JP2005352030A - 走査型レーザ観察装置、観察方法及び観察プログラム - Google Patents

走査型レーザ観察装置、観察方法及び観察プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】 1画素毎の受光サンプリングレートを高速化することが可能で、走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に波長選択手段による選択励起波長を切り換える場合の波長別の時間差を極力抑え、同時に多波長を観察する場合でも画像取得の時間を短縮することが可能な走査型レーザ観察装置等を提供すること。
【解決手段】 光源からの光ビームを試料に照射し走査機構によって試料を光ビームで走査する観察装置であって、波長の異なる複数種類の励起光を出射する複数の光源手段と、光源手段から試料に至る光路上で、複数種類の波長の中から所定の波長の励起光を選択する波長選択手段と、複数種類の波長でそれぞれ励起される複数種類の蛍光をそれぞれ検出する複数の検出手段と、走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に波長選択手段により選択される励起光を切り換えるゲート手段とを備える。
【選択図】 図2

Description

本発明は、光学系を介して試料を光で走査し、試料からの反射光または透過光に基づいた試料の観察画像を画面上に表示する走査型レーザ観察装置、観察方法及び観察プログラムに関し、特に、多重染色された蛍光試料を複数の励起波長を用いて励起して各励起波長に対応して発生した複数の蛍光を観察する、顕微鏡や内視鏡に代表される走査型レーザ観察装置、観察方法及び観察プログラムに関するものである。
従来の走査型レーザ観察装置の動作について説明する。
図16は、従来の走査型レーザ観察装置の全体構成を示す図であり、図17は、図16中に示したターレット104の105矢視図である。
図16に示すように、ターレット104は、488nmに透過特性を持つ励起フィルタ104aが反射ミラー103と励起ダイクロイックミラー106との間の光路上に配置され、反射ミラー104cが焦点ピンホール116を通過した光の進行路上に配置されている。
図16においては、クリプトンアルゴンレーザ101を発振したレーザ光は、ビームエクスパンダ102により所望の径に拡大され、反射ミラー103で下方に反射される。そして、ターレット104上の励起フィルタ104aにより488nmの波長が選択される。そして、励起ダイクロイックミラー106で反射して走査光学系107を通ってから励起ダイクロイックミラー108で反射して瞳投影レンズ109から結像レンズ110を通り、対物レンズ111により試料112上にビームスポットとして結像する。
そして、試料112上のフレオレスセインにより発せられた蛍光が、上記光路を逆にたどり励起ダイクロイックミラー106を透過する。励起ダイクロイックミラー106を透過した蛍光が結像レンズ114、ミラー115を介して共焦点ピンホール116を通過する。このとき、この蛍光の進行路上にはターレット104上の反射ミラー104cが配置されているので、反射ミラー104cで反射されバリアフィルタ119で488nmの反射光をカットされた後、光検出器117で検出される。
走査光学系107を構成するガルバノメータスキャナミラーを振ることにより、光ビームを試料112上で2次元方向に走査することになり、各走査位置においての光検出器117により検出される光量を電気信号に変換する。
以上のように、図16の状態でXY方向に1回走査し、フレオレスセインより発した蛍光を、光検出器117で検出した直後にコンピュータ200からの指示でモータ202によりターレット104を90度回転させ、568nmを選択する励起フィルタ104dと空穴104bを各光路上に配置させる。
図18は、図16に示した従来の走査型レーザ観察装置において、568nmによりTEXAS RED(商標)を励起し、その蛍光を検出している状態を示している図であり、図19は、図18中に示したターレット104の105矢視図である。
図19に示した状態は、ターレット104を図16の状態から90度回転させた状態である。
このような状態でクリプトンアルゴンレーザ101を発振した波長のうち568nmの波長は、励起フィルタ104dにより選択され励起ダイクロイックミラー106を反射し試料112上にビームスポットとして結像する。そして、試料112上のTEXAS RED(商標)により発せられた蛍光が励起ダイクロイックミラー108を透過し、結像レンズ114およびミラー115を介して共焦点ピンホール116を通過する。このとき、蛍光の光路上にはターレット104上の空穴104bが配置されているので、ターレット104上の空穴104bを透過し、バリアフィルタ120で568nmの反射光をカットされ光検出器118で検出される。
ここでも、走査光学系107のガルバノメータスキャナミラーを振ることで、光ビームを試料112上で2次元に走査し、各走査位置において光検出器118により検出される光を電気信号に変換してコンピュータ200に入力する。
そして、走査光学系107の走査に同期させて1フレーム走査毎にターレット104を90度回転させることにより、図16乃至図18を用いて説明した2つの工程を行ない、光検出器117および光検出器118で検出した電気信号をコンピュータ200に順次取り込む。そして、例えば、光検出器117によるものを緑色に擬似カラー処理し、光検出器118によるものを赤色に擬似カラー処理してモニタ201上に重ねて表示する(例えば、特許文献1参照。)。
特開平10−206745号公報
しかしながら、従来の構成で、走査機構による走査に同期して1画素受光中に波長選択手段による選択励起波長および光路選択手段による選択光路を切り換えるには、1画素受光毎に回転板を所望の位置へ回転させる必要があり、1画素毎の受光サンプリングレートを高速化できない、という問題点があった。
また、上記走査機構による走査に同期してフレームもしくはライン毎に上記波長選択手段による選択励起波長を切り換える場合、ラインもしくは画素毎に切り換える場合と比較して、波長別に観察の時間差が発生してしまうという問題点があった。
さらに、同時に多波長を観察したい場合、多波長分全てを励起しながら走査すると、画像取得に膨大な時間がかかってしまうという問題点があった。
本発明は、上記従来技術の欠点に鑑みてなされたもので、1画素毎の受光サンプリングレートを高速化することが可能で、走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に波長選択手段による選択励起波長を切り換える場合の波長別の時間差を極力抑え、同時に多波長を観察する場合でも画像取得の時間を短縮することが可能な走査型レーザ観察装置、観察方法及び観察プログラムを提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するため、下記のような構成を採用した。
すなわち、本発明の一態様によれば、本発明の走査型レーザ観察装置は、光源からの光ビームを試料に照射し走査機構によって上記試料を上記光ビームで走査する走査型レーザ観察装置であって、波長の異なる複数種類の励起光を出射する複数の光源手段と、上記複数種類の波長の中から所定の波長の励起光を選択する波長選択手段と、上記複数種類の波長でそれぞれ励起される複数種類の蛍光をそれぞれ検出する複数の検出手段と、上記走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に上記波長選択手段により選択される励起光を切り換えるゲート手段とを備えることを特徴とする。
また、本発明の走査型レーザ観察装置は、上記波長選択手段が、波長の種類および検出の順序に関しての予め定められた規則に基づいて励起光を選択することが望ましい。
また、本発明の走査型レーザ観察装置は、上記波長選択手段が、1次元X、Y、Z、2次元XY、XZ、YZまたは3次元XYZ画像を時間T経過毎に取得する場合に、予め次元XYZTのいずれかに重み付けを行って励起光を選択することが望ましい。
また、本発明の走査型レーザ観察装置は、上記波長選択手段が、1次元X、Y、Z、2次元XY、XZ、YZまたは3次元XYZ画像を時間T経過毎に取得する場合に、観察する分解能の粗細に応じて次元XYZTのいずれかに重み付けを行って励起光を選択することが望ましい。
また、本発明の走査型レーザ観察装置は、上記波長選択手段が、1次元X、Y、Z、2次元XY、XZ、YZまたは3次元XYZ画像を時間T経過毎に取得する場合に、レーザ光の励起による蛍光反応の時間が異なる波長に応じて重み付けを行って励起光を選択することが望ましい。
また、本発明の走査型レーザ観察装置は、上記波長選択手段が、1次元X、Y、Z、2次元XY、XZ、YZまたは3次元XYZ画像を時間T経過毎に取得する場合に、蛍光反応の強弱が異なる波長に応じて重み付けを行って励起光を選択することが望ましい。
また、本発明の走査型レーザ観察装置は、上記ゲート手段によって1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に切り換えて得られる各蛍光波長を合成して表示する表示手段をさらに備えることが望ましい。
また、本発明の走査型レーザ観察装置は、各次元均等で各波長均等に間引いたプレビューでの輝度データに基づいて、次元や波長の間引き方を設定する設定手段をさらに備えることが望ましい。
また、本発明の一態様によれば、本発明の観察方法は、光源からの光ビームを試料に照射し走査機構によって上記試料を上記光ビームで走査する走査型レーザ観察装置が実行する観察方法であって、複数の光源手段から出射する波長の異なる複数種類の励起光の中から所定の波長の励起光を選択し、上記複数種類の波長でそれぞれ励起される複数種類の蛍光をそれぞれ検出し、上記走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に上記選択される励起光を切り換えることを特徴とする。
また、本発明の一態様によれば、本発明の観察プログラムは、光源からの光ビームを試料に照射し走査機構によって上記試料を上記光ビームで走査する走査型レーザ観察装置に実行させるための観察プログラムであって、複数の光源手段から出射する波長の異なる複数種類の励起光の中から所定の波長の励起光を選択する手順と、上記複数種類の波長でそれぞれ励起される複数種類の蛍光をそれぞれ検出する手順と、上記走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に上記選択される励起光を切り換える手順とを実行させるためのコンピュータ実行可能な観察プログラムである。
本発明によれば、1画素毎の受光サンプリングレートを高速化することが可能で、走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に波長選択手段による選択励起波長を切り換える場合の波長別の観察の時間差を極力抑え、同時に多波長を観察する場合でも画像取得の時間を短縮することが可能な走査型レーザ観察装置、観察方法及び観察プログラムを提供することができる。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について述べる。
まず、図1乃至図4を用いて、本発明の第1の実施の形態について説明する。
図1は、本発明を適用した走査型レーザ観察装置の光学系の構成を示す図である。
図1において、走査型レーザ観察装置1は、4つのレーザ光源1a、1b、1c、1dを備え、各レーザ光源1a、1b、1c、1dは、それぞれ異なる波長λa、λb、λc、λdを出射(出力)する。レーザ光源1a、1b、1c、1dから出射されたそれぞれのレーザ光は、シャッタ2a、2b、2c、2dを通過し、あるいはシャッタ2a、2b、2c、2dで遮断される。そして、シャッタ2a、2b、2c、2dを通過したレーザ光は、ミラー3で反射し、あるいは波長合成ダイクロイックミラー4b、4c、4dで反射および合成を行う。
ミラー3で反射し、波長合成ダイクロイックミラー4b、4c、4dで反射および合成されたレーザ光は、励起ダイクロイックミラー5で反射されるとともに、後述の蛍光を透過させる機能を有する。そして、励起ダイクロイックミラー5で反射されたレーザ光は、偏向素子6x、6yおよび対物レンズ7を介して試料8に照射される。
そして、レーザ光が照射された試料8からの反射あるいは透過光である蛍光は、再度対物レンズ7および偏向素子6x、6yを介し、さらに励起ダイクロイックミラー5、フィルタ9を介して、分光ダイクロイックミラー10a、10b、10cで分光および反射され、ミラー11で反射される。さらに、反射された蛍光は、集光レンズ12a、12b、12c、12d、共焦点開口13a、13b、13c、13d、およびバリアフィルタ14a、14b、14c、14dを介して、光検出器(PMT)15a、15b、15c、15dで検出される。
なお、試料8は、波長λaを励起された場合に波長λa´(ダッシュ)を蛍光し、波長λbを励起された場合に波長λb´(ダッシュ)を蛍光し、波長λcを励起された場合に波長λc´(ダッシュ)を蛍光し、波長λdを励起された場合に波長λd´(ダッシュ)を蛍光する。
図2は、本発明を適用した走査型レーザ観察装置の制御系および表示系の構成を示す図である。
図2において、システム制御手段16は、走査型レーザ観察装置1全体の制御を行う他、備向素子6x、6yにより1画素移動したことを示すサンプリングクロックの生成を行う。レーザ制御手段17は、各波長のレーザ光源1a、1b、1c、1dのパワーやON/OFF等を制御する。パワー設定手段18a、18b、18c、18dは、レーザ光のパワーを設定する。波長選択手段19は、サンプリングクロックに同期して波長の選択を行う。レーザON/OFF手段20a、20b、20c、20dは、波長選択手段19により選択された波長のレーザ光が出力されるように、あるいは波長選択手段19に選択されない波長のレーザ光が出力されないように、レーザ光源1a、1b、1c、1dから出射されるレーザ光のオンオフを制御しする。
そして、検出処理手段21a・21b・21c・21dは、サンプリングクロックに同期して光検出器15a、15b、15c、15dからの蛍光検出信号を処理し、出力した結果をメモリ22に格納しておく。表示手段23は、メモリ22への蓄積量に応じて表示を行う。
次に、上述の様に構成された走査型レーザ観察装置1の動作について説明する。
図3は、第1の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザ光の波長を画素毎に示した図であり、図4は、図3内の先頭2ライン分の励起するレーザ光の波長の時間変化を示した図である。
これらの図3および図4では、波長λa´の蛍光状態を詳しく観察し、他の波長λb´・λc´・λd´は大まかに観察したい場合の例を示している。
図3に示す様に、励起するレーザ光を画素毎に、波長λaと波長λbの組合せ、波長λaと波長λcの組合せ、波長λaと波長λdの組合せ、といった順番で繰り返す様にする。図3では説明の簡素化のために、XY平面上で9画素×9画素としているが、実際の観察では512画素×512画素の様な、広い領域を詳細に観察する。
予め励起する波長のレーザ光を図3の様に決めているため、観察前にシステム制御手段16へ、XY走査、9画素×9画素、走査速度、1画素で励起する波長2種類、(波長λaと波長λb)−>(波長λaと波長λc)−>(波長λaと波長λd)等の設定を行う。(波長λaと波長λb)−>(波長λaと波長λc)−>(波長λaと波長λd)とは、始めの1画素では波長λaと波長λbのレーザを励起し、次の1画素では波長λaと波長λcのレーザを励起し、その次の1画素では波長λaと波長λdのレーザを励起する、といった一連の動作を繰り返すことを意味する。
これらの情報がシステム制御手段16へ設定されると、それらの情報はレーザ制御手段17へ伝達され、全波長のレーザ光を出力する期間やレーザパワー、(波長λaと波長λc)−>(波長λaと波長λc)−>(波長λaと波長λd)等といった設定がされる。
システム制御手段16で走査が開始されると、まずXが1画素目でありYが1画素目であり1画素内励起1番目であること(以下、(X1画素目・Y1画素目・画素内1番目)と記す)が、サンプリングクロック等の出力を用いて、システム制御手段16からレーザ制御手段17、検出処理手段21等へ知らされる。レーザ制御手段17経由で(X1画素目・Y1画素目・画素内1番目)を知らされた波長選択手段19は、始めの画素で励起する波長λaと波長λbのうち、1番目の波長λaのレーザを選択する。この選択により、レーザON/OFF手段20aは、レーザ光源1aをONとし、レーザON/OFF手段20b、20c、20dはレーザ光源1b、1c、1dをOFFとする。これにより、レーザ光源1aから波長λaのレーザ光が出力されるが、レーザ光源1b、1c、1dからレーザ光は出力されない。
レーザ光源1aから出力された波長λaのレーザ光は、ミラー3で反射し、ダイクロイックミラー4b、4cで透過し、ダイクロイックミラー4dで反射して、励起ダイクロイックミラー5で反射し、偏向素子6xでX方向に走査され、偏向素子6yでY方向に走査されて、対物レンズ7を通り、試料8へ照射される。試料8へ波長λaのレーザが照射されると、試料8から波長λa´の蛍光が発生し、対物レンズ7、偏向素子6を経由して、励起ダイクロイックミラー5を透過する。
透過した波長λa´の蛍光は、レーザ光に相当する波長λa、λb、λc、λdをカットし蛍光波長λa´、λb´、λc´、λd´を透過する特性をもつフィルタ9を透過し、分光ダイクロイックミラー10aで波長λa´の蛍光は反射する。分光ダイクロイックミラー10aで反射した波長λa´の蛍光は、集光レンズ12a、共焦点開口13a、バリアフィルタ14aを介して光検出器15aで波長λa´の光が検出される。
光検出器15aで検出された蛍光値は、光検出器15a、15b、15c、15d毎に検出処理手段21a、21b、21c、21dでメモリ22が扱うことのできる形式ヘサンプリングクロックに同期して変換され、メモリ22に(X1画素目・Y1画素目・画素内1番目)の蛍光データとして蓄積される。
次に、Xが1画素目でありYが1画素目であり1画素内励起2番目であることが、サンプリングクロック等の出力を用いて、システム制御手段16からレーザ制御手段17、検出処理手段21a、21b、21c、21dへ知らされる。レーザ制御手段17経由で(X1画素目・Y1画素目・画素内2番目)を知らされた波長選択手段19は、始めの画素で励起する波長λaと波長λbのうち、2番目の波長λbのレーザを選択する。この選択により、レーザON/OFF手段20bは、レーザ光源1bをONとし、レーザON/OFF手段20a・20c・20dはレーザ光源1a、1c、1dをOFFとする。これにより、レーザ光源1bから波長λbのレーザが出力されるが、レーザ光源1a、1c、1dからレーザ光は出力されない。レーザ光源1bから出力された波長λbのレーザ光は、ダイクロイックミラー4bで反射し、ダイクロイックミラー4cで反射し、ダイクロイックミラー4dで反射して、励起ダイクロイックミラー5で反射し、偏向素子6xでX方向に走査され、偏向素子6yでY方向に走査されて、対物レンズ7を通り、試料8へ照射される。
試料8へ波長λbのレーザ光が照射されると、試料8から波長λb´の蛍光が発生し、対物レンズ7、偏向素子6を経由して、励起ダイクロイックミラー5を透過する。透過した波長λb´の蛍光は、レーザ光に相当する波長λa、λb、λc、λdをカットし蛍光波長λa´、λb´、λc´、λd´を透過する特性をもつフィルタ9を透過し、分光ダイクロイックミラー10aで透過し、分光ダイクロイックミラー10bで波長λb´の蛍光は反射する。
分光ダイクロイックミラー10bで反射した波長λb´の蛍光は、集光レンズ12b、共焦点開口13b、バリアフィルタ14bを介して光検出器15bで波長λb´の光が検出される。光検出器15で検出された蛍光値は、光検出器15a、15b、15c、15d毎に検出処理手段21a、21b、21c、21dでメモリ22が扱うことのできる形式ヘサンプリングクロックに同期して変換され、メモリ22に(X1画素目・Y1画素目・画素内2番目)の蛍光データとして蓄積される。
これらの処理の間に、偏向素子6XはX2画素目・Y1画素目へと試料8へ照射するレーザ光の光軸をずらし、試料8上の照射位置を移動させている。
この照射位置がX2画素目、Y1画素目へ到達した時、システム制御手段16はレーザ制御手段17、検出処理手段21a、21b、21c、21d、表示手段22等へ(X2画素目・Y1画素目・画素内1番目)であることをサンプリングクロック等の出力を用いて伝達する。レーザ制御手段17経由で(X2画素目・Y1画素目・画素内1番目)を知らされた波長選択手段19は、予め設定されている2番目の画素で励起する波長λaと波長λcのうち、1番目の波長λaのレーザを選択する。この選択により、レーザON/OFF手段20aはレーザ光源1aをONとし、レーザON/OFF手段20b・20c・20dはレーザ光源1b、1c、1dをOFFとする。これにより、レーザ光源1aから波長λaのレーザ光が出力されるが、レーザ光源1b、1c、1dからレーザ光は出力されない。
レーザ光源1aから出力された波長λaのレーザ光はミラー3で反射し、ダイクロイックミラー4b、4cで透過し、ダイクロイックミラー4dで反射して、励起ダイクロイックミラー5で反射し、偏向素子6xでX方向に走査され、偏向素子6yでY方向に走査されて、対物レンズ7を通り、試料8へ照射される。
試料8へ波長λaのレーザが照射されると、試料8から波長λa´の蛍光が発生し、対物レンズ7、偏向素子6を経由して、励起ダイクロイックミラー5を透過する。透過した波長λa´の蛍光は、レーザ光に相当する波長λa、λb、λc、λdをカットし蛍光波長λa´、λb´、λc´、λd´を透過する特性をもつフィルタ9を透過し、分光ダイクロイックミラー10aで波長λa´の蛍光は反射する。
分光ダイクロイックミラー10aで反射した波長λa´の蛍光は、集光レンズ12a、共焦点開口13a、バリアフィルタ14aを介して光検出器15aで波長λa´の光が検出される。光検出器15aで検出された蛍光値は、光検出器15a、15b、15c、15d毎に検出処理手段21a、21b、21c、21dでメモリ22が扱うことのできる形式へ変換され、メモリ22に(X2画素目・Y1画素目・画素内1番目)の蛍光データとして蓄積される。
次に、Xが2画素目でありYが1画素目であり1画素内励起2番目であることが同様に処理され、メモリ22に(X2画素目・Y1画素目・画素内2番目)の蛍光データとして蓄積される。
これらの処理の間にも、偏向素子6xはX3画素目、Y1画素目へと試料8へ照射するレーザ光の光軸をずらし、試料8上の照射位置を移動させている。
この照射位置がX3画素目、Y1画素目へ到達した時、同様に処理され、メモリ22へ(X3画素目・Y1画素目・画素内1番目)の蛍光データと(X3画素目・Y1画素目・画素内2番目)の蛍光データとして蓄積される。
X4画素目、Y1画素目には、(波長λaと波長λb)のレーザ光を励起する状態に戻り、再度一連の(波長λaと波長λb)−>(波長λaと波長λc)−>(波長λaと波長λd)の動作を繰り返し、設定されたX9画素分までX方向の走査を行う。
そして、X9画素に到達したら、X1画素目、Y2画素目へ移動し、再度Y1画素目すなわち1ライン目に相当する1ライン分の動作と同様の動作を、Y2画素目すなわち2ライン目で繰り返す。
同様にして、設定されたY9画素目までY方向の走査を行う。
この様にして、1画面分の蛍光データがメモリ22へ蓄積されると、システム制御手段16はメモリ22から蛍光データを読出し、表示手段23へ表示させる。ここでは、1画面分蓄積してからメモリ22の蛍光データを表示させているが、システム制御手段16の処理負荷に応じて、任意数ライン分や任意数画素分であっても構わない。
以上の様な、一連の1画面分の蛍光データ表示を繰り返して、XY面での時間的変化を観察することができる。
なお、ここで、レーザ光源とシャッタは、半導体レーザであるレーザ光源1a、1b、1c、1dとシャッタ2a、2b、2c、2dから構成されたものに限らず、シングルラインレーザ光を発振する複数のガスレーザとAOTF(Acousto−Optic Tunable Filter)との組み合わせ、あるいはマルチラインレーザ光を発振するガスレーザとAOTFとの組み合わせのような構成でも構わず、レーザ光のON/OFF制御と光量制御が可能な構成をとっていればよい。
ここで、大まかに観察したい波長λb´・λc´・λd´の蛍光は、X方向に対して3画素に1回励起されており、1画素毎に1回励起される場合と比較して、検出の時間を1/3に短縮しており、且つメモリ22の容量も1/3で済む。また、詳細に観察したい波長λa´の蛍光は、1画素毎に1回励起されており、1画素分の分解能をもち、詳細にXY分解能良く観察できる。
更に、複数の波長のレーザ光のうち、光路中に存在する励起波長は、どの時間帯であっても一波長であるため、蛍光クロストークの問題も除去できる。また、1画素毎に複数のレーザ波長を切り換えていることから、各蛍光波長間での時間的なズレを極力抑えることができる効果がある。
次に、図5乃至図7を用いて、本発明の第2の実施の形態について説明する。
第2の実施の形態では、どの波長でもZの変化がそれ程大きくないが、XYの分解能を高くして観察したい場合の例を示す。
図5は、第2の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザ光の波長を画素毎に示した図で、3次元XYZのZ面を示す図ある。図6は、第2の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザ光の波長を画素毎に示した図で、奇数Z面におけるレーザ光の波長を画素毎に示した図である。また、図7は、第2の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザ光の波長を画素毎に示した図で、偶数Z面におけるレーザ光の波長を画素毎に示した図ある。
どの波長でもZの変化がそれ程大きくないが、XYの分解能を高くして観察したい場合には、図6に示すように、奇数Z面では、1ライン目を波長λaで励起した後に、同じ1ライン目を波長λcで励起し、その後でY1ライン分移動して、2ライン目を同様に波長λaで励起した後に同じ2ライン目を波長λcで励起することを、ライン毎に繰り返す様にする。また、図7に示すように、偶数Z面では、1ライン目を波長λbで励起した後に、同じ1ライン目を波長λdで励起し、その後でY1ライン分移動して、2ライン目を同様に波長λbで励起した後に同じ2ライン目を波長λdで励起することを、ライン毎に繰り返す様にする。
光学系、制御系および表示系の構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同一であるが、本第2の実施の形態では、1画面分の蛍光データをメモリ22へ格納したら、試料8の観察するZ方向の位置を変化させて、3次元XYZの蛍光状態を観察する。
また、予め励起する波長のレーザを図6および図7のように決めているため、観察前にシステム制御手段16へ、XYZ走査、8画素×8画素×8画素、走査速度、1ラインで励起する波長2種類、(波長λaと波長λc)−>(波長λbと波長λd)、等の設定を行う。(波長λaと波長λc)−>(波長λbと波長λd)とは、始めのZ1面内の全ラインでは波長λaと波長λcのレーザ光をライン毎に切り換えて励起し、次のZ2面内の全ラインでは波長λbと波長λdのレーザ光をライン毎に切り換えて励起する、といった一連の動作を繰り返すことを意味する。
これらの情報がシステム制御手段16へ設定されると、それらの情報はレーザ制御手段17へ伝達され、全波長のレーザ光を出力する期間やレーザパワー、(波長λaと波長λc)−>(波長λbと波長λd)等といった設定がされる。
システム制御手段16で走査が開始されると、まずZ1面のY1ライン目でX走査されながら波長λaが励起され、波長λa´のデータがメモリ22へ格納される。次に、同じY1ライン目のX走査されながら波長λcが励起され、波長λc´の蛍光データがメモリ22へ格納される。ここで、設定された1ラインで励起する波長2種類を走査し終えたため、システム制御手段16は、1ライン分移動し、Y2ライン目を波長λa、λc別に励起しながらX走査し、波長λa´、λc´別に蛍光データがメモリ22へ格納される。同様にして、Y8ライン目まで波長λa、λc別のX走査を繰り返す。
Y8ライン目のX走査が終了すると、メモリ22内のデータを表示させると共に、設定されたXYZ走査の情報に基づき、試料8の観察するZ方向の位置を変化きせて、Z2面のY1ライン目でX走査されながら波長λbが励起され、波長λb´の蛍光データがメモリ22へ格納される。
次に、同じY1ライン目のX走査されながら波長λdが励起され、波長λd´の蛍光データがメモリ22へ格納される。ここで、設定された1ラインで励起する波長2種類を走査し終えたため、システム制御手段16は、1ライン分移動し、Y2ライン目を波長λb、λd別に励起しながらX走査し、波長λb´、λd別に蛍光データがメモリ22へ格納される。同様にして、Y8ライン目まで波長λb、λd別のX走査を繰り返す。
Y8ライン目のX走査が終了すると、メモリ22内のデータを表示させると共に、Z3面に関して、Z1面と同様な走査をし、波長λa´、λc´の蛍光データを蓄積する。Z3面の走査終了後は、メモリ22内のデータを表示させると共に、Z4面に関して、Z2面と同様な走査をし、波長λb´、λd´の蛍光データを蓄積する。
同様な動作をZ面を変える毎に繰り返し、Z8面まで走査したら、Z1面に戻り、再度Z1面からZ8面までの動作を繰り返すことにより、3次元XYZの蛍光状態の時間的変化を観察する。
ここで、大まかに観察したいZ方向の蛍光は、各波長共均等に2画素に1回励起されており、1画素毎に1回励起される場合と比較して、検出の時間を1/2に短縮しており、且つメモリ22の容量も1/2で済む。また、詳細に観察したいXY面の蛍光は、各波長共均等に1画素毎に1回励起されており、1画素分の分解能をもち、詳細にXY分解能良く観察できる。
更に、複数の波長のレーザのうち、光路中に存在する励起波長は、どの時間帯であっても一波長であるため、蛍光クロストークの問題も除去できる。
Z方向の蛍光が2画素に1回励起されることは、画像取得のシーケンスを1/2に間引いていることになるが、Z1面を波長λa、Z2面を波長λb、Z3面を波長λc、Z4面を波長λdの様に、Z方向を1/4に間引けば画像取得の時間は1/4に短縮され、プレビュー等の用途に適する。
次に、図8を用いて、本発明の第3の実施の形態について説明する。
第3の実施の形態では、どの波長でもXYの変化がそれ程大きくないが、Zの分解能を高くして観察したい場合の例を示す。
図8は、第3の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザの波長を画素毎に示した図である。
どの波長でもXYの変化がそれ程大きくないが、Zの分解能を高くして観察したい場合には、図4に示すように、全Z面において、奇数ライン目は波長λaで励起した後に波長λbで励起することを1画素毎に切り換えて、その後でY1ライン分移動して、偶数ライン目は波長λcで励起した後に波長λdで励起することを1画素毎に切り換えて、その後でY1ライン分移動して、再度奇数ライン目に移行し、同様の動作を繰り返す様にする。
光学系、制御系および表示系の構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同一であるが、本第3の実施の形態では、1画面分の蛍光データをメモリ22へ格納したら、試料8の観察するZ方向の位置を変化させて、3次元XYZの蛍光状態を観察する。
また、予め励起する波長のレーザを図8のように決めているため、観察前にシステム制御手段16へ、XYZ走査、8画素×8画素×8画素、走査速度、1画素で励起する波長1種類、奇数ライン目は(波長λa)−>(波長λb)、偶数ライン目は(波長λc)−>(波長λd)、等の設定を行う。(波長λa)−>(波長λb)とは、始めの1画素では波長λaのレーザ光を励起し、次の1画素では波長λbのレーザ光を励起する、といった一連の動作を1ライン分繰り返すことを意味し、(波長λc)−>(波長λd)とは、始めの1画素では波長λcのレーザを励起し、次の1画素では波長λdのレーザを励起する、といった一連の動作を1ライン分繰り返すことを意味する。
これらの情報がシステム制御手段16へ設定されると、それらの情報はレーザ制御手段17へ伝達され、全波長のレーザを出力する期間やレーザパワー、奇数ライン目は(波長λa)−>(波長λb)、偶数ライン目は(波長λc)−>(波長λd)、等といった設定がされる。なお、ここでは、予め奇数ライン目は(波長λa)−>(波長λb)、偶数ライン目は(波長λc)−>(波長λd)の様に設定しているが、偶数ライン目から奇数ライン目への変更時に(波長λa)−>(波長λb)の設定をし直し、奇数ライン目から偶数ライン目への変更時に(波長λc)−>(波長λd)の設定をし直す様に、動作状況に応じて設定も変更して動作させても良い。
このような状態で走査すれは、3次元XYZの蛍光状態の時間的変化を観察することができる。
ここで、大まかに観察したいXY面の蛍光は、各波長共均等に4画素に1回励起されており、1画素毎に1回励起される場合と比較して、検出の時間を1/4に短縮しており、且つメモリ22の容量も1/4で済む。また、詳細に観察したいZ方向の蛍光は、各波長共均等に1画素毎に1回励起されており、1画素分の分解能をもち、詳細にZ分解能良く観察できる。これにより、多波長の画像取得が高速化され、Zの変化を観察しやすくなる。
次に、図9を用いて、本発明の第4の実施の形態について説明する。
第4の実施の形態では、波長λa´の蛍光状態を詳しく観察し、波長λc´、λd´は大まかに観察し、波長λb´は中程度に観察したい場合の例を示す。
図9は、第4の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザの波長を画素毎に示した図である。
波長λa´の蛍光状態を詳しく観察し、波長λc´・λd´は大まかに観察し、波長λb´は中程度に観察したい場合には、図9に示すように、励起するレーザを画素毎に、奇数ライン目では波長λaと波長λbの組合せ、波長λaと波長λcの組合せ、といった順番で繰り返し、偶数ライン目では波長λaと波長λdの組合せ、波長λaと波長λbの組合せ、といった順番で繰り返す様にする。
光学系、制御系および表示系の構成は、図1および図2に示した第1の実施の形態と同一であるが、本第4の実施の形態では、大まかに観察したい波長λc´・λd´の蛍光は、4画素に1回励起される。また、詳細に観察したい波長λa´の蛍光は、1画素毎に1回励起されており、1画素分の分解能をもち、詳細にZ分解能良く観察できる。さらに、中程度で観察したい波長λb´の蛍光は、2画素に1回励起されている。
これにより、レーザ光の励起による蛍光反応の時間が異なる波長間や、蛍光反応の強弱が異なる波長間で、励起に間引きの重み付けを行うことができ、適切に画像取得を間引くことができる。
次に、図10を用いて、本発明の第5の実施の形態について説明する。
図10は、第5の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザの波長を画素毎に示した図である。
本第5の実施の形態では、図10に示すように、波長λb、λc、λdに関しては表示の1画素を、励起や検出の1画素分に対してX2画素×Y2画素=4画素で構成させている。
光学系、制御系および表示系の構成は、図1および図2を用いて説明した第1の実施の形態と同一であり、レーザ光の出力からメモリ22への格納までの動作は、第4の実施の形態と同一である。但し、波長λbは青、波長λcは緑、波長λdは赤を割り当てる。
メモリ22に格納された蛍光データは、システム制御手段16により波長λaによる蛍光データが抽出され表示される。その他に、波長λb、λc、λdに関しては、X2画素×Y2画素=4画素で1表示画素となるように、システム制御手段16により、まず各色毎に蛍光データが抽出され、これらの光量を合成してカラーデータを生成して、波長λaによる蛍光データとは別にカラー画像データが表示される。
これにより、特定の波長毎に観察内容を解析するのではなく、感覚的に観察内容の大まかな傾向を把握し易くなる。
次に、図11乃至図15を用いて、本発明の第6の実施の形態について説明する。
図11は、第6の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置の制御系および表示系の構成図である。
第1の実施の形態の説明に用いた図2に示した機能と同一の機能を有する構成には、同一の符号を付し、その説明を省略する。
すなわち、図11において、走査型レーザ観察装置30は、図2に示した走査型レーザ観察装置1が備える各構成に加え、設定手段31および自動間引き手段35を備える。
そして、設定手段31は、プレビュー時モード設定手段32、プレビュー有スキャン操作手段33およびプレビュー無スキャン操作手段34を備え、自動間引き手段35は、プレビューデータ格納メモリ36、モード別データ処理手段37および間引き自動設定手段38を備える。
プレビュー時モード設定手段32は、差分が大きい軸を間引くモードA、差分が小さい軸を間引くモードB、バックグラウンドレベルから急に発生する輝度の波長を高分解能で確認するモードC等々、プレビュー時に自動間引きするモードを設定する。プレビュー有スキャン操作手段33は、プレビュー有りのスキャンスタート・スキャンストップを操作する。そして、プレビュー無スキャン操作手段34は、プレビュー無しのスキャンスタート・スキャンストップを操作する。
また、プレビューデータ格納メモリ36は、プレビューデータを格納するメモリであり、プレビュー有スキャンにおけるX/Y/λが均等に間引かれたプレビュー時の輝度データを格納する。モード別データ処理手段37は、モードA時にはX/Y軸それぞれでの隣り合う画素との差分を演算して差分が大きい軸を抽出し、モードB時にはX/Y軸それぞれでの隣り合う画素との差分を演算して差分が小さい軸を抽出し、モードC時には観察開始時に全ての画素で一定のバックグラウンドレベル以下の輝度であるが特定の時間に高輝度となる波長を抽出する。そして、間引き自動設定手段38は、モード別データ処理手段37で抽出された軸や波長に応じて、X/Y/λを適切に間引く設定を行う。
次に、上述の様に構成された走査型レーザ観察装置30の動作について説明する。
図12は、XY走査、8画素×8画素での画素毎に励起する波長を示した図(プレビュー時)であり、図13は、XY走査、8画素×8画素での画素毎に励起する波長を示した図(X軸を均等に間引いた時)であり、図14は、XY走査、8画素×8画素での画素毎に励起する波長を示した図(Y軸を均等に間引いた時)であり、図15は、XY走査、8画素×8画素での画素毎に励起する波長を示した図(モードCで波長λaを高分解能に抽出した時)である。
上述の様に構成された第6の実施の形態において、プレビュー時モード設定手段32でモードAを選択して、プレビュー有スキャン走査手段33をスキャンスタートさせた場合、まずどの波長も均等にX軸/Y軸の画素を均等に間引いたプレビューとして上述の第3の実施の形態と同様に、1画素毎に波長λa、λb、λc、λdを切り換えて、画素が隣り合うX2画素×Y2画素エリア内で波長λa、λb、λc、λdが1回づつ照射され、蛍光データを収集し、プレビューに適切なデータ量を収集したらスキャンストップする。
この蛍光データは表示手段23で表示されると共に、プレビューデータ格納メモリ36へ格納され、モード別データ処理手段37でX/Y軸それぞれでの隣り合う画素との差分を演算して差分が大きい軸を抽出し、差分が大きいX軸もしくはY軸の画素を間引く様に間引き自動設定手段38が適切な間引き方に設定する。
具体的には、差分が大きい軸がX軸の場合には図13のように間引かれ、差分が大きい軸がY軸の場合には図14の様に間引かれる。この様に設定された状態で、再度スキャンを開始して、表示手段23で輝度データが表示され、プレビュー有スキャン操作手段33でスキャンストップされるまで、一連の動作を繰り返す。
プレビュー時モード設定手段32でモードBを選択した場合には、モード別データ処理手段37でX/Y軸それぞれでの隣り合う画素との差分を演算して差分が小さい軸を抽出し、差分が小さいX軸もしくはY軸の画素を間引く様に間引き自動設定手段38が適切な間引き方に設定し、再度スキャンする。
プレビュー時モード設定手段32でモードCを選択した場合には、モード別データ処理手段37が各波長別の時間経過の変化を演算し、予め取得しているバックグラウンドレベルから急に現れる高輝度の波長を抽出し、間引き自動設定手段38で抽出した波長が高分解能になる様に設定し、再度スキャンする。波長λaが抽出された場合として具体的には、図15の様に間引かれる。
以上、本発明の各実施の形態では、4波長励起で4波長蛍光の構成の場合で説明したが、これに限定される訳ではなく、観察したい蛍光波長の種類に応じてレーザ光および光学フィルタ等々を適切な種類で適切な数で構成し、多波長観察に適用されることは言うまでも無い。
また本発明では、1ライン毎に切り換えて走査する波長を、XYの異なる面で違う波長とする概念、1画素毎に切り換えて走査する波長を、Yの異なるラインで違う波長とする概念、1画素毎に切り換えて走査する波長を、XYの異なる面で違う波長とする概念をも含む。
また、本発明が適用される走査型レーザ観察装置は、その機能が実行されるのであれば、上述の各実施の形態等に限定されることなく、単体の装置であっても、複数の装置からなるシステムあるいは統合装置であっても、LAN、WAN等のネットワークを介して処理が行なわれるシステムであってもよいことは言うまでもない。
また、バスに接続されたCPU、ROMやRAMのメモリ、入力装置、出力装置、外部記録装置、媒体駆動装置、可搬記録媒体、ネットワーク接続装置で構成されるシステムでも実現できる。すなわち、前述してきた各実施の形態のシステムを実現するソフトェアのプログラムコードを記録したROMやRAMのメモリ、外部記録装置、可搬記録媒体を、走査型レーザ観察装置に供給し、その走査型レーザ観察装置のコンピュータがプログラムコードを読み出し実行することによっても、達成されることは言うまでもない。
この場合、可搬記録媒体等から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記録した可搬記録媒体等は本発明を構成することになる。
プログラムコードを供給するための可搬記録媒体としては、例えば、フレキシブルディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、CD−R、DVD−ROM、DVD−RAM、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROMカード、電子メールやパソコン通信等のネットワーク接続装置(言い換えれば、通信回線)を介して記録した種々の記録媒体などを用いることができる。
また、コンピュータがメモリ上に読み出したプログラムコードを実行することによって、前述した各実施の形態の機能が実現される他、そのプログラムコードの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した各実施の形態の機能が実現される。
さらに、可搬型記録媒体から読み出されたプログラムコードやプログラム(データ)提供者から提供されたプログラム(データ)が、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後、そのプログラムコードの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行ない、その処理によっても前述した各実施の形態の機能が実現され得る。
すなわち、本発明は、以上に述べた各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内で種々の構成または形状を取ることができる。
本発明を適用した走査型レーザ観察装置の光学系の構成を示す図である。 本発明を適用した走査型レーザ観察装置の制御系および表示系の構成を示す図である。 第1の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザ光の波長を画素毎に示した図である。 図3内の先頭2ライン分の励起するレーザ光の波長の時間変化を示した図である。 第2の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザ光の波長を画素毎に示した図で、3次元XYZのZ面を示す図ある。 第2の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザ光の波長を画素毎に示した図で、奇数Z面におけるレーザ光の波長を画素毎に示した図である。 第2の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザ光の波長を画素毎に示した図で、偶数Z面におけるレーザ光の波長を画素毎に示した図ある。 第3の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザの波長を画素毎に示した図である。 第4の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザの波長を画素毎に示した図である。 第5の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置で試料に励起するレーザの波長を画素毎に示した図である。 第6の実施の形態に係る走査型レーザ観察装置の制御系および表示系の構成図である。 XY走査、8画素×8画素での画素毎に励起する波長を示した図(プレビュー時)である。 XY走査、8画素×8画素での画素毎に励起する波長を示した図(X軸を均等に間引いた時)である。 XY走査、8画素×8画素での画素毎に励起する波長を示した図(Y軸を均等に間引いた時)である。 XY走査、8画素×8画素での画素毎に励起する波長を示した図(モードCで波長λaを高分解能に抽出した時)である。 従来の走査型レーザ観察装置の全体構成を示す図である。 図16中に示したターレット104の105矢視図である。 図16に示した従来の走査型レーザ観察装置において、568nmによりTEXAS RED(商標)を励起し、その蛍光を検出している状態を示している図である。 図18中に示したターレット104の105矢視図である。
符号の説明
1 走査型レーザ観察装置
1a レーザ光源
1b レーザ光源
1c レーザ光源
1d レーザ光源
2a シャッタ
2b シャッタ
2c シャッタ
2d シャッタ
3 ミラー
4b 波長合成ダイクロイックミラー
4c 波長合成ダイクロイックミラー
4d 波長合成ダイクロイックミラー
5 励起ダイクロイックミラー
6x 偏向素子
6y 偏向素子
7 対物レンズ
8 試料
9 フィルタ
10a 分光ダイクロイックミラー
10b 分光ダイクロイックミラー
10c 分光ダイクロイックミラー
11 ミラー
12a 集光レンズ
12b 集光レンズ
12c 集光レンズ
12d 集光レンズ
13a 共焦点開口
13b 共焦点開口
13c 共焦点開口
13d 共焦点開口
14a バリアフィルタ
14b バリアフィルタ
14c バリアフィルタ
14d バリアフィルタ
15a 光検出器(PMT)
15b 光検出器(PMT)
15c 光検出器(PMT)
15d 光検出器(PMT)
16 システム制御手段
17 レーザ制御手段
18a パワー設定手段
18b パワー設定手段
18c パワー設定手段
18d パワー設定手段
19 波長選択手段
20a レーザON/OFF手段
20b レーザON/OFF手段
20c レーザON/OFF手段
20d レーザON/OFF手段
21a 検出処理手段
21b 検出処理手段
21c 検出処理手段
21d 検出処理手段
22 メモリ
23 表示手段
30 走査型レーザ観察装置
31 設定手段
32 プレビュー時モード設定手段
33 プレビュー有スキャン操作手段
34 プレビュー無スキャン操作手段
35 自動間引き手段
36 プレビューデータ格納メモリ
37 モード別データ処理手段
38 間引き自動設定手段
101 クリプトンアルゴンレーザ
102 ビームエクスパンダ
103 反射ミラー
104 ターレット
104a 励起フィルタ
104b 空穴
104c 反射ミラー
104d 励起フィルタ
106 励起ダイクロイックミラー
107 走査光学系
108 励起ダイクロイックミラー
109 瞳投影レンズ
110 結像レンズ
111 対物レンズ
112 試料
114 結像レンズ
115 ミラー
116 共焦点ピンホール
117 光検出器
118 光検出器
119 バリアフィルタ
120 バリアフィルタ
200 コンピュータ
201 モニタ
202 モータ(M)

Claims (10)

  1. 光源からの光ビームを試料に照射し走査機構によって前記試料を前記光ビームで走査する走査型レーザ観察装置において、
    波長の異なる複数種類の励起光を出射する複数の光源手段と、
    前記複数種類の波長の中から所定の波長の励起光を選択する波長選択手段と、
    前記複数種類の波長でそれぞれ励起される複数種類の蛍光をそれぞれ検出する複数の検出手段と、
    前記走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に前記波長選択手段により選択される励起光を切り換えるゲート手段と、
    を備えることを特徴とする走査型レーザ観察装置。
  2. 前記波長選択手段は、波長の種類および検出の順序に関しての予め定められた規則に基づいて励起光を選択することを特徴とする請求項1に記載の走査型レーザ観察装置。
  3. 前記波長選択手段は、1次元X、Y、Z、2次元XY、XZ、YZまたは3次元XYZ画像を時間T経過毎に取得する場合に、予め次元XYZTのいずれかに重み付けを行って励起光を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の走査型レーザ観察装置。
  4. 前記波長選択手段は、1次元X、Y、Z、2次元XY、XZ、YZまたは3次元XYZ画像を時間T経過毎に取得する場合に、観察する分解能の粗細に応じて次元XYZTのいずれかに重み付けを行って励起光を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の走査型レーザ観察装置。
  5. 前記波長選択手段は、1次元X、Y、Z、2次元XY、XZ、YZまたは3次元XYZ画像を時間T経過毎に取得する場合に、レーザ光の励起による蛍光反応の時間が異なる波長に応じて重み付けを行って励起光を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の走査型レーザ観察装置。
  6. 前記波長選択手段は、1次元X、Y、Z、2次元XY、XZ、YZまたは3次元XYZ画像を時間T経過毎に取得する場合に、蛍光反応の強弱が異なる波長に応じて重み付けを行って励起光を選択することを特徴とする請求項1または2に記載の走査型レーザ観察装置。
  7. 前記ゲート手段によって1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に切り換えて得られる各蛍光波長を合成して表示する表示手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至6の何れか1項に記載の走査型レーザ観察装置。
  8. 各次元均等で各波長均等に間引いたプレビューでの輝度データに基づいて、次元や波長の間引き方を設定する設定手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の走査型レーザ観察装置。
  9. 光源からの光ビームを試料に照射し走査機構によって前記試料を前記光ビームで走査する走査型レーザ観察装置が実行する観察方法であって、
    複数の光源手段から出射する波長の異なる複数種類の励起光の中から所定の波長の励起光を選択し、
    前記複数種類の波長でそれぞれ励起される複数種類の蛍光をそれぞれ検出し、
    前記走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に前記選択される励起光を切り換えることを特徴とする観察方法。
  10. 光源からの光ビームを試料に照射し走査機構によって前記試料を前記光ビームで走査する走査型レーザ観察装置に実行させるための観察プログラムであって、
    複数の光源手段から出射する波長の異なる複数種類の励起光の中から所定の波長の励起光を選択する手順と、
    前記複数種類の波長でそれぞれ励起される複数種類の蛍光をそれぞれ検出する手順と、
    前記走査機構による走査に同期して1フレーム走査、1ライン走査または1画素受光中に前記選択される励起光を切り換える手順と、
    を実行させるためのコンピュータ実行可能な観察プログラム。


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