JP4477914B2 - 空調システム - Google Patents

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Description

本発明は、VAV空調システムにおいて冷水還温度、温水還温度を補償し得るようにした空調システムに関するものである。
従来より、大規模な構築物においては、空調機より給気ダクトを介して空調領域である各室へ給気を供給する場合、各室の給気吹出し口毎にVAVユニット(Variable Air Volumeユニット)を設け、このVAVユニットからの空気吹出し量を室の負荷状況に応じて制御するVAV空調システム(変風量空調システム)が知られている。
このVAV空調システムの一例は図6〜図14に示されている。図6は従来のVAV空調システムの全体のフローを示す図、図7は図6の一部を拡大して示すVAV空調システムの部分詳細フロー図、図8は図6及び図7に示すVAV空調システムの制御を行うための演算制御装置のブロック図、図9は図6及び図7に示すVAV空調システムに適用するVAVユニットの演算制御装置のブロック図である。又、図10〜図14は図6、図7に示すVAV空調システムの運転を説明するために用いる各種の線図で、図10は還気温度と冷房運転及び暖房運転の切替えを説明するための線図、図11は外気温度と除湿運転及び加湿運転の切替えを説明するための線図、図12はVAV総要求風量比率と給気ファンインバータ出力指令との関係を示す線図、図13は温度(乾球温度)と絶対湿度との関係を示す線図、図14は還気湿度と除湿要求との関係を表す線図である。
図6、図7中、1は冷凍機等の冷熱源、2はボイラ等の温熱源、3は例えば構築物の各階に対応して設置された、冷水コイル4及び温水コイル5並びに給気ファン6を備えた複数の空調機、7は一つの空調機3により空調が行われる複数の空調領域(室)8に夫々設置されたVAVユニットである。空調機3の冷水コイル4及び温水コイル5並びに給気ファン6は、導入された空気の流れ方向上流側から下流側に向けて順次配列されている。
冷熱源1の出口側には中途部に冷水ヘッダ9と冷水二次ポンプ10が設けられた冷水往主配管11が接続されている。冷水往主配管11には空調機3に対応して、中途部に夫々冷水バルブ12が設けられた複数の冷水往配管13が接続され、各冷水往配管13は空調機3における冷水コイル4の入口側に接続されている。各冷水コイル4の出口側には、冷水還配管14が接続され、冷水還配管14は、冷水を冷熱源1に戻すための冷水還主配管15に接続されている。冷水還主配管15には冷水還ヘッダ16及び冷水一次ポンプ17が設けられている。
温熱源2の出口側には中途部に温水ヘッダ18と温水二次ポンプ19が設けられた温水往主配管20が接続されている。温水往主配管20には空調機3に対応して、中途部に夫々温水バルブ21が設けられた複数の温水往配管22が接続され、各温水往配管22は空調機3における温水コイル5の入口側に接続されている。各温水コイル5の出口側には、温水還配管23が接続され、温水還配管23は、温水を温熱源2に戻すための温水還主管24に接続されている。温水還主管24には温水還ヘッダ25及び温水一次ポンプ26が設けられている。
給気ファン6には中途部に給気温湿度検出器27が設けられた給気主ダクト28が接続され、給気主ダクト28には、各VAVユニット7に対応して給気ダクト29が接続されている。給気ダクト29はVAVユニット7に接続されており、VAVユニット7からは所定温度で且つの所定量の給気を室8内に吹出し得るようになっている。
各室8の空気吹込み側から離反した所定位置に設置した空気吸込み口30には、還気ダクト31が接続され、還気ダクト31は、中途部に還気温湿度検出器32及び還気ファン33並びに還気ダンパ34が設けられて、空気吸込み口30から吸込まれた空気の一部を還気として空調機3へ戻し得るようにした還気主ダクト35に接続されている。又、還気主ダクト35の還気ファン33下流側と還気ダンパ34上流側の間には、中途部に排気ダンパ36が設けられた排気ダクト37が接続されている。更に、空調機3には、外気を空調機3に導入し得るよう、中途部に外気温湿度検出器38及び外気ダンパ39が設けられた外気ダクト40が接続されている。
給気温湿度検出器27で検出した給気温度T1及び給気湿度H1、及び還気温湿度検出器32で検出した還気温度T2及び還気湿度H2、並びに外気温湿度検出器38で検出した外気温度T3及び外気湿度H3は、検出信号として演算制御装置41に与え得るようになっている。
各室8に設置した室温検出器42により検出した室内温度T4及び各給気ダクト29に設置した風速検出器43により検出したVAVユニット内風速Vは、検出信号としてVAVユニット7の演算制御装置44へ与え得るようになっており、演算制御装置44からは演算制御装置41へVAV要求風量Q及びVAV要求風量比率α1並びにVAV運転状態を与え得るようになっている。又、室内温度設定値T及び室内湿度設定値Hは演算制御装置41へ設定し得るようになっている。更に、図示してないが、演算制御装置41には上記以外に種々のデータを取込み得るようになっているが、これらについては必要に応じて適宜説明する。
演算制御装置41からは冷水バルブ12へ冷水バルブ開度指令V1を、温水バルブ21へ温水バルブ開度指令V2を、給気ファン6に給気ファンインバータ出力指令V3を、還気ファン33に還気ファンインバータ出力指令V4を、還気ダンパ34に還気ダンパ開度指令V5を、排気ダンパ36に排気ダンパ開度指令V6を、外気ダンパ39に外気ダンパ開度指令V7を、夫々与え得るようになっている。又、図示してないが、演算制御装置41からは運転モードを変更する場合の指令を冷熱源1及び温熱源2に適宜与え得るようになっている。
演算制御装置41の詳細なブロック図は図8に示されている。図中、45は入力処理部、46は冷房/暖房判断部、47は風量演算部、48は給気温度設定値(ロードリセット)演算部、49は外気冷房判断部、50は冷却用の給気温度制御部、51は除湿/再熱判断部、52は風量制御部、53は加熱用の給気温度制御部、54は出力処理部である。
VAVユニット7の演算制御装置44の詳細なブロック図は図9に示されている。図中、55は風速検出器43で検出した室8内における空気のVAVユニット内風速Vを基に室内風量Q1を演算するための風量演算部、56は室温検出器42で検出した室8内における空気の室内温度T4と室内温度設定値Tとを減算して温度偏差ΔTを求めるための加減算器、57は加減算器56で求めた温度偏差ΔTからVAV要求風量Qを求めるVAV要求風量演算部、58は風量演算部55からの室内風量Q1とVAV要求風量演算部57からのVAV要求風量Qと風量演算部55で求めた室内風量Q1とを減算して風量偏差ΔQを求める加減算器、59は加減算器58からの風量偏差ΔQを基にダンパ開度が調整されるVAVダンパである。
VAV要求風量演算部57で求めたVAV要求風量Qは前述したように、演算制御装置41へ与え得るようになっており、又、演算制御装置44で求めたVAV要求風量比率α1やVAVユニット7の運転状態信号も演算制御装置41へ与え得るようになっている。
上記VAV空調システムでは冷房、暖房、送風、除湿及び除湿/再熱並びに加湿といった湿度制御、外気冷房等の各運転が自動的に行われる。なお、空調運転時には、冷熱源1及び温熱源2は常時駆動されている。これは、空調機3は複数台あり、空調機3によって運転モードが異なることがあるためである。冷房時及び除湿時には、冷水バルブ12が制御されるが、後述するように制御する際の判断条件が異なる。又、暖房と再熱では温水バルブ21が制御される。
演算制御装置41,44には所定の各設定値が予め設定されていると共に、空調運転時には各検出器で検出したデータが演算制御装置41,44に与えられている。
空調運転時の概要について先ず説明すると、空調運転時には、還気温湿度検出器32により検出された還気温度T2及び還気湿度H2と、外気温湿度検出器38により検出された外気温度T3及び外気湿度H3が演算制御装置41の冷房/暖房判断部46に与えられると共に、還気温度T2及び外気温度T3を基に温度制御と湿度制御について判断され、必要に応じて運転モードが切替えられ、冷房、暖房、送風、除湿及び除湿/再熱並びに加湿といった湿度制御、外気冷房等の各運転が行なわれる。
すなわち、温度制御を行なう際、冷房/暖房判断部46においては、還気温度T2は予め設定されている室8の冷房の基準となる室内温度設定値Tc及び暖房の基準となる室内温度設定値Twと比較され(図10参照)、冷房にするか、暖房にするか等の運転モードが自動的に決定される。
i.冷房運転
例えば、図10に示すように、暖房運転時に還気温度T2が上昇してきて、[還気温度T2>冷房の基準となる室内温度設定値Tc]となった場合には、自動的に運転モードが切替えられて冷房運転が行われる。冷房運転時には、冷水バルブ12は制御されて所定の開度に開かれ、還気ダンパ34は最大開度とし、外気ダンパ39は還気ダンパ34に対し逆動作として最小開度とし、排気ダンパ36は外気ダンパ39と同様、最小開度として運転が行われる。還気ダンパ34と外気ダンパ39とを逆作動させるのは、[給気空気量=還気空気量+外気風量]として、還気空気量と外気風量との平衡を取るためである。
冷熱源1からの予め設定された所定の温度に冷却制御された冷媒である冷水は、冷水往主配管11に送出されて冷水ヘッダ9、冷水二次ポンプ10、冷水往主配管11、冷水往配管13、冷水バルブ12、冷水往配管13から冷水コイル4に導入され、冷水コイル4において還気主ダクト35から空調機3内に還気された空気や外気ダクト40から空調機3内に導入された空気を冷却し、冷水コイル4から冷水還配管14へ送出され、冷水還配管14、冷水還主配管15を経て冷熱源1へ戻され、冷熱源1で所定の温度に冷却されて再び冷水往主配管11へ送出される。
空調機3内において冷水コイル4により所定の温度に冷却された空気は、給気ファン6により送出されて給気主ダクト28、給気ダクト29を経てVAVユニット7へ送給され、VAVユニット7のVAVダンパ59により風量を調整されたうえ室8内に吹込まれて、冷熱を放出することにより室8内の冷房に供され、冷房に供された空気は室8から還気ダクト31、還気主ダクト35を通り、還気ファン33、還気ダンパ34を経て大部分は空調機3へ戻され、再び、外気ダクト40から導入された空気と共に、冷水コイル4を通る冷媒により冷却されて、給気ファン6から室8へ送給される。
斯かる運転の際、給気温湿度検出器27で検出された給気温度T1、給気湿度H1は演算制御装置41へ与えられ、図示されていない減算器において、予め設定されている給気温度設定値と検出された給気温度T1の偏差が求められ、この偏差がPI調節器で処理されて冷水バルブ開度指令V1が求められ、求められた冷水バルブ開度指令V1は冷水バルブ12へ与えられ、冷水バルブ12は所定の開度に制御されて、給気ファン6から室8へ送給される空気が所定の温度になるよう、制御が行われる。図8に示す演算制御装置41では、冷水バルブ開度指令V1は冷却用の給気温度制御部50から出力される。
一方、VAVユニット7から室8へ吹込まれる空気のVAVユニット内風速Vは風速検出器43により検出されて演算制御装置44へ与えられ、室温検出器42により検出された室内温度T4は演算制御装置44へ与えられる。而して、演算制御装置44の風量演算部55においては、VAVユニット内風速Vを基に室内風量Q1が求められ、求められた室内風量Q1は加減算器58へ与えられる。又、室温検出器42で検出された室内温度T4は加減算器56へ与えられて、加減算器56において予め設定されていた室内温度設定値Tとの差が偏差ΔTとして求められてVAV要求風量演算部57へ与えられ、偏差ΔTを基にVAV要求風量Qが求められ、求められたVAV要求風量Qは加減算器58へ与えられる。又、VAV要求風量Qは演算制御装置41へも与えられる。更に、演算制御装置44ではVAV要求風量比率α1が求められて演算制御装置41へ与えられると共に、VAVユニット7の稼動、停止の運転状態に基くVAVユニット運転状態信号が演算制御装置41へ与えられる。
加減算器58では、VAV要求風量演算部57からのVAV要求風量Qと風量演算部55からの室内風量Q1との差が風量偏差ΔQとして求められ、該風量偏差ΔQを基にVAVダンパ59の開度が所定の開度に制御される。
演算制御装置41へ与えられたVAVユニット運転状態信号のうち稼動状態として検出された信号を基に、風量演算部47においてはVAVユニット運転台数Nが計数され、又、演算制御装置41へ与えられたVAV要求風量Qは風量演算部47において、その総和(本例ではQ×N)がVAV総要求風量ΣQとして求められ、求められたVAV総要求風量ΣQは、予め設定されているAHU設計風量(給気ファン6の設計風量)Qdで除算されてVAV総要求風量比率α2が求められる(ΣQ/Qd=α2)。
又、風量演算部47では、演算制御装置44側から与えられたVAV要求風量比率α1の合計Σα1を、上記したようにして求められたVAVユニット運転台数Nで除算して要求風量比率α3(=Σα1/N)が求められる。
風量演算部47で求められたVAV総要求風量比率α2は風量制御部52に与えられて、図12に示すグラフに基き、給気インバータ周波数の演算が行われて給気ファンインバータ出力指令V3が求められると共に、図12と同様なグラフに基き、還気インバータ周波数の演算が行われて還気ファンインバータ出力指令V4が求められ、求められた給気ファンインバータ出力指令V3は給気ファン6に与えられて給気ファン6の回転数が所定の値に制御され、還気ファンインバータ出力指令V4は還気ファン33に与えられて還気ファン33の回転数が所定の値に制御される。これにより、給気ファン6により室8へ送給される空気の風量及び室8から空調機3へ還気される空気の風量は、室8が所定の温度に保持されるよう、制御される。
ii.暖房運転
例えば、冷房運転時に還気温度T2が低下してきて、[還気温度T2<暖房の基準となる室内温度設定値Tw]となった場合(図10参照)には、自動的に運転モードが切替えられて暖房運転が行われる。暖房運転時には、温水バルブ21は所定の開度に開かれ、還気ダンパ34は最大開度とし、外気ダンパ39は最小開度とし、排気ダンパ36は外気ダンパ39と同様、最小開度として運転が行われる。
温熱源2で予め設定された所定の温度に加熱制御された熱媒である温水は、温水往主配管20に送出されて温水ヘッダ18、温水二次ポンプ19、温水往主配管20、温水往配管22、温水バルブ21、温水往配管22から温水コイル5に導入され、温水コイル5において還気主ダクト35から空調機3内に還気された空気及び外気ダクト40から空調機3に導入された空気を加熱し、温水コイル5から温水還配管23へ送出され、温水還配管23、温水還主管24を経て温熱源2へ戻され、温熱源2で外気ダクト40からの空気と共に所定の温度に加熱されて再び温水往主配管20へ送出される。
空調機3内において温水コイル5により所定の温度に加熱された空気は、給気ファン6により送出されて給気主ダクト28、給気ダクト29を経てVAVユニット7へ送給され、VAVユニット7のVAVダンパ59により風量を調整されたうえ室8内に吹込まれて、熱を放出することにより室8内の暖房に供され、暖房に供された空気は室8から還気ダクト31、還気主ダクト35を通り、還気ファン33、還気ダンパ34を経て大部分が空調機3へ戻され、再び外気ダクト40からの空気と共に温水コイル5を通る温水により加熱されて、給気ファン6から室8へ送給される。
斯かる運転の際、給気温湿度検出器27で検出された給気温度T1、給気湿度H1は演算制御装置41へ送給され、図示されていない減算器において、予め設定されている給気温度設定値と検出された給気温度T1の偏差が求められ、この偏差がPI調節器で処理されて温水バルブ開度指令V2が求められ、求められた温水バルブ開度指令V2は温水バルブ21へ与えられ、温水バルブ21は所定の開度に制御されて、給気ファン6から室8へ送給される空気が所定の温度になるよう、制御が行われる。図8に示す演算制御装置41では、温水バルブ開度指令V2は加熱用の給気温度制御部53から出力される。
暖房時におけるVAVユニット7の演算制御装置44による演算制御、及び演算制御装置41の風量演算部47による演算制御、並びに風量制御部52による給気ファン6及び還気ファン33のインバータ制御は冷房時の場合と同様に行なわれる。
又、冬期や中間(春、秋)期においては、低負荷時には給気ファン6の給気ファンインバータ出力指令V3により給気ファン6の回転数が低下し、室8へ吹込まれる風量は絞られるが、外気ダクト40から空調機3に導入される最小の空気量、すなわち、外気ダンパ39が最も絞られた低負荷の際の空気流量以下に絞れない。この場合、外気温度T3の温度が低いと、空調機3に導入された空気の加熱が必要となるため、暖房運転が行なわれることになる。
iii.送風運転
冷房運転時に還気温度T2が低下してきて[還気温度T2<冷房の基準となる室内温度設定値Tc]となった場合には、冷水バルブ12は全閉となるが、運転モードは冷房のままで、給気ファン6による送風のみが行なわれる。又、逆に暖房運転時に還気温度T2が上昇して、[還気温度T2>暖房の基準となる室内温度設定値Tw]となった場合には、温水バルブ21は全閉となるが、運転モードは暖房のままで、給気ファン6による送風のみが行なわれる。斯かる運転においては、冷熱源1及び温熱源2の両者共駆動されており、運転モードが暖房、冷房の何れに切替わっても直ちに対応できるようになっている。
室内温度設定値として暖房の基準となる室内温度設定値Tw及び冷房の基準となる室内温度設定値Tcの2つを設定するのは、ヒステリシスを持たせて冷房/暖房を判断させることにより冷房と暖房とが頻繁に切替わらないようにし、エネルギの無駄を防止するためである。
iv.湿度制御(除湿、除湿/再熱、加湿)運転
除湿、除湿/再熱、加湿といった湿度制御運転を行なう際、冷房/暖房判断部46においては、外気温度T3は予め設定されている室8の加湿/除湿制御外気温度設定値Toutに不感帯Tfの半分をプラス若しくはマイナスしたものと比較され(図11参照)、除湿にするか、加湿にするかの運転モードが自動的に決定される。すなわち、[外気温度T3>(加湿/除湿制御外気温度設定値Tout)+不感帯Tf×1/2]の場合は、運転モードは除湿となり、除湿運転から外気温度T3が低下して[外気温度T3<(加湿/除湿制御外気温度設定値Tout)+不感帯Tf×1/2]となっても除湿運転を保持させ、更に外気温度T3が低下して[外気温度T3<(加湿/除湿制御外気温度設定値Tout)−不感帯Tf×1/2]となったときに運転モードは加湿運転に切替えられる。又、除湿/再熱の判断は除湿/再熱判断部51において行なわれる。
運転モードは上述のようにして決定されるが、具体的な制御は以下に述べるようにして行なわれる。すなわち、除湿制御は運転モードが除湿で、且つ、[還気湿度H2>室内湿度設定値H]の場合に、給気温度制御部50から出力される指令により、還気湿度H2が室内湿度設定値Hと等しくなるよう、行なわれる。加湿制御は運転モードが加湿で、且つ、[還気湿度H2<室内湿度設定値H]の場合に、給気温度制御部53から出力される指令により、行なわれ、除湿/再熱制御は除湿/再熱判断部51からの指令により行なわれる。
除湿運転は冷房の場合と同様、冷水バルブ12を制御して行ない、又、加湿運転は、蒸気又は水を温水コイル5の空気流れ方向下流側に噴霧することにより行ない、更に除湿/再熱制御は冷水バルブ12の制御及び温水バルブ21の制御の両方を制御することにより行なう。除湿要求が所定の温度に冷房する冷却要求より大きくなった場合は、冷やし過ぎとなるので、再熱のために給気温度制御部(加熱)53からの指令により加熱を行なうことになる。なお、除湿要求は、還気湿度H2が室内湿度設定値Hとなるよう制御するための冷水バルブ開度指令V1の大きさをいい、冷却要求は、給気温度T1と予め設定されている給気温度設定値とにおける温度差から定まる冷水バルブ開度指令V1の大きさをいう。
除湿運転時には上述のように冷水バルブ12の開度を制御するが、検出された還気温度T2と除湿要求との関係は図14に示されており、除湿制御比例帯の範囲が冷水バルブ12の開度が制御される範囲となる。除湿要求がゼロのときは冷水バルブ12の開度はゼロであり、除湿要求が100%のときに冷水バルブ12の開度は最大となる。
v.外気冷房運転
外気冷房を行なう場合は、運転モードが冷房であって、次の(イ)〜(ヘ)の6つの条件を満たしたときに行なわれる。空調機3の停止中及び予熱運転中並びに暖房運転中は外気冷房は行なわない。外気冷房は全外気運転となり、且つ、給気温湿度検出器27により検出された給気温度T1が室内温度設定値Tよりも低い場合に冷水バルブ12を開く前に行なわれる。外気温湿度は上位機器から送信される計測値を用いる。なお、条件のうち(イ)〜(ホ)については図13参照のこと。各エンタルピや絶対湿度は従来知られているように、温度(乾球温度)と相対湿度から求められる。
(イ)外気エンタルピ≦還気エンタルピ
(ロ)外気絶対湿度≦外気絶対湿度上限値(例えば、初期値11g/kg)
(ハ)外気絶対湿度≧外気絶対湿度下限値(例えば、初期値4g/kg)
(ニ)外気温度≧外気温度下限値(初期値10℃)
(ホ)外気温度<還気温度
(ヘ)冷房/暖房判断部46からの外気冷房許可の決定
上記(イ)〜(ホ)における外気エンタルピや還気エンタルピは[数1]により求め、絶対湿度は[数2]により求める。[数1]、[数2]は何れも実験式である。
[数1]
h=1.006t+(2501.0+10805t)W[Kg/KgDA]
ここで、hは外気エンタルピ或は還気エンタルピ、tは外気温度、Wは絶対湿度である。
[数2]
W=0.62198(pw/(P−pw))
ここで、wは絶対湿度、pwは水蒸気分圧、Pは空気の分圧である。
而して、外気冷房運転は、冷房時に冷房運転モードであることの指令を冷房/暖房判断部46から受取ることにより行なう。給気ファン6、還気ファン33、VAVユニット7が駆動され、外気ダンパ39は外気冷房制御に必要な開度とし、還気ダンパ34は外気ダンパ39の逆動作とし、排気ダンパ36は外気ダンパ39と略同開度として運転が行われる。又、外気ダンパ39の開度の最小値はゼロにしないで最小開度の設定値に制御して外気ダクト40から空気を空調機3内に導入し、空調機3から給気ファン6により室8へ空気を送給することにより行なう。
vi.給気温度ロードリセット制御
風量演算部47で求められた要求風量比率α3は給気温度設定値(ロードリセット)演算部48に与えられ、給気温度設定値(ロードリセット)演算部48では、要求風量比率α3が予め定めた一定値以上、又は一定値以下の状態が所定時間(初期値3分)継続した場合に、給気設定値を段階的(初期値:−1.0〜+1.0℃)に変化させる。例えば、要求風量比率α3が67%以上の場合において、冷房時の場合は、給気温度設定値を下げ、暖房時には給気温度設定値を上げる制御を行なう。給気温度設定値の変化の範囲は具体的には、冷房時は15〜25℃とし、暖房時は20〜30℃とする。
vii.空調機停止
ある空調機3が停止したときは、対応する給気ファン6及び還気ファン33が停止されるが、冷熱源1、温熱源2は運転が継続される。これは、他の空調機3が運転されているためである。空調機3停止時に還気ダンパ34を一定の開度にするのは、排気ダンパ36及び外気ダンパ39が全閉となっているためである(逆動作)。
従来の空調システムとしては、例えば特許文献1、特許文献2、特許文献3等がある。而して、特許文献1はエンジン排熱を利用して優先的に作動させたい温水吸収式冷凍機と、他のガス吸収式冷凍機とを、互いに並列にサプライヘッダとリターンヘッダとに接続すると共に、前記サプライヘッダとリターンヘッダとをバイパス配管を介して接続し、サプライヘッダとリターンヘッダとに冷房装置を接続すると共に、前記温水吸収式冷凍機を、その出口側での冷水温度を一定に維持するように運転するように構成し、リターンヘッダへのバイパス配管の接続を、リターンヘッダへのガス吸収式冷凍機の接続箇所に近い側に接続し、且つ、リターンヘッダに還る冷水の温度をシステムの100%負荷時の定格還り温度に維持するようにガス吸収式冷凍機を運転するようにしたものである。
特開平7−280381号公報 特開平8−28940号公報 特開平6−137658号公報
上記従来の空調システムにおいては、冷房時には給気温湿度検出器27で検出した給気温度T1が予め設定された給気温度設定値となるよう、冷水バルブ12の開度を調整して冷水コイル4を流れる冷水の流量を制御しているため、冷水バルブ12の開度は空気側の条件により制御される。このため、冷水コイル4における空気と冷水の交換熱量がバランスしていれば、制御は成立するものの、以下のような問題がある。すなわち、各VAVユニット7におけるVAV要求風量Qが変動する結果、VAV要求風量比率α2により給気ファンインバータ出力指令V3が変動し、その結果、最後に冷水コイル4における空気と冷水の熱交換量を冷水バルブ12により調整するため、冷水コイル4の出口温度(冷水還温度)は成り行きの制御となり、常に変動している。
又、このように冷水コイル4の出口温度は常に変動するうえ、冷水コイル4入口側の冷水の温度と出口側の冷水の温度の差、すなわち、冷熱源1における冷水の温度差を所定の値(設計値)にすることができないため、冷熱源1の機器効率が悪化して余分な冷熱源1の運転を行なわなければならず、エネルギを無駄に消費していた。
更に、暖房時においても温水コイル5の出口温度は、冷房時と同様成り行き任せであり、温熱源2における温水の温度差を所定の値(設計値)にすることができないため、温熱源2の機器効率が悪化して余分な温熱源2の運転を行なわなければならず、エネルギを無駄に消費していた。
特許文献1の冷房システムでは、温水吸収式冷凍機の出口側の冷水温度を一定に維持し、リターンヘッドに還る冷水温度を定格の還り温度、つまり、温度差を所定の値になるよう制御しようとしているが、これは熱源側の並列に接続した非優先の冷凍機の運転を制御して達成するものであり、負荷側の空調機側で温度差を確保して熱源に戻すものではない。又、特許文献1では、特定の優先冷凍機だけ温度差が確保されるものの、他の冷凍機はかえって温度差のない入口冷水の冷凍を行なうため全体的では省エネルギとはならない。更に、特許文献2、3においても斯かる事情は上記従来の空調システムと略同様である。
本発明は、上述の実情に鑑み、冷水コイルや温水コイルの入口側と出口側の冷水や温水の温度差を成り行き任せではなく所定の値に採るようにして、エネルギを有効に利用することができるようにした空調システムを提供することを目的としてなしたものである。
請求項1の発明は、空調領域である各室へ空気を送給し、風速検出器及びVAVユニット演算制御装置を備えるVAVユニットを前記各室毎に設け、室の負荷状況に応じてVAVユニットからの空気吹き出し量を制御するVAV空調システムにおいて、
VAV空調システムの制御を行う演算制御装置は、冷媒還温度補償制御部を備え、
前記各室の前記VAVユニット演算制御装置から前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置へは、VAV要求風量のみを出力し、
VAV総要求風量比率は、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の風量演算部にて入力されたVAV要求風量を基に演算し、演算されたVAV総要求風量比率を用いて風量制御部にて給気ファンインバータ周波数を演算出力し、
前記冷媒還温度補償制御部では、冷熱源からの冷媒により空調領域に送給する空気を冷却するようにした熱交換手段の入口側における冷媒往温度と出口側における冷媒還温度との差、つまり冷媒温度差を所定の差に保持するべく比例積分処理して、前記熱交換手段の入口側に接続した冷媒往配管に設けられた流量制御弁の開度を制御し得るよう構成したものである。
請求項2の空調システムは、空調領域である各室へ空気を送給し、風速検出器及びVAVユニット演算制御装置を備えるVAVユニットを前記各室毎に設け、室の負荷状況に応じてVAVユニットからの空気吹き出し量を制御するVAV空調システムにおいて、
VAV空調システムの制御を行う演算制御装置は、熱媒還温度補償制御部を備え、
前記各室の前記VAVユニット演算制御装置から前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置へは、VAV要求風量のみを出力し、
VAV総要求風量比率は、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の風量演算部にて入力されたVAV要求風量を基に演算し、演算されたVAV総要求風量比率を用いて風量制御部にて給気ファンインバータ周波数を演算出力し、
前記熱媒還温度補償制御部では、温熱源からの熱媒により空調領域に送給する空気を加熱するようにした熱交換手段の入口側における熱媒往温度と出口側における熱媒還温度との差、つまり熱媒温度差を所定の差に保持するべく比例積分処理して、前記熱交換手段の入口側に接続した熱媒往配管に設けられた流量制御弁の開度を制御し得るよう構成したものである。
請求項3の空調システムは、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の冷房/暖房判断部において冷房と判断された場合又は外気冷房判断部で外気取入れによる冷房のみでは能力不足と判断された場合に、
熱交換手段入口側と出口側の冷媒の温度差、つまり冷媒温度差を所定の差に保持するべく比例積分処理して得られる弁開度指令である冷却要求と、還気湿度と室内湿度設定値プラス不感帯の半分の値との湿度差をゼロとすべく熱交換手段の入口側に接続した冷媒往配管に設けられた流量制御弁の弁開度指令である除湿要求とを求め、
冷却要求又は除湿要求のうちの大きいものを弁開度指令として前記流量制御弁に与える演算を行う冷媒還温度補償制御部を設けたものである。
請求項4の空調システムは、空調領域である各室へ空気を送給し、風速検出器及びVAVユニット演算制御装置を備えるVAVユニットを前記各室毎に設け、室の負荷状況に応じてVAVユニットからの空気吹き出し量を制御するVAV空調システムであって、
VAV空調システムの制御を行う演算制御装置は、冷媒還温度補償制御部及び熱媒還温度補償制御部を備え、
前記各室の前記VAVユニット演算制御装置から前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置へは、VAV要求風量のみを出力し、
VAV総要求風量比率は、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の風量演算部にて入力されたVAV要求風量を基に演算し、演算されたVAV総要求風量比率を用いて風量制御部にて給気ファンインバータ周波数を演算出力し、
前記冷媒還温度補償制御部及び熱媒還温度補償制御部では、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の冷房/暖房判断部において暖房と判断された場合又は前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の除湿/再熱判断部で再熱が必要と判断された場合に、
熱交換手段入口側と出口側の熱媒の温度差が予め定めた設定値となるよう、熱交換手段の入口側に接続した熱媒往配管に設けられた流量制御弁に、熱交換手段の入口側における熱媒往温度と出口側における熱媒還温度との差、つまり熱媒温度差を所定の差に保持するべく比例積分処理して得られた弁開度指令を与えるものである。
請求項5の空調システムは、空調領域である各室へ空気を送給し、風速検出器及びVAVユニット演算制御装置を備えるVAVユニットを前記各室毎に設け、室の負荷状況に応じてVAVユニットからの空気吹き出し量を制御するVAV空調システムであって、
VAV空調システムの制御を行う演算制御装置は、冷媒還温度補償制御部及び熱媒還温度補償制御部を備え、
前記各室の前記VAVユニット演算制御装置から前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置へは、VAV要求風量のみを出力し、
VAV総要求風量比率は、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の風量演算部にて入力されたVAV要求風量を基に演算し、演算されたVAV総要求風量比率を用いて風量制御部にて給気ファンインバータ周波数を演算出力し、
前記冷媒還温度補償制御部及び熱媒還温度補償制御部では、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の除湿/再熱判断部において空調領域からの還空気の湿度が空調領域の設定湿度よりも高く除湿が必要であると判断された場合に、
還空気の湿度が空調領域の設定湿度と等しくなるよう、熱交換手段の入口側に接続した冷媒往配管に設けられた流量制御弁へ、除湿要求として比例積分制御された弁開度指令を冷媒還温度補償制御部から与え、且つ、除湿要求が冷却要求よりも大きいときに、前記熱交換手段とは異なる別の熱交換手段の入口側に接続した熱媒往配管に設けられた流量制御弁へ、再熱のため比例積分制御された弁開度指令を熱媒還温度補償制御部から与えるようにした除湿/再熱判断部を設けたものである。
本発明の請求項1〜記載の空調システムによれば、冷房、暖房等の空調の際には、熱交換手段や熱交換手段の出口側と入口側の冷媒、熱媒の温度差が所定の値となるよう、流量制御弁の開度を調整して熱交換手段を流れる冷媒や熱媒の流量を制御しているため、流量制御弁の開度は冷媒又は熱媒側の条件により制御される。このため、熱交換手段の冷媒還温度や熱媒還温度は常に一定の値に保持することができる。
又、このように熱交換手段の出口側の冷媒還温度や熱媒還温度を常に所定の値に保持することができるうえ、熱交換手段の入口側の冷媒や熱媒の温度と出口側の冷媒や熱媒の温度の差、すなわち、冷熱源や温熱源における冷媒や熱媒の温度差を所定の値(設計値)にすることができるため、冷熱源や温熱源の機器効率が向上して能率的な冷熱源及び温熱源の運転を行うことができ、エネルギの有効利用が可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図示例と共に説明する。
図1〜図5は本発明を実施する形態の一例であって、図1は本発明の空調システムの全体のフローを示す図、図2は図1の一部を拡大して示すVAV空調システムの部分詳細フロー図、図3は冷水コイルの入口側における冷水往温度と出口側における冷水還温度の差が所定の温度になるよう制御する演算制御装置のブロック図、図4は温水コイルの入口側における温水往温度と出口側における温水還温度の差が所定の温度になるよう制御する制御系のブロック図、図5は図1及び図2に示すVAV空調システムの制御を行うための演算制御装置のブロック図である。 図中、図6〜図8と同一の符号を付した部分は同一物を表わしており、基本的な構成は多くの部分で図6〜図8に示す従来のものと同様である。
而して、本図示例においては、図1、図2、図3に示すように冷水コイル4の出口側に接続した冷水還配管14において、冷水コイル4に近接して、冷水還温度tcを検出するための温度検出器60を設け、減算器61において、検出した冷水還温度tcと冷水還温度設定値tcoとの差を採って冷水温度偏差Δtcを求め、減算器62において冷水温度偏差Δtcと冷水温度差設定値Δtcoとの差を採って冷水温度差偏差ΔΔtcを求め、PI調節器63において、冷水温度差偏差ΔΔtcを比例積分処理して冷水バルブ開度指令V1を求め、該冷水バルブ開度指令V1により冷水バルブ12の開度を制御するようにしている。
又、本図示例においては、図1、図2、図4に示すように温水コイル5の出口側に接続した温水還配管23において、温水コイル5に近接して、温水還温度twを検出するための温度検出器64を設け、減算器65において、検出した温水還温度twと温水還温度設定値twoとの差を採って温水温度偏差Δtwを求め、減算器66において温水温度偏差Δtwと温水温度差設定値Δtwoとの差を採って温水温度差偏差ΔΔtwを求め、PI調節器67において、温水温度差偏差ΔΔtwを比例積分処理して温水バルブ開度指令V2を求め、該温水バルブ開度指令V2により温水バルブ21の開度を制御するようにしている。
更に、本図示例の演算制御装置41は、従来の空調システムにおいて設けられていた給気温度設定値(ロードリセット)演算部48は設けられず、VAV要求風量比率α1は不要であると共にVAVユニット運転台数Nを計数することも不要で、又、温度検出器60で検出した冷水還温度tc、及び温度検出器64で検出した温水還温度twは演算制御装置41に与え得るようになっており、冷却用の給気温度制御部50の替りに冷水還温度補償制御部68が設けられ、加熱用の給気温度制御部53の替りに温水還温度補償制御部69が設けられている。
なお、冷水還温度補償制御部68には、図3に示す減算器61,62、PI調節器63が備えられており、温水還温度補償制御部69には、図4に示す減算器65,66、PI調節器67が備えられている。
次に、上記図示例の作動を、図10〜図14をも参照しつつ説明する。
空調運転時には、従来の場合と同様、還気温湿度検出器32により検出された還気温度T2及び還気湿度H2と、外気温湿度検出器38により検出された外気温度T3及び外気湿度H3が演算制御装置41の冷房/暖房判断部46に与えられると共に、還気温度T2及び外気温度T3を基に温度制御と湿度制御について判断され、必要に応じて運転モードが切替えられ、冷房、暖房、送風、除湿及び除湿/再熱並びに加湿といった湿度制御、外気冷房等の各運転が行なわれる。
すなわち、温度制御を行なう際、冷房/暖房判断部46においては、還気温度T2は予め設定されている室8の冷房の基準となる室内温度設定値Tc及び暖房の基準となる室内温度設定値Twと比較され(図10参照)、冷房にするか、暖房にするか等の運転モードが自動的に決定される。
I.冷房運転
例えば、図10に示すように、暖房運転時に還気温度T2が上昇してきて、[還気温度T2>冷房の基準となる室内温度設定値Tc]となった場合には、自動的に運転モードが切替えられて冷房運転が行われる。冷房運転時には、冷水バルブ12は制御されて所定の開度に開かれ、還気ダンパ34は最大開度とし、外気ダンパ39は還気ダンパ34に対し逆動作として最小開度とし、排気ダンパ36は外気ダンパ39と同様、最小開度として運転が行われる。還気ダンパ34と外気ダンパ39とを逆作動させるのは、[給気空気量=還気空気量+外気風量]として、還気空気量と外気風量との平衡を取るためである。
冷熱源1からの予め設定された所定の温度に冷却制御された冷媒である冷水は、冷水往主配管11に送出されて冷水ヘッダ9、冷水二次ポンプ10、冷水往主配管11、冷水往配管13、冷水バルブ12、冷水往配管13から冷水コイル4に導入され、冷水コイル4において還気主ダクト35から空調機3内に還気された空気や外気ダクト40から空調機3内に導入された空気を冷却し、冷水コイル4から冷水還配管14へ送出され、冷水還配管14、冷水還主配管15を経て冷熱源1へ戻され、冷熱源1で所定の温度に冷却されて再び冷水往主配管11へ送出される。
空調機3内において冷水コイル4により所定の温度に冷却された空気は、給気ファン6により送出されて給気主ダクト28、給気ダクト29を経てVAVユニット7へ送給され、VAVユニット7のVAVダンパ59により風量を調整されたうえ室8内に吹込まれて、冷熱を放出することにより室8内の冷房に供され、冷房に供された空気は室8から還気ダクト31、還気主ダクト35を通り、還気ファン33、還気ダンパ34を経て大部分は空調機3へ戻され、再び、外気ダクト40から導入された空気と共に、冷水コイル4を通る冷媒により冷却されて、給気ファン6から室8へ送給される。
斯かる運転の際、温度検出器60で検出された冷水還温度tcは減算器61へ与えられ、減算器61において、検出した冷水還温度tcと冷水還温度設定値tcoとの差が採られて冷水温度偏差Δtcが求められ、求められた冷水温度偏差Δtcは減算器62与えられ、減算器62では、冷水温度偏差Δtcと冷水温度差設定値Δtco(通常は約5℃)との差が採られて冷水温度差偏差ΔΔtcが求められ、求められた冷水温度差偏差ΔΔtcはPI調節器63において、比例積分処理されて冷水バルブ開度指令V1が求められ、該冷水バルブ開度指令V1は冷水バルブ12に与えられて冷水温度差偏差ΔΔtcをゼロとするよう、冷水バルブ12の開度が制御される。図5の演算制御装置41においては、冷水バルブ開度指令V1は冷水還温度補償制御部68から出力される。
冷房の際には、冷水コイル4の出口側の冷水還温度tcと入口側の冷水往温度との差が所定の値となるよう、冷水バルブ12の開度を調整して冷水コイル4を流れる冷水の流量を制御しているため、冷水バルブ12の開度は冷水側の条件により制御される。このため、冷水コイル4の冷水還温度は常に一定の値に保持することができる。
又、このように冷水コイル4の出口側の冷水還温度を常に所定の値に保持することができるうえ、冷水コイル4入口側の冷水の温度と出口側の冷水の温度の差、すなわち、冷熱源1における冷水の温度差を所定の値(設計値)にすることができるため、冷熱源1の機器効率が向上して能率的な冷熱源1の運転を行うことができ、エネルギの有効利用が可能となる。
冷房の際のVAVユニット7の運転制御は従来の冷房の場合と同様であり、冷房の際のVAVユニット7の演算制御装置44からは、VAV要求風量Qが与えられる。
演算制御装置41へ与えられたVAV要求風量Qは風量演算部47において、従来の場合と同様にVAV総要求風量比率α2が求められる。
風量演算部47で求められたVAV総要求風量比率α2は風量制御部52に与えられて、図12に示すグラフに基き、給気ファンインバータ周波数の演算が行われて給気ファンインバータ出力指令V3が求められると共に、図12と同様なグラフに基き、還気インバータ周波数の演算が行われて還気ファンインバータ出力指令V4が求められ、求められた給気ファンインバータ出力指令V3は給気ファン6に与えられて給気ファン6の回転数が所定の値に制御され、還気ファンインバータ出力指令V4は還気ファン33に与えられて還気ファン33の回転数が所定の値に制御される。これにより、給気ファン6により室8へ送給される空気の風量及び室8から空調機3へ還気される空気の風量は、室8が所定の温度に保持されるよう、制御される。又、冷水バルブ12の開度は冷却要求、除湿要求のうち大きい方により制御される。
II.暖房運転
例えば、冷房運転時に還気温度T2が低下してきて、[還気温度T2<暖房の基準となる室内温度設定値Tw]となった場合(図10参照)には、自動的に運転モードが切替えられて暖房運転が行われる。暖房運転時には、温水バルブ21は制御されて所定の開度に開かれ、還気ダンパ34は最大開度とし、外気ダンパ39は最小開度とし、排気ダンパ36は外気ダンパ39と同様、最小開度として運転が行われる。
温熱源2で予め設定された所定の温度に加熱制御された熱媒である温水は、温水往主配管20に送出されて温水ヘッダ18、温水二次ポンプ19、温水往主配管20、温水往配管22、温水バルブ21、温水往配管22から温水コイル5に導入され、温水コイル5において還気主ダクト35から空調機3内に還気された空気及び外気ダクト40から空調機3に導入された空気を加熱し、温水コイル5から温水還配管23へ送出され、温水還配管23、温水還主管24を経て温熱源2へ戻され、温熱源2で外気ダクト40からの空気と共に所定の温度に加熱されて再び温水往主配管20へ送出される。
空調機3内において温水コイル5により所定の温度に加熱された空気は、給気ファン6により送出されて給気主ダクト28、給気ダクト29を経てVAVユニット7へ送給され、VAVユニット7のVAVダンパ59により風量を調整されたうえ室8内に吹込まれて、熱を放出することにより室8内の暖房に供され、暖房に供された空気は室8から還気ダクト31、還気主ダクト35を通り、還気ファン33、還気ダンパ34を経て大部分が空調機3へ戻され、再び外気ダクト40からの空気と共に温水コイル5を通る温水により加熱されて、給気ファン6から室8へ送給される。
斯かる運転の際、温度検出器64で検出された温水還温度twは減算器65へ与えられ、減算器65において、検出した温水還温度twと温水還温度設定値twoとの差が採られて温水温度偏差Δtwが求められ、求められた温水温度偏差Δtwは減算器66与えられ、減算器66では、温水温度偏差Δtwと温水温度差設定値Δtwo(通常は約5℃)との差が採られて温水温度差偏差ΔΔtwが求められ、求められた温水温度差偏差ΔΔtwはPI調節器67において、比例積分処理されて温水バルブ開度指令V2が求められ、該温水バルブ開度指令V2は温水バルブ21に与えられて、温水温度差偏差ΔΔtwをゼロとするよう、温水バルブ21の開度が制御される。図5の演算制御装置41においては、温水バルブ開度指令V2は温水還温度補償制御部69から出力される。
暖房の際には、温水コイル5の出口側の温水還温度twと入口側の温水往温度との差が所定の値となるよう、温水バルブ21の開度を調整して温水コイル5を流れる温水の流量を制御しているため、温水バルブ21の開度は温水側の条件により制御される。このため、温水コイル5の温水還温度は常に一定の値に保持することができる。
又、このように温水コイル5の出口側の温水還温度を常に所定の値に保持することができるうえ、温水コイル5入口側の温水の温度と出口側の温水の温度の差、すなわち、温熱源2における温水の温度差を所定の値(設計値)にすることができるため、温熱源2の機器効率が向上して能率的な温熱源2の運転を行うことができ、エネルギの有効利用が可能である。
更に、冬期や中間(春、秋)期においては、低負荷時には給気ファン6の給気ファンインバータ出力指令V3により給気ファン6の回転数が低下し、室8へ吹込まれる風量は絞られるが、外気ダクト40から空調機3に導入される最小の空気量、すなわち、外気ダンパ39が最も絞られた低負荷の際の空気流量以下に絞れない。この場合、外気温度T3の温度が低いと、空調機3に導入された空気の加熱が必要となるため、暖房運転が行なわれることになる。
暖房の際のVAVユニット7の運転制御は従来と同様であり、暖房の際のVAVユニット7の演算制御装置44からは、VAV要求風量Qが与えられる。
演算制御装置41へ与えられたVAV要求風量Qは風量演算部47において、従来の場合と同様にVAV要求風量比率α2が求めら、総要求風量比率α2に基く給気ファン6及び還気ファン33の回転数のインバータ制御は従来の場合と同様に行なわれる。
III.送風運転
従来の場合と同様であるため説明は省略する。
IV.湿度制御(除湿、除湿/再熱、加湿)運転
除湿/再熱は従来と同様にして運転モードが判断されるが、その判断は除湿/再熱判断部51において行なわれる。還気温湿度検出器32により検出された還気湿度H2が室内湿度設定値Hよりも大きい場合、除湿要求が冷却要求よりも大きいと冷やしすぎるので、再熱のため、温水還温度補償制御部69から温水バルブ21に温水バルブ開度指令V2を出力するようにする。
具体的には、除湿制御は運転モードが除湿で、且つ、[還気湿度H2>室内湿度設定値H]の場合に、温水還温度補償制御部69から出力される指令により、還気湿度H2が室内湿度設定値Hと等しくなるよう、行なわれる。加湿制御は運転モードが加湿で、且つ、[還気湿度H2<室内湿度設定値H]の場合に、図示されていない加湿制御部から出力される指令により行なわれる。
除湿運転は従来の場合と同様、冷水バルブ12を制御して行ない、又、加湿運転も、従来と同様、蒸気又は水を温水コイル5の空気流れ方向下流側に噴霧することにより行ない、更に除湿/再熱制御は冷水バルブ12の制御及び温水バルブ21の制御の両方を制御することにより行なう。
V.外気冷房運転
外気冷房は外気冷房判断部49において判断され、運転モードが冷房運転モードの場合に従来の場合と同様にして指令を冷房/暖房判断部46から受取ることにより行なわれる。
外気冷房運転において外気冷房判断部49で外気による冷房のみでは能力不足と判断された場合には、冷水還温度補償制御部68からの指令により制御が行なわれる。
VI.空調機停止
この場合も従来の場合と同様である。
なお、本発明の空調システムは、上述の図示例にのみ限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
本発明の空調システムの全体のフローを示す図である。 図1の一部を拡大して示すVAV空調システムの部分詳細フロー図である。 冷水コイルの入口側の冷水往温度と出口側における冷水還温度との差が所定の温度になるよう制御する制御系のブロック図である。 温水コイルの入口側の温水往温度と出口側における温水還温度との差が所定の温度になるよう制御する制御系のブロック図である。 図1及び図2に示すVAV空調システムの制御を行うための演算制御装置のブロック図である。 従来のVAV空調システムの全体のフローを示す図である。 図6の一部を拡大して示すVAV空調システムの部分詳細フロー図である。 図6及び図7に示すVAV空調システムの制御を行うための演算制御装置のブロック図である。 図6及び図7に示すVAV空調システムに適用するVAVユニットの演算制御装置のブロック図である。 還気温度と冷房運転及び暖房運転の切替えを説明するための線図である。 外気温度と除湿運転及び加湿運転の切替を説明するための線図である。 VAV総要求風量比率と給気ファンインバータ出力指令との関係を示す線図である。 温度(乾球温度)と絶対湿度との関係を示す線図である。 還気湿度と除湿要求との関係を表す線図である。
符号の説明
1 冷熱源
2 温熱源
4 冷水コイル(熱交換手段)
5 温水コイル(熱交換手段)
7 VAVユニット
8 室(空調領域)
12 冷水バルブ(流量制御弁)
13 冷水往配管(冷媒往配管)
21 温水バルブ(流量制御弁)
22 温水往配管(熱媒往配管)
41 演算制御装置
43 風速検出器
44 演算制御装置(VAVユニット演算制御装置)
46 冷房/暖房判断部
47 風量演算部
48 給気温度設定値演算部
49 外気冷房判断部
51 除湿/再熱判断部
52 風量制御部
53 給気温度制御部
68 冷水還温度補償制御部(冷媒還温度補償制御部)
69 温水還温度補償制御部(熱媒還温度補償制御部)
VAV要求風量
α2 VAV総要求風量比率
V1 冷水バルブ開度指令(弁開度指令)
V2 温水バルブ開度指令(弁開度指令)
tc 冷水還温度(冷媒還温度)
tw 温水還温度(熱媒還温度)
ΔΔtc 冷水温度差偏差(冷媒温度差偏差)
ΔΔtw 温水温度差偏差(熱媒温度差偏差)
H2 還気湿度
室内湿度設定値

Claims (5)

  1. 空調領域である各室へ空気を送給し、風速検出器及びVAVユニット演算制御装置を備えるVAVユニットを前記各室毎に設け、室の負荷状況に応じてVAVユニットからの空気吹き出し量を制御するVAV空調システムにおいて、
    VAV空調システムの制御を行う演算制御装置は、冷媒還温度補償制御部を備え、
    前記各室の前記VAVユニット演算制御装置から前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置へは、VAV要求風量のみを出力し、
    VAV総要求風量比率は、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の風量演算部にて入力されたVAV要求風量を基に演算し、演算されたVAV総要求風量比率を用いて風量制御部にて給気ファンインバータ周波数を演算出力し、
    前記冷媒還温度補償制御部では、冷熱源からの冷媒により空調領域に送給する空気を冷却するようにした熱交換手段の入口側における冷媒往温度と出口側における冷媒還温度との差、つまり冷媒温度差を所定の差に保持するべく比例積分処理して、前記熱交換手段の入口側に接続した冷媒往配管に設けられた流量制御弁の開度を制御し得るよう構成したことを特徴とする空調システム。
  2. 空調領域である各室へ空気を送給し、風速検出器及びVAVユニット演算制御装置を備えるVAVユニットを前記各室毎に設け、室の負荷状況に応じてVAVユニットからの空気吹き出し量を制御するVAV空調システムにおいて、
    VAV空調システムの制御を行う演算制御装置は、熱媒還温度補償制御部を備え、
    前記各室の前記VAVユニット演算制御装置から前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置へは、VAV要求風量のみを出力し、
    VAV総要求風量比率は、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の風量演算部にて入力されたVAV要求風量を基に演算し、演算されたVAV総要求風量比率を用いて風量制御部にて給気ファンインバータ周波数を演算出力し、
    前記熱媒還温度補償制御部では、温熱源からの熱媒により空調領域に送給する空気を加熱するようにした熱交換手段の入口側における熱媒往温度と出口側における熱媒還温度との差、つまり熱媒温度差を所定の差に保持するべく比例積分処理して、前記熱交換手段の入口側に接続した熱媒往配管に設けられた流量制御弁の開度を制御し得るよう構成したことを特徴とする空調システム。
  3. 請求項1に記載のVAV空調システムであって、
    前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の冷房/暖房判断部において冷房と判断された場合又は外気冷房判断部で外気取入れによる冷房のみでは能力不足と判断された場合に、
    熱交換手段入口側と出口側の冷媒の温度差、つまり冷媒温度差を所定の差に保持するべく比例積分処理して得られる弁開度指令である冷却要求と、還気湿度と室内湿度設定値プラス不感帯の半分の値との湿度差をゼロとすべく熱交換手段の入口側に接続した冷媒往配管に設けられた流量制御弁の弁開度指令である除湿要求とを求め、
    冷却要求又は除湿要求のうちの大きいものを弁開度指令として前記流量制御弁に与える演算を行う冷媒還温度補償制御部を設けたことを特徴とする空調システム。
  4. 空調領域である各室へ空気を送給し、風速検出器及びVAVユニット演算制御装置を備えるVAVユニットを前記各室毎に設け、室の負荷状況に応じてVAVユニットからの空気吹き出し量を制御するVAV空調システムであって、
    VAV空調システムの制御を行う演算制御装置は、冷媒還温度補償制御部及び熱媒還温度補償制御部を備え、
    前記各室の前記VAVユニット演算制御装置から前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置へは、VAV要求風量のみを出力し、
    VAV総要求風量比率は、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の風量演算部にて入力されたVAV要求風量を基に演算し、演算されたVAV総要求風量比率を用いて風量制御部にて給気ファンインバータ周波数を演算出力し、
    前記冷媒還温度補償制御部及び熱媒還温度補償制御部では、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の冷房/暖房判断部において暖房と判断された場合又は前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の除湿/再熱判断部で再熱が必要と判断された場合に、
    熱交換手段入口側と出口側の熱媒の温度差が予め定めた設定値となるよう、熱交換手段の入口側に接続した熱媒往配管に設けられた流量制御弁に、熱交換手段の入口側における熱媒往温度と出口側における熱媒還温度との差、つまり熱媒温度差を所定の差に保持するべく比例積分処理して得られた弁開度指令を与えることを特徴とする空調システム。
  5. 空調領域である各室へ空気を送給し、風速検出器及びVAVユニット演算制御装置を備えるVAVユニットを前記各室毎に設け、室の負荷状況に応じてVAVユニットからの空気吹き出し量を制御するVAV空調システムであって、
    VAV空調システムの制御を行う演算制御装置は、冷媒還温度補償制御部及び熱媒還温度補償制御部を備え、
    前記各室の前記VAVユニット演算制御装置から前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置へは、VAV要求風量のみを出力し、
    VAV総要求風量比率は、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の風量演算部にて入力されたVAV要求風量を基に演算し、演算されたVAV総要求風量比率を用いて風量制御部にて給気ファンインバータ周波数を演算出力し、
    前記冷媒還温度補償制御部及び熱媒還温度補償制御部では、前記VAV空調システムの制御を行う演算制御装置の除湿/再熱判断部において空調領域からの還空気の湿度が空調領域の設定湿度よりも高く除湿が必要であると判断された場合に、
    還空気の湿度が空調領域の設定湿度と等しくなるよう、熱交換手段の入口側に接続した冷媒往配管に設けられた流量制御弁へ、除湿要求として比例積分制御された弁開度指令を冷媒還温度補償制御部から与え、且つ、除湿要求が冷却要求よりも大きいときに、前記熱交換手段とは異なる別の熱交換手段の入口側に接続した熱媒往配管に設けられた流量制御弁へ、再熱のため比例積分制御された弁開度指令を熱媒還温度補償制御部から与えるようにした除湿/再熱判断部を設けたことを特徴とする空調システム。
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