JP2005506898A5

JP2005506898A5 -

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Publication number: JP2005506898A5
Application number: JP2003537778A
Authority: JP
Filing date: 2002-06-07
Publication date: 2006-01-05

Claims

汚染物質を吸着する物品であって、
（ａ）少なくとも１ｃｍ、好ましくは２〜１０ｃｍの厚みを有する基体であって、並列アレイ中に広がる複数の平行の通路を有し、前記通路が約５ｍｍ以下であり、好ましくは０．５〜２ｍｍの横断面の幅を持っている基体と、
（ｂ）前記基体中で前記通路を実質的に被覆し、高分子結合剤と吸着性の微粒子とを含み、厚みが０.５ｍｍ以下であるコーティングと、
を有し、
実質的にどんな触媒作用もないことを特徴とする物品。
前記通路は実質的に六角形のハニカムの横断面形状を有することを特徴とする請求項１に記載の物品。
前記通路が０.１ｍｍ以下の厚みを有する壁によって画定されていることを特徴とする請求項１または請求項２に記載の物品。
前記物品が約２５０ｃｍ^２〜１０ｍ^２の露出された表面積を有し、前記通路によって画定されることを特徴とする請求項１乃至請求項３のいずれか１項に記載の物品。
前記コーティングが反応物を含み、前記反応物が
（ａ）酸性の汚染物質を吸着することができる塩基性の反応物と、
（ｂ）塩基性の汚染物質を吸着することができる酸性の反応物と、
のうちのいずれかであることを特徴とする請求項１乃至請求項４のいずれか１項に記載の物品。
前記高分子結合剤がポリ−（２−ヒドロキシエチルメタクリラート）、ポリエチレングリコール、またはポリービニルアセテートのうちの１つであることを特徴とする請求項１乃至請求項５のいずれか１項に記載の物品。
前記吸着性の微粒子がカーボン粒子、イオン交換媒体、またはゼオライトのうちの１つであることを特徴とする請求項１乃至請求項６のいずれか１項に記載の物品。
ガス相から汚染物質を取り除く方法であって、
（ａ）請求項１乃至請求項７のいずれか１項に記載の吸着性の物品をガス流中に設置する設置工程と、
（ｂ）少なくとも約１０００ｐｐｍの汚染物質を含む入力ガス流を前記物品と接触させる工程と、
（ｃ）接触させた後で、前記入力ガス流から前記汚染物質の１０％以下、好ましくは５％以下、最も好ましくは２％以下を含む出力ガス流を得る工程と、
を有することを特徴とする方法。
ガス相から汚染物質を取り除く方法であって、
（ａ）ガス相のための経路中に請求項１乃至請求項７のいずれか１項に記載の吸着性の物品を設置する工程と、
（ｂ）前記物品を内部に汚染物質を含むガス相に接触させる工程と、
（ｃ）０．５ｍ／ｓのエアーフロー・フィルター表面速度において、１インチ水柱以下の圧力低下、好ましくは０．５インチ水柱以下の圧力低下、より好ましくは０．１インチ水柱以下の圧力低下で、前記ガス相から前記汚染物質の少なくともいくらかを除去する工程と、
を有することを特徴とする方法。
前記吸着性の物品を設置する工程は、
（ａ）前記吸着性の物品を工業プロセスにおける空気の吸入または放出場所あるいは商用ビルにおける空気を清浄にする場所に設置する工程、
（ｂ）前記吸着性の物品を半導体処理のツール場所に設置する工程、
（ｃ）前記汚染物質除去物品を車用エンジンの空気導入システム中に設置する工程、
（ｄ）前記汚染物質除去物品を燃料電池の酸化剤流中に設置する工程、
（ｅ）前記汚染物質除去物品を航空機中に設置する工程、
のうちのいずれか１つを有することを特徴とする請求項８又は請求項９に記載の方法。
請求項１乃至請求項７のいずれか１項に記載の吸着性のコーティングされた物品を製造する方法であって、
（ａ）ポリマー組成物と微粒子の吸着剤とを有する分散剤を形成する工程と、
（ｂ）ぬれたコーティングを形成するために通路を前記分散剤と接触させる工程と、
（ｃ）前記ぬれたコーティングから前記溶剤を取り除き、活性吸着剤の層を残す工程とを有し、
前記吸着剤の層は実質的に触媒活性がないことを特徴とする方法。
請求項１乃至請求項７のいずれか１項に記載の吸着性のコーティングされた物品を製造する方法であって、
（ａ）吸着剤微粒子と、溶融温度より高い温度のポリマー接着剤とを有する混合物を形成する工程と、
（ｂ）溶融したコーティングを形成するために前記通路を前記混合物と接触させる工程と、
（ｃ）前記ポリマー接着剤を少なくとも部分的に固化するために前記溶融したコーティングを冷却して、活性吸着剤を残す工程と、
を有することを特徴とする方法。
車エンジン中の空気導入システムであって、
（ａ）空気取入口と、エンジンの吸い込み口に向けられる反対側の流出口とを持ち、設置場所を有する管状の部材と、
（ｂ）前記設置場所中に配置される、請求項１乃至請求項７のいずれか１項に記載の吸着性の物品と、
を有する空気導入システム。
前記物品がガソリン蒸気、ディーゼル、あるいは両方を吸着するように構成されていることを特徴とする請求項１３に記載の空気導入システム。
前記物品が永久的に前記管部材中に固定されることを特徴とする請求項１３に記載の空気導入システム。