JP4594146B2 - 空調システムの変風量最適制御方法 - Google Patents
空調システムの変風量最適制御方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4594146B2 JP4594146B2 JP2005094620A JP2005094620A JP4594146B2 JP 4594146 B2 JP4594146 B2 JP 4594146B2 JP 2005094620 A JP2005094620 A JP 2005094620A JP 2005094620 A JP2005094620 A JP 2005094620A JP 4594146 B2 JP4594146 B2 JP 4594146B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- cold
- hot water
- air conditioner
- air supply
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Air Conditioning Control Device (AREA)
Description
ステップP1:
複数あるVAVユニット7aのうち最大のダンパ開度のVAVユニットのダンパ開度が、予め設定した所定の最大開度(例えば95%)より大きいか否かを判別する。
このステップP1で、最大のダンパ開度が95%を越えているときは、例えば冷房の場合、さらに部屋の温度を低下させたい状態である。この場合には、給気ファンの回転数を高くして風量を増加する方法と給気温度を下げて室温を低下させる方法がある。いずれの方法を選ぶかは最小のダンパ開度の状態に基づいて選定する。これがステップP2である。
複数あるVAVユニット7aのうち最小のダンパ開度のVAVユニットのダンパ開度が、予め設定した所定の最小開度(風量)(例えば30%)より小さいか否かを判別する。
ステップP3:
複数あるVAVユニット7aのうち最小のダンパ開度のVAVユニットのダンパ開度が、予め設定した所定の最小開度(風量)(例えば30%)より小さいか否かを判別する。
給気ファンの回転数を例えば5%高くする。これにより全てのVAVユニットで最小風量が確保される。
ステップP5:
給気設定温度を例えば0.5°Cだけ下げる。すなわち、ここでは上記ステップP2で最小ダンパ開度(風量)が30%以上の状態であるため、給気温度を下げて風量を少なくする。
上記ステップP1で最大となっているダンパの開度が95%以下の状態でかつ、最小となっているVAVユニットの開度(風量)が30%以下の状態であるため、給気設定温度を例えば0.5℃だけ上げる。冷房負荷に対処するためには風量を増加することが必要となり、VAVダンパが開いて風量が確保される。すなわち、すべてのVAVユニットで最小風量以上になるように制御される。
ステップP7:
上記ステップP1で最大となっているダンパの開度が95%以下の状態でかつ、最小となっているダンパの開度(風量)が30%以上の状態であるため、給気ファンの回転数を例えば5%低くする。冷房負荷に対処するためには風量を増加することが必要となり、VAVダンパが開いて風量が確保される。すなわち、いずれかのVAVユニットが最大開度になるように制御される。
空調機1が空調系統ごとに(例えば建物の各フロアごとに)設置される。各空調機1には、空調すべき部屋やエリアごとの給気系統別の給気ダクト5が接続される(図の例では2系統)。給気系統ごとの給気ダクト5のそれぞれに対し給気ファン6が備わる。各給気ファン6はインバータ6aを有し回転数をインバータ6aにより制御することにより風量が制御される。
この演算は、各空調機ごとに行う。
各空調機に備わる給気ファンと冷温水ポンプの合計消費電力を算出する。各消費電力は給気ファン及び冷温水ポンプのそれぞれに備わる電力計から求める。この場合、空調システムとして、1台の給気ファンから給気ダクトを給気系統別に分岐させてVAV装置により風量制御する方式及び給気系統ごとに複数台の給気ファンを備えて各給気ファンにより風量制御する方式のいずれの場合も適用可能である。また、冷温水ポンプについては、空調機ごとにローカルポンプを備え、ローカルポンプにより流量制御するローカルポンプ式空調システム及び共通の冷温水ポンプから冷温水配管を各空調機ごとに分岐して設け、各空調機に制御弁を設けて制御弁により流量制御する制御弁(仮想ローカルポンプ式)空調システムのいずれの場合も適用可能である。
給気設定温度を一定温度だけ上げるか又は下げる。これにより、給気ファン及び冷温水ポンプの消費電力が変化する。
ステップS3:
給気設定温度を変更した後、再び給気ファン及び冷温水ポンプの合計消費電力を算出する。
給気設定温度の変更前後の消費電力を比較する。消費電力が減少していたらステップS5に進み、増加していたらステップS6に進む。
ステップS5:
所定の周期(例えば10分)後に、給気設定温度を前回と同じ方向(上げる方向か又は下げる方向)に変更する。
所定の周期(例えば10分)後に、給気設定温度を前回と逆方向(前回上げていたら下げる方向、前回下げていたら上げる方向)に変更する。
ステップS7:
空調システムの運転が終了するまで上記ステップS3〜S6を繰り返す。
ここでいう「冷温水ポンプ」は、後述の図7,図9で示すローカルポンプ、もしくは、図6,図7で示す制御弁に相当する水搬送動力を算出するために、図10の段落0048〜0050で説明する「共通の冷温水ポンプ」を各系統に割り振った仮想的なローカルポンプと考える。
この演算は、各空調機ごとに行う。
コントローラは、一定周期F(例えば10分)で給気温度を設定するとともに、給気ファンと冷温水ポンプの合計消費電力を算出し、その合計消費電力が前回設定値の合計消費電力より増加したか減少したかに応じて次回の給気温度を設定する。
kW1≦kW2かつT1>T0ならばT2=T1+ΔT (1)
kW1≦kW2かつT1<T0ならばT2=T1−ΔT (2)
kW1>kW2かつT1>T0ならばT2=T1−ΔT (3)
kW1>kW2かつT1<T0ならばT2=T1+ΔT (4)
と設定する。
空調機1内に温度計22が備わり、給気ファン6で送風される給気温度を検出する。この給気温度に基づいて制御弁4が開度調整される。
Claims (6)
- 冷温水を生成する冷温熱源機と、
複数の空調系統ごとに、給気ファンを備えた空調機と、
前記冷温水を複数の空調系統ごとの空調機に供給する冷温水ポンプとを有する空調システムの変風量最適制御方法において、
前記空調系統ごとに前記給気ファンと冷温水ポンプの合計消費電力に基づいて、前記給気ファンの給気設定温度を変更することを特徴とする、空調システムの変風量最適制御方法。 - 前記給気ファンと冷温水ポンプの合計消費電力を算出し、
給気設定温度を一定温度だけ上昇又は下降方向に変更し、
再び前記給気ファンと冷温水ポンプの合計消費電力を算出し、
設定温度変更前後の合計消費電力を比較して、変更後の合計消費電力が変更前の合計消費電力より小さい場合には同じ方向に設定温度を変更し、変更後の合計消費電力が変更前の合計消費電力より大きい場合には逆方向に設定温度を変更することを特徴とする請求項1に記載の空調システムの変風量最適制御方法。 - 前記空調機は、冷温水コイルと、該冷温水コイルの流量を制御するために空調機ごとに設けられた制御弁と、空調機からの給気系統ごとに給気風量を制御するVAVユニットとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の空調システムの変風量最適制御方法。
- 前記空調機は、冷温水コイルと、該冷温水コイルに冷温水を供給するために空調機ごとに設けられたローカルポンプと、空調からの給気系統ごとに給気風量を制御するVAVユニットとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の空調システムの変風量最適制御方法。
- 前記空調機は、冷温水コイルと、該冷温水コイルの流量を制御するために空調機ごとに設けられた制御弁と、空調機からの給気系統ごとに設けられた給気ファンとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の空調システムの変風量最適制御方法。
- 前記空調機は、冷温水コイルと、該冷温水コイルに冷温水を供給するために空調機ごとに設けられたローカルポンプと、空調機からの給気系統ごとに設けられた給気ファンとを備えたことを特徴とする請求項1に記載の空調システムの変風量最適制御方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094620A JP4594146B2 (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 空調システムの変風量最適制御方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2005094620A JP4594146B2 (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 空調システムの変風量最適制御方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2006275398A JP2006275398A (ja) | 2006-10-12 |
JP4594146B2 true JP4594146B2 (ja) | 2010-12-08 |
Family
ID=37210344
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005094620A Active JP4594146B2 (ja) | 2005-03-29 | 2005-03-29 | 空調システムの変風量最適制御方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4594146B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5404132B2 (ja) | 2009-03-30 | 2014-01-29 | 三菱重工業株式会社 | 熱源システムおよびその制御方法 |
CN111219838B (zh) * | 2019-11-19 | 2021-03-12 | 珠海格力电器股份有限公司 | 一种温控器与空调的匹配方法、装置及温控器设备 |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5674543A (en) * | 1979-11-22 | 1981-06-20 | Yazaki Corp | Cooling and heating system of room |
JPH10213339A (ja) * | 1997-01-30 | 1998-08-11 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
JP2000146356A (ja) * | 1998-11-13 | 2000-05-26 | Kajima Corp | 分散型ヒートポンプ装置による地域冷暖房システム |
JP2000205731A (ja) * | 1999-01-19 | 2000-07-28 | Sanyo Electric Co Ltd | ブラインを用いた冷却システム |
JP2000357012A (ja) * | 1999-06-16 | 2000-12-26 | Yamatake Building Systems Co Ltd | 中央制御装置と複数の端末制御装置との協調制御システム |
JP2001289485A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-10-19 | Mitsubishi Electric Corp | 複合装置、複合装置の運転方法 |
JP2003028488A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Kinden Corp | 空気調和施設における搬送動力削減システム |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS643447A (en) * | 1987-03-12 | 1989-01-09 | Takenaka Komuten Co | Cooling system |
-
2005
- 2005-03-29 JP JP2005094620A patent/JP4594146B2/ja active Active
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5674543A (en) * | 1979-11-22 | 1981-06-20 | Yazaki Corp | Cooling and heating system of room |
JPH10213339A (ja) * | 1997-01-30 | 1998-08-11 | Mitsubishi Electric Corp | 空気調和装置 |
JP2000146356A (ja) * | 1998-11-13 | 2000-05-26 | Kajima Corp | 分散型ヒートポンプ装置による地域冷暖房システム |
JP2000205731A (ja) * | 1999-01-19 | 2000-07-28 | Sanyo Electric Co Ltd | ブラインを用いた冷却システム |
JP2000357012A (ja) * | 1999-06-16 | 2000-12-26 | Yamatake Building Systems Co Ltd | 中央制御装置と複数の端末制御装置との協調制御システム |
JP2001289485A (ja) * | 2000-01-31 | 2001-10-19 | Mitsubishi Electric Corp | 複合装置、複合装置の運転方法 |
JP2003028488A (ja) * | 2001-07-13 | 2003-01-29 | Kinden Corp | 空気調和施設における搬送動力削減システム |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2006275398A (ja) | 2006-10-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4422572B2 (ja) | 冷温熱源機の冷温水制御方法 | |
JP2022137259A (ja) | 主制御装置での建物の改装により冷却システムの作動効率を改善する方法 | |
JP2012154596A (ja) | 空調制御装置および方法 | |
WO2014136330A1 (ja) | 空調制御装置及び記憶媒体 | |
WO2018110388A1 (ja) | 空気調和システム | |
WO2020038005A1 (zh) | 用于多联机空调系统的控制方法 | |
JP4166051B2 (ja) | 空調システム | |
JP6363428B2 (ja) | 熱媒体循環システム | |
JP7490831B2 (ja) | 空調システムの制御装置、制御方法、制御プログラムおよび空調システム | |
JP5082585B2 (ja) | 空調システム | |
CN107781946A (zh) | 变频空调的制热控制方法 | |
JP4327296B2 (ja) | 空調システム | |
JPH10232040A (ja) | 空調システム装置 | |
JP4594146B2 (ja) | 空調システムの変風量最適制御方法 | |
JP6890727B1 (ja) | 空気調和システムおよび制御方法 | |
JP5005578B2 (ja) | 空調制御システム、空調制御用プログラムおよび空調制御方法 | |
JP4477914B2 (ja) | 空調システム | |
JP5318446B2 (ja) | 外気取入システム | |
WO2018110385A1 (ja) | 空気調和システム | |
JPH0842909A (ja) | 空調システム | |
JP5526716B2 (ja) | 空調システム | |
JP5526175B2 (ja) | 空調システム | |
JP2006250386A (ja) | 換気空調装置 | |
JP2016176688A (ja) | 空調制御装置及び制御プログラム | |
CN110469925A (zh) | Hvac系统及其控制方法 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20080305 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20100311 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20100330 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20100528 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20100817 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20100916 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130924 Year of fee payment: 3 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4594146 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |