信する。
同様に、図11の玩具本体200の動作の説明において、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、駆動部15を制御して玩具本体200の移動速度(動作態様)が受信した制御信号に指定された速度になるように制御する。
なお、変形例2では玩具本体200が充電式であっても、非充電式であっても何れであって構わない。
以上のように、変形例2では、無線制御時には、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させてコントローラ自らの動作に必要な電力を確保(発電)すると共に、操作ハンドル2の回転数に比例して玩具本体200の移動速度(動作態様)を制御することができる。
(変形例3)
本発明の第1実施形態及び第2実施形態の変形例3について説明する。
本発明の第1実施形態では、無線制御時に、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させてコントローラ自らの動作に必要な電力を確保(発電)すると共に、操作ハンドル2の回転数に応じて玩具本体200の移動速度(動作態様)を2段階に制御し、本発明の第2実施形態では、操作ハンドル2の回転方向に応じて玩具本体200の進行方向(動作態様:前進後退)を制御しているが、変形例3では、操作ハンドル2の回転数若しくは回転方向に応じて玩具本体200の移動速度(動作態様)や進行方向(動作態様:前進後退)以外の指定された動作をさせる。
例えば、操作ハンドル2の回転数に応じて、玩具本体200を右ターンさせ、或いは、左ターン等させる。
また、例えば、操作ハンドル2の回転方向に応じて、玩具本体200を右ターンさせ、或いは、左ターン等させる。
すなわち、図9や図12のコントローラ100の動作の説明において、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、カウント部9から出力されるカウント数や位相検出部10から出力される検出結果に基づき玩具本体200を右ターンさせ、或いは、左ターン等させる制御信号(動作を指定する制御信号)を生成し玩具本体200に赤外線(無線)で送信する。
同様に、図11や図14の玩具本体200の動作の説明において、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、駆動部15を制御して受信した制御信号(動作を指定する制御信号)で指定された動作(玩具本体200を右ターンさせ、或いは、左ターン等させる)を行うように玩具本体200を制御する。
なお、制御信号で指定される動作としては、勿論、右ターン、或いは、左ターンに限定されるわけではなく、操作ハンドル2の回転数や回転方向に応じて、その他の動作を生じるよう制御しても構わない。
また、変形例3では玩具本体200が充電式であっても、非充電式であっても何れであって構わない。
以上のように、変形例3では、無線制御時には、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させてコントローラ自らの動作に必要な電力を確保(発電)すると共に、操作ハンドル2の回転数や回転方向に応じて玩具本体200を右ターンさせ、或いは、左ターンさせる等の制御信号で指定された動作を行わせることにより、より複雑な玩具本体の無線制御を行うことが可能になる。
(変形例4)
本発明の第1実施形態及び第2実施形態の変形例4について説明する。
本発明の第1実施形態及び第2実施形態では玩具本体200は、自動車の形状を模した走行玩具であると例示さいているが、変形例4では、玩具本体200は、例えば、犬、猫、牛、馬等の動物の形状を模した走行玩具とすると共に、操作ハンドル2の回転数若しくは回転方向に応じて玩具本体200が立ち上がらせたり、該当する動物の鳴き声を出させたり等と言った変形例1〜変形例3とは異なる動作を生じさせる。
すなわち、図9や図12のコントローラ100の動作の説明において、制御部102の制御信号生成部11(マイクロプロセッサ)は、カウント部9から出力されるカウント数や位相検出部10から出力される検出結果に基づき玩具本体200を立ち上がらせ、或いは、該当する動物の鳴き声を出させる制御信号(動作を指定する制御信号)を生成し玩具本体200に赤外線(無線)で送信する。
同様に、図11や図14の玩具本体200の動作の説明において、制御部201の駆動信号生成部17(マイクロプロセッサ)は、駆動部15を制御して受信した制御信号(動作を指定する制御信号)に指定された動作(玩具本体200を立ち上がらせ、或いは、該当する動物の鳴き声を出させる等)を行うように玩具本体200を制御する。
但し、変形例4においては、玩具本体200にスピーカ等の電気音響変換部を別途設けて、駆動信号生成部17で、該当する動物の鳴き声の電気信号を生成して当該電気音響変換部に出力し、電気音響変換部から音響信号(音声)として出力することになる。
なお、動作の変化としては、勿論、立ち上がらせ、或いは、該当する動物の鳴き声を出させることに限定されるわけではなく、操作ハンドル2の回転数や回転方向に応じて、その他の動作を生じるよう制御しても構わない。
また、変形例4では玩具本体200が充電式であっても、非充電式であっても何れであって構わない。
以上のように、変形例4では、無線制御時には、コントローラ100の操作ハンドル2を回転させてコントローラ自らの動作に必要な電力を確保(発電)すると共に、操作ハンドル2の回転数や回転方向に応じて、例えば、犬、猫、牛、馬等の動物の形状を模した走行玩具である玩具本体200を立ち上がらせ、或いは、該当する動物の鳴き声を出させる等の制御信号で指定された動作を行わせることにより、より複雑な玩具本体の無線制御を行うことが可能になる。
なお、図3に示す充電時における玩具本体とコントローラとの接続状態を示す説明図では、ケーブルCBを用いて、コントローラ100の接続部CN1(第1の接続部)と、玩具本体200の接続部CN2(第2の接続部)とを連結して充電を行う説明がなされているが、勿論、ケーブルCBを用いることなく、コントローラ100の接続部7(第1の接続部)及び接続部13(第2の接続部)を介してコントローラ100のコンデンサである蓄電器6の出力である電圧が、バッテリである充電池14に印加され、充電池14を充電すれば良い。
また、本発明の第1実施形態では操作ハンドル2の回転数に基づき制御対象である玩具本体の移動速度(動作態様)を割り当てて、これを制御し、本発明の第2実施形態では操作ハンドル2の回転方向に基づき制御対象である玩具本体の進行方向(動作態様)を割り当てて、これを制御していたが、勿論、操作ハンドル2の回転数に基づき制御対象である玩具本体の進行方向(動作態様)を割り当てて、これを制御し、操作ハンドル2の回転方向に基づき制御対象である玩具本体の移動速度(動作態様)を割り当てて、これを制御しても構わない。
また、操作ハンドル2の回転数に対してその他の制御対象を割り当てても構わないし、操作ハンドル2の回転方向に対してその他の制御対象を割り当てても構わない。
また、操作ハンドル2の回転数と操作ハンドル2の回転方向を組み合わせた上、例えば、回転数がN(Nは任意の整数)以上、且つ、回転方向が正方向回転(アンド条件)や回転数がN(Nは任意の整数)以下、若しくは、回転方向が逆方向回転(オア条件)に対して、制御対象を割り当てても構わない。
また、変形例1においては、コントローラ100から玩具本体200への充電は必要ないので、制御部102で必要とする電力を供給する電源として通常の乾電池等を用いたり、ACアダプター等の外部の電源装置から別途電力を供給する場合には、コントローラ100における発電充電部101は不要になる。
また、変形例4では、例えば、犬、猫、牛、馬等の動物の形状を模した走行玩具である玩具本体200を立ち上がらせ、或いは、該当する動物の鳴き声を出させる等を想定しているが、自動車の形状を模した走行玩具としての玩具本体200において、例えば、片輪走行、ウイリー走行等の動作や、また、例えば、クラクション(警笛)を鳴らしたり、パトカーや消防車のサイレン等を鳴らすものであっても構わない。
(第2実施形態についての付記)
上述した第2実施形態についての記載から把握されるとおり、第2実施形態についての記載には、以下の付記に記載の発明に加えて多様な技術的思想の開示が含まれる。
付記1.
直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、
前記直流モータの出力の電気ノイズから得られた回転方向に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部とを有するコントローラと、
受信した前記制御信号で指示された動作態様に自らの動作を制御する第2の制御部を有する玩具本体と
を備えることを特徴とする無線コントロール式玩具。
付記2.
発電機としての直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、
前記直流モータの出力の電気ノイズを除去し極性を切り換えて蓄電器に印加する発電充電部と、
前記電気ノイズから得られた回転方向に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部と
を有するコントローラと、
受信した前記制御信号に基づき自らの動作を制御する第2の制御部を有する玩具本体とを備え、
前記ハンドルを回転させて前記コントローラ自らの動作に必要な電力を発電して記第1の制御部に前記制御信号を送信させると共に前記第2の制御部が前記玩具本体の動作態様を前記制御信号で指示された動作態様に制御する
ことを特徴とする無線コントロール式玩具。
付記3.
発電機としての直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、
前記直流モータの出力の電気ノイズを除去し極性を切り換えて蓄電器に印加すると共に蓄電器の出力を第1の接続部を介して外部に供給する発電充電部と、
前記電気ノイズから得られた回転方向に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部と
を有するコントローラと、
充電池と、
この充電池の両端に接続された第2の接続部と、
受信した前記制御信号に基づき自らの動作を制御する第2の制御部とを有する玩具本体とを備え、
充電時に、前記操作ハンドルを回転させて発電すると共に前記蓄電器の出力を前記第1及び第2の接続部を介して前記充電池に印加して充電し、無線制御時に、前記操作ハンドルを回転させて前記コントローラ自らの動作に必要な電力を発電して前記第1の制御部に前記制御信号を送信させると共に前記第2の制御部が前記玩具本体の動作態様を前記制御信号で指示された動作態様に制御する
ことを特徴とする無線コントロール式玩具。
付記4.
前記第1の制御部が、
前記電気ノイズから抽出したパルスの位相を検出し、検出した位相に基づき前記回転方向を検出することを特徴とする
付記1〜3の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具。
付記5.
前記第1の制御部が、
前記回転方向に基づき進行方向を指示する前記制御信号を生成し無線で送信することを特徴とする
付記1〜4の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具。
付記6.
前記第1の制御部が、
前記回転方向に応じて前記玩具本体の動作を指定する制御信号を生成し無線で送信し、
前記第2の制御部が、
前記玩具本体に前記制御信号で指定された動作を行わせるように制御することを特徴とする
付記1〜4の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具。
本発明は、玩具本体における電源の充電が可能な無線コントロール式玩具の分野で特に利用することができる。
100 コントローラ
101 発電充電部
102 制御部
200 玩具本体
201 制御部
1 コントローラ本体
2 操作ハンドル
3 直流モータ
4 フィルタ回路
5 極性切換回路
6 蓄電器
7,13 接続部
8 パルス抽出回路
9 カウント部
10 位相検出部
11 制御信号生成部
12 送信部
14 充電池
15 駆動部
16 受信部
17 駆動信号生成部

Claims (7)

  1. 直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、
    前記直流モータの出力の電気ノイズから得られた回転数に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部とを有するコントローラと、
    受信した前記制御信号で指示された動作態様に自らの動作を制御する第2の制御部を有する玩具本体と
    を備えることを特徴とする無線コントロール式玩具。
  2. 発電機としての直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、
    前記直流モータの出力の電気ノイズを除去し極性を切り換えて蓄電器に印加する発電充電部と、
    前記電気ノイズから得られた回転数に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部と
    を有するコントローラと、
    受信した前記制御信号に基づき自らの動作を制御する第2の制御部を有する玩具本体とを備え、
    前記操作ハンドルを回転させて前記コントローラ自らの動作に必要な電力を発電して前記第1の制御部に前記制御信号を送信させると共に前記第2の制御部が前記玩具本体の動作態様を前記制御信号で指示された動作態様に制御する
    ことを特徴とする無線コントロール式玩具。
  3. 発電機としての直流モータの回転軸に連結された操作ハンドルと、
    前記直流モータの出力の電気ノイズを除去し極性を切り換えて蓄電器に印加すると共に蓄電器の出力を第1の接続部を介して外部に供給する発電充電部と、
    前記電気ノイズから得られた回転数に基づき動作態様を指示する制御信号を生成し無線で送信する第1の制御部と
    を有するコントローラと、
    充電池と、
    この充電池の両端に接続された第2の接続部と、
    受信した前記制御信号に基づき自らの動作を制御する第2の制御部とを有する玩具本体とを備え、
    充電時に、前記操作ハンドルを回転させて発電すると共に前記蓄電器の出力を前記第1及び第2の接続部を介して前記充電池に印加して充電し、無線制御時に、前記操作ハンドルを回転させて前記コントローラ自らの動作に必要な電力を発電して前記第1の制御部に前記制御信号を送信させると共に前記第2の制御部が前記玩具本体の動作態様を前記制御信号で指示された動作態様に制御する
    ことを特徴とする無線コントロール式玩具。
  4. 前記第1の制御部が、
    前記電気ノイズから抽出したパルスをカウントして前記回転数を検出することを特徴とする
    請求項1〜3の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具。
  5. 前記第1の制御部が、
    前記回転数が所定の回転数を超えた場合に一段階早い前記玩具本体の移動速度を指示する前記制御信号を生成し無線で送信することを特徴とする
    請求項1〜4の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具。
  6. 前記第1の制御部が、
    前記回転数に比例した前記玩具本体の移動速度を指示する前記制御信号を生成し無線で送信することを特徴とする
    請求項1〜4の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具。
  7. 前記第1の制御部が、
    前記回転数に応じて前記玩具本体の動作を指定する制御信号を生成し無線で送信し、
    前記第2の制御部が、
    前記玩具本体に前記制御信号で指定された動作を行わせるように制御することを特徴とする
    請求項1〜4の何れか一項に記載の無線コントロール式玩具。
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