JP2005351587A - ビルディング用空調制御システム - Google Patents

ビルディング用空調制御システム Download PDF

Info

Publication number
JP2005351587A
JP2005351587A JP2004175088A JP2004175088A JP2005351587A JP 2005351587 A JP2005351587 A JP 2005351587A JP 2004175088 A JP2004175088 A JP 2004175088A JP 2004175088 A JP2004175088 A JP 2004175088A JP 2005351587 A JP2005351587 A JP 2005351587A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
air
temperature
cold water
flow rate
return
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2004175088A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4459727B2 (ja
Inventor
Takahiro Asai
貴裕 朝井
Yutaka Horii
豊 堀井
Kunihiko Minoshima
国彦 蓑島
Fumiya Yada
史八 矢田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Panasonic Ecology Systems Co Ltd
Original Assignee
Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Matsushita Ecology Systems Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Takasago Thermal Engineering Co Ltd, Matsushita Ecology Systems Co Ltd filed Critical Takasago Thermal Engineering Co Ltd
Priority to JP2004175088A priority Critical patent/JP4459727B2/ja
Publication of JP2005351587A publication Critical patent/JP2005351587A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4459727B2 publication Critical patent/JP4459727B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • Y02B30/746

Landscapes

  • Air Conditioning Control Device (AREA)
  • Other Air-Conditioning Systems (AREA)

Abstract

【課題】空調空間内の冷房空調に併せ、熱交換器の送り側冷水と還り側冷水との温度差を適正に維持するように制御するビルディング用空調制御システムを提供する。
【解決手段】空調制御システムの起動時において空調空間内が高負荷状態にあるとき、熱交換器30を流れる冷水流量が熱交換器の最大流量値を超えないように電動2方弁60が制御し、その後も室F内の快適な空調制御に併せ、電動2方弁の弁本体60aの開度は、熱交換器への送り側冷水の温度と当該熱交換器からの還り側冷水の温度との差を適正に維持するように制御される。そして、軽負荷状態になった後は、電動2方弁の弁本体の開度は空調空間内の実際の温度を設定温度に維持するように制御される。
【選択図】図2

Description

本発明は、建築等に採用される空調制御システムに係り、特に、省エネルギーを目的としたビルディング用空調制御システムに関するものである。
従来のこの種の空調制御システムにおいて、空調設備では空調空間内の快適性を確保しながら外気冷房、給気温度制御、VAV制御および風量制御等により省エネルギーを図る一方、熱源設備においても熱源機器の容量制御および台数制御、ポンプの台数制御、インバータ制御およびVWV制御等による省エネルギーを図っている。
このような空調制御システムでは、熱源設備において、冷房負荷の高い日の起動時には、電動2方弁の開度が全開になるためポンプ装置は次々増段する。そして、一般的にポンプの揚程および電動2方弁の口径等に余裕があり、かつ前記空調設備の熱交換器は、計算列数に対して最大負荷よりも余裕を持っている。それらにより、前記電動2方弁が全開になれば最大負荷時の2倍から3倍等の流量が前記全熱交換器を流れる状態になり、還り側冷水の温度が熱源の適正な温度に対して低い状態で冷凍機に還っていく。また、冷房負荷が軽くなると、熱源機器における熱媒としての冷水の流量制御が熱量に対して適正になされていない状態が生じている。従って、空調空間内の快適な空調が確保されていても、冷水の送り・還り温度差が一定に維持されず、熱源設備において搬送動力のみならず冷凍機の成績係数を低下させ、省エネルギーが適正にされていないのが実情である。
このため、下記非特許文献1により開示されているように、空調制御システムの中で冷水の送り・還りの温度差制御を適正に行うという提案がなされている。
「オールインワン型空調機の開発−冷温水の往・返温度差を確保する空調機」社団法人空気調和・衛生工学会による平成15年9月発行空気調和・衛生工学第77巻第9号769頁〜770頁
このような従来の空調制御システムでは、冷房負荷の高い日の起動時において、空気調和装置の熱交換器の設計流量である最大流量値を大きく超えることになり、熱交換器の送りと還り側冷水の温度差が確保できないため、熱源設備の省エネルギーを図れないという課題があった。
また冷房負荷が軽くなってきた場合には、空調空間内の温度を設定温度に維持する制御をおこなっているが、冷水の送り・還りの温度差を確保する制御はおこなわれていないため、還り側冷水の温度は成り行きとなり冷凍機への還り側冷水の温度が不安定となるため、熱源設備の省エネルギーを図れないという課題があった。
また上記非特許文献1にも、冷水の送り・還りの温度差制御を適正に行うための具体的な提案が十分にはなされていない。
そこで、本発明は、このような観点から、空調空間内の冷房負荷に併せ、送り側冷水と還り側冷水との温度差を適正に維持して、冷凍機への還り側冷水の温度が適正に行なわれるようにするビルディング用空調制御システムを提供することを目的とする。
上記課題の解決にあたり、本発明に係るビルディング用空調制御システムは、請求項1の記載によれば、複数の空気調和装置(U)と、冷凍機(R)と、この冷凍機により冷却される冷水を送り側冷水として複数の空気調和装置に供給するポンプ装置(Pu)とを備え、各空気調和装置は、熱交換器(30)と、給気送風機(40)とを有し、熱交換器に流入する空気流と上記送り側冷水とを熱交換器にて熱交換させた後、上記送り側冷水を還り側冷水として冷凍機に還流するとともに上記空気流を給気送風機によりその回転数に応じた量にて給気風量として空調空間(F)内に給気する。
当該ビルディング用空調制御システムにおいて、各空気調和装置は、上記空調空間から空気調和装置にて還気される還気温度を検出する還気温センサ(80a)と、給気送風機から熱交換器での熱交換後の給気温度を検出する給気温センサ(80b)と、上記送り側或いは還り側の冷水の流量を冷水流量として検出する流量センサ(52)と、上記送り側冷水の温度を送り側冷水温として検出する送り側水温センサ(53)と、上記還り側冷水の温度を還り側冷水温として検出する還り側水温センサ(54)とを有し、弁本体(60a)及びこの弁本体を駆動する弁駆動手段(60b)を有する電動2方弁(60)と、インバータ(70a)と、データ処理手段を有する空調制御器(70b)とを備える。
ここで、データ処理手段は、前記流量センサからの検出冷水流量が最大流量を超えるとき前記弁本体の開度を絞る最大流量設定手段(102)と、前記送り側水温センサ及び還り側水温センサからの上記検出送り側水温及び上記検出還り側水温の間の水温差が設定水温度差と異なるとき、この設定水温度差を維持するように弁本体の開度を決定する温度差流量制限手段(110)と、還気温センサからの検出温度に基づき空調空間内の温度を設定温度にするように給気送風機の回転数を決定する回転数決定手段(120)と、前記給気送風機の回転数が軽負荷に対応する値になったとき、前記空調空間内の温度を設定温度に維持するように前記弁本体の開度を決定する空間内温度制御手段(150)とを備え、前記弁駆動手段は、前記最大流量設定手段により前記弁本体の開度を調節し、前記温度差流量制限手段による決定開度となるように前記弁本体を駆動し、この駆動後、前記インバータは、前記回転数決定手段による前記給気送風機の決定回転数に基づき当該給気送風機の回転数を制御し、この制御に伴い前記給気送風機の回転数が軽負荷に対応する値になったとき、前記弁駆動手段は、前記空間内温度制御手段による決定開度となるように前記弁本体を駆動することを特徴とする。
これにより、当該空調制御システムの起動時において空調空間内が高負荷状態にあるとき、熱交換器を流れる冷水流量が熱交換器の最大流量値を超えないように電動2方弁が制御される。その結果、ポンプ装置は過剰運転を生じることなく最適流量の供給を行い搬送動力の低減を図ると同時に、熱交換器への送り側冷水の過剰な量の流入、換言すれば、熱交換器の熱交換能力を超えるような冷水の当該熱交換器への流入を招くことなく、熱交換器の熱交換能力を有効に発揮させ得るため、冷凍機への還り温度が適正に行なわれ、冷凍機の成績係数を高めることができ熱源系統の省エネルギー化を確保できる。
そして、上述のように最大流量設定値以上の冷水が流れないようになった場合、その流量の範囲内において、熱交換器への送り側冷水の温度と当該熱交換器からの還り側冷水の温度との水温差が設定水温度差と異なれば、電動2方弁の弁本体の開度が上記検出送り側水温及び上記検出還り側水温に応じて上記設定水温度差を維持するように制御される。そして、このように設定水温度差を維持するように電動2方弁の弁本体の開度が制御されるに伴い、給気送風機の回転数が還気温センサの検出温度に基づき空調空間内の実際の温度を設定温度にするように制御される。そのため、上記送り側水温と上記還り側水温との間の温度差を上記設定水温度差に維持することで熱交換器を流れる冷水の量が適正に制御され、その結果、空調空間内の温度を設定温度に維持しつつ、熱交換器の熱交換能力を有効に利用し得ることとなる。よって、空調空間内の快適な空調の維持に併せ、冷却装置への還り温度が適正に行なわれるため、成績係数を高めることができ熱源系統の省エネルギー化を確保できる。
また、このような空調制御処理を行なう中で空調空間内が軽負荷状態になった後は、給気送風機の回転数を一定回転数に制限し、電動2方弁の弁本体の開度が、還気温センサからの検出温度に応じて空調空間内の温度を設定温度に維持するように制御される。このため、空調空間内が冷えすぎることもなく快適な空調の維持に併せ、上記送り側水温と上記還り側水温との間の温度差を上記設定水温度差に実質的に維持することで、冷凍機への還り温度が適正に行なわれるため、成績係数を高め当該空調制御システムにおける熱源系統の省エネルギー化を実現できる。
また、本発明に係るビルディング用空調制御システムは、請求項2の記載によれば、複数の空気調和装置(U)と、冷凍機(R)と、この冷凍機により冷却される冷水を送り側冷水として複数の空調装置に供給するポンプ装置(Pu)とを備え、各空気調和装置は、熱交換器(30)と、給気送風機(40)とを有し、熱交換器に流入する空気流と上記送り側冷水とを熱交換器にて熱交換させた後、上記送り側冷水を還り側冷水として冷凍機に還流するとともに上記空気流を給気送風機によりその回転数に応じた量にて給気風量として空調空間(F)内に給気する。
当該ビルディング用空調制御システムにおいて、各空気調和装置は、上記空調空間から空気調和装置によって還気される還気温度を検出する還気温センサ(80a)と、給気送風機からの給気温度を検出する給気温センサ(80b)と、上記送り側或いは還り側の冷水の流量を冷水流量として検出する流量センサ(52)と、上記送り側冷水の温度を送り側冷水温として検出する送り側水温センサ(53)と、上記還り側冷水の温度を還り側冷水温として検出する還り側水温センサ(54)とを有し、上記検出冷水流量、検出送り側水温及び検出還り側水温を出力複合検出装置(50)と、弁本体の最大流量設定を保有する最大流量設定手段の処理に加え、弁本体(60a)及びこの弁本体の開度を制御し、複合検出装置からの検出冷水流量が最大流量を超えるとき弁本体の開度を絞る弁制御手段(60c)を有する電動2方弁(60)と、インバータ(70a)及びデータ処理手段を有するインバータ装置(70)とを備え、
前記最大流量設定手段は、前記複合検出装置からの検出冷水流量が最大流量を超えるとき前記弁本体の開度を絞り調節し、そして、前記データ処理手段は、前記給気温センサからの検出温度に基づき空調空間内への給気流の温度を所定給気温度に維持するように電動2方弁の弁本体の開度を決定する給気温度制御手段(320)と、還気温センサからの検出温度に基づき空調空間内の温度を設定温度にするように給気送風機の回転数を決定する回転数決定手段(330)と、還気温センサからの検出温度に基づき空調空間内の温度を設定温度に維持するように弁本体の開度を決定する空間内温度制御手段(350)とを備え、前記弁制御手段は、前記最大流量設定手段により複合検出装置からの上記最大流量設定値になるように弁本体の開度を調節し、この開度調節後、給気温度制御手段による決定開度となるように弁本体の開度を制御し、この制御後、インバータは、回転数決定手段による給気送風機の決定回転数に基づき当該給気送風機の回転数を制御し、この制御に伴い給気送風機の回転数が軽負荷に対応する値になったとき、弁制御手段は、空調空間内の温度を設定温度に維持するように弁本体の開度を空間内温度制御手段による決定開度に制御することを特徴とする。
これにより、当該空調制御システムの起動時において空調空間内が高負荷状態にあるとき、熱交換器を流れる冷水流量が熱交換器の最大流量値を超えると、最大流量値になるように電動2方弁の弁本体の開度が設定される。その結果、ポンプ装置は過剰運転を生じることなく最適流量の供給を行い搬送動力の低減を図ると同時に、熱交換器への送り側冷水の過剰な量の流入、換言すれば、熱交換器の熱交換能力を超えるような冷水の当該熱交換器への流入を招くことなく、熱交換器の熱交換能力を有効に発揮させ得るため、冷凍機への還り温度が適正に行なわれ、冷凍機の成績係数を高めることができ熱源系統の省エネルギー化を確保できる。
そして、上述のように最大流量設定値を超える冷水が流れないようになった場合、その流量の範囲内において、電動2方弁の弁本体の開度が、給気温センサからの検出温度に応じて空調空間内への給気温度を所定給気温度に維持するように制御されるとともに、給気送風機の回転数が還気温センサの検出温度に基づき空調空間内の温度を設定温度にするように制御される。このため、空調空間内の快適な空調を図ると共に、送り側水温と還り側水温との間の温度差を設定水温度差に実質的に維持して熱源系統の省エネルギー化を確保できる。
また、このような空調制御処理をおこなう中で空調空間内が軽負荷状態になった後は、給気送風機の回転数を一定回転数に制限し、電動2方弁の弁本体の開度が、空調空間内の温度を設定温度に維持するように還気温センサからの検出温に応じ制御されるとともに、検出送り水温及び検出還り水温に応じて設定水温度差を維持するように制御される。このため、空調空間内の快適な空調の維持に併せ、送り側水温と還り側水温との間の温度差を設定水温度差に維持することで熱交換器、ひいては当該空調制御システムにおける熱源系統の省エネルギー化を確保できる。
なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものである。
そこで、本発明は、空調空間内が高負荷状態の場合に、電動2方弁の最大流量制御をすることにより、熱交換器への送り側冷水の過剰な量の流入を防ぎ熱交換能力を有効に発揮する。つまり、ポンプ装置は過剰な流量を流すことなく最適流量を供給し、冷凍機への還り側冷水の温度が適正に行なわれるようになる。
また、空調空間内の冷房負荷に併せ、送り側冷水と還り側冷水との温度差を適正に維持して、冷凍機への還り側冷水の温度が適正に行なわれるようにすることにより、熱交換器の熱交換能力を有効に発揮させ得るため、冷凍機への還り温度が適正に行なわれ、冷凍機の成績係数を高めることができるため熱源系統の省エネルギー化を確保できる。
以下、本発明の各実施形態を図面により説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明に係るビルディング用空調制御システムの第1実施形態を示している。当該空調制御システムは、冷凍機Rと、ポンプ装置Puと、複数の空気調和装置Uと、中央監視装置Mとを備えている。
冷凍機Rは、各空気調和装置Uから各個還り配管P4(以下、還り側配管P4ともいう)及び共通還り配管P5を通り流入する還り側冷水を冷却し送り側冷水として送り配管P1内に流出させる。
ポンプ装置Puは、冷凍機Rを出た直後の送り配管P1内の送り側冷水をヘッダを経てポンプで流量制御した後、空気調和装置Uに送出する共通送り配管P2及び各送り配管P3(以下、送り側配管P3ともいう)を介し各空気調和装置Uに圧送する。本第1実施形態では、当該ポンプ装置Puは、三台のポンプPuaを並列接続して構成されており、当該ポンプ装置Puによる冷水の圧送量は、当該ポンプPuaの駆動台数の変動でもって変化する。また、当該ポンプPuaの駆動台数は、当該空調制御システムにおける冷水の全流量の使用状況に伴い変動するように制御される。
各空気調和装置Uは、例えば、建物の各階の室F(図2参照)にそれぞれ付設されているもので、これら各空気調和装置Uは共に同一の構成を有するように構成されている。
ここで、当該各空気調和装置Uのうちの一空気調和装置Uを例に挙げてその構成につき図2に基づき説明する。当該空気調和装置Uは、装置本体Bと、制御装置Eとにより構成されている。
装置本体Bは、ハウジング10内にてその上流側から下流側にかけて順次配設したフィルタ20、冷水コイルからなる熱交換器30及び給気送風機40を備えている。フィルタ20は外気ダンパー10aを介しハウジング10内にその外気導入口11から導入される外気OAの風量或いはハウジング10内にその還気吸込口12を通し導入される還気RAの風量を清浄して清浄空気流として熱交換器30に流入する。なお、外気ダンパー10aが開くことにより、外気OAの風量をハウジング10の外気導入口11内に導入してそれが閉じることにより、外気OAの風量の外気導入口11内への導入を遮断する。また、図2において、符号10bは、排気ダンパーを示しており、この排気ダンパー10bが開くことにより、室Fからの還気RAの風量を外部に排出する。また、当該排気ダンパー10bが閉じることにより、室Fから外部への還気RAの風量の排出を遮断し、還気RAの風量をフィルタ20、熱交換器30に流通させた後、給気送風機40により室Fに給気する。
熱交換器30は、流水入口31にて、送り側配管P3から送り側冷水を流入されて、この流入冷水を流水出口32に向け流動させて、この流動冷水でもってフィルタ20からの清浄空気流と熱交換し、そして熱交換された清浄空気流は給気送風機40により室内に流出するともに、流動冷水を流水出口32から還り側配管P4内に流出する。
給気送風機40は、交流電動機41(以下、給気ファンモータ41ともいう)と、この給気ファンモータ41により駆動される給気ファン42とを備えており、給気ファンモータ41は、制御装置Eによる制御に基づき回転数制御される。給気ファン42は、給気ファンモータ41によりその制御回転数に応じて駆動されて、熱交換器30からの流出空気流を、上記制御回転数に比例する量にて、給気SAの風量として、ハウジング10の給気吹出口13から上記建物の対応室F内に供給する。
制御装置Eは、複合検出装置50と、電動2方弁60と、インバータ70aと、空調制御器70bとを備えている。複合検出装置50は、データ処理器51と、電磁流量センサ52と、送り側水温センサ53と、還り側水温センサ54とを備えている。
データ処理器51は、その表示部(図示しない)にて、電磁流量センサ52並びに両水温センサ53及び54の各検出出力をデータとして一定期間(例えば、60日間)記憶保持しかつ表示するとともに、当該各検出出力をケーブルを介しデータとして空調制御器70bに出力する。
電磁流量センサ52は、送り側配管P3の下流部位に介装されており、この電磁流量センサ52は、当該送り側配管P3内を通り熱交換器30の流水入口31に向けて流れる送り側冷水の流量を電磁的に検出する。
送り側水温センサ53は、送り側配管P3の下流部位に付設されており、この水温センサ53は、当該送り側配管P3内の送り側冷水の温度を送り側水温Tsとして検出する。また、還り側水温センサ54は、還り側配管P4の空気調和装置U近くの上流部位に付設されており、この水温センサ54は、熱交換器30の流水出口32から流出して還り側配管P4内に流れる還り側冷水の温度を還り側水温Trとして検出する。
電動2方弁60は、比例制御弁として機能するもので、この電動2方弁60は、弁本体60aと、駆動回路60bとを備えている。弁本体60aは、還り配管P4の下流部位に介装されており、当該弁本体60aは、その開度に応じて、還り配管P4内に流れる還り側冷水の流量を制御する。駆動回路60bは、空調制御器70bにより演算された開度信号に基づいて弁本体60aを駆動するものである。
インバータ70aは、三相交流電源PSの三相の電源電圧(200(V))を給電されて、空調制御器70bで決定される送風給気流の量に基づきこれに比例する制御周波数にて出力電圧を発生し給気ファンモータ41に出力する。
空調制御器70bは、マイクロコンピュータ71を備えており、このマイクロコンピュータ71は、制御プログラムを図3にて示すフローチャートに従い実行する。この実行中において、当該マイクロコンピュータ71は、複合検出装置50からの送り側水温Ts、還り側水温Tr、冷水流量q、還気温センサ80a検出出力や給気温センサ80bの検出出力に基づき電動2方弁60の比例開度制御及び給気送風機40による送風給気流量制御に要する処理を行うと共に、複合検出装置50のデータ処理器51からのデータをLONネットワークLN(図1参照)を介し中央監視装置Mに監視用データとして送信するための処理等を行う。
なお、本第1実施形態では、上記制御プログラムは、マイクロコンピュータ71のROMに予め記憶されている。
還気温センサ80aは、装置本体Bのハウジング10内にて還気吸込口12の風道内近傍に支持されており、この還気温センサ80aは、室Fからハウジング10内への還気RAの風量の温度を室内温として検出する。給気温センサ80bは、装置本体Bのハウジング10内にて給気吹出口13の近傍に支持されており、この給気温センサ80bは、ハウジング10から室F内への給気SAの風量の温度を給気温度として検出する。なお、各空気調和装置Uは、互いに独立的に起動或いは停止するようになっている。
以上のように構成した本第1実施形態において、当該空調制御システムが起動されると、ポンプ装置Puが冷凍機Rから送り配管P1を介し冷水を共通送り配管P2を通して各空気調和装置Uに圧送する。現段階において、全空気調和装置Uが当該空調制御システムの起動に伴い起動されるものとすれば、上述のようにポンプ装置Puから圧送される冷水は、空気調和装置U毎に、送り側配管P3及び電動2方弁60の弁本体60aを介し熱交換器30内にその流水入口31から流入し、然る後、当該熱交換器30の流水出口32から流出して還り側配管P4及び共通還り配管P5を通り冷凍機Rに還流する。
このような状態では、複合検出装置50において、電磁流量センサ52が送り側配管P3中の冷水の流量qを検出し、送り側水温センサ53が送り側配管P3中の冷水の温度を送り側水温Tsとして検出し、還り側水温センサ54が還り側配管P4中の冷水の温度を還り側水温Trとして検出する。
これに伴い、データ処理器51が、電磁流量センサ52の流量q及び各水温センサ53、54の検出水温を空調制御器70bに出力するとともに上記表示部にて表示する。
ここで、夏期の外気の影響による冷房負荷の高い日および室内の冷房負荷が増加して、建物の各室Fの実際の室内温が設定温よりもかなり高い場合には、各空気調和装置Uは、共に、上述のような高い室内温に起因して高負荷の状態におかれる。
ここで、各空気調和装置Uが起動されると、空気調和装置U毎に、空調制御器70bにおいて、マイクロコンピュータ71が図3のフローチャートに従い制御プログラムの実行を開始する。
そして、上記制御プログラムの実行を開始すると、ステップ101において、送り側配管P3内の冷水の検出流量qが最大流量qmaxを超えるか否かが判定される。この判定はデータ処理器51からの検出流量qに基づきなされる。例えば当該空調制御システムの起動時等で上記空調空間内が高負荷状態にあるとき、検出流量qが最大流量qmaxを超えれば、ステップ101においてYESと判定される。一方、上記空調空間内が通常負荷状態時の検出流量qが最大流量qmax以下の場合には、ステップ101においてNOと判定される。
ここで、ステップ101でYESまたはNOと判定された場合について説明する。
ステップ101においてYESと判定された場合、すなわち上記空調空間内が高負荷状態にあるとき、次のステップ102において、最大流量qmaxに対応する開度への調節処理がなされる。つまり、電動2方弁60の弁本体60aの開度が最大流量設定値になるように制限される。ここで、最大流量とは、設計最大負荷に対応する熱交換器30の能力を発揮するために必要な流量をいう。これにより、熱交換器30への送り側冷水の過剰な量の流入により熱交換器30の熱交換能力を超えて、還り側冷水が低温状態のまま流出する(例えば冷水塊とよぶ)ことはなくなる。つまり、ポンプ装置Puは過剰な流量を流すことなく最適流量を供給し、熱交換器30からの熱交換能力を有効に発揮させ、冷凍機Rへの還り側冷水の温度が適正に行なわれるようになる。
然る後、ステップ120において、室内温度に基づく給気ファン42の回転数制御処理がなされる。この回転数制御処理では、室F内の実際の温度を室F内の設定温度に調節するように室内Fへの給気SAの風量を制御するため、還気温センサ80aの検出室内温に基づき、上記検出室内温の上記設定温との差に基づき給気SAの風量が決定され、インバータ70aに出力される。
すると、インバータ70aは、上記決定給気SAの風量に比例する制御周波数にて出力電圧を発生し給気ファンモータ41に出力する。これに伴い、当該給気ファンモータ41は、上記制御周波数に対応する回転数にて回転するように制御され、給気ファン42がこの給気ファンモータ41の制御回転数に対応する量にて外気OAの風量或いは還気RAの風量をフィルタ20及び熱交換器30を通し吸引し、給気SAの風量として室F内に供給する。この場合、給気ファン42は高い回転数で運転している。
以上から、上述のように室F内が高負荷状態にあっても、熱交換器30を流れる冷水の量が適正に制御され、熱交換器30の熱交換能力を有効に利用し得ることとなる。よって、室F内の快適な空調の維持に併せ、熱交換器30ひいては当該空調制御システムにおける熱源系統の省エネルギー化を実現できる。
一方、ステップ101においてNOと判定された場合、すなわち検出流量qが最大流量qmaxの範囲内である通常負荷の場合には、次のステップ110において、熱交換器30の熱交換能力を良好に発揮し得る設定水温度差5(℃)を維持するための電動2方弁60の開度制御処理がなされる。ここでの設定水温度差とは、検出された還り側水温Trと送り側水温Tsの温度差(以下、水温差ΔTと呼ぶ)を所定の値に設定することをいい、設定水温度差はここでは5(℃)である。つまり、水温差ΔTが設定水温度差5(℃)より小さい場合には、電動2方弁60の弁本体60aの開度を絞り、設定水温度差5(℃)より大きい場合には、電動2方弁60の弁本体60aを開く制御をおこなう。これに伴い、電動2方弁60の弁本体60aの開度が、データ処理器51からの送り側水温Ts及び還り側水温Trに基づき、水温差ΔTを上記設定水温度差5(℃)に等しくするように決定されて、電動2方弁60の駆動回路60bに出力される。
すると、当該駆動回路60bは、弁本体60aの開度をマイクロコンピュータ71から上記決定開度にするように弁本体60aを駆動する。これにより、送り側配管P3から熱交換器30を通り還り側配管P4に流れる冷水の検出流量qが、水温差ΔTを設定水温度差5(℃)に維持するように制御される。
然る後、ステップ120において、上記と同様の処理がなされる。この場合の給気ファン42の回転数は、最高回転数から後述する最低回転数Naの範囲で増加減少を繰り返しながら運転をおこなっている。
従って、室F内の温度を設定温度差に維持して快適な空調の維持するとともに、水温差ΔTが設定水温度差を維持することにより、冷凍機Rへの還り側冷水の温度が適正に行なわれ、当該空調制御システムにおける熱源系統の省エネルギー化を実現できる。
次に、ステップ120における回転数制御処理が終了すると、ステップ130において、回転数出力に基づき給気ファン42の回転数N≦設定された最低回転数Naか否かが判定される。ここで、最小外気量を確保するための最低回転数Naは、給気ファン42の回転数Nの最大値の30(%)とする。ここで、N>Naであれば、ステップ130においてNOと判定されテップ101に戻り、上述の処理がなされる。
ステップ130では、室F内の実際の温度を上記設定温度に維持した状態で、室F内の冷房負荷が軽負荷状態になった場合、回転数N≦設定された最低回転数Naが上記回転数の出力に基づき判断され、YESと判定される。これに伴い、次のステップ140において、回転数N=Naに基づく給気ファン42の回転数制御処理がなされる。この回転数制御処理では、インバータ70aが、マイクロコンピュータ71からの回転数N=Naに対応する制御周波数にて出力電圧を発生し給気ファンモータ41に出力し、給気ファン42は、回転数N=Naに対応する量にて外気OAの風量或いは還気RAの風量をフィルタ20及び熱交換器30を通し吸引し、給気SAの風量として室F内に供給する。
このようなステップ140における処理が終了すると、次のステップ150において、室内温度に基づく電動2方弁60の開度制御処理がなされる。これに伴い、電動2方弁60の開度が、還気温センサ80aの検出還気温に基づき、室F内の実際の温度を上記設定温度に維持するように決定されて電動2方弁60の駆動回路60bに出力される。このため、弁本体60aが当該決定出力開度に基づき駆動回路60bにより駆動される。従って、弁本体60aの開度が上記決定出力開度に制御され、熱交換器30を流れる冷水の量が当該弁本体60aの制御開度に応じて制御される。
このように、室F内が軽負荷状態になった後は電動2方弁60の弁本体60aの開度が、還気温センサ80aからの検出還気温に応じて室F内の実際の温度を上記設定温度に維持するように制御される。このため、室F内の快適な空調の維持に併せ、上記送り側水温と上記還り側水温との間の温度差を上記設定水温度差に実質的に維持することで熱交換器30、ひいては当該空調制御システムにおける熱源系統の省エネルギー化を実現できる。
然る後、ステップ160(図3参照)において、水温差ΔT<5(℃)か否かが、データ処理器51からの送り水温Ts及び還り水温Trに基づき判定される。現段階において、水温差ΔT≧5(℃)が維持されておれば、ステップ160にてNOと判定され、再び、ステップ150において室内温度に基づく電動2方弁60の開度制御処理が上述と同様になされる。
両ステップ150、160の繰り返し処理状態の後、室F内の冷房負荷が高くなった場合には、熱交換器30での熱交換は大きくなり電動2方弁60の弁本体60aの開度が開き、水温差ΔTが5(℃)よりも小さくなると、ステップ160における判定がYESになり、上記制御プログラムはスタートステップに戻る。そして、検出流量qが最大流量qmaxの範囲内であれば、ステップ101においてNOと判定され、次のステップ110において、熱交換器30の熱交換能力を良好に活用し得る値である設定水温度差5(℃)を維持するための電動2方弁60の開度制御処理がなされ、水温差ΔTを設定水温度差5(℃)に維持すべく、当該ステップ110以後の処理が上述と同様になされる。
なお、還気温センサとしているが、室F内に設けた室内温センサで検出してもよい。
(第2実施形態)
図4は、本発明の第2実施形態の要部を示している。この第2実施形態においては、マイクロコンピュータ71が、上記第1実施形態にて述べた制御プログラムを、図3のフローチャートに代えて、図4にて示すフローチャートに従い実行するように変更され、第一の実施例において、給気温度が14(℃)以下になった場合の処理が相違している。その他の構成については、上記第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態のものと同じ部分については第1実施形態のものと同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
このように構成した本第2実施形態において、上記第1実施形態にて述べたと同様に各空気調和装置Uが当該空調制御システムの起動に伴い起動されると、空調制御器70bのマイクロコンピュータ71が、上記制御プログラムを図4のフローチャートに従い実行を開始する。そして、ステップ101からステップ120の処理は、第1実施形態と同じであり、ステップ120の処理が終了すると、ステップ130において、給気ファン42の回転数がN≦Naか否かが判定される。ここで、上記第1実施形態と同様にステップ130における判定がNOになると、上記第1実施形態とは異なり、ステップ170において、給気温センサ80bの検出給気温度(以下、給気温度tsaともいう)に基づき、給気温度tsa≦所定温度か否かが判定される。所定温度はここでは14(℃)である。
ここで、給気温度tsa>所定温度14(℃)が成立すれば、ステップ170においてNOと判定される。このことは、設定温度に向けての室F内の温度制御が両ステップ110、120の処理で適正になされていることを意味する。よって、ステップ170におけるNOとの判定に伴いステップ101に戻り、上述の第1実施形態と同様にステップ110以後の処理がなされる。
一方、給気温度tsa≦所定温度14(℃)であるためにステップ170においてYESと判定される場合には、設定温度に向けての室F内の温度制御が両ステップ110、120の処理のもとでは給気温度の下がり過ぎとなり、両ステップ180、190の処理がなされる。
まず、ステップ180においては、上記設定水温度差5(℃)よりも1(℃)高い、新たな設定水温度差6(℃)を維持するための電動2方弁60の開度制御処理がなされる。つまり、水温差ΔTは5(℃)に対して設定水温度差6(℃)と温度差が生じるため、設定水温度差6(℃)になるように、電動2方弁60の弁本体60aの開度は絞る方向に決定され、駆動回路60bに出力されて閉方向に駆動する。これにより、冷水流量は減少し記熱交換器30に流れる空気流と冷水とを熱交換させる量が減り給気温度は上昇する。そして、送り側配管P3から熱交換器30を通り還り側配管P4に流れる冷水の流量qが、水温差ΔTを設定水温度差6(℃)に維持するように制御される。なお、設定水温度差6(℃)でも給気温度が上がらない場合には、更に設定水温度差7(℃)と段階的な制御を行なうようにしてもよい。
然る後、ステップ190において、室内温度に基づく給気ファン42の回転数増大制御処理がなされる。この回転数増大処理では、給気温度が上昇した分能力不足になり、室F内の実際の温度を設定温度に近づけるように室F内への給気風量を増大制御するため、還気温センサ80aの検出室内温に基づき、上記検出室内温の上記設定温との差に基づき給気風量が増大決定され、インバータ70aに出力される。
すると、インバータ70aは、上記決定増大給気風量に比例する制御周波数にて出力電圧を発生し給気ファンモータ41に出力する。これに伴い、当該給気ファンモータ41は、上記制御周波数に対応する増大回転数にて回転するように制御され、給気ファン42がこの給気ファンモータ41の制御増大回転数に対応する増大量にて外気OAの風量或いは還気RAの風量をフィルタ20及び熱交換器30を通し吸引し、給気SAの風量として上記目標吹き出し温度にて室F内に供給する。
以上のように両ステップ180、190の処理がなされることで、給気温度が下がり過ぎることによる冷気による不快感および、室F内の吹出ノズル周辺または、空気調和装置の結露を防止して設定温度に向けての室F内の温度制御不足が補われ、その結果、室F内の温度の設定温度に向けての制御が円滑になされ得る。
上述のようにしてステップ190での処理が終了すると、ステップ130において、給気ファン42の回転数がN≦Naか否かが判定される。現段階にても、ステップ130での判定がNOとなる場合には、ステップ170以後の処理が再びなされる。
然る後、ステップ130における判定がYESになると、室F内の実際の温度を上記設定温度に維持した状態で、上述した高負荷状態が軽負荷状態になったことから、ステップ140以後の処理が上記第1実施形態と同様になされる。
(第3実施形態)
図5〜図7は、本発明に係る空調制御システムの第3実施形態の要部を示している。この第3実施形態では、上記第1実施形態に比べて以下の点が相違している。
複合検出装置50のデータ処理器51は、電動2方弁60の最大流量設定値をデータとしてケーブルを介し電動2方弁60に出力し、最大流量設定値の信号をデータ処理器51から電動2方弁60に伝達している点が相違している。なお、上記最大流量設定値は、熱交換30の能力がデータ処理器51に設けたメモリ(図示しない)に予め記憶されている。
また、上記第1実施形態にて述べた電動2方弁60の駆動回路60bを、最大流量弁制御回路(以下、弁制御回路60cという)に変更した点が相違している。この弁制御回路60cは、前記駆動回路60bに弁制御マイクロコンピュータ61を備えたものであり、この弁制御マイクロコンピュータ61は、弁制御プログラムを図7にて示すフローチャートに従い実行する。この実行中において、当該弁制御マイクロコンピュータ61は、複合検出装置50からの上記最大流量設定値に応じて電動2方弁60の弁本体60bの開度調節処理を行う。弁制御回路60cは、弁制御マイクロコンピュータ61による開度調節出力に基づき弁本体60aの開度を上記最大流量設定値に調節する。なお、上記弁制御プログラムは弁制御マイクロコンピュータ61のROMに予め記憶されている。
また、上記第1実施形態にて述べたインバータ70aと、データ処理手段を有する空調制御器70bを別体で構成しているものを、インバータ70a及びデータ処理手段を有するデジタル制御器70cを一体にしてインバータ装置70の構成としている点が相違している。ここで、インバータ装置70に備えているデジタル制御器70cのマイクロコンピュータ71が、上記第1実施形態にて述べた制御プログラムを、図3フローチャートに代えて、図6に示すフローチャートに従い実行するように変更されている。
その他の構成については、上記第1実施形態と同様である。従って、第1実施形態のものと同じ部分については第1実施形態のものと同一の符号を用い、それらについての説明を省略する。
このように構成した本第3実施形態において、上記第1実施形態で述べたと同様に各空気調和装置Uが当該空調制御システムの起動に伴い起動されると、デジタル制御器70cのマイクロコンピュータ71が、上記制御プログラムを図6のフローチャートに従い実行を開始し、弁制御回路60cの弁制御マイクロコンピュータ61が図7のフローチャートに従い実行を開始する。
上述のように弁制御マイクロコンピュータ61が図7のフローチャートに従い上記弁制御プログラムの実行を開始すると、ステップ400において、送り側配管P3内の冷水の流量qが最大流量qmax以上か否かが判定される。この判定はデータ処理器51からの検出流量qに基づきなされる。ここで、当該空調制御システムの起動時等において上記空調空間内が高負荷状態にあるとき、検出流量qが最大流量qmax以上であれば、ステップ400においてYESと判定され、次のステップ410において、最大流量qmaxに対応する開度への調節処理がなされる。具体的には、電動2方弁60の弁本体60aの開度が上記最大流量設定値に減少される。これにより、熱交換器30への送り側冷水の過剰な量の流入により熱交換器30の熱交換能力を超えて、還り側冷水が低温状態のまま流出する(例えば冷水塊とよぶ)ことはなくなる。つまり、ポンプ装置Puは過剰な流量を流すことなく最適流量を供給し、熱交換器30からの熱交換能力を有効に発揮させ、冷凍機Rへの還り側冷水の温度が適正に行なわれるようになる。
ここで、弁制御回路60cの弁制御マイクロコンピュータ61には、後述するマイクロコンピュータ71で演算された弁開度信号と、前記ステップ410にて最大流量qmaxに対応する開度への調節された弁開度信号が入力される。そして、ステップ410で最大流量qmaxに対応する開度への調節された弁開度信号が有る場合には、ステップ410で調節された弁開度信号を優先し、ステップ410で調節された弁開度信号が無い場合には、マイクロコンピュータ71の開度信号に従って弁開度信号が駆動回路60bに出力し、弁本体60aが駆動される。
一方、マイクロコンピュータ71は図6のフローチャートに従い制御プログラムを開始する。まず、ステップ320において、給気温度に基づく電動2方弁60の開度制御処理がなされる。これに伴い、電動2方弁60の弁本体60aの開度が、給気温センサ80bからの検出給気温度に基づき当該検出給気温度を所定給気温度(例えば、16(℃))に維持するように決定され、電動2方弁60に出力される。このため、電動2方弁60では、弁本体60aの開度が上記所定給気温度に対応する値になるように、当該弁本体60aが弁制御手段60cにより制御される。
その後、ステップ330において、室内温度に基づく給気ファン42の回転数制御処理がなされる。この回転数制御処理では、室F内の実際の温度を設定温度に近づけるように室F内への給気風量を制御するため、還気温センサ80aの検出室内温に基づき、上記検出室内温の上記設定温との差に基づき送風給気流量が決定され、インバータ70aに出力される。すると、インバータ70aは、上記決定給気流量に比例する制御周波数にて出力電圧を発生し給気ファンモータ41に出力する。これに伴い、当該給気ファンモータ41は、上記制御周波数に対応する回転数にて回転するように制御され、給気ファン42がこの給気ファンモータ41の制御回転数に対応する量にて外気OAの風量或いは還気RAの風量をフィルタ20及び熱交換器30を通し吸引し、給気SAの風量として上記目標吹き出し温度にて室F内に供給する。
従って、上述のような弁本体60aの開度調節のもと、電動2方弁60の弁本体60aの開度が、給気温センサ80bからの検出給気温度に応じて室F内へ給気SAの風量の温度を上記所定給気温度に維持するように制御されるとともに、給気送風機40の回転数が還気温センサ80aの検出温度に基づき室F内の実際の温度を設定温度にするように制御される。
そして、ステップ330の処理が終了すると、ステップ340において、図3のステップ130と同様に、上記インバータの回転数出力に基づき回転数N≦Naか否かが判定される。そして、N>Naであれば、ステップ340においてNOと判定され、ステップ320以後の処理がなされる。
ステップ340における判定がYESとなった場合、すなわち、室F内が軽負荷状態になった場合には、ステップ350において、室内温度に基づく電動2方弁60の開度制御処理がなされる。この開度制御処理では、弁本体60aの開度が、還気温センサ80aの検出室内温に基づき、室F内の実際の温度を上記設定温度に維持するように決定されて電動2方弁60の駆動回路60bに出力される。このため、弁本体60aの開度が、室F内の実際の温度を上記設定温度に維持する値となるように、当該弁本体60aが制御され、熱交換器30を流れる冷水の量が調節される。
然る後、ステップ360において、データ処理器51からの送り側水温Ts及び還り側水温Trに基づき、水温差ΔT<設定水温度差5(℃)か否かが判定される。ここで、水温差ΔT≧設定水温度差5(℃)であれば、ステップ360にてNOと判定され、ステップ350の処理が再度なされる。
このように、室F内が軽負荷状態になった後は、電動2方弁60の弁本体60aの開度が、室F内の実際の温度を設定温度に維持するように還気温センサ80aからの検出還気温に応じ制御されるとともに、上記検出送り側水温及び検出還り側水温に応じて上記設定水温度差を維持するように制御される。このため、室F内の快適な空調の維持に併せ、上記送り側水温と上記還り側水温との間の温度差を上記設定水温度差に維持することで熱交換器30、ひいては当該空調制御システムにおける熱源系統の省エネルギー化を実現できる。なお、ステップ360における判定がYESになると、制御プログラムはスタートステップに戻る。
当該空調制御システムにおいて、暖房負荷状態においても、室F内の快適空調制御に併せて、電動2方弁60の開度を、起動時の最大流量制御および熱交換器30の送り側及び還り側の各水温の差を適正に維持するように制御することで、当該空調制御システムの熱源設備の省エネルギーに役立つ。
本発明の第1実施形態を示す全体構成図 同第1の実施の形態の空気調和装置のブロック図 同第1の実施の形態の空調制御器のマイクロコンピュータの作用を示すフローチャート 本発明の第2実施形態における空調制御器のマイクロコンピュータの作用を示すフローチャート 本発明の第3実施形態を示す空気調和装置のブロック図 上記第3実施形態におけるデジタル制御器のマイクロコンピュータの作用を示すフローチャート 上記第3実施形態における電動2方弁のマイクロコンピュータの作用を示すフローチャート
符号の説明
F 室
Pu ポンプ装置
R 冷凍機
U 空気調和装置
30 熱交換器
40 給気送風機
50 複合検出装置
51 データ処理器
52 流量センサ
53 送り側水温センサ
54 還り側水温センサ
60 電動2方弁
60a 弁本体
60b 駆動回路
60c 弁制御回路
61 弁制御マイクロコンピュータ
70 インバータ装置
70a インバータ
70b 空調制御器
70c デジタル制御器
71 マイクロコンピュータ
80a 還気温センサ
80b 給気温センサ

Claims (2)

  1. 複数の空気調和装置と、冷凍機と、この冷凍機により冷却される冷水を送り側冷水として前記複数の空気調和装置に供給するポンプ装置とを備え、前記各空気調和装置は、熱交換器と、給気送風機とを有し、前記熱交換器に流れる空気流と前記送り側冷水とを前記熱交換器にて熱交換させた後、前記送り側冷水を還り側冷水として前記冷凍機に還流するとともに前記給気送風機の回転数に応じた給気風量として空調空間内に給気するようにしたビルディング用空調制御システムにおいて、
    前記各空気調和装置は、前記空調空間から前記空気調和装置によって還気される還気温度を検出する還気温センサと、前記給気送風機からの前記熱交換器での熱交換後の給気温度を検出する給気温センサと、前記送り側或いは還り側の冷水の流量を冷水流量として検出する流量センサと、前記送り側冷水の温度を検出する送り側水温センサと、前記還り側冷水の温度を検出する還り側水温センサとを有し、弁本体及びこの弁本体を駆動する弁駆動手段を有する電動2方弁と、インバータと、データ処理手段を有する空調制御器とを備え、
    前記データ処理手段は、前記流量センサからの検出冷水流量が最大流量を超えるとき前記弁本体の開度を絞る最大流量設定手段と、前記送り側水温センサ及び還り側水温センサからの前記検出送り側水温及び前記検出還り側水温の間の水温差が設定水温度差と異なるとき、この設定水温度差を維持するように前記弁本体の開度を決定する温度差流量制限手段と、前記還気温センサからの検出温度に基づき前記空調空間内の温度を設定温度にするように前記給気送風機の回転数を決定する回転数決定手段と、前記給気送風機の回転数が軽負荷に対応する値になったとき、前記空調空間内の温度を設定温度に維持するように前記弁本体の開度を決定する空間内温度制御手段とを備え、
    前記弁駆動手段は、前記最大流量設定手段により前記弁本体の開度を調節し、この開度調節後、前記温度差流量制御手段による決定開度となるように前記弁本体を駆動し、この駆動後、前記インバータは、前記回転数決定手段による前記給気送風機の決定回転数に基づき当該給気送風機の回転数を制御し、この制御に伴い前記給気送風機の回転数が軽負荷に対応する値になったとき、前記弁駆動手段は、前記空間内温度制御手段による決定開度となるように前記弁本体を駆動することを特徴とするビルディング用空調制御システム。
  2. 複数の空気調和装置と、冷凍機と、この冷凍機により冷却される冷水を送り側冷水として前記複数の空気調和装置に供給するポンプ装置とを備え、前記各空気調和装置は、熱交換器と、給気送風機とを有し、前記熱交換器に流れる空気流と前記送り側冷水とを前記熱交換器にて熱交換させた後、前記送り側冷水を還り側冷水として前記冷凍機に還流するとともに前記給気送風機の回転数に応じた給気風量として空調空間内に給気するようにしたビルディング用空調制御システムにおいて、
    前記各空気調和装置は、前記空調空間から前記空気調和装置によって還気される還気温度を検出する還気温センサと、前記給気送風機からの前記熱交換器での熱交換後の給気温度を検出する給気温センサと、前記送り側或いは還り側の冷水の流量を冷水流量として検出する流量センサと、前記送り側冷水の温度を検出する送り側水温センサと、前記還り側冷水の温度を検出する還り側水温センサとを有し、前記検出冷水流量、検出送り側水温及び検出還り側水温を出力する複合検出装置と、弁本体及びこの弁本体の最大流量設定を保有する最大流量設定手段に加え、前記弁本体の開度を制御する弁制御手段を有する電動2方弁と、インバータ及びデータ処理手段を有するインバータ装置とを備え、
    前記最大流量設定手段は、前記複合検出装置からの検出冷水流量が最大流量を超えるとき前記弁本体の開度を絞り、そして、前記データ処理手段は、前記給気温センサからの検出温度に基づき前記空調空間内への給気の温度を所定給気温度に維持するように前記電動2方弁の弁本体の開度を決定する給気温度制御手段と、前記還気温センサからの検出温度に基づき前記空調空間内の温度を設定温度にするように前記給気送風機の回転数を決定する回転数決定手段と、前記還気温センサからの検出温度に基づき前記空調空間内の温度を設定温度に維持するように前記弁本体の開度を決定する空間内温度制御手段とを備え、
    前記弁制御手段は、最大流量設定手段により前記弁本体の開度を調節し、この開度調節後、前記給気温度制御手段による決定開度となるように前記弁本体の開度を制御し、この制御後、前記インバータは、前記回転数決定手段による前記給気送風機の決定回転数に基づき当該給気送風機の回転数を制御し、この制御に伴い前記給気送風機の回転数が軽負荷に対応する値になったとき、前記弁制御手段は、前記空調空間内の温度を設定温度に維持するように前記弁本体の開度を空間内温度制御手段による決定開度に制御することを特徴とするビルディング用空調制御システム。
JP2004175088A 2004-06-14 2004-06-14 ビルディング用空調制御システム Expired - Fee Related JP4459727B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175088A JP4459727B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 ビルディング用空調制御システム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2004175088A JP4459727B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 ビルディング用空調制御システム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2005351587A true JP2005351587A (ja) 2005-12-22
JP4459727B2 JP4459727B2 (ja) 2010-04-28

Family

ID=35586213

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2004175088A Expired - Fee Related JP4459727B2 (ja) 2004-06-14 2004-06-14 ビルディング用空調制御システム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4459727B2 (ja)

Cited By (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030820A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Yamatake Corp 空調制御装置および空調制御方法
JP2009030823A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Yamatake Corp 空調制御システムおよび空調制御方法
WO2010131378A1 (ja) * 2009-05-12 2010-11-18 三菱電機株式会社 空気調和装置
CN102112817A (zh) * 2008-10-29 2011-06-29 三菱电机株式会社 空调装置
CN102112819A (zh) * 2008-10-29 2011-06-29 三菱电机株式会社 空调装置
JP2011242001A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Tokyo Gas Co Ltd 送水制御システム及びその制御方法
JP2012013254A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Ryobi Ltd 空調システムの制御方法及び空調システム
JP2012013344A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Yamatake Corp 冷温水循環ポンプの回転数制御システムおよび方法
KR101454995B1 (ko) * 2013-02-27 2014-10-27 키무라코우키 가부시키가이샤 공조 기능을 갖는 외조기
JP2015502510A (ja) * 2011-09-27 2015-01-22 ジェー・ピー・モルガン・チェース・バンク・ナショナル・アソシエーション 暖房、換気および空調管理システムおよび方法
JP6084737B1 (ja) * 2015-10-06 2017-02-22 木村工機株式会社 空気調和システム
JP2019211121A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 三機工業株式会社 空調システム
JP2021116998A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 三菱重工冷熱株式会社 空調機
WO2021205684A1 (ja) * 2020-04-09 2021-10-14 三菱電機株式会社 空調システム
US11199350B2 (en) 2017-09-22 2021-12-14 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus with regulated flow of a heat medium
CN115899999A (zh) * 2023-03-08 2023-04-04 宁德时代新能源科技股份有限公司 空调风柜及其控制方法、存储介质、计算机程序产品

Cited By (31)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009030820A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Yamatake Corp 空調制御装置および空調制御方法
JP2009030823A (ja) * 2007-07-24 2009-02-12 Yamatake Corp 空調制御システムおよび空調制御方法
JP5247812B2 (ja) * 2008-10-29 2013-07-24 三菱電機株式会社 空気調和装置
CN102112817A (zh) * 2008-10-29 2011-06-29 三菱电机株式会社 空调装置
CN102112819A (zh) * 2008-10-29 2011-06-29 三菱电机株式会社 空调装置
CN102112817B (zh) * 2008-10-29 2014-04-30 三菱电机株式会社 空调装置
US9657955B2 (en) 2008-10-29 2017-05-23 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus
US9273875B2 (en) 2008-10-29 2016-03-01 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioning apparatus having indoor, outdoor, and relay units
WO2010131378A1 (ja) * 2009-05-12 2010-11-18 三菱電機株式会社 空気調和装置
CN102422093A (zh) * 2009-05-12 2012-04-18 三菱电机株式会社 空调装置
US9366452B2 (en) 2009-05-12 2016-06-14 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus with primary and secondary heat exchange cycles
CN102422093B (zh) * 2009-05-12 2014-03-19 三菱电机株式会社 空调装置
US9534807B2 (en) 2009-05-12 2017-01-03 Mitsubishi Electric Corporation Air conditioning apparatus with primary and secondary heat exchange cycles
JP2011242001A (ja) * 2010-05-14 2011-12-01 Tokyo Gas Co Ltd 送水制御システム及びその制御方法
JP2012013254A (ja) * 2010-06-29 2012-01-19 Ryobi Ltd 空調システムの制御方法及び空調システム
JP2012013344A (ja) * 2010-07-02 2012-01-19 Yamatake Corp 冷温水循環ポンプの回転数制御システムおよび方法
JP2015502510A (ja) * 2011-09-27 2015-01-22 ジェー・ピー・モルガン・チェース・バンク・ナショナル・アソシエーション 暖房、換気および空調管理システムおよび方法
JP2017138095A (ja) * 2011-09-27 2017-08-10 ジェー・ピー・モルガン・チェース・バンク・ナショナル・アソシエーション 暖房、換気および空調管理システムおよび方法
KR101454995B1 (ko) * 2013-02-27 2014-10-27 키무라코우키 가부시키가이샤 공조 기능을 갖는 외조기
JP6084737B1 (ja) * 2015-10-06 2017-02-22 木村工機株式会社 空気調和システム
JP2017072357A (ja) * 2015-10-06 2017-04-13 木村工機株式会社 空気調和システム
US11199350B2 (en) 2017-09-22 2021-12-14 Mitsubishi Electric Corporation Air-conditioning apparatus with regulated flow of a heat medium
JP2019211121A (ja) * 2018-05-31 2019-12-12 三機工業株式会社 空調システム
JP7217594B2 (ja) 2018-05-31 2023-02-03 三機工業株式会社 空調システム
JP2021116998A (ja) * 2020-01-29 2021-08-10 三菱重工冷熱株式会社 空調機
JP7037095B2 (ja) 2020-01-29 2022-03-16 三菱重工冷熱株式会社 空調機
WO2021205684A1 (ja) * 2020-04-09 2021-10-14 三菱電機株式会社 空調システム
JP2021167683A (ja) * 2020-04-09 2021-10-21 三菱電機株式会社 空調システム
CN115335645A (zh) * 2020-04-09 2022-11-11 三菱电机株式会社 空调系统
JP7439629B2 (ja) 2020-04-09 2024-02-28 三菱電機株式会社 空調システム
CN115899999A (zh) * 2023-03-08 2023-04-04 宁德时代新能源科技股份有限公司 空调风柜及其控制方法、存储介质、计算机程序产品

Also Published As

Publication number Publication date
JP4459727B2 (ja) 2010-04-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4459727B2 (ja) ビルディング用空調制御システム
JP4422572B2 (ja) 冷温熱源機の冷温水制御方法
JP2012141113A (ja) 空気調和温水機器システム
JP4726664B2 (ja) 空気調和装置
JP3828485B2 (ja) 制御装置
WO2013015127A1 (ja) 液体熱交換ユニットおよびそれを備える冷凍システム
JP4249591B2 (ja) 1次ポンプ方式熱源変流量制御システムおよび1次ポンプ最低流量確保方法
JP6250589B2 (ja) 空調システム
JP6597955B2 (ja) 空気調和装置
JP3733371B2 (ja) 温度制御系
JP4694905B2 (ja) 空調システム
JP2008116163A (ja) 熱媒体搬送システム
JP2008157503A (ja) 空気調和装置
JP2010181046A (ja) クリーンルーム空調システム
JP4477914B2 (ja) 空調システム
US20200318880A1 (en) Refrigeration cycle apparatus
JP6545378B2 (ja) 空調システム及び中継機
WO2005100875A1 (ja) 空調制御方法及び空調システム
JP4594146B2 (ja) 空調システムの変風量最適制御方法
JP2010065926A (ja) 空調システムの冷温水制御方法
JPH04270853A (ja) 空気調和装置
JP2010112619A (ja) 空気調和装置
KR101243227B1 (ko) 환기 시스템 및 그 제어방법
JP5517645B2 (ja) 空気調和機および空気調和機の制御方法
JP4683025B2 (ja) 空気調和システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070605

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090514

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090929

RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20091023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20091023

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091126

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100112

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4459727

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130219

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees