JP2005353589A - 有機電界発光表示装置及びその製造方法 - Google Patents

有機電界発光表示装置及びその製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】有機電界発光表示装置及びその製造方法を提供する。
【解決手段】基板81と、基板81上に備えられた第1電極61と、第1電極61に絶縁されるように形成された第2電極62と、第1電極61と第2電極62との間に介在され、少なくとも発光層を含む一つ以上の有機層63と、第2電極62上にこの第2電極62をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有する物質よりなる一層または複数層と、を備えている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、有機電界発光表示装置及びその製造方法に係り、さらに詳細には、第1電極、第2電極及び有機層よりなる発光部について透湿及び酸素透過防止特性及び光抽出率が優秀な有機電界発光表示装置及びその製造方法に関する。
通常的に、平板表示装置(フラットパネルディスプレイ)は、大きく分けて、自発光型と、非自発光の受光型と、に分類できる。発光型としては、平板陰極線管、プラズマディスプレイパネル(Plasma Display Panel:PDP)、電界発光素子、発光ダイオード(Light Emitting Diode:LED)などがある。受光型としては、液晶ディスプレイが挙げられる。
このうち、電界発光素子は、視野角が広く、コントラストが優秀であるだけでなく、応答速度が速いという長所を有しているので、次世代の表示素子として注目を浴びている。このような電界発光素子は、発光層を形成する物質によって、無機電界発光素子と有機電界発光素子とに区分される。
有機電界発光素子は、蛍光性の有機化合物を電気的に励起させて発光させる自発光型素子であって、低い電圧で駆動が可能であり、薄型化が容易であり、広視野角、速い応答速度など特性を有し、液晶ディスプレイにおいて問題点として指摘されることを解決できる次世代のディスプレイ素子として注目されている。
有機電界発光素子は、アノード電極とカソード電極との間に有機物よりなる発光層を備えている。有機電界発光素子は、これら電極にアノード及びカソード電圧がそれぞれ印加されることによって、アノード電極から注入された正孔は、正孔輸送層を経由して発光層に移動し、電子は、カソード電極から電子輸送層を経由して発光層に移動し、発光層で電子と正孔とが再結合して、励起子を生成する。
この励起子が、励起状態から基底状態に変化するにつれて、発光層の蛍光性分子が発光することによって画像を表示可能とする。フルカラー型の有機電界発光素子の場合には、赤(R)、緑(G)、青(B)の三色を発光する画素(ピクセル)を備えるようにすることによってフルカラーを具現する。
前述したように、有機電界発光素子の発光層及び発光層の上部のカソード電極は、透湿及び酸素透過から保護されて酸化及び剥離が防止されることによって、長寿命が保証されなければならない。これを解決するために、例えば、特許文献1には、高密度のポリエチレンのような絶縁性高分子化合物層を発光層及び金属電極上に真空システムを利用して形成する段階と、連続的に形成された高分子化合物上に無機物である金属層を形成する段階と、その上に絶縁性無機物である金属を形成する段階と、その上に絶縁性高分子化合物を積層する段階と、を含む有機発光素子の製造方法が開示されている。
しかし、前記従来の技術で得た有機電界発光素子の寿命は、現在満足するレベルに達していないところ、これを改善する必要性がある。一方、有機電界発光素子の高寿命の達成と共に光抽出率の向上も切実に要求される。
韓国特許公開第2001−0067868号公報
本発明は、前記問題点を解決するためのものであって、光抽出率及び第1電極、第2電極及び有機層よりなる発光部について、透湿及び酸素透過防止特性にすぐれる有機電界発光表示装置及びその製造方法を提供するところにその目的がある。
前記本発明の目的を解決するために、本発明の第1の特徴は、基板と、前記基板上に備えられた第1電極と、前記第1電極に絶縁されるように形成された第2電極と、前記第1及び第2電極との間に介在され、少なくとも発光層を含む一つ以上の有機層と、前記第2電極上に前記第2電極をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有する物質よりなる一層または複数層と、を備えた有機電界発光表示装置を提供する。
前記本発明の他の目的を解決するために、本発明の第2の特徴は、基板と、前記基板上に備えられた第1電極と、前記第1電極に絶縁されるように形成された第2電極と、前記第1及び第2電極との間に介在され、少なくとも発光層を含む一層以上の有機層と、前記第2電極上に保護層を含むが、前記第2電極と前記保護層との間にバッファ層と、をさらに含む有機電界発光表示装置を提供する。
前記本発明のさらに他の目的を解決するために、本発明の第3の特徴は、基板部に第1電極を形成する工程と、前記第1電極上部に少なくとも発光層を含む一層以上の有機層を形成する工程と、前記有機層を覆うように備えられる第2電極を形成する工程と、前記第2電極上に前記第2電極をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有する物質よりなる一層または複数層を形成する工程と、を含む有機電界発光表示装置の製造方法を提供する。
前記本発明のさらに他の目的を解決するために、本発明の第4の特徴は、基板部に第1電極を形成する工程と、前記第1電極上部に少なくとも発光層を含む一層以上の有機層を形成する工程と、前記有機層を覆うように備えられる第2電極を形成する工程と、前記第2電極を覆うようにバッファ層を形成する工程と、前記バッファ層を覆うように保護層を形成する工程と、を含む有機電界発光表示装置の製造方法を提供する。
本発明の有機電界発光表示装置は、第2電極の上部に第2電極をなす物質の屈折率より高い屈折率を有する物質よりなる一つ以上の層または複数層を備えることによって、優秀な光抽出率を有しうる。また、第2電極と保護層との間にバッファ層を備え、緻密な構造の保護層形成時に発生する恐れのある第2電極及び有機層の損傷が実質的に発生しない。これにより、漏れ電流の発生が顕著に減少し、不良画素がほとんど発生せず、寿命特性が向上した有機電界発光表示装置が得られる。
以下、本発明の実施の形態に係る有機電界発光表示装置およびその製造方法の詳細を図面を参照して説明する。
本発明の有機電界発光表示装置は、基板上に備えられた第1電極、前記第1電極に絶縁されるように形成された第2電極と、前記第1及び第2電極との間に介在され、少なくとも発光層を含む一つ以上の有機層と、前記第2電極上に前記第2電極をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有する物質よりなる一層または複数層と、を備える。
前記第2電極上に積層される層または層は、その下部に備えられる第1電極、第2電極及び有機層についての透湿及び酸素透過を防止する役割を同時に行え、第2電極を通じた光抽出の効率を極大化するために、第2電極より大きい屈折率を有する物質よりなりうる。
特に、前記第2電極上に複数の層を備える場合、第2電極を通じた光抽出率をさらに極大化するために、前記複数層を構成する各層をなす物質の屈折率は、前記第2電極から順次に高まるように積層されうる。
前記第2電極の上部に積層されうる物質の例としては、絶縁性有機物または金属酸化物、金属窒化物または金属フッ素化物のような無機物がある。このうち、第2電極の上部に積層されうる無機物の具体例及びその屈折率は、以下に示す表1および表2を参照する。
この時、第2電極の上部に積層されうる物質の屈折率は、第2電極をなす物質の屈折率より0.01ないし3.0、望ましくは、0.3ないし1.5より大きい屈折率を有する物質でありうる。前述したような屈折率の数値差は、上記表1および表2に並べられた物質の屈折率の数値から確認できる。
したがって、前記屈折率を考慮して、本発明の有機電界発光表示装置の製造方法は、基板に第1電極を形成する工程と、前記第1電極上部に少なくとも発光層を含む一つ以上の有機層を形成する工程と、前記有機層を覆うように備えられる第2電極を形成する工程と、前記第2電極上に前記第2電極をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有する物質よりなる一層または複数層を形成する工程と、を含む。
この時、前記第2電極上に前記第2電極をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有する物質よりなる複数層を形成する工程は、前記複数層を構成する各層をなす物質の屈折率が前記第2電極から順次に高まるように積層させる。
本発明の有機電界発光表示装置の一実施例を図1に示す。図1は、本発明の実施の形態に係る有機電界発光表示装置の一実施例であるアクティブマトリックス型の有機電界発光表示装置のうち有機電界発光素子が形成された領域の断面図であって、特に、TFT(Thin Film Transistor)40及び有機電界発光素子60が示されている。
図1に示すように、アクティブマトリス型の有機電界発光表示装置には、基板81が設けられている。基板81は、透明な素材、例えば、ガラスまたはプラスチック材より形成される。基板81上には、図1のように選択的にバッファ層82が形成されている。
バッファ層82の上面には、所定パターンに配列された活性層44が形成されている。この活性層44は、ゲート絶縁膜83によって埋め込まれている。ゲート絶縁膜83の上面には、活性層44と対応する領域にゲート電極42が形成されている。このゲート電極42は、中間絶縁膜84によって埋め込まれている。前記中間絶縁膜84が形成された後には、例えば、ドライエッチングを用いたエッチング工程によって前記ゲート絶縁膜83と中間絶縁膜84とをエッチングして、コンタクトホール83a,84aを形成させて、前記活性層44の一部を表している。
このように活性層44の露出された部分は、コンタクトホール83a,84aを通じて所定のパターンに形成されたTFT 40のソース電極41と、ドレイン電極43とそれぞれ接続されている。これらソース電極41とドレイン電極43は、保護膜85によって埋め込まれている。前記保護膜85が形成された後には、エッチング工程を通じてドレイン電極43の一部が表れている。
前記保護膜85は、絶縁体より形成され、シリコン酸化物やシリコン窒化物のような無機膜、またはアクリル、ベンゾシクロブテン(BCB)のような有機膜より形成される。また、前記保護膜85上には、保護膜85の平坦化のために別途の絶縁膜をさらに形成することもある。
一方、前記有機電界発光素子60は、電流フローによってR、G、Bの光を発光して所定の画像情報を表示するものであって、TFT 40のドレイン電極43に接続された画素電極である第1電極61と、全体画素を覆うように備えられた対向電極である第2電極62と、これら第1電極61と第2電極62との間に配置されて発光する発光層63と、より構成される。
第1電極61と第2電極62は、互いに絶縁されており、発光層63に互いに異なる極性の電圧を加えて発光させる。
この発光層63は、低分子または高分子有機物が使用されうるが、低分子有機物を使用する場合、ホール注入層(HIL:Hole Injection Layer)、ホール輸送層(HTL:Hole Transport Layer)、発光層(EML:EMission Layer)、電子輸送層(ETL:Electron Transport Layer)、電子注入層(EIL:Electron Injection Layer)が単一あるいは複合の構造に積層されて形成され、使用可能な有機材料も銅フタロシアニン(CuPc)、N,N−ジ(ナフタレン−1−イル)−N,N’−ジフェニル−ベンジジン(NPB)、トリス−8−ヒドロキシキノリンアルミニウム(Alq3)をはじめとして多様に適用可能である。これら低分子有機物層は、真空蒸着の方法で形成されうる。
高分子有機物の場合には、大体、HTL及びEMLより備えられた構造を有し、この時、前記HTLとしてポリエチレンジオキシチオフェン(PEDOT)を使用し、EMLとしてPPV(Poly−Phenylene Vinylene)系及びポリフルオレン系など高分子有機物質を使用し、これをスクリーン印刷やインクジェット印刷方法で形成できる。
このような有機発光層63は、必ずしもこれらに限定されず、多様な実施例が適用可能である。第1電極61は、アノード電極の機能を行い、前記第2電極62は、カソード電極の機能を行えるが、もちろん、これら第1電極61と第2電極62の極性は、反対となっても関係ない。そして、第1電極61は、各画素の領域に対応するようにパターニングされ、第2電極62は、全ての画素を覆うように形成されている。
第1電極61は、透明電極または反射型電極より備えられるが、透明電極として使われる時には、ITO、IZO、ZnO、またはInより備えられ、反射型電極として使われる時には、Ag、Mg、Al、Pt、Pd、Au、Ni、Nd、Ir、Cr、及びこれらの化合物より反射層を形成した後、その上にITO、IZO、ZnO、またはInより透明電極層を形成できる。一方、前記第2電極62も透明電極または反射型電極より備えられうるが、透明電極として使われる時には、この第2電極62がカソード電極として使われるので、仕事関数が小さな金属、すなわち、Li、Ca、LiF/Ca、LiF/Al、Al、Ag、Mg、及びこれらの化合物が有機発光膜63側に向かうように蒸着した後、その上にITO、IZO、ZnO、またはInより補助電極層やバス電極ラインを形成できる。そして、反射型電極として使われる時には、前記Li、Ca、LiF/Ca、LiF/Al、Al、Ag、Mg、及びこれらの化合物を前面蒸着して形成する。
前記第2電極62上には、バッファ層67が備えられ、前記バッファ層67の上部には保護層65が備えられる。前記バッファ層67については、まず、保護層65について説明した後に詳細に説明する。
本発明の保護層65は、rms5Å〜50Åの表面粗度を有する。前記表面粗度を有する本発明の保護層をなす原子は、高密度で緻密に配列されている。本発明の保護層65をなす原子の配列状態は、図2を参照し、従来の保護層をなす原子配列状態は、図3を参照する。図2は、前述したような表面粗度を有する保護層65の原子配列状態を図式的に表すものであって、保護層65の原子は、高密度で緻密に配列されている。したがって、本発明の保護層65には、従来の保護層の原子配列状態を示す、図3で観察されうる原子間の空所Cまたは原子配列が断絶された状態である欠陥Dが実質的に存在しない。したがって、本発明の保護層65のうち、第2電極62と逆方向に向かう表面Aを通じた酸素及び水分の浸透が実質的に防止され、これを備えた有機電界発光表示装置の寿命が向上する。本発明の保護層65の表面粗度が50Åを超過する場合、前述したような緻密な構造を形成せず、透湿及び酸素透過が効果的に防止されえないという問題点がある。
保護層65は、金属酸化物及び窒化物のうち一つ以上の物質よりなりうる。前記金属酸化物及び窒化物の具体的な例には、SiOx、SiNx(x?1である)、TiOまたはTaOが含まれるが、これに限定されない。前記保護層65は、前記金属酸化物及び窒化物以外にも、ネットワークフォーマをさらに含みうる。本明細書で、“ネットワークフォーマ”とは、前記ネットワークフォーマを含有したベース物質(本発明の保護層をなす物質のうちでは、金属酸化物または金属窒化物を指す)を構成する原子間の断絶されたネットワーク、すなわち、未結合の原子間の結合を形成して、原子間ネットワークを向上させる物質を意味する。このようなネットワークフォーマの具体的な例は、Li、Na、K、Ca、Sn、Rb、Cs、Ba、Pb、Be、Mg、Ce及びNbのうち、一つ以上の原子であるが、これに限定されない。例えば、本発明の保護層65は、SiOであるか、またはネットワークフォーマであるSnを含むSiSnOであるが、前述したように、これに限定されない。
前記保護層65は、蒸発ソース及びイオンビームソースを利用するイオンビーム補助蒸着法(Ion Beam Assisted Deposition:以下、IBADという)によって形成されうる。
IBADの原理は、図4を参照する。図4によれば、蒸発ソース97から放出された粒子92を所定の基板91一面に蒸着させる時、イオンビームソース95から放出されたイオン93は、前記蒸発ソースから放出された粒子92の表面移動度を高めることによって、前記粒子92を所定の基板に高密度に緻密に蒸着させる。
IBADの蒸発ソースから放出される粒子は、保護層65をなす物質である。その具体的な例としては、金属酸化物及び窒化物のうち一つ以上の物質が含まれ、その具体的な例としては、SiOx、SiNx(x?1である)、TiOまたはTaOが含まれるが、これに限定されない。また、蒸発ソースから放出される粒子は、前記金属酸化物及び窒化物以外にも、前述したようなネットワークフォーマをさらに含みうる。
IBADのイオンビームソースから放出されるイオンは、保護層が形成される基板をなす物質、例えば、第2電極62をなす物質及び前述したような蒸発ソースから放出される粒子何れとも反応性のないことが望ましい。その例としては、不活性気体のイオンがある。さらに具体的に、Ar、KrまたはXeイオンを利用できる。
前記IBADのイオンビームソースのエネルギーは、50eVないし200eV、望ましくは、80eVないし150eVでありうる。イオンビームソースのエネルギーが50eV未満である場合には、イオンビームソースから放出されるイオンのエネルギーがあまり小さくて、蒸発ソースから放出される粒子の表面移動度を高められないので、結局、高い密度及び低い表面粗度を有する緻密な保護層を形成できないという問題点が発生し、イオンビームソースのエネルギーが200eVを超過する場合には、イオンビームソースから放出されるイオンのエネルギーがあまり大きくて、形成された保護層をイオンビームソースから放出されたイオンがエッチングできるという問題点が発生する恐れがあるためである。このうち、150eVが望ましい。
本発明のIBADを利用した保護層形成工程において、蒸発ソースから放出される粒子数とイオンビームソースから放出されるイオン数との比は、1:1ないし0.9:1、望ましくは0.9:1でありうる。イオンビームソースから放出されるイオンの数が蒸発ソースから放出される原子数を基準として、前記範囲を超過する場合には、形成された保護層がイオンビームソースから放出されたイオンによってエッチングされうるという問題点があり、イオンビームソースから放出されるイオン数が前記範囲を外れてあまりにも少ない場合には、前記イオンの量が蒸発ソースから放出される粒子の表面移動度を高めるのに十分ではなくて、高い密度及び低い表面粗度を有する緻密な構造の保護層を形成できないという問題点があるためである。
前記比率は、通常的に、イオンビームソースの電子流量またはイオン発生ガスの流入量を調節することによって制御されうる。例えば、シリコン酸化物粒子及びSn粒子を放出する蒸発ソース及びアルゴンイオンを放出するイオンビームソースを利用してSiSnOよりなる保護層を形成する場合、イオンビームソースのイオン流量を50mAに調節し、アルゴンガスの流入量を5sccmに調節すれば、シリコン酸化物粒子及びSn粒子対アルゴンイオン数の比を1:1に調節できる。
IBADを利用した保護層形成工程において、蒸発ソースとして熱蒸発ソースまたは電子蒸発ソースを何れも使用できる。また、イオンビームソースとしては、カウフマン型イオンガン、エンドホール型イオンガンまたはrf型イオンガンを使用できる。これは、本発明の目的によって当業者が容易に選択できる。
このように、本発明の保護層65は、前述したようなIBAD法によって形成されう。前記IBADは、蒸発ソースとイオンビームソースとを同時に利用するので、イオンビームソースから放出されたイオンによって、蒸発ソースから放出された粒子が蒸着される基板部が損傷される恐れもある。特に、前面発光型の有機電界発光表示装置の場合、第2電極62は、非常に薄く、例えば、約200Å以下に形成されるが、このように薄い第2電極62は、IBADによる保護層65の形成時にイオンビームソースから放出されるイオンによって損傷され、その結果、有機層63の損傷までも発生させる恐れがある。有機層63をなす有機物がイオンビームソースから放出されたイオンによって破壊されれば、有機電界発光素子の作動時に漏れ電流が発生し、これは、不良画素の発生と寿命の低下とをもたらし、結局、有機電界発光表示装置の信頼性を低下させる。したがって、保護層65の形成時に発生する第2電極62及び有機層63の損傷を防止するために、本発明の有機電界発光表示装置は、第2電極62と保護層65との間にバッファ層67を備える。
前記バッファ層67の厚さは、300Åないし1000Å、望ましくは、約500Åでありうる。バッファ層67の厚さが300Å未満である場合には、保護層65の形成時に発生する第2電極62及び有機層63の損傷を十分に防止できないという問題点があり、バッファ層67の厚さが1000Åを超過する場合には、蒸着時間が長くなり、場合によっては、バッファ層によって光抽出率が低下する恐れもあるためである。
前記バッファ層67は、金属酸化物または窒化物であるか、または有機物よりなりうる。前記バッファ層67をなす物質として金属酸化物または窒化物の具体的な例には、シリコン酸化物、シリコン窒化物、スズ酸化物が含まれ、前記バッファ層67をなす物質として有機物の具体的な例には、CuPcが含まれるが、これに限定されない。
前記バッファ層67は、光抽出率を極大化させるために、第2電極62をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有し、前記保護層65をなす物質の屈折率よりは小さな屈折率を有する物質よりなりうる。この時、バッファ層67をなす物質の屈折率は、前記表1に記載された屈折率の数値を参照して選択されうる。
一方、前記バッファ層67は、3.0eVないし6.0eVの光学バンドギャップを有する物質でありうる。特に、光学バンドギャップが3.0eV未満である場合には、バッファ層67が不透明になって、かえって光抽出率が低下するか、または導電性を帯びて漏れ電流が発生する恐れのある問題点があるためである。
したがって、本発明による有機電界発光表示装置の製造方法は、保護層65の形成工程前、前記バッファ層67を第2電極62を覆うように形成する工程を含む。前記バッファ層67は、真空蒸着法のような通常の蒸着法によって形成されるか、またはスピンコーティング法のようなコーティング法によって形成されうる。これは、バッファ層67をなす物質の物性によって、当業者が容易に選択できる。このようなバッファ層67の形成後、前述したように、保護層65を形成する。
本発明の有機電界発光表示装置及び有機電界発光表示装置の製造方法は、アクティブマトリックス型の有機電界発光表示装置を例として説明したが、これに限定されない。
以下、実施例を通じて本発明をさらに詳細に説明する。
〔実施例〕
(実施例1)
グラス基板上にITO、500Å厚さのPEDOT、800Å厚さのポリフェニレンビニレン(PPV)、10ÅのLiF及び160ÅのMg:Agが順次に積層された基板を準備し、前記Ag層の上部に400ÅのSnOx層を熱蒸着法を利用して形成した。この後、シリコン酸化物粉末1gにシリコン酸化物蒸着ソースを準備し、Sn 1gにSn蒸着ソースを準備した。この後、シリコン酸化物蒸着ソース、Sn蒸着ソース、イオンビームソース、熱蒸発ソース、基板ホルダー及び前記基板ホルダーを回転させる役割を行う回転シャフトを備えたコンテナを準備した。前記シリコン酸化物蒸着ソース及びSn蒸着ソースは、前述したように準備されたものを使用し、前記イオンビームソースとしてはエンドホール型イオンガン(Infovion社製)を、前記熱蒸発ソースとしては、ヘリシス(ANS社製)を使用した。前記シリコン酸化物蒸着ソース及びSn蒸着ソースに対向するように配置された基板ホルダーに、前記準備された基板を搭載した後、下記表3のような条件下で前記コンテナを作動させて、800Å厚さのSiSnO層を前記SnOx層の上部に形成した。
これにより、得たSnOx層及びSiSnO層が形成された素子をサンプル1という。
(実施例2)
800Å厚さの代わりに300Å厚さのSiSnO層を形成した点を除いては、前記実施例1と同じ方法でサンプル2を製造した。
(比較例1)
前記実施例1中、Mg:Ag層を160Åの代わりに100Å厚さに形成し、SnO層を形成していないという点を除いては、前記実施例1と同じ方法によってMg:Ag層の上部にSiSnO層を形成した。これをサンプルAという。
(評価例1:SiSnO層の表面モフォロジの評価)
サンプル1のSiSnO層についての表面粗度をSEM写真として測定した。その結果、サンプル1のSiSnO層の表面粗度は、rms30Åであった。
(評価例2:漏れ電流の特性評価)
サンプルA及び1を作動させる場合に発生する漏れ電流を、電流計を利用して測定した。その結果をそれぞれ図5及び図6に表した。図5及び図6のうち、x軸は電圧を、y軸は電流を表し、図6の場合、4回反復して漏れ電流の測定実験をした結果を表すものである。図5によれば、サンプルAの作動時に−6Vで10−2mA/cm以上の漏れ電流が発生することが分かる。しかし、図6によれば、サンプル1の作動時に−6Vで10−4mA/cm以下の漏れ電流が発生することが分かる。これにより、第2電極のMg:Ag層の上部にバッファ層を備えた後、保護層を形成したサンプル1の第2電極及び有機層は、損傷されていないことを確認できる。
(評価例3:光効率の特性評価)
サンプル2及びガラス基板上にITO、500Å厚さのPEDOT、800Å厚さのPPV、10ÅのLiF及び160ÅのMg:Agが形成された素子(以下、“サンプルB”という)の光効率を測定した。光効率は、IVL測定装置(Photo Research PR650,Keithley 238)を利用して測定し、測定結果は、図7に表す。図7によれば、サンプル2の光効率がサンプルBの光効率の1.2ないし1.4倍に至るところ、本発明によるサンプル2は、向上した光効率を有することが分かる。
(評価例4:色純度の評価)
サンプル2及びサンプルBに対して、光効率は、IVL測定装置(Photo Research PR650,Keithley 238)を利用して色純度を評価した。その結果を下記の表3に表した。
前記表4によれば、サンプルBの色座標は、0.12及び0.16である一方、サンプル2の色座標は、0.14及び0.10であることが分かる。これにより、本発明によるサンプル2は、優秀な色純度を有することが確認できる。
本発明による有機電界発光表示装置は、例えば、平板陰極線管、PDP、電界発光素子、LED、液晶ディスプレイのような平板表示装置に適用可能である。
本発明による有機電界発光表示装置の一実施例を示す断面図である。 本発明の有機電界発光表示装置に備えられた保護層をなす原子の配列状態を図式的に示す図面である。 従来の保護層をなす原子の配列状態を図式的に示す図面である。 本発明のIBADの原理を図式的に示す図面である。 バッファ層を備えていない有機電界発光素子の漏れ電流特性を表すグラフである。 バッファ層を備えた本発明による有機電界発光素子の一実施例の漏れ電流特性を表すグラフである。 本発明による有機電界発光素子の一実施例の効率を表すグラフである。
符号の説明
40 TFT
41 ソース電極
42 ゲート電極
43 ドレイン電極
44 活性層
60 有機電界発光素子
61 第1電極
62 第2電極
63 発光層
65 保護層
67 バッファ層
81 基板
82 バッファ層
83 ゲート絶縁膜
83a、84a コンタクトホール
84 中間絶縁膜
85 保護膜

Claims (19)

  1. 基板と、
    前記基板上に備えられた第1電極と、
    前記第1電極に絶縁されるように形成された第2電極と、
    前記第1及び第2電極との間に介在され、少なくとも発光層を含む一層以上の有機層と、
    前記第2電極上に当該第2電極をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有する物質よりなる一層または複数層を備えたことを特徴とする有機電界発光表示装置。
  2. 前記複数層は、前記複数層を構成する各層をなす物質の屈折率が前記第2電極から遠ざかるにしたがって順次に高まるように積層されたことを特徴とする請求項1に記載の有機電界発光装置。
  3. 前記第2電極をなす物質の屈折率より高い屈折率を有する物質は、前記第2電極をなす物質の屈折率より0.01ないし3.0より大きい屈折率を有することを特徴とする請求項1に記載の有機電界発光表示装置。
  4. 基板と、
    前記基板上に備えられた第1電極と、
    前記第1電極に絶縁されるように形成された第2電極と、
    前記第1及び第2電極との間に介在され、少なくとも発光層を含む一つ以上の有機層と、
    前記第2電極上に保護層を含み、前記第2電極と前記保護層との間にバッファ層と、をさらに備えることを特徴とする有機電界発光表示装置。
  5. 前記バッファ層の厚さは、300Å〜1000Åであることを特徴とする請求項4に記載の有機電界発光表示装置。
  6. 前記バッファ層は、金属酸化物及び窒化物のうち一つ以上の物質よりなることを特徴とする請求項4または請求項5に記載の有機電界発光表示装置。
  7. 前記バッファ層は、第2電極をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有し、前記保護層をなす物質の屈折率より小さな屈折率を有する物質よりなることを特徴とする請求項4乃至請求項6のいずれか一項に記載の有機電界発光表示装置。
  8. 前記バッファ層は、3.0eVないし6.0eVの光学バンドギャップを有する物質よりなることを特徴とする請求項4乃至請求項7のいずれか一項に記載の有機電界発光表示装置。
  9. 前記保護層の表面粗度は、rms5Å〜50Åであることを特徴とする請求項4に記載の有機電界発光表示装置。
  10. 前記保護層は、金属酸化物及び窒化物のうち、一つ以上の物質よりなることを特徴とする請求項4乃至請求項9のいずれか一項に記載の有機電界発光表示装置。
  11. 前記保護層は、ネットワークフォーマをさらに含むことを特徴とする請求項10に記載の有機電界発光表示装置。
  12. 前記ネットワークフォーマは、Li、Na、K、Ca、Sn、Rb、Cs、Ba、Pb、Be、Mg、Ce及びNbのうち、一つ以上の元素であることを特徴とする請求項11に記載の有機電界発光表示装置。
  13. 基板部に第1電極を形成する工程と、
    前記第1電極の上部に少なくとも発光層を含む一層以上の有機層を形成する工程と、
    前記有機層を覆うように備えられる第2電極を形成する工程と、
    前記第2電極上に前記第2電極をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有する物質よりなる一層または複数層を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする有機電界発光表示装置の製造方法。
  14. 前記第2電極上に前記第2電極をなす物質の屈折率より大きい屈折率を有する物質よりなる複数層を形成する段階は、前記複数層を構成する各層をなす物質の屈折率が前記第2電極から順次に高まるように積層することを特徴とする請求項13に記載の有機電界発光装置の製造方法。
  15. 基板部に第1電極を形成する工程と、
    前記第1電極上部に少なくとも発光層を含む一層以上の有機層を形成する工程と、
    前記有機層を覆うように備えられる第2電極を形成する工程と、
    前記第2電極上にバッファ層を形成する工程と、
    前記バッファ層上に保護層を形成する工程と、
    を備えることを特徴とする有機電界発光表示装置の製造方法。
  16. 前記保護層を蒸発ソース及びイオンビームソースを利用するイオンビーム補助蒸着法によって形成することを特徴とする請求項15に記載の有機電界発光表示装置の製造方法。
  17. 前記イオンビームソースから放出されるイオンは、不活性気体のうち一つ以上の原子のイオンであることを特徴とする請求項16に記載の有機電界発光表示装置の製造方法。
  18. 前記イオンビームソースのエネルギーは、50eV〜200eVであることを特徴とする請求項16に記載の有機電界発光表示装置の製造方法。
  19. 前記イオンビームソースから放出されるイオン数と前記蒸発ソースから放出される粒子数との比は、1:1〜0.9:1であることを特徴とする請求項16に記載の有機電界発光表示装置の製造方法。
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