JP2005504787A5

JP2005504787A5 -

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Publication number: JP2005504787A5
Application number: JP2003526373A
Authority: JP
Filing date: 2002-08-27
Publication date: 2005-12-22

Claims

疎水性ペプチドのゲル形成を回避する方法において、ゲルを形成することなく、ペプチドの流体の乳白色微晶質の水性懸濁液を生じさせるのに十分な量及びモル比で、疎水性ペプチドと強酸に由来する対イオンとを接触させることを特徴とする、疎水性ペプチドのゲル形成を回避する方法。
対イオンがトリフルオロ酢酸又は硫酸に由来する、請求項１記載の方法。
疎水性ペプチドがＧｎＲＨ類似体である、請求項１又は２記載の方法。
ＧｎＲＨ類似体がＧｎＲＨアンタゴニストである、請求項３記載の方法。
ＧｎＲＨアンタゴニストがＡｃ−Ｄ−Ｎａｌ−Ｄ−Ｃｐａ−Ｄ−Ｐａｌ−Ｓｅｒ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｈｃｉ−Ｌｅｕ−Ｉｌｙｓ−Ｐｒｏ−Ｄ−Ａｌａ−ＮＨ_２トリフルオロアセテートである、請求項４記載の方法。
ＧｎＲＨアンタゴニストがＡｃ−Ｄ−Ｎａｌ−Ｄ−Ｃｐａ−Ｄ−Ｐａｌ−Ｓｅｒ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｈｃｉ−Ｌｅｕ−Ｉｌｙｓ−Ｐｒｏ−Ｄ−Ａｌａ−ＮＨ_２スルフェートである、請求項４記載の方法。
ＧｎＲＨアンタゴニストをトリフルオロアセテート又はスルフェートの塩の形のアザリンＢ、アバレリックス、アンチド、ガニレリックス、セトロレリックス、テベレリックス又はＦＥ２００４８６の群から選択する、請求項４記載の方法。
疎水性ペプチド塩を２５ｍｇ／ｍｌ以上の濃度で水性媒体中に懸濁させる、請求項１から７までのいずれか１項記載の方法。
水性懸濁液が等張剤を含有する、請求項１から８までのいずれか１項記載の方法。
等張剤がマンニトールである、請求項９記載の方法。
水性懸濁液が製薬学的に認容性の賦形剤を含有する、請求項１から１０までのいずれか１項記載の方法。
凍結乾燥されたペプチド塩からその場で水性懸濁液を得る、請求項１から１１までのいずれか１項記載の方法。
水中の疎水性ペプチドと強酸に由来する対イオンとの流体の乳白色微晶質の水性懸濁液において、ペプチド及び対イオンが、混合の際にゲルを形成することなく懸濁液を形成するのに十分な量及びモル比で存在することを特徴とする、水中の疎水性ペプチドと対イオンとの流体の乳白色微晶質の水性懸濁液。
対イオンがトリフルオロ酢酸又は硫酸に由来する、請求項１３記載の懸濁液。
疎水性ペプチドがＧｎＲＨ類似体である、請求項１３又は１４記載の懸濁液。
ＧｎＲＨ類似体がＧｎＲＨアンタゴニストである、請求項１５記載の懸濁液。
ＧｎＲＨアンタゴニストがＡｃ−Ｄ−Ｎａｌ−Ｄ−Ｃｐａ−Ｄ−Ｐａｌ−Ｓｅｒ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｈｃｉ−Ｌｅｕ−Ｉｌｙｓ−Ｐｒｏ−Ｄ−Ａｌａ−ＮＨ_２トリフルオロアセテートである、請求項１６記載の懸濁液。
ＧｎＲＨアンタゴニストがＡｃ−Ｄ−Ｎａｌ−Ｄ−Ｃｐａ−Ｄ−Ｐａｌ−Ｓｅｒ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｈｃｉ−Ｌｅｕ−Ｉｌｙｓ−Ｐｒｏ−Ｄ−Ａｌａ−ＮＨ_２スルフェートである、請求項１６記載の懸濁液。
ＧｎＲＨアンタゴニストがトリフルオロアセテート又はスルフェートの塩の形のアザリンＢ、アバレリックス、アンチド、ガニレリックス、セトロレリックス又はＦＥ２００４８６の群から選択されている、請求項１６記載の懸濁液。
疎水性ペプチド塩が２５ｍｇ／ｍｌ以上の濃度で水性媒体中に懸濁されている、請求項１３から１９までのいずれか１項記載の懸濁液。
水性懸濁液が等張剤を含有する、請求項１３から２０までのいずれか１項記載の懸濁液。
等張剤がマンニトールである、請求項２１記載の懸濁液。
更に製薬学的に認容性の賦形剤を含有する、請求項１３から２２までのいずれか１項記載の懸濁液。
微結晶が約５〜１５０μｍの粒度を有する針状である、請求項１３から２３までのいずれか１項記載の懸濁液。
乾燥させた請求項１３から２４までのいずれか１項記載の懸濁液から成る凍結乾燥された配合物。
疎水性ペプチドと強酸に由来する対イオンとを接触させる、疎水性ペプチドの徐放性処方物の製造法において、ペプチド及び対イオンが、混合の際にゲルを形成することなく懸濁液を形成するのに十分な量及びモル比で存在することを特徴とする、疎水性ペプチドの徐放性処方物の製造法。
対イオンがトリフルオロ酢酸又は硫酸に由来する、請求項２６記載の方法。
疎水性ペプチドがＧｎＲＨ類似体である、請求項２６又は２７記載の方法。
ＧｎＲＨ類似体がＧｎＲＨアンタゴニストである、請求項２８記載の方法。
ＧｎＲＨアンタゴニストがＡｃ−Ｄ−Ｎａｌ−Ｄ−Ｃｐａ−Ｄ−Ｐａｌ−Ｓｅｒ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｈｃｉ−Ｌｅｕ−Ｉｌｙｓ−Ｐｒｏ−Ｄ−Ａｌａ−ＮＨ_２トリフルオロアセテートである、請求項２９記載の方法。
ＧｎＲＨアンタゴニストがＡｃ−Ｄ−Ｎａｌ−Ｄ−Ｃｐａ−Ｄ−Ｐａｌ−Ｓｅｒ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｈｃｉ−Ｌｅｕ−Ｉｌｙｓ−Ｐｒｏ−Ｄ−Ａｌａ−ＮＨ_２スルフェートである、請求項２９記載の方法。
ＧｎＲＨアンタゴニストをトリフルオロアセテート又はスルフェートの塩の形のアザリンＢ、アバレリックス、アンチド、ガニレリックス、セトロレリックス、テベレリックス又はＦＥ２００４８６の群から選択する、請求項２９記載の方法。
疎水性ペプチド塩を２５ｍｇ／ｍｌ以上の濃度で水性媒体中に懸濁させる、請求項２６から３２までのいずれか１項記載の方法。
水性懸濁液が等張剤を含有する、請求項２６から３３までのいずれか１項記載の方法。
等張剤がマンニトールである、請求項３４記載の方法。
水性懸濁液が製薬学的に認容性の賦形剤を含有する、請求項２６から３５までのいずれか１項記載の方法。
凍結乾燥されたペプチド塩からその場で水性懸濁液を得る、請求項２６から３６までのいずれか１項記載の方法。
請求項２５記載の凍結乾燥された配合物の製造法において、請求項１から１２までのいずれか１項記載の方法と、それに続く凍結乾燥又は噴霧乾燥により配合物を得ることを特徴とする、請求項２５記載の凍結乾燥された配合物の製造法。
疎水性ペプチドの注射可能な流体の乳白色微晶質の水性懸濁液の製造法において、請求項２５記載の凍結乾燥された配合物を水又は緩衝溶液で復元することを特徴とする、疎水性ペプチドの注射可能な流体の乳白色微晶質の水性懸濁液の製造法。
Ａｃ−Ｄ−Ｎａｌ−Ｄ−Ｃｐａ−Ｄ−Ｐａｌ−Ｓｅｒ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｈｃｉ−Ｌｅｕ−Ｉｌｙｓ−Ｐｒｏ−Ｄ−Ａｌａ−ＮＨ _２トリフルオロアセテートの微晶質水性懸濁液。
Ａｃ−Ｄ−Ｎａｌ−Ｄ−Ｃｐａ−Ｄ−Ｐａｌ−Ｓｅｒ−Ｔｙｒ−Ｄ−Ｈｃｉ−Ｌｅｕ−Ｉｌｙｓ−Ｐｒｏ−Ｄ−Ａｌａ−ＮＨ _２スルフェートの微晶質水性懸濁液。
被検体に投与される際に、インビボでペプチドの徐放性を提供する、請求項４０又は４１記載の懸濁液。
塩が、水性媒体中に、２５ｍｇ／ｍｌ以上の濃度で懸濁されている、請求項４０から４２までのいずれか１項記載の懸濁液。
水性懸濁液が等張剤を含有する、請求項４０から４３までのいずれか１項記載の懸濁液。
等張剤がマンニトールである、請求項４４記載の懸濁液。
更に、製薬学的に認容性の賦形剤を含有する、請求項４０から４５までのいずれか１項記載の懸濁液。
微結晶が、５〜１５０μｍの粒度を有する針状である、請求項４０から４６までのいずれか１項記載の懸濁液。