JP2005352932A - 煙感知器 - Google Patents

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Abstract

【課題】既存の基本構造の制約にとらわれず高い設計自由度が得られる構造とする。
【解決手段】煙感知器1は、発光部10からの光の煙による散乱光を受光部11で受光する検煙部4と、感知器回路を実装した回路基板12と、検煙部4及び回路基板12を収納する外カバー2とを備え、検煙部4と外カバー2との間に回路基板12を配置する。外カバー2の先端中心位置に発報表示灯14を配置して背後の回路基板12に接続する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、検煙空間に流入した煙による発光部からの光の散乱光を受光部で受光して火災を検出する煙感知器に関する。
従来、散乱光式の煙感知器においては、発光部から検煙空間に対し光を発し、発光部からの光を直接受光しない位置に受光部を配置し、検煙空間に流入してきた煙による散乱光を受光部で受光し、受光信号が閾値を越えたときに火災発報信号を受信機に出力して火災警報を行っている。
図8は従来の煙感知器の組立分解図であり、端子金具101、端子盤102、シールドケース103、回路基板104、発光部105と受光部106を収納した検煙部カバー107、ラビリンス109及び煙流入口108を備えた検煙部110、防虫網111、段付きのドーム形状をもち煙流入窓112を開口した外カバー113で構成される。
ここで、端子金具101、端子盤102、シールケース103、回路基板104、検煙部カバー107、検煙部110はビス114により一体に組み立てられ、外カバー113の中に収納される。
また回路基板104には発報表示灯115が実装されており、発報表示灯115からの光は外カバー113の内部に配置した透明なライトガイド116を介して外カバー113の外部から見ることができるようにしている。
このような煙感知器にあっては、通常、煙の流入特性を考慮して、検煙部110等の構造が設計されている。具体的には、天井面に設置した状態で、検煙部110による検煙空間が天井面より離れた位置となるように配置され、検煙部カバー107の背後に感知器回路を実装した回路基板104が配置された構造となる。
これは火災により生じた煙が熱の上昇気流と共に天井へ到達し、天井面を這うような流れで煙が拡散していく。このとき火災による熱の層が天井面に形成されるため、検煙空間が天井面に近すぎると熱の層によって煙の流入特性が落ちてしまう。そこで煙感知器を設計する場合には、回路基板を天井面側に配置し、検煙空間を天井面より離れた側に設けるという基本的な感知器構造が確立されている。
また、最近の傾向としては、天井面の美観上の観点から煙感知器も小型・薄型化の流れにあり、限られた大きさの中に煙感知器の機能を入れている。
更に、最近にあっては住宅向けの感知器において、火災・ガス漏れ警報器等、複数のセンサで火災やガス漏れ検出を行い、警報を行う感知器が主流になってきている。
特開平11−312281号公報
しかしながら、このような従来の煙感知器にあっては、基本構造が固まっているため、構造設計は基本構造による種々の制約を受け、煙感知器も小型・薄型化や火災・ガス漏れ警報器といった複合化のための構造設計の自由度が低いという問題がある。
例えば煙感知器を設置した場合、感知器配線を布設している天井側から伝播してくるノイズがあり、回路基板104を保護するためにシールドケース103が必ず必要であり、その分、製造工数とコストの増加を招いている。
また回路基板104に実装している発報表示灯115を外カバー113を介して見ることができるようにするため、外カバー113の内部に透明なライトガイド116を取り付けて位置合わせする必要があり、この点も製造工数とコストの増加を招く原因となっている。
更に、発報表示灯115は、周囲のあらゆる方向から見えるようにするため、2ケ所に対向配置することもあった。また定期メンテナンス等で検煙部110の埃等を清掃するためには、外カバーを外し、更に検煙部110を検煙部カバー107から取り外さなければならず手間がかかった。
本発明は、従来の基本構造の制約にとらわれずに高い設計自由度をもった煙感知器を提供することを目的とする。
この目的を達成するため本発明は次のように構成する。本発明は、発光部からの光の煙による散乱光を受光部で受光する検煙部と、感知器回路を実装した回路基板と、検煙部及び回路基板を収納する外カバーとを備えた煙感知器に於いて、検煙部と外カバーとの間に回路基板を配置したことを特徴とする。
ここで本発明による煙感知器の具体的な形態にあっては、
一端を閉鎖して端子盤を一体に形成すると共に他端に開口した円筒形状を有し、外部から煙を流入する煙流入口と煙流入口からの外光の入射を遮断するラビリンスを周囲に形成した検煙部と、
検煙部の開口側に配置され、検煙部内の検煙空間に向けて光を発する発光部と、検煙空間に発した発光部からの光の煙による散乱光を受光する受光部とを備えた検煙部カバーと、
検煙部カバーに続いて配置され、感知器回路を実装した回路基板と、
一端に検煙部カバーを介して回路基板に電気的に接続するリードを形成すると共に、他端に電源へ電気的に接続する複数の端子金具と、
取付け側に開口したドーム形状を有し、ドーム先端側の周囲に煙流入口を形成し、ドーム先端内側から回路基板、検煙部カバー及び前記検煙部を順次収納した外カバーと、
を備えたことを特徴とする。
本発明の煙感知器は、外カバーの先端中心位置に発報表示灯を配置して背後の前記回路基板に接続する。また外カバーの先端中心位置にスイッチを配置して背後の前記回路基板に接続する。また外カバーの先端中心位置に温度検出素子を配置して背後の回路基板に接続する。
更に、外カバーの先端中心位置に音響穴を形成すると共に背後の回路基板との間にスピーカーを配置して背後の回路基板に接続する。
本発明によれば、外カバーと検煙部との間に回路基板を配置したことで、回路部品を外カバー側の基板表面に実装することで天井面側の基板裏面のアースパターンがノイズに対してシールド板として機能し、このため天井側からのノイズから保護するためのシールドケースが不要となる。
また回路基板は外カバーの先端内側に配置されているため、回路基板に実装した発報表示灯をカバー中央の通し穴から突出させることで直接視認でき、ライトガイド等の光学部材が不要となる。
更に、回路基板が外カバーの背後に配置されていることで、リセットスイッチ、テストスイッチ、温度検出素子、スピーカー等の実装が余分なスペースや部材を追加することなく適切に設置できる。
このため部品点数の低減により構造が簡単となり、 設計の自由度が高くなり、生産性が向上してコストを低減することができる。
更に、感知器設置後の感知器内部に堆積した塵や埃を定期メンテナンス時に清掃する場合も、外カバー、回路基板、検煙部カバー、端子金具が一つのブロックを形成し、検煙部を有する端子盤との分離構造を実現したため、外カバーから端子盤を取り外した状態で、検煙部カバーの検煙空間側に堆積した塵や埃、あるいは防虫網、ラビリンスに付着した塵や埃に対し、エアーふきつけによる清掃が効率的に行える。
図1は本発明による煙感知器の実施形態を示した断面図である。図1において、煙感知器1は外カバー2を有し、外カバー2は2段に絞り込まれたドーム形状を持ち、先端側の絞り込み部分の外周に煙流入口2aを複数開口している。
外カバー2の取付側となる開口側には検煙部4が組み込まれ、検煙部4は下方に開口した円筒体であり、その周囲に煙流入口7を開口すると共に、煙流入口7の内側にラビリンス8を配置し、内部の検煙空間6に対し外部からの煙の流入を許容するが光の入射は遮るようにしている。また煙流入口7の外側には防虫網9が配置される。
検煙部4の開口側には検煙部カバー5が配置される。検煙部カバー5には発光部10と受光部11が埋込み状態で組み込まれており、検煙部カバー5の検煙空間6側の面から離れた位置に光軸交点Pを設定し、この光軸交点Pを検煙点としている。また検煙部カバー5を平面的に見ると、発光部10からの光軸に対し受光部11の光軸は直接対向しない、ずれた位置になるように配置されている。
検煙部カバー5に続いては回路基板12が配置されている。回路基板12は外カバー2の中央部の内側に相対する面を部品実装面として、ここに感知器回路を構成する回路部品13を実装している。また回路基板12の裏面側からは、検煙部カバー5内に埋込み設置された発光部10及び受光部11のリードがハンダ付けされ、機械的・電気的に接続される。
回路基板12の検煙部カバー5側となる裏面の回路パターンの空き部分にはアースパターン12aが形成されており、このアースパターン12aによって天井面側からのノイズの影響を防ぐようにしている。
回路基板12に対しては、一対の端子金具3からのリード3bが挿入され、リード3bの先端を回路基板12に半田付け固定し、検煙部カバー5及び外カバー2で挟み込んで取り付け、回路基板12を一体化したアッセンブリィ組立体とし、更に検煙部4を組み込む構造としている。
具体的なアッセンブリ作業の手順を説明すると次のステップ1〜4のようになる。
(ステツプ1)
回路基板12と検煙部カバー5を組み合わせる。即ち、検煙部カバー5内に埋込み設置された発光部10およぴ受光部11のリードを回路基板12ヘハンダ付けすることで機械的、電気的に接続・固定される。
(ステツプ2)
端子金具3を、組み合わされた検煙部カバー5、回路基板12に挿入し、端子金具3の一端を回路基板12にハンダ付けすることで、ユニット化される。
(ステツプ3)
ユニット化された端子金具3、検煙部カバー5、回路基板12を外カバー2へ組み込む。
(ステツプ4)
更に外カバー2へ検煙部4を組み込み、固定することでアセンブリ作業が完了する。なお、外カバー2への検煙部4の固定方法は、ネジ止めや、嵌め入れ、その他公知の手法により実現できる。
また外カバー2のドーム先端中央部の通し穴には内側から発報表示灯14が挿入されて外部に露出しており、発報表示灯14のリードは背後に位置する回路基板12に直接、半田付け固定されている。
このような本発明の煙感知器1にあっては、回路基板12は図8に示した従来構造における検煙部4の上側即ち天井面側ではなく、検煙部4の下側の外カバー2との間に配置されている点が構造上の特徴である。
このように回路基板12を検煙部カバー5の組合せで検煙空間6を構成する検煙部4と外カバー2の間に配置したことで、回路基板12の裏面側のアースパターン12aがシールドケースとして機能して、従来、別途設けていたシールドケースが不要となる。
また外カバー2の先端中央部の背後に回路基板12が位置するため、回路基板12に実装した発報表示灯14を直接、外カバーの中央の通し穴から外部に露出させることができ、発報表示灯14を外部から見せるために従来必要としていたライトガイドが不要となる。また、1個の発報表示灯で360°方向から視認が可能となる。
更に、この実施形態にあっては、検煙部カバー5に発光部10及び受光部11を収納するホルダ部を一体に形成していることで、従来、別途ホルダを組み立てた場合に比べ、部品点数の低減と組立性を大幅に向上している。
図2は図1の煙感知器の組立分解図である。図2において、本発明の煙感知器1は、端子金具3、検煙部4、検煙部カバー5、発光部10、受光部11、回路基板12、発報表示灯14及び外カバー2で構成されている。
端子金具3は、一端に天井面に固定される感知器ベースに嵌合して電気的且つ機械的に結合する嵌合片3aを形成すると共に、他端に回路基板12に接続するためのリード3bを形成している。
検煙部4は取付側を端子盤4aとして一体に形成しており、下側に開口した円筒部の周囲には煙流入口7が開口され、その内側にラビリンスが形成されており、更に煙流入口7の外側に防虫網9を組み付けることになる。
検煙部カバー5は図1に示したように、内部に発光部用及び受光部用のホルダを備えており、この各ホルダに対し発光部10及び受光部11を組み込むことになる。回路基板12には外カバー2側となる表面側に感知器回路を構成する回路部品を実装し、その中央に発報表示灯14を実装している。
外カバー2は取付側に開口した先端で2段に絞り込まれたドーム形状を持ち、ドーム形状の先端絞り込み部分の外周に煙流入口2aを複数開口している。この外カバー2に対して検煙部カバー5、リード3bを挿入した回路基板12で挟み込んで構成されたアッセンブリィ組立体を作成し、このアッセンブリィ組立体に検煙部4を組み込むことで本発明の煙感知器1が完成する。
ここで図1の断面図において、回路基板12の収納部分に対する機密性を確保するためには、発報表示灯14の外カバー2に対する組付け部分にシールを設けるか、あるいは直接、接着固定し、同時に外カバー2内に対する検煙部カバー5の組込み部分にシールなどを配置することで、密閉性を高めることができる。
図3は、図1の発光部10及び受光部11を配置する検煙部カバー5を取り出している。図3において、検煙部カバー5の検煙空間側の面には発光開口15及び受光開口16が形成され、それぞれの開口の内部に図1の発光部10と受光部11を組み込んでいる。
図4(A)は図3の検煙部カバー5に設けている発光部10と受光部11の設置位置に対応した光学的な位置関係を3次元座標空間で模式的に表している。
図4(A)において、発光部10による発光点Oからの発光光軸17をベクトルで示し、外部の開放空間に位置する光軸交点Pからの散乱光が入射する受光光軸18を受光部11の受光点Qに対するベクトルで示している。
この発光点O、光軸交点P及び受光点Qを結ぶ三角形が本発明における散乱光式煙検知のための仮想的な光学面であり、三角形OPQを形成する面はxy平面となる水平面及びzx平面となる鉛直面のそれぞれに対し、ある角度を持って配置されている。
説明を簡単にするため発光点Oのx軸上への投影を投影点Aとなるように配置しており、従って発光光軸17の鉛直方向の傾斜角φは、この場合x軸に対する角度となる。
ここで発光光軸17と受光光軸18をxy平面となる水平面から見ると図4(B)のように、投影点Aが発光点Oに対応し、投影点Bが受光点Qに対応する。すなわち発光光軸17と受光光軸18は、水平方向において、所定の角度αをもって交差している。一方、発光光軸17と受光光軸18を面ABQOに投影すると、発光光軸17と受光光軸18が鉛直方向において、所定の角度βをもって交差する。
例えば垂直方向の傾斜角φ=30°に設定し、水平面でのみかけ上の構成角α=120°とすると、構成角δ=97°となる。また水平面でのみかけ上の構成角αをα=120°、傾斜角φをφ=9.8°に設定していると、構成角δはδ=117°となる。
これをまとめると、みかけ上の構成角α=120°を一定に保った場合の傾斜角φ=9.8°,30°に対し、実際の構成角δ=117°,97°となり、発光点Oと受光点Qの水平方向での位置を変化させない場合、垂直方向の傾斜角φを大きくすれば、逆に実際の構成角δを小さくする関係が得られる。もちろん垂直方向の傾斜角φを小さくすれば光軸交点Oの高さが低くなることから、より薄型化することになる。
図4のような発光から受光までの光軸の3次元関係に基づき、本発明の実施形態では、発光光軸17と受光光軸18の構成角δを略110°としている。もちろんこの構成角δ=110°に対応する散乱角θはθ=180°−δ=70°である。
このように本発明にあっては、発光部10の発光光軸17と受光部11の受光光軸18を構成角δ=110°に設定した状態で水平面におけるみかけ上の構成角α及び垂直面における傾斜角φをもつように検煙部カバー5内に埋め込み配置することで、煙粒子の大きさに対する感度の影響の少ない最適な角度配置を行っても、煙に対する光軸交点Pの飛び出し量を低く抑えることができる。
図5は火災警報器として使用する本発明の他の実施形態を示した説明図であり、図6に図5の煙検出部分を断面で示した側面図を示す。
図5において、本発明の煙感知器の変形となる火災警報器20にあっては、例えば正面から見て本体21及び外カバー2は矩形の箱型形状を持ち、この箱型形状の外カバー2は前部にドーム状に煙検出部を突出させており、この煙検出部の円周部分に煙流入口2aを開口している。
また本体21の上部には取付部22が一体に形成され、取付部22に形成した取付穴22aにより火災警報器20を監視対象とする部屋の壁面などに取り付けて監視することができる。この火災警報器20は電池で駆動し、主に住宅向けに使用される。
図5の火災警報器20の内部構造は、図6に示すように、外カバー2内には、本体21側から端子金具3、検煙部4及び検煙部カバー5が組み込まれ、内部に検煙空間6を形成している。なお、本実施形態にあって、端子金具3は、検煙部4、検煙部カバー5、回路基板12に嵌入し、電池23からの電源を回路基板12に供給している。
検煙部カバー5内には発光部10と受光部11が組み込まれ、検煙空間6に検煙点Pを位置させている。また検煙空間6の周囲には煙流入口7とラビリンス8が設けられ、更にその外側に防虫網9を配置している。検煙カバー5に続いては回路基板12が配置される。即ち回路基板12は、検煙部カバー5を備えた検煙部4と外カバー2の間に配置される。
この実施形態において、回路基板12の中央にはリセットスイッチ24が実装されており、リセットスイッチ24は外カバー2の先端中央部の開口から外部に突出し、図5の正面図から明らかなように外カバー2の中央にリセットスイッチ24が露出しており、必要に応じてリセットスイッチ24を操作できるようにしている。
また本体21には電池23が内蔵されており、更に本体21内には音響警報を出すためのスピーカ(図示せず)が内蔵され、煙流入口7を通して警報が外部に出力される。
この図5及び図6に示す本発明の火災警報器20にあっては、火災による煙が検煙空間6に流入し、発光部10からの光の煙による散乱光が受光部11で受光され、受光信号が所定の閾値を超えると火災と判断し、火災警報を出すようになる。
火災警報が出されたとき警報を停止したいような場合には、カバー2の先端中央部に設けているリセットスイッチ24を操作する。またリセットスイッチ24の使い方としては、電池23の消耗度合いをチェックするなどのためのテストスイッチとして用いることもできる。
なお図5及び図6の火災警報器20にあっては、発報表示灯は設けていないが、必要に応じて発報表示灯を設けることもできる。発報表示灯は回路基板12に直接、接続して、外カバー2から図1の実施形態に示したように外部に突出させてもよいし、外カバー2における取り外し部分を外れた周辺位置に設けるようにしてもよい。
図7は煙検出部分にスピーカを備えた本発明による火災警報器の他の実施形態の説明図である。図7において、火災警報器20は、基本的に図6の実施形態と同じであるが、外カバー2の2段に絞り込んだ先端部分に、検煙部カバー5に続いて回路基板12を組み込み、更にスピーカー構造を組み込んでいる。
このスピーカー構造は、基台26上にセラミック上にピエゾ素子25を配置し、基台26を導電性バネ28を介して回路基板12に対し電気的に接続すると同時に、機械的に振動自在に支持している。ここで基台2は0.1〜0.5mmの真ちゅう、SUS等の金属円板であり、その上にセラミックを介して銀電極を形成した構造のピエゾ素子25を積層している。更に基台26の外側は、固定リング29により外カバー2の先端部分に支持されている。このため基台26はカバー2の先端側に固定リング29で支持され、回路基板12側には導電性バネ28で振動自在に支持されている。
ピエゾ素子25に相対した外カバー2の中央部には音響孔27が開口される。この固定リング29で仕切られた外カバー2内の音響孔27を備えた空間は、ピエゾ素子25による音響出力に対する共鳴空間即ちヘルツホルムの共鳴器として機能することになる。
なお上記の実施形態にあっては、外カバー2の検煙部に続いて配置した回路基板12に、発報表示灯14やピエゾ素子25を用いたスピーカー基板26を設けた場合を例に取るものであったが、これ以外に回路基板12にサーミスタなどの温度検出素子やガス検出素子などを実装して外部に露出させることで、煙検出機能に加え他の検出機能を備えた複合型の感知器としてもよい。
サーミスタを感知器中央に実装した場合の熱気流の方向性について設計上の制約を受けない複合型の感知器が提供できる。
またに本発明は、検煙部と外カバーとの間に回路基板を配置する構造を基本構造とし、この基本構造を持つ限り、他の部分については適宜の変形が可能である。
更に上記の実施形態は検煙部カバー5に発光部10と受光部11を組み込んで検煙空間に立体角配置で検煙点を設定する散乱光式煙検出構造を例にとるものであったが、本発明はこれに限定されず、検煙空間6の中に発光部10と受光部11が配置されて光軸が異なる位置にずらされた構造の散乱光式煙検出構造であっても、そのまま適用することができる。
本発明による煙感知器の実施形態を示した断面図 図1の煙感知器の組立分解図 図1の検煙部カバーを取り出して示した説明図 図3の検煙部カバーに組み込まれた発光部と受光部の立体配置構造の説明図 本発明による火災警報器の実施形態を示した説明図 図5の煙検出部分の構造を示した部分断面図 スピーカーを備えた本発明による火災警報器の説明図 従来の煙感知器の組立分解図
符号の説明
1:煙感知器
2:外カバー
2a,7:煙流入口
3:端子金具
3a:嵌合片
3b:リード
4:検煙部
5:検煙部カバー
6:検煙空間
8:ラビリンス
9:防虫網
10:発光部
11:受光部
12:回路基板
12a:アースパターン
13:回路部品
14:発報表示灯
15:発光開口
16:受光開口
17:発光光軸
18:受光光軸
20:火災警報器
21:本体
22:取付部
22a:取付穴
23:電池
24:リセットスイッチ
25:ピエゾ素子
26:スピーカー基板
27:音響孔
28:導電性バネ
29:バネ

Claims (6)

  1. 発光部からの光の煙による散乱光を受光部で受光する検煙部と、感知器回路を実装した回路基板と、前記検煙部及び回路基板を収納する外カバーとを備えた煙感知器に於いて、
    前記検煙部と外カバーとの間に前記回路基板を配置したことを特徴とする煙感知器。
  2. 一端を閉鎖して端子盤を一体に形成すると共に他端に開口した円筒形状を有し、外部から煙を流入する煙流入口と前記煙流入口からの外光の入射を遮断するラビリンスを周囲に形成した検煙部と、
    前記検煙部の開口側に配置され、前記検煙部内の検煙空間に向けて光を発する発光部と、前記検煙空間に発した前記発光部からの光の煙による散乱光を受光する受光部とを備えた検煙部カバーと、
    前記検煙部カバーに続いて配置され、感知器回路を実装した回路基板と、
    一端に前記検煙部カバーを介して前記回路基板に電気的に接続するリードを形成すると共に、他端に電源へ電気的に接続する複数の端子金具と、
    取付け側に開口したドーム形状を有し、ドーム先端側の周囲に煙流入口を形成し、ドーム先端内側から前記回路基板、前記検煙部カバー及び前記検煙部を順次収納した外カバーと、
    を備えたことを特徴とする煙感知器。
  3. 請求項1又は2記載の煙感知器に於いて、前記外カバーの先端中心位置に発報表示灯を配置して背後の前記回路基板に接続したことを特徴とする煙感知器。
  4. 請求項1又は2記載の煙感知器に於いて、前記外カバーの先端中心位置にスイッチを配置して背後の前記回路基板に接続したことを特徴とする煙感知器。
  5. 請求項1又は2記載の煙感知器に於いて、前記外カバーの先端中心位置に温度検出素子を配置して背後の前記回路基板に接続したことを特徴とする煙感知器。
  6. 請求項1又は2記載の煙感知器に於いて、前記外カバーの先端中心位置に音響穴を形成すると共に背後の前記回路基板との間にスピーカーを配置して背後の前記回路基板に接続したことを特徴とする煙感知器。
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