JP2005501359A - 光学記録媒体及びその製造方法 - Google Patents
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Abstract
本発明は、基板(2)スペーサー層(5)及びカバー層(8)を有する光学記録媒体について述べている。この媒体は、二つの情報層(3,4)及び(6,7)を有している。本発明はさらに、かかる情報媒体(1)の製造方法についても述べており、この情報層がデータパターンを以て設けられている様式に関している。本発明は、さらに、紫外線(10)透過性スタンパー(9)が、光重合ラッカー及び/又は圧力感応接着剤を組み合わせて使用されている方法についても述べている。
Description
【0001】
本発明は、光学記録媒体に関し、連続して、
i)基板、
ii)ピット/グルーブの第1データパターン、
iii)第1データパターンに接している第1スタック層、
iv)スペーサー、
v)第2スタック層、
vi)ピット/グルーブの第2データパターン、及び
vii)カバー
を有している。
【0002】
かかる光学記録媒体は、例えば、米国特許第5,679,529号明細書にて公知である。射出成形により得られ、データパターンを有するポリカーボネート基板は、スパッタリングによりアモルファスシリコンの反射層に設けられている。したがって構成されるディスクは、このディスクを回転する一方で紫外線硬化性光ポリマーなるスペーサー層が設けられた後、スピンコーターに配置される。このスペーサー層を硬化した後、第2光ポリマー層は、この上に設けられ、硬化される。続いて、負の第2データパターンを有するスタンパーを、スタンパーが注意深く除かれた後、UV照射に曝露することにより続いて硬化される、硬化されていない第3光ポリマーに接するように運ばれた後、第3光ポリマー層が設けられる。反射層は、したがって設けられる反射層が最終的にカバーに設けられる第2データパターンに適用される。
【0003】
光学記録媒体の傾向の一つは、記録容量を増加させることである。この目的は、レーザー波長λを縮め、及び/又は開口数(NA)を増加することにより達成可能である。これは、レーザースポットの寸法が(λ/NA)2に比例するからである。代替的に、多重的な記録層を用いることにより達成されてもよい。
【0004】
本発明の目的は、とりわけ、個々に製造され、相互に連結される要素から構成されると考えることが可能な光学記録媒体を供することである。
【0005】
本発明に従うと、この目的は、この記録媒体の上述の要素が連続して、
a)第1スタック層が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターンを設けた基板、
b)スペーサー、及び
c)第2スタック層を設けた上にピット/グルーブの第2データパターンを設けたカバーであって、第2スタック層は、スペーサーb)に対して横たわっている、カバー、
を有することにより達成される。
【0006】
本発明の特定の実施例では、この記録媒体は、相互に連結される要素で構成されてもよく、この要素は、連続して
a)第1スタック層が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターンを設けた基板、
d)ピット/グルーブの第2データパターンを設けた上に第2スタック層を設けたスペーサーであって、この第2データパターンは、スペーサーにより第1データパターンから分離されており、及び
e)カバー、
を有している。
【0007】
異なる、好適実施例によると、当該記録媒体は、相互に連結されている要素から構成されてもよく、この要素は連続して、
f)基板、
g)ピット/グルーブの第1データパターンが設けられた上に第1スタック層を設けたスペーサーであって、この第1データパターンは、基板に対して横たわっている、スペーサー、
c)第2スタック層が設けられた上にピット/グルーブの第2データパターンを設けたカバーであって、この第2スタックは、スペーサーg)に対して横たわっている、カバー、
を有している。
【0008】
本発明のさらに別の実施例によると、この記録媒体は、相互に連結される要素から構成されていてもよく、この要素は、連続して、
f)基板、
h)一方で、ピット/グルーブの第1データパターンを設けた上に第1スタック層を設けられており、他方で、ピット/グルーブの第2データパターンを設けた上に第2スタック層を設けられたスペーサー、及び
e)カバー、
を有している。
【0009】
この光学記録媒体に使用されている透過性基板は、ポリカーボネートや無定形ポリオレフィン化合物などの、データパターンの形成の観点からみて、ピット/グルーブを形成することのできる種々の重合体材料で構成されていてもよい。代替的に、例えば、ガラスやポリメチルメタクリレートなどのフラットな基板で構成されていてもよく、この場合、ピット/グルーブのデータパターンは、光ポリマー複製により形成される。
【0010】
この光学記録媒体に使用されているスペーサーは、放射線硬化性ポリマーなどのポリマーであってもよい。透過性スペーサー層は、レーザー源を第1データパターンと同様に第2データパターンにも集束可能とするのに十分厚みを有すべきであり、これにより、干渉を最小限に抑えられるべきである。この光学記録媒体に使用されている反射層は、特に、データパターンを再現するのに使用されているレーザー波長にて、高い反射性を有する金属層である。適当な材料の例は、アルミ、金、銀、銅及びこれらの合金である。
【0011】
本発明は、さらに、光学記録媒体の製造方法に関し、この方法は、前記要素c)が、以下のステップにより得られることを特徴としている。つまり:
c1)補助基板にてカバー材料を設け、
c2)このカバー材料に光重合可能ラッカーを適用し、
c3)この光重合可能ラッカー上にスタンパーを設置し、
c4)重合反応を行い、かつスタンパーを取り除き、
c5)構築された光重合可能ラッカーにスタック層をスパッタリングし、かつ
c6)補助基板を取り除く、
ことを有している。
【0012】
特別な実施例において、特に好ましいのは、上記要素d)が、以下のステップにより得られることである。つまり:
d1)スタンパーに光重合可能ラッカーを適用し、
d2)光重合反応を行い、
d3)ステップd2)にて重合されたラッカーをスペーサーに結合し、
d4)スタンパーを取り除き、かつ
d5)構築された光重合可能ラッカー上にスタック層をスパッタリングする、
ことを有している。
【0013】
他の実施例において、この方法は、上述の要素d)又はg)が以下のステップにて得られることを特徴としている。つまり:
d6)スタンパーにスタック層を適用し、
d7)スタック層に光重合可能ラッカーを適用し、かつ
d8)スタック層に設けられた構築された光重合可能ラッカーを形成するように、重合反応を行う、
ことを有している。
【0014】
さらにその他の実施例において、この方法は、上述の要素d)が、以下のステップにて得られることを特徴としている。つまり:
d9)要素a)にスペーサーを設け、
d10)ステップd9)のスペーサー上に紫外線透過性スタンパーを設置し、
d11)光重合反応を行い、
d12)スタンパーを取り除き、かつ、最後に
d13)ステップd11の後に得られる構築された光重合可能ラッカー上にスタック層をスパッタリングする、
ことを有している。
【0015】
最後に述べた実施例を洗練すると、ステップd9)からd10)は、4つのサブステップに分割される。つまり:
d14)要素a)上にスペーサーを設け、
d15)光重合反応を行い、
d16)d15)の重合されたスペーサー上に追加スペーサーを設け、かつ
d17)d16)の追加スペーサー上に紫外線透過性スタンパーを設置する、
ことを有している。
【0016】
透過性スタンパーは例えば、射出鋳造工程による公知のニッケルスタンパーを用いて製造可能な透過性合成樹脂基板であってもよい。この透過性基板は、光学記録媒体に関して上述した同様の材料を有していてもよい。
【0017】
加えて、上述の一つ以上の要素a)からg)は、圧力感応接着剤(PSA)又は光重合ラッカー(2p)により相互に連結されていてもよい。
【0018】
本発明におけるこれら及びその他の面は、以下に述べる実施例に関する記載文から明らかになり、理解されるであろう。
【0019】
図1では、光学記録媒体1は、基板2、ピット/グルーブの第1データパターン3、第1データパターン3に近接している第1スタック層4、スペーサー5、第2スタック層6、ピット/グルーブの第2データパターン7、及び最後にカバー8を連続して有している。
【0020】
本発明による光学記録媒体1に関する特定の実施例は、図2に概略的に示されており、この図は、3つの分離した部材の組み合わせと考えることも可能である。つまり、第1スタック4が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターン3を備えた基板2、スペーサー5及び第2スタック層6が設けられた上にピット/グルーブの第2データパターン7を備えられたカバー8、である。
【0021】
図3は、本発明による光学記録媒体1に関する特定の実施例を示しており、この光学記録媒体1は、3つの個々の部材により構成されると考えることが可能である。つまり、第1スタック層4が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターン3を備えた基板2、第2スタック層6及びピット/グルーブの第2データパターン7を設けたスペーサー5並びにカバー8、である。ピット/グルーブのデータパターン7は、透過性スタンパー9を介して投射される紫外線10により生ずる重合反応を実施することにより、紫外線透過性スタンパー9により設けられる。
【0022】
図4は、本発明による光学記録媒体1に関する特定の実施例を示しており、この光学記録媒体1は、3つの個々の部材の組み合わせであると考えられる。つまり、基板2、第1スタック層4及びピット/グルーブの第1データパターンを設けたスペーサー5並びにピット/グルーブの第2データパターン及び第2スタック層6を設けられているカバー8、である。
【0023】
図5は、本発明による光学記録媒体1に関するさらに他の実施例を概略的に示しており、この光学記録媒体1は、個々の部材の組み合わせと考えることが可能である。つまり、基板2、並びに、一方に第1スタック層4が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターン3を設けられ、他方で第2スタック層6が設けられた上にピット/グルーブの第2データパターン7を設けられたスペーサー5、である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明による完成された光学記録媒体を示している。
【図2】本発明による光学記録媒体に関する特定の実施例を示している。
【図3】本発明による光学記録媒体に関する異なる実施例を示している。
【図4】本発明による光学記録媒体に関するさらに他の実施例を示している。
【図5】本発明による光学記録媒体に関する更なる実施例を示している。
本発明は、光学記録媒体に関し、連続して、
i)基板、
ii)ピット/グルーブの第1データパターン、
iii)第1データパターンに接している第1スタック層、
iv)スペーサー、
v)第2スタック層、
vi)ピット/グルーブの第2データパターン、及び
vii)カバー
を有している。
【0002】
かかる光学記録媒体は、例えば、米国特許第5,679,529号明細書にて公知である。射出成形により得られ、データパターンを有するポリカーボネート基板は、スパッタリングによりアモルファスシリコンの反射層に設けられている。したがって構成されるディスクは、このディスクを回転する一方で紫外線硬化性光ポリマーなるスペーサー層が設けられた後、スピンコーターに配置される。このスペーサー層を硬化した後、第2光ポリマー層は、この上に設けられ、硬化される。続いて、負の第2データパターンを有するスタンパーを、スタンパーが注意深く除かれた後、UV照射に曝露することにより続いて硬化される、硬化されていない第3光ポリマーに接するように運ばれた後、第3光ポリマー層が設けられる。反射層は、したがって設けられる反射層が最終的にカバーに設けられる第2データパターンに適用される。
【0003】
光学記録媒体の傾向の一つは、記録容量を増加させることである。この目的は、レーザー波長λを縮め、及び/又は開口数(NA)を増加することにより達成可能である。これは、レーザースポットの寸法が(λ/NA)2に比例するからである。代替的に、多重的な記録層を用いることにより達成されてもよい。
【0004】
本発明の目的は、とりわけ、個々に製造され、相互に連結される要素から構成されると考えることが可能な光学記録媒体を供することである。
【0005】
本発明に従うと、この目的は、この記録媒体の上述の要素が連続して、
a)第1スタック層が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターンを設けた基板、
b)スペーサー、及び
c)第2スタック層を設けた上にピット/グルーブの第2データパターンを設けたカバーであって、第2スタック層は、スペーサーb)に対して横たわっている、カバー、
を有することにより達成される。
【0006】
本発明の特定の実施例では、この記録媒体は、相互に連結される要素で構成されてもよく、この要素は、連続して
a)第1スタック層が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターンを設けた基板、
d)ピット/グルーブの第2データパターンを設けた上に第2スタック層を設けたスペーサーであって、この第2データパターンは、スペーサーにより第1データパターンから分離されており、及び
e)カバー、
を有している。
【0007】
異なる、好適実施例によると、当該記録媒体は、相互に連結されている要素から構成されてもよく、この要素は連続して、
f)基板、
g)ピット/グルーブの第1データパターンが設けられた上に第1スタック層を設けたスペーサーであって、この第1データパターンは、基板に対して横たわっている、スペーサー、
c)第2スタック層が設けられた上にピット/グルーブの第2データパターンを設けたカバーであって、この第2スタックは、スペーサーg)に対して横たわっている、カバー、
を有している。
【0008】
本発明のさらに別の実施例によると、この記録媒体は、相互に連結される要素から構成されていてもよく、この要素は、連続して、
f)基板、
h)一方で、ピット/グルーブの第1データパターンを設けた上に第1スタック層を設けられており、他方で、ピット/グルーブの第2データパターンを設けた上に第2スタック層を設けられたスペーサー、及び
e)カバー、
を有している。
【0009】
この光学記録媒体に使用されている透過性基板は、ポリカーボネートや無定形ポリオレフィン化合物などの、データパターンの形成の観点からみて、ピット/グルーブを形成することのできる種々の重合体材料で構成されていてもよい。代替的に、例えば、ガラスやポリメチルメタクリレートなどのフラットな基板で構成されていてもよく、この場合、ピット/グルーブのデータパターンは、光ポリマー複製により形成される。
【0010】
この光学記録媒体に使用されているスペーサーは、放射線硬化性ポリマーなどのポリマーであってもよい。透過性スペーサー層は、レーザー源を第1データパターンと同様に第2データパターンにも集束可能とするのに十分厚みを有すべきであり、これにより、干渉を最小限に抑えられるべきである。この光学記録媒体に使用されている反射層は、特に、データパターンを再現するのに使用されているレーザー波長にて、高い反射性を有する金属層である。適当な材料の例は、アルミ、金、銀、銅及びこれらの合金である。
【0011】
本発明は、さらに、光学記録媒体の製造方法に関し、この方法は、前記要素c)が、以下のステップにより得られることを特徴としている。つまり:
c1)補助基板にてカバー材料を設け、
c2)このカバー材料に光重合可能ラッカーを適用し、
c3)この光重合可能ラッカー上にスタンパーを設置し、
c4)重合反応を行い、かつスタンパーを取り除き、
c5)構築された光重合可能ラッカーにスタック層をスパッタリングし、かつ
c6)補助基板を取り除く、
ことを有している。
【0012】
特別な実施例において、特に好ましいのは、上記要素d)が、以下のステップにより得られることである。つまり:
d1)スタンパーに光重合可能ラッカーを適用し、
d2)光重合反応を行い、
d3)ステップd2)にて重合されたラッカーをスペーサーに結合し、
d4)スタンパーを取り除き、かつ
d5)構築された光重合可能ラッカー上にスタック層をスパッタリングする、
ことを有している。
【0013】
他の実施例において、この方法は、上述の要素d)又はg)が以下のステップにて得られることを特徴としている。つまり:
d6)スタンパーにスタック層を適用し、
d7)スタック層に光重合可能ラッカーを適用し、かつ
d8)スタック層に設けられた構築された光重合可能ラッカーを形成するように、重合反応を行う、
ことを有している。
【0014】
さらにその他の実施例において、この方法は、上述の要素d)が、以下のステップにて得られることを特徴としている。つまり:
d9)要素a)にスペーサーを設け、
d10)ステップd9)のスペーサー上に紫外線透過性スタンパーを設置し、
d11)光重合反応を行い、
d12)スタンパーを取り除き、かつ、最後に
d13)ステップd11の後に得られる構築された光重合可能ラッカー上にスタック層をスパッタリングする、
ことを有している。
【0015】
最後に述べた実施例を洗練すると、ステップd9)からd10)は、4つのサブステップに分割される。つまり:
d14)要素a)上にスペーサーを設け、
d15)光重合反応を行い、
d16)d15)の重合されたスペーサー上に追加スペーサーを設け、かつ
d17)d16)の追加スペーサー上に紫外線透過性スタンパーを設置する、
ことを有している。
【0016】
透過性スタンパーは例えば、射出鋳造工程による公知のニッケルスタンパーを用いて製造可能な透過性合成樹脂基板であってもよい。この透過性基板は、光学記録媒体に関して上述した同様の材料を有していてもよい。
【0017】
加えて、上述の一つ以上の要素a)からg)は、圧力感応接着剤(PSA)又は光重合ラッカー(2p)により相互に連結されていてもよい。
【0018】
本発明におけるこれら及びその他の面は、以下に述べる実施例に関する記載文から明らかになり、理解されるであろう。
【0019】
図1では、光学記録媒体1は、基板2、ピット/グルーブの第1データパターン3、第1データパターン3に近接している第1スタック層4、スペーサー5、第2スタック層6、ピット/グルーブの第2データパターン7、及び最後にカバー8を連続して有している。
【0020】
本発明による光学記録媒体1に関する特定の実施例は、図2に概略的に示されており、この図は、3つの分離した部材の組み合わせと考えることも可能である。つまり、第1スタック4が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターン3を備えた基板2、スペーサー5及び第2スタック層6が設けられた上にピット/グルーブの第2データパターン7を備えられたカバー8、である。
【0021】
図3は、本発明による光学記録媒体1に関する特定の実施例を示しており、この光学記録媒体1は、3つの個々の部材により構成されると考えることが可能である。つまり、第1スタック層4が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターン3を備えた基板2、第2スタック層6及びピット/グルーブの第2データパターン7を設けたスペーサー5並びにカバー8、である。ピット/グルーブのデータパターン7は、透過性スタンパー9を介して投射される紫外線10により生ずる重合反応を実施することにより、紫外線透過性スタンパー9により設けられる。
【0022】
図4は、本発明による光学記録媒体1に関する特定の実施例を示しており、この光学記録媒体1は、3つの個々の部材の組み合わせであると考えられる。つまり、基板2、第1スタック層4及びピット/グルーブの第1データパターンを設けたスペーサー5並びにピット/グルーブの第2データパターン及び第2スタック層6を設けられているカバー8、である。
【0023】
図5は、本発明による光学記録媒体1に関するさらに他の実施例を概略的に示しており、この光学記録媒体1は、個々の部材の組み合わせと考えることが可能である。つまり、基板2、並びに、一方に第1スタック層4が設けられた上にピット/グルーブの第1データパターン3を設けられ、他方で第2スタック層6が設けられた上にピット/グルーブの第2データパターン7を設けられたスペーサー5、である。
【図面の簡単な説明】
【0024】
【図1】本発明による完成された光学記録媒体を示している。
【図2】本発明による光学記録媒体に関する特定の実施例を示している。
【図3】本発明による光学記録媒体に関する異なる実施例を示している。
【図4】本発明による光学記録媒体に関するさらに他の実施例を示している。
【図5】本発明による光学記録媒体に関する更なる実施例を示している。
Claims (10)
- i)基板、
ii)ピット/グルーブの第1データパターン、
iii)前記第1データパターンに近接している第1スタック層、
iv)スペーサー、
v)第2スタック層、
vi)ピット/グルーブの第2データパターン、及び
vii)カバー、
を連続して有している光学記録媒体であって、
当該記録媒体は、相互に連結している要素で構成されていると考えてもよく、前記要素は、
a)前記第1スタック層が設けられた上に前記のピット/グルーブの第1データパターンが設けられている基板、
b)スペーサー、
c)前記第2スタック層が設けられた上に前記のピット/グルーブの第2データパターンが設けられたカバーであって、該第2スタック層は前記スペーサーに対して横たわっている、カバー、
が連続していることを特徴とする光学記録媒体。 - i)基板、
ii)ピット/グルーブの第1データパターン、
iii)前記第1データパターンに近接している第1スタック層、
iv)スペーサー、
v)第2スタック層、
vi)ピット/グルーブの第2データパターン、及び
vii)カバー、
を連続して有している光学記録媒体であって、
当該記録媒体は、相互に連結している要素で構成されていると考えてもよく、前記要素は、
a)前記第1スタック層が設けられた上に前記のピット/グルーブの第1データパターンが設けられている基板、
d)前記のピット/グルーブの第2データパターンが設けられた上に第2スタック層を設けられたスペーサーであって、該第2データパターンは該スペーサーにより第1データパターンから分離されている、スペーサー、及び
e)カバー、
が連続していることを特徴とする光学記録媒体。 - i)基板、
ii)ピット/グルーブの第1データパターン、
iii)前記第1データパターンに近接している第1スタック層、
iv)スペーサー、
v)第2スタック層、
vi)ピット/グルーブの第2データパターン、及び
vii)カバー、
を連続して有している光学記録媒体であって、
当該記録媒体は、相互に連結している要素で構成されていると考えてもよく、前記要素は、
f)基板、
g)前記のピット/グルーブの第1データパターンが設けられた上に第1スタック層が設けられたスペーサーであって、該第1データパターンは、前記基板に対して横たわっている、スペーサー、及び
c)前記第2スタック層が設けられた上に前記のピット/グルーブの第2データパターンが設けられたカバーであって、該第2スタック層は前記スペーサーに対して横たわっている、カバー、
が連続していることを特徴とする光学記録媒体。 - i)基板、
ii)ピット/グルーブの第1データパターン、
iii)前記第1データパターンに近接している第1スタック層、
iv)スペーサー、
v)第2スタック層、
vi)ピット/グルーブの第2データパターン、及び
vii)カバー、
を連続して有している光学記録媒体であって、
当該記録媒体は、相互に連結している要素で構成されていると考えてもよく、前記要素は、
f)基板、
h)一方で前記第1スタック層が設けられた上に前記のピット/グルーブの第1データパターンが設けられ、他方で前記第2スタック層が設けられた上に前記のピット/グルーブの第2データパターンが設けられた、スペーサー、及び、
e)カバー、
が連続していることを特徴とする光学記録媒体。 - 請求項1又は3に記載の光学記録媒体の製造方法であって、前記要素c)は、
c1)補助基板に前記カバー材料を設け、
c2)該カバー材料に光重合可能ラッカーを適用し、
c3)光重合可能ラッカー上にスタンパーを設置し、
c4)重合反応を実行し、かつ前記スタンパーを取り除き、
c5)前記の構築された光重合可能ラッカー上にスタック層をスパッタリングし、かつ
c6)前記補助基板を取り除く、
ステップにより得られることを特徴とする方法。 - 請求項2に記載の光学記録媒体の製造方法であって、前記要素d)は、
d1)スタンパーに光重合可能ラッカーを適用し、
d2)重合反応を実行し、
d3)スペーサーに該ステップd2)で重合したラッカーを結合し、
d4)前記スタンパーを取り除き、かつ
d5)前記の構築された光重合可能ラッカー上にスタック層をスパッタリングする、
ステップにより得られることを特徴とする方法。 - 請求項2又は3に記載の光学記録媒体の製造方法であって、前記要素d)又はg)は、
d6)スタンパーにスタック層を適用し、
d7)該スタック層に光重合可能ラッカーを適用し、かつ
d8)スタック層に設けられた構築された光重合可能ラッカーを形成するように、重合反応を実行する、
ステップにより得られることを特徴とする方法。 - 請求項2に記載の光学記録媒体の製造方法であって、前記要素d)は、
d9)前記要素a)上に前記スペーサーを設け、
d10)前記ステップd9)の前記スペーサー上に紫外線透過性スタンパーを設置し、
d11)重合反応を実行し、
d12)前記透過性スタンパーを取り除き、かつ、最後に、
d13)前記ステップd11)の後に得られる構築された光重合可能ラッカー上にスタック層をスパッタリングする、
ステップにより得られることを特徴とする方法。 - 請求項8に記載の光学記録媒体の製造方法であって、前記ステップd9)及び前記ステップd10)は、
d14)前記要素a)上に前記スペーサーを設け、
d15)重合反応を実行し、
d16)前記ステップd15)の重合スペーサー上に追加スペーサーを設け、かつ
d17)前記ステップd16)の前記追加スペーサー上に前記紫外線透過性スタンパーを設置する、
4つのサブステップに分割されることを特徴とする方法。 - 請求項1乃至4のいずれか一項に記載の光学記録媒体の製造方法であって、一つ以上の前記要素a)乃至g)が、圧力感応接着剤または光重合ラッカーにより相互に連結されていることを特徴とする方法。
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