JP2005354817A - 圧粉磁心およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 寸法精度を向上することができ、小型化を図ることができる圧粉磁心およびその製造方法を提供する。
【解決手段】 本発明の圧粉磁心としてのステータコア2は、互いに重ね合わされた環状のヨーク部11,12と、複数のティース部6と、複数のティース部6の各々に巻き付けられたコイル7とを備えている。複数のティース部6の各々は鍔部14を有しており、ヨーク部11,12の各々の間に挟まれている。
【選択図】 図1
【解決手段】 本発明の圧粉磁心としてのステータコア2は、互いに重ね合わされた環状のヨーク部11,12と、複数のティース部6と、複数のティース部6の各々に巻き付けられたコイル7とを備えている。複数のティース部6の各々は鍔部14を有しており、ヨーク部11,12の各々の間に挟まれている。
【選択図】 図1
Description
本発明は、圧粉磁心の製造方法に関し、より特定的には、電動機のステータコアなどとして用いられる圧粉磁心およびその製造方法に関する。
電動機のステータコアなどとして用いられる磁心の従来の製造方法が、たとえば特開2004−40871号公報(特許文献1)に開示されている。上記特許文献1の製造方法では、磁性粉体と絶縁部材との複合材料を用いて、ステータコアをその周方向に沿って分割した形態の複数のコアピースが始めに成形される。次に、複数のコアピースの各々にコイルが巻き回され、複数のコアピースの各々が互いに接合され、ステータコアが製造される。また、特開2003−235186号公報(特許文献2)には、鋼よりなるコアにコイルが巻き付けられた形態の複数の発電コイル要素を周方向に組み合わせて円環状の発電コイルを製造する方法が開示されている。
特開2004−40871号公報
特開2003−235186号公報
しかしながら、上記特許文献1および2に開示された磁心の製造方法では、ステータコアまたは発電コイルが周に沿って分割されているので、コアピースまたは発電コイル要素の位置が円周の径方向にずれ、寸法精度が悪化するという問題があった。特に、ステータコアの寸法精度が悪化して外周に凹凸が生じると、ステータコアの外周を焼き嵌めにより固定しにくくなるので、ステータコアの製造が複雑になる。また、ステータコアの寸法精度が悪化して内周に凹凸が生じると、ステータコアが真円でなくなるので、ロータとステータとのギャップが一定に保てなくなり、モータの特性が劣化する。
また、上記特許文献1および2に開示された磁心においては、ステータコアまたは発電コイルに巻き付けられたコイルが上面および下面においてはみ出ている。このため、はみ出たコイルの分だけ磁心が大型化するという問題があった。
そこで本発明の目的は、上記の課題を解決することであり、寸法精度を向上することができ、小型化を図ることができる圧粉磁心およびその製造方法を提供することである。
本発明の圧粉磁心は、互いに重ね合わされた環状の第1および第2ヨーク部と、鍔部を有し、第1および第2ヨーク部の間に挟まれた複数のティース部と、複数のティース部の各々に巻き付けられたコイルとを備えている。
本発明の圧粉磁心の製造方法は、以下の工程を備えている。軟磁性粉末を加圧成形することによって、環状の第1および第2ヨーク部を形成する。軟磁性粉末を加圧成形することによって、鍔部を有する複数のティース部を形成する。複数のティース部の各々にコイルを巻き付ける。第1または第2のヨーク部の周方向沿って所定の間隔で配置した複数のティース部の各々を挟むように、第1および第2ヨーク部を重ね合わせる。
本発明の圧粉磁心およびその製造方法によれば、環状の第1および第2ヨーク部は周方向に分割されていない。これにより、ヨークの周方向に沿って分割された形態の複数のピースを互いに接合する場合よりも径方向にずれにくくなる。また、第1および第2ヨーク部を組み合わせることで厚み方向にずれなくなる。これらにより、圧粉磁心の寸法精度を向上することができる。また、複数のティース部の各々が第1および第2ヨーク部に挟まれているので、第1ヨーク部と第2ヨーク部とを合わせた厚さがティース部の厚さよりも厚くなる。この厚さの分だけヨーク部に形成される磁路の断面積が拡大されることにより、磁気飽和を抑制することができ、性能アップを図ることができる。あるいは、同じ性能であれば、従来よりも径方向寸法のコンパクト化を図ることができる。
なお、本発明の圧粉磁心において好ましくは、複数のティース部の各々における第1および第2のヨーク部との嵌合部の表面の表面粗さRyは3μm以下である。ここで、「嵌合部の表面」とは、ティース部を挟むように第1および第2ヨーク部を重ね合わせた場合の、第1および第2ヨーク部とティース部との重ね合わせの面を意味している。
本発明の圧粉磁心において好ましくは、複数のティース部の各々は、第1鍔部を有する第1ティース部と、第2鍔部を有する第2ティース部とを有している。
本発明の圧粉磁心の製造方法において好ましくは、複数のティース部は以下の工程によって形成される。軟磁性粉末を加圧成形することによって、第1鍔部を有する複数の第1ティース部を形成する。軟磁性粉末を加圧成形することによって、第2鍔部を有する複数の第2ティース部を形成する。複数の第1ティース部の各々と複数の第2ティース部の各々とを重ね合わせる。
これにより、コイルを巻きつける部分が角部とならないティース部を圧粉成形にて作製することができる。コイルを巻きつける部分が角部とならないことにより、ティース部の角部において巻き付けられたコイルに負荷がかかることがなくなるので、負荷によるコイルの損傷を防止することができる。
本発明の圧粉磁心およびその製造方法において好ましくは、鍔部の厚さはティース部の本体部の厚さよりも厚い。
これにより、鍔部がティース部の本体部から厚み方向に突き出した形状となるので、ティース部の本体部に巻き付けられたコイルを鍔部により安定して固定することができる。
本発明の圧粉磁心の製造方法において好ましくは、コイルの巻き付けは第1および第2ヨーク部を重ね合わせる前に行なわれる。また、コイルの巻き付けは以下の工程によって行なわれる。コイルを成形する。成形したコイルを複数のティース部の各々に挿通する。
これにより、コイルをティース部に予め巻き付けてから、ティース部とヨーク部とを一体化することができるので、ヨーク部とティース部とを一体化した後でティース部の回りにコイルを巻き付ける場合と比較して、圧粉磁心の製造が容易になる。また、成形したコイルを挿通することでティース部にコイルを巻き付けることができるので、巻き線機などの装置を製造ライン上に設置する必要がなくなる。したがって、圧粉磁心の製造が容易になる。
本発明の圧粉磁心およびその製造方法によれば、環状の第1および第2ヨーク部は周方向に分割されていない。これにより、ヨークの周方向に沿って分割された形態の複数のピースを互いに接合する場合よりも径方向にずれにくくなる。また、第1および第2ヨーク部を組み合わせることで厚み方向にずれなくなる。これらにより、圧粉磁心の寸法精度を向上することができる。また、複数のティース部の各々が第1および第2ヨーク部に挟まれているので、第1ヨーク部と第2ヨーク部とを合わせた厚さがティース部の厚さよりも厚くなる。この厚さの分だけヨーク部に形成される磁路の断面積が拡大されることにより、磁気飽和を抑制することができ、性能アップを図ることができる。あるいは、同じ性能であれば、従来よりも径方向寸法のコンパクト化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるステータコアを用いた電動機を示す上面図である。なお、以下の説明における「外周側」、「内周側」、「周方向」、「径方向」の語句は、それぞれ「ステータコアの外周側」、「ステータコアの内周側」、「ステータコアの周方向」、および「ステータコアの径方向」を意味している。
図1は、本発明の実施の形態1におけるステータコアを用いた電動機を示す上面図である。なお、以下の説明における「外周側」、「内周側」、「周方向」、「径方向」の語句は、それぞれ「ステータコアの外周側」、「ステータコアの内周側」、「ステータコアの周方向」、および「ステータコアの径方向」を意味している。
図1を参照して、電動機1は、圧粉磁心としての環状のステータコア2と、ステータコア2の内周側に配置された円柱状のローターコア3とを備える。ローターコア3は、中心部に回転軸4を有する。ローターコア3が回転軸4を中心に回転することによって、電動機1から回転運動が出力される。ローターコア3の周縁には、所定の角度ごとに永久磁石5が埋め込まれている。
ステータコア2は、環状のヨーク部11,12と、ヨーク部11,12から内周側に突出する複数のティース部6と、複数のティース部6の各々に巻き付けられたコイル7とを備えている。ヨーク部11,12の各々は、互いに厚み方向(図1中紙面に垂直な方向)に重ね合わされている。
図2は、図1のA部拡大図である。図3は図1のIII−III線に沿った断面図である。
図1〜図3を参照して、ヨーク部11,12の各々の内周側の壁面には、複数のティース部6の各々と嵌合するための複数の嵌合部17,18の各々が形成されている。また、複数のティース部6の各々の外周側の端部付近には、ヨーク部11,12の各々と嵌合するための嵌合部15が形成されている。嵌合部17,18と嵌合部15とが嵌合することにより、ヨーク部11,12の各々の間に複数のティース部6の各々が挟まれている。ヨーク部11,12および複数のティース部6の各々は、複数の軟磁性粒子が互いに接合することによって形成されている。
複数のティース部6は、互いに間隔を隔てて所定の角度ごとに設けられている。複数のティース部6の各々は、鍔部14と、本体部13とを有している。ティース部6の本体部13は、ヨーク部11,12から径方向に帯状に延在している。鍔部14は、本体部13よりも内周側に形成されている。鍔部14は、弧の平面形状を有しており、本体部13と比べて、周方向に沿った長さが長くなって形成されている。また、鍔部14の厚さd2は、本体部13の厚さd1よりも厚いことが好ましい。ヨーク部11,12と、互いに隣り合う2つのティース部6とに囲まれた空間には、スロット部8が規定されている。スロット部8は、ローターコア3に向い合う内周側で開口している。
コイル7は、本体部13に巻き付けられており、ヨーク部11,12と鍔部14とに挟まれるように配置されている。これにより、コイル7はティース部6に対する位置が固定されている。コイル7の一部は、スロット部8の空間を占めている。なお、図3において、厚さd3はヨーク部11とヨーク部12とを合わせた厚さを示しており、厚さd4はコイル7の厚さを示している。
図4は、図2中のコイルを示す断面図である。図4を参照して、コイル7は、絶縁被膜22によって覆われた螺旋状に延びる導線21によって形成されている。導線21は、ティース部6の表面から離れる方向に多層に巻かれている。導線21は、たとえば銅から形成されており、その直径は、0.3mmから3mm程度である。絶縁被膜22は、たとえば一般的なエナメル(琺瑯)から形成されており、その厚みは30μm程度である。
図5は、図2のB部の表面を拡大して示した模式図である。図5を参照して、ステータコア2を形成する複数の軟磁性粒子20は、金属磁性粒子20aと、金属磁性粒子20aの表面を取り囲む絶縁被膜20bとを備えている。複数の軟磁性粒子20の各々は、軟磁性粒子20が有する凹凸の噛み合わせによって接合されている。
金属磁性粒子20aは、たとえば、鉄(Fe)、鉄(Fe)−シリコン(Si)系合金、鉄(Fe)−窒素(N)系合金、鉄(Fe)−ニッケル(Ni)系合金、鉄(Fe)−炭素(C)系合金、鉄(Fe)−ホウ素(B)系合金、鉄(Fe)−コバルト(Co)系合金、鉄(Fe)−リン(P)系合金、鉄(Fe)−ニッケル(Ni)−コバルト(Co)系合金および鉄(Fe)−アルミニウム(Al)−シリコン(Si)系合金などから形成されている。金属磁性粒子20aは、金属単体でも合金でもよい。
金属磁性粒子20aの平均粒径は、5μm以上300μm以下であることが好ましい。金属磁性粒子20aの平均粒径を5μm以上にした場合、金属が酸化されにくいため、ステータコア2の磁気的特性を向上させることができる。また、金属磁性粒子20aの平均粒径を300μm以下にした場合、後に説明する加圧成形工程において軟磁性粉末(複数の軟磁性粒子20の集合体)の圧縮性が低下するということがない。これにより、加圧成形工程によって得られた成形体の密度を大きくすることができる。
なお、ここで言う平均粒径とは、ふるい法によって測定した粒径のヒストグラム中、粒径の小さいほうからの質量の和が総質量の50%に達する粒子の粒径、つまり50%粒径Dをいう。
絶縁被膜20bは、金属磁性粒子20aをリン酸処理することによって形成されている。また好ましくは、絶縁被膜20bは、酸化物を含有する。この酸化物を含有する絶縁被膜としては、リンと鉄とを含むリン酸鉄の他、リン酸マンガン、リン酸亜鉛、リン酸カルシウム、酸化シリコン、酸化チタン、酸化アルミニウムまたは酸化ジルコニウムなどの酸化物絶縁体を使用することができる。
絶縁被膜20bは、金属磁性粒子20a間の絶縁層として機能する。金属磁性粒子20aを絶縁被膜20bで覆うことによって、軟磁性粉末の電気抵抗率ρを大きくすることができる。これにより、金属磁性粒子20a間に渦電流が流れるのを抑制し、渦電流に起因する鉄損を低減させることができる。
絶縁被膜20bの厚みは、0.005μm以上20μm以下であることが好ましい。絶縁被膜20bの厚みを0.005μm以上とすることによって、渦電流によるエネルギー損失を効果的に抑制することができる。また、絶縁被膜20bの厚みを20μm以下とすることによって、軟磁性粉末に占める絶縁被膜20bの割合が大きくなりすぎることがない。このため、ステータコア2の磁束密度が著しく低下することを防止できる。
ティース部6およびヨーク部11,12の各々は加圧成形によって形成されるので、ティース部6の嵌合部15の表面15c付近の軟磁性粒子20およびヨーク部11の嵌合部17の表面17a付近の軟磁性粒子20は大きく変形している。すなわち、表面15c,17aの各々の表面粗さは、ティース部6およびヨーク部11,12の各々を形成するのに用いられる金型の表面粗さによって規定される。具体的には、ティース部6およびヨーク部11の各々を形成するのに用いられる金型の表面粗さRyは通常0.3μm以下であり、この場合、表面15c,17aの各々の表面粗さRyは3μm以下となる。なお、表面粗さRyとは、最大高さRyを意味している。
また、ヨーク部11,12と複数のティース部6の各々とが互いに嵌合しているので、嵌合部15と嵌合部17との隙間の厚さW1は30μm以上となっている。なお、ヨーク部11,12と複数のティース部6の各々との結合を強化するために、嵌合部15と嵌合部17との隙間にたとえば接着層(図示なし)などが形成されていてもよい。
次に、本実施の形態におけるステータコアの製造方法について説明する。
図6は、本発明の実施の形態1におけるステータコアの製造方法を示すステップ図である。図7〜図10は、本発明の実施の形態1におけるステータコアの製造方法を工程順に示す図である。図7および図8は斜視図であり、図9および図10は上面図である。
図6および図7を参照して、まず、複数の軟磁性粒子20(図5)を含む軟磁性粉末を金型に入れ、たとえば、700MPaから1500MPaまでの圧力で加圧成形する。これにより、軟磁性粉末を圧縮し、嵌合部17,18の各々が形成されたヨーク部11,12の各々を形成する(ステップS1)。加圧成形する雰囲気は、不活性ガス雰囲気または減圧雰囲気とすることが好ましい。この場合、大気中の酸素によって軟磁性粉末が酸化されるのを抑制できる。
次に、ヨーク部11,12の各々に軟磁性粒子20の絶縁被膜20bの熱分解温度未満の温度で熱処理を行なう(ステップS2)。絶縁被膜20bがたとえばリン酸被膜である場合、熱処理は、400℃以上500℃未満の温度で1時間以上行なう。このような高温下で熱処理を行なうことによって、成形体の内部に存在する歪および転位を取り除き、ヨーク部11,12の磁気的特性を大幅に向上させることができる。また、熱処理によって絶縁被膜20bが劣化することがない。
図6および図8を参照して、図7に示す工程とは別に、複数の軟磁性粒子20を含む軟磁性粉末を金型に入れ、たとえば、700MPaから1500MPaまでの圧力で加圧成形する。これにより、軟磁性粉末を圧縮し、複数のティース部6を形成する(ステップS3)。ティース部6は本体部13と鍔部14とを有しており、ティース部6の端部付近には嵌合部15が形成されている。鍔部14の厚さd2は本体部13の厚さd1よりも厚い。ティース部6の加圧成形の際も、不活性ガス雰囲気または減圧雰囲気とすることが好ましい。次に、ヨーク部11,12と同様の方法で、複数のティース部6の各々に熱処理を行なう(ステップS4)。これにより、絶縁被膜20bを劣化させずに、成形体の内部に存在する歪および転位を取り除き、ティース部6の磁気的特性を大幅に向上させることができる。
図6および図9を参照して、図7および図8に示す工程とは別に、螺旋状に巻かれたコイル7を成形する(ステップS5)。そして、嵌合部15側からティース部6の本体部13へコイル7を挿通する(ステップS6)。これにより、複数のティース部6の各々にコイル7が巻き付けられる。
図6および図10を参照して、ヨーク部12の嵌合部18に複数のティース部6の各々の嵌合部15を嵌合することにより、複数のティース部6の各々をヨーク部12の周方向に沿って所定の間隔で配置する。そして、複数のティース部6の各々をヨーク部11(図7)およびヨーク部12で挟むように、ヨーク部12の上にヨーク部11を重ね合わせる(ステップS7)。これにより、複数のティース部6の各々がヨーク部11,12に固定される。ヨーク部11とヨーク部12との間の接合は、たとえばボルトや接着剤などを用いて行なわれる。また、ヨーク部11,12の各々に組み立て用の凹凸を形成し、この凹凸を嵌め合わせてもよい。以上の工程により、図1に示すステータコア2が完成する。このように形成されたステータコア2は、ヨーク部11,12の位置において8.0×103(A/m)の磁場を印加した場合の磁束密度が1.4(T:テスラ)以上であり、透磁率が500以上である。また、鍔部14の位置において、8.0×103(A/m)の磁場を印加した場合の磁束密度が1.2(T)以上であり、透磁率が250以上である。
本実施の形態の圧粉磁心としてのステータコア2は、互いに重ね合わされた環状のヨーク部11,12と、複数のティース部6と、複数のティース部6の各々に巻き付けられたコイル7とを備えている。複数のティース部6の各々は鍔部14を有しており、ヨーク部11,12の各々の間に挟まれている。
本実施の形態のステータコア2の製造方法は、以下の工程を備えている。軟磁性粉末を加圧成形することによって、環状のヨーク部11,12の各々を形成する(ステップS1)。軟磁性粉末を加圧成形することによって、鍔部14を有する複数のティース部6を形成する(ステップS3)。複数のティース部6の各々にコイル7を巻き付ける(ステップS5,S6)。ヨーク部11,12の周方向沿って所定の間隔で配置した複数のティース部6の各々を挟むように、ヨーク部11,12の各々を重ね合わせる(ステップS7)。
本実施の形態のステータコア2およびその製造方法によれば、環状のヨーク部11,12は周方向に分割されていない。これにより、ヨークの周方向に沿って分割された形態の複数のピースを互いに接合する場合よりも径方向にずれにくくなる。また、ヨーク部11,12を組み合わせることで厚み方向にずれなくなる。これらにより、ステータコアの寸法精度を向上することができる。また、複数のティース部6の各々がヨーク部11,12の各々に挟まれているので、ヨーク部11とヨーク部12とを合わせた厚さd3がティース部6の厚さd1よりも厚くなる。この厚さの分だけヨーク部11,12に形成される磁路の断面積が拡大されることにより、磁気飽和を抑制することができ、性能アップを図ることができる。あるいは、同じ性能であれば、従来よりも径方向寸法のコンパクト化を図ることができる。
本実施の形態のステータコア2およびその製造方法においては、鍔部14の厚さd2はティース部6の本体部13の厚さd1よりも厚い。
これにより、鍔部14が本体部13から厚み方向(図3中縦方向)に突き出した形状となるので、本体部13に巻き付けられたコイル7を鍔部14により安定して固定することができる。
本実施の形態のステータコア2の製造方法においては、コイル7の巻き付けはヨーク部11,12の各々を重ね合わせる(ステップS7)前に行なわれる。また、コイル7の巻き付けは以下の工程によって行なわれる。コイルを成形する(ステップS5)。成形したコイル7を複数のティース部6の各々に挿通する(ステップS6)。
これにより、コイル7をティース部6に予め巻きつけてから、ティース部6をヨーク部11,12と一体化することができるので、ヨーク部11,12とティース部6とを一体化した後でティース部6の回りにコイル7を巻き付ける場合と比較して、ステータコアの製造が容易になる。また、成形したコイル7を挿通することでティース部6にコイル7を巻き付ることができるので、巻き線機などの装置を製造ライン上に設置する必要がなくなる。したがって、ステータコアの製造が容易になる。
なお、本実施の形態においては、コイル7の巻き付けがヨーク部11,12の各々を重ね合わせる(ステップS7)前に行なわれる場合について示した。しかし、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、ヨーク部11,12の各々を重ね合わせた後でティース部6にコイル7を巻きつけてもよい。
また、本実施の形態においては、複数のティース部6の各々とヨーク部11,12の各々とが互いに嵌合することにより、複数のティース部6の各々がヨーク部11,12の各々に挟まれる場合について示した。しかし、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、複数のティース部の各々が第1および第2ヨーク部の各々に挟まれればよい。
さらに、本実施の形態においては、嵌合部15,17,および18が凸形状と凹形状とにより構成されている場合について示したが、嵌合部17,18は凸形状および凹形状のどちらでもよく、嵌合部15と嵌合部17,18とはどのような形状により嵌合してもよい。また、嵌合部17,18は、ヨーク部11,12に挟まれるティース部6の任意の位置に任意の個数設けることができる。さらに、嵌合部17,18は、ティース部6から見て凹形状であった方が、事前に巻いたコイル7をティース部6に嵌め込みやすくなる。
(実施の形態2)
図11は、本発明の実施の形態2におけるティース部を示す分解斜視図である。図12(a)は、本発明の実施の形態2におけるティース部を示す側面図である。図12(b)は、図12(a)のXII−XII線に沿った断面図である。
図11は、本発明の実施の形態2におけるティース部を示す分解斜視図である。図12(a)は、本発明の実施の形態2におけるティース部を示す側面図である。図12(b)は、図12(a)のXII−XII線に沿った断面図である。
図11および図12(a),(b)を参照して、本実施の形態のティース部6は、第1ティース部6aと第2ティース部6bとを有している。第1ティース部6aと第2ティース部6bとの各々は、ティース部6が厚み方向(図11中横方向)に分割された形状を有している。ティース部6は、たとえば円の断面形状の本体部13と、弧の平面形状の鍔部14とを有している。鍔部14は本体部13の一方の端部に形成されており、本体部13のもう一方の端部付近には嵌合部15が設けられている。本実施の形態では、コイル7を巻きつける本体部13は円の断面形状を有しているので、角部とならない。
第1ティース部6aは、鍔部14aと本体部13aとを有している。鍔部14aは本体部13aの一方の端部に形成されており、本体部13aのもう一方の端部付近には嵌合部15aが設けられている。本体部13aは半円の断面形状を有している。また、第2ティース部6bは、鍔部14bと本体部13bとを有している。鍔部14bは本体部13bの一方の端部に形成されており、本体部13bのもう一方の端部付近には嵌合部15bが設けられている。本体部13bは半円の断面形状を有している。第1ティース部6aと第2ティース部6bとを重ね合わせることにより、鍔部14aと鍔部14bとが重なり合ってティース部6の鍔部14となり、本体部13aと本体部13bとが重なり合ってティース部6の本体部13となり、嵌合部15aと嵌合部15bとが重なり合ってティース部6の嵌合部15となる。
次に、本実施の形態のティース部6の製造方法について説明する。
始めに、軟磁性粉末を加圧成形することによって、鍔部14aを有する複数の第1ティース部6aを形成する。また、軟磁性粉末を加圧成形することによって、鍔部14bを有する複数の第2ティース部6bを形成する。そして、複数の第1ティース部6aの各々と複数の第2ティース部6bの各々とを重ね合わせる。なお、第1ティース部6aと第2ティース部とは、後の工程でヨーク部11,12に挟まれて固定されるので、互いに接合されなくてもよい。以上の工程により、本実施の形態のティース部6が完成する。
なお、これ以外のステータコアの構成およびその製造方法は、図1〜図10に示す実施の形態1におけるステータコア2の構成とほぼ同様であるので、同一の部材には同一の符号を付し、その説明を省略する。
本実施の形態のステータコアにおいては、複数のティース部6の各々は、鍔部14aを有するティース部6aと、鍔部14bを有する第2ティース部6bとを有している。
本実施の形態のステータコアの製造方法においては、複数のティース部6は以下の工程によって形成される。軟磁性粉末を加圧成形することによって、鍔部14aを有する複数の第1ティース部6aを形成する。軟磁性粉末を加圧成形することによって、鍔部14bを有する複数の第2ティース部6bを形成する。複数の第1ティース部6aの各々と複数の第2ティース部6bの各々とを重ね合わせる。
本実施の形態のステータコアおよびその製造方法によれば、コイル7を巻きつける部分が角部とならないティース部6を、圧粉成形にて作製することができる。この理由について以下に説明する。
図13(a)は、一体化したティース部を成形する際の加圧方向を説明するための側面図である。図13(b)は、一体化したティース部の成形方法を示す断面図である。
図13(a),(b)を参照して、ティース部106は、分割されておらず一体化していることを除いて、実施の形態2のティース部6と同様の形状を有しており、本体部113が円の断面形状を有している。すなわち、コイル7を巻きつける本体部113が角部とならない。
ティース部106を厚み方向(図13(a)中縦方向)からパンチで加圧して成形しようとすると、パンチの加圧面が曲面となるので、ティース部106を均一に成形することが難しくなる。そこで、図13(a),(b)に示すように、ティース部106は径方向(図13(a)中横方向)から圧力P1で加圧して成形される。この場合には、ダイス41,42で囲まれた中空部分に軟磁性粉末が充填される。そして、パンチ31,32の各々を用いて軟磁性粉末を径方向から圧力P1で加圧することによりティース部106が成形される。しかし、ティース部106を径方向から加圧して成形する場合には、ティース部106の嵌合部115および鍔部114を寸法精度よく成形することが難しくなる。また、嵌合部115については割型を使うなどの手段を講じる必要が発生し、嵌合部115を寸法精度よく成形することは難しくなる。また、鍔部の径方向(図13(a)中横方向)の長さは、給粉量とパンチ31,32の動きとによって決まるので、給粉量とパンチ31,32の動きとを微調節する必要がでてくる。したがって、鍔部114を寸法精度よく成形することは難しくなる。以上の理由により、ティース部106を圧粉成形にて作製することは難しくなる。また、予備成形したティース部を後加工して嵌合部115と鍔部111とを作製してもよいが、この場合には製造工程が複雑になってしまう。
一方、本実施の形態のティース部6は、第1ティース部6aと第2ティース部6bとに分割されているので、第1ティース部6aと第2ティース部6bとを別々に圧粉成形することで、ティース部6を圧粉成形にて作製することが容易となる。
図14(a)は、本発明の実施の形態2におけるティース部を成形する際の加圧方向を説明するための側面図である。図14(b)は、本発明の実施の形態2におけるティース部の成形方法を示す断面図である。
図14(a),(b)を参照して、第1ティース部6aは、第2ティース部6bと重ね合わされる面(図14(a)中上面)が平面となっているので、厚み方向(図14(a)中縦方向)から圧力P2で加圧して成形することができる。この場合には、ダイス43で囲まれた中空部分に軟磁性粉末が充填される。そして、パンチ33を用いて軟磁性粉末を厚み方向から圧力P2で加圧することにより第1ティース部6aが成形される。また、この方法では、嵌合部15aおよび鍔部14aを寸法精度よく成形することができる。したがって、ティース部6が分割されている場合には、圧粉成形にて容易に作製することができる。
このように、コイル7を巻きつける部分が角部とならないティース部6を圧粉成形にて作製することにより、ティース部6の角部において巻き付けられたコイルに負荷がかかることがなくなるので、負荷によるコイルの損傷を防止することができる。
なお、本実施の形態においては、ティース部6が円の断面形状を有する場合について示したが、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、ティース部の断面形状は任意である。特に、ティース部6の断面形状は、図15(a)に示すような楕円である場合や、図15(b)に示すような四角形の頂点が丸く削られた形状である場合に、コイルの損傷を防止するという上記効果を得ることができる。
また、本実施の形態では、第1ティース部6aおよび第2ティース部6bの各々が厚み方向に分割された形状を有している場合について示した。しかし、本発明はこのような場合に限定されるものではなく、ティース部6はどのように分割されてもよい。
さらに、本実施の形態においては、ステータコア2が外周側にあるインナーロータ型について説明したが、ステータコアが内周側でローターコアがその外周側になるアウターローター型についても適用することができる。
以上に開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考慮されるべきである。本発明の範囲は、以上の実施の形態ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての修正や変形を含むものと意図される。
1 電動機、2 ステータコア、3 ローターコア、4 回転軸、5 永久磁石、6,6a,6b,106 ティース部、7 コイル、8 スロット部、11,12 ヨーク部、13,13a,13b,113 本体部、14,14a,14b,114 鍔部、15,15a,15b,17,18,115 嵌合部、15c,17a 表面、20 軟磁性粒子、20a 金属磁性粒子、20b,22 絶縁被膜、21 導線、31〜33 パンチ、41〜43 ダイス。
Claims (8)
- 互いに重ね合わされた環状の第1および第2ヨーク部と、
鍔部を有し、前記第1および前記第2ヨーク部の間に挟まれた複数のティース部と、
前記複数のティース部の各々に巻き付けられたコイルとを備える、圧粉磁心。 - 前記複数のティース部の各々における前記第1および前記第2のヨーク部との嵌合部分の表面の表面粗さRyが3μm以下である、請求項1に記載の圧粉磁心。
- 前記複数のティース部の各々は、第1鍔部を有する第1ティース部と、第2鍔部を有する第2ティース部とを有する、請求項1または2に記載の圧粉磁心。
- 前記鍔部の厚さは前記ティース部の本体部の厚さよりも厚い、請求項1〜3のいずれかに記載の圧粉磁心。
- 軟磁性粉末を加圧成形することによって、環状の第1および第2ヨーク部を形成する工程と、
軟磁性粉末を加圧成形することによって、鍔部を有する複数のティース部を形成する工程と、
前記複数のティース部の各々にコイルを巻き付ける工程と、
前記第1または前記第2のヨーク部の周方向沿って所定の間隔で配置した前記複数のティース部の各々を挟むように、前記第1および前記第2ヨーク部を重ね合わせる工程とを備える、圧粉磁心の製造方法。 - 前記複数のティース部を形成する工程は、
軟磁性粉末を加圧成形することによって、第1鍔部を有する複数の第1ティース部を形成する工程と、
軟磁性粉末を加圧成形することによって、第2鍔部を有する複数の第2ティース部を形成する工程と、
前記複数の第1ティース部の各々と前記複数の第2ティース部の各々とを重ね合わせる工程とを含む、請求項5に記載の圧粉磁心の製造方法。 - 前記鍔部の厚さは前記ティース部の本体部の厚さよりも厚い、請求項5または6に記載の圧粉磁心の製造方法。
- 前記コイルを巻き付ける工程は、前記コイルを成形する工程と、成形した前記コイルを前記複数のティース部の各々に挿通する工程とを含み、前記第1および前記第2ヨーク部を重ね合わせる工程の前に行なわれる、請求項5〜7のいずれかに記載の圧粉磁心の製造方法。
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