JPH1024215A - 排ガス浄化装置 - Google Patents

排ガス浄化装置

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JPH1024215A
JPH1024215A JP8182213A JP18221396A JPH1024215A JP H1024215 A JPH1024215 A JP H1024215A JP 8182213 A JP8182213 A JP 8182213A JP 18221396 A JP18221396 A JP 18221396A JP H1024215 A JPH1024215 A JP H1024215A
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JP
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gas
desorption
rotor
exhaust gas
area
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JP8182213A
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Tomohiko Sadakata
知彦 貞方
Hitoshi Yamazaki
均 山崎
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Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Babcock Hitachi KK
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Publication date
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    • F24F3/00Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems
    • F24F3/12Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling
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    • F24F3/1423Air-conditioning systems in which conditioned primary air is supplied from one or more central stations to distributing units in the rooms or spaces where it may receive secondary treatment; Apparatus specially designed for such systems characterised by the treatment of the air otherwise than by heating and cooling by humidification; by dehumidification by absorbing or adsorbing water, e.g. using an hygroscopic desiccant with a moving bed of solid desiccants, e.g. a rotary wheel supporting solid desiccants
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    • F24F2203/10Rotary wheel
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    • F24F2203/10Rotary wheel
    • F24F2203/1088Rotary wheel comprising three flow rotor segments

Abstract

(57)【要約】 【課題】 排ガス中の有害物質の吸着と再生の効率とを
向上し、運転に必要な熱量を低減する。 【解決手段】 吸着材を充填した円筒形のロータ1のそ
れぞれの端面にガス分配区画3を設け、ロータ1内をガ
ス分配区画3により吸着領域5、脱着領域6及び冷却領
域7に区画し、排ガスを吸着領域5に導入通過させて吸
着材に有害物質を吸着させ、ロータ1を回転させて吸着
により浄化能力の低下した吸着材を脱着領域に移動さ
せ、高温の脱着ガスにより吸着材を再生したのち冷却す
る排ガス浄化装置であって、ロータ1を排ガスの流通方
向に複数に分割して直列に配置し、それぞれのロータ1
a,1b,1c,1dのそれぞれの端面にガス分配区画
3a,3b,3cを設け、それぞれのガス分配区画3
a,3b,3cのうちの少なくとも中間列のガス分配区
画3bの脱着領域6に、通過する排ガスの加熱手段8を
設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、排ガス浄化に係
り、特に産業施設などから発生した排ガスに含まれる有
害物質を吸着材に吸着させたのち、吸着性能の低下した
吸着材を高効率で再生しかつコンパクト化した排ガス浄
化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】産業施設などから発生する可燃性有機有
害物質(有害物質)を含む排ガスを浄化する場合、排ガ
ス量が多く有害物質の濃度が低い条件では一工程で排ガ
スの浄化処理を行うより、排ガスから有害物質を分離し
て濃縮し、小流量の高濃度ガスにしてから処理する方が
装置の小型化、運転費及び維持費の軽減などの点から有
利なことが多い。
【0003】例えば図12に示す従来の装置は、ハニカ
ム形状の吸着材を充填した円筒形の一つのロータ31を
排ガスの流通方向に平行な回転中心軸32の回りに回転
させるもので、所定の回転角で分割された領域内でロー
タ31は排ガス中の有害物質の吸着と、高温ガスによる
脱着とを連続的に繰り返す。脱着時の脱着ガス量を、吸
着時の吸着ガス量より少なくすると排ガスより有害物質
の濃度の高い脱着ガス17が得られるため、有害物質が
可燃性の場合は、この脱着ガス17を排気ファン18に
より触媒燃焼装置19に導いて有害物質を焼却処理す
る。この時、この触媒燃焼装置19の容量や運転に必要
な熱量は、直接、排ガスを処理する場合に比べて少なく
なり経済的である。またこの形式の装置は負荷能力をロ
ータ31の回転数により変えることができ、回転速度を
高くしてロータ31の吸着材の再生頻度を多くすること
により小型の装置で高負荷に対応できる。
【0004】しかしロータ31の回転数がある程度以上
高くなるとロータ31の脱着、再生が不充分になり装置
の浄化能力が低下する。すなわち回転するロータ31を
利用したこの形式の装置は熱交換器と同じ構造であり、
脱着領域6の入口における脱着ガス15が運ぶ熱量の大
部分がロータ31の回転にしたがって他の領域へ移動す
るため、ロータ31の回転数が高くなると脱着ガス15
の熱量は脱着に利用されるよりロータ31の移動による
熱損失の方が多くなる。したがって脱着領域6の出口に
おける脱着ガス17の温度は吸着した有害物質の脱着温
度より下がり、ロータ31上には有害物質が残ったまま
脱着領域から出ていく部分が増えてくる。このため装置
の負荷能力を高めるためには脱着ガス15の流量を大き
くし、その脱着ガス15の温度を高くして脱着領域6に
導入する熱量を大きくするか、熱容量の小さいロータ3
1を用いて脱着領域6の熱損失を小さくする必要があ
る。しかし濃縮装置(脱着領域)の気密保持に使用する
シール材は耐熱温度が常用最大で180℃程度であり、
むやみに脱着ガス15の温度を高めることができない。
また脱着ガス15の流量を大きくすると装置の濃縮性能
が低下する。さらにロータ31は吸着材という機能材料
であってその熱容量はほぼ決まっているため、脱着領域
6に導入できる熱量の増加と熱損失の低減には限界があ
る。このように従来の装置では脱着領域6の脱着能力を
高めることが困難であり、ロータ31の回転数を高くし
て装置の負荷能力をより高めることができない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来の排ガス浄化装置
にあっては、ロータの回転数がある程度以上高くなると
ロータの脱着再生が不充分になり装置の浄化能力が低下
する。このため装置の負荷能力を高めるために脱着ガス
の流量を大きく、その脱着ガスの温度を高くして脱着領
域に導入する熱量を大きくするか、熱容量の小さなロー
タを用いて脱着領域の熱損失を小さくする必要がある
が、濃縮装置の気密保持に使用するシール材は耐熱温度
より脱着ガスの温度を高めることができない。また脱着
ガスの流量を大きくすると装置の濃縮性能が低下する。
さらにロータは吸着材という機能材料でありその熱容量
はほぼ決まっているので、脱着領域に導入できる熱量の
増加と熱損失の低減には限界がある。したがってロータ
の回転数を高くして装置の負荷能力をより高めることが
できないという問題がある。
【0006】本発明の目的は、産業施設などから発生す
る排ガス中の有害物質を除去するため、高能率で維持費
や運転費の低い、小型化した排ガス浄化装置を提供する
ことにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め、本発明に係る排ガス浄化装置は、通気性を有する吸
着材を充填した円筒形のロータのそれぞれの端面にガス
分配区画を設け、それぞれのガス分配区画によりロータ
内を吸着領域、脱着領域及び冷却領域に区画し、排ガス
を吸着領域に導入通過させて排ガス中の可燃性有機有害
物質を吸着させて浄化し、ロータを排ガスの流通方向に
平行な回転中心軸の回りに回転させて可燃性有機有害物
質の吸着により浄化能力の低下した吸着材を脱着領域に
移動させ、高温の脱着ガスに可燃性有機有害物質を脱着
させて吸着材を再生し、脱着後の吸着材を冷却領域に移
動させて冷却したのち吸着領域に移動させて使用する排
ガス浄化装置において、ロータを、排ガスの流通方向に
複数に分割して直列に配置し、それぞれのロータのそれ
ぞれの吸着領域、脱着領域及び冷却領域をガス流通路で
結ぶとともに、それぞれの脱着領域を結ぶガス流通路内
に脱着ガスの加熱手段を設けた構成とする。
【0008】そして吸着材を充填した円筒形のロータを
ガス分配区画により吸着領域、脱着領域及び冷却領域に
区画し、吸着領域に流通させた排ガス中の有害物質を吸
着材に吸着させ、ロータを回転させて吸着により浄化能
力の低下した吸着材を脱着領域に移動させ、吸着材を高
温の脱着ガスにより再生したのち冷却する排ガス浄化装
置において、ロータを、排ガスの流通方向に複数に分割
して直列に配置し、それぞれのロータの端面にそれれぞ
れのガス分配区画を設け、それぞれの脱着領域の少なく
とも一部に脱着ガスの加熱手段を付設した構成でもよ
い。
【0009】またそれぞれのロータの脱着領域を通過し
た脱着ガスを触媒燃焼装置に通過させ、排ガス中に含ま
れる可燃性有機有害物質を燃焼するとともに触媒燃焼装
置を通過した脱着ガスの少なくとも一部を、それぞれの
脱着領域を結ぶガス流通路内に還流して脱着ガスの加熱
に用いる構成でもよい。
【0010】さらに排ガス中に含まれる可燃性有機有害
物質は、少なくともメタノール、エタノール及びブタン
ノールのアルコール類、並びに少なくともメチルエチル
ケトン及びホルムアルデヒドの180℃以下の予熱温度
で触媒燃焼可能な物質で形成され、脱着領域を結ぶガス
流通路に付設した加熱手段は、可燃性有機有害物質を燃
焼させる触媒燃焼装置である構成でもよい。
【0011】そして排ガス中に含まれる可燃性有機有害
物質は、少なくともメタノール、エタノール、ブタンノ
ールメチル、エチルケトン及びホルムアルデヒドの18
0℃以下の温度で触媒燃焼可能な物質で形成され、脱着
領域を結ぶガス流通路に可燃性有機有害物質を燃焼させ
る触媒燃焼装置を付設するとともに、それぞれのロータ
の脱着領域を通過した脱着ガスの一部を他のロータ間に
付設した触媒燃焼装置の直前へ還流する構成でもよい。
【0012】本発明によれば、ロータが複数、例えば4
個に分割されているため、従来のロータと各領域の合計
容積、ロータの径、材質、脱着ガスの流量及び温度など
の条件は同じとすると、各ロータの脱着領域におけるそ
れぞれの熱損失は1/4となる。また脱着領域を出たと
ころで脱着ガスを180℃まで再加熱するので各ロータ
の再生はほとんど完全に実施される。したがって排ガス
浄化性能を低下することなく各ロータを高速回転させて
高負荷の排ガス処理が可能となる。
【0013】
【発明の実施の形態】
【0014】
【実施例1】図1に本発明の実施例1を図1を参照しな
がら説明する。図1に示すように、通気性を有する吸着
材を充填した円筒形のロータ1のそれぞれの端面にガス
分配区画3を設け、ロータ1内をガス分配区画3により
吸着領域5、脱着領域6及び冷却領域7に区画し、排ガ
スを吸着領域5に導入通過させて排ガス中の可燃性有機
有害物質(有害物質)を吸着させて浄化し、ロータ1を
排ガスの流通方向に平行な回転中心軸2の回りに回転さ
せて有害物質の吸着により浄化能力の低下した吸着材を
脱着領域6に移動させ、高温の脱着ガスに有害物質を脱
着させて吸着材を再生し、脱着後の吸着材を冷却領域7
に移動させて冷却したのち吸着領域5に移動させて使用
する排ガス浄化装置であって、ロータ1を排ガスの流通
方向に複数に分割して直列に配置し、例えば4個のロー
タ1a,1b,1c,1dのそれぞれの端面にガス分配
区画3a,3b,3cを設け、吸着領域5、脱着領域6
及び冷却領域7をそれぞれのガス流通路で結ぶととも
に、それぞれのガス分配区画3a,3b,3cのうちの
少なくとも中間列のガス分配区画3bの脱着領域6に、
つまり脱着領域6を結ぶガス流通路内に脱着ガスの加熱
手段8を設けた構成とする。なお以上の構成は、ロータ
を4個に分割した例について説明したが、種々の条件に
より分割数は決定され4個に限られないものではない。
【0015】すなわち装置は、例えば直径がφ250m
mで長さ100mmの円筒形状のロータ1a,1b,1
c,1dの4個から構成され、ロータ1a,1b,1
c,1dの中にはそれぞれ1inch2当たり約200個の
セルを有するハニカム構造の吸着材が充填されている。
ハニカムには見かけ容積1litter当たり約100gのペ
ンタシル型ゼオライトが担持してある。ロータ1a,1
b,1c,1dの回転中心軸2は同一線上にあって同一
方向に回転する。この回転中心軸2の回りに平行に排ガ
スが流通するため、排ガスはロータ1a,1b,1c,
1dを順次、直列に通過していく。
【0016】図2にガス分配区画3a、図3に中間列の
ガス分配区画3b及び図4にガス分配区画3cのそれぞ
れの構造を示した。ガス分配区画3aはロータ1aの外
側端面に、ガス分配区画3bはロータ1a,1b間、ロ
ータ1b,1c間及びロータ1c,1d間に、ガス分配
区画3cはロータ1dの外側端面に配置され、ガス分配
区画3a,3b,3cのそれぞれに対応する仕切板4が
回転中心軸2に対し平行の同一線上にあるようにする。
また仕切板4は各領域間の気密を保持するため、ロータ
1a,1b,1c,1dのそれぞれの端面と接触する部
分にテフロン製シール材が付いているので、ロータ1
a,1b,1c,1dはそれぞれ吸着領域5、脱着領域
6及び冷却領域7の三つの領域に分割され、またロータ
1a,1b,1c,1dのそれぞれの同じ領域は直列に
結ばれ連通される。ガス分配区画3bの脱着領域6を結
ぶ区画には通過する脱着ガス15を加熱するため1kW
の電気ヒータ(加熱手段)8が付けてある。ガス分配区
画3a、3b,3cはロータ1a,1b,1c,1d
を、それぞれの容積の75%を吸着領域5に、25%を
脱着領域6に、及び25%を冷却領域7に分割する。ロ
ータ1a,1b,1c,1dのそれぞれの外周にはモー
タ9で駆動させるベルト10が掛けてあり、ロータ1
a,1b,1c,1dは、吸着領域5、脱着領域6、冷
却領域7、再び吸着領域5の順に毎時6回転の速度で回
転する。
【0017】図5に本実施例である排ガス浄化装置内を
流れる排ガスの流通状態を示す。200Nm3/hの流
量の可燃性有機有害物質を含む排ガス11はフィルタ1
2でダストを除去した後、ガス分配区画3a,3b,3
cを経てロータ1a,1b,1c,1dの順にそれぞれ
の吸着領域5を通過する。有害物質をロータ1a,1
b,1c,1dの吸着材にそれぞれ吸着させ、浄化した
排ガス13は排気ファン14で吸引され外気に放出され
る。
【0018】流量が20Nm3/hの脱着ガス15をガ
ス加熱器16で180℃まで加熱し、ガス分配区画3c
から、有害物質を吸着し吸着能力が低下したロータ1
a,1b,1c,1dの脱着領域6へ導入して吸着して
いる有害物質を脱着してロータ1a,1b,1c,1d
を再生する。
【0019】最初にロータ1dから脱着再生を行い、ロ
ータ1dを通過して120℃まで温度が低下した脱着ガ
ス15を、ロータ1dとロータ1cとの間のガス分配区
画3bに付属している電気ヒータ8で再度180℃まで
加熱した後、次のロータ1cの脱着領域6へ流す。この
操作をロータ1b,ロータ1aの順に繰り返す。最後の
ロータ1aの脱着領域6から出てきた脱着ガス17は、
有害物質を多量に含み排ガス中の濃度の8倍から10倍
となる。この有害物質を多量に含む脱着ガス17を排気
ファン18によりガス分配区画3aから吸引し、触媒燃
焼装置19に送る。触媒燃焼装置19内で脱着ガス17
を200℃まで予熱した後、充填してある触媒20に接
触させて脱着ガス17の中の有害成分を焼却除去して脱
着ガス17を浄化し、浄化した脱着ガス17を大気に放
出する。触媒燃焼装置19の中に充填してある触媒20
は、担体の活性アルミナに、白金分を0.5wt%担持
した触媒を1inch2当たり約400個のセルを有するコ
ーディェライトハニカムの表面に100g/lの割合で
コートしたものである。
【0020】脱着領域6で再生が完了した直後のロータ
1a,1b,1c,1dは温度が高く、吸着能力が低い
ので次の冷却領域7で室温まで冷却する。フィルタ21
を通しダスト類を除去した室温の大気を冷却ガス22と
して使用し、20Nm3/hの流量でガス分配区画3a
からロータ1aの冷却領域6へ導入する。ロータ1aを
冷却した冷却ガス22はガス分配区画3bを経てロータ
1b,1c,1dの冷却領域7に順次、流してロータ1
b,1c,1dを冷却する。ロータ1dの冷却領域7か
らガス分配区画3cを経て出てきた冷却ガス23はその
温度が約110℃まで上昇しているので、ガス加熱器1
6に送り180℃まで加熱して脱着ガス15として使用
し熱効率を向上させる。なお冷却ガス及び脱着ガスの流
通方向は前記方向に限られず逆方向であってもよい。
【0021】ただし、本発明はロータ1a,1b,1
c,1dの寸法、ロータの個数、回転方法、回転速度、
ロータ1a,1b,1c,1dに充填してある吸着材の
形状、種類及び担持量、ハニカム吸着材のセル密度、吸
着領域5、脱着領域6及び冷却領域7の各領域の容積割
合、各領域を通過するガスの種類、温度条件及び加熱方
法、脱着ガス17中の可燃性の有機有害物質を焼却除去
する装置の形式と使用する触媒20の種類及び触媒20
を通過させる前の脱着ガス17の予熱条件などを前記条
件に限るものではなく、また前記条件が各ロータで同一
である必要はない。これらの条件は装置の使用条件によ
って最適なものを選定すべきものである。
【0022】
【実施例2】図6に本発明の実施例2である排ガス浄化
装置の構造の概略を示した。脱着ガス17の流路が実施
例1と異なり、触媒燃焼装置(加熱手段)19で脱着ガ
ス17中の可燃性有機有害物質を焼却除去し、温度が3
00℃程度になった脱着ガス17の一部をロータ1b,
1c,1dのそれぞれの間にあるガス分配区画3bの脱
着領域6のガス流通路と、ガス分配区画3cの脱着ガス
15の入口部に還流できるようになっており、ガス加熱
器16を設けていない。各部への脱着ガス17の還流量
はバルブ24で調節する。図7に示すように実施例2の
ガス分配区画3bは実施例1のものと比べ脱着領域6を
結ぶ区画にある電気ヒータがなく、代わりに高温の脱着
ガス17が導入できるようにガス入口25が付設されて
いる。
【0023】図8に実施例2の装置内を流れるガスの流
通状態を示すが、冷却領域7に流入する冷却ガス22の
流量は4.4Nm3/hであり、冷却領域7から流出す
る冷却ガス23は140℃となる。この冷却ガス23に
300℃の脱着ガス17を5.8Nm3/h加えて18
0℃の脱着ガス15として使用する。ロータ1dの脱着
領域6を通過した脱着ガス15は、120℃まで温度が
低下するので再度300℃の脱着ガス17を2.6Nm
3/h加え180℃まで再加熱してロータ1cの脱着領
域6に流す。同様にロータ1cを通過した脱着ガス15
に300℃の脱着ガス17を3.2Nm3/h加え、ロ
ータ1bを通過した脱着ガス15に4.0Nm3/h加
える。
【0024】このようにロータ1b,1c,1dと接触
して温度低下を起こした脱着ガス15に高温の脱着ガス
17を次々と加え失われた熱量を補償し、脱着領域6に
流入する脱着ガス15の温度を常に180℃とする。脱
着ガス15の昇温に有害物質の燃焼排ガスを循環して利
用するため有害物質の燃焼は低酸素雰囲気となるが、触
媒燃焼装置19が触媒燃焼方式なので有害物質の完全燃
焼が可能である。
【0025】
【実施例3】図9に本発明の実施例3である排ガス浄化
装置内を流れるガスの流通状態を示す。実施例1の装置
と比べるとガス分配区画3bの構造が異なり、図10に
示すように、脱着領域6を結ぶ区画にある1kWの電気
ヒータ8の後流側に実施例1の装置で使用したものと同
じ仕様の活性アルミナ担持白金触媒(触媒)20が付け
てある。他の装置構造と運転条件は実施例1の装置と同
等である。排ガス11に含まれる可燃性有機有害物質が
ホルムアルデヒド、メチルアルコール、エチルアルコー
ル、ブチルアルコール、メチルエチルケトンなどのよう
に180℃より低い温度で触媒燃焼が可能な物質の場
合、ロータ1a,1b,1c,1dの間にあるガス分配
区画3bの触媒20で脱着した有害物質の燃焼が起こ
り、脱着ガス15の温度が上昇するので、ガス分配区画
3bにある電気ヒータ8の発熱量が実施例1より少ない
条件で脱着ガス15が180℃に達する。
【0026】
【実施例4】図11に本発明の実施例4である排ガス浄
化装置内を流れるガスの流通状態を示す。この装置はガ
ス分配区画3bの脱着領域6を結ぶ区画にある活性アル
ミナ担持白金触媒20の上流側にロータ1aの脱着領域
6から出てきた有害物質を多量に含む脱着ガス17の一
部を還流するようになっている。各部への脱着ガス17
の還流量はバルブ24で調節する。他の装置構造と運転
条件とは実施例3の装置と同等である。
【0027】実施例3と同様に有害物質が180℃より
低い温度で触媒燃焼が可能な物質の場合、ガス分配区画
3bの触媒20で有害物質の燃焼が起こり、脱着ガス1
5の温度は上昇する。しかし有害物質の脱着量は排ガス
11の入口に一番近いロータ1aが最も多く、次いでロ
ータ1b,ロータ1cの順であってロータ1dは最も少
ないので、ガス分配区画3bの触媒20で発生する有害
物質の燃焼熱はガス分配区画3bの位置によって異な
る。そこでロータ1aから出てくる有害物質の高い脱着
ガス17の一部をより上流側の脱着領域6を結ぶ区画に
還元し、各ガス分配区画3bへ分配する還元量を各バル
ブ24で調節し、触媒20で燃焼により発生する熱量が
ロータ1a,1b,1c,1dのそれぞれの間で均等に
なるようにし、有害物質の燃焼熱をより効率的に脱着ガ
ス15の上昇に利用する。
【0028】
【比較例】図12に比較例である従来の排ガス浄化装置
の構造の概略を示す。この装置は直径がφ250mmで
長さ400mmの円筒形状のロータ31の1個から構成
され、ロータ31内に充填されている吸着材は実施例1
と同等の仕様である。ロータ31の両端面にガス分配区
画3a及び3cを配置し、ロータ1の容積の75%を吸
着領域5に、25%を脱着領域6に、及び25%を冷却
領域7に実施例1と同じ比率に分割する。ロータ31の
外周にモータ9で駆動されるベルト10が掛けてあり、
ロータ31は吸着領域5、脱着領域6、冷却領域7、再
び吸着領域5の順に回転中心軸32の回りに毎時6回転
の速度で回転する。
【0029】図13に比較例である排ガス浄化装置内を
流れるガスの流通状態を示した。フィルタ12でダスト
を除去した可燃性有機有害物質を含む排ガス11を回転
中心軸32に平行に吸着領域5を200Nm3/hの流
量で通過させる。次いで有害物質をロータ31に吸着さ
れ浄化された排ガス13を排気ファン14で吸引し外気
に放出する。
【0030】有害物質を吸着し吸着能力が低下したロー
タ31はガス加熱器16で180℃まで加熱した20N
3/hの流量の脱着ガス15と脱着領域6で接触さ
せ、ロータ31に吸着していた有害物質を脱着して再生
する。ロータ31の脱着領域6から出てきた有害物質を
多量に含む脱着ガス17は排気ファン18で吸引し、次
に触媒燃焼装置19に送る。触媒燃焼装置19内で脱着
ガス17を200℃まで予熱した後、充填してある触媒
20に接触させて脱着ガス17中の有害成分を焼却除去
する。浄化した脱着ガス17は大気に放出する。触媒燃
焼装置19の中に充填してある触媒20は実施例1と同
じ仕様のものである。脱着領域6で再生が完了したロー
タ31は次の冷却領域7に回転移動させ室温まで冷却す
る。フィルタ21を通しダスト類を除去した20Nm3
/hの流量の室温の大気を冷却ガス22として使用す
る。冷却領域6でロータ31を冷却した冷却ガス23は
その温度が約100℃まで上昇しているので、ガス加熱
器16に送り180℃まで加熱して脱着ガス17として
使用する。
【0031】
【比較試験1】実施例1、実施例2及び実施例3と比較
例との各排ガス浄化装置のそれぞれに、トルエンを10
0ppm含む20℃の試験ガス11を200Nm3/h
の流量で流し前記条件で運転した。この時、吸着領域5
における空間速度(SV)はいずれの装置も約14,0
00/hである。各装置が定常状態に達したところで各
装置の浄化された排ガス13の濃度を測定し、装置の排
ガスからのトルエン除去率を求めた。
【0032】(試験結果1)図14に実施例と比較例
(従来技術)の装置の脱着領域6における脱着ガス15
の温度分布を示す。点線で比較例の脱着領域6における
脱着ガス15の温度分布を示すが、前記のようにロータ
31の移動による熱損失のため脱着ガス15の入口温度
が180℃の条件の時に出口温度は35℃まで低下す
る。吸着材からトルエンが脱着される温度は120℃で
あり、ロータ1の大部分は脱着温度以下であって比較例
の装置の脱着能力は低い。実線で実施例の脱着領域6に
おける脱着ガス15の温度分布を示すが、実施例のロー
タ1a,1b,1c,1dのそれぞれの脱着領域6を通
過後、直ちに加熱手段で脱着ガス15の熱損失が補われ
るため脱着ガス15の入口温度は比較例と同じ180℃
でも出口温度は120℃以上であり、実施例の装置の脱
着領域は全てトルエンの脱着温度以上である。このため
ロータ1a,1b,1c,1dの吸着材に吸着されたト
ルエンはほとんど脱着領域6で脱着される。
【0033】表1に各実施例と比較例の装置の排ガス1
3からのトルエン除去率を示す。脱着領域6の温度が高
い実施例の装置はいずれも除去率が97%以上である
が、脱着領域6の温度が低い比較例の装置は除去率が9
0%であり、脱着領域6におけるロータ1a,1b,1
c,1dの再生が良好な実施例の装置は同じ運転条件で
比較例より高い除去率が得られる。
【0034】
【表1】
【0035】
【比較試験2】実施例1、実施例2及び実施例3と比較
例の各排ガス浄化装置にそれぞれメタノールを100p
pm含む20℃の試験ガス11を200Nm3/hの流
量で流し前記条件で運転した。この時、吸着領域5おけ
る空間速度(SV)はいずれの装置も約14,000/
hである。各装置が定常状態に達したところで有害物質
の脱着や焼却処理に要する熱量を測定した。
【0036】(試験結果2)表2に各実施例と比較例の
定常状態における有害物質の脱着や焼却処理に要する熱
量を示す。比較例の装置に要する熱量を1.0として実
施例の装置に必要な熱量を示しているが、実施例1の装
置は比較例に比べ脱着領域6温度が高い分多くの熱量を
必要とする。しかし実施例2の装置は脱着ガス17の熱
量と有害物質の燃焼熱を脱着ガス15の加熱に利用する
ので熱効率が高くなり実施例1より必要とする熱量は減
少する。これは熱交換器を利用せず直接熱風の形で回収
した熱量をロータ1a,1b,1c,1dに分散して加
えるので熱風を還流する箇所の温度を180℃以下に抑
えて全体量の熱還流量を多くすることができるためであ
る。実施例3の場合はロータ1b,1c,1dの各々の
脱着領域6から脱着してくる有害物質を直ちに燃焼させ
てその熱を下流側のロータ1a,1b,または1cの脱
着に利用できるので実施例2に比べ熱効率が高く、なお
かつ装置の構造が簡易になっている。実施例4の場合は
実施例3と同様にロータ1b,1dの各々の脱着領域6
から脱着してくる有害物質を直ちに燃焼させてその熱を
下流側のロータ1a,1b,または1cの脱着に利用し
ているが、ロータ1a,1b,1c,1dから脱着する
有害物質量が異なる点を有害物質の濃度が最も高い脱着
領域6最下流の脱着ガス17を上流側に還流して補正し
ているため、ガス分配区画3bの脱着領域6を結ぶ区画
にある電気ヒータ8はほとんど発熱させずに運転するこ
とが可能である。
【0037】
【表2】
【0038】本発明によれば、ロータが複数に分割され
ているが、従来のロータは単一形状である。両者ともロ
ータ内の各領域の合計容積、ロータの径、材質、脱着ガ
スの流量及び温度などの条件を同じとしても、従来はロ
ータの回転による熱損失があるので180℃で脱着領域
に流入した脱着ガスが出口では35℃に低下する。本発
明は脱着領域が排ガスの流通方向に対し直列に4個に分
かれているので各ロータの脱着領域におけるそれぞれの
熱損失は従来のロータの1/4であり、各脱着領域のガ
ス温度低下は60℃程度になる。また脱着領域を出たと
ころで脱着ガスを180℃まで再加熱するので最終的に
脱着領域を通過した脱着ガスの温度は120℃となる。
すなわち本発明では、脱着領域にある各ロータは常に1
20℃以上の脱着ガスと接触し続けることになるので各
ロータの再生はほとんど完全に実施される。したがって
装置の排ガス浄化性能を低下することなく各ロータを高
速回転させて高負荷の排ガス処理に対応できる。そして
排ガスに含まれる有害物質の吸着性能とロータの再生効
率を高めることができ、吸着領域を小型にできるととも
に、装置の小型化、装置価格の軽減、吸着層の交換費用
の軽減が計られる。さらに脱着ガスの熱量と有害物質の
燃焼熱を分割されたロータに分散して加え、脱着ガスの
加熱に利用することにより、装置の運転に必要な熱量を
低減できる。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、ロータを複数に分割し
て直列に設けるため、排ガスに含まれた有害物質の吸着
性能とロータの再生効率とを高めることができ、吸着領
域を小型化できるとともに装置の小型化が可能となる。
さらに脱着ガスの熱量と有害物質の燃焼熱とを各ロータ
に分散して加え、流入する脱着ガスの加熱に利用するこ
とにより、運転に必要な熱量を低減できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1を示す斜視図である。
【図2】図1のガス分配区画の構造を示す斜視図であ
る。
【図3】図1のガス分配区画の構造を示す斜視図であ
る。
【図4】図1のガス分配区画の構造を示す斜視図であ
る。
【図5】図1に示す実施例1のガスフローを説明する図
である。
【図6】本発明の実施例2を示す斜視図である。
【図7】図6のガス分配区画の構造を示す斜視図であ
る。
【図8】図6に示す実施例2のガスフローを説明する図
である。
【図9】本発明の実施例3のガスフローを説明する図で
ある。
【図10】本発明の実施例3を示す斜視図である。
【図11】本発明の実施例4を示すガスフローの図であ
る。
【図12】比較例である従来の装置を示す斜視図であ
る。
【図13】比較例のガスフローを示す図である。
【図14】本発明と比較例との脱着ガスのガス流れ方向
の温度分布を示すグラフである。
【符号の説明】
1,31 ロータ 2,32 回転中心軸 3 ガス分配区画 4 仕切板 5 吸着領域 6 脱着領域 7 冷却領域 8 電気ヒータ 9 モータ 10 ベルト 11 排ガス 12,21 フィルタ 13 浄化排ガス 14,18 排気ファン 15,17 脱着ガス 19 触媒燃焼装置 20 触媒 22,23 冷却ガス

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通気性を有する吸着材を充填した円筒形
    のロータのそれぞれの端面にガス分配区画を設け、それ
    ぞれのガス分配区画により前記ロータ内を吸着領域、脱
    着領域及び冷却領域に区画し、排ガスを前記吸着領域に
    導入通過させて該排ガス中の可燃性有機有害物質を吸着
    させて浄化し、前記ロータを前記排ガスの流通方向に平
    行な回転中心軸の回りに回転させて前記可燃性有機有害
    物質の吸着により浄化能力の低下した前記吸着材を前記
    脱着領域に移動させ、高温の脱着ガスに前記可燃性有機
    有害物質を脱着させて前記吸着材を再生し、脱着後の該
    吸着材を前記冷却領域に移動させて冷却したのち前記吸
    着領域に移動させて使用する排ガス浄化装置において、
    前記ロータを、前記排ガスの流通方向に複数に分割して
    直列に配置し、それぞれのロータのそれぞれの吸着領
    域、脱着領域及び冷却領域をガス流通路で結ぶととも
    に、それぞれの脱着領域を結ぶガス流通路内に前記脱着
    ガスの加熱手段を設けたことを特徴とする排ガス浄化装
    置。
  2. 【請求項2】 吸着材を充填した円筒形のロータをガス
    分配区画により吸着領域、脱着領域及び冷却領域に区画
    し、前記吸着領域に流通させた排ガス中の有害物質を前
    記吸着材に吸着させ、前記ロータを回転させて該吸着に
    より浄化能力の低下した前記吸着材を前記脱着領域に移
    動させ、該吸着材を高温の脱着ガスにより再生したのち
    冷却する排ガス浄化装置において、前記ロータを、前記
    排ガスの流通方向に複数に分割して直列に配置し、それ
    ぞれのロータの端面にそれれぞれのガス分配区画を設
    け、それぞれの脱着領域の少なくとも一部に前記脱着ガ
    スの加熱手段を付設したことを特徴とする排ガス浄化装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は2記載の排ガス浄化装置に
    おいて、それぞれのロータの脱着領域を通過した脱着ガ
    スを触媒燃焼装置に通過させ、排ガス中に含まれる可燃
    性有機有害物質を燃焼するとともに前記触媒燃焼装置を
    通過した前記脱着ガスの少なくとも一部を、それぞれの
    脱着領域を結ぶガス流通路内に還流して前記脱着ガスの
    加熱に用いることを特徴とする排ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1又は2記載の排ガス浄化装置に
    おいて、排ガス中に含まれる可燃性有機有害物質は、少
    なくともメタノール、エタノール及びブタンノールのア
    ルコール類、並びに少なくともメチルエチルケトン及び
    ホルムアルデヒドの180℃以下の予熱温度で触媒燃焼
    可能な物質で形成され、脱着領域を結ぶガス流通路に付
    設した加熱手段は、前記可燃性有機有害物質を燃焼させ
    る触媒燃焼装置であることを特徴とする排ガス浄化装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1又は2記載の排ガス浄化装置に
    おいて、排ガス中に含まれる可燃性有機有害物質は、少
    なくともメタノール、エタノール、ブタンノールメチ
    ル、エチルケトン及びホルムアルデヒドの180℃以下
    の温度で触媒燃焼可能な物質で形成され、脱着領域を結
    ぶガス流通路に前記可燃性有機有害物質を燃焼させる触
    媒燃焼装置を付設するとともに、それぞれのロータの脱
    着領域を通過した脱着ガスの一部を他のロータ間に付設
    した前記触媒燃焼装置の直前へ還流することを特徴とす
    る排ガス浄化装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002273158A (ja) * 2001-03-23 2002-09-24 Seibu Giken Co Ltd ガス吸着濃縮装置
CN105435582A (zh) * 2015-11-13 2016-03-30 青岛华世洁环保科技有限公司 一种复合式VOCs吸附浓缩转轮及其使用方法
TWI629092B (zh) * 2017-02-03 2018-07-11 傑智環境科技股份有限公司 串聯式轉輪高效率淨化系統及串聯式轉輪高效率淨化方法
CN113996146A (zh) * 2020-12-05 2022-02-01 山东天智信息科技有限公司 一种用于有机废气处理的吸附装置

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CN113996146B (zh) * 2020-12-05 2023-09-22 日照职业技术学院 一种用于有机废气处理的吸附装置

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