JP2001280116A - ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置 - Google Patents

ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置

Info

Publication number
JP2001280116A
JP2001280116A JP2000093251A JP2000093251A JP2001280116A JP 2001280116 A JP2001280116 A JP 2001280116A JP 2000093251 A JP2000093251 A JP 2000093251A JP 2000093251 A JP2000093251 A JP 2000093251A JP 2001280116 A JP2001280116 A JP 2001280116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
exhaust gas
diesel engine
purifying apparatus
adsorption
removing means
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000093251A
Other languages
English (en)
Inventor
Akira Sugiyama
晃 杉山
Isao Takeshige
勲 竹重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP2000093251A priority Critical patent/JP2001280116A/ja
Publication of JP2001280116A publication Critical patent/JP2001280116A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Catalysts (AREA)
  • Exhaust Gas After Treatment (AREA)
  • Processes For Solid Components From Exhaust (AREA)
  • Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
  • Exhaust Gas Treatment By Means Of Catalyst (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的簡単な構造でもってディーゼル排気微
粒子(DEP)を有効に除去することができ、また、装
置のメインテナンスも容易なディーゼルエンジンの排ガ
ス浄化装置を提供する。 【解決手段】 ディーゼルエンジンの排ガス経路2の途
中に、ケナフ炭や竹炭等の軟質木炭26を網目スクリー
ン16で挟持してなる吸着分離体21,22,23を備
えた微粒子除去手段6が設置されるとともに、この微粒
子除去手段6の上流側にはこの微粒子除去手段6に流入
する排ガスの温度を所定値まで低下させるための排ガス
温度調整手段8,10が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ディーゼルエンジ
ンの排ガスに含まれる大気汚染物質を有効に除去して浄
化するための排ガス浄化装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ディーゼルエンジンの排ガス中には、黒
煙、炭化水素(HC)等の各種のディーゼル排気微粒子
(DEP)や一酸化炭素(CO)などといった不完全燃
焼生成物、および高温度効率燃焼時に生成される窒素酸
化物(NOx)など、大気汚染源となる各種の物質が含
まれている。特に、近年の大都市において大気中に汚染
源として浮遊する粒子状物質(SPM)の半分近くは、
このようなディーゼルエンジンの排ガスに起因するもの
と言われている。従来、自動車メーカでは、NOxの排
出量を低減するためのエンジン開発に努力が払われてい
るが、上記のDEPについても人体の健康障害(たとえ
ば、喘息などの呼吸器病や花粉症などの粘膜アレルギ
ー)の原因になると懸念されており、NOxだけでなく
DEPの排出量も低減することが重要である。DEPと
NOxとはトレードオフの関係にあり、エンジンの低速
時ではDEPが多い分、NOxは少く、逆に高速時では
DEPが少ない分、NOxは多くなる。ところで、従
来、ディーゼルエンジンの排ガス中に含まれるDEPを
除くための装置として、セラミックフィルタを使用した
フィルタ方式のもの(以下、DPFと表記する)や、多
孔質セラミックのモノリスを使用した連続再生式のもの
(以下、CRTと表記する)が提案されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前者の
DPFは、低速運転時に2つのフィルタを交互に切り替
えながらフィルタに捕捉されたDEPの燃焼処理を行う
ものであるため、装置の構造が複雑で、また、処理効率
が悪いという不都合がある。また、後者のCRTは、そ
の触媒性能が燃焼に含まれる硫黄分に大きく影響される
ことになり、現状の燃料仕様では十分な性能を発揮する
ことが難しいと言われている。さらに、両者共に、DE
Pを除去することができても、NOx等を同時に有効に
除去することは困難である。本発明は、上記の課題を解
決するためになされたもので、比較的簡単な構造でもっ
てDEPを有効に除去することができ、また、装置のメ
インテナンスも容易であり、さらに、DEPのみならず
NOxなども同時に効果的に除くことができるディーゼ
ルエンジンの排ガス浄化装置を提供することを目的とす
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明は、次の構成を採用している。すなわち、
請求項1記載の発明に係るディーゼルエンジンの排ガス
浄化装置は、ディーゼルエンジンの排ガス経路の途中
に、ケナフ炭や竹炭等の軟質木炭を網目スクリーンで挟
持してなる吸着分離体を備えた微粒子除去手段が設置さ
れるとともに、この微粒子除去手段の上流側にはこの微
粒子除去手段に流入する排ガスの温度を所定値まで低下
させるための排ガス温度調整手段が設けられていること
を特徴としている。これにより、排ガス中に含まれるD
EPは、排ガス経路の途中に設けられた微粒子除去手段
の吸着分離体による吸着、分離という物理作用によって
有効に除去される。しかも、排ガス温度調整手段によっ
て微粒子除去手段に流入する前の排ガス温度が所定値に
なるように調整されるので、微粒子除去手段の吸着分離
体を構成するために使用されている軟質木炭の吸着性能
を長期にわたって良好に維持することができる。
【0005】請求項2記載の発明に係るディーゼルエン
ジンの排ガス浄化装置は、請求項1記載の構成におい
て、前記微粒子除去手段は、前記排ガスの温度を低下さ
せるための噴射冷却水を溜める水タンクを有するととも
に、この水タンクの排ガス下降面の直下に水没された第
1次吸着分離体、前記水タンクの排ガス上昇水面に設置
された第2次吸着分離体、およびこの第2次吸着分離体
の上方の排ガス経路に設置された第3次吸着分離体を備
えることを特徴としている。これにより、排ガスを第1
次〜第3次までの吸着分離体を順次通過させるため、D
EPは一層効果的に軟質木炭に吸着されて、排ガス中の
DEPが除去される。
【0006】請求項3記載の発明に係るディーゼルエン
ジンの排ガス浄化装置は、請求項1または請求項2記載
の構成において、前記第3次吸着分離体は、この第3次
吸着分離体を上下に振動させる上下振動機構に支持され
ていることを特徴としている。これにより、第3次吸着
分離体で吸着分離されたDEPは、エンジンその他の振
動によって自動的に振るい落とされるので、第3次吸着
分離体の目詰まりが長期にわたって防止され、メインテ
ナンスが容易になる。
【0007】請求項4記載の発明に係るディーゼルエン
ジンの排ガス浄化装置は、請求項1ないし請求項3のい
ずれか1項に記載の構成において、前記排ガス温度調整
手段は、前記微粒子除去手段の通過前後の排ガス間で熱
交換を行う第1次熱交換器と、この第1次熱交換器と前
記微粒子除去手段との間に設けられた第2次熱交換器と
を備え、前記第2次熱交換器は、微粒子除去手段の通過
前の排ガスに対して水噴射する水噴射ノズルと、この水
噴射ノズルの直下に配置された網目スクリーンを撹拌機
構として用いたスタティックミキサとを組み合わせて構
成されていることを特徴としている。これにより、ディ
ーゼルエンジンから排出される排ガスは、第1次および
第2次の各熱交換器を順次通過するため、微粒子除去手
段に流入する前の排ガス温度を第1次熱交換器での熱交
換を可能とするだけの温度差を創生することができ、軟
質木炭の吸着性能を長期にわたって維持するとともに、
後続の酸化触媒の活性をより向上させることができる。
【0008】請求項5記載の発明に係るディーゼルエン
ジンの排ガス浄化装置は、請求項1ないし請求項4のい
ずれか1項に記載の構成において、前記微粒子除去手段
よりも下流側の排ガス経路には、複数枚の網目スクリー
ンにそれぞれ低温活性の大きい酸化触媒を担持してなる
酸化触媒担持手段が設けられていることを特徴としてい
る。これにより、微粒子除去手段によってDEPが除か
れた後の排ガス中に含まれるNOxは、酸化触媒担持手
段で酸化触媒を用いた化学反応によって酸化されるの
で、NOxを有効に除去することができる。
【0009】請求項6記載の発明に係るディーゼルエン
ジンの排ガス浄化装置は、請求項5記載の構成におい
て、前記酸化触媒担持手段の排ガス流出側には、腐食し
易い軟鉄や銅等でできた網目スクリーンを複数枚積層し
てなる酸化物吸収手段が設けられていることを特徴とし
ている。これにより、酸化触媒担持手段で未回収の酸化
物質と水分との反応で生じた腐食性の酸は、この酸化物
吸収手段によって吸収されて大気に放出されるのが防止
される。
【0010】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、本発明の
実施の形態におけるディーゼルエンジンの排ガス浄化装
置の構成図である。この実施の形態のディーゼルエンジ
ンの排ガス浄化装置1は、ディーゼルエンジンの排ガス
経路を構成するダクト2の途中に、排ガスの温度を所定
値まで低下させるための排ガス温度調整手段4が設けら
れている。さらに、この排ガス温度調整手段4の下流側
には微粒子除去手段6が設けられている。上記の排ガス
温度調整手段4は、微粒子除去手段6の通過前後の排ガ
ス間で熱交換を行う第1次熱交換器8と、この第1次熱
交換器8と微粒子除去手段6との間に設けられた直触式
の第2次熱交換器10とからなる。第1次熱交換器8
は、ディーゼルエンジンからの排ガスを通すチューブの
回りに後述する網目スクリーンを格子状に配置した冷却
用フィンを設け(いずれも図示省略)、ディーゼルエン
ジンからの比較的高温の排ガスと、微粒子除去手段6を
通過した排ガスとの熱交換が効率的に行われるように構
成されている。
【0011】第2次熱交換器10は、微粒子除去手段6
の通過前の排ガスに対して下方に水を噴射する水噴射ノ
ズル12と、この水噴射ノズル12の直下に配置された
スタティックミキサ14とを組み合わせて構成されてい
る。このスタティックミキサ14は、図2に示すよう
に、円筒状の保持枠15内に複数枚の網目スクリーン1
6を交互にその網目方向をずらせて積層保持して撹拌機
構を構成したもので、排ガスを後述の水タンク18中に
吹き出させるために、水タンク18の略水面に接する位
置に配置されている。なお、保持枠15や網目スクリー
ン16は角形のものであっもよい。各々の網目スクリー
ン16は、図3に示すように、ステンレス鋼等からなる
薄板に傾斜した波状の多数の透孔16aを一定の傾斜角
度でもって穿設して網目としたものである。つまり、薄
板に連続した凸面16bと凹面16cとを所定の傾斜角
度でもって交互に形成することで、多数の透孔16aが
千鳥状に配置された構成としたもので、各透孔16aは
十分に大きな開口面積をもつように設定されいるため、
多孔質フィルタなどに比べて流体抵抗が少ない利点があ
る。
【0012】そして、このスタティックミキサ14にお
いては、互いに隣接する各網目スクリーン16の網目の
向きを相互にずらせて積層することで排ガスと水とがこ
れらの網目スクリーン16を貫流する際に衝突と方向変
換とが繰り返されて十分に撹拌作用が生じるようになっ
ている。一方、上記の微粒子除去手段6は、排ガスの温
度を低下させるための水噴射ノズル12よる噴射冷却水
を溜める水タンク18を有し、この水タンク18はダク
ト2の途中にボルト19等によって着脱可能に取り付け
られている。さらに、この微粒子除去手段6は、水タン
ク18の排ガス下降面の直下に水没された第1次吸着分
離体21、水タンク18の排ガス上昇水面に設置された
第2次吸着分離体22、およびこの第2次吸着分離体2
2の上方の排ガス経路に設置された第3次吸着分離体2
3を備えている。第1次〜第3次の各吸着分離体21,
22,23は、基本的に、ケナフ炭や竹炭等の軟質木炭
26を単一または複数枚の網目スクリーン16で挟持し
て構成されている。
【0013】上記の第1次〜第3次の各吸着分離体2
1,22,23に使用されるケナフ炭や竹炭等の軟質木
炭は、軟質、多孔質、低密度であり、吸着性能が高いこ
とが実証されている。また、網目スクリーン16は、ス
タティックミキサ14に使用したのと基本的に同じ構成
のものであり、DEPの堆積により短時間の内に目詰ま
りを起こすことが少なく、また、流体抵抗が小さくエン
ジン排圧が大きくなってエンジン出力が低下するのが防
止されるという利点がある。さらに、各網目スクリーン
16の網目の向きを相互にずらせて積層することによ
り、排ガスが貫流する際に衝突と方向変換とによる撹拌
作用が効果的に生じ、かつ、このように排ガスが撹拌さ
れた状態で軟質木炭を通過するため、吸着分離作用が一
層促進される。
【0014】第1次〜第3次の各吸着分離体21,2
2,23の具体的な構成について次に説明する。第1次
吸着分離体21は、図4および図5に示すように、上方
が開口した格子状の枠25内に軟質木炭26が上下左右
の網目スクリーン16で挟み込んだ状態で収納されると
ともに、各網目スクリーン16がボルト28、ナット2
9等の締結金具で固定されて構成されており、網目スク
リーン16は、必要に応じて単層あるいは複数枚を網目
の向きを互いに違えて重ね合わせて使用される。そし
て、スタティックミキサ14から排ガスと冷却水の混合
流がこの第1次吸着分離体21に貫流されることで、排
ガスが下向きから横向きに方向転換しつつ、排ガス中の
DEPが吸着分離される。第2次吸着分離体22は、図
6および図7に示すように、網目スクリーン16を折り
曲げて箱型に形成した中に軟質木炭26が充填された状
態で、ボルト28、ナット29等に締結金具で固定され
て構成されている。そして、第1次吸着分離体21を通
過して水タンク18内で上昇に転じた排ガスが水面に流
出した直後に第2次吸着分離体22を貫流することで排
ガス中のDEPがさらに吸着分離される。第3次吸着分
離体23は、図8および図9に示すように、格子状の枠
30内に軟質木炭26と網目スクリーン16とが交互に
積層されて構成されている。この場合、各々の網目スク
リーン16は、排ガスの撹拌による衝突分離作用を高め
る上で網目の向きを互いに違えて配置する構造とする。
【0015】さらに、この第3次吸着分離体23は、こ
の第3次吸着分離体23を上下に振動させる上下振動機
構32によって支持されている。すなわち、上下振動機
構32は、支持台33の中央の円筒部分の内部に圧縮ば
ね34と押さえ板35とが収納されて構成されている。
一方、第3次吸着分離体23の枠30の四隅には突片3
6が設けられ、また、ダクト2には突片36を下方から
挿通するための切欠37が形成され、この切欠34を跨
ぐようにして上下振動機構32の支持台33の両端部が
橋渡しされてねじ38でダクト2に固定されている。そ
して、突片36と押さえ板35とがボルト39で固定さ
れることにより、第3次吸着分離体23が上下振動機構
32によって上下動可能に支持されている。この場合、
上下振動機構32の固有振動数を予めディーゼルエンジ
ンのアイドリング回転時の振動数に略一致するように設
定しておけば、アイドリング時に生じる振動によって上
下振動機構32の圧縮ばね34が共振する。なお、40
は排ガスがダクト2内から外部に漏れないようにするた
めのカバー部材である。
【0016】また、第2次吸着分離体22と第3次吸着
分離体23との間には所定の隙間42が設けられてお
り、これによって、水タンク18の水位変動や車体姿勢
が変化しても、第3次吸着分離体23が上下に振動する
際に支障をきたさないようにしている。微粒子除去手段
6および第1次熱交換器8よりも下流側のダクト2に
は、酸化触媒担持手段44がダクト2の軸方向に沿って
複数段(たとえば、この実施の形態のように3段)配置
されている。各々の酸化触媒担持手段44は、図10に
示すように、枠46内に複数枚の網目スクリーン16と
スペーサ48とを交互に積層してブロック化したもの
で、各網目スクリーン16は、網目の向きを互いに違え
て配置されている。しかも、各網目スクリーン16に
は、それぞれ低温活性の大きい二酸化チタン(Ti
2)などの酸化触媒が担持されている。これにより、
排ガス中のNOxが網目スクリーン16を貫流する間に
衝突、方向転換による撹拌作用によって酸化触媒との接
触が効果的に生じて酸化反応が促進されるようになって
いる。なお、50は酸化触媒担持手段44に近接したダ
クト2の下部に設けられた集塵ケースである。
【0017】ダクト2内の酸化触媒担持手段44の排ガ
ス流出側には、さらに酸化物吸収手段52が設けられて
いる。この酸化物吸収手段52の基本的な構成は図7に
示したものと同じであるが、網目スクリーン16は腐食
し易い軟鉄や銅等の材質が使用されていて、触媒などは
特に担持されていないものである。水タンク18の水温
が所定値以上に上昇しないようにするために、水タンク
18には、循環ポンプ54および空冷式の冷却器56が
接続されており、冷却器56の吐出側には配管58を介
して前述の水噴射ノズル12が接続されている。冷却器
56も、第1次熱交換器8と同様に、網目スクリーンを
格子状に配置したフィン(いずれも図示省略)を設ける
ことにより、冷却効率を高めた構成が採用されている。
なお、60は排ガスの圧力に抗して水噴射ノズル12か
ら確実に水が噴出されるようにするために圧力調整を行
うための圧力バランス管、61はフィルタ、62は水タ
ンク18の水温を検出して冷却器56のファン57を駆
動するための温度センサ、64はデーゼルエンジンの回
転数信号に応じて配管58の開度を調整する開閉バル
ブ、66は水タンク18内の水位を検出するための水面
計、68は水面計66からの検出出力に応じて給水管を
開閉する開閉弁、70は水タンク18の水位が低下した
ときに補水するための補水タンクである。
【0018】次に、上記構成を有するディーゼルエンジ
ンの排ガス浄化装置1の排ガス浄化作用について説明す
る。ディーゼルエンジンからの比較的高温(約300
℃)の排ガスは、第1次熱交換器8で微粒子除去手段6
を通過した後の比較的低温(約50℃)の排ガスとの熱
交換が行われて、排ガスが冷却される(約100℃まで
低下)。続いて、第2次熱交換器10の水噴射ノズル1
2による水噴射、ならびにスタティックミキサ14を構
成する網目スクリーン16に排ガスと冷却水とが貫流す
る際に両者が撹拌されることによって、さらに排ガスが
冷却される(約50℃)。第2次熱交換器10から下向
きに吹き出された排ガスと冷却水とは、その直下の水タ
ンク18中に水没されている第1次吸着分離体21を通
過する。このとき、網目スクリーン16に排ガスが貫流
する際に衝突と方向変換による撹拌作用と流通面との接
触が効果的に生じて、吸着分離作用が促進される。すな
わち、排ガス中に含まれるDEPの内、比較的大きな粒
子は、第1次吸着分離体21を構成する網目スクリーン
16によって分離補足される。また、それよりも小さい
粒子は、軟質木炭26による微細孔によって吸着され
る。第1次吸着分離体21を通過した排ガスは上向きの
流れに転じて、水タンク18の水面上に設置された第2
次吸着分離体22を通過する。その際にも、第1次吸着
分離体21と同様な作用によって、さらにDEPが吸着
分離される。
【0019】続いて、排ガスは、上昇流となって乾式の
第3次吸着分離体23を通過する。その際にも、第1次
および第2次吸着分離体21,22と同様な作用によっ
て、さらにDEPが吸着分離される。この第3次吸着分
離体23は、上下振動機構31によって支持されてい
て、この上下振動機構31の固有振動数を予めディーゼ
ルエンジンのアイドリング回転時の振動数に略一致する
ように設定しておけば、アイドリング回転時の共振現象
によって、第3次吸着分離体23が振動されてここに付
着しているDEPが自動的に振り落とされる。したがっ
て、第3次吸着分離体23の目詰まりが長期にわたって
防止され、メインテナンスが容易になる。
【0020】このように、排ガスが微粒子除去手段6の
第1次〜第3次の各吸着分離体21,22,23を順次
通過することにより、排ガスに含まれるDEPは、吸着
分離という物理作用によって有効に除去される。しか
も、微粒子除去手段6に流入する前の排ガス温度が排ガ
ス温度調整手段4によって所定値になるように調整され
るので、吸着分離体21,22,23を構成するために
使用されている軟質木炭26が長期にわたって吸着性能
を維持することができる。こうして、微粒子除去手段6
を通過した排ガスは、DEPは除かれているもののNO
xを依然として含んでいる。このNOxは、高温ほど化
学的酸化反応が促進される。そこで、微粒子除去手段6
によってDEPが除かれた排ガスは、第1次熱交換器8
を再び通過され、その際に、ディーゼルエンジンからの
比較的高温(約300℃)の排ガスとの熱交換が行われ
て、排ガス温度が上昇される(約250℃)。そして、
昇温された排ガスが酸化触媒担持手段44を通過され
る。
【0021】この酸化触媒担持手段44を排ガスが通過
する際、排ガス中に含まれるNOxは、網目スクリーン
16によって、衝突、方向転換が行われて酸化触媒との
接触が効果的に生じ、NOxが酸化触媒によって5価の
窒素酸化物(N25)に酸化されて大部分は固体となっ
て網目スクリーンに分離、付着する。また、振動等によ
って落下したN25はダクト2の下部に設けられた集塵
ケース50に収集される。このように、NOxは酸化触
媒担持手段44の酸化触媒による化学反応を生じて有効
に除去される。酸化触媒担持手段44で生じたN25
一部は、排ガス中の残存水分やエンジン停止中に外気に
含まれる水分と反応して硝酸(HNO3)になるが、酸
化触媒担持手段44の下流側には、酸化物吸収手段52
が設けられているので、この硝酸は、この酸化物吸収手
段52を構成する網目スクリーン16が腐食することに
よって捕捉、吸収されて大気に放出されるのが防止され
る。このように、酸化物吸収手段52の網目スクリーン
16は腐食されるため、その腐食の程度に応じて新品と
交換される。以上のようにして、ディーゼルエンジンか
らの排ガスに含まれるDEPやNOxは効果的に除去さ
れ、浄化されて低公害となった排ガスが大気中に排出さ
れる。第2次熱交換器10で排ガスからの熱を受け取っ
た冷却水は、水タンク18に還流された後、循環ポンプ
54で冷却器56に送られて、ここで所定の温度まで冷
却された後、配管58を経由して第1次熱交換器10の
水噴射ノズル14から噴出される。
【0022】ところで、水タンク18を経由して循環使
用される水は、DEPによって次第に汚れてくるので、
適当な時期に更新する必要が生じる。この場合には、ボ
ルト19を緩めて第1次吸着分離体21と第2次吸着分
離体22とが設けられている水タンク18ごとダクト2
から取り外し、各吸着分離体21,22の網目スクリー
ン16は分解して清掃する一方、水タンク18に残った
軟質木炭やDEPは、汚泥水とともにミキサーにかけて
スラリーにした後、所定の型枠に流し込んで乾燥固化し
て炭として再生する。これにより、未燃焼物質を含んだ
水による二次汚染を防止することができる。
【0023】上記の実施の形態に対して、次のような変
形例や応用例を考えることができる。 上記の実施の形態では、微粒子除去手段6として、
第1次〜第3次の吸着分離体21,22,23を設けて
いるが、DEPの吸着分離の程度に応じて、第1次、第
2次の吸着分離体21,22のいずれか一方、または双
方を省略することも可能である。
【0024】 また、上記の実施の形態では、第2次
熱交換器10として排ガスに直接に水噴射することで排
ガスを冷却する直冷方式としたが、本発明は必ずしもこ
のような構成に限定されるものではなく、たとえば、図
11に示すように、第1次熱交換器8の下流側のダクト
2に第2次熱交換器として間接型のガス冷却器11を配
置し、第1次熱交換器8を通過した排ガスをさらにこの
間接型のガス冷却器11を通過させて温度を低下させ、
その後に微粒子除去手段6として格子状の枠内に軟質木
炭26と網目スクリーン16とが交互に積層してなる吸
着分離体24を通過させてDEPを除くようにすること
も可能である。なお、図11中、13はガス冷却器11
で排ガス温度を奪熱して温度上昇した水を冷却するため
の空冷式水冷却器である。
【0025】 上記の実施の形態では、微粒子除去手
段6と共に酸化触媒担持手段44を設けているが、DE
Pのみの除去を目的とする場合には、この酸化触媒担持
手段44を省略することも可能である。酸化触媒担持手
段44を省略する場合には、酸化物吸収手段52も同時
に省略できる。 また、その他の点においても上記の実施の形態に限
定されるものではなく発明の要旨の範囲内において種々
の応用や変形を加えることが可能である。
【0026】
【発明の効果】本発明のディーゼルエンジンの排ガス浄
化装置によれば、次の効果が得られる。 (1) 請求項1記載の発明では、排ガス中に含まれる
DEPは、排ガス経路の途中に設けられた微粒子除去手
段を構成する吸着分離体による吸着、分離という物理作
用によって有効に除去される。しかも、排ガス温度調整
手段によって微粒子除去手段に流入する前の排ガス温度
が所定値になるように調整されるので、吸着分離体を構
成するために使用されている軟質木炭の吸着性能を長期
にわたって良好に維持することができる。したがって、
比較的簡単な構造でもってDEPを効果的に除去するこ
とができ、また、メインテナンスも容易となる。
【0027】(2) 請求項2記載の発明では、排ガス
を第1次〜第3次までの吸着分離体を順次通過させるた
め、DEPは一層効果的に軟質木炭に吸着されて、排ガ
ス中のDEPが除去される。
【0028】(3) 請求項3記載の発明では、第3次
吸着分離体で吸着分離されたDEPは、エンジンその他
の振動によって自動的に振るい落とされるので、第3次
吸着分離体の目詰まりが長期にわたって防止され、メイ
ンテナンスが容易になる。
【0029】(4) 請求項4記載の発明では、ディー
ゼルエンジンから排出される排ガスは、第1次および第
2次の各熱交換器を順次通過するため、微粒子除去手段
に流入する前の排ガス温度を一層確実に調整すると共
に、第1次熱交換器で熱交換を可能とする温度差を確保
することができ、軟質木炭の吸着性能を長期に維持する
ことができる。
【0030】(5) 請求項5記載の発明では、微粒子
除去手段によってDEPが除かれた後の排ガス中に含ま
れるNOxが酸化触媒担持手段で酸化触媒を用いた化学
反応によって酸化されるので、DEPのみならず、NO
xも同時に有効に除去することができる。
【0031】(6) 請求項6記載の発明では、酸化触
媒担持手段による酸化反応によって生じた窒素酸化物の
下流への流出分と水分との反応で生じた腐食性の酸は、
この酸化物吸収手段によって吸収されるので、酸が大気
に放出されるのが防止される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態におけるディーゼルエン
ジンの排ガス浄化装置の構成図である。
【図2】 本装置に使用するスタティックミキサの構成
を示す斜視図である。
【図3】 網目スクリーンを拡大して示す斜視図であ
る。
【図4】 本装置に使用する第1次吸着分離体を示す斜
視図である。
【図5】 図4のA−A線に沿う断面図である。
【図6】 本装置に使用する第2次吸着分離体を示す斜
視図である。
【図7】 図6のB−B線に沿う断面図である。
【図8】 本装置に使用する第3次吸着分離体と上下振
動機構とを示す縦断面図である。
【図9】 図8のC−C線に沿う平断面図である。
【図10】 本装置に使用する酸化触媒担持手段の構成
を分解して示す斜視図である。
【図11】 本発明のその他の実施の形態におけるディ
ーゼルエンジンの排ガス浄化装置の構成図である。
【符号の説明】 1 排ガス浄化装置、2 ダクト、4 排ガス温度調整
手段、6 微粒子除去手段、8 第1次熱交換器、10
第2次熱交換器、12 水噴射ノズル、14スタティ
ックミキサ、16 網目スクリーン、18 水タンク、
21 第1次吸着分離体、22 第2次吸着分離体、2
3 第3次吸着分離体、26 軟質木炭、32 上下振
動機構、44 酸化触媒担持手段、52 酸化物吸収手
段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) B01J 32/00 B01J 35/04 351 35/04 351 F01N 3/04 A F01N 3/04 3/24 C 3/24 E L A B01D 53/36 ZABC (72)発明者 竹重 勲 兵庫県明石市松が丘3丁目8番5号 Fターム(参考) 3G090 AA01 AA04 BA08 CB00 DA00 DA11 DA18 DB03 EA01 EA02 3G091 AA18 AB02 AB13 BA14 CA08 CA15 EA00 EA01 EA15 FA12 FB03 GA04 GB01X GB10W HA16 4D048 AA06 AA13 AA14 AA18 AB01 AB02 BA07X BA39X BA41X BB07 CC36 CD01 CD05 4D058 JA12 JA51 JB03 JB04 JB24 JB32 JB41 KA18 KA25 KA29 KB12 KC01 MA02 QA01 QA17 QA30 SA08 TA03 TA06 TA10 UA03 UA25 4G069 AA04 AA11 BA04B BA17 BB04B CA03 CA13 CA14 CA15 CA18 DA06 EA12 EE07

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ディーゼルエンジンの排ガス経路の途中
    に、ケナフ炭や竹炭等の軟質木炭を網目スクリーンで挟
    持してなる吸着分離体を備えた微粒子除去手段が設置さ
    れるとともに、この微粒子除去手段の上流側にはこの微
    粒子除去手段に流入する排ガスの温度を所定値まで低下
    させるための排ガス温度調整手段が設けられていること
    を特徴とするディーゼルエンジンの排ガス浄化装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のディーゼルエンジンの排
    ガス浄化装置において、 前記微粒子除去手段は、前記排ガスの温度を低下させる
    ための噴射冷却水を溜める水タンクを有するとともに、
    この水タンクの排ガス下降面の直下に水没された第1次
    吸着分離体、前記水タンクの排ガス上昇水面に設置され
    た第2次吸着分離体、およびこの第2次吸着分離体の上
    方の排ガス経路に設置された第3次吸着分離体を備える
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの排ガス浄化装
    置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載のディーゼルエンジンの排
    ガス浄化装置において、 前記第3次吸着分離体は、この第3次吸着分離体を上下
    に振動させる上下振動機構に支持されていることを特徴
    とするディーゼルエンジンの排ガス浄化装置。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれか1項
    に記載のディーゼルエンジンの排ガス浄化装置におい
    て、 前記排ガス温度調整手段は、前記微粒子除去手段の通過
    前後の排ガス間で熱交換を行う第1次熱交換器と、この
    第1次熱交換器と前記微粒子除去手段との間に設けられ
    た第2次熱交換器とを備え、前記第2次熱交換器は、微
    粒子除去手段の通過前の排ガスに対して水噴射する水噴
    射ノズルとこの水噴射ノズルの直下に配置された網目ス
    クリーンを撹拌機構として用いたスタティックミキサと
    を組み合わせて構成されていることを特徴とするディー
    ゼルエンジンの排ガス浄化装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載のディーゼルエンジンの排ガス浄化装置におい
    て、 前記微粒子除去手段よりも下流側の排ガス経路には、複
    数枚の網目スクリーンにそれぞれ低温活性の大きい酸化
    触媒を担持してなる酸化触媒担持手段が設けられている
    ことを特徴とするディーゼルエンジンの排ガス浄化装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載のディーゼルエンジンの排
    ガス浄化装置において、 前記酸化触媒担持手段の排ガス流出側には、腐食し易い
    軟鉄や銅等でできた網目スクリーンを複数枚積層してな
    る酸化物吸収手段が設けられていることを特徴とするデ
    ィーゼルエンジンの排ガス浄化装置。
JP2000093251A 2000-03-30 2000-03-30 ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置 Pending JP2001280116A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093251A JP2001280116A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000093251A JP2001280116A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2001280116A true JP2001280116A (ja) 2001-10-10

Family

ID=18608463

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000093251A Pending JP2001280116A (ja) 2000-03-30 2000-03-30 ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2001280116A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005051517A1 (ja) 2003-11-25 2005-06-09 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha ディーゼルエンジン排ガス用フィルタ
JP2010240559A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Koyo Thermo System Kk 排ガス処理装置およびそれを備えた排ガス処理設備
JP2014171943A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Nippon Steel & Sumitomo Metal 連続式固定床触媒反応装置及びこれを用いた触媒反応方法

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2005051517A1 (ja) 2003-11-25 2005-06-09 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha ディーゼルエンジン排ガス用フィルタ
JPWO2005051517A1 (ja) * 2003-11-25 2007-12-06 バブコック日立株式会社 ディーゼルエンジン排ガス用粒状物質除去フィルタ、排ガス処理方法および装置
CN100571840C (zh) * 2003-11-25 2009-12-23 巴布考克日立株式会社 用于柴油机废气的过滤器及其设备
US7824635B2 (en) 2003-11-25 2010-11-02 Babcock-Hitachi Kabushiki Kaisha Filter for exhaust gas from diesel engine and equipment
JP4607769B2 (ja) * 2003-11-25 2011-01-05 バブコック日立株式会社 ディーゼルエンジン排ガス用粒状物質除去フィルタ、排ガス処理方法および装置
JP2010240559A (ja) * 2009-04-03 2010-10-28 Koyo Thermo System Kk 排ガス処理装置およびそれを備えた排ガス処理設備
JP2014171943A (ja) * 2013-03-07 2014-09-22 Nippon Steel & Sumitomo Metal 連続式固定床触媒反応装置及びこれを用いた触媒反応方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4309583B2 (ja) 水溶性物質の通過を妨げるフィルタ構造及び濾過方法
US5065576A (en) Exhaust gas purifying device for a diesel engine
CN1671954A (zh) 用来减少柴油机排气的污染物的排气后处理系统及其方法
JP2004211692A (ja) 開端式ディーゼル微粒子トラップ
US6626983B1 (en) Method and apparatus for removing particulates
JP2003301713A (ja) エンジンの排気浄化装置
JP2001173426A (ja) 排ガス中の微粒子除去装置及び除去方法
CN101530828A (zh) 一种道路隧道空气污染物净化方法
JP2001280116A (ja) ディーゼルエンジンの排ガス浄化装置
JP2004316513A (ja) ディーゼルエンジンの排気黒煙浄化装置
JP2003056327A (ja) 自己再生型排気微粒子捕集用フィルタ
JP2003214148A (ja) 自動車用排気マフラー
JP2002317620A (ja) 車両用フィルタ装置
JP2630543B2 (ja) 遠心流動層脱塵・脱硫・脱硝装置
JP2003120257A (ja) ディーゼルエンジンの排気黒煙浄化装置
JP2005307944A (ja) 微粒子除去装置
JPH0655251B2 (ja) 除塵浄化装置
KR200324821Y1 (ko) 자동차 배기가스 여과필터를 갖는 소음기
JPH0312338Y2 (ja)
JP2002276334A (ja) 消音器
JP2583966Y2 (ja) 排気ガス浄化用触媒装置
JP2001082127A (ja) 排気浄化装置
JP2671090B2 (ja) 遠心流動層排ガス処理装置
KR200383289Y1 (ko) 내연기관 정화장치
JP3566913B2 (ja) 排気浄化装置