JP2005500219A - ガロッシュで履物を包み込む装置及び方法 - Google Patents
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Abstract
Description
【0001】
本発明は、ガロッシュ(galosh、オーバーシューズに類するもの)で履物を自動的に包み込む設計とされた機械(装置)に関する。
【背景技術】
【0002】
従来の技術において、ガロッシュの原材料はポリエチレンフィルムである。1つの層として形成された上記のフィルムは、特定の寸法に切断され、その後に、手で縫い付けてガロッシュの形態にする。
【0003】
このようにして形成されたガロッシュは、手を使って靴にするりと装着する。しかし、衛生状態が確保されなければならない病院及び同様の施設のような環境にて、手で取り上げたガロッシュは、手で靴にするりと装着されるから、ユーザの手が靴のソールと接触するのを避けることはできない。更に、高齢の人、患者、妊婦及び肥満した人は、他人の援助がなければ自分の履物にガロッシュをするりと装着することはできない。
【0004】
従来技術の1つの文献としてのトルコ国特許第TR 2000 2030号においては、ガロッシュ材料を提供する装置が使用され、また、ゴムが接着剤によってガロッシュ材料の縁部(側部)に接着される。この場合、折重ねた縁部を接合することを可能にする接合ドラム(アプリケータ)と、ガロッシュ材料を長手方向に切断するための長手方向切断ドラム(カッター)と、ガロッシュ材料をその中心線に沿って折重ねるための折重ね装置と、ガロッシュの接合及び穴あけを行うための熱接合及び穴あけドラムと、水平方向に折重ねるためのターンスタイル(turnstile)と、折重ねたガロッシュを包装するための包装装置とを備える機械を使用することにより、ガロッシュ材料をガロッシュの形態物にすることによって上記ガロッシュが製造される。
【発明の開示】
【発明が解決しようとする課題】
【0005】
本発明の目的は、スプールから供給されたフィルム材料が前もって1つの層として取り上げられ、次に、何らの処理も行うことなく、あらゆる種類の履物にガロッシュがするりと装着されるようにする方法を提供することである。
【0006】
本発明の別の目的は、スプールから供給されたフィルム材料が前もって1つの層として取り上げられ、次に、何らの処理も行うことなく、あらゆる種類の履物にガロッシュがするりと装着されるようにする機械を提供することである。
【0007】
本発明の更に別の目的は、幅及び長さ寸法を所望の比にて減少させることにより、上記フィルムを収縮させることを可能にすることである。
本発明の最後の目的は、履物、特に、ソール(靴底)領域を保護することを可能にすることである。
【課題を解決するための手段】
【0008】
本発明の上記の目的を実現するために具体化された、ガロッシュで履物を包み込む機械は、添付図面に図示されている。
これらの図面に示した構成要素は、個別に番号で示してある。
【発明を実施するための最良の形態】
【0009】
衛生状態が必要とされる施設内に、靴に付着した細菌、バクテリア、微生物、埃、泥及びその他の粒子が運び込まれるのを防止するため、ガロッシュで履物を包み込む方法及び該方法を実施するガロッシュの包み込み機械1が開発された。上記機械1によって、履物のソール及びサイドウォール(サイドバンプ)はフィルム21で包み込まれ、熱風が適度の流量にて履物の上記ソール及びサイドバンプに向けて吹き付けられると、上記フィルム21は、収縮し、履物がフィルムと接触したとき、履物のソール及びサイドパンプを包むことにより、かかるソール及びサイドバンプを覆うようにする。
【0010】
ガロッシュで履物を包み込む機械は、ガロッシュを形成するためのフィルム材料21がその周りに巻かれるところのフィルムスプールを保持するスプールリセス部2と、履物ソールが置かれるプラットフォーム20と、フィルム21をプラットフォーム20に取り付けるアプリケータ装置3と、フィルム21を適正な寸法に切断する切断ユニット7と、フィルムを引延した形態に保ち且つ、フィルムが解放される(滑る)のを防止する引き延ばし(spanner)装置10と、周囲空気を機械1内に取り込む送風機装置12と、空気を熱する空気ヒータ装置15と、熱風をフィルム21に向ける空気圧縮装置18とを備えている(図1及び図2)。
【0011】
ガロッシュを形成するためのフィルム材料21がその周りに巻かれるところのフィルムスプールを保持するスプールリセス部2が機械1の後方に配置されている。スプールに巻かれたフィルム21の自由端は、スプールリセス部2に隣接して配置された引き延ばし装置10を形成する円筒体11の間に挿入されている。
【0012】
フィルムを伸延した形態に保ち、且つ、フィルムが解放される(滑る)のを防止する作用を果たす上記引き延ばし装置10は、少なくとも2つの対向した円筒体11から成っている。本発明の1つの好ましい実施の形態において、3つの円筒体11が互いの間に特定の距離がある状態で底面上に横に並べて配置されている。これらの円筒体11上に配置されたフィルム21は、更に伸延され、変位を防止される。それは、更に2つの円筒体11を、前もって配置された3つの円筒体の間に当てはめるような仕方にてフィルム21上に配置することにより行われる。フィルム21が上記円筒体11から逃げ出るのを防止するのに十分な高さの、円筒体11を取り巻く障壁が、円筒体の周りに形成されているため、フィルムが円筒体から滑り出るのは防止される。フィルム21は、上記円筒体11上に形成された上記障壁の間に配置されている。上記円筒体11は、機械1上で機械的に動き、自身の軸線の周りを回転する。引き延ばし装置10を通過するフィルム21は、引き延ばし装置10の後方に配置された切断ユニット7に到達する。切断ユニット7は、切断用のモータ8と、互いに対向するように配置された2つのカッター9(ブレード)により形成された切断装置とから成っている。上記カッター(ブレード)の長さは、切断すべきフィルム21の幅に少なくとも等しい。
【0013】
切断ステップが開始したとき、2つのブレードであって、その間にフィルム21がある状態で互いに対向するように配置された2つのブレードは、自身の軸線の周りを回転し始め、且つ、フィルム21を押すようにして該フィルム21を切断する。このような好ましい切断装置に加えて、別の実施の形態においては、フィルム21は、切断すべきフィルムの幅に等しい長さのブレードであって、フィルム21に直交する平面内でフィルム21の上方に配置されるブレードの動きによっても切断される。
【0014】
切断ユニット7によって切断されるフィルム21の寸法は一定でもよいが、この寸法は、履物の寸法に従って変更することもできる(図5)。
切断ユニット7の真後に配置された駆動装置3は、フィルム21をスプールから解放されるように動かすことを可能にする。該フィルム21の動きは、2つのパレット(パドル)5が動くことによって実現される。該パレット5は、水平面の上で互いに対向する位置に配置された2つの軸の間に伸延した状態にあるゴムベルトにして、上記2つの軸6を覆うような仕方にて駆動モータ4により軸6の軸線の周りを回転するゴムベルトから成っている。モータ4により回転される上記軸6は、その軸線の周りの円形の回転動作をパレット5に伝達し、上記回転動作が線形動作に変換されることにより上記パレット5が水平面の上で動くことを可能にする。
【0015】
2つのパレット5は、重ね合わせた位置、すなわち一方が他方の上になる位置に配置される。パレット5を形成するゴムベルトの間には、少なくともフィルム21が通過することができる空隙が形成される。2つのパレット5の間に配置されたフィルム21は、上側パレット5にて軸6が反時計回り方向に回転する間、軸6が下側パレット5にて時計回り方向に回転することで前方に動く。下側パレット5は上側パレットよりも僅かに長く、このため、切断ユニット7にて切断され、スプールから解放されて駆動装置に搬送されるフィルム21の自由端が滑ることが防止される。
【0016】
本発明の1つの好ましい実施の形態においては、フィルム21を両側部にて保持し且つ案内レール上を移動させる電磁締結具が、パレット5に隣接する位置に配置されている。
駆動装置3により前進されるフィルム21は、プラットフォーム20に到達する。プラットフォーム20に圧力が加えられたとき、該プラットフォームは、それに直交する軸に加えられた圧力に伴って移動し、プラットフォームの下方に配置されたスイッチ回路を作動させ、機械1が作動することを可能にする。
【0017】
この場合、スイッチ回路に代えてセンサを使用してもよい。上記プラットフォーム20は、右足又は左足かどうかに関係なく直ちに使用することができる。
本発明によれば、スプールリセス部2の下方またはプラットフォーム20の下方にて機械1の後方部に、送風機装置12が設けられる。該送風機装置12は、周囲空気を吸引し、且つ、その空気を通路19を介してプラットフォーム20の下方から吹き出す。送風機装置12は、モータ13を含んでおり、モータ13の一端は周囲空気に対して開放し、その他端は機械1に配置された空気通路14に対して開放している。
【0018】
上記モータ13によって吸引された空気は、上記通路14によって機械1の内部に向けて運ばれる。通路14の一端は、送風機装置12に対して開放し、その他端は空気加熱装置15に対して開放している。上記送風機装置12がプラットフォーム20の下方に配置される場合、送風機装置12、ヒータ装置15及びコンプレッサ装置18の間の空気通路は最早、不要である。
【0019】
送風機装置12から吹き出された空気は、通路を介して空気加熱装置15に到達する。加熱装置15は、送風機装置12によって吹き出された冷たい空気を加熱する。このことは、加熱装置内に配置された様々な容量のヒータ16によって可能となる。ヒータ16が作動するために必要なエネルギは電源によって供給される。
【0020】
加熱装置15内の温度は温度コントローラにより制御される。このようにして、ヒータ16の過熱が防止され、機械1が作動していない間、ヒータが作動することが防止される。温度コントローラ17として恒温装置(サーモスタット)が使用されることが好ましいが、温度センサの使用も本発明の範囲に属すると考えられる。空気加熱装置15によって加熱された空気をプラットフォーム20の底部から吹き出すことを可能にする空気圧縮装置18が、空気通路14(図3及び図4)を介して上記加熱装置15に接続されている。
【0021】
空気圧縮装置18は、履物のソールが置かれるプラットフォーム20の真下に配置されている。空気加熱装置15により加熱された空気は、空気通路14を介して空気圧縮装置18(図6及び図7)に到達し、且つ、プラットフォーム20の底部から空気圧縮装置18に配置された通路19を通じて上記プラットフォーム20に配置されたフィルム21に向けて吹き出される。
【0022】
上述した全ての装置は、下側殻体22と上側殻体23との間に配置されている。これにより、全ての装置は、外部衝撃に対して保護され且つ、上記衝撃に起因するフィルム21の損傷が回避される。更に、機械1は小型で且つ実用的な外観を呈する。
【0023】
本発明による機械1において、ユーザが把持するためのハンドル24がプラットフォーム20に設けられている。ガロッシュで履物を包み込む機械にて1つ以上のプラットフォームを使用することにより、両足に履く両履物を同時にガロッシュで包み込むことができる。
【0024】
フィルム21の層は、履物がプラットフォーム20に置かれる前に、プラットフォーム20に適用されていなければならない。このため、履物は、上記フィルムが適用されているプラットフォーム20に置かれることになる。履物がプラットフォームに置かれると、プラットフォーム20は圧力が付与される方向に下降し、プラットフォーム20が該プラットフォームの真下に配置されたスイッチを作動させて機械1を作動させる。これと同時に、送風機装置12に設けられたモータが作動し始め、周囲の空気を吸引し且つ、その空気を機械1内の空気通路14に運ぶ。その空気通路14を通って流れる空気は、空気ヒータ装置15に到達する。その空気ヒータ装置15にて、空気はヒータ16によって加熱される。該ヒータ16は、作動したときに加熱され、そのエネルギを空気の分子に伝導する。次に、所定の流量及び温度値を有する空気は、空気通路に沿って進み、空気圧縮装置18に到達する。ここから空気は、通路19を通って流れ、プラットフォーム上に配置されたフィルム21に向けて吹き出される。このため、所定の流量及び温度値の空気に曝されたときに収縮するという特徴を有するフィルム21は、フィルム21が履物のソール及びサイドバンプの周りに巻かれるような仕方にて収縮することによって自身の長さ寸法及び幅寸法を減少させる。履物の周りに巻かれたフィルム21の温度及び周囲空気の温度が、吹き出された空気の温度よりも低いとき、上記フィルム21は、履物にするりと装着したかのように履物上にとどまる。特定の時間後、ユーザに対して、音により又は視覚的により、ガロッシュで包み込んだ履物を引き込めるよう警告が為される。ユーザがプラットフォーム20からその足を引き込めたとき、駆動装置3が作動されて、ガロッシュで次の履物が包み込まれるようにする。駆動装置3に配置された軸6及びパレット5が作動し始め、パレット5の間に配置されたフィルム21をプラットフォーム20上に導き、所定の長さ分のフィルム21がプラットフォーム20の頂部に到達すると、駆動装置3は停止し、切断用のモータ8がカッター9を作動させて上記フィルム21を所定の長さに切断する。このようにして、フィルム21は、プラットフォーム20上に配置され、プラットフォームに置かれた履物を包み込む用意が整う。プラットフォーム20に足が置かれたとき、第1のステップから開始して同一の手順を繰り返してガロッシュで履物を包み込む。
【0025】
回収ボックスにして、その下方に様々な容量のヒータ16が配置されるところの回収ボックスが、本発明による装置1に隣接して配置されている。
ガロッシュは、使用された後、上記の回収ボックス内に廃棄され、次に、ガロッシュは、上記ヒータ16によって溶融せしめられ、それによって容積が減少した状態で保存される。ガロッシュは、フィルム21を製造するために再使用され、これにより環境的配慮の目的に合致するよう、プラスチック屑の発生を最小にする。
【0026】
本発明による機械1は、フィルム21をスプールからのシートとして得ることを可能にする。また、空気を所定の低流量及び温度にてフィルム21に対して吹き出すことにより、何ら手で触れることなく長さ及び幅寸法を収縮させて、いかなる型式の履物をもガロッシュで包み込むことができる。
【図面の簡単な説明】
【0027】
【図1】ガロッシュで履物を包み込む機械の全体的な斜視図である。
【図2】ガロッシュで履物を包み込む機械の側面断面図である。
【図3】空気送風機及びヒータ装置の側面断面図である。
【図4】空気送風機及びヒータ装置の斜視図である。
【図5】切断ユニットの斜視図である。
【図6】空気圧縮装置の側面断面図である。
【図7】空気圧縮装置及びプラットフォームの側面断面図である。
【符号の説明】
【0028】
1 ガロッシュの包み込み機械、2 スプールリセス部、3 駆動装置、4 駆動モータ、5 パレット、パドル、6 軸、7 切断ユニット、8 切断用のモータ、9 カッター、10 引き延ばし装置、11 円筒体、12 送風機装置、13 モータ、14 空気通路、15 空気加熱装置、16 ヒータ、17 温度コントローラ、18 空気圧縮装置、19 通路、20 プラットフォーム、21 フィルム、22 下側殻体、23 上側殻体、24 ハンドル。
Claims (33)
- ガロッシュで履物を包み込む機械(1)において、履物をその上に置くところのプラットフォーム(20)と、履物を包み込むべきガロッシュを形成するために使用されるフィルム(21)が巻かれたフィルムスプールが内部に配置されるところのスプールリセス部2と、スプールから解放されたフィルム(21)を伸延した形態に保ち、且つ、非制御状態に解放されるのを防止するための引き延ばし装置(10)であって、互いに対向するように配置された少なくとも2つの枢軸回転する円筒体(11)からなり、上記フィルム(21)の動きによって機械的に動く引き延ばし装置(10)と、切断用のモータ(8)と1つ以上のカッター(9)とから成る切断ユニット(7)であって、該1つ以上のカッターが上記モータ(8)によって駆動され、該カッター(9)の枢軸回転動作によってフィルム(21)を切断するようになされた切断ユニット(7)と、2つの枢軸(6)の間にて伸延されて、水平面上で互いに対向するように配置され、且つ、駆動モータ(4)によって駆動される、ゴムベルトにして、フィルム(21)を動かしてスプールから解放されるのを可能にするゴムベルトからなる駆動装置(3)であって、上記2つの軸(6)の円形の回転を線形動作に変換するようになされ、重ね合わせた関係に配置された2つのパレット5からなる駆動装置(3)と、送風機装置(12)にして、その一端が周囲環境に対して開放されており、その他端が機械(1)の内部空間に対して開放されており、モータ(13)を含み、周囲の空気を吸引するようになされた送風機装置(12)と、該送風機装置(12)によって吹き出された冷風をヒータ(16)によって加熱するための空気ヒータ装置(15)と、該空気ヒータ装置(15)内で加熱された空気を、通路(19)を介して、プラットフォーム(20)上に提供されたフィルム(21)に向けて吹き出されるように導くための空気圧縮装置(18)と、を備える、ガロッシュで履物を包み込む機械。
- 3つの円筒体(11)にして、互いの間に所定の距離が提供され、底面上に並べて配置された3つの円筒体(11)を有する引き延ばし装置(10)を備え、これにより、これらの円筒体(11)に配置されたフィルム(21)が更に伸延されるようになされており、2つの円筒体を、前もって配置された3つの円筒体の間に当てはめるような仕方にて配置することにより、フィルムの変位が防止されるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 引き延ばし装置(10)が、フィルム(21)が前記円筒体(11)から逃げ出るのを防止するのに十分な高さを有する障壁にして、円筒体を取り巻き、フィルムが円筒体から滑り出るのを防止し得るように円筒体(11)の周りに形成されている障壁を備えることを特徴とする、請求項2に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 切断ユニット(7)であって、切断用のモータ(8)と、該モータ(8)によって駆動される一つまたはそれ以上のカッター(9)にして、挾持されたフィルム(21)に対し対向状態に配置され、その枢軸回転動作によりフィルム(21)を押しつけるようにして切断するカッター(9)とからなる切断ユニット(7)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- フィルム(21)の上方に配置され且つ、垂直面内で動くようにモータによって作動されたとき、フィルムを切断するようになされたカッター(9)を有する切断ユニット(7)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- フィルム(21)の幅に少なくとも等しい長さのカッター(9)を備えることを特徴とする、請求項4または5に記載の切断ユニット(7)。
- 切断したフィルム(21)の長さを一定に保つことを可能にするカッター(9)を備えることを特徴とする、請求項6に記載の切断ユニット(7)。
- 切断したフィルム(21)の長さを履物の長さに従って変化させることを可能にするカッター(9)を備えることを特徴とする、請求項6に記載の切断ユニット(7)。
- 駆動装置(3)を備え、該駆動装置(3)により、上側パレット(5)にて軸(6)が反時計方向に回転し且つ下側パレット(5)にて軸(6)が時計方向に回転する際、2つのパレット(5)の間に配置されたフィルム(21)が前方に動くようになされていることを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 上側パレット(5)に対向する位置に配置され且つ上側パレット(5)よりも長さが長いパレット(5)を備え、これによって、切断ユニット(7)にて切断され且つ自由のままにされた、スプールにおけるフィルム端部が滑り出るのを防止されるようになされていることを特徴とする、請求項9に記載の駆動装置(3)。
- 複数のゴムベルトを有する複数のパレット(5)を備え、2つのゴムベルトの間に、少なくとも1つのフィルム(21)が通ることができる空隙が形成されるようにしたことを特徴とする、請求項9または10に記載の駆動装置(3)。
- 両側部にてフィルム(21)を保持する電磁締結具にして、パレット(5)に隣接して配置された案内レール上を移動する電磁締結具を備えることを特徴とする請求項9ないし11のいずれかに記載の駆動装置(3)。
- 少なくとも1つのモータ(13)からなり、周囲の空気を機械(1)内に吸引する送風機装置(12)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 少なくとも1つのモータ(13)にして、その一端が周囲空気に対して開放されており、他端が空気通路(14)に対して開放されているモータ(13)からなる送風機装置(12)を備えることを特徴とする、請求項13に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- その一端が周囲空気に対して開放されており、その他端が空気加熱装置(15)に対して開放されている送風機装置(12)を備えることを特徴とする、請求項13に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 吹き出された空気を同一の温度範囲内に保つ少なくとも1つの温度コントローラを有する空気加熱装置(15)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 温度コントロ−ラ(17)として使用される恒温装置を備えることを特徴とする、請求項16に記載の空気加熱装置(15)。
- 温度コントローラ(17)として使用される温度センサを備えることを特徴とする、請求項16に記載の空気加熱装置(15)。
- 履物のソールがその上に置かれるところのプラットフォーム(20)の真下に配置された空気圧縮装置(18)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 空気通路(14)を通じて空気加熱装置(15)に接続された空気圧縮装置(18)を備えることを特徴とする、請求項19に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 空気加熱装置(15)に直結された空気圧縮機装置(18)を備えることを特徴とする、請求項19に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 空気圧縮機装置(19)とプラットフォーム(20)との間に配置された通路(19)を備えることを特徴とする、請求項19に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 前記通路(19)が矩形の断面を有することを特徴とする、請求項22に記載の空気圧縮機装置(18)。
- 前記通路(19)が曲線状断面を有することを特徴とする、請求項22に記載の空気圧縮装置(18)。
- その下方に色々な容量のヒータ(16)が設けられるところの回収ボックスを備え、ガロッシュが、使用された後、該リサイクルポックス内に廃棄され且つ収集されるようにしたことを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- ユーザが把持するためのハンドル(24)がプラットフォーム(20)に設けられることを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- 履物が置かれるところの1つ以上のプラットフォーム(20)を備えることを特徴とする、請求項1に記載のガロッシュで履物を包み込む機械(1)。
- ガロッシュで履物を包み込む方法において、プラットフォーム(20)上に履物を置くことにより、前記プラットフォーム(20)を圧力の付与方向に下降させてその下方に配置されたスイッチを作動させ、それによって機械(1)を作動せしめ、これと同時に送風機装置(12)に設けられたモータが作動を開始せしめられて周囲の空気を吸引し、該空気を機械(1)内の空気通路(14)に搬送し、空気通路(14)を通った空気は空気ヒータ装置(15)に到達し、該ヒータ(16)が作動されたとき、空気はヒータ(16)によって加熱され、且つ、そのエネルギを空気分子に移すようにし、次に、所定の流量及び温度値を有する空気が空気通路(14)に沿って進んで空気圧縮装置(18)に到達し、空気が通路(19)を通り、プラットフォームに配置されたフィルム(21)に向けて吹き出され、これにより、所定の流量及び温度値に曝されたときに収縮するという特徴を有するフィルム(21)が、履物のソール及びサイドバンプの周りに巻かれるような仕方にてその長さ及び幅寸法を減少させることにより、収縮するようにしたことを特徴とする、ガロッシュで履物を包み込む方法。
- プラットフォーム(20)上に履物が置かれることによりプラットフォーム(20)が圧力の付与される方向に向けて下降し、それによって前記プラットフォーム(20)の真下に配置されたスイッチが作動されて機械(1)が作動せしめられるようにした、ガロッシュで履物を包み込む方法であって、ユーザがその足をプラットフォーム(20)から引っ込めた瞬間に、別の履物をガロッシュにて包むことを可能にするために駆動装置(3)が作動され、駆動装置(3)に配置された複数の軸(6)及び複数のパレット(5)が作動を開始し、パレット(5)間に配置されたフィルム(21)をプラットフォーム(20)まで導き、所定の長さを有するフィルム(21)がプラットフォーム(20)の上に達したときに駆動装置(3)が停止せしめられ、切断用のモータ(8)がカッター(9)を作動させて前記フィルム(21)を特定の長さにて切断し、この特定の長さのフィルム(21)がプラットフォーム(20)に配置されて、プラットフォームに置かれた履物を包み込む用意ができるようにしたことを特徴とする、ガロッシュで履物を包み込む方法。
- 足が機械(1)の踏み領域(20)を踏んだとき、空気圧縮リザーバ(18)内に収集された適宜な温度の熱風が、フィルム(21)を靴のソール及びサイドバンプの周りを包み込むようにして収縮させるような最適な流量にて送風機モータ(13)により均一に吹き出されることを特徴とする、靴のソール及びサイドバンプをフィルム(21)で包み込む機械(1)。
- 空気吹き出し通路(14)が、その内部に設けられたヒータ(16)によって、モータ(13)により最適な流量にて吹き出される空気の温度を適宜な温度にまで上昇させ、その空気を空気圧縮装置へと搬送するようにしたことを特徴とする、請求項30に記載の、靴を自動的にガロッシュで包み込む機械(1)。
- 空気圧縮装置が、空気吹き出し通路からの暖かい空気を貯蔵し、フィルム(21)が靴のソールを包み込み且つ収縮するのに十分均一な熱風を、フィルム(21)上に分配するようになされていることを特徴とする、請求項30に記載の、靴を自動的にガロッシュで包み込む機械(1)。
- 駆動パレット(5)が、機械1の両側部に取り付けられ、且つ、フィルムスプールに巻かれたフィルム(21)の決定された寸法分を自動的に足挿入領域(20)に向けて駆動し、機械の連続的な作動を可能にし、靴のソール及びサイドバンプに巻かれたフィルム(21)が、該フィルム(21)に設けられた有孔帯状部分を引き裂くことにより何ら手で接触することなく足から容易に除去されるようにしたことを特徴とする、請求項30に記載の自動的にガロッシュで包み込む機械(1)。
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