JP2005507153A - 有機エレクトロルミネセンスディスプレイ - Google Patents

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Abstract

機能層(20)が第1の条片状ウェブ(10)によって囲んで制限されるので、大面積に機能層を被着させることができる有機エレクトロルミネセンスディスプレイを提案する。機能層は、基板(1)上の第1の電極層(5A)上に設けられる。機能層上には、第2の電極層(25A)が設けられる。

Description

【技術分野】
【0001】
エレクトロルミネセンスポリマーに基づく有機発光ダイオード(OLEDs)は近年、急速な発展を遂げた。OLEDは基本的に、エレクトロルミネセンス有機材料の1つまたは複数の層から成る。この層は、2つの電極間で積層されている。電極へ電圧が印加されると、この材料は発光する。
【0002】
OLEDは、カラーディスプレイ市場を制している液晶ディスプレイと比較して、多くの利点を有している。一つにはOLEDは、他の物理的な機能原理に基づいて自発光性を示す。これによって、液晶ディスプレイに基づくフラットディスプレイの場合には通常設けられているバックライトが不要になる。これによってOLEDの場合に必要とされる場所および消費電力が著しく低減される。有機発光ダイオードのスイッチング時間は、マイクロ秒の領域にあり、僅かにしか温度に依存しない。これによって、ビデオアプリケーションに対する使用が可能になる。液晶ディスプレイに対して読み取り角はほぼ180°である。液晶ディスプレイで必要となる偏光フィルムは、殆どの場合に省かれる。従って、表示素子の比較的高い明度が得られる。フレキシブルであり、平坦でない基板が使用可能なこと、並びに容易かつ低コストに製造可能であることはさらなる利点である。
【0003】
OLEDには2つの技術が存在する。これらの技術は、有機材料の種類および処理において異なる。一つには例えばヒドロキシキノリン−アルミニウム−III−塩(Alq3)のような低分子有機材料が使用される。これは殆どの場合、熱的蒸着によって相応する基板上に被着される。この技術に基づくディスプレイは既に市販されており、現在主に自動車電子技術において使用されている。しかしこの構成要素の製造は高真空下での多数のプロセス工程を伴うので、高い投資コストおよびメンテナンスコスト並びに比較的低いスループットによる欠点を有する。
【0004】
それ故に1990年から、有機材料としてポリマーを使用するOLED技術が開発されてきた。これは溶液から湿式化学的に基板上に設けられる。有機層を作成するために必要な真空工程はこの技術では省かれる。
【0005】
文献EP0892028A2号には、エレクトロルミネセンスポリマーがインクジェットプリント方法を用いて、個々の画素を規定するフォトラック層の窓部内に印刷される方法が開示されている。この方法の欠点は、インクジェットプリント方法が非常に緩慢であり、このような製造方法の形式が非常に時間のかかる、従ってコストのかかるものであるということである。
【0006】
このような理由から、ポリマーの印刷に対して、大面積の印刷方法を使用することが試みられた。この大面積印刷方法は、短時間の間に抵コストで大面積に印刷可能である。現在では殆どの場合、ポリマーは回転遠心方法(Drehschleuderverfahren)を用いて大面積に被着される。しかしこの方法は多くの欠点を有しており、ポリマー溶液の大部分(約99%)は、再び戻ることなく損出されてしまう。これに加えて回転遠心過程は同じように比較的長く続く(約30〜60秒)。基板が比較的大きい場合、ポリマー層の厚さを均一にして被着させるのはほぼ不可能である。
【0007】
基本的には、他の全ての大面積標準印刷方法が、エレクトロルミネセンスポリマーの印刷に適する。これは例えば、オフセット印刷やタンポン印刷のような平版印刷方法またはフレキソ印刷のような凸板印刷方法および凹板印刷方法である。
【0008】
文献WO9907189A1号には、エレクトロルミネセンスポリマーを被着させるための幾つかの標準の印刷方法が開示されている。
【0009】
しかしこのような大面積印刷方法においてはしばしば、別の問題が生じる。ポリマーはプリントするのに最適化されているのではなく、遮断割合(Sperrverhaeltnis)、寿命およびエレクトロルミネセンス効率に対する最適な性能が最適化されるようにされているからである。すなわち基板上にポリマーを印刷するときに、従来の印刷インキでは認められなかった、または従来の印刷インキを修正すること、例えば添加物を加えることによって除去することができた問題が生じてしまう。このような問題の1つには、基板上へのプリント後のポリマーのにじみ(Verlaufen)がある。急峻な縁部の代わりに、各印刷方法および使用に応じて、非常に幅の広い「汚れた縁部領域」が生じてしまう。添加物を加えることでポリマー溶液を印刷に適するようにするというオプションは、殆どの場合に行われない。なぜならこのような添加は、ポリマーの効果を損なわせるものだからである。
【0010】
印刷中のポリマー溶液のにじみによって、殊にディスプレイの外側の画素でポリマー層の厚さが減少する。これによって、ディスプレイの不均質な発光および、寿命の低下が生じてしまう。さらにしばしば、例えば酸化インジウムスズ(Indium-Zinn-Oxid:ITO)のような耐酸化性の導電性材料からなる電極端子は、敏応性ポリマー、並びに酸化しやすいカソード材料を保護する被覆部の下を通って実現される(hindurchgefuehrt)。基板上ないし電極接続部分上の厚い被覆部を確実にするために、この領域がポリマーを含まないことが必要である。従ってカソード接続部分もポリマーフリーでなくてはならない。なぜならそうでない場合にははじめに基板上に設置されたカソード接続部分は、後から設置されるカソードと絶縁されるからである。上述したこのような理由から、大面積印刷方法の場合に、ポリマーのにじみが回避されることが必要である。
【0011】
本発明の課題は、被着が大面積である場合にエレクトロルミネセンス層のにじみを回避する、エレクトロルミネセンスポリマーをベースにしたディスプレイを提供することである。上述の課題は、基板上に第1の電極層が配置されており、第1の条片状ウェブは、当該第1の電極層上に大面積に配置される機能層を囲んで制限し、当該機能層上に第2の電極層が配置されている、ことを特徴とする、有機エレクトロルミネセンスディスプレイによって解決される。ディスプレイの有利な構成、アクティブマトリクスディスプレイ並びにこのディスプレイの製造方法は後続の請求項に記載されている。
【0012】
本発明によるディスプレイでは、基板上に第1の電極層が配置される。有機エレクトロルミネセンス層(例えば正孔輸送ポリマーおよび発光ポリマー)から成るディスプレイの機能層が、本発明と相応に第1の条片状ウェブによって制限される領域上に被着される。この場合に機能層は大面積で、この領域内に配置される。機能層上には、第2の電極層が設けられる。
【0013】
機能層をプリントに適するように最適化するのは困難なので、本発明によるディスプレイでは、第1の条片状ウェブが、大面積に設置された機能層のにじみを阻止するようにディスプレイが変えられる。このようなウェブ構造体によってはじめて、機能層を基板の規定された領域上に大面積で被着させ、同時に囲んで区切ることが可能である。従って、機能層の縁部でも同じ厚さを維持することが可能である。
【0014】
ディスプレイの有利な構成では、第1の電極層は第1の電極接続部分と導電性に接続される。第1の電極層に隣接して、基板上には少なくとも1つの第2の電極接続部分が設けられる。第2の電極層は、第2の電極接続部分と接触している。機能層を取り囲んでいるウェブを有する機能層の領域並びに第2の電極層は、被覆部によって覆われるが、この被覆部は同時に、第1および第2の電極接続部分の端部を解放している。
【0015】
本発明によるディスプレイのこのような有利な別形態では、第1の条片状ウェブによって、第2の電極層が問題なく第2の電極接続部分と接触し、同時にディスプレイの厚い被覆部を被着させることができる。なぜなら、にじんでいる機能層が、被覆部と基板(ないしは電極接続部分)との間の接触を妨害することがないからである。
【0016】
本発明によるディスプレイの別の有利な構成では、パッシブマトリクスディスプレイが記載されている。このディスプレイでは、第1の電極層は相互に平行に延在する第1の電極条片を含む。ここでは各電極条片の延長部分が第1の電極接続部分として用いられる。この第1の電極条片に対して横向きに、第2の絶縁性条片状ウェブが配置される。このウェブは、後に、第2の電極条片を分けるのに用いられる。第1の条片状ウェブは、このような配置構成において単独で、または、第1のウェブに対して横向きに配置された第2の条片状ウェブのうちの少なくとも2つとともに、機能層を囲んで制限する。機能層を大面積に設けた後に第2の電極層が被着されると、第2の条片状絶縁ウェブのエッジで金属フィルムがはぎ取られる。これによって第1の電極条片に対して横向きに第2の電極条片が形成される。この第2の電極条片は両側で、各1つの第2の絶縁ウェブによって制限されている。このような第2の電極条片はそれぞれ、基板上に被着された第2の電極接続部分と接触している。このパッシブマトリクスディスプレイでは、個々に駆動制御可能な画素のマトリックスが得られる。ここで画素は、第1および第2の電極条片の交点によって規定される。第1の電極条片は通常はアノードとして使用され、第2の電極条片はカソードとして使用される。アノード条片およびカソード条片それぞれに電圧を印加すると、このような電極条片の交点として規定されているピクセルが発光する。
【0017】
本発明によるパッシブマトリクスディスプレイの場合には基本的に、第2の絶縁ウェブに対して横向きに配置されている例えば2つの第1の絶縁ウェブが、第2の絶縁ウェブのうちの少なくとも2つとともに機能層20を囲んで制限することが可能である。さらに、第1の絶縁ウェブを次のように配置することができる。すなわち第1の絶縁ウェブのうちの少なくとも2つが、カソード分割用の第2の絶縁ウェブに対して横向きに延在し、別の2つのウェブが第2の絶縁ウェブに対して縦に延在することが可能である。この場合に4つの第1の絶縁ウェブは共に機能層を囲んで制限する。正孔輸送または発光ポリマー等の極性または非極性のポリマーから成る多層の機能層がしばしば使用されるので、第1の絶縁ウェブ構造体がさらなる絶縁ウェブ構造体によって囲んで制限されることが可能である。ここで2つのウェブ構造体は、極性および非極性の機能層に対する異なる濡れ性を有することができる。しかし、機能層を囲んで制限する第1の絶縁ウェブと、カソードを分ける第2の絶縁ウェブは同じ材料から構成されてもよい。
【0018】
パッシブマトリクスディスプレイの場合には、第1および第2の絶縁ウェブは有利には、同じ材料から構成される。これは次の利点を有している。すなわち機能層を区切るための第1の絶縁ウェブが1つのステップにおいて、カソードを分けるためのウェブとともに構成可能であるという利点である。材料としては例えばポジティブまたはネガティブなフォトレジスト、または例えば二酸化けい素のような層を構成する他の絶縁材料が適している。
【0019】
カソードを分けるための第2の絶縁ウェブは有利には、上方に向かって張出しているエッジ形状を有している。この結果、後に大面積に被着される金属フィルム(第2の電極層)が確実に第2の絶縁ウェブのエッジで剥がされる。機能層を制限する第1の絶縁ウェブが第2の絶縁ウェブとともに被着される場合、第1の絶縁ウェブも通常は張出しているエッジ形状を有する。この場合には有利には、少なくとも、第2の電極接続部分(カソード接続部分)に隣接している第1の絶縁ウェブは第2の絶縁ウェブに対して横向きに、相互に接続されていない少なくとも2つの領域から構成される。これは次の利点を有している。すなわち第1の絶縁ウェブの張出したエッジ形状にもかかわらず、自身の中断されたウェブ構造体によって、被着が大面積である場合に、電極接続部分に対する境界での第2の電極フィルムの剥離が確実に阻止されるという利点である。これによって第2の電極条片は第2の電極接続部分と電気的に接触する。
【0020】
本発明の対象である方法を以下で説明する。すなわちステップA)において第1の電極層を設ける。ステップB)において第1の絶縁層を基板および/または第1の電極層上に被着させ、次に、第1の条片状ウェブに構造化する。この場合にははじめに第1の条片状ウェブを設け、引き続き第1の電極層を設ける、すなわちはじめにステップB)を行い、その後A)を実行することも可能である。引き続きステップC)において、機能層を大面積で、第1の条片状ウェブによって囲んで制限された領域上に被着させ、その後、ステップD)において大面積で第2の電極層が機能層上に設けられる。
【0021】
以下で本発明によるディスプレイ並びに本発明によるディスプレイの製造方法を実施例および図面に基づきより詳細に説明する。
【0022】
図1A〜図1Dには、構造化されていない第1および第2の電極層を有する従来のディスプレイの製造が示されている。
図2A〜図2Eには、構造化されていない第1および第2の電極層および電極接続部分を有する本発明によるディスプレイの別形態の製造が示されている。
図3A〜図3Fには、構造化された第1および第2の電極条片を有する本発明によるパッシブマトリクスディスプレイの製造が示されている。
図4A〜図4Kには、カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切るための第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブとの本発明による組合せが示されている。
図5Aおよび図5Bには、第1と第2の条片状ウェブとの組合せによって、種々の色のエレクトルミネセンスを示す機能層を相互に区切る方法が示されている。
図6Aおよび図6Bには、張り出しているエッジ形状を有していないウェブおよび張り出しているエッジ形状を有しているウェブの横断面が示されている。
図7には、本発明によるアクティブマトリクスディスプレイが示されている。
【0023】
従来のディスプレイと本発明によるディスプレイとの違いないしは、従来のディスプレイ製造方法と本発明によるディスプレイ製造方法との違いを明らかにするために、以下で簡単に、例えば照明使用に対する、構造化されていない第1および第2の電極層および電極接続部分を有する従来のディスプレイに対する製造方法について言及する。
【0024】
従来の製造方法では、図1Aに示されているような第1のステップにおいて、透明基板1(例えばガラスプレート)上に、直接的に電気的に接続された第1の電極接続部分5Bを有する第1の電極層5A、並びにこれと電気的に絶縁された第2の電極接続部分25Bが設けられる。電極層に対する材料としては通常は、酸化インジウムスズ(ITO)が導電性の透明材料として用いられる。
【0025】
図1Bには、第2のステップにおいて、大面積で機能ポリマー層(20)が被着される。ここで機能層20は、第2の電極接続部分25B並びに第1の電極接続部分5Bの領域を覆っていない。なぜならこれらの領域は、後から設置される被覆部の下を通って実現され、機能層が存在する場合には、これらの接続部分上に厚い被覆部が可能でないからである。さらに機能層20は、基板1上の、後から被覆部が設けられる他の領域も覆わないことに注意されたい。
【0026】
続いて、次のステップ(図1C)において大面積で、例えばシャドーマスクによって、例えばアルミニウムから成る第2の電極層25Aが設置される。ここでこのような第2の電極層は第2の電極接続部分25bと接触していることに注意されたい。
【0027】
最後のステップでは、図1Dに示されているように、機能層の領域および機能層を覆っている第2の電極層の領域にわたった被覆部60が設けられる。ここで2つの電極接続部分5Bおよび25Bは、被覆部の下を通って実現されている。
【0028】
ディスプレイに対する図示された従来の製造方法に対して、以下で説明する本発明による製造方法の別形態は、機能層を区切る条片状ウェブが設けられる少なくとも1つの付加的なステップによって特徴付けられる。このような別形態は付加的に、第1および第2の電極条片を設けること、並びに被包部分の取付も含む。その一般的な形態において本発明による方法は上述したように、ステップA)〜D)のみを含む。ここでは電極接続部分も、被包部分も形成されない。
【0029】
本発明による方法の別形態は以下の特徴を有する。すなわち図2Aに示されたように第1のステップA)において、基板1上に、第1の電極接続部分5Bを有する第1の電極層5Aと、その隣に少なくとも1つの第2の電極接続部分25Bが設けられる。この場合にも通常は、透明な導電性電極材料として酸化インジウムスズ(ITO)が使用される。これは液状臭化水素によって容易に構造化される。
【0030】
第2のステップB)では、基板および/または電極層上に、第1の絶縁層が設置され、引き続き条片状ウェブ10に構造化され、後に機能層20が形成されるべき領域を囲んで制限する。このようなステップは図2Bに示されている。ここで有利には第1の絶縁条片状ウェブ10は有利には、このウェブに平行に延在している別の条片状ウェブ35によって取り囲まれる。このさらなる条片状ウェブ35は、第1の条片状ウェブ10とは別の材料から成ることが可能である。従って、2つのウェブ構造体10および35によって、複数の異なる機能層を囲んで区切ることができる。このうちの1つの層は親水性であり、別の層は疎水性である。このような場合に、次のことが可能である。すなわち第1の機能層が第1の条片状ウェブ10によって制限され、第2の機能層がウェブ構造体35によって制限されることが可能である。
【0031】
図2Cに示されているように引き続きステップC)では、機能層20が大面積に被着される。ここで上述したように、複数の層を被着させることも可能である。
【0032】
引き続きステップD)では、第2の電極接続部分25Bと接触するように、大面積で第2の電極層25Aが機能層20上に設けられる。このようなステップは図2Dに示されている。第2の電極層は例えばシャドーマスクを通って大面積で蒸着される。
【0033】
図2Eに示されているように最後のステップE)では引き続き、被覆部60が次のように取付られる。すなわち被覆部が機能層20の領域と、機能層20を囲んで制限しているウェブ10および35の領域と、第2の電極層25Aと、第1および第2の電極接続部分の各終端部を覆うように取付られる。被覆部の材料は例えばプラスチックを含んでもよい。
【0034】
本発明による方法のこのような別形態は以下の利点を有している。すなわち、本発明による第1の条片状ウェブ10によって大面積で被着される機能層20が制限され、これによって、透明基板1および電極接続部分5Bおよび25Bと密接している被覆部60の取付が問題無く可能になることである。なぜならこのような領域上に、密接な被包を阻止する機能層のにじみがないからである。
【0035】
以下で、構造化された第1および第2の電極条片並びに個々に駆動制御可能な画素のマトリックスを有する、本発明によるパッシブマトリクスディスプレイの製造方法を説明する。
【0036】
この方法では図3Aに示されたようにステップA)において、第1の電極層5Aが、相互に平行に延在している第1の電極条片5に構造化されている。ここで各電極条片5の延長部は、第1の電極接続部分5Bとして用いられる。1つの外側電極条片5に隣接して第2の電極接続部分25Bが配置されている。
【0037】
このような方法では、第2の電極条片(カソード条片)を構造化するための第2の条片状ウェブ15も基板上に配置されているので、図3B−1に示されているように、ステップB)において機能層を囲んで制限する第1の条片状ウェブ10を被着させ、図3B−1. 1に示されているようにこれとは別に第2の条片状ウェブ15を別個のステップB1)において構造化することが可能である。ここでは、第2の条片状ウェブを、第1の条片状ウェブの前または後に設けることが可能である。このような手法は以下の利点を有している。すなわち2つの条片状ウェブ10または15のうちの1つを構造化した後に、この条片状ウェブを自身の表面の付加的な処理によって修正することができるという利点を有している。例えば、フッ化プラズマ、例えばCF内でエッチングすることによって、2つの条片状構造体のうちの1を溶剤による濡れに対してパッシブ化することができる。例えば界面活性剤または洗浄剤等の境界面活性物質によってウェブを処理することも可能である。このようにして、ウェブ構造体を、機能層の極性または非極性溶剤によって濡らされるべきか否かに依存して事前処理することができる。例えばポリビニルアルコールから成るウェブの化学的および機械的な耐久性は、ウェブが化学的な硬化剤によって処理されることによっても改善される。硬化時には、ポリマーが付加的に架橋される。ここでウェブの濡れ特性も変化する。
【0038】
2つの絶縁ウェブのうちの1つのウェブの表面を付加的に変えること、それを別個に構造化することおよび他の絶縁ウェブに依存しないで被着させることは、以下の利点を有している。すなわち2つのウェブ構造体をそれぞれ個々に自身の問題状況に整合させることができるという利点である(第1の絶縁ウェブ=機能層の制限、第2の絶縁ウェブ=カソード条片の分離)。2つのウェブ構造体を別個に構造化することによって殊に、各ウェブ構造体の形状およびサイズも完全に個別の与えられた状況に整合させることができる。従って第2の絶縁ウェブは例えば図6Bに示されているように、張出したエッジによって構造化可能である。このエッジでは後に第2の電極層の設置時に、金属フィルムが剥がされる。また第1の絶縁ウェブは張出しているエッジ形状を有していない。
【0039】
しかし共通のステップB)において、第1の条片状ウェブと第2の条片状ウェブを同じ材料から製造し、一緒に構造化することができる。これは以下の利点を有している。すなわちこれらのウェブが唯一のステップにおいて迅速かつ低コストに一緒に作成されるという利点である。一緒に構造化することによって、第1のウェブも第2のウェブも同じ張出したエッジ形状を有する。この場合には有利には、第2の電極接続部分25Bの隣にある第1の条片状ウェブは次のように形成される。すなわち図4G〜図4Hに示されているように、この第1の条片状ウェブが、ウェブをその長手方向において中断する相互に接続されていない領域30から成るように形成される。この種の構造体はこれまでと同じように、機能層の区切りを可能にする。しかしながら第2の電極層の被着時にこの第1のウェブでの金属フィルム一貫した剥離を阻止する。従ってこれはさらに、第2の電極接続部分と接触することができる。図4Gに示されているように、相互に接続されていないこのような領域(30)が第1のウェブの最も長い延長部分に対して横向きに延在することも可能である。
【0040】
第2の絶縁ウェブ15は通常は、第1の電極条片5に対して横向きに構造化される。第1および第2の条片状ウェブに対する材料としては基本的に、構造可能な全ての絶縁材料が考えられる。従って例えばポジティブまたはネガティブなフォトレジストが使用可能であり、これらは大面積に基板1上に、第1の電極条片の構造化後に被着され、引き続き露光され、現像液の補助によって現像される。しかし例えば層を構成する他の絶縁材料、例えば二酸化けい素を使用することもできる。これは引き続きシャドーマスクによってエッチングプラズマの補助によって構造化される。例えばポリイミド合成物質の使用も可能である。これはマスクを通して、ポリイミドに特定に作用する溶剤によって構造化される。さらに第1の絶縁ウェブの絶縁性材料も第2の絶縁ウェブの絶縁性材料も印刷方法によって被着させることが可能である。
【0041】
基本的に、第1の絶縁条片状ウェブ10だけが機能層を囲んで制限し、ここでカソードを別個にするための第2の条片状ウェブ15の少なくとも1つの大きな部分も取り囲むことも可能である。しかし例えば、前記第2の条片状ウェブに対して横向きに設けられた第1の条片状ウェブが、この第2の条片状ウェブのうちの少なくとも2つのウェブと共に、当接している(zusammenhaengende)ウェブ構造体を構成することも可能である。この構造体は、例えば図4Cに示されているように機能層を囲んで制限する。
【0042】
引き続き図3Cに示されているように、ステップCにおいて大面積で機能層20が被着される。機能層20を大面積に被着させるために、例えば大面積の印刷方法(例えばオフセット印刷、スクリーン印刷、タンポン印刷、凹板印刷および凸板印刷方法、殊にフレキソ印刷)が適している。フレキソ印刷は、輪転印刷方法のことである。この印刷方法では例えばゴムまたはプラスチックから成るフレキシブルな印刷版下が使用される。
【0043】
図3Dに示されているように引き続きステップD)では、大面積で第2の電極層25Aが例えばシャドーマスクによって設置される。ここで金属フィルムは第2の条片状ウェブで剥がされる。この結果、両側でそれぞれ1つの第2の絶縁層によって制限されている第2の電極条片25が構成される。図3Eには、第2の電極条片25が設けられるステップDにおいて、第2の電極層が大面積に被着された後のOLEDディスプレイが横断面で示されている。ここで金属フィルムを剥がすときに、金属層25Cも第2のウェブ15のキャップ上に設けられる。これは第2の電極条片と接触していない。第2の電極条片は、第2の電極接続部分25Bと接触している。図3Fに示されているように引き続き最後のステップE)では、被覆部60が設置される。この被覆部は、機能層と、機能層上にある第2の電極条片25と、第1および第2の電極接続部分の各端部を覆っている。
【0044】
本発明による、パッシブマトリクスディスプレイを製造するこのような方法では、機能層は第1の条片状ウェブ10によってのみ区切られるか、または第1の条片状ウェブ10と第2の条片状ウェブ15を組合せて区切られるので、この場合には容易にディスプレイの密接した被覆部60も可能である。
【0045】
本発明によるこの方法では、第1および第2の条片状ウェブの多数の組合せが可能である。第1の条片状ウェブが第2の条片状ウェブの前に構造化される場合、図4Bから図4Fに示されているように、第1のウェブ構造体全体を張出しているエッジ形状なしに構造化することができる。ここで図4Bに示されているように第1の条片状ウェブのみが、機能層を制限する当接している構造体を構成することも可能である。この場合にはさらに、2つの第1の条片状ウェブ10のみが第2の条片状ウェブに対して垂直に位置し、このような最も外側の条片状第2ウェブのうちの少なくとも2つとともに、図4Cに示されているような当接した構造体を形成することが可能である。上述したように、第1の条片状ウェブ10が、別の条片状の環状に閉成されたウェブ35によって取り囲まれることも可能である。このウェブは、機能層のにじみに対して付加的な防御を与える(図4D参照)。図4Fには、2つの第1の条片状ウェブおよび2つの第2の条片状ウェブから成る内部区切りが同じように少なくとも4つのさらなるウェブ35によって取り囲まれることが示されている。
【0046】
第1および第2の条片状ウェブが一緒に構造化される場合、有利には、構造化されたウェブの張出しているエッジ形状に基づいて、第2の電極条片25Bと隣の関係にある第1の条片状ウェブが中断された領域30から成るので、それによってこのような第1のウェブでの金属フィルムの剥離が阻止される。ここでは、図4Gに示されているように領域30が第2の条片状ウェブに対して横向きに位置する、または図4Hに示されているようにこの領域が第2の条片状ウェブに対して垂直に位置し、平行にずらされた構造体が可能である。この場合には図4I〜図4Jに示されているように、平行に相互に存在する複数のウェブ構造体を構成することも可能である。これらのウェブ構造体はそれぞれ、第2の条片状ウェブに対して垂直である、または傾斜している。
【0047】
図4Kおよび図4B〜図4Fに示されているように有利には第2の条片状ウェブは、機能層の領域および機能層を制限している第1の絶縁性ウェブも越えて実現される。ここでこの場合には、第2の電極接続部分25Bは第2の条片状ウェブの間を通って実現されている。
【0048】
第2のウェブに対して横向きに構造化された中断された領域30を有する図4Kに示された別形態はこの場合には、中断された構造体を有する図4G〜図4Jに示された別の例の場合でも可能である。
【0049】
図5Aには、機能層20が被着される前の、アイコンバー(シンボル枠縁部)を有する本発明によるパッシブマトリクスディスプレイが示されている。このような別形態では、第1の条片状ウェブ10は、図5Bに示されているように、異なる色のエレクトロルミネセンスを有する機能層20Rおよび20Gが付着される領域も区切る。これによって例えばシンボル枠縁部に機能層を設けることが可能である。この機能層は、ディスプレイの他の部分とは異なる色でエレクトロルミネセンスを示す。
【0050】
図6Aには、張出しているエッジ形状を有していない第1の絶縁ウェブ10の幾つかの横断面が例示されている。このようなエッジ形状は、機能層20の確実な制限を可能にする。しかし同時に第2の電極層を被着させる際の金属フィルムの剥離を阻止する。
【0051】
図6Bには、張出しているエッジ形状を有するウェブの幾つかの例示的な横断面が示されている。これらは有利には、カソード条片を別個にする第2の絶縁ウェブの場合に実現される。同じ材料から成る第1および第2の条片状ウェブを一緒に構造化することが可能である場合には、しばしば、張出しているエッジ形状を有するポリマーを囲んで区切る第1の条片状ウェブが構成される。このような場合には上述したように有利には、第2の電極条片25Bに隣接している第1の絶縁ウェブに対して、図4G〜図4Kに示された中断された形状が構成される。
【0052】
機能層を囲んで制限する本発明によるウェブ構造体は、例えば被覆部によって機能層のにじみが回避されるべき、OLEDディスプレイの種々の構造形態で使用可能である。これには例えばアクティブマトリクスディスプレイも挙げられる。
【0053】
図7には、機能層20を区切る第1の条片状絶縁ウェブ10を有する本発明によるアクティブマトリクスディスプレイの構造の例が示されている。アクティブマトリクスディスプレイでは有利には個々に駆動制御可な画素のマトリクスは、次のことによって実現される。すなわち各画素に少なくとも1つの個々に駆動制御可能な半導体構成素子40(例えばトランジスタ)が設けられることによって実現される。この半導体構成素子は、第1の電極45と導電性接続されており、窓部50の隣に絶縁層70の下に配置されている。絶縁層70は個々の画素を相互に明確に区切ることができ、半導体構成素子を機能的ポリマーから区切る。中に存在する半導体構成素子および第1の電極を有する窓部構造体上には、大面積で機能層20が配置され、その上に大面積で第2の電極層55が配置される。
【0054】
基板が透明な場合には、観察者の方を向いている基板1の面上にしばしばミラー作用および/またはブラインド作用が生じ得る。ここでこの作用は、OLED上の透明基板を通して観るのに印象的に障害を与え、欠点として感じられる恐れがある。このような反射は、観察者の方を向いている透明基板1の面上の少なくとも部分領域が、例えばガラスプレートの砂噴射によって粗面化されて、基板がマット仕上げされることによって回避される。このようなマット仕上げは、表面における極微少の凹部によって設けられる。この種の各凹部は、発光の散乱中心として作用する。光が散在することによって障害となるブラインド作用および/またはミラー作用が除去される。
【0055】
第2の絶縁層の幾つかのウェブが、ディスプレイのグラフィック要素を構造化することも可能である。これらのウェブは有利には張出しているエッジ形状を有しているので、例えば、このようなウェブの部分によってグラフィック要素の閉鎖された輪郭が構造化される。これは引き続き第2の電極層の残部から絶縁され、従って発光せずに暗くあらわれる領域を取り囲む。
【0056】
本発明は、具体的に説明された実施例に限定されるものではない。本発明の枠内には当然ながらさらなる別形態、殊に機能層を囲んで制限するウェブに対して使用される材料に関する変形、ディスプレイのジオメトリに関する変形およびディスプレイの詳細な製造ステップに関する変形が含まれる。透明でない第1の電極層を有する、透明でない基板から成るディスプレイも可能であり、この場合には第2の電極層および被覆部が透明であり、ディスプレイの光放射を可能にする。
【図面の簡単な説明】
【0057】
【図1】図1A〜図1Dは、構造化されていない第1および第2の電極層を有する従来のディスプレイの製造が示す図である。
【0058】
【図2】図2A〜図2Eは、構造化されていない第1および第2の電極層および電極接続部分を有する本発明によるディスプレイの別形態の製造を示す図である。
【0059】
【図3】図3A〜図3Fは、構造化された第1および第2の電極条片を有する本発明によるパッシブマトリクスディスプレイの製造を示す図である。
【0060】
【図4A】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0061】
【図4B】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0062】
【図4C】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0063】
【図4D】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0064】
【図4F】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0065】
【図4G】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0066】
【図4H】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0067】
【図4I】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0068】
【図4J】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0069】
【図4K】カソード(第2の電極条片)を構造化する従来の第2の条片状ウェブおよび、機能層を区切る第2の条片状ウェブと第1の条片状ウェブから成る本発明による組合せを示す図である。
【0070】
【図5】図5Aおよび図5Bは、第1と第2の条片状ウェブとの組合せによって、種々の色のエレクトルミネセンスを示す機能層を相互に制限する方法を示す図である。
【0071】
【図6】図6Aおよび図6Bは、張出しているエッジ形状を有していないウェブおよび張出しているエッジ形状を有しているウェブの横断面を示す図である。
【0072】
【図7】本発明によるアクティブマトリクスディスプレイを示す図である。

Claims (31)

  1. 有機エレクトロルミネセンスディスプレイであって、
    − 基板(1)上に第1の電極層(5A)が配置されており、
    − 第1の条片状ウェブ(10)は、当該第1の電極層(5A)上に大面積に配置される機能層(20)を囲んで制限し、
    − 当該機能層(20)上に第2の電極層(25A)が配置されている、
    ことを特徴とする、有機エレクトロルミネセンスディスプレイ。
  2. − 前記第1の電極層(5A)は第1の電極接続部分(5B)と導電接続されており、
    − 前記第1の電極層の隣に、当該第1の電極層から電気的に絶縁されて、前記基板(1)上に少なくとも1つの第2の電極接続部分(25B)が配置されており、
    − 前記第2の電極層(25A)は、前記第2の電極接続部分(5B)と接触しており、
    − 被覆部(60)は、前記機能層(20)の領域および該機能層を囲んで制限しているウェブ(10)の領域と、第2の電極層(25A)と、前記第1および第2の電極接続部分(5Bおよび25B)の各終端部を覆っている、請求項1に記載されたディスプレイ。
  3. − 前記第1の電極層(5A)は、相互に平行に延在する第1の電極条片(5)を含み、各電極条片(5)の延長部は、電極接続部分(5B)として用いられ、
    − 第2の絶縁条片状ウェブ(15)は、前記第1の電極条片(5)に対して横向きに配置されており、
    − 前記第1の条片状ウェブ(10)は単独で、または少なくとも2つの第2の条片状ウェブ(10)とともに前記機能層(20)を囲んで制限し、
    − 前記第2の電極層(25A)は第2の電極条片(25)を含み、当該第2の電極条片は前記第1の電極条片(5)に対して横向きに配置されており、両側をそれぞれ1つの第2の絶縁ウェブ(15)によって制限されている、請求項1または2記載の有機エレクトロルミネセンスディスプレイ。
  4. − 少なくとも2つの第1の絶縁ウェブ(10)は、前記第2の絶縁ウェブ(15)に対して横向きに配置されており、当該ウェブ(15)のうちの少なくとも2つと共に前記機能層(20)を囲んで制限する、請求項3記載のディスプレイ。
  5. − 少なくとも2つの第1の絶縁ウェブは前記第2の絶縁ウェブ(15)に対して横向きに延在し、別の2つの第1のウェブは、前記第2の絶縁ウェブ(15)に対して縦向きに延在し、当該4つのウェブは共に、前記機能層(20)および条片状の第2の絶縁層ウェブ(15)を囲んで制限する、請求項3または4記載のディスプレイ。
  6. − 前記4つの第1の条片状ウェブ(10)は、少なくとも4つの別の条片状ウェブ(35)によって囲んで制限されている、請求項5記載のディスプレイ。
  7. − 前記第1および第2の条片状ウェブは同じ材料から構成されている、請求項3から6までのいずれか1項記載のディスプレイ。
  8. − 前記第2の絶縁ウェブ(15)に対して横向きに配置されている前記第1の絶縁ウェブ(10)のうちの少なくとも1つは、相互に接続されていない少なくとも2つの領域(30)から構成されており、当該領域は前記ウェブをウェブの長手方向において中断している、請求項4から7までのいずれか1項記載のディスプレイ。
  9. − 前記相互に接続されていない領域(30)は、前記第1のウェブの長手方向に対して横向きに延在している、請求項8記載のディスプレイ。
  10. 前記第2の絶縁性条片状ウェブ(15)は横断面において張出しているエッジ形状を有している、請求項3から9までのいずれか1項記載のディスプレイ。
  11. − 前記第1および第2の絶縁ウェブ(10および15)は、異なる色のエレクトロルミネセンスを示す機能層(20)を相互に区切る、請求項3から10までのいずれか1項記載のディスプレイ。
  12. − 少なくとも幾つかのウェブは、ディスプレイのグラフィック要素を構造化する、請求項3から11までのいずれか1項記載のディスプレイ。
  13. 前記基板(1)は透明であり、観察者の方を向いている面上で少なくとも部分領域においてマット仕上げされている、請求項1から12までのいずれか1項記載のディスプレイ。
  14. 有機エレクトロルミネセンスアクティブマトリクスディスプレイであって、
    − 基板(1)上に、個々に駆動制御可能な半導体構成素子(40)のマトリクスが第1の電極(45)と共に設けられており、当該半導体構成素子は窓部(50)の隣に絶縁層(70)の下に配置されており、当該絶縁層および絶縁層の窓部上に被着された各機能層(20)に接触しており、それぞれディスプレイの1つの画素を規定しており、
    − 条片状の第1の絶縁ウェブ(10)は絶縁層(70)の周りに配置されており、大面積で配置された機能層(20)を制限しており、
    − 当該機能層上に大面積に第2の電極層(55)が配置されている、
    ことを特徴とする、有機エレクトロルミネセンスアクティブマトリクスディスプレイ。
  15. 有機エレクトロルミネセンスディスプレイの製造方法であって、以下のステップ、すなわち、
    A)基板1(1)上に第1の電極層(5A)を設け、
    B)第1の絶縁層を前記基板および/または前記第1の電極層(5A)上に被着させ、引き続き条片状ウェブ(10)に構造化し、当該条片状ウェブは機能層(20)に対して設けられた領域を囲んで制限し、
    C)引き続き前記機能層(20)を大面積で当該領域内に被着させ、
    D)その後、大面積で第2の電極層(25A)を前記機能層(20)上に設ける、
    ステップを有する、
    ことを特徴とする、有機エレクトロルミネセンスディスプレイの製造方法。
  16. − 前記ステップA)において付加的に、前記第1の電極層(5A)と導電性接続されている第1の電極接続部分(5B)と、当該第1の電極接続部分の隣にある少なくとも1つの第2の電極接続部分(25B)を設け、
    − 前記ステップD)において、当該第2の電極接続部分(25B)と接触するように前記第2の電極層(25A)を設け、
    − 次に、前記ステップD)の後に行われるステップE)において被覆部(60)を、当該被覆部が前記機能層(20)の領域および当該機能層を囲んで制限するウェブ(10)の領域と、前記第2の電極層(25A)と、前記第1および第2の電極接続部分の各終端部を覆うように取り付ける、請求項15記載の方法。
  17. − 前記ステップA)において前記第1の電極層(5A)を、相互に平行に延在している第1の電極条片(5)に構造化し、
    − 前記ステップB)において、前記第1の絶縁層のウェブ(10)に対して付加的に、第2の絶縁層をウェブ(15)に、前記第1の電極条片(5)に対して横向きに構造化し、
    − 前記ステップD)において、長手側が前記第2の絶縁層のそれぞれ1つのウェブ(15)によって制限されている第2の電極条片(25)が設けられるように、前記第2の電極層(25A)を付着させる、請求項16記載の方法。
  18. − 前記ステップB)において前記第1および第2の絶縁層を同時に構造化する、請求項17記載の方法。
  19. − 別個のステップB1)において、前記第2の絶縁層を、前記第1の絶縁層の前または後に構造化する、請求項17記載の方法。
  20. − はじめに構造されたウェブ(10または15)を、その構造化後に、表面の付加的な処理によって修正し、その後に別のウェブを設ける、請求項19記載の方法。
  21. − 付加的な処理として、フッ化プラズマによって、エッチングによる濡れに対するパッシブ化を行う、請求項20記載の方法。
  22. − 化学的な処理における前記付加的な処理を、界面活性物質または化学的な硬化剤によって行う、請求項20記載の方法。
  23. − 前記第2の絶縁層の少なくとも2つのウェブ(15)が、前記第1の絶縁層のウェブ(10)と共に、後に機能層が設けられる領域を囲んで制限するように前記第2の絶縁層を構造化する、請求項17から22までのいずれか1項記載の方法。
  24. − 前記第1および/または第2の絶縁層をフォトレジストから構成する、請求項15から23までのいずれか1項記載の方法。
  25. − 前記第1および/または第2の絶縁層を、層を構成する絶縁材料から構成する、請求項17から24までのいずれか1項記載の方法。
  26. − 前記第1および/または第2の絶縁層を印刷方法によって被着させる、請求項17から25までのいずれか1項記載の方法。
  27. − 前記第1および/または第2の絶縁層をステップB)および/またはB1)において、マスクを通してプラズマによってエッチングするか、または露光して引き続きエッチングするか、または第1および/または第2の絶縁層に特定に作用する溶剤にさらすことによって構造化する、請求項15から26までのいずれか1項記載の方法。
  28. − 前記第1および第2の絶縁層を異なる材料から構成する、請求項17から27までのいずれか1項記載の方法。
  29. − 前記ステップC)において、前記機能層(20)を大面積印刷方法によって被着させる、請求項15から28までのいずれか1項記載の方法。
  30. − 前記機能層をオフセット印刷、スクリーン印刷、タンポン印刷、凹板印刷および凸板印刷、殊にフレキソ印刷によって設ける、請求項29記載の方法。
  31. − 前記基板(1)は透明であり、前記ステップA)の前に、観察者の方を向いている面を粗面化する、請求項15から30までのいずれか1項記載の方法。
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