JP2005506070A - 改善された液体コーヒー濃縮物 - Google Patents

改善された液体コーヒー濃縮物 Download PDF

Info

Publication number
JP2005506070A
JP2005506070A JP2003535556A JP2003535556A JP2005506070A JP 2005506070 A JP2005506070 A JP 2005506070A JP 2003535556 A JP2003535556 A JP 2003535556A JP 2003535556 A JP2003535556 A JP 2003535556A JP 2005506070 A JP2005506070 A JP 2005506070A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
coffee
concentrate
ratio value
extract
fresh
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003535556A
Other languages
English (en)
Inventor
ジェイムズ ドリア グレン
ダグラス ヤング ジェリー
ビクトリーノ ヌーネス ロール
ジャスティン リー ジャンジュン
レイ パットン ドナルド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JP2005506070A publication Critical patent/JP2005506070A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A23FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
    • A23FCOFFEE; TEA; THEIR SUBSTITUTES; MANUFACTURE, PREPARATION, OR INFUSION THEREOF
    • A23F5/00Coffee; Coffee substitutes; Preparations thereof
    • A23F5/24Extraction of coffee; Coffee extracts; Making instant coffee
    • A23F5/243Liquid, semi-liquid or non-dried semi-solid coffee extract preparations; Coffee gels; Liquid coffee in solid capsules

Landscapes

  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Food Science & Technology (AREA)
  • Polymers & Plastics (AREA)
  • Tea And Coffee (AREA)

Abstract

フルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値が、コーヒー濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーで入れた新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値に近い、改善された液体コーヒー濃縮物を開示する。液体コーヒー濃縮物のフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値を評価し、調整する方法も開示する。

Description

【技術分野】
【0001】
本発明は、液体コーヒー濃縮物、製造方法、及び液体コーヒー濃縮物の質を評価する方法、並びに前記濃縮物を含有する製品に関する。
【背景技術】
【0002】
消費者は、自動ドリップコーヒーメーカー(ADC)又はその他の形態のコーヒーメーカーを用いて、焙煎され粉砕されたコーヒーの所望の成分を抽出することにより、従来からの「ポット1杯のコーヒー」を作る。このようなコーヒー飲料の風味及び芳香は大いに望まれ、喜ばれるものであるが、入れるプロセスが不便であることから、インスタントコーヒー及びコーヒー濃縮物製品が開発され、それによって消費者はカップ1杯のコーヒーを即座に作ることができるようになった。残念ながら、このようなコーヒー製品を製造するのに使用される製造プロセスでは、得られた最終製品の風味及び芳香成分の比率が新鮮な入れたてコーヒーのそれとは異なる。結果として、このような濃縮された製品から作られるコーヒー飲料は、新鮮な入れたてコーヒーのような極めて望ましい風味と芳香がない。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0003】
消費者は新鮮な入れたてコーヒーの風味及び芳香を特に所望するので、コーヒー濃縮物から作られる製品の風味及び芳香を改善する試みがなされている。このような試みとしては、最終濃縮物に揮発性の芳香風味成分を導入すること、及び熱エネルギーを適用することによってかかる成分を強めることが挙げられる。このような試みが高く評価される一方で、コーヒー濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーから入れた新鮮な入れたてコーヒーと同じ比率の風味及び芳香成分を有する液体コーヒー濃縮物が、依然として必要とされている。
【課題を解決するための手段】
【0004】
出願人らの発明は、フルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値が、コーヒー濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーで入れた新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値の約50%〜約210%である液体コーヒー濃縮物に関する。出願人はまた、製造方法及びコーヒー濃縮物の質を評価する方法、並びに前記濃縮物を含有する製品を特許請求する。
【発明を実施するための最良の形態】
【0005】
A.(定義)
本明細書で使用する時、「コーヒー製品」という用語は、コーヒー濃縮物、コーヒー抽出物及び新鮮な入れたてコーヒーを含むが、これらに限定されない。
【0006】
本明細書で使用する時、「コーヒー濃縮物」という用語は、熱処理のような追加のプロセスを行ったコーヒー抽出物を意味する。
【0007】
本明細書で使用する時、「ピリジン対5−メチル−2−フルフリルフランの比率値」という用語は、コーヒー製品のピリジン及び5−メチル−2−フルフリルフランのピーク面積値を出願人の分析試験により測定し、この得られたピリジンのピーク面積値を5−メチル−2−フルフリルフランのピーク面積値で除した場合に得られる数のことを指す。
【0008】
本明細書で使用する時、「フルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値」という用語は、コーヒー製品のフルフリルアセテート及び4−エチルグアイアコールのピーク面積値を出願人の分析試験により測定し、この得られたフルフリルアセテートのピーク面積値を4−エチルグアイアコールのピーク面積値で除した場合に得られる数のことを指す。
【0009】
本明細書で使用する時、「ユニット操作」という用語には、加熱器及び冷却器;ホルダー;及び移動ラインのような熱の移動に使用される装置が含まれるが、これらに限定されない。
【0010】
パーセント及び比率は全て、他に指示しない限り、重量で計算されている。
【0011】
本明細書で使用する時、冠詞「a」及び「an」は請求項で使用される場合、請求されるか又は記載される少なくとも一種の成分を意味するものとして理解される。
【0012】
本開示全般にわたり、出版物、特許、及び特許出願を参照する。本明細書で引用した全ての参考文献は、その全体を参考のために本明細書に示す。
【0013】
B.(コーヒー濃縮物の特性及び調製)
コーヒー濃縮物から作られるすぐ使用するコーヒー製品の質は、濃縮物の特性に左右される。コーヒー濃縮物は無数の芳香及び風味成分を含有するけれども、出願人らは、濃縮物から作られた製品の風味及び芳香は、濃縮物のフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値が、この濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーから入れた新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値に近づく場合に、新鮮な入れたてコーヒーの風味及び芳香に近づくことを見出した。
【0014】
フルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値と、風味及び芳香との間の関係を見出したことに加えて、出願人らは、濃縮物に熱エネルギーを適用することによって、コーヒー濃縮物のフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率を調整できることを見出した。熱プロセスの適合性を評価する一方で、出願人らは、保持管部分だけよりもむしろ全体の時間及び温度プロファイルを考慮しなければならないことを見出した。出願人らはまた、一連の熱プロセス条件の適合性は時間及び規模に依存するだけでなく、同様に速度にも依存していることがわかった。結果としてより一般的な熱プロセス記述子、例えばFoは、出願人らの発明の風味及び芳香改善をもたらす熱プロセス条件を記述するのには不十分である。そのため出願人らのプロセス条件は、相当時間及び温度で記載されるが、それは時間、規模及び速度依存性である熱プロセス条件をかかる記述子により有効に効率よく記載できるからである。
【0015】
出願人らのコーヒー濃縮物及びこの濃縮物の製造プロセスの詳細な説明を以下に詳細に示す。
【0016】
1.(コーヒー濃縮物)
出願人らのコーヒー濃縮物の実施形態では、フルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値が、コーヒー濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーで入れた新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値の約50%〜約210%である。出願人らのコーヒー濃縮物の他の実施形態では、フルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値が、コーヒー濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーで入れた新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値の約65%〜約150%である。出願人らのコーヒー濃縮物のさらに他の実施形態では、フルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値が、コーヒー濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーで入れた新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値の約80%〜約120%である。
【0017】
2.(コーヒー濃縮物を製造するプロセス)
出願人のプロセスに従って熱処理され得るコーヒー抽出物は、コーヒー抽出物を製造するのに使用される、任意の好適なプロセスによって調製できる。好ましくは前記コーヒー抽出物は、ピリジン対5−メチル−2−フルフリルフランの比率値が約3:1〜約25:1であり、固形分が約2.3重量%〜約25重量%である非加水分解液体である。他の好ましい非加水分解液体コーヒー抽出物としては、ピリジン対5−メチル−2−フルフリルフランの比率値が約4:1〜約20:1であり、固形分が約3.5重量%〜約10重量%であるような抽出物;及びピリジン対5−メチル−2−フルフリルフランの比率値が約4.5:1〜約15:1であり、固形分が約3.5重量%〜約8重量%であるような抽出物が挙げられる。
【0018】
コーヒー抽出物を製造する好適な方法としては、前記濃縮物を、連続フローカラムを用いて、焙煎され粉砕された、カフェイン含有又はカフェインを含まないコーヒーから抽出することが挙げられるが、これらに限定されない。前記カラムは、典型的には、6:1以上の高さ対直径の比率、及びコーヒーの顆粒をリテイナーの間に保持しながら、同時に給水の運搬を可能にする穴の開いた最上部と最下部のリテイナーを有する、ステンレス鋼製垂直カラムである。好適なカラムは、デンマーク、ソボー(Soeborg)の、ニロA/S(Niro A/S)から得ることができる。
【0019】
好適な抽出条件としては、149℃未満の温度で抽出プロセスを行い、約0.1:1〜約0.5:1である1分あたりの水キログラム対コーヒーキログラムの流速比率、並びに1分あたり約5cm〜約25cmの水フロント速度、約4:1〜約10:1の抽出物量対コーヒー量の抜出比率;並びに約17%〜約35%の収率を達成することが挙げられるが、これらに限定されない。他の好適な抽出条件としては、149℃未満の温度で抽出プロセスを行い、約0.2:1〜約0.4:1である1分あたりの水キログラム対コーヒーキログラムの流速比率、1分あたり約12.5cm〜約25cmの水フロント速度、約5.5:1〜約8:1の抽出物量対コーヒー量の抜出比率;及び約17%〜約30%の収率を達成すること;並びに149℃未満の温度で抽出プロセスを行い、約0.25:1〜約0.36:1である1分あたりの水キログラム対コーヒーキログラムの流速比率、1分あたり約12.5cm〜約15.2cmの水フロント速度、約6.5:1〜約7:1の抽出物量対コーヒー量の抜出比率;及び約23%〜約27.5%の収率を達成することが挙げられるが、これらに限定されない。さらに他の好適な抽出条件としては、約65℃〜約99℃又は約82℃〜約93℃の温度で抽出プロセスを行い、上記で詳述した一連の流速、水フロント速度、抜出比率及び収率パラメータを達成することが挙げられる。
【0020】
好適な抽出物が得られた後、この抽出物を熱処理する。好適な熱プロセス装置としては、ミクロサーミックス(MicroThermics)モデル25DH UHT/HTSTユニットが挙げられるが、これらに限定されない。この装置は、米国ノースカロライナ州ラレイ(Raleigh)のミクロサーミックス社(MicroThermics Inc.)から入手できる。コーヒー抽出物の熱プロセスに使用される熱プロセス装置に拘わらず、前記装置は、抽出物が、約15秒〜約35秒の相当時間、約115℃〜約149℃の相当温度で熱処理されるように操作されなければならず;好ましくは前記装置は、抽出物が、約16.5秒〜約30秒の相当時間、約126℃〜約149℃の相当温度で熱処理されるように操作されなければならず;最も好ましくは前記装置は、抽出物が、約18秒〜約28秒の相当時間、約137℃〜約149℃に相当温度で熱処理されるように操作されなければならない。さらに抽出物が次の数学的関係にあてはまるような相当時間及び温度の組合わせで熱処理される場合に、得られた濃縮物は無菌状態で包装されるために十分滅菌される。
【0021】
【数1】
Figure 2005506070
使用される得られたコーヒー濃縮物は、従来のコーヒー濃縮物と同じ様式で直ちに使用され、コーヒー含有製品を形成してもよく、又は後の使用のために既知の方法に従って包装されてもよい。
【0022】
(分析方法)
1.相当時間及び温度を計算する方法
a.)対象となる熱プロセスについての時間及び温度データを得る。このデータは、この熱プロセスの一部である各ユニット操作について少なくとも10の(時間、温度)データポイントを含まなければならない。
b.)リチャード・L・バーデン(Richard L.Burden)、J・ダグラス・フェアーズ(J.Douglas Faires)の数値分析(Numerical Analysis)、第6版、1997年、ブルックス/コール・パブリッシング・カンパンー(Brooks/Cole Publishing Company)、ISBN0−534−95532−0の143〜150頁に見出される三次スプライン補間法を用いて、上記工程(a)で得られた時間及び温度データを補間し、時間/温度プロファイルを得る。
c.)リチャード・L・バーデン(Richard L.Burden)、J・ダグラス・フェアーズ(J.Douglas Faires)の数値分析(Numerical Analysis)、第6版、1997年、ブルックス/コール・パブリッシング・カンパニー(Brooks/Cole Publishing Company)、ISBN0−534−95532−0の209〜213頁に見出されるロンバーグ(Romberg)法により、次の式及び数値積分を用いてGTotalを評価する:
【0023】
【数2】
Figure 2005506070
次の活性化エネルギーに関する(アレニウスモデル):
Ea=(50,70,90,110,130,150,170,190,210,230,250,270,290,310,330)
式中、前記活性化エネルギーはKJ/モルで表され、Rは8.314J/モル・Kであり、時間は秒で表され、温度は℃で表される。
d.)次の式を用い:
【0024】
【数3】
Figure 2005506070
(GTotal,Ea)データポイントを一次方程式に変換し、次いで次のように線形回帰を用いる:
【0025】
【数4】
Figure 2005506070
【0026】
【数5】
Figure 2005506070
式中、相当時間は秒で表され、相当温度は℃で表される。
【0027】
2.新鮮な入れたてコーヒー、コーヒー抽出物及びコーヒー濃縮物の固形分%を測定する方法(分析は3回実施しなければならない。
a.)清浄な空の容器を最小0.0001グラムまで計量する。
b.)この容器に試験試料25mlを入れる。
c.)試料を含む容器を最小0.0001グラムまで計量する。
d.)105℃の対流オーブンに容器を置き、一定の重量になるまで乾燥する。
e.)オーブンから容器を取り除き、次いで容器を最小0.0001グラムまで計量する。
f.)次のように固形分重量%を計算する:
【0028】
【数6】
Figure 2005506070
【0029】
3.以下の分析方法5に使用するための新鮮な入れたてコーヒーを調製する方法
対象となるコーヒー濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーを用いて新鮮な入れたてコーヒーを作る。
a.)材料及び装置:
i.)600〜850ミクロンの平均粒度を有する焙煎され粉砕されたコーヒー33.3g。
ii.)蒸留水1420ml。
iii.)ミスターコーヒー(Mr.Coffee)(登録商標)モデルアクセル(Accel)(商標)自動ドリップコーヒーメーカー。
iv.)ミスターコーヒー(登録商標)モデル番号UF100コーヒーフィルター。
b.)入れる手順
i.)フィルターにコーヒーを置き、コーヒーメーカーにフィルターを置く。
ii.)コーヒーメーカーに蒸留水を注ぎ、次いでミスターコーヒー(登録商標)のコーヒーメーカー説明書に従って入れる。
iii.)工程(b)(ii)の終了後、入れたコーヒーを2つのアリコートに分離する。直ちに1つのアリコートを凍結し、第2のアリコートを用いて、上記の方法2に従いコーヒーの固形分重量%を測定する。
iv)以下の方法5に従って試験を行う前に、凍結された試料を解凍し、この試料を固形分0.55重量%の濃度にまで希釈する。試料を解凍し希釈した後、30分以内に以下の方法5に従って試料を分析しなければならない。
【0030】
4.以下の分析方法5に使用するためのコーヒー抽出物及び濃縮物の調製方法
a.)抽出物又は濃縮物を製造した後30分以内に、この抽出物又は濃縮物について2つのアリコートを得なければならない。1つのアリコートはガラス容器に直ちに包装され、次いでそれをシールして凍結する。第2のアリコートの固形分重量%を上記方法2に従って直ちに測定する。
b.)以下の方法5に従って試験を行う前に、凍結された試料を解凍し、この試料を固形分0.55重量%の濃度にまで希釈する。試料を解凍し希釈した後、30分以内に以下の方法5に従って試料を分析しなければならない。
【0031】
5.フルフリルアセテート:4−エチルグアイアコール比率値及びピリジン:5−メチル−2−フルフリルフラン比率値を測定する方法(分析は3回実施しなければならない。
【0032】
(装置):
1.蒸留水で洗浄され、500℃のマッフル炉で24時間加熱された100mlのヘッドスペースサンプリングバイアル瓶。
2.少なくとも5℃に温度を調整できる恒温容器。
3.少なくとも300rpmの攪拌速度が可能なデジタル磁性攪拌器。
4.ゲステル(Gerstel GmbH & Co.KG)(ドイツ、ミュールハイム・アン・デア・ルール)によって供給される、0.5mmのコーティング厚さを有する清浄な1cmツイスター(Twister)(商標)バー(ポリジメチルシロキサンでコーティングされた攪拌子)
5.S・マエノ(S.Maeno)及びP・A・ロドリゲス(P.A.Rodriguez)の「質量分析及びライトパイプフーリエ変換赤外検出を含むシステムの毛管ガスクロマトグラフィーカラム性能評価のための単純で可転性の注入システム」、クロマトグラフィー誌A(J.Chromatogr.A)、1996年 731、201〜215頁の204頁に記載されるような、不活性化ガラスウールで包まれたスレデッドガラスチップを有する1mlシリンジバレルからなる清浄な変更トラップ。
6.ガスクロマトグラフィー(GC):ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)(HP)モデル6890:GCは、S・マエノ(S.Maeno)及びP・A・ロドリゲス(P.A.Rodriguez)の「質量分析及びライトパイプフーリエ変換赤外検出を含むシステムの毛管ガスクロマトグラフィーカラム性能評価のための単純で可転性の注入システム」、クロマトグラフィー誌A(J.Chromatogr.A)、1996年 731、201〜215頁の203頁に記載されるように、上記(5)のトラップを適応させるために変更される。
7.GCカラム:J&Wサイエンティフィック(J&W Scientific)(米国カリフォルニア州フォルソム)から入手できるデュラボンド(Durabond)−5(登録商標)質量分析計(長さ30メートル、カラムID 0.252mm、フィルムの薄さ1.0μm)。
8.流速2ml/分で送給可能なキャリアガス、ヘリウム。
9.ソース温度が約230℃、MSクワッド温度が約150℃の、ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)(米国カリフォルニア州サンタ・クラリータ)から入手できるモデルHP5973質量選択型検出器。
10.ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)(米国カリフォルニア州サンタ・クラリータ)から入手できるケムステーション(Chemstation)・ソフトウェア及びこのソフトウェアを実行できるコンピュータ。
11.ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)から購入、使用の許諾を得ることができるジョン・ワイリー・アンド・サンズ(John Wiley & Sons)及び国立標準技術研究所(NIST)のMSスペクトルライブラリ。
【0033】
(手順):
1.容器を5℃に温度調整する(装置2)。
2.50mlの試料溶液(上記方法3又は4に従って調製)を100mlのヘッドスペースバイアル瓶に添加する。
3.50μlの内標準溶液(2−ヘプタノン、水中に500ppm)を100mlのヘッドスペースバイアル瓶に添加する。
4.ツイスター(Twister)(商標)バーを100mlのヘッドスペースバイアル瓶に入れ、クリンプシールでバイアル瓶をシールする。
5.100mlのヘッドスペースバイアル瓶を上記工程(4)から恒温容器に置く。
6.100mlのヘッドスペースバイアル瓶を含有する恒温容器をデジタル磁性攪拌器に置き、300rpmで45分間攪拌する。
7.上記工程(6)を完了した後、ツイスター(Twister)(商標)バーを100ml試料バイアル瓶から取り除き、バーを4mlの冷却(5℃)ミリ−Q(Milli-Q)(商標)水ですすぎ、次いでキムワイプ(Kimwipes)(商標)でバーを拭取り乾燥させる。
8.上記工程(7)を完了した後、ツイスター(Twister)(商標)バーをトラップ(装置5)に入れる。
9.試料のローディング及び分析を開始する。
i)プレカラムを−90℃以下の温度まで冷却する。
ii)次にトラップを流速15ml/分のヘリウム流につなぐ。
iii)次いでトラップを200℃まで8分間加熱し、トラップされた風味化合物を脱着する。
10.工程(9)を完了した後、GC−MS分析を次のように実行する。次の温度プログラムを使用する。
i)50℃の初期温度を1分間維持する。
ii)初期温度を4℃/分の割合で上昇させ、250℃の温度にする。
iii)250℃を1分間維持する。
11.ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)から購入、使用の許諾を得ることができるジョン・ワイリー・アンド・サンズ(John Wiley & Sons)及び国立標準技術研究所(NIST)のMSスペクトルライブラリを用いて、フルフリルアセテート、4−エチルグアイアコール、ピリジン及び5−メチル−2−フルフリルフランに対応するピークを同定する。
12.ヒューレット・パッカード(Hewlett Packard)(米国カリフォルニア州サンタ・クラリータ)から入手できるケムステーション(Chemstation)・ソフトウェアを用いて、同定された各々の化合物に関するイオン(以下に列挙する)に対応するクロマトグラフィーピークを積分する。
i.)52の質量対電荷比率を有するピリジン(PYR)イオン
ii.)140の質量対電荷比率を有するフルフリルアセテート(FA)イオン
iii.)162の質量対電荷比率を有する5−メチル−2−フルフリルフラン(5MFF)イオン
iv.)137の質量対電荷比率を有する4−エチルグアイアコール(EG)イオン
13.試験試料について、フルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値、及びピリジン対5−メチル−2−フルフリルフランの比率値を次のように得る:
i)FA:EGの比率値=FAイオンのピーク面積/EGイオンのピーク面積
ii)PYR:5MFFの比率値=PYRイオンのピーク面積/5MFFイオンのピーク面積
【0034】
(参照)
1.E・バルツセン(E.Baltussen)、P・サンドラ(P.Sandra)、F・ディビッド(F.David)及びC・クレーマ(C.Cramers)の「攪拌子収着性抽出(SBSE)、水性試料のための新規な抽出技術:理論及び原理」、マイクロカラム・セパレーションズ誌(J.Microcolumn Separations)、11(10)、737〜747頁、1999年。
【0035】
6.色測定(分析は3回実施しなければならない。)
a.)装置
i)米国ヴァージニア州レストン(Reston)のハンター・アソシエイツ・ラボラトリーズ社(Hunter Associates Laboratory Inc.)によって供給されるDP9000プロセッサーを備えたハンターD25L−9000比色計
ii)ストレートエッジ
iii)外径12.4cmを有する高さ2.5cmのアルミニウム試料カップカップは、1.9cmの深さ及び11.8cmの内径を有する空洞を含む。
b.)手順
i)600〜850ミクロンの平均粒度を有する十分な量のコーヒーを試料カップに入れ、試料カップを十分満たす。
ii)コーヒー試料がカップ上部に沿って均一に平らになるようにストレートエッジを用いて試料カップ中のコーヒーを平坦にする。
iii)ハンターD25L−9000比色計にカップを置き、製造者の説明書に従って装置を操作する。
iv)L色値を記録する。
【実施例】
【0036】
以下の実施例は本発明を説明するものであるが、本発明を限定することを意味するものではない。
【0037】
(実施例1)
フレンチローストされ粉砕された全てアラビアコーヒーであるコーヒー3.9kgを、フレンチローストされ粉砕された2.57kgのアラビア/ロブスタブレンドとブレンドする。このコーヒーを、直径約6インチ、高さ4.5フィートの抽出カラムに充填する。そのR&Gコーヒーを含有するためにスクリーンを有する出口を備えたキャップをカラムに置く。窒素ガスを使用して抽出システムから空気を流し出す。82℃に加熱され、脱気された蒸留水を向流的にポンプして約1.9リットル/分でコーヒー床に通す。3.89%固形分を含有する45.2kgの抽出物を得て、約29℃まで冷却する。この抽出物を10ミクロンのひだのついたガラスフィルターカートリッジを通して濾過し、沈降物を取り除き、次いでミクロサーミクス(MicroThermics)モデル25DH UHT/HTSTユニットを用いて、21.2秒の相当時間、145℃の相当温度で熱処理して濃縮物を製造する。
【0038】
濃縮物の前熱処理及び後熱処理試料を出願人の分析方法に従って試験する。前熱処理試料は、ピリジン対5−メチル−2−フルフリルフランの比率値が9.4であることがわかり、試料のフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値は以下に列挙する値であることがわかる。
【0039】
【表1】
Figure 2005506070
【0040】
(実施例2)
15.5Lのロースト色を有する焙煎され粉砕された全てアラビアコーヒーであるコーヒー3.6kgを、流速約1.8リットル/分で実施例1と同様に抽出し、3.59%固形分を含有する26kgの濃縮物を得る。ミクロサーミクス(MicroThermics)モデル25DH UHT/HTSTユニットを用いて、抽出物を26.5秒の相当時間、141℃の相当温度にて熱処理して濃縮物を製造する。
【0041】
濃縮物の前熱処理及び後熱処理試料を出願人の分析方法に従って試験する。前熱処理試料は、ピリジン対5−メチル−2−フルフリルフランの比率値が10.2であることがわかり、試料のフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値は以下に列挙する値であることがわかる。
【0042】
【表2】
Figure 2005506070
【0043】
(実施例3)
18.1Lのロースト色を有する焙煎され粉砕されたカフェインを含まないアラビア及びロブスタコーヒーブレンド6.64kgを、流速約1.8リットル/分で実施例1と同様に抽出し、3.56%固形分を含有する44.4kgの濃縮物を得る。ミクロサーミクス(MicroThermics)モデル25DH UHT/HTSTユニットを用いて、抽出物を25.6秒の相当時間、141℃の相当温度にて熱処理して濃縮物を製造する。
【0044】
濃縮物の前熱処理及び後熱処理試料を出願人の分析方法に従って試験する。前熱処理試料は、ピリジン対5−メチル−2−フルフリルフランの比率値が12.7であることがわかり、試料のフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値は以下に列挙する値であることがわかる。
【0045】
【表3】
Figure 2005506070

Claims (10)

  1. コーヒー濃縮物であって、該コーヒー濃縮物が液体であり、該コーヒー濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーで入れた新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値の約50%〜約210%、好ましくは約65%〜約150%、より好ましくは約80%〜約120%である、フルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値を有することを特徴とするコーヒー濃縮物。
  2. 請求項1に記載のコーヒー濃縮物を含むことを特徴とする製品。
  3. 前記コーヒー濃縮物のフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値は、前記コーヒー濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーで入れた新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値の約65%〜約150%、好ましくは約80%〜約120%であることを特徴とする請求項2に記載の製品。
  4. 改善されたコーヒー濃縮物を製造するプロセスであって、該プロセスが、
    a)液体コーヒー抽出物を提供する工程と、
    b)前記液体抽出物を、約15秒〜約35秒、好ましくは約16.5秒〜約30秒、より好ましくは約18秒〜約28秒の相当時間の間、約115℃〜約149℃、好ましくは約126℃〜約149℃、より好ましくは約137℃〜約149℃の相当温度で、熱処理にかける工程と
    を含むことを特徴とするプロセス。
  5. 前記液体抽出物が、約3:1〜約25:1、好ましくは約4:1〜約20:1、より好ましくは約4.5:1〜約15:1のピリジン対5−メチル−2−フルフリルフランの比率値と、約2.3重量%〜約25重量%、好ましくは約3.5重量%〜約10重量%、より好ましくは約3.5重量%〜約8重量%の固形分とを有する非加水分解性液体であることを特徴とする請求項4に記載のプロセス。
  6. 前記液体抽出物を提供する工程が、
    a.)約0.1:1〜約0.5:1の1分あたりの水キログラム対コーヒーキログラムの流速比率と、
    b.)1分あたり約5cm〜約25cmの水フロント速度と、
    c.)約4:1〜約10:1の抽出物量対コーヒー量の抜出比率と、
    d.)約17〜約35%の収率と
    で行われる抽出イオンプロセスを用いてコーヒー抽出物を製造することを含むことを特徴とする請求項4又は5に記載のプロセス。
  7. 前記プロセスが、約149℃未満の温度、好ましくは約65℃〜約99℃の範囲の温度、より好ましくは約82℃〜約93℃の範囲の温度で行われることを特徴とする請求項4〜6のいずれか一項に記載のプロセス。
  8. 前記プロセスが、約5.5:1〜約8:1、好ましくは約6.5:1〜約7:1の抽出物量対コーヒー量の抜出比率、及び約17%〜約30%、好ましくは約23%〜約27.5%の収率を達成するために行われることを特徴とする請求項4〜7のいずれか一項に記載の方法。
  9. コーヒー濃縮物の質を評価する方法であって、該方法が、
    a.)コーヒー濃縮物を提供する工程と、
    a.)濃縮物を製造するのに使用される同一のコーヒーから入れた新鮮な入れたてコーヒーを提供する工程と、
    b.)コーヒー濃縮物のフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値、及び新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値を測定する工程と
    を含むことを特徴とする方法。
  10. コーヒー濃縮物のフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値と、新鮮な入れたてコーヒーのフルフリルアセテート対4−エチルグアイアコールの比率値とを比較する工程をさらに含むことを特徴とする請求項9に記載の方法。
JP2003535556A 2001-10-19 2002-10-21 改善された液体コーヒー濃縮物 Pending JP2005506070A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US34523401P 2001-10-19 2001-10-19
PCT/US2002/033476 WO2003032742A1 (en) 2001-10-19 2002-10-21 Improved liquid coffee concentrates

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2005506070A true JP2005506070A (ja) 2005-03-03

Family

ID=23354150

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003535556A Pending JP2005506070A (ja) 2001-10-19 2002-10-21 改善された液体コーヒー濃縮物

Country Status (8)

Country Link
US (2) US20030099752A1 (ja)
EP (1) EP1435792B8 (ja)
JP (1) JP2005506070A (ja)
AT (1) ATE552731T1 (ja)
BR (1) BR0213381A (ja)
CA (1) CA2459389C (ja)
ES (1) ES2385473T3 (ja)
WO (1) WO2003032742A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7155448B1 (ja) 2022-03-02 2022-10-18 サントリーホールディングス株式会社 容器詰めコーヒー飲料

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6759072B1 (en) 1999-08-14 2004-07-06 The Procter + Gamble Co. Methods and systems for utilizing delayed dilution, mixing and filtration for providing customized beverages on demand
CN1494854A (zh) 1999-08-14 2004-05-12 利用延迟稀释、混合和过滤按需提供各种定制新鲜调制咖啡的方法和系统
US20080260911A1 (en) * 2004-12-13 2008-10-23 Hitoshi Matsubara Method for Manufacturing Coffee Beverage Using Filtered Extract
US8277864B2 (en) * 2009-06-10 2012-10-02 Kraft Foods Global Brands Llc Liquid coffee concentrates and methods of making thereof
US20140322397A1 (en) * 2013-04-27 2014-10-30 David F. Mamo Aseptic hot-brewed packaged coffee or espresso beverage
WO2016176380A1 (en) 2015-04-28 2016-11-03 The Procter & Gamble Company Compositions comprising whole, non-viable micrococcus for improving skin health
CN106146886B (zh) * 2016-06-30 2019-02-22 南通烯晟新材料科技有限公司 一种石墨烯插层硅酸盐的复合材料及其制备方法
US12053000B1 (en) 2020-10-31 2024-08-06 Jot Labs, LLC Beverage extract from collected fractions

Family Cites Families (100)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2149876A (en) * 1934-06-15 1939-03-07 Coffee Products Corp Soluble coffee product and method of preparing same
US2098961A (en) * 1934-07-03 1937-11-16 Coffee Products Corp Manufacture of concentrated coffee extract
US2360342A (en) * 1941-02-28 1944-10-17 Granular Foods Inc Solid expanded coffee corn sirup
US2457036A (en) * 1946-04-10 1948-12-21 Albert A Epstein Coffee concentrate and the process of producing it
US2515730A (en) * 1947-10-24 1950-07-18 American Home Foods Inc Coffee extraction process
US3089772A (en) * 1960-07-25 1963-05-14 Gen Foods Corp Coffee extraction process
US4303689A (en) * 1965-04-30 1981-12-01 Firmenich Sa Flavoring with pyrazine derivatives
US3702253A (en) * 1965-04-30 1972-11-07 Firmenich & Cie Flavor modified soluble coffee
US3554761A (en) * 1968-02-07 1971-01-12 Standard Brands Inc Coffee concentrate and process of producing the same
AT285483B (de) * 1968-03-30 1970-10-27 Metallgesellschaft Ag Klassierung von Sinter
US3632353A (en) 1969-05-12 1972-01-04 Struthers Scientific Int Corp Removal of tars and waxes in freeze concentration of coffee
US3620758A (en) * 1970-01-20 1971-11-16 Gen Foods Corp Process for obtaining an aromatized coffee extract
US3628345A (en) * 1970-08-19 1971-12-21 Alfred T King Ice-liquid separation column
US3997685A (en) * 1971-06-30 1976-12-14 The Procter & Gamble Company Stable aroma, flavor and aroma and flavor products from aroma- and flavor-bearing substrates
US3717472A (en) * 1971-06-30 1973-02-20 Procter & Gamble Separating aroma-and flavor-bearing substrates into aroma and flavor concentrates
US3947603A (en) * 1972-04-13 1976-03-30 Firmenich & Cie Flavoring agent
US3900582A (en) * 1972-04-13 1975-08-19 Firmenich & Cie Flavoring agent
US4005227A (en) * 1972-04-13 1977-01-25 Firmenich & Cie Flavoring agent
US4000328A (en) * 1972-04-13 1976-12-28 Firmenich & Cie Flavoring agent
US3830940A (en) * 1972-06-07 1974-08-20 M Sivetz Preparation of aqueous beverage concentrate of coffee
US3928636A (en) * 1973-04-30 1975-12-23 Gen Foods Corp Coffee extraction process
US4088794A (en) * 1973-10-10 1978-05-09 General Foods Corporation Process for producing coffee extract
GB1583344A (en) * 1976-09-18 1981-01-28 Dej Int Research Co Bv Process and apparatus for the preparation of extracts from ground roasted coffee or a mixture thereof with ground roasted chicory
IE47040B1 (en) * 1977-08-08 1983-11-30 Douwe Egberts Tabaksfab Concentrate container and apparatus for dispensing concenttrates
US4606921A (en) * 1980-06-03 1986-08-19 Nestec S. A. Process for improving the flavor and aroma of instant coffee
JPS5943139B2 (ja) 1980-09-08 1984-10-19 東洋製罐株式会社 袋詰高濃度ブラツクコ−ヒ−の製法
JPS5943138B2 (ja) 1980-09-08 1984-10-19 東洋製罐株式会社 袋詰高濃度ブラツクコ−ヒ−
US4378380A (en) * 1980-10-10 1983-03-29 General Foods Corporation Method for producing products enhanced with synthetic coffee grinder gas flavor
US4349573A (en) * 1980-11-28 1982-09-14 General Foods Corporation Low density coffee process
JPS57163438A (en) * 1981-04-02 1982-10-07 Fuji Oil Co Ltd Preparation of sterilized coffee
CA1182328A (en) 1982-03-22 1985-02-12 Robert J. Soukup Flavoring with 4-methyl-4-mercapto-2-pentanone
US4673580A (en) * 1983-05-23 1987-06-16 Ajinomoto General Foods, Inc. Process for producing coffee extract
US4988590A (en) * 1983-07-22 1991-01-29 The Procter & Gamble Company Ultrafast roasted coffee
US4481224A (en) * 1983-08-08 1984-11-06 International Flavors & Fragrances Inc. Flavoring with alkylthioalkanal dialkyl mercaptals
IE55934B1 (en) * 1984-02-20 1991-02-27 Nestle Sa Method for the manufacture of a beverage composition
JPS6135747A (ja) 1984-04-24 1986-02-20 ザ、プロクタ−、エンド、ギヤンブル、カンパニ− 可溶性コ−ヒ−組成物
EP0159754A3 (en) * 1984-04-24 1988-10-12 THE PROCTER & GAMBLE COMPANY Soluble coffee composition
DE3448500C2 (de) 1984-07-07 1994-06-01 Helmut Dallinga Vorrichtung für eine schonende Wärmebehandlung von flüssigen Nahrungs- oder Genußmitteln
JPS6121056A (ja) 1984-07-11 1986-01-29 Wada Masao 椎茸入り豆腐製造方法
US4789553A (en) * 1985-09-23 1988-12-06 American National Can Company Method of thermally processing low-acid foodstuffs in hermetically sealed containers and the containers having the foodstuffs therein
US4571339A (en) * 1985-02-07 1986-02-18 General Foods Corporation Process for efficiently concentrating an aroma stream
JPS61199776A (ja) 1985-03-01 1986-09-04 Kyodo Nyugyo Kk 液状食品の滅菌方法および滅菌装置
US4571343A (en) * 1985-05-01 1986-02-18 International Flavors & Fragrances Inc. Flavoring with ortho-dioxybenzaldehyde dimethyl mercaptals
US4652682A (en) * 1985-05-01 1987-03-24 International Flavors & Fragrances Inc. Ortho-dioxybenzaldehyde dimethyl mercaptals and use thereof in augmenting or enhancing the aroma or taste of foodstuffs
US4618500A (en) * 1985-08-20 1986-10-21 Fulcrum Enterprises Method for preparing an espresso-type coffee beverage
JPS62126935A (ja) 1985-11-28 1987-06-09 Kanebo Foods Ltd コ−ヒ−の抽出方法
IT1189090B (it) 1986-04-18 1988-01-28 Muzetti Achille Procedimento per la preparazione di una bevanda a base di estratti vegetali alimentari e bevanda cosi' ottenuta
US4985271A (en) * 1986-12-19 1991-01-15 The Procter & Gamble Company Process for treating coffee beans to make a better-tasting coffee
US4857351A (en) * 1986-12-19 1989-08-15 The Procter & Gamble Company Process for treating coffee beans to make a better-tasting coffee
JPH01104130A (ja) 1987-10-19 1989-04-21 Morinaga & Co Ltd コーヒー飲料の製造法
DE3737109A1 (de) * 1987-11-02 1989-05-11 Jacobs Suchard Gmbh Verfahren zur konservierung von rohkaffee-extrakt
US4794010A (en) * 1988-02-02 1988-12-27 General Foods Corporation Process for the preparation of soluble coffee
JPH01289450A (ja) * 1988-05-16 1989-11-21 Japan Foods Kk エアゾール容器入りコーヒーおよびその製造法
DE3818035A1 (de) 1988-05-27 1989-11-30 Rey Louis Prof Verfahren zur herstellung von kaffee-extrakt
CA1337024C (en) 1988-06-21 1995-09-19 Yoshie Kurihara Method for stabilizing taste-modifier
US5079026A (en) * 1988-08-12 1992-01-07 Kraft General Foods, Inc. Oil or colloidal containing gasified coffee product and process
US4938978A (en) * 1988-10-31 1990-07-03 Nestec S.A. Treatment of green coffee
GB8829461D0 (en) * 1988-12-16 1989-02-01 Unilever Plc Beverage material
US4980182A (en) * 1989-06-21 1990-12-25 Nestec S.A. Beverages containing a beverage base and milk protein
ATE101971T1 (de) 1990-01-25 1994-03-15 Gen Foods Inc Verfahren zur extraktion von geroesteten und vermahlenen kaffeebohnen.
JP3126041B2 (ja) 1990-08-20 2001-01-22 株式会社上野製薬応用研究所 嗜好性飲料原料の風味保持剤および風味保持方法
DE4038526A1 (de) * 1990-12-03 1992-06-04 Jacobs Suchard Ag Verfahren zur herstellung von loeslichem kaffee
US5637343A (en) * 1991-01-17 1997-06-10 Ryan, Jr.; Gregory B. Process for making coffee concentrate
JPH05316960A (ja) * 1992-05-21 1993-12-03 Takasago Internatl Corp 飲食品の香味を改善する方法
US5332591A (en) * 1992-09-08 1994-07-26 Ralph Ogden Method and apparatus for making instant coffee
JPH0787891A (ja) 1993-09-22 1995-04-04 Riken Vitamin Co Ltd コーヒー飲料の製造法
ES2134282T3 (es) * 1994-04-02 1999-10-01 Nestle Sa Procedimiento de fabricacion de una composicion para bebida.
US5478592A (en) * 1994-05-31 1995-12-26 Kingsley; I. Steven Process for preparing flavored aged coffee
CA2174855C (en) * 1994-08-26 1998-12-29 Michiko Sasagawa Ph adjustors and drinks using the same
DE69624222T2 (de) * 1995-02-08 2003-07-10 Societe Des Produits Nestle S.A., Vevey Löslicher instantkaffee und verfahren zu dessen herstellung
ATE207702T1 (de) * 1995-02-08 2001-11-15 Nestle Sa Wasserlösliches zichorienpulver, verfahren zu seiner herstellung und vorrichtung zur durchführung des verfahrens
SE505114C2 (sv) 1995-10-30 1997-06-30 Tetra Laval Holdings & Finance Metod för kontinuerlig tillverkning av kaffeextrakt
PL328370A1 (en) 1996-02-12 1999-01-18 Nestle Sa Method of aromatising soluble beverage concentrates
US5688545A (en) * 1996-03-04 1997-11-18 Kraft Jacobs Suchard Limited Coffee package with enhanced aroma impact
KR100423587B1 (ko) * 1996-03-26 2004-08-25 폭카 코포레이션 용기에채워진고품질커피나차음료의제조방법및이방법에의해제조된고품질음료
TW365007B (en) * 1996-12-27 1999-07-21 Matsushita Electric Ind Co Ltd Driving method of semiconductor integrated circuit and the semiconductor integrated circuit
US6054162A (en) * 1997-02-05 2000-04-25 Kraft Foods, Inc. Stabilization of liquid coffee by treatment with alkali
EP0865735A1 (en) 1997-03-19 1998-09-23 Societe Des Produits Nestle S.A. Process for sterilising beverages
US5997929A (en) * 1997-11-03 1999-12-07 Nestec S.A. Extraction process
ITMI972556A1 (it) 1997-11-18 1999-05-18 B Ma S N C Di Cafano Giuseppe Procedimento e mezzi atti al miglioramento delle bevande in genere per effetto della loro edulcorazione al momento della consumazione
WO1998007328A2 (en) 1997-12-22 1998-02-26 Niro A/S Ultra-short heat treatment method for a liquid
US6093436A (en) * 1998-02-04 2000-07-25 Nestec S.A. Beverage antioxidant system
JP2920826B1 (ja) 1998-02-13 1999-07-19 株式会社ユニカフェ 長期保存が可能なコーヒー抽出液の製造方法
US6352736B2 (en) * 1998-07-23 2002-03-05 Nestec S.A. Liquid coffee product
US6120831A (en) * 1998-09-09 2000-09-19 Kraft Foods, Inc. Soluble coffee having intensified flavor and color and method of making same
US6213929B1 (en) 1998-09-25 2001-04-10 Analytical Engineering, Inc. Motor driven centrifugal filter
US6203837B1 (en) * 1998-10-06 2001-03-20 Xcafe' Llc Coffee system
NL1010880C2 (nl) 1998-12-23 2000-06-26 Adm Cocoa B V Werkwijze voor het isoleren van aroma's uit een cafeïne- of theobrominebevattende voedingsmiddelgrondstof.
JP2000201622A (ja) 1999-01-14 2000-07-25 Inabata Koryo Kk 風味豊かなコ―ヒ―及びコ―ヒ―飲料
MY117222A (en) 1999-05-18 2004-05-31 Nestle Sa Stable coffee concentrate system
EP1059243A3 (en) 1999-05-19 2001-03-14 Cryovac, Inc. Easy open package
JP4173606B2 (ja) 1999-06-18 2008-10-29 サントリー株式会社 低酸性飲料の製造方法
US6399136B1 (en) * 1999-06-28 2002-06-04 Arthur W. Watkins, Jr. Coffee concentrate
US6808731B1 (en) * 1999-08-14 2004-10-26 The Procter & Gamble Co. Coffee extract and process for providing customized varieties and strengths of fresh-brewed coffee on demand
JP2001054374A (ja) * 1999-08-17 2001-02-27 Coca Cola Asia Pacific Kenkyu Kaihatsu Center:Kk 飲料の製造方法
CA2317799A1 (en) 1999-09-08 2001-03-08 Kraft Foods, Inc. Soluble coffee having intensified flavor and color and method of making same from a coffee extract
JP2001128620A (ja) 1999-11-02 2001-05-15 Ogawa & Co Ltd 膜濾過除菌用フレーバー
WO2001043566A1 (en) 1999-12-17 2001-06-21 Mitsunori Ono Water-soluble bean-based extracts
US6669979B1 (en) 2000-01-11 2003-12-30 Jifu Zhao Method for promoting extraction of beneficial compounds into beverages naturally containing same, and for extending the duration of freshness of coffee
ES2253215T5 (es) 2000-04-17 2009-11-26 Niro A/S Procedimiento para la preparacion de un producto de cafe o te soluble en agua a partir de un material particulado no rehumidificado obtenido de un extracto mediante secado.

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7155448B1 (ja) 2022-03-02 2022-10-18 サントリーホールディングス株式会社 容器詰めコーヒー飲料
WO2023166908A1 (ja) * 2022-03-02 2023-09-07 サントリーホールディングス株式会社 容器詰めコーヒー飲料
JP2023128070A (ja) * 2022-03-02 2023-09-14 サントリーホールディングス株式会社 容器詰めコーヒー飲料

Also Published As

Publication number Publication date
US7833561B2 (en) 2010-11-16
US20050129828A1 (en) 2005-06-16
US20030099752A1 (en) 2003-05-29
ES2385473T3 (es) 2012-07-25
WO2003032742A1 (en) 2003-04-24
EP1435792A1 (en) 2004-07-14
EP1435792B8 (en) 2012-07-11
ATE552731T1 (de) 2012-04-15
CA2459389C (en) 2011-02-01
CA2459389A1 (en) 2003-04-24
EP1435792B1 (en) 2012-04-11
BR0213381A (pt) 2005-02-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
del Campo et al. Quantitative determination of caffeine, formic acid, trigonelline and 5-(hydroxymethyl) furfural in soluble coffees by 1H NMR spectrometry
US7833561B2 (en) Liquid coffee concentrates
Akiyama et al. Analysis of the headspace volatiles of freshly brewed Arabica coffee using solid‐phase microextraction
JPH11510703A (ja) 望ましい浸出酸味を伴う、浸出力の増強されたよりダークなカップカラーを提供する急速ローストコーヒー
WO2006080490A1 (ja) 容器詰コーヒー飲料
WO2020212145A1 (en) Coffee composition and process
Piccone et al. Effect of sugars on liquid–vapour partition of volatile compounds in ready‐to‐drink coffee beverages
EP1967076B1 (en) Container-packed coffee beverage and process for production thereof
JP6991064B2 (ja) 液体エスプレッソ濃縮物
JP6920992B2 (ja) 液体エスプレッソ濃縮物
Nagaraju et al. Cryo assisted spouted bed roasting of coffee beans
Clarke Water and mineral contents
Zamanipoor et al. Brewing coffee?–Ultra-sonication has clear beneficial effects on the extraction of key volatile aroma components and triglycerides
Liu et al. Determination of trigonelline, nicotinic acid, and caffeine in Yunnan Arabica coffee by microwave-assisted extraction and HPLC with two columns in series
Ang et al. Rapid headspace gas chromatographic method for assessment of oxidative stability of cooked chicken meat
Muchtaridi et al. Determination of parameters standardization crude drug and extract arabica coffee beans (Coffea arabica L.)
JP3819417B1 (ja) 容器詰コーヒー飲料
CN114577946A (zh) 一种检测金银花炮制程度的方法及其应用
JP2003144050A (ja) 焙煎コーヒー豆の製造方法
Laukaleja et al. Evaluation of a headspace solid-phase microextraction with different fibres for volatile compoun d determination in specialtycoffee brews
CN108982743A (zh) 检测烟草制品和/或烟用香精香料中葫芦巴内酯的方法
Claramunt et al. Determination of pyridine and furfuryl alcohol in breath after coffee consumption
Nebesny et al. Effect of the roasting method on the content of 5‐hydroxytryptamides of carboxylic acids in roasted coffee beans
Xue et al. Automated Prediction of Brewing Methods for Coffee Flavors by Multiple Linear Regression, Support Vector Regression, Random Forest, and Neural Network
JP2004024094A (ja) コーヒー生豆の焙煎および抽出方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050629

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20080819

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20081107

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20081119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20081107

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090303

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20090602

A602 Written permission of extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A602

Effective date: 20090609

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20091002